このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。この施工説明書を必ずお読みいただき、説明に沿って正しく施工してください。特に「安全上のご注意」（2～ 6ページ）は、事前に必ずお読みいただき、安全に施工してください。この施工説明書は、大切に保管してください。

施工説明書品番 SPK-ECE100

目次■　安全上のご注意

■　使用範囲、適用機種

■　各部の名称および付属部品

■　仕　様

■　電気回路図

■　取付工事

■　電気配線工事

　　既存機種との組み合わせ電気回路例

■　ECC基板について

■　故障診断

■　故障時の処置

■　保証条件

2～6

7

8

9

10

11～ 14

15～ 18

19～ 31

32～ 41

42～ 44

45

46～ 47

冷凍機用通信コントローラ

製品には、注意ラベルが貼付されています。

図はSPK-ECE100

2

安全上のご注意 必ずお守りください

人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。

■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明しています。

警告 「死亡や重傷を負うおそれがある内容」です。

注意 「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」です。

■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。

してはいけない内容です。

実行しなければならない内容です。

警告

据付工事

据え付けは、専門業者に依頼し、高圧ガス

保安法および施工説明書に準じる

据付工事に不備があると、異常振動等

の不具合により、感電・火災の恐れが

あります。

据え付けは、質量に十分耐えるところに確実

に行う

基礎に不備があると、転倒・落下の事

故により、けが・感電・火災の恐れが

あります。

据付工事は、必ず付属部品および指定の部品

を使用する

指定部品を使用しない場合、機器の故

障や火災の原因になります。

3

安全上のご注意 必ずお守りください

電気工事

必ず専用回路を使用し、漏電遮断器を

設置する

電気工事に不備があると漏電し、感電、

火災の恐れがあります。

●〈電気工事に関する技術基準〉、〈内

線規定〉および施工説明書に準じて電

気工事を行ってください。

電気配線は、指定のケーブルを使用し、

固定する

指定のケーブルを使用していなかった

り、接続や固定が不完全な場合、電気

抵抗が大きくなり、異常発熱・火災の

恐れがあります。

●指定のケーブルを使用し、配線固定

を確実に行ってください。

アース工事を行う

アース工事がされていないと漏電によ

る感電の恐れがあります。

●電気工事業者によるD種接地工事を

確実に行ってください。

電装箱のカバーおよび外装パネルは、

確実に取り付ける

取り付けが不完全な場合は、内部に水

や生き物が入り、漏電して火災・感電

の恐れがあります。

●確実に取り付けられていることを確

認してください。

使用上のご注意

安全装置の設定値を変更しない

設定値を変更したまま使用すると安全

停止しないで、破裂、発火の恐れがあ

ります。

●安全装置の設定値は、変更しないで

ください。万一変更した場合は、電源

スイッチ、および、漏電遮断器を切り、

販売店にご相談ください。

漏電遮断器が作動したら、専門業者に連絡する

無理に電源復帰を行うと、漏電により、

火災・感電の恐れがあります。

水などが電装箱内部に入ったら、電源

スイッチを切り、漏電遮断器をOFFする

そのまま使用するとショートして、火

災・感電の恐れがあります。

●電気部品に直接水をかけたり、水洗

いをしないでください。

4

安全上のご注意 必ずお守りください

修理

分解、修理は、専門業者に依頼する

分解、修理に不備があると異常動作に

より、けがや、火災・感電の恐れがあ

ります。

●分解、修理は、専門業者に依頼して

ください。

改造は、絶対に行わないでください。

修理用交換部品は、指定部品を使用する

指定部品を使用しないと安全停止しな

いで、破裂、発火の恐れがあります。

●販売店にご相談ください。

異常運転を発見したとき、分解、修理を行う

ときは、電源スイッチを切り、漏電遮断器を

OFFする

異常のまま運転を継続したり、電源を

切らずに分解、修理を行うと、漏電や

ショートして、火災・感電の恐れがあ

ります。

移動・移設

移動、移設のときは、専門業者に依頼する

移動、移設工事に不備があると、異常

振動等の不具合により、感電・火災の

恐れがあります。

5

安全上のご注意 必ずお守りください

注意

据付工事

可燃性ガスの漏れる恐れがある場所に

設置しない

可燃性ガスが漏れて周囲に溜まるとス

イッチの火花などで引火し、火災の恐

れがあります。

電気工事

電気配線は、配管断熱材の中を通さない

配管と一緒にすると露付きによる漏電、

過熱による火災の恐れがあります。

必ず指定容量の漏電遮断器を設置する

指定容量のものでないと適切な安全停

止をせず、感電、火災の恐れがあります。

6

安全上のご注意 必ずお守りください

使用上のご注意

濡れた手で電気部品に触れない

漏れた手でスイッチ操作をすると感電

し、けがの恐れがあります。

可燃性スプレーは、近くで使用しない、

可燃物は、近くに置かない

スイッチの火花などで引火し、火災の

恐れがあします。

点検整備は、電源スイッチを切り、漏電

遮断器をOFFして行う

通電したまま点検すると感電、はさま

れ、発熱によりけが、火傷の恐れがあ

ります。

漏電遮断器は、定期的に動作確認する

故障したまま使用すると安全停止をせ

ず、感電、火災の恐れがあります。

ユニットに乗らない

上に乗ったり、ものを載せると、振動

により、転倒、落下してけがの恐れが

あります。

7

コントローラは下記の範囲でご使用ください。

ＳＰＫ－ＥＣＥ100

屋外または屋内（建物の壁面）※

－15 ℃ ～ ＋40 ℃

単相 50 Hz／60 Hz 200 V

コンプレッサ容量制御及び外部通信機器との通信接続

機 種 名

設 置 場 所

周 囲 温 度

電 源

用 途

※塩害対策仕様ではありません。海岸近くで使用する場合は現地にて適切な防錆処理をしてください。

適用機種について

使用範囲・適用機種

本製品の適用機種（推奨機種）を以下に示します。これらの機種の組合せ回路図を別項に掲載します。それ以外の機種の組合せは、配線接続のポイントのみ掲載してあります。接続例に基づき、回路図を作成し

配線を施行してください。

１．コンデンシングユニット（１）スクロールユニット

① ＯＣＵ－Ｓ1302ＣＦ～Ｓ4001ＭＳＦ② ＬＣＵ－Ｓ132ＣＰ～Ｓ361ＭＳＰ③ ＯＣＵ－Ｓ302Ｆ～Ｓ1002Ｆ④ ＬＣＵ－Ｓ31Ｐ～Ｓ101Ｐ

（２）半密閉ユニット①ＭＣＦ－82ＣＰ～451ＤＰ，451ＤＰＳ②ＭＣＷ－82Ｃ～451Ｄ③ＯＣＵ－1050ＣＦ～ＯＣＵ－3500ＣＦ

（３）セントラルユニット① ＯＣＵ－6500ＭＦ～9500ＭＦ② ＯＣＵ－6500ＭＦＵ～7500ＭＦＵ③ ＯＣＵ－ＮＬ6500ＬＭＦ～ＮＬ9000ＬＭＦ④ ＬＣＵ－650ＭＰ～950ＭＰ⑤ ＬＣＵ－ＮＬ650ＬＭＰ～ＮＬ900ＬＭＰ

また、各機種により、搭載基板のディップスイッチＳＷ4の切換及び使用冷媒(R22/R404A)の切換(SW3の4)が必要です。※適用機種のスクロールマルチ(OCU-S2501MSF～S4001MSF，LCU-S251MSP～S361MSP)はユニットの基板のみ交換対応になります。

