保健編 2単元 生涯を通じる健康 2 性意識と性行動の …‘¤2.2....
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2.性意識と性行動の選択
教科書 P66~67
ノート P58~59
保健編2単元 生涯を通じる健康
≪本時のテーマ≫
・自分の行動への責任感と異性を尊重する
態度について理解する。
・性に関する情報等への適切な対処について
理解する。
○思春期の性意識について
・思春期は、性にかかわる意識も大きく変化する→男女とも異性への関心が高まる
Q、男女の間で性意識に違いはあるのか?違いがある場合はどのような違いがあるのか?
個人や男女の間で
明らかに差がある!
→性意識に差があることでさまざまな問題が起こっている!!
○思春期の性意識について
Q、男女の間で性意識に違いがあることによって起こる問題には何がある?
○性意識の差による問題①
セクシュアルハラスメント
・・・性に関する嫌がらせ、いじめ
・ 異性に肩を触られる。
・「○○さんと付き合ってるの?」と聞かれる。
・「愛を確かめられている」という解釈のもと何度も告白される。
・ バイト先にて、社員からのデートの誘いを断ったことで、シフトを減らされる。
・「女は男についていくべき」「男は女をリードするべき」と言われる。
○セクシャルハラスメント 受け手によっては、すべて該当
○性意識の差による問題②
デートDV(ドメスティックバイオレンス)
・・・交際中のカップルの間で起こる暴力
○デートDV
・デートDVには5つのタイプがある
①行動の制限 ②精神的暴力 ③経済的暴力
④身体的暴力 ⑤性的暴力
→交際経験のある男性の27.4%、女性の44.5%がデートDVの経験有りと回答している。(2016年)
Q、日本と世界で性意識の差に違いはある?理由も一緒に考えてみよう!
○日本と世界の性意識の差
男女平等ランキング2018より
日本 110位 / 149カ国→G7の中でダントツの最下位
○異性の尊重
異性に対して固定的な概念でとらえるのではなく、相手の人格と立場を尊重してとらえることが大切
男女の人間関係は、何よりも人間として対等で平等な関係を前提として成り立つものである
Q、性に関する情報はどこから得ている?
高校生の多くが、
友人から情報を得ている
・友人間で誤った性の情報が飛び交う「膣外で射精すれば妊娠しない。」
「高校生の大半は性行為の経験がある。」など
・自らの意志に反して性行動してしまう「自分だけ遅れているのではないか。」
「性行為を拒んだら嫌われてしまう。」など
○誤った性に関する情報と性行動
性感染症の発症、望まない妊娠の可能性
○性に関わる意志決定・行動選択
①個人的な要因-知識や価値観、心理状態などの個人的要因
②社会的な要因-人間関係やマスメディアなどの社会的要因
○性に関わる意志決定・行動選択
<個人的な要因>
相手を尊重し、責任のある行動をする
・まずは異性を尊重すること。・「自分だけが遅れているのではないか。」などの不安や焦りによって、自分の意志に反した行動をしないこと。
○性に関わる意志決定・行動選択
<社会的な要因>
確かな情報の収集と適切な思考・判断をする
・数少ない情報だけで判断しないこと。・多くの情報を集め、照らしあわせるなどして十分に考えた上で判断すること。
自分や相手を傷つけないために、相手の立場を尊重し、責任のある行動を心がけよう!