第3回六甲アイランドまちの将来像検討会 検討資料

－六甲アイランド諸データに基づくマッピング－

2019（平成31）年３月27日

甲南大学 教授

博士（商学） 西村 順二

【検討会（資料４）】

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1．全体の流れ

【検討会（資料４）】

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ビジョン

神戸港の港勢拡大をはじめ神戸経済の発展や、既成市街地の環境改善、そして国際的な業務機能等をもった多機能型複合都市として六甲アイランドの整備に着手。

コンセプト 都心近接海上文化・多機能型都市

ＳＷＯＴ分析 クロスＳＷＯＴ分析

ＳＴＰ分析 4つのＣ分析

【検討会（資料４）】

3

戦略分析の進め方

六甲アイランドにおける現状分析 ・内部環境（強み・弱み） ・外部環境（機会・脅威）

今後のまちづくりの戦略の方向性に 関する分析 （住まう視点、集う視点、働く視点）

今後のまちづくりにおける 六甲アイランドの立ち位置に関する分析

戦略の方向性（②）と立ち位置（③）を 踏まえた、具体的な施策の立案・分析

① ＳＷＯＴ分析

② クロスＳＷＯＴ分析

③ ＳＴＰ分析

④ ４Ｃ分析

【検討会（資料４）】

4

2．六甲アイランドのＳＷＯＴ分析

【検討会（資料４）】

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住まう視点 強み 弱み ウォーターフロントの存在 六甲ライナーの経済的・心理的負担 スポーツ施設の充実 商業施設の撤退 （地域商業・大型店不在） 外国人向け住宅・外国人学校の存在 ホテルと美術館の立地 夜の賑わいが乏しい 幼・小・中・高大の存在 生活利便施設の不足 総合病院の存在 アクセス交通の弱さ(六甲大橋) 海・山を望む展望説の不在 ブランドイメージの曖昧性 人口動態（人口・世帯・年少人口） 企業就労者や学生が島内で滞在しない 空き家率の低さ 花・緑・水辺に囲まれた環境 安全・安心な歩行者空間(平坦・広幅員） 高級感ある街並み・良好な景観 地域包括ケアシステム 未利用のまとまった土地 機会 脅威 阪神間での地勢 津波・高潮への対応 都心に近い居住嗜好 六甲ライナーの輸送能力 グローバル化社会 駅前・都心への住回帰 子育て環境の重点化 阪神間住居の競合 外国人居住 高齢化の進展 モノからコト（所有から使用） 大阪湾岸道路の整備

【検討会（資料４）】

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集う視点 強み 弱み ウォーターフロントの存在 六甲ライナーの経済的・心理的負担 スポーツ施設の充実 商業施設の撤退 （地域商業・大型店不在） 外部への情報発信力の不足 ホテルと美術館の立地 夜の賑わいが乏しい 幼・小・中・高大の存在 総合病院の存在 アクセス交通の弱さ(六甲大橋) インキュベーション施設の存在 海・山を望む展望説の不在 多種多様なコミュニティ活動 ホテル客が街で消費していない 花・緑・水辺に囲まれた環境 島外から訪れる人が低下 安全・安心な歩行者空間(平坦・広幅員） 未利用のまとまった土地 機会 脅威 阪神間での地勢 津波・高潮への対応 六甲ライナーの輸送能力 グローバル化社会 関空・神戸空港へのアクセスが劣る 健康寿命の延伸による高齢者の活躍 鉄道駅直結の大型商業施設の立地 外国人観光客の流入 外国人居住 モノからコト（所有から使用） キャッシュレス化 SNSによる情報拡散 大阪湾岸道路の整備 大阪ベイエリアの活況 フェリークルーズの成長

【検討会（資料４）】

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働く視点 （島内外）

強み 弱み

六甲ライナーの経済的・心理的負担

事業所の近隣立地

外国人向け住宅・外国人学校の存在

ホテルと美術館の立地 夜の賑わいが乏しい

生活利便施設の不足

総合病院の存在 アクセス交通の弱さ(六甲大橋)