8

各部の名称

付属部品

低圧圧力センサ（緑色）

高圧圧力センサ（黒色）

圧力センサ取付台

キャピラリーチュ－ブ

1

1

2

2

略　図 個数 名　　　　　称

断熱材

アルミテープ

黒　99mm （配線固定用）

黒　292mm （吸入、断熱材用）

白　99mm （冷凍機電装箱内）

淡青　203mm （吐出配管用）

ヒューズ

圧力センサ取付台固定ネジ 4

クランパー

2

2

1

3

8

5

2

略　図 個数 名　　　　　称

各部の名称および付属部品

ヒューズ5A

南京錠でロックできます（穴を利用）

トランス（基板裏）

ECC基板

端子板

9

仕様

圧 力

ＥＣＣ基板

ＥＣＣ基板

表

示

制

御

部

品

SPK－ECE100 屋外・屋内（建物の壁面など）

コンプレッサ容量制御及び外部通信機器との通信接続 －15 ℃ から ＋40 ℃

単相 50 Hz／60 Hz 200 Ｖ R22 または R404A（スイッチ切替により選定） 低圧圧力センサとマイコンによるステップ制御

YSK－AA10B－127 ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5：高圧の位置）にて表示

－0.09 MPa ～ 0.98 MPa（ECC基板内のデジタル表示） 低圧圧力、各種設定値、エラーコード、他

赤：警報［圧力センサー異常（高圧、低圧）、温度センサー断線時（吐出ガス、吸入ガス）、マスターコントローラ通信異常時、他］

黄：電源、チェック、圧力レベル（HIGH、LOW）緑：コンプ運転指令 霜取（スクロールマルチのみ）ON値 R22：－0.010 MPa ～ 0.500 MPa／R404A：0.010 MPa ～ 0.500 MPa

【ONの位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】 OFF値 R22：－0.020 MPa ～ 0.490 MPa／R404A：0.000 MPa ～ 0.490 MPa

【OFFの位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】 運転モードを表示：ECO（省エネ） FRE（高鮮度） SIN（シングル）【運転モードの位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】

吸入温度 －59 ℃ ～ 39 ℃ 【吸入の位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】

吐出温度 1 ℃ ～ 149 ℃ 【吐出の位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】

故障履歴 （過去50件表示） 【故障履歴の位置：ECC基板のロータリスイッチの切替（SW5）】

運転 制御

製 品 型 式 設 置 場 所

途用周 囲 温 度

源電適 応 対 応 冷 媒

制 御 方 式 低 圧 圧 力 セ ン サ ( 付 属 )

付 属 部 品

温 度 セ ン サ 取 付 方 法

圧 力 セ ン サ 取 付 方 法

質 量 【 製 品 重 量 】 外 装 塗 装 色 別 売 部 品

外 部 と の つ な ぎ 込 み 配 線 方 法

外 形 寸 法

そ の 他 の 電 装 部 品

制御センサ (付属)

高 圧 低 圧 デ ジ タ ル

個 別 Ｌ Ｅ Ｄ

圧 力 設 定 値 Ｏ Ｎ 値

圧 力 設 定 値 Ｏ Ｆ Ｆ 値

運 転 モ ー ド

吸 入 温 度

吐 出 温 度

故 障 履 歴

運 転 制 御

保 護 制 御

便 利 機 能

通 信 機 能 吸入温度センサ 吐出温度センサ 高圧圧力センサ

高 さ 幅 奥 行

① 容量制御 ② オイルバック制御・霜取制御（スクロールマルチ時のみ） ① 高圧圧力センサ、低圧圧力センサ、各種センサ断線時マスターコントローラへ 信号発令（ただし、外部警報回路配線が必要） ② 通信異常表示 ① モニタ、故障履歴表示 ② 凝縮器ファン全速出力（ただし、ファンコントローラへの配線が必要） ③ 標準圧力設定表から自動圧力設定 切替スイッチにより選択 ④ 自動／強制スイッチにより運転確認が可能

有 PB2M－36－AS1 PT2M－51H－AS1 YSK－AA30B－181

保護用電流ヒューズ、ヒューズホルダ、バリスタ、サージアブソーバ 基板用電源トランス、操作回路用端子板

ヒューズ(5A/250V 1ｹ)、高圧圧力センサ、低圧圧力センサ、圧力センサ用ホルダ 圧力取出用キャピラリチューブ(高圧・低圧用2本)、断熱材他 ユニット吐出配管、吸入配管に結束バンドによる直付け

（取付後、断熱材にて保護カバーをする） 付属の配管にて圧力取出し口に接続後、圧力センサを1/4“フレアナットに接続

高圧圧力センサ：レシーバタンクのサービスバルブ口 低圧圧力センサ：コンプレッサのサクションバルブ口

端子板20極（M3ねじ）[各種冷凍機との組合せ回路図、適用機種一覧参照] 482 ｍｍ 299 ｍｍ 165 ｍｍ 10.5 Kg

ハーモニーホワイト（マンセル：5Y－8.4／0.5） 専用取付キット：SPK－ME230

仕様

10

電気回路図

電気回路図

11

専用取付金具SPK-ME230（別売品）による取付例

取付ピッチ

取付工事① コントローラ

コントローラ本体の取付は冷凍機･近傍の壁面などの基礎の安定した場所にしっかりと固定してください。コンプレッサの連転により、大きな振動

(5.88m/s2以上)が伝わるような場所は避けてください。適当な取付場所のない場合は専用取付金具

SPK-ME230(別売品)を使用してください。本機種は塩害対策仕様ではありません。海

岸近くで使用する場合は現地にて適切な防錆処理をしてください。※スクロールマルチ(OCU-S2501MSF～S4001MSF , LCU - S251MSP～S401MSP)はユニットの基板交換になります。

※屋外設置の場合は圧カセンサの防雨処理を行ってください。圧カセンサのコネクタ部に絶縁チューブを被せてクランパーで水が入らないようにしっかり縛ってください。

取付用M6タッピングビスSPK-ME230に付属

圧力センサのリード線（SPK-ECE100に付属）

SPK-ME230（別売部品：取付キット）

高圧圧力センサ（SPK-ECE100に付属）

低圧圧力センサ（SPK-ECE100に付属）

低圧圧力取り出し口コンプレッサのサクションサービスバルブ1／4"フレアへ

高圧圧力取り出し口レシーバタンクのサービスバルブ1／4"フレアへ

アンカーボルト4-M10（現地手配）

圧力センサ取付け用ホルダー（SPK-ECE100に付属）

M8ボルトスプリングワッシャーナット（各2箇所　SPK-ME230に付属）

圧力センサ用ホルダー取付けM4タッピングビス（各2箇所）

チューブキャピラリ（SPK-ECE100に付属）

SPK-ECE100

（冷凍機の吐出配管へ付ける）吐出温度センサ　

吸入温度センサ　（冷凍機の吸入配管へ付ける）

12

圧力センサ取付

温度センサ取付

取付工事② センサの取付

圧力センサは高圧用・低圧用の2種類があります。圧カセンサ本体の色が、黒色は高圧圧力用、緑色は

低圧圧力用です。間違えないよう取り付けてください。

① 高圧用は、レシーバタンクのサービスチャ一ジロより取ってください。

② 低圧用は、低圧圧力計の1/4"配管より取ってください。

接続キャピ配管を冷凍機用通信コントローラに同梱しております。

圧力センサは、専用のホルダーにて固定します。圧カセンサをホルダーに取り付ける際、方向性があります

逆に取り付けようとすると欠ける場合がありますので注意願います。写真2-1、2-2に圧カセンサを示します。

低圧圧力センサは、容量制御のため取付必須です。高圧圧力センサは、運転モニタ用です。

圧力センサの配線は、黒色の印が付いてるものを高圧圧力センサに接続してください。

温度センサは吐出温度用、吸入温度用の2種類があります。温度センサの先端のクランパーの色が淡青色は

吐出用、黒色は吸入用です。間違えないよう取り付けてください。

●吐出温度用センサは冷凍機の吐出配管(冷凍機から空冷コンデンサへ行く配管:配管ヘッダー部)に

取り付ける。

●吸入温度センサは冷凍機の吸入配管(エパボレータから冷凍機へ戻る配管:配管ヘッダー部)

取付け方の詳細は次ページ以降に記載します。

温度センサのリ一ド線長が足らない場合は、現場にて温度センサリード線の中間を切り0.75SQ電線にて

延長してください。

注意！ 屋外設置の場合は、圧力センサの防雨処理を行ってくさだい。

写真2-1 写真2-2(ホルダに取付けた状態)

