活用・導入事例 · 間接部門負荷軽減(例) 給与計算にかかる 時間の削減...

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IoT Internet of Things 活用・導入事例 (第2集) 2019 . 3

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Page 1: 活用・導入事例 · 間接部門負荷軽減(例) 給与計算にかかる 時間の削減 導入前10人日→ 導入後3人日(月) コスト軽減 240,000円→ 72,000円(月)

IoTInternet of Things

活 用 ・ 導 入 事 例(第2集)

2019.3

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●INDEX

株式会社アイナス

株式会社AGREE

株式会社石引写真館

株式会社大塚製作所

カザマゴルフ練習場

JPC株式会社

スターエンジニアリング株式会社

株式会社SAYコンピューター

太洋電機産業株式会社

大丸鐵興株式会社

株式会社大和電機製作所

デベロテクノ株式会社

株式会社長崎プレス工業

B.I.S株式会社

ほしいも株式会社

松本産業株式会社

株式会社ミナキ

株式会社八千代エンジニアリング

株式会社ヤハタ

吉野電業株式会社

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社アイナス茨城県つくば市千現1-17-28ヤマナミ千現ビル302 TEL:029-856-8360

http://www.inas-net.co.jp/

①「時間伝票」® により、人・プロジェクトの動きを測る

バックオフィス業務の見せる化に

さらに生産性の評価から、

働き方改革につなげていく。

③今後の取り組み

働き方改革を進める上で、適性単価・適正配置が重要になります。時間量から時間質へ業務時間の標準

化が必要です(時間のものさし)。まずは作業者が時間伝票(日報)入力を習慣することが大切です。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

間接部門(バックオフィス)の生産性を「見せる化」

することで、働き方改革につなげよう!

従 業 員 数 事 業 内 容 ソフトウェア受託開発・自社商品企画開発サービス

情報処理サービス業

18名

10,000(千円)

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②データの活用により、業務分析・改善につなげる

より生産性の評価を実現!

時間伝票(日報)のデータをもとに、管理者は「何に時間をとられているのか」の業務分析を行い、改善につなげる。

PM-BOX「時間伝票」を現場社員が入力、

管理者へ「見せる化」実現

●客先月報のフォーマットが統一されていなかったため、

毎月の作業時間集計から給与計算まで勤怠管理にかか

る間接部門の時間コスト・精神負荷が重い

●社内の生産性データに関する情報共有化が行われて

いない

●社員が「何を何時間」の

 状況報告を「見せる化」

●作業時間集計等の間

 接部門の負荷軽減

●データの一元管理、活用

課題

特徴

◇ 当社開発PM-BOX「時間伝票」による「測る」習慣化・標準化

◇ 間接部門負荷軽減(例) 給与計算にかかる

時間の削減 導入前10人日→ 導入後3人日(月)

コスト軽減 240,000円→ 72,000円(月)

利益創出 168,000円(月当たり) 2,010,600円(年間)

IoT導入による効果

ソリューション

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社AGREE茨城県つくば市谷田部6251-9 TEL:029-896-6263https://leber11.com/

①クラウドサービスを活用した健康状態の見える化

クラウドでの情報共有で体調不良

厚生労働省推奨のストレスチェック(57項目)をチャット形式で導入。日々の健康に加えて、ストレ

ス度合いを自動で把握し、社員が健康に働ける環境作りを支援。

③ストレスチェックによる働きやすい環境づくり

●24時間365日気軽に医師と相談できる福利厚生サービス

●一人あたり200円/月以下で医師と「相談し放題」

●クラウドサービスの活用により、利用者間の情報共有が可能になる。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

いつでも、どこでも、誰にでも

最高の医療をあなたのもとへ

従 業 員 数 事 業 内 容 遠隔医療事業

情報通信業

6名

53,000(千円)

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ドクターシェアリングアプリ

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②セルフケア支援と社員の健康を見える化!

による能率低下を防ぐ

社員の健康を見える化し、能率低下を防止

●体調不良やメンタル不調による病欠、離職が多い

●健康を支援する方法が分からない

●ストレスチェックを行えておらず、社員の健康状態が分

からない

●社 員のセルフケアを

 支援し、健康管理を自動化

●健康を見える化し、職

 場環境の改善を支援

●気軽にストレスチェック

 を実施

課題

特徴

◇ 社員の健康管理を自動化 ◇ 気軽に相談できる環境で社員のモチベーションを向上

◇ 職場環境改善による作業効率向上 ◇ ストレスチェクによる働きやすい環境づくり

IoT導入による効果

家族の相談も可能!

社員が健康に働ける

気軽に医師に相談できる環境を提供し、

社員のセルフケアを応援!