インキュベーション施設の存在

多種対応なコミュニティ活動

花・緑・水辺に囲まれた環境

未利用のまとまった土地

機会 脅威

阪神間での地勢 津波・高潮への対応

六甲ライナーの輸送能力

グローバル化社会

関空・神戸空港へのアクセスが劣る

働き方改革の推進

健康寿命の延伸による高齢者の活躍

オフィスの都心集中

外国人居住

モノからコト（所有から使用） 労働人口の不足

第4次産業革命（IoT、AI等）

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3．六甲アイランドのクロスSWOT分析

【検討会（資料４）】

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戦略展開の優先領域の考え方

住まう 集う 働く

強みと機会 ① ③ ④

弱みと機会 ②

強みと脅威

弱みと脅威

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RIあり方検討会 各委員からの意見 （優先領域①～④の戦略抽出） 住まう目的 強み×機会 「子供から高齢者まで、誰もが住みやすい街づくり(子育て・ 高齢者向け施設の充実）」 ｢多様な世代のニーズに合わせた居住環境の創出（住み 替え・包括ケアシステム） 弱み×機会 「地域利用促進による生活に身近な商業機能の充実を 目指した街づくり」

【検討会（資料４）】

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集う目的 強み×機会 「訪日外国人との交流による賑わいの創出」 ｢ウォーターフロント空間を活用したレクリエーション、海辺空 間の賑わい創出 「文化、スポーツ施設を生かした地域文化の魅力発信によ る街づくり」 働く目的 強み×機会 「外国人労働者の就労機会の創出」 「先進的で魅惑的な職場環境の充実」

【検討会（資料４）】

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①住まう目的に対する重点戦略（強み×機会）

ウォーターフロントの存在 スポーツ施設の充実 ホテルと美術館の存在 外国人向け住宅・外国人学校の存在 幼・小・中・高・大の存在 総合病院の存在 人口動態（人口・世帯・年少人口） 空き家率の低さ 花・緑・水辺に囲まれた環境 安全・安心な歩行者空間(平坦・広幅員） 高級感ある街並み・良好な景観 地域包括ケアシステム 未利用のまとまった土地

阪神間の地勢 都心に近い居住嗜好 グローバル化社会 子育て環境の重点化 外国人居住 モノからコト(所有から使用) 大阪湾岸道路の整備

×

例：「国際・地域交流都市としてのブランド力向上」 スポーツや芸術・健康を活用して、地域の若年者・ 高齢者・外国人居住者・周辺外国人（通学者等） の交流の場を設定。良い意味でのグローカルの実現。

「子供から高齢者まで、誰もが住みやすい街づくり」 「多様な世代のニーズに合わせた居住環境の創出」

【検討会（資料４）】

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②住まう目的に対する転換戦略（弱み×機会）

阪神間での地勢 都心に近い住嗜好 グローバル化社会 子育て環境の重点化 外国人居住 モノからコト（所有から使用） 大阪湾岸道路の整備

×

例：「海上都市から近隣上質空間への再構築」 中心居住地区への集中的開発。 品質の高い住宅地へのしつらえ整備 （海と山、ゆとり、国際化対応）

「地域利用促進による生活に身近な商業機能の 充実を目指した街づくり」

六甲ライナーの経済的・心理的負担 商業施設の撤退 （地域商業・大型店不在） 夜の賑わいが乏しい 生活利便施設の不足 アクセス交通の弱さ(六甲大橋) 海・山を望む展望施設の不在 ブランドイメージの曖昧性 企業就労者や学生が島内で滞在しない

【検討会（資料４）】

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③集う目的に対する重点戦略（強み×機会） ウォーターフロントの存在 スポーツ施設の充実 ホテルと美術館の存在 多種多様なコミュニティ活動 花・緑・水辺に囲まれた環境 安全・安心な歩行者空間(平坦・広幅員） 未利用のまとまった土地あ