13

吸入温度センサの取付順序

取付工事③ センサの断熱

センサ取付① センサを取付ける際には取り付け場所の脱脂をしてください。

油、ゴミが付いているとアルミテープが付きません。

② センサ(筒状のパイプ)をアルミテープで吸入配管に固定

センサ(筒状のパイプ)は吸入配管と密着させる事。

＊吸入温度センサの先端を止めているクランパーの色は黒です。

③ 配管にクランパーで固定。

クランパーは耐候性(黒色)を使用の事。

④ センサのリード線がパイプに接触しないよう整形してください。

断熱材及びセンサ固定方法⑤ 上記の③の状態に断熱材を巻きクランパー(黒)で断熱およびセンサを固定する。

センサのリード線をクランパーで固定する時、引っ張り過ぎないように弛ませる事。

注意！

注意！

注意！

吸入配管

吸入温度センサ（筒状パイプ）

リード線の絶縁チューブ

黒のクランパー

アルミテープ

吸入配管黒のクランパー

吸入配管 リード線の絶縁チューブ

黒のクランパー

14

吐出温度センサの取付手順

取付工事④ センサの断熱

基本作業は吸入温度センサと同じです。

① センサを取り付ける際は、センサ取付場所の脱脂をしてください。

油、ゴミが付いているとアルミテープが付きません。

② センサ(筒状のパイプ)をアルミテ一プで吐出配管に固定。

センサは吐出配管と密着させる事

＊吐出温度センサの先端を止めているクランパーの色は淡青色です。

③ 配管にセンサ(筒状のパイプ)をクランパーで固定。

クランパーは耐熱用(淡青色)を使用する事。

④ ②の状態に断熱材を巻きクランパー(黒)で断熱材を固定する。

・センサのケーブルをクランパーで固定する時、引っ張り過ぎないように弛ませる事。

・配線がパイプに接触しないように整形してください。

吐出温度センサ取付け位置（○印部）写真は完成状態

注意！

注意！

注意！

15

適用機種および組合せ回路図一覧表冷凍機用通信コントローラ（SPK-ECE100）適用機種及び組合せ回路図一覧

組合せ回路図に従って、電気配線をおこなってください。

冷媒 適用機種と組合せ回路図 タイプ 取付方法 スクロール シングル スクロール 2台マルチ スクロール 3、4台 マルチ 半密閉 2（3）台 マルチ セントラル 4（5台） マルチ 半密閉 2台マルチ セントラル 4（5）台 マルチ

R22 R404A

OCU-S302F OCU-S402F OCU-S502F OCU-S602F OCU-S702F OCU-S802F OCU-S1002F OCU-S1302CF OCU-S1602CF OCU-S2002DF OCU-S2501MSF OCU-S3001MSF OCU-S3601MSF OCU-S4001MSF OCU-1050CF OCU-1500DF OCU-2000DF OCU-2500CF OCU-3000CF OCU-3500CF OCU-6500MF OCU-6500MFU OCU-7000MF OCU-7000MFU OCU-7500MF OCU-7500MFU OCU-8000MF OCU-8500MF OCU-9000MF OCU-9500MF MCF-NL300LCP OCU-NL6500MF OCU-NL7000MF OCU-NL7500MF OCU-NL8000MF OCU-NL8500MF OCU-NL9000MF

LCU-S31P LCU-S41P LCU-S51P LCU-S61P LCU-S71P LCU-S81P LCU-S101P LCU-S132CP LCU-S162CP LCU-S202DP LCU-S251MSP LCU-S301MSP LCU-S361MSP MCF-82CP MCF-102CP MCF-122CP MCF-152DP MCF-201DP MCF-251CP MCF-301DP MCF-301CP MCF-351CP MCF-451DP MCF-451DPS MCW-82C MCW-102C MCW-122C MCW-152D MCW-201D MCW-251C MCW-301D MCW-451D LCU-650MP LCU-700MP LCU-750MP LCU-800MP LCU-850MP LCU-900MP LCU-950MP LCU-NL650MP LCU-NL700MP LCU-NL750MP LCU-NL800MP LCU-NL850MP LCU-NL900MP

2226

2216

2221

2227

2214

2223

2227

2214

2223 2215

2218

2215

2218

2219

2220

2221

2222

2224

2225

2214

2224

2225

通信コントローラ 取付

通信コントローラ 取付

基板のみ交換 （マイコンコントロール

基板⇒ ECC基板に交換） 通信コントローラ

取付

通信コントローラ 取付

通信コントローラ 取付

通信コントローラ 取付

電気配線工事①

16

一般適用機種以外の配線接続方法

※ご注意： 接続後、SPK-ECE100の制御によりコンプレッサの運転制御を行うため、低圧圧力スイッチ（63L、63PHL）、デジタル圧力スイッチなどの設定変更が必要です。（常時ONとする設定） また、旧スクロールマルチ（OCU-S3600MSF 他）の場合、コンプレッサ制御用に旧コントローラ（ECC）が搭載されています。通信コントローラで制御するためには、旧コントローラ（ECC）の基板上のSW3自動-強制スイッチを強制とし、デフロスト入力TB25-26コネクタ（ECC-3P2）を外してください。 （外したコネクタは安全のためにビニールテープでテーピングしてください）　接続例）電気回路図 C 3．警報用入力 冷凍機異常発生時、基板警報入力（2P1:TB19-20間）にAC200Vを入力するように配線します。 接続箇所 ① 外部警報取り出し用ブザーの配線（電圧は200V）より200Vを入力します。 　 接続例）電気回路図 D ② 外部警報用取り出し配線のない機種の場合 　 警報ランプRL（全警報共通の異常ランプ）点灯時に、異常入力200Vが印加されるように 　 RLと並列にTB19-20を配線してください。 　 接続例）電気回路図 Z

4．ファン全速用配線 対応リレー 　コンデンサの接続台数に合わせて、No1（X1:TB3-4間）～No3（X3:TB7-8間）をファンコントローラの 　全速入力端子P1、P2接続する。 　接続例）電気回路図 E

冷凍機用通信コントローラ　一般適用機種（デジタル圧力SW搭載機種）以外の配線接続方法 　　　　　　　　　　　　　　（P5の適用コンデンシング以外のユニットの場合） 1．電源接続 コントローラの電源は、TB1、2間にAC200V（50/60Hz）を印加します。電源接続箇所は、冷凍機の運転スイッチS1の前の空き端子に接続する。空き端子のない場合は、冷凍機の電源端子板RSTのRTに接続。 接続例）電源回路図 A 　端子板に接続する配線は0.75mm2以上の電線を使用してください。

2．コンプレッサ用リレー ① 対応リレー 　 コンプレッサの搭載台数に合わせて、No1（X4：TB9-10間）～No5（X8:TB17-18間）を接続する。

② 接続場所 　 低圧圧力スイッチ（63L、63PHL）と52C間（もしくは63Lの前）に接点を直列に接続する。 　 接続例）電気回路図 B（TB9-10の例）

接続コンデンサが、4台以上の場合は補助リレーを追加して各ファンコントローラ毎に接点を接続してください。 ※ご注意：1つの接点に複数のファンコントローラの配線の接続をしないでください。（ワタリ禁止）

ファンコントローラ内部は、各々別回路になっており極性があります。同一接点の場合ショートしてファンコントローラを壊してしまいます。

コンデンサ

SPK-ECE100 対応リレー（端子板No）

No1

X1 （TB3-4）

No2

X2 （TB5-6）

No3

X3 （TB7-8）

コンプレッサ（Mg）

SPK-ECE100 対応リレー（端子板No）

No1（52C1）

X4 （TB9-10）

No2（52C2）

X5 （TB11-12）

No3（52C3）

X6 （TB13-14）

No4（52C4）

X7 （TB15-16）

No5（52C5）

X8 （TB17-18）

電気配線工事②

17

電気配線工事③

18

電気配線工事④

19

組み合わせ回路図（スクロールシングルアウトドア） 2219

20

組み合わせ回路図（スクロールシングルインドア） 2226

21

組み合わせ回路図（スクロール2台マルチアウトドア） 2220

22

組み合わせ回路図（スクロール2台マルチインドア） 2216

23

組み合わせ回路図（スクロール4台マルチ） 2221

この機種は基板交換により通信対応になります。SPK-ECE100に付属の高圧圧力センサ、吸入温度センサ、吐出温度センサが追加になります。

24

組み合わせ回路図（半密閉2台マルチアウトドア） 2222

25

組み合わせ回路図（半密閉小出力マルチ［8～15HP］インドア） 2227

26

組み合わせ回路図（半密閉2台マルチインドア） 2214

27

組み合わせ回路図（半密閉3台マルチインドア） 2223

28

組み合わせ回路図（セントラル4台アウトドア） 2224

29

組み合わせ回路図（セントラル5台アウトドア） 2225

30

組み合わせ回路図（セントラル4台マルチインドア） 2215

31

組み合わせ回路図（セントラル5台マルチインドア） 2218

32

ECC基板について①

ECC基板表示の説明

コントローラはコンプレッサの運転状態を“ECC基板のLED表示”にて確認できるようになっています。ユニットに何らかの異常が発生した場合は、ECC基板の警報LED（赤LED）が点灯または点滅し、異常原因を示すエラーコードをデジタル表示します。

