聖書の言葉に立つキリスト教会 発行・2018 年 3月 25 日

稲の城 第 92 号

稲城聖書教会会報

〒206-0802 東京都稲城市東長沼 1973 ℡.042(377)5546 E-mail. yunjinsu@gmail.com

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【今月の黙想】

『夜明けを待ちなさい』

ゆっくり行きなさい。

暗やみを受け入れなさい。

しかし、そこで立ち留まらないでください。

そこを種が芽生え、育つところとして覚えな

さい。

光も覚えなさい。

もしそこであなたが何かを見つけたいのなら、

手を伸ばしなさい。

使っていなかった感覚を鍛えなさい。

暗やみの中をゆっくり歩き、道を探りなさい。

信頼することを学びなさい。

必ず来る夜明けを待ちなさい。

(Marilyn Chandler McEntyre)

人生には、行き詰りや絶望的だと思われる

時があります。そのような状況では、前に進

む道は見えず、どんなアドバイスも耳に入り

ません。しかし、行き詰った状況であれ、暗

やみの中であれ、私たちにはできることがあ

ります。それは、光を覚えることであり、信

頼することであり、夜明けを待つことです。

パーカー・Ｊ・パーマーは、『Let Your Life

Speak』という本の中で、彼自身が行き詰った

とき、自分の悩みをルースという女性に語っ

たという会話が出ます。パーマーの話を聞い

たルースの答えです。

「私はクリスチャンホームで生まれ、60 年

間を生きてきました。しかし、私の前途に一

度も道が開かれたことがなく、後ろを振り向

けば多くの道は塞がれたままでした。これも

神様が備えてくださった人生の道の一つでし

ょうね。」

彼女の話を聞いたパーマーは、彼女の言葉

から行き詰った時や暗やみだと思われる状況

の中であっても、進むべき道があり、生きる

道があることを学んだと語りました。

パーマーの文章です。

「一つの扉が閉じられるとき、その前にあ

まりにも長く立ち留まらないでください。扉

が閉じられるときには、ほかの世界が開かれ

るときです。閉じた扉をずっと叩かなくても

いいです。なぜなら、違った世界が私たちの

たましいの前で広がるからです。」

確かに扉が閉まると、その中には入れませ

ん。しかし、観点を変えてみると、私たちは

閉じてしまい、入れなくなった空間を除いた

世界、現実があるということになります。で

すから、暗やみや絶望は、新しい現実への前

兆でもあります。

聖書はこう語ります。

「私たちは、四方八方から苦しめられますが、

窮することはありません。途方にくれていま

すが、行きづまることはありません。…」(第

2コリント書4:8)

人々は、自分自身が入ろうとした門が閉じ

られたことで、絶望し、落胆します。しかし、

私たちはそのとき神様のあわれみと恵みとを

知りました。また、まったく異なる新しい道

も知りました。ですから、今苦しんでいたら、

光を覚えてください。夜明けが来るのを待っ

てください。そして、神様を信頼することを

学んでください。

主の譬え話の学び(25)

『その時について』

(マタイ福音24:32-44)

１．二つの譬えに先立って(24:1-31)

神殿に驚く弟子たちに、その崩壊を預言され

た(1-2節)。イエス様は、彼らの質問に答えて、

終末の前兆について話されて(3-14節)から、

前兆への注意を与えられ(15-28節)、さらに主

の再臨について教えました(29-31節)。

２．いちじくの木の譬え(24:32-35)

(１)「夏の近いことがわかります。(32-33節)」

パレスチナでは、いちじくの木は他の落葉樹

より遅れて新緑の芽を出します。それでいち

じくの「枝が柔らかになって、葉が出て来る

と、夏の近いことがわかります。」自然の変

化を通して季節の移り変わりが分かるように、

偽キリスト、偽預言者、苦難などの前兆(5-28

節)によって、終末が来ることもはっきりと分

かるのです。

(２)「これらのことが全部起こって(34-35節)」

「これらのことが全部起こってしまうまでは、

この時代は過ぎ去りません。」イエス様は、

今の時代が過ぎ去るよりもこれらの終末の前

兆が全部起こる方が容易であると言って、35

節の「この天地は滅び去ります。しかし、わ

たしのことばは決して滅びることがありませ

ん。」と共に、終末預言が必ず成就すること

を強調しておられます。イエス様は、必ず来

る終末を迎える者として生きるべきことを、

私たちに迫っておられるのです。

３．目を覚ましている僕の譬え(36-44節)