阪神間での地勢 グローバル化社会 健康寿命の延伸による高齢 者の活躍 外国人観光客の流入 外国人居住 モノからコト(所有から使用) キャッシュレス化 SNSによる情報拡散 大阪湾岸道路の整備 大阪ベイエリアの活況 フェリークルーズの成長ああ

×

あああ

例：「充実したライフスタイルによる自己表現や自己承認の場」 自然や異国情緒と関わり、ちょっとしたプチ非日常の経験を 提供する場の設定。

「訪日外国人との交流による賑わいの創出」 「ウォーターフロント空間を活用したレクリエーション、海辺 空間の賑わい創出」 「文化、スポーツ施設を生かした地域文化の魅力発信 による街づくり」

【検討会（資料４）】

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④働く目的に対する重点戦略（強み×機会）

事業所の近隣立地 ホテルと美術館の存在 外国人向け住宅・外国人学校の存在 総合病院の存在 インキュベーション施設の存在 多種多様なコミュニティの活動 花・緑・水辺に囲まれた環境 未利用のまとまった土地

阪神間での地勢 グローバル化社会 働き方改革の推進 健康寿命の延伸による高齢者の 活躍 外国人居住 モノからコト(所有から使用) 第4次産業革命（IoT、AI等）

×

例：「Working Place RI」のブランド構築 RI内企業の理解と賛同・協力の下、多様な働き方を模索する社会 実験の場を設定。 良好な環境の中でのWork Life Balance、テレワーク、共同ビジネス 施設運営等の可能性検討。

「外国人労働者の就労機会の創出」 「先進的で魅惑的な職場環境の充実」

【検討会（資料４）】

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4．ＳＴＰと４つのＣからみたマッピング

【検討会（資料４）】

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六甲アイランドのＳＴＰ分析（住まう視点）例

都心近接（機能集積）

都心遠隔（機能分散）

近未来 歴史伝統

三宮地区

北野 地区

西神 地区

ＲＩ 地区

ＰＩ 地区

兵庫南部 地区

有馬 地区

須磨 地区

【検討会（資料４）】

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(1)作業目的

「多種機能型複合都市」六甲アイランドの、まちの将来像を検討するために客観的データに基づくマッピングを行いＳＷＯＴ分析、ＳＴＰ分析、４Ｃ分析につなげる。 →二次データの活用によるポジショニング、及び一部 アンケート調査データの活用 フェリーターミナルなどの港湾施設、地場産業のための産業用地、高度情報化、国際化に対応した、住宅、業務、商業、文化、教育、レクリエーションの機能が一体となった都市として「住む」「集う」「働く」等の複眼的な視点でまちのポジションを明らかにする。

【検討会（資料４）】

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(2)今回報告の内容とねらい

（内容） ①比較対象エリア（＝市場）の設定 （初期設定） ②基礎的な統計データ整理とそれに基づくマッピング事例 ③各視点の可能性・方向性について （ねらい） ④上記報告への意見聴取 ・比較対象エリア（＝市場）の設定についての確認 ・RIのポジショニング実態についての現段階でのイメージ ・クロスSWOT分析による戦略の可能性と方向性の検討

【検討会（資料４）】

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1）比較対象エリア（競合エリア）の設定

・データ収集作業の中で、比較対象エリアを次のように設定した。

(3)データ概要（マッピングイメージ）

人口総数国勢調査2015年

1 六甲アイランド 18,8332 住吉駅周辺 51,1323 ポートアイランド 14,9604 三宮 40,9225 灘駅周辺（ＨＡＴ神戸） 47,1616 神戸駅・神戸ハーバーランド 39,8267 南芦屋浜 5,6888 西宮浜 7,1729 西宮北口駅周辺 42,289

10 阪神甲子園駅周辺 44,49111 ＪＲ芦屋駅周辺 35,702

12 名谷駅周辺（須磨ＮＴ） 28,280

13 学園都市駅周辺 15,00414 西神南駅周辺（西神南ＮＴ） 23,32215 西神中央周辺（西神ＮＴ） 20,308

「六甲アイランド」「ポートアイランド」「南芦屋浜」「西宮浜」は島内、その他の地域は駅から1km圏（駅勢圏）のデータを比較した。

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２）競合エリアの人口と従業者数

　従業者数

(2014)