その他のLEDはECC基板について表示の項目参照

7セグLED デジタル表示 （エラーコード）

基板上のリレーで コンプNO.出力時 点灯 （Noはコンプレッ　サに対応）

赤LED 異常警報発生時に 点灯または点滅

霜取信号 印加中点灯

スクロール マルチのみ

33

冷凍機用通信コントローラ機種切換え方法

冷凍機用通信コントローラ機種切換え方法

適用機種によりコンプレッサ搭載台数、容量制御ステップが異なりますので、下表に従ってSW4を変更し機種設定を行ってください。

また、使用冷媒によりSW3の4（冷媒選択R22、R404A）の切替を行ってください。設定後、電源再投入時より有効となります。

ご注意：設定後SPK-ECE100の制御により、コンプレッサの運転制御を行うため、低圧圧力スイッチ（63L、63PHL）

　　　　デジタル圧力スイッチなどの設定変更が必要です。（常時ONとする設定）（スクロールマルチを除く）

　　　　　　※シングルユニットに使用する場合は、運転モードを“一系統（Sin）”とし、

　　　　　　　ショートサイクル防止のため停止時間を設定してください。（出荷時120秒）

1

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

ON

ON

ON ON ON

ON

2

OFF

OFF

OFF

OFF

ON

ON

ON

ON

OFF

OFF

OFF

OFF

ON ON

ON

3

OFF

OFF

ON

ON

OFF

OFF

ON

ON

OFF

OFF

ON

ON

OFF

OFF

ON

4

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

スクロールマルチ25HP

スクロールマルチ30HP

スクロールマルチ36HP

スクロールマルチ40HP

セントラル65HP

セントラル70HP

セントラル75HP

セントラル80HP

セントラル85HP

セントラル90HP

セントラル95HP

異出力2台マルチ

（及び半密閉

3台マルチ:45HP）

同出力2台マルチ

同出力3台マルチ

シングルユニット

3台

3台

4台

4台

4台

4台

4台

4台

5台

5台

5台

2台

（3台） 2台 3台

1台

6 4 6 5 7 8 5 5 9

10

6 4 3 4 2

OCU-S2501MSF、LCU-S251MSP

OCU-S3001MSF、LCU-S301MSP

OCU-S3601MSF、LCU-S361MSP

OCU-S4001MSF

OCU-6500MF、MFU、LCU-650MP　他 65HP

OCU-7000MF、MFU、LCU-700MP　他 70HP

OCU-7500MF、MFU、LCU-750MP　他 75HP

OCU-8000MF、LCU-800MP　他 80HP

OCU-8500MF、LCU-850MP　他 85HP

OCU-9000MF、LCU-900MP　他 90HP

OCU-9500MF、LCU-950MP　他 95HP

OCU-S1302CF、LCU-S132CP

OCU-S1602CF、LCU-S162CP

OCU-1050CF、-2500CF、-3000CF、

3500CF

MCF-82CP、-102CP、-122CP、-251CP、-301CP、-351CP

MCW-82C、-102C、-122C、-251C

MCF-451DP、DPS、MCW-451D　他

OCU-S2002DF、LCU-S202DP

OCU-1500DF、-2000DF

MCF-152DP、-201DP、-301DP

MCW-152D、-201D、-301D　他

─

OCU-S302F、-S402F、-S502F、

-S602F、-S702F、-S802F、

-S1002F

LCU-S31P、-S41P、-S51P、-S61P、-S71P、-S81P　

-101P　他

※設定は一系統（Sin）とする。

─

─

─

─

OCU-NL6500LMF、LCU-NL650LMP　他 65HP

OCU-NL7000LMF、LCU-NL700LMP　他 70HP

OCU-NL7500LMF、LCU-NL750LMP　他 75HP

OCU-NL8000LMF、LCU-NL800LMP　他 80HP

OCU-NL8500LMF、LCU-NL850LMP　他 85HP

OCU-NL9000LMF、LCU-NL900LMP　他 90HP

MCF-NL300LCP

─ ─

─

SW4スイッチ位置

（2進表示）

種　　別

コンプ

台数 ステップ

数

適用機種（R22）

SW3の4 OFF（冷媒選択:R22）

としてください。　

　　適用機種（R404A）

SW3の4 ON（冷媒選択:R404A）

としてください。　

ECC基板について②

34

低圧圧力制御方法

S-LOW

ＯＦＦ値に対するＳ－ＬＯＷの値（ＭＰａ） ＯＮ値に対するＳ－ＨＩＧＨの値（ＭＰａ）

0.20

0.10

0.30

ON0.300.200.10

0.400.15

0.05

0.10

OFF

S-HIGH

-0.04

0.15-0.04 0.100.05

Ａ

Ｓ－ＬＯＷ

Ｓ－ＨＩＧＨ

　1. S-HIGH=ONa×1.2－1 S-LOW=OFFa×0.8－0.095

　　 絶対圧力の値を示します。 　　 ONa=ON+1 OFFa=OFF+1

　2. ONaとOFFaは、ON値とOFF値の

（注）

冷凍 冷蔵1

設定例Ｒ404A（MPa）

冷蔵2

0.020

0.090

0.000

－0.010

0.125

0.220

0.270

0.160

0.030

0.300

0.360

0.225

0.090

0.340

Ｌｉｍ

ＯＦＦ

ＯＮ

Ｆ

Ｅ

Ｄ

Ｃ

Ｂ

ゾーン 圧力

0.450

設定

運転中の低圧圧力(以下低圧と呼称します)が設定値(ON値、OFF値)に入るように、コンプレッサの運転台数を制御します。 運転モードとして｢強制｣と｢自動｣があり、｢自動｣モード時｢省エネ｣、｢高鮮度｣、｢１系統｣のいずれかが選択可能です。 ｢運転モード｣および｢低圧圧力と設定値との偏差｣により、コンプレッサ運転台数、運転ステップ、ステップ時間を変えて容量制御します。 標準的な運転である｢省エネ｣モードに対し､それ以外のモードは下記の特徴があります。 ・｢強制｣　 ： Lim値で全コンプOFF、ON値で全コンプＯＮ(180～60秒間のＯＦＦ時間維持：停止時間で設定） ・｢高鮮度｣ ： 低圧圧力がLim値に下がるまで、最小出力コンプを運転継続 ・｢１系統｣ ： ＯＦＦ値で全コンプOFF、ＯＮ値で全コンプＯＮ(180～60秒のＯＦＦ時間維持：停止時間で設定) ※　Lim値 ： この値以下になると即コンプ停止とする機能で、OFF値により変わります。 　R404A ： OFF値≧0.240MPa：0.090MPa　0.150MPa≦OFF値＜0.240MPa：0.030MPa　OFF値＜0.150MPa：－0.010MPa 　R22 ： OFF値≧0.170MPa：0.050MPa　0.100MPa≦OFF値＜0.170MPa：0.030MPa　OFF値＜0.100MPa：－0.010MPa 　R22（スクロールマルチ）： OFF値≧0.170MPa：0.050MPa　0.100MPa≦OFF値＜0.70MPa：0.000MPa　OFF値＜0.100MPa：－0.025MPa 以下にON値、OFF値、Lim値の関係を示します。S-HIGH、S-LOW、Lim値はON値、OFF値により自動設定されます。