社員の健康を自動で集計

社員の健康を見える化

※相談内容は匿名化し、個人が特定でき

 ない状態で集計・表示

ソリューション

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社石引写真館茨城県取手市東3-992-11 TEL:0297-72-0280 https://www.ishibiki-ps.co.jp/

①顔認証技術による写真選定

画像認識AIシステム導入による

写真選択工程にDeep Learning等の最新のAIによる画像認識技術を適用することで、写真館スタッフ

の写真選択工数を低減させる。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

写真でHAPPINESSをモットーに

今の笑顔を一生の宝物に残します

従 業 員 数 事 業 内 容 写真撮影業

サービス業

5名

10,000(千円)

3

●時間短縮と正確性をPRすることにより他店との差別化ができる

●顔認証機能を応用し生徒個人のプライベートアルバムを提案することができる

③独自サービスとしての販路拡大

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②写真選択自動化による生産性向上

卒業アルバム制作の作業効率化

[定量的な効果]

●写真選択工程が効率化したことにより、作業時間が削減された。 

  合計 8,000 時間 ⇒ 150 時間 に削減

●作業時間の削減により生まれた余剰時間で、1校あたりの見開きページ数を増加することができた。

見開きページ 20 ページ/ 校 ⇒ 30 ページ/ 校 へ増加

[定性的な効果]

●作業負荷が低減したことにより、従業員のストレスが軽減した。

●本来業務に専念可能な環境づくりで従業員満足度が向上した。

顔認証技術による写真選定時間の短縮

●写真選択工程を人力作業で行っているため工数がかかる

●最も工数のかかる写真選定工程を1~2カ月程度の

短期間で完了させる必要がある

●写真選択工程は、七五三、成人式等の写真館にとって

繁忙期と重なっている

今まで毎年1,000名の顔

を暗記して行っていた写真

選定作業を顔認証の技術

を使って自動化する

課題 ゴール

特徴

◇ 写真選定作業の時間短縮と人違いによるミスの軽減

◇ スタッフのストレス軽減による働きやすい環境づくり

◇ 人手に頼った作業時間の軽減による余剰時間の増加

◇ 余剰時間を活用したサービスの質向上 ◇ 当社独自サービスとしての販路開拓

IoT導入による効果

指標 取り組み前 取り組み後アルバム納品学校数 10校 10校1アルバムあたりの見開きページ数 20ページ/校 30ページ/校アルバム見開き1ページあたりの作業工数 40時間/ページ 0.5時間/ページ

合計 8,000時間 150時間

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社大塚製作所茨城県水戸市谷津町細田1-64 TEL:029-251-4567http://ohthuka.co.jp/

①受注山積みグラフの作成【FileMaker を活用】

現行生産管理システムと連携した

●工程グラフへのデータ取り込み、グラフ表示は、データベースソフトFileMakerで実現した。

●生産管理システムからCSV形式で所要項目をエクスポートし、データベースソフトFileMakerに

インポートして、[工程グラフ](==受注山積みグラフ)を作成する。

未 完 工 程 の 数 はそ の 都 度 変 化 する ので、

FileMaker側で取り込んだ後、テーブルまたは

フィールドを追加する必要があった。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

お客様の満足を約束する、

ハイクオリティ治工具のマザーファクトリー

従 業 員 数 事 業 内 容 治工具・省力化機械の設計製作

機械工具製造業

40名

100,000(千円)

CSV フォーマット

(注)FileMaker は、ファイルメーカー社が開発しているクロスプラットフォームのデータベース

ソフトウェア 「自身のビジネスにぴったりの独自の App、カスタム App を作成することができる」

ことを特長とする。

ホーム画面(問題点)

1つの工程についてその都度CSVファイルを読

み込み、工程グラフを作成するようにすれば、

テーブル追加やフィールド追加は不要になる。

(対策)

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②受注見える化システムの機能

受注見える化システムの構築

●精度を上げるため、CSVフォーマットを変更する必要があリ、工程管理システム開発元との調整を行う。

●現状では各工程ごとの受注山積みグラフであるが、今後は各機械ごとの山積みグラフのデータを見

える化し、さらなる高効率生産を実現する。

●工程ごとの受注数の山積み状況がわか

り、仕事の平準化、納期達成の見通し

を得ることができる。

●PCやスマートフォンにより、営業と現場

で各工程の負荷状況の確認、情報共有

ができる。

●納期管理と生産計画を臨機応変に

対応可能。

③今後の取り組み

各工程スケジュール管理による高効率生産

営業(受注情報)・現場(生産情報)の情報共有が出来て

おらず、設備や人の状況が分からないまま受注してしまい、

納期・工程を後からやりくりしている

工程負荷状況を把握し、

仕事の平準化、納期達成

の見通しを得ることで高

効率生産を実現

課題 ゴール

特徴

◇ 受注山積みグラフから、各工程の負荷状況の把握が可能になった

◇ データから負荷の少ない工程の仕事を入れる営業活動が可能になった

◇ 仕事の平準化により稼働率を向上(3%UP)