人口総数

(2015)

世帯総数

(2015)

六甲アイランド 17,552 18,833 7,838

住吉 17,882 51,132 24,572

ポートアイランド 27,788 14,960 7,399

三宮 147,566 40,922 27,334

灘・ＨＡＴ神戸 29,322 47,161 25,399

神戸・神戸ハーバーランド 56,878 39,826 25,206

南芦屋浜 1,246 5,688 2,414

西宮浜 6,551 7,172 2,749

西宮北口 23,138 42,289 20,556

阪神甲子園 16,553 44,491 20,168

ＪＲ芦屋 16,937 35,702 16,463

須磨ＮＴ・名谷 6,764 28,280 12,492

研究学園都市 4,803 15,004 5,857

西神南 2,216 23,322 8,431

西神ＮＴ 10,405 20,308 7,978

居住者中心の住宅開発とは違って､従業者数も同数存在しバランスが取れているのが特徴。

人口：国勢調査2015 従業者数：経済センサス2014

【検討会（資料４）】

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３）年齢構成

①人口伸び率と高齢化率

国勢調査２０１５年 人口伸び率は２０１０年～２０１５年

六甲アイランドは人口伸び率及び65歳以上人口比率からみて、西宮北口などとほぼ同じで、やや「若い」まちに属する

【検討会（資料４）】

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国勢調査２０１５年

②年齢別人口構成比 エリア間の比較 40歳台までの人口が6割を超えている

アンケート調査と 実態の差異

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19,469

17,552

6,635

16,527

20,000

1,699

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

居住者数

従業者数（島内全体）

従業者数（都市機能ゾーンのみ）

六甲アイランド島内駅乗者客数/日

六甲アイランド島内駅乗車客（イベント日）

神戸国際大学学生数

住む

働く

集まる

六甲アイランド内の定住人口、流動人口

居住者数 2018年(住民基本台帳） 従業者数（全体） 2014年（経済センサス） 従業者数（都市機能ゾーンのみ） 2014年(経済センサス） 六甲アイランド島内駅乗降客数/日 2016年(神戸市） 六甲アイランド島内駅乗降客数（定期外）/日 2016年(神戸市） 六甲アイランド島内駅利用者（イベント日） 2016年(神戸市） 神戸国際大学学生数 2017年(神戸市）

４）六甲アイランド内の定住人口、流動人口のボリューム

【検討会（資料４）】

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（２０１９年2月28日住民基本台帳）

5）六甲アイランド内の年齢別人口

30歳台から60歳台の人口ボリュームが大きい（2019年住民基本台帳）

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・６５歳以上人口比率：2015年国勢調査 ・人口伸び率：2010年国勢調査と2015年国勢調査の比較

若く人口の伸びているエリア

６）人口動態・人口特性 【検討会（資料４）】

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諸特徴からの可能性 ○住民人口と就業者数のバランスのよさ → 取りこぼしている潜在層の活性化 （交流人口・顧客として） → 余剰地の存在から、バランスしつつ規模の増大へ 「戦略：未利用地を活用した新たな交流の場や住宅供給」 ○住まう、集う、働くの視点からみて、それぞれの取り込み → 居住人口は、一部島外へ出ていく、一方で同等数の 島内へ入ってくる就業者、学生、来街者 ○若年層の確たる存在による人口定着化 →次世代の潜在的中心住民である乳幼児の存在 ○住まう、集う、働くの諸機能は相互に連動している部分がある ため、全体整合の検討も必要。

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(4)マッピングイメージ「住まう」の視点から

【検討会（資料４）】

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１）六甲アイランド居住者像

①持ち家率

持ち家率が高い

国勢調査２０１５年

若干のバランスを 持っているエリア

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2）アクセス（都心、広域交通拠点との時間距離からのポジショニング）