ECC基板について③

35

低圧圧力制御方法

モード

省エネ

高鮮度

夜間入力時

A：S-HIGH

初め 継続 全停

1ステップ UP 1ステップ UP

2ステップ UP 1ステップ UP

1ステップ UP変化なし

変化 なし

B：HIGH

初め 継続 全停

C：中間

低圧圧力レベル

D：LOW E：S-LOW

1ステップ DOWN 2ステップ DOWN

1ステップ DOWN 2ステップ DOWN

1ステップ DOWN 2ステップ DOWN

1 1.5 1 3 2 2 40S 40S 10S 20S

1 1 0 1.5 1.5 1.5 40S 40S 10S 20S

2 2 2 40S 40S 10S 20S

全コンプ 停止

全て 初め 継続 初め 継続 初め

F：Lim

単位は分、Sは秒

以下にＥＣＣ基板の動作を示す。 1）・スクロールマルチ　25HP、36HP 　　・セントラル　65HP、70HP、85HP、90HP（7～10ステップ容量制御機種）

夜間入力はスクロールマルチのみ ・スクロールマルチ 　　＜25HP＞　6ステップ ＜36HP＞　6ステップ

・セントラル

1

2

3

10HP

10HP

5HP

合計出力（HP）

0

●

5

●

10

●

●

15

●

●

●

25

●

●

20

ステップ UP→ / ←DOWN1

2

3

4

10HP

10HP

8HP

8HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

16

●

●

20

●

●

●

●

36

●

●

●

26

ステップ UP→ / ←DOWN

＜65HP＞ 7ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

●

65

20HP

20HP

15HP

10HP

　運転順序　逆(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

10

●

15

●

●

25

●

●

35

●

●

●

45

●

●

●

●

65

20HP

20HP

15HP

10HP

＜70HP＞ 8ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

60

20HP

20HP

20HP

10HP

●

●

●

●

70

＜85HP＞ 9ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

60

20HP

20HP

20HP

15HP

10HP

●

●

●

●

70

●

●

●

●

●

85

＜90HP＞ 10ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

60

20HP

20HP

20HP

20HP

10HP

●

●

●

●

70

●

●

●

●

80

●

●

●

●

●

90

　運転順序　逆(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

10

●

15

●

●

25

●

●

35

●

●

●

45

●

●

●

55

20HP

20HP

20HP

15HP

10HP

●

●

●

●

65

●

●

●

●

●

85

　運転順序　逆(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

60

20HP

20HP

20HP

20HP

10HP

●

●

●

●

70

●

●

●

●

80

●

●

●

●

●

90

　運転順序　逆(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

10

●

20

●

●

30

●

●

40

●

●

●

50

●

●

●

60

20HP

20HP

20HP

10HP

●

●

●

●

70

ECC基板について④

36

低圧圧力制御方法以下にＥＣＣ基板の動作を示す。 2）・スクロールマルチ　30HP、40HP 　　・セントラル　75HP、80HP、95HP（5、6ステップ容量制御機種） 　　・半密閉2台マルチ用　　・同出力3台、2台用　　・シングル用 単位は分、Sは秒

夜間入力はスクロールマルチのみ

＜30HP＞　4ステップ及び同出力3マルチ

1

2

3

10HP

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

●

●

●

30

ステップ UP→ / ←DOWN

1

2

3

10HP

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

●

●

●

30

ステップ UP→ / ←DOWN

1

2

20HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

20

●

●

30

ステップ UP→ / ←DOWN1

2

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

ステップ UP→ / ←DOWN1

2

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

ステップ UP→ / ←DOWN

＜40HP＞　5ステップ

1

2

3

4

10HP

10HP

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

●

●

●

30

●

●

●

●

40

ステップ UP→ / ←DOWN

・セントラル

・2台マルチ機種 （異出力2台マルチ）例：OCU-3000CF

・3台同出力マルチ機種 例：30HP 機種

（同出力2台マルチ）例：OCU-2000DF

・スクロールマルチ

＜80（75）HP＞ 5ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

20（15）

●

●

40（35）

●

●

●

60（55）

●

●

●

●

80（75）

20HP

20HP

20HP

20（15）HP

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

0

●

20（20）

●

●

40（40）

●

●

●

60（60）

●

●

●

●

80（75）

20HP

20HP

20HP

20（15）HP

　運転順序　逆(bAc)

異出力2台マルチは運転順序切換えなし

運転順序　正(nor)

1 10HP

合計出力（HP）

0

●

10

ステップ UP→ / ←DOWN

・シングル機種 例：OCU-1003F運転順序　正(nor)

1

2

3

10HP

10HP

10HP

合計出力（HP）

0

●

10

●

●

20

●

●

●

30

ステップ UP→ / ←DOWN運転順序　逆(nor)

＜95HP＞ 6ステップ　運転順序　正(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

15

●

●

35

●

●

●

55

●

●

●

●

75

●

●

●

●

●

95

20HP

20HP

20HP

20HP

15HP

　運転順序　正(nor) 運転順序　逆(nor)

合計出力（ＨＰ）

ステップ UP→／←DOWN

1

2

3

4

5

0

●

20

●

●

40

●

●

●

60

●

●

●

●

80

●

●

●

●

●

95

20HP

20HP

20HP

20HP

15HP

　運転順序　逆(bAc)

E：S-LOWD：LOW

初め

1

1

2

A：S-HIGH

低圧圧力レベル

省エネ

モード

全て

変化なし

変化なし

変化なし

継続

1.5

1

2

全停

1

0

2

初め

3

1.5

継続

2

1.5

初め

40s

40s

40s

継続

40s

40s

40s

初め

10s

10s

10s

初め

全コンプ

停止

継続

20s

20s

20s

全停

2

1.5

B：HIGH C：中間 F：Lim

高鮮度

夜間モード 入力時

１ステップDOWN

１ステップDOWN

１ステップDOWN

１ステップDOWN

１ステップDOWN

１ステップDOWN

１ステップUP

１ステップUP

１ステップUP

１ステップUP

１ステップUP

変化なし

ECC基板について⑤

37

設定、確認

単位MPa

用途

冷蔵庫 青果、日配等 精肉、鮮魚 チルド食品 冷凍食品、アイス 冷凍庫、アイス

＋3～＋10 －2～＋10 －5～ 　0 －8～ －5 －22～ －8 －30～－22

庫内温度 （℃）

蒸発温度 （℃）

R22 R404A

－5 －10 －17

－30～－25 －40～－35 －40

ON値 OFF値 ON値 OFF値 0.430 0.360 0.270 0.120 0.100 0.090

0.370 0.300 0.220 0.060 0.040 0.020

0.340 0.280 0.210 0.080 0.060 0.050

0.290 0.230 0.160 0.030 0.010 0.000

10m 0.01 0.01 0.01 0.01 0.00 0.00

30m 0.04 0.03 0.03 0.02 0.01 0.01

50m 0.06 0.05 0.05 0.04 0.01 0.01

配管長さによる圧力損失

no

1 2 3 4 5 6

＋3～＋10 －2～＋10 －5～ 　0 －8～ －5 －22～ －8 －30～－22

庫内温度 （℃）

冷蔵庫 青果、日配等 精肉、鮮魚 チルド食品 冷凍食品、アイス 冷凍庫、アイス

蒸発温度 （℃） －5 －10 －17

－30～－25 －40～－35 －40

用途 ON値 0.340 0.280 0.210 0.080 0.060 0.050

OFF値 0.290 0.230 0.160 0.030 0.010 0.000

ON値 0.430 0.360 0.270 0.120 0.100 0.090

OFF値 0.370 0.300 0.220 0.060 0.040 0.020

（例）

R404A(MPa)R22(MPa)

※2出荷時設定（R404A） ・ＯＮ　　　　　：0.270MPa 　　　　　　　　　　　　・ＯＦＦ　　　　：0.220MPa 　　　　　　　　　　　　・運転モード　　：省エネ（Eco） 　　　　　　　　　　　　・標準圧力設定 ：no 3 　　　　　　　　　　　　・外部通信冷凍機No：　0 　　　　　　　　　　　　・圧力補正　低圧：0.00　 　　　　　　　　　　　　・停止時間　　　：120秒(強制、一系統時のみ)