◇ 生産計画の変更への柔軟な対応

IoT導入による効果

各工程受注数山積み状況

スマートフォン

でも確認可能

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

カザマゴルフ練習場茨城県行方市芹沢821 TEL:0299-55-2891https://kazamagolf.com/

①IoTを用いて球残量を監視するシステム

画像解析とIoTで実現した低コスト

●新たなテクノロジーを用いて外的要因(光量変化など)による判定性能の低下を防ぐとともに

導入時の機器調整の手間を減らすことや、蓄積された情報を応用した二次利用を検討している。

●ウェブカメラとマイコンで画像解析を行い、ゴルフボールが少なくなったことを判断し、定期的に

サーバへ情報を保存する。その情報をサーバ側で時系列的に分析し球切れと判定した際にLINE

アプリへ画像とメッセージを送信する。

●要  件:無人営業時間帯でも球切れになる前にスタッフに通知する。遠隔地からも最新画像が

     簡単に確認できる。

●貸 出 機:箱状の収納容器にゴルフボールをバラ積みで補充する。

●機器構成:赤外線ウェブカメラ(2台)、Raspberry Pi(1台)、レンタルサーバ(ホームページ運営

     と併用)、回線は既存のもの。

③機械学習等を用いた許容範囲の拡大

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

お客様の利便性を考慮した日の出からの営業と、

手ごろな利用料がウリのゴルフ練習場です

従 業 員 数 事 業 内 容 ゴルフ練習場

サービス業

2名

5

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②球切れ発生前の自動通知で機会損失が減少

球残量監視システム

●これまでは急な来客の増加による貸出量の変化によって補充が間に合わず球切れになることが

度々発生し、それによる機会損失が起きていた。また、定期的な残量確認はスタッフの負担となっ

ており、監視カメラ等も遠隔地からは使えないなどの課題となっていた。

●今回、画像解析を用いたIoTの試作により、リアルタイムな自動監視とウェブブラウザでの画像

確認も可能となり一定の効果があった。

安価な装置で実現した自動監視システム

●定期的な目視確認による労力負担と急な球切れによる

 機会損失(収益減)が発生している

●導入コストを抑える

●スタッフの負担軽減

●機会損失をゼロにする

課題 ゴール

特徴

◇ 球切れによる機会損失 週に3~4回 ⇒ 導入以降0回

◇ 現地で確認する回数 1日数回   ⇒ 週に数回

IoT導入による効果

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

JPC株式会社

①IoTがつなぐ介護記録と利用者への想い

スマートフォン活用コミュニティー

●医療従事者や行政機関等、地域の関係者が継ぎ目なくつながり、コミュニティ全体の力で利用者の

改善をサポートする枠組みを創造していく。

●日々の蓄積される介護データから改善点を分析・抽出し、対象者一人ひとりに応じた最適な介護サー

ビス提供を支援するシステムをめざす。

③介護現場における人のつながりを豊かに

●当社製品である「介護サービス提供事業所向け業務支援ソフト“ カイサポ ”」の拡張として、

携帯端末を活用した介護情報の共有システムを開発。

●各事業所にて日々蓄積される利用者の介護記

録(状態変化)を整理し、利用者のご家族等に

提供。

●本システムの導入により、介護スタッフは、紙面

による連絡帳では伝えきれない利用者毎の変

化をご家族等に伝えることが可能となった。

●ご家族も時間や場所の制約によらず、利用者

の状態変化を確認することができ、質問や連

絡事項がある場合は、スマートフォン等を使用

して、スタッフとのコミュニケーションが可能

となった。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

IoTで、人を、お客様を、幸せにしたい

プラスαを提案できる会社がここにあります

従 業 員 数 事 業 内 容 システム開発・医用画像処理・HP制作

情報サービス業

28名

9,000(千円)