昭文社マップルのルート計測で各地点からの移動時間を算出した。高速道路の利用などで物理的な距離とは少し異なる時間距離が算出される。

①三宮､梅田との時間距離（自動車所要時間）

【検討会（資料４）】

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①居住期間

国勢調査２０１５年

西宮浜や須磨ニュータウンなどで入居時期が集中しているのに比べ 六甲アイランドでは最近の時期の入居者も多く､バランスがとれている 国勢調査2015年

3）統計数値からのエリア特性分析 【検討会（資料４）】

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②外国人比率

国勢調査２０１５年

住宅地としては外国人比率が高い 注：従業員、住人、学生等の総数

【検討会（資料４）】

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4）影響を受ける都市圏・生活圏

①従業地(国勢調査）

国勢調査２０１５年

他県へ流出しているポイントが高いエリアは通勤通学先などで「大阪圏」の影響が強いエリア

【検討会（資料４）】

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②通勤通学先(アンケート回答者）

居住者アンケート2019年 N=1916

基本的に通勤通学先は「大阪方面」が多い 女性20歳台は学生会館入居者の通学、女性40歳台はパートでの島内就労が考えられる

工場等企業誘致にはプラス

【検討会（資料４）】

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③性年齢別入居時比較立地

最近の人気立地

旧世代の住宅立地

居住者アンケート2019年 N=1916

【検討会（資料４）】

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④住居形態別比較立地

若い世代が比較

富裕層の選択する立地

居住者アンケート2019年 N=1916

【検討会（資料４）】

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⑤競合エリア利用状況

居住者アンケート2019年 N=1916

通勤通学者は大阪方面が多いが､買物や食事などは神戸三宮の利用が多い 六甲アイランド内の買物施設が不十分な分、住吉の買い物利用が多い

住吉の買い物機能を活用。 働くのは大阪、遊びは三宮。

【検討会（資料４）】

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5）時間軸による六甲アイランド評価の変化

①入居時期別選択理由

居住者アンケート2019年 N=1916

かつて(10年以上前は）環境＋都市機能で選ばれていたが､今は環境＋価格で選ばれている

【検討会（資料４）】

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②性年齢別居住年数

居住者アンケート2019年 N=1916

若い世代は5年以内に入居、20年以上住んでいるのは50～60歳台 シニア層はシニアマンション居住のため比較的最近入居した人も多い

【検討会（資料４）】

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③入居時期別比較立地～競合関係の変化

居住者アンケート2019年 N=1916

20年以上前の競合エリアと最近の 競合エリアは全く異なる 商圏の縮小？ 最近入居する若い世代は賃貸住宅、公営住宅に入居するために近場を比較？ 住宅の最近の人気立地は都心か都市機能＋交通の便が良い「西宮北口」など 住宅市場のトレンドも影響 新しい「競合」の市場で 「六甲アイランド」の強みも変化していく

【検討会（資料４）】

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｢住まう｣視点での可能性・方向性① 「戦略：国際・地域交流都市としてのブランド力向上」 ○外国人の厳然たる存在 国際交流都市(地域)としてのブランド力向上への基礎要因 は確認。 しかしながら、異国情緒ある街へは不完全。持ち家比率の高 さと賃貸のバランスから、多様性ある住居の提供による、中期 的国際交流の可能性。 「戦略：子供から高齢者まで、誰もが住みやすい街づくり」 「戦略：多様な世代のニーズに合わせた居住環境の創出」 ○年齢構成の多様性とバランスの良さ（40歳代で6割） 一方で、嗜好の違いが存在。活性化する基盤となる人口 構成は確認。 若年層と老齢層の複眼思考での街づくりの方向性。

【検討会（資料４）】

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｢住まう｣視点での可能性・方向性② 「戦略：海上都市から近隣上質空間への再構築」 ○大阪圏・三宮圏への移動と地元滞留 大阪圏・三宮圏従業者・通学生への高質住居提供。 企業誘致に対する地元労働力の存在への注目と発信。 「戦略：地域利用促進による生活に身近な商業機能の充実を 目指した街づくり」 ○住吉の存在 JR住吉駅での買い物機能を借用している状態。日常生活 品についての誘導はできれば、島内滞留にプラス効果。