冷凍機の運転スイッチをＯＦＦにし電源投入すると、ECC基板が作動しますので、この状態で初期設定を 行ってください。 ① 低圧圧力の設定 　 ECC基板の低圧圧力標準設定は次のとおりです。負荷に応じて下記の②の方法で圧力設定を変更して 　 ください。 　・OFF値＝冷却器の蒸発圧力－配管の圧力損失 　・ON値 ＝OFF値＋ディファレンシャル値（0.05～0.1MPa）

　吐出

or周波数 パイプ

標準モード SW3－8：OFF （ONでバックモード下図）

標準

運

転 ＯＮ

ＯＦＦ

圧力 設定

モード 運転

故障

吸入

吐出 力 圧

設 定

履歴

高

圧

ロータリＳＷ（ツマミ）

0

② 設定ツマミによる低圧圧力設定と運転モード選択 　 設定ツマミは、設定、点検時以外は「運転」の位置にしてください。低圧圧力（MPa）を表示します。 　 ツマミが｢ON｣、｢OFF｣、｢運転モード｣、｢標準圧力設定｣の各位置にあるとき、▲、▼ボタンにて設定、 　 選択可能です。 　 ツマミを「運転」の位置に戻した時点で設定値が記憶されます。設定範囲は0.005MPa単位で0.000～ 　 0.500MPa、最小ディファレンシャルは0.010MPaで、誤設定（ON値とOFF値の逆転）防止機能を内蔵して 　 います。機種設定でシングルユニット（SW4：1,2,3 ON/4 OFF）を使用する場合は運転モードを一系統「Sin」 　 としてください。

①ON　　　 ： ②OFF　　　 ： ③運転モード　：｢省エネ｣、｢高鮮度｣、｢１系統｣のいずれかを選択します。 　省エネ　　　：｢Ｅｃｏ｣表示 　高鮮度　　　：｢ＦｒＥ｣表示 　１系統　　　：｢Ｓｉｎ｣表示 ④標準設定圧力：必要に応じて以下の方法で選択してください。 　　　　　　　　ツマミを｢標準圧力設定｣に合わせると、｢　　F｣が表示 　　　　　　　　されますので、▲、▼ボタンを押して希望のNOを選択 　　　　　　　　してください。（noと設定値は下表参照）。 ※１標準圧力設定表

バックモード設定（上図）

バックモード（ＳＷ3－8：ＯＮ）

低圧 　圧力 補正

外部通信 冷凍機 NO

運転 順序 切換

容量 制御

残り時間

停止 時間

0

ECC基板について⑥

38

設定、確認

1　2　3　4　5　6　7　8

OFF

ON

自動

制御

チェック

強制

③ 2切換スイッチの設定 ＳＷ1

ＳＷ2

ＳＷ3

ＳＷ4

出荷時「自動」設定 ｢自動｣と｢強制｣の切換スイッチです。 通常は｢自動｣側にしてください。｢強制｣は試運転、サービス時等で低圧圧力に関係 なく全コンプ運転したいとき利用ください。

出荷時「制御」設定 ｢制御運転｣と｢基板チェック｣の切換スイッチです。 設定、運転中は｢チェック｣に切換えないでください。｢チェック｣側にすると、 ｢－ＣＨ－｣が表示されます。

スイッチの切換えにより機能の選択ができます。必要に応じて切換え てください。 出荷時は4のみON 1．霜取方式 ON：直切／OFF：ポンプダウン（スクロールマルチのみ） 2．オイルバック ON：有 ／OFF：なし 3．未使用 4．冷媒選択 ON：R404A／OFF：R22 5．未使用 6．未使用 7．故障履歴クリア ON：故障履歴クリアモード／OFF：クリアモードに入らない 8．バックモード切換 ON：バックモード／OFF：通常モード

1　2　3　4

OFF

ON

機種設定用 出荷時は１のみON ※設定後は誤操作防止用カバー 　を取付けてください。

④ バックモードでの設定

（1）外部通信冷凍機No（出荷時設定：0） マスターコントローラを接続し、外部通信を行う場合、このモードで、冷凍機Noを設定してください。 外部通信をしない場合は0、通信をする場合は、1～50を各冷凍機毎に設定してください。 （冷凍機Noは重複不可） （2）低圧圧力補正 低圧圧力表示を補正できます。（表示範囲：－0.030～＋0.030MPa：0.005MPa毎） （3）運転順序切換（出荷時設定：AUTO） 本機種は運転順序の切換えができます。ツマミ「高圧」の位置、▲▼ボタンで設定。 切換えは3種類あります。AUTO（自動）、nor（正）、bAc（逆） a） AUTOの場合、電源ONからの積算時間をカウントし、10日毎に「正」⇔「逆」を切換えます。 ツマミが「運転」の位置で▲ボタンONすると、切換えまでの残り日数を示し、末尾に「E」表示が ある場合は順序が「逆」を示します。 b） norの場合、運転順序は「正」固定です。 c） bAcの場合、運転順序は「逆」固定です。

スクロールマルチ25HP スクロールマルチ30HP スクロールマルチ36HP スクロールマルチ40HP セントラル65HP セントラル70HP セントラル75HP セントラル80HP セントラル85HP セントラル90HP セントラル95HP 異出力2台マルチ 同出力2台マルチ 同出力3台マルチ シングルユニット

1 OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF OFF ON ON ON ON ON ON ON

2 OFF OFF OFF OFF ON ON ON ON OFF OFF OFF OFF ON ON ON

3 OFF OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF OFF ON ON OFF OFF ON

4 OFF ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF ON OFF

種　　　別 SW4スイッチ位置（2進表示）

ECC基板について⑦

39

表示及び設定1）デジタル表示部の右下ポイント点滅

2秒点滅：オイルバック停止中 1秒点滅：強制、1系統時の3分停止中

2）個別LED① 電源(黄) 基板に電源が印加されているとき点灯します。 ② 警報(赤) 異常警報発生時に点滅または点灯します。 ③ コンプ(緑) コンプNo1,2,3,4,5 　　リレー｢X4,5,6,7,8｣のコイルON時(コンプ1,2,3,4,5ON時)点灯します。 ④ チェック(黄) 　　SW2をチェックで電源ON（チェックモード時）したとき点灯します。ただし､通常運転中にSW2をチェックに 　　したときは消灯し､7セグは　-CH- （チェンジ）表示。またバックモード（SW5-8：ON）時点滅します。 ⑤ 圧力レベル(黄)　HIGH、LOW 　　・｢HIGH｣：低圧圧力がHIGHのゾーンでは点灯、S-HIGH以上では点滅します。 　　・｢LOW｣ ：低圧圧力がLOWのゾーンでは点灯、S-LOW以下では点滅します。 ⑥ 霜取(緑) 霜取信号(AC200V)入力中は、点灯します。(スクロールマルチのみ)

3）デジタル表示及び設定一覧表 ロータリSWが“運転”以外の場合は、デジタル表示が点滅する。

ロータリ SW位置 SW3－8 表示内容 表示範囲

（7セグ LED） 備　　考

表示範囲 SW3-4 OFF:R22/ON:R404A

▼押し時 表示 範囲

▲押し時

運転 ON OFF 運転モード 標準圧力設定 高圧 吐出パイプ or周波数 吸入 吐出 故障履歴 ON OFF 運転モード 標準圧力設定 高圧 吐出パイプ or周波数 吸入 吐出 故障履歴

― OFF ON BACK- MODE チェック LED点滅 1秒

低圧圧力 (MPa) 圧力設定 ON値 圧力設定 OFF値 運転モード 初期 “F”表示 高圧圧力 (MPa) ----表示 吸入温度 吐出温度 エラーコード 外部通信 冷凍機No ----表示 ----表示 低圧センサ 圧力補正値 運転順序切換 容量制御 残り時間 停止時間 (強制、Sin) ----表示 ----表示