茨城県那珂市横堀851-12 TEL:029-352-1113http://www.j-pc.jp/

6

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②IoTが縮める介護関係者の距離感

実現で、こころをつなぐ介護支援

●生活の一部として定着し、あらゆるシーンで活躍する携帯端末を、介護分野におけるコミュニティー

ツールとして活用することで、介護サービス提供者と利用者、ご家族、ひいては地域とを効果的につ

なぐ役割を担っている。

●スマートフォンへの依存が人と人との関りを希薄にするという意見がある一方で、本システムが、遠く

離れて暮らす家族と利用者、介護スタッフを結びつけるきっかけとなっている。

介護情報は、いつでもどこでも確認OK!特徴

◇ カイサポ本体含め、1事業所あたり約74時間の作業時間削減

◇ 遠方で暮らす非同居家族との情報共有の機会創出

◇ 介護サービス利用家族と事業所間の連絡件数増加

◇ 介護計画改善につなげるためのデータ集計時間9割削減

IoT導入による効果

●介護業務のIT化は進んできたものの蓄積された介護記

録データが有効活用されていない

●業務効率向上が目的のIT化では、介護サービス利用者・

ご家族と、介護サービス提供者との距離感が埋まらない

介護記録の関係者間での

効果的共有を実現するこ

とで、介護サービス利用

者 の 改 善 を コ ミ ュ ニ

ティーで支援可能な枠組

みを提供する

課題 ソリューション

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

スターエンジニアリング株式会社茨城県日立市大沼町1-28-10 TEL:0294-38-1212http://www.stareng.co.jp/

①遠隔監視システム開発のための取り組み

遠隔監視システムによる生ごみ処

修理に要する時間・費用ともに負担が大きくなる傾向にある可動部(撹拌棒、撹拌モータなど)の故障

については、予兆の段階で検知し、予防保全につなげられるシステムが最終的な目標となる。

③故障の予兆検知が最終目標

●監視対象としたい項目(排気ファンの詰まり、モータギア

の異常など)、最適なセンサの選定

●各種センサ、シングルボードコンピュータ、モバイル通信モ

ジュールなどで構成されるデータ収集装置の試作と、クラ

ウドサービスを利用したデータ送信の実験(産学連携によ

る研究・開発補助事業を利用)

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

独自の知恵と技術を生かし、「差」より「違い」を

追求した製品づくりを目指しています

従 業 員 数 事 業 内 容 生ごみ処理機、ICタグ、コイル製品設計製造

電気機械製造業

45名

30,000(千円)

7

業務用生ごみ処理機

処理槽内部(メインシャフトと撹拌棒) 各種センサによるデータ収集実験

電流センサ

撹拌モータ通気口

マイク

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②今後の計画(遠隔監視の運用イメージ)

理機のトラブル予防と保守効率化 

●生ごみ処理機の故障や状態を検知するためのセンサ選定、実機での実験を進めてデータ収集装

置を完成させる。データ収集装置は新たに納品する製品だけでなく、過去に納品した製品への後

付けも可能とする。

●監視対象から収集したデータを処理し、本社の端末に表示するソフトウェアを製作する。遠隔地

で稼働する装置の状況も本社にいながら常時把握し、異常発生時はアラームやメール送信によっ

て、担当者がすぐに対応を開始できる。

各地の装置の稼働状況を本社で監視

●納入先での装置の運転状態が把握できていないため、

異常の発見が遅れるケースがある

●特に遠隔地の装置に故障が発生した場合、原因調査や

修理に多くの時間と費用が発生

各地に納入した生ごみ処

理機の稼 働状態を本社

PCで把握することができ、

故障やその兆候を検知し

たら本社に通知する遠隔

監視システムの構築

課題 ゴール

特徴

◇ 装置の重大な故障の防止と安全性向上

◇ 故障調査の経費削減効果:420千円/年(見込み)

◇ 収集した運転データを利用した製品改善

◇ 遠隔地へ保守の事前・改善提案が可能(製品「付加価値」の大幅向上)

IoT導入による効果

クラウドサーバー

データ閲覧

メール受信

データ収集装置

納入先

遠隔監視の運用イメージ

センサ類

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社SAYコンピュータ茨城県ひたちなか市高場1-18-11 TEL:029-202-3006http://www.saycom.jp/

①タブレット活用によるチェックシートの電子化運用

点検・作業日報のペーパーレス化

●運用にあわせてチェックシートの入力項目を自由に作成可能、報告書もExcelにより自由な様式

で作成できる。

●作業結果に写真や動画、音声を合わせて記録できる。

●作業結果をCSVで出力し、データの抽出、集計、統計などの二次利用が可能。

●手順書や設備のマニュアルなど、作業に必要な図面をタブレットで閲覧可能。

●作業結果のワークフロー制御(審査、承認、差し戻し)が可能。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

Make Smart!

ITの技術で現場をスマートに変えます

従 業 員 数 事 業 内 容 ・環境構築からのソフトウェア開発

・自社商品開発、販売

・最先端、新技術の研究開発

ソフトウェア開発および販売

32名

10,000(千円)

