6回 <海洋スポーツ・レクリエーションの 普及と...
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海洋性レクリエーション論 第6回<海洋スポーツ・レクリエーションの
普及とプロモーション>
なぜマイナーなのか普及を妨げる理由の追究普及のための試み・活動
コロナウィルス対応:行事の中止や延期(残念+申し訳ありません)
•6月 サバニ帆漕レース 中止(残念)
•7月 富浦 海洋工学部海洋実習 次年度に延期
•7月 坂田 政策文化フレッシュマン 宿泊なし
代替措置案検討中
•7月 オープンキャンパス web開催に
•9月 佐渡トライアスロン 中止(残念)
•9月 マリンスポーツ実習 → 3月に延期します
(申し訳ありません : 予定:3月6日~9日)
普及のための条件について
•海洋スポーツ・レクリエーションを行うための水面確保、環境整備(法律、社会的背景などを含んで)
•普及のための施設や公園等(水族園、海中公園、レクリエーション都市、国民休暇村、マリーナ、B&G海洋センター等)の整備
•用具の開発・流通・保管
•関連組織・資格制度の整備や指導者の育成
•普及方策(メディア等を通じて)<本日のテーマ>
•活動における安全性の向上 など
井上元男著「新海洋生活」(1985年9月・黒船出版)より社会的な背景として
「水族と環境、人間生活との調和のような論議は少なかった」
• 戦後の昭和22年(1947年)に労働基準法が制定され、労働時間に枠が与えられ、余暇が初めて法的に認められるようになった。(人間性開発に積極的意義が与えられるようになった)
• 昭和47年(1972年)、当時の通産省により、肝入りで「財団法人余暇開発センター」が設立され、政策的にも余暇活動を取り上げるようになった。
• 昭和46年(1971年)以降、発足した新全総時代(新全国総合開発計画)の政策の柱として、(1)自然の保全、(2)産業、(3)レクリエーション大規模プロジェクトが取り上げられ、無秩序な工業開発重点主義から、環境保全やレクリエーションに重点を置く政策に変革を見るようになった。
• 昭和45年(1970年)から、自然景観、海中景観の優れた海岸線を海中公園に指定(海中公園構想)⇒海中公園センターの設立
• 水族館は昭和2年(1927年)の宮城県・松島水族館が設立される。
• 「遅れている海洋性スポーツ」の事例として、プレジャーボートの保有率について日本では2000人で1艘のところ、英国では220人で1艘、米国では25人で1艘であり、その割合に比例して保管場所も少ない。(昭和45年・1970年)
<何かを伝えたいとき、様々な方法があります>図,伝達力の階層化
深く伝達したいとき、体験を伴う形式に広くたくさんの対象にという場合に映像や音楽、展示
といった方法が考えられます
体験的活動・エコツアー等
深
さ
広
さ セミナーやシンポジウム等
イベント開催や書籍
映 像・音 楽・展 示・施 設 など
展示・施設 などの事例
水族園の展示においても、体験を含んだりして、工夫を凝らすものが増えてきました
水族園のバックヤードを解説付きで巡るようなプログラムも増えてきているようです(政策文化学科FS実習での事例)
博物館においても、学芸員の方から、解説を受けながら実物を見ていくような形が増加してきました。(館山市・渚の博物館)
イベント(ボートショー,ダイビングフェスティバル,
トークショー,試乗会などがある)
毎年3月に、パシフィコ横浜で開催される「ボートショー」(展示と販売が充実しています。)マリーナでのフローティング・ボートショーも同時開催開催中には様々なセミナーやトークショーなども充実しています
マリーナでのフィッシングと魚料理に関するイベントなども開催されています
マリーナでは、セーリング・クルーザーのオーナーさんたちの協力も得て、体験試乗会なども行われています。(東京都・夢の島マリーナの事例:新木場駅からすぐ)
セミナー・シンポジウムなど
最近ではコロナ対策から、オンラインセミナーなども増えています。
海に学ぶ体験活動協議会(CNAC:千足も参画)による毎年行われるセミナーもあります。
安全管理のための研修会・セミナー(国立青少年教育振興機構主催:三ケ日青年の家会場の事例)
体験教育・エコツアー
九州UMIアカデミー(子供たちのための体験型講座の事例)
ヤマハ発動機スポーツ振興財団の事業(葉山セーリングスクールの事例):年間を通じてセーリングを主体とする海の活動の普及に貢献
シーカヤックを用いた体験教育の事例:水圏環境リテラシー学実習
レース等のイベント
サバニ帆漕レースの事例(伝達力の広さと深さを両輪とする事例)
https://www.youtube.com/watch?v=Hy6T7ndWWt0
沖縄県座間味村が続ける、サバニ帆漕レース(実行委員会委員長や宮里村長の想い・ほか)映像はちょっと長いですが、中学生の取り組みあたりまで視聴してください(20分程度)
海の魅力を伝える(プロモーション活動)
うみまる(セーリング・クルーザーによる日本1周)
https://www.youtube.com/watch?v=yvaYFekTMJc
(⇒前半のみ)
後半はコチラ ⇒ (両方見ると、約30分です)https://www.youtube.com/watch?v=66eDksf7dgc&t=106s
日本においてヨットが普及しない理由
舵社(雑誌KAZIを発刊する老舗)
編集長・常務取締役 田久保雅己氏の講演録
2003年(平成15年)12月10日 鹿屋体育大学
海洋スポーツセンター協力者会議にて
文献にアクセスして読んでおくこと⇒田久保雅己「海と仲良く遊ぶために」2003年鹿屋体育大学講演録
<おわりに>
本時の達成目標に対応して、内容について理解したことや疑問点をまとめておくようにしてください。
<日本における海洋スポーツと海洋性レクリエーションを普及させるには、どうしたらよいか>について意見をまとめておいてください
(レポートに役立つかもしれません)
質問等は
まで