Lo,-.090～0.980、Hi (0.005MPa毎) R22：-.010～0.500MPa 404A：0.010～0.500MPa (0.005MPa毎) R22：-.020～0.490MPa 404A：0.000～0.490MPa (0.005MPa毎) Eco(省エネ)、Fre(高鮮度)、 Sin(1系統) 標準圧力設定値 6データ（詳細は別表） Lo1、0～3.0MPa、Hi1 ― E,-59～39℃,F (1℃毎) F,＊. 1～＊.149℃,F (1℃毎)　Fは範囲外 E＊＊（詳細は別表）過去 50件、それ以前は消去 0～50、0は設定なし 1～50を選択 ― ― -.030～0.030MPa切換 (0.005毎) AUTO（自動） nor（正）、bAc（逆） 180～0秒、次のステップ アップ、ダウンまでを表示 0～180秒設定 (1秒毎) ― ―

設定値 アップ 設定値 アップ 設定値 アップ 設定値 アップ ― ― ― 表示コンプ アップ 過去へ 進む 設定値 アップ ― ― 設定値 アップ 設定値 アップ ― 設定値 アップ ― ―

― 同左 同左 同左 ― ― ― 同左 同左 ― 同左 ― ― 同左 同左 同左 同左 ― ―

蒸発温度 (換算値) 設定値 ダウン 設定値 ダウン 設定値 ダウン 設定値 ダウン 凝縮温度 ― ― 表示コンプ ダウン 過去から 戻る 設定値 ダウン ― ― 設定値 ダウン 設定値 ダウン ― 設定値 ダウン ― ―

R22： -85.0～25.6℃ R404A： -88.8～19.1℃ 同左 同左 同左 ― R22：15.5～70.1℃ 404A：9.4～62.2℃ ― 同左 同左 ― 同左 ― ― 同左 同左 同左 同左 ― ―

警報時は エラーコードと 低圧交互表示 ON/OFF値 逆転不可 ON/OFF値 逆転不可 温度表示 0.7～2.9M ― ＊は､コンプ No 運転に戻すと 最新 ― ― ― ― ―

赤LED 点滅解除 運転順序 自動時残日数と逆（E）表示

ECC基板について⑧

40

保護制御

ECC基板について⑨

スクロールマルチ 基板交換により追加となった保護制御

① 高圧圧力センサ(約1秒後)の開放　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E06)

② 吐出温度センサ　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E040)※

③ 吸入温度センサ　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E07)

④ 外部通信冷凍機Noが0以外の時(通信コントローラと通信接続中)､コントローラ側からのデータを10分間

受信しなかった場合、通信異常と判定し、E19を表示。赤LEDを点滅させる。データ受信を再開した場

合エラーを解除する。

また、圧力設定値は電源投入時の初期設定値に戻ります。

※従来のエラーコードE04（コンプ保護）と重複するため、スクロールマルチのみ、吐出温度センサ異常

をE040と表示する。

スクロールマルチ以外

① 低圧圧力センサ(約1秒後)の開放

全コンプONし、低圧圧力SWにて運転する。手動復帰。(エラーコード:E05)

② 高圧圧力センサ(約1秒後)の開放　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E06)

③ 吐出温度センサ　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E04)

④ 吸入温度センサ　エラー表示のみ。手動復帰。コンプは運転継続。(エラーコード:E07)

⑤ 外部通信冷凍機Noが0以外の時(通信コントローラと通信接続中)､コントローラ側からのデータを10分間

受信しなかった場合、通信異常と判定し、E19を表示。赤LEDを点滅させる。データ受信を再開した場

合エラーを解除する。

また、圧力設定値は、電源投入時の初期設定値に戻ります。

警報解除

下記の操作(OFF→ON)で可能とする。ただし、異常内容はマイコンに記憶させたままとする。

① 漏電遮断器操作

外部警報出力

① スクロールマルチ

各種異常時(逆相、電装箱温度異常、低圧圧力センサ異常、コンプ保護)｢リレーX1｣をOFF(接点導通;外部

警報)にする。

② スクロールマルチ以外

冷凍機異常の場合、基板の霜取入力に200Vが印加されると外部通信機器(マスターコントローラ)に高圧

異常と過電流を表示させる。

通信機能

① 各種データ出力（低圧、高圧、吐出温度、吸入温度、コンプ1,2,3,4,5運転/停止）

② 警報内容出力 (逆相、高圧異常、低圧圧力センサ異常、箱温度異常)

41

制御機能優先順位

運転スイッチOFFによる停止

保護装置作動による停止…手動復帰 「逆相、低圧圧力センサ異常、電装箱温度異常、コンプ保護」（スクロールマルチ） 「低圧圧力センサ異常」（スクロールマルチ以外）

制御仕様による停止…自動復帰 霜取、オイルバック制御

通常運転 設定値による運転（容量制御運転）

高圧圧力センサ、吸入センサ、吐出センサ異常、通信異常…エラー表示のみ

オイルバック停止制御（スクロールマルチ以外の場合）

コンプ容量制御で小出力運転が長時間続いた時、冷凍サイクル上、オイルがオイルセパレータまで戻らなくなること

を防ぐため、オイルバック停止制御を行います。電源ＯＮより2時間毎に3分間全コンプ停止による、オイルバック停

止を行います。3分停止後、低圧圧力がHIGHのゾーンでは全コンプ運転の1つ前のステップで運転開始、S－HIGH

のゾーンでは全コンプ運転で運転開始します。

ただし下記①～⑤の場合オイルバック停止を行ないません。条件解除後２時間後にオイルバック停止します。

①スイッチＳＷ１を強制側にしているとき

②運転モードを｢１系統｣にしているとき

③ディップスイッチSW3－2がOFFしている時

④全コンプ停止が10分以上継続したとき

⑤70、85、90HP　（8ステップ以上）：全コンプON　2つ前以上のステップの運転時間が5分以上になった時

65、75、80、95HP（7ステップ未満）：全コンプON　1つ前以上のステップの運転時間が5分以上になった時

　　（容量制御率が下表以上の時の運転時間が5分以上になった時：セントラルユニットの例、運転順序、正）

機　種

65HP

70HP

75HP

80HP

45/65HP

50/70HP

55/75HP

60/80HP

69％

71％

73％

75％

85HP

90HP

95HP

55/85HP

70/90HP

75/95HP

64％

77％

78％

容量制御率 機　種 容量制御率

ECC基板について⑩

42

センサの故障診断センサの故障 ①デジタル表示部に ｢Ｅ07 ｣が表示される。

圧力センサの電圧チェックは、必ずテスタの ＤＣＶレンジで行なってください。抵抗レンジ ではセンサが“こわれ”ますので注意ください。

ＮＯ

ＮＯ ＹＥＳ

ＹＥＳ 基板故障

コネクタを基板に差し込む 吸入温度センサ故障 ［抵抗測定方法］

テスタリードを端子に

接触させる

※1吸入温度が－30～20℃のとき、 　センサ抵抗値が25～2.6ＫΩなら正常です。 温度(℃) 抵抗値(ＫΩ)

20 2.6

10 4

0 6

－10 9

－20 15

－30 25

ＮＯ

ＮＯ ＹＥＳ

ＹＥＳ 基板故障

基板故障

コネクタを基板に差し込む 低圧圧力センサ故障

［電圧測定方法］

テスタリードを端子に

接触させる

※2センサ出力電圧と圧力の関係 　下表で圧力値が0.15MPaのように中間値の場合は、比例計算で求めてください。

圧力（MPa) 電圧（DCV)

0.49 3.0

0.39 2.6

0.29 2.2

0.20 1.8

0.10 1.4

0.00 1.0

▲

テスタの黒リード（－） テスタの赤リード（＋）

3P21

低圧

▲

テスタの黒リード（－） テスタの赤リード（＋）

3P31

高圧

基　　板

②デジタル表示部に ｢Ｅ05 ｣が表示されて、全コンプレッサ運転になる。

注　意

ECC制御基板上のコネクタ2P5（吸入）

が外れていないか コネクタ2P5を外して、吸入温度センサの

抵抗（※１）チェックする

ECC制御基板上のコネクタ

3P2（低圧）が外れていないか

コネクタ3P2で低圧圧力センサ

の出力電圧（※2）チェックする

ＮＯ

ＮＯ ＹＥＳ

ＹＥＳ

コネクタを基板に差し込む 高圧圧力センサ故障

※3センサ出力電圧と圧力の関係 　下表で圧力値が1.7MPaのように中間値の場合は、比例計算で求めてください。

圧力（MPa) 電圧（DCV)