8

当社開発製品See-Note(注)により、紙を使った現場作業をタブレットに置き換えることが可能になる。

(注 )中小企業IoT等自動化技術導入促進事業(茨城県)のH30年度作業日報電子化WGの活用

   ツールとして選定。

タブレットでの入力画面

現場でも使いやすい簡単な

ユーザインタフェース

図面上での管理

図面と紐づけて場所での

管理も可能

報告書の出力

作業結果を自動で Excelに出力、撮影した写真の出力も可能

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②電子化による業務の効率化、情報の共有化

See-Note

●作業結果の管理

 クラウドを利用し、現場で作業した結果が事務所と共有されるため、複数拠点での情報共有が可

能になり、現場の状況を素早く確認できる。また、事務所での基幹システムへの転記など、間接

業務が不要となり、時間の削減および転記時のミスがなくなる。

●作業結果の正確な記録

 作業結果には作業者と時間も合わせて記録され、

写真や動画でも記録できるので、文字だけの情報

に比べて正確な情報を記録・管理できる。

●報告書の作成

 作業結果から報告書を自動で作成するため、報告

書作成にかかる時間を大幅に低減。

●過去結果の閲覧、活用

 過去の作業結果をデータベース化するため、確認

する時間を大幅に短縮し、また、分析や予防保全

などに活用できる。

報告・確認時間の短縮、作業コストの低減

●作業結果がデータ化されてなく有効利用

できていない

●システムに再入力する手間が発生

●転記の際に間違いが発生

●保管された記録(紙)から過去の情報の

確認に時間がかかる

●報告書の作成に時間がかかる

●現場と事務所をクラウドでつなげ、現場

から直接報告できる仕組みを実現する

●現場で入力した結果をそのまま報告書

に出力する

●過去の作業結果を保全、分析に活用

する

課題

特徴

◇ 作業時間(作業報告、転記、報告書作成、過去の情報検索)の短縮

◇ 作業ミス(記入ミス、転記ミス、シートの紛失)の低減

◇ 作業結果の有効活用(分析)

※導入分野 機器点検保守、施工管理、製品検査 ※導入実績 15社 3,600台

IoT導入による効果

結果表示画面

作業結果は作業者、時間と共に記録

ソリューション

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

太洋電機産業株式会社茨城県稲敷群阿見町香澄の里29 TEL:029-889-2480http://www.taiyo-e.co.jp/

①遠隔地の設備稼働情報を取得する仕組み

IoT技術を活用した、印刷機械制

●IoTを活用した遠隔地の設備稼働データ収集・蓄積

●収集したデータを分析し部材の劣化状況を判断し、生産ロスの削減を目指す。

③今後の取り組み

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

創造と調和で「FA・ニッチ・オンリーワン」

~世界のニッチな市場でのオンリーワン企業を目指す~

従 業 員 数 事 業 内 容 ・印刷機器制御機器開発、製造、販売、修理

・制御設備開発、設計、製造、販売、修理

電気機械器具製造業

80名

85,000(千円)

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②顧客満足度向上と効率化

御装置の遠隔監視システム

<誰に>『新規顧客層への展開』  <何を>『顧客満足度の向上』

<どのように>『価値や品質の見える化』 <効率化>『サービス提供プロセスの改善』

遠隔地の設備稼働情報収集による顧客満足度向上

●遠隔地の設備が停止した場合、遠隔地へ出向くため生産

ロス等を発生させている

●遠隔地のデータを取得する仕組みがないため設備停止の

原因を分析する事が出来ない

IoTを活用して、遠隔地の

制御装置データを収集す

る仕組みの構築

課題 ゴール

特徴

◇ 遠隔地のデータ取集と分析環境ができた

◇ 顧客満足度向上により現在の売上に対して、付加価値率を8%アップ(3年後目標)

IoT導入による効果

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

大丸鐵興株式会社茨城県猿島郡境町下小橋867-8 TEL:0280-87-8611http://www.daimaru-tekko.co.jp/

①IoTクラウドによるタイムリーな情報共有

クラウドサービスを利用したタイ

●手書きで行っている生産日報を今後は電子化し、タブレット上から入力できるような仕組みを目指す。

●手書き日報を再集計しているものを入力完了時に分析、日次で生産性を把握できるようにする。

③日報のデータ化による作業改善を目指す

●以前は紙ベースで共有していたデータを、富士ゼロックス㈱のクラウドサービスWorking Folder

を利用し、事務所と製造現場で共有。

システムの説明

・顧客からの受注データは事務所内3台

 のパソコンからクラウドにアップされる。

・その他材料入荷予定や検査データ、

 仕掛状況もクラウドにアップされる。

・製造現場5台、外回り営業2台のタブレッ

 トはそれぞれクラウドにアクセスできる。

タブレットで見られる内容(一部)

・顧客の注文内容を反映した社内工程表

・現場の製品完成状況

・現場での材料不具合などの写真の共有

・図面の一部などの共有

・製品未出庫残・仕掛状況など

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

関東有数の大型加工に強み、自社製ステンレス製

燃料タンクや非常時給水タンクの製造

従 業 員 数 事 業 内 容 大型鋼板一貫加工(プレス、

製缶溶接、機械加工)

金属製品製造業

82名

70,000(千円)

10

19

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②情報をその場で共有し、待機時間ロスを削減

イムリーな情報共有と生産管理

●職長はタブレット端末にて毎日変化する顧客からのオーダーをタイムリーに把握、対応できるようになった。

●現場で発生した材料不具合や、営業が客先で相談を受けた図面なども写真で即共有できるようになった。

●その結果、待機時間ロスを削減し、お客様への返答も即座に行えるようになった。

日々変化するオーダーに対応

●日時で変化する顧客からのオーダーを紙ベースで出力

し製造指示

●1日に1回の指示のため、急な増産、減産への対応が難

しく、ムダが発生していた

●毎日カラーで大量印刷していたためコストがかさんでい

クラウド上でデータをタイ

ムリーに共有し、生産性

と顧客への信頼性向上

課題 ゴール

特徴

◇ 事務所と製造現場でのタイムリーな情報共有

◇ クラウド上での状況把握により担当者不在時でも即時に対応

◇ 工程間での待機によって発生する時間ロスを削減

◇ 製造現場の情報共有により顧客の相談に外出先でも即時に対応

◇ 作業分析により生産性をリアルタイムに把握

IoT導入による効果

職長は自分の受注・納品状況を常に確認している 画面は見易く問題個所が分り易い

20

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社大和電機製作所茨城県日立市鮎川町6-19-22http://hitachidaiwa.o.oo7.jp/company.html/