(１)「ただ父だけが知っておられます。（36）」

終末の前兆となる出来事が分かったとしても、

その時が確実に分かるわけではありません。

イエス様は使徒1：7で、弟子たちに「いつと

か、どんなときとかいうことは、あなたがた

は知らなくてもよいのです。」と教えておら

れますが、ここでも、だからその時がいつ来

てもよいように備えておく必要がある、と強

調しておられるのです。

(２)「彼らはわからなかったのです。(37-39)」

「人の子は、思いがけない時に来る（44）」

ことを、ノアの洪水を例に引いて強調してお

られます。ノアが「義を宣べ伝えた（Ⅱペテ

ロ2：5）」のに人々は、「飲んだり、食べた

り、めとったり、とついだりしていました。

そして、洪水が来てすべての物をさらってし

まうまで、彼らはわからなかったのです。人

の子が来るのも、そのとおりです。」

(３)「ひとりは取られ、ひとりは…(40-42節)」

「思いがけない時に来る」ので、畑にいる二

人の男（原文）や臼で粉をひいている二人の

女たちにしても、備えの出来ている一人は御

国に引き取られ、出来ていない一人は見捨て

られて残される、ということが起こるのです。

(４)「だから、目をさましていなさい。（42）」

そこでイエス様は私たちに「だから、目をさ

ましいなさい。あなたがたは、自分の主がい

つ来られるか、知らないからです。」とお教

えになります。私たちは「自分の主がいつ来

られるか、知らない」のですが、必ず来るこ

とを覚えて、自分自身の生活を点検して、終

末を待ち望む者にふさわしい生活をするよう

に変わることを求められているのです。

(５)「夜の何時に来ると知っていたら(43-44)」

イエス様はさらに泥棒に譬えて話されます。

泥棒の来る時が前もって分かっていたら、押

し入られないように備える筈です。目を覚ま

していないから、泥棒が土壁に穴をあけて押

し入るのです。泥棒が来るか来ないかは分か

りませんが、終末は必ず来ます。しかし、そ

の日が来るのを待ち望む者は、イエス様が「思

いがけない時に」来られても、あわてること

はないのです。

４．二つの譬えと私たち

イエス様は二つの譬えで私たちに、必ず来る

終末を迎える者として日々をどのように生き

るべきか、と問われ、生き方の変化を求めて

おられます。「…あなたがたが眠りからさめ

るべき時刻がもう来ています。というのは、

私たちが信じたころよりも、今は救いが私た

ちにもっと近づいているからです。夜はふけ

て、昼が近づきました。ですから、私たちは、

やみのわざを打ち捨てて、光の武具を着けよ

うではありませんか。（ローマ13：11－12）」

稲城聖書教会１年の歩み

早いもので、あっという間に新しい年度を迎

えようとしています。皆さんにとって昨年度

は、どのような１年になりましたでしょうか。

稲城聖書教会の 1 年の歩みを振り返ってみよ

うと思います。

★4月

・南真兄が晴れて社会人に。

大阪へ勤務が決まりました。

★5月

・南潤兄と綾姉の結婚式がありました。

・内山姉が退院しました。

皆様の祈り、主への感謝…。

★6月

・教会創立 24周年記念礼拝がありました。

★9月

・１泊キャンプが開催されました。

天気は両日嵐の予報でしたが、２日目は晴天

に恵まれました♪「教会生活」をテーマに話

し合いをしました。

★10 月

・たくさんの愛と祝福を受け

浜部 新元くんが誕生しま

した！稲城聖書教会のアイ

ドルになること、間違いな

し♪

★11 月

・もみの木保育園にて稲城聖書教会主催のコ

ンサートが開催されました。

★11月

・クリスマスバザーが開催されました♪

★12 月

・クリスマス礼拝がありました。

・土屋姉の洗礼式が行われました。

★1月

・元旦礼拝がありました。

・松永兄による講和「創造論と進化論」があ

りました。

★2月

・ホギル兄とゴンミン兄によるチャペルコン

サートが行われました。

地域の方々も教会に足を運んでいただける

良い機会になりました。

4.5.6 月の予定

4月 1日 イースター礼拝

8日 献児式（浜部 新元くん）

15 日 信徒総会

5 月 6 日 こどもの日礼拝

13 日 母の日礼拝

6月 3 日 教会創立記念礼拝

17 日 父の日礼拝

お知らせ

・4 月 15 日に信徒総会があります。昨年度の

歩みを感謝しつつ、新年度の活動計画などを

決めますのでご参加ください。参加できない

方は委任状がありますので提出してください。

・4月 30 日(月)雨宮姉の納骨式があります。

編集後記

この１年の振り返ると本当に、今までと比べ

ると濃いものだと感じます。

結婚し、初めて親元を離れ、家事の大変さ(笑)

などなど…。料理が苦手な私でしたが、なん

と…チヂミを作ることに成功しました(嬉)

新年度はどのような年になるのか、いまから

とてもわくわくしています。

個人的には韓国語を勉強して韓国に行くこと

が目標です。(モルゲッソヨとレクサスジュセ

ヨ、ドンジュセヨだけ覚えた)

K ポップアイドルに夢中な綾でした。