2.4 4.2

2.2 3.93

2.0 3.6

1.8 3.4

1.5 3.0

1.2 2.6

③デジタル表示部に ｢Ｅ06 ｣が表示される。

ECC制御基板上のコネクタ

3P3（高圧）が外れていないか

コネクタ3P3で高圧圧力センサ

の出力電圧（※3）チェックする

＜センサ温度と抵抗値の関係＞　

故障診断①

43

センサの故障診断センサの故障 ④デジタル表示部に ｢Ｅ04,スクロールマルチＥ040｣が表示されている。

ＮＯ

ＮＯ ＹＥＳ

ＹＥＳ 基板故障

コネクタを基板に差し込む 吐出温度センサ故障

［抵抗測定方法］

テスタリードを端子に 接触させる

※1コンプレッサヘッド温度が20～100℃のとき、 　センサ抵抗値が約3～100ＫΩなら正常です。

ECC基板上のコネクタ2P6（温度）

が外れていないか コネクタ2P6を外して、吐出温度

センサ抵抗（※１）チェックする

＜センサ温度と抵抗値の関係＞　

温度(℃) 抵抗値(ＫΩ)

120 2.1

100 3.8

80 7

60 14

40 30

20 70

故障診断②

44

ECC基板の故障診断（自己診断）

故障診断③

漏電遮断器、運転スイッチをOFFにし、コネクタ2Ｐ1、4Ｐ3～4Ｐ6をはずし、スイッチSW2を｢チェッ

ク｣側にして漏電遮断器のみＯＮにしてください。

このとき｢チェック｣のLED(黄)が点灯し、デジタル表示部に｢ＣＨＥＣ｣が表示されれば、チェックモードにな

っています。

基板上のリレーとLEDの動作に不具合があると思われる場合は、このモードで動作確認をすることができます。

① 表示がおかしい、コンプレッサが運転しない等の場合は、以下のチェックを行ってください。

正常であれば、設定ツマミの位置に拘わず、下記の動作となります。

・▲ボタン押すとリレーの接点全て導通、LEDは全て点灯、デジタル表示は｢8.8.8.8.｣となります。

・▼ボタン押すとリレーの接点全て開放、電源以外のLEDは全て消灯します。

故障履歴クリア方法ECC基板の設定ツマミとディップスイッチを操作します。

①設定ツマミを吐出温度に合わせます（吐出温度が表示されます）

②ディップスイッチSW3－7をONにします。

③▼ボタンを押します（故障履歴は全てクリアされます）

④ディップスイッチSW3－7をOFFに戻します

⑤設定ツマミを故障履歴に合わせ、E‐‐‐が表示されればクリアされています。

⑥設定ツマミを運転に戻します。

45

故障した場合の処置

故障時の処置故障時、不具合を生じた場合、修理は専門業者にご依頼ください。

万一何らかの原因によりコントローラが故障した場合は、電源をＯＦＦにして修理してください。

なお、故障再発防止のため、次の点に注意してください。

（1）同じ故障を繰り返さないよう故障診断を確実に行い、故障箇所と原因を必ずつきとめてから修理してくだ

さい。

（2）配管修理を行う場合、溶接部は必ず冷媒を回収し、窒素ガスを通しながら溶接をしてください。

（3）コンデンシングユニットの修理・交換・廃棄等を行う場合は必ず冷媒を回収してください。

（4）部品故障は、ユニット全体の交換はやめ、不良部品のみ交換してください。

（5）故障部品は、必ず部品に記載されている型式と同じものを交換してください。不明の場合は弊社発行サー

ビスパーツリストに従ってください。ヒューズ交換時は必ず当社指定の硅砂入りヒューズを使用してくだ

さい。（市販品は溶断時破裂する恐れがあります）

（6）漏電事故防止のため、点検・サービス時に外した部品（カバー、電気部品等）必ず元どおりに取りつけて

ください。

（7）補修後は必ず試運転時と同様、運転状態の確認を行ってください。

特に、故障が再発する可能性がないかどうか再確認してください。

その他故障原因が不明な場合は、故障の症状と機種名、製造Ｎｏ等調査の上、サービス窓口までご連絡ください。

46

2. 保証できない範囲

1. 無償保証期間および範囲

保証条件①

無償保証期間は取付けた日から1年間といたしますが、無償保証の範囲は故障した当該部品とし、代品を支給

いたします。

ただし、下記による故障については、保証期間中であっても有償となります。

（1）機種選定、冷凍装置設計に不具合がある場合

取扱説明書及び弊社発行のマニュアル等に記載した指示事項及び注意事項を遵守せずに工事を行った場合。

（2）取付工事に不具合がある場合

○取付工事中取扱い不良のため損傷、破損した場合

○取付工事の電気配線不良と判断される場合

○弊社関係者が工事上の不備を指摘したにもかかわらず改善されなかった場合

○各種法規に違反する工事により生じた事故

○振動が大きく、もしくは運転音が大きいのを承知で運転した場合

○電気部品への切粉侵入による事故（追加部品等取付のための穴の追加時）

（3）弊社の製品仕様を取付に当たって現地改造、付帯工事或は移設したことにより生じた事故、又は弊社製

品付属の保護機器を使用せずに事故となった場合

（4）運転環境及び保守点検が不備なことによる事故の場合

○油（機械油を含む）、塩分（海岸地区等）、硫化ガス（温泉地区等）などの多い環境に据付けたこと

による事故

○取付け場所による事故（化学薬品等の特殊環境条件）

○調整ミスによる事故（温度調節器の庫内温度設定、霜取タイマ設定）

○メンテナンス不備

○修理作業ミス（部品違い、欠品、取付不良）

○除霜不良による事故

○異常電圧による事故

47

保証条件②

（5）電源の不具合による事故の場合① 電源側のヒューズ溶断、電線の端子緩み等による単相通電（欠相）によって起こるモータ、電装品の不具合事故

② 停電後、非常電源への切り替え後の始動時に起こる電源電圧異常低下（170V以下）によって起こるモータ、電装品の不具合事故（対策としてはユニットの順次始動、電源容量、電線サイズのアップ等が考えられる）

③ 雷等による電源への異常高電圧の印加、あるいはアーク火花等の過大ノイズ印加によるモータ、電装品の不具合事故

（6）本製品に指定された設置場所（屋内）、使用周囲温度、使用電圧の範囲を守らなかったことによる事故の場合

（7）火災、地震、水害、落雷その他の天災地変による事故

（8）国外で使用した場合

（9) 車両、船舶に搭載使用した場合

（10）その他、取付、運転、調整、保守上常識となっている内容を逸脱した工事及び使用方法での事故は一切保証できません。また、コントローラの事故に起因した冷却物、営業保証等の二次補償はいたしません。したがって、二次災害については警報システムの設置あるいは弊社代理店等と相談の上、事前に損害保険を掛けるなどで対処してください。

お客さまからお受けした、お客さまのお名前、ご住所、お電話番号などの個人情報は適切に管理いたします。また、お客さまの同意がない限り、業務委託の場合および法令に基づき必要と判断される場合を除き、第三者への開示は行いません。 〈利用目的〉 ●お客さまからお受けした個人情報は、商品・サービスに関わるご相談・お問い合せの対応のみを目的として用います。なお、この目的の ためにパナソニック株式会社および関係会社で上記個人情報を利用することがあります。 〈業務委託の場合〉 ●上記目的の範囲内で対応業務を委託する場合、委託先に対しては当社と同等の個人情報保護を行わせるとともに、適切な管理・監督を いたします。

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施工説明書に記載されていない方法や、指定の部品を使用しない方法で施工されたことにより事故や損害が生じたときには、当社では責任を負えません。また、その施工が原因で故障が生じた場合は、製品保証の対象外となります。