①モーター修理の長年の経験を活かす

メンテナンスが適切に行われず

モーター故障した設備・機械

IoT技術活用による、Win-Winの

重症化する前に適切なメンテナンス時期を提案することで、簡単な予防保全を適切に行うことができ、

顧客は故障による損失を最小化することができる。

●修理時間のかかるモーター故障の多くはグリス切れの状態で

 使い続けることによるベアリングの交換である。

●適切なベアリングのグリスアップにより予防保全が可能。

③Win-Winのメンテナンスサービス事業化

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

モーター修理の経験で蓄積した技術で、

モーターに関する困りごとに何でも対応できます

従 業 員 数 事 業 内 容 モーターの製作・保守

製造業

2名

50,000(千円)

11

現状(AS IS)

適切なメンテナンスが行われず、重症化してから修理依頼が

ある。

目指す姿(TO BE)

IoTを使って顧客の設備情報を収集する。

収集した情報を分析・活用して、顧客へのモーターメンテナンス

時期の提案を行う。

分解後のモーター

コイルが焼損している

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②モーターメンテナンス時期提案システムの構成 

モーター保守ビジネスモデル構築

ベアリングのグリスの状態を、グリス内の気泡により発生する音、モーターの軸付近の温度により診断する。

モーター修理の長年の経験とIoTを活用した

予防保全・診断システム

●人員不足、社員の高齢化が進むなかで、顧客設備機器の

モーターメンテナンス時期の提案を効率良く行いたい

●モーターを使っている装置やシステムがモーターの故障

により停止し修理の間生産や稼働ができないのはお客

様において大きな損失となっている

●顧客へのタイムリーな

 モーターメンテナンス

 時期の提案

●Win-Winのモーターメ

 ンテナンスサービスの事

 業化

課題 ゴール

特徴

◇ メンテナンス時期提案のサービス化による売上拡大

◇ 顧客設備重症化に伴うロス・コストの削減

IoT導入による効果

振動・音の波形解析

統計的手法

(周波数解析 FFT)

機械/システムの

異常データ

(異音、振動、熱 など)メンテナンス時期の提案

早期のメンテナンス、

部品交換

メンテナンス時期の予測

スマホへ通知

モーターの稼働情報の採取

IoT センサーの貸出・設置

顧客先

設備・機械

Sense

Think

Act

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

デベロテクノ株式会社

①移動入浴車モニタリングシステムの設置

販売シェアNo.1の移動入浴車に

●収集したデータを活用して移動入浴車を取り巻く環境分析と故障要因の相関性把握を行い、故障

発生前の予兆段階でのメンテナンスや故障発生リスクの低減などに展開を図る。

③メンテナンス事業をサービスビジネス化(今後)

●平成29年度いばらき産業大県創造基金を活用して、移動入浴車内各機器の運転状態をモニタリ

ングする移動入浴車モニタリングシステムを株式会社ユードム、Quest7、茨城県産業技術イノ

ベーションセンターと開発し、移動入浴車に設置した。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

トータルな福祉活動を実践するリーディングカンパニー

従 業 員 数 事 業 内 容 福祉車両等製造

製造業

12名

10,000(千円)

茨城県水戸市酒門町1744-2 TEL:029-247-2211http://www.develo-group.co.jp/

モニタリングシステム設置状況

12

23

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②移動入浴車内の状況モニタリング

IoT技術を搭載

●モニタリングシステムの設置により、移動入浴車内の機器の稼働状況を自社でモニタリング可能と

なった。

●モニタリングシステムにより収集したデータは、ネットワークを介してサーバーに蓄積され、客先での

移動入浴車の故障等があった際の過去の状況検証などのデータ活用に利用可能である。

3G回線を利用したリアルタイムデータ収集特徴

◇ 今後、移動入浴車を取り巻く環境分析と故障要因の相関性把握を行い、

  機器の急な故障を予知することで

  ⑴ ユーザー(訪問入浴サービス事業者等)の訪問入浴サービスの安定供給に寄与する(目標)

  ⑵ 故障対応にかかる労力を平準化することで,故障対応業務の省力化を図る(目標)

IoT導入による効果

(自社)

●突発的に発生する移動入浴車の故障に対応するため、

人件費が増大

(顧客)

●突発的な修理コスト発生

●修理発生による業務への支障

●故障発生前の予兆段階

 でのメンテナンス

●突発的修理コストの抑制

課題 ゴール

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社長崎プレス工業茨城県常陸大宮市工業団地644-2 TEL:0295-52-3918http://www.nagasaki-press.co.jp/

①クラウドを活用した生産現場の見える化システムの構築

クラウドデータを活用した生産管

●プレス機の稼働情報(生産量、荷重)を携帯通信網を通じてクラウドに蓄積している。また、設備

の異常発生時には管理者にEメールで知らせるシステムを採用した。

●PLCを用いて設備の稼働データを抽出、蓄積しデータの一元管理を行う。

●生産現場に「モニター」や「行灯」を設置して生産ラインの「計画」と「実績」を「見える化」し、

社内ネットワークに情報を収集する。

●洗浄機と溶接シールドガス配管外部に流量センサーを取付け、独自の流量監視システムを設置

し、生産への影響監視やメンテナンス時期を「見える化」することで管理者の巡回を軽減した。

●生産管理システムの更新によりクラウド情報を更に活用出来る。

 ・受注~納品スケジュールを一元管理し、各部門の進捗状況を関係者間でシェアする。

 ・作業実績の手書き日報をリアルタイムでシステムにバーコード入力する。

 ・納期回答をスピーディに実施できる。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

試作~量産まで深絞り塑性加工とアッセンブリの

ご提案をしてお客様のご要望にお応えします

従 業 員 数 事 業 内 容 プレス・板金加工・深絞り・金型製作

一般機械器具製造業

30名

10,000(千円)

13

25

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②ロボットの活用による作業軽減と安定生産

理システムの構築による生産性向上

●エクセルやEDIデータを取り込み事務工数を削減できる。

●作業進捗状況を関係者でシェアでき、かつ、受注~納品スケジュールの一元管理が可能になる。

●設備稼働状態を「見える化」することにより、機械設備予防保全のタイミングを精度よく予測できる。

●PDCAの取組みを行うことで「ムダ取り」「改善」がより効果的に実施できる。

●多軸ロボットを採用することで作業者の負荷を

軽減している。

●ロボット機器と協働することで安定した生産が可能

になった。

●今後量産ラインにロボットを追加導入し、状態を

ネットワークに発信することで、稼働状況を把握し

異常時には蓄積されたデータから変化をリアル

タイムに確認することが出来る。

③取り組み後の効果

最新技術を活かした深絞りと溶接加工

●監視対象が一部のため管理しにくい

●各システムが統合されていないために全体の生産計画・

実績把握ができない

●日報のためリアルタイムで作業状況を把握できない

クラウド、IoT、ロボットを

活用して、リアルタイムで

の生産計画・実績管理を

実現し、受注~納品スケ

ジュールを一元管理

課題 ゴール

特徴

◇ 手作業の事務工数の軽減 50%以下(目標)

◇ 生産計画・実績管理のリアルタイム管理と作業軽減

◇ 機械設備異常の即時検出・対策と予防保全のタイミングを予測可能

IoT導入による効果

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

B.I.S ビー・アイ・エス株式会社茨城県常総市豊岡町甲88 TEL:0297-38-6373http://bis-k.co.jp/company/

①具体的な取り組み内容

Googleクラウドサービスを活用し

●全ライン(19本)データをセンターパソコンに転送し精度の高いラインデータ(生産台数、効率、

不稼働時間、不稼働内容)をリアルタイムに収集、月末売上想定、翌月人員予算等に活用したい。

③目標と今後の取り組み

●アンドロイドタブレットを活用したラインの見える化

 ・アンドロイドタブレットを活用することで、安価で利便性の高いシステムを構築。また、クラン

 プ式通電検知モジュールを測定セル起動ボタンにセットすることにより、ライン組み込み容易

 なシステムとした。

   利用クラウドサービス名:Googleスプレッドシート

 ・モバイル機器配備

   8インチアンドロイドタブレッド(19台予定)

●ラインでタブレッド端末を使用できる情報インフラを整備

 ・モバイルWiFi&格安SIMによる安価WiFi環境を構築

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

社員一人ひとりが物質的にも精神的にも本当の豊かさ、

より深い幸せを実感できる会社づくりを目指します

従 業 員 数 事 業 内 容 照明機器組立

製造業

81名

1,000(千円)

■ライン構成とデータの流れ

14

組立セル 検査セル 梱包セル測定セル

クラウド

WiF i

事務所パソコンスマートホン

通電検知モジュール

アンドロイドタブレットラインの流れ

測定セル全景

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●人手による作業が多く、ライン日報な

ども手書きで処理に時間がかかる

●ライン実態がわかりづらく、チューニン

グなども行いづらい

課題

ライン状況をIT,IoTによりリアルタイム

に見える化、データ化し、多品種生産に

も対応可能な柔軟なモノづくりシステム

によりPDCAサイクルを迅速化

ゴール

②取り組み後の効果

た製造現場活動の見える化とデータ化

●手書きで行っていたライン日報によらず生産状況を自動収集できるようになった。

●収集した生産状況をもとに、作業のチューニングがリアルタイムに出来るようになった。

(大幅遅れ:赤、小幅遅れ:黄色)

多品種少量生産にも対応できる柔軟なものづくり特徴

◇ 現場生産情報入力の効率の大幅向上ができた

◇ リアルタイム進捗管理により作業者モジュベーション向上ができた

◇ 不稼働時間等データ分析に基づく改善活動の迅速化ができた

IoT導入による効果

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

ほしいも株式会社

①蒸かし庫の室温と制御状態のモニタリング装置の開発

蒸かし庫の稼働監視による、ほし

記録したデータを活用して、ほしいもの品質管理のデータベース化を図り、顧客の嗜好に合わせた

商品開発等の展開を図る。

③最高品質のほしいも生産

蒸かし庫に温度センサと通信機能付きの温調機を取り付け、LANに接続されたパソコンで常時モニ

タリングできる装置を開発し、今まで勘と経験に頼っていた蒸かし庫の温度管理をIT化した。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

本場茨城県産の干し芋・ぶどうを

製造元から直接お届けします

従 業 員 数 事 業 内 容 ほしいも・ぶどうの生産・販売

農業生産法人

30名

3,000(千円)

パソコン

LAN

茨城県那珂郡東海村須和間42-2 TEL:029-219-4432https://www.hoshiimo.tv/

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技術協力:株式会社ひたちなかテクノセンター

株式会社ヒューマンサポートテクノロジー蒸かし庫

温調器

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②温度管理の最適化

いもの品質向上

記録した温度の時系列データとほしいもの出来具合とを紐づ

けし、温度条件とほしいもの品質との相関を見える化した。

蒸かし庫内の温度管理による製造の最適化特徴

●蒸かし工程はこれまで勘と経験が頼り

で、最適な制御条件が不明

●製品均一化が困難

課題

●蒸かし時間、温度、制御方法の見える化

●最高においしいほしいもにするための

 蒸かし温度と時間の最適化

ゴール

◇ 蒸かし庫の稼働状況監視と制御機能を付加することができた

◇ 勘と経験がなくても誰もが温度管理を容易にできるようになり、人的労力の軽減を図ることができた

◇ 温度管理による製造の最適化を図ることができた

IoT導入による効果

ほしいもの高品質化に

最適な制御条件を分析

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

松本産業株式会社茨城県潮来市大洲1402 TEL:0299-63-0311http://www.sopia.or.jp/matsumot/

①情報収集・稼働監視・自己診断を実現するシステム構築

稼働状況、生産進捗一覧表示

IoT+AIの導入による生産LTの短

●IoT情報を備えた射出成形機の導入とリアルタイムでの稼働情報取り込みにより生産計画を柔軟に

立てることが可能となった。

●IoT機器から緻密な情報を取得することができ生産リードタイムを短縮することができた。

●稼働情報と生産進捗状況の把握および生産計画を柔軟に実現でき割り込み生産がやり易くなった。

また、増産を可能とした。

●多くのセンサ群を有するIoT情報装置を備えるiPAQETリモート監視システムにより成形条件を確立

することができた。

●設備の自己診断能力向上によりダウンタイムを低減し、また、保全計画・保全作業がやり易くなった。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

樹脂製品の金型設計及び製作から、成形、組立完成まで~高品質、低価格、短納期で一貫生産~

従 業 員 数 事 業 内 容 樹脂製品の金型設計・製作、成形、組立完成

プラスチック製品製造業

48名

20,000(千円)

16

システム構成概要

31

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②バラツキを改善し品質の安定化と歩留り率向上

品質モニタ テーブル表示

縮、生産能力増強および品質向上

●成形状態を数値化した品質モニターテーブルやデータのバラツキを確認するトレンドチャートを

活かし、品質の安定化を図った。

●樹脂ロット別の不良率分析や、品質モニタテーブルを参照し低歩留まり製品生産時の圧力、速度、

トルク、温度、位置などの連続データを技術者が分析し、成形条件

を最適化。成形、品質のバラツキの改善により歩留率が改善した。

●成形品の寸法精度と成形機のモニタデータの相関を把握できた。

●「ヒケが多い」などを対話で入力し、AI により成形条件を最適に

変更できる。

③今後の取り組み

●対象となる射出成形機の増設

●成形条件の学習による更なる歩留り率の向上

●エンジニアの育成

設備稼働監視・診断とAIによる品質安定化

①人手による稼働状況把握

②属人的/ファジーな成形条件判断による歩留り限界

③硬直な生産計画のため柔軟な受注積増しができない

設備稼働状況を正確に把

握し生産性向上・リード

タイム短縮による生産高

UPおよび安定した高品

質を実現する

課題 ゴール

特徴

◇ 生産リードタイムの短縮

◇ 歩留率の向上:チョコ停の要因解析、対策により歩留りを向上

◇ エンジニアの育成:ベテランエンジニアが一括してシステムを監視するのを見て学びを得る

IoT導入による効果

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社ミナキ 