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(５)マッピングイメージ「集う」の視点から

【検討会（資料４）】

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1）まちの吸引力

①吸引力と小売販売額

昼夜間人口比率：2010年の国勢調査の集計結果から算出 人口1人当たり売上：商業統計2014年と国勢調査人口2015年から算出

六甲アイランドは就業者数が多い事もあり、昼夜間人口比率は高い 住宅地であり、大型商業施設がないにもかかわらず1人当たり小売売上が高い 家具などの買い回り型の店舗があったのと､住民に加えて就業者の人数があったことが下支えになっていた ※2014年以降の環境変化を確認する必要がある

【検討会（資料４）】

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②流動者数

六甲アイランドの賑わい(前ページの小売売上）のベースは定期券での流動にある 大型店の立地する西宮北口、や甲子園とは違う性質を持つ

神戸市及び各都市の統計書から作成 2017年

住吉からの送迎バスを含まず。 他者を広域から吸引できていない。

【検討会（資料４）】

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③集客施設利用者数

各施設発表

六甲アイランドは大型の集客施設はないが、「神戸ファッション美術館」は年間24万人の集客がある

【検討会（資料４）】

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④競合エリア利用状況

居住者アンケート2019年 N=1916

通勤通学者は大阪方面が多いが､買物や食事などは神戸三宮の利用が多い 六甲アイランド内の買物施設が不十分な分、住吉の買い物利用が多い

住吉の買い物機能を活用。 働くのは大阪、遊びは三宮。

【検討会（資料４）】

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居住者アンケート2019年 N=1916

競合エリア利用状況MAP

【検討会（資料４）】

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⑤まち機能ニーズ

居住者アンケート2019年 N=1916

活動の 拡がり

癒やし

暮らしの成熟

子育ての充実

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｢集う」視点での可能性・方向性 「戦略：文化、スポーツ施設を生かした地域文化の魅力発信 による街づくり」 ○広域からの吸引不足 買物利便施設において劣位にあるが、以前の商業機能は 評価。 特色ある商業機能を誘因することにより、既存文化施設と の融合でのアピール。 「戦略：充実したライフスタイルによる自己表現や自己承認の場」 ○大阪圏と三宮圏の使い分けの存在 働き場所と遊び場所の利用分化に対して、RIの資源を活用 した生活潤い向上や自己表現の場・時間消費の機会提供 のセグメントはあり得る。

【検討会（資料４）】

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(６)マッピングイメージ「働く」の視点から

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1）事業所特性

経済センサス2014年

大型の事業所が多く､事業所数が少ない

業務用団地 による大型化

【検討会（資料４）】

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経済センサス2014年

六甲アイランド内でもエリアによって事業所特性が異なる

2）エリア別従業者特性

島内での新規事業の掘り起こしの必要性

【検討会（資料４）】

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3）居住者の働き方

居住者アンケート2019年 N=1916

男性は20～60歳台は会社員 女性の40～50歳台はパートが多い

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居住者アンケート2019年 N=1916

4）住居形態別通勤通学先

公営住宅は、神戸市中心

【検討会（資料４）】

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｢働く」視点での可能性・方向性

「戦略：「Working Place RI」のブランド構築」 ○企業・産業の選択肢不足 RI島内での、働く場としての選択肢、働き方としての選択肢 の充実による、雇用者吸引。 「戦略：外国人労働者の就労機会の創出」 「戦略：先進的で魅惑的な職場環境の充実」 ○小型の事業所・小規模の働き口不足 上記に関連して、RI島内での働き方の選択肢の不足。 ベンチャーやSOHOなどの積極的導入の可能性検討。 住宅の用意とも連動。 「戦略：職住近接した環境の発信と機会の創出」 ○40－50代主婦パートの存在 雇用人口は、それなりに存在している。島内従業のメリットの 再発見・整備の方向性は重要。

【検討会（資料４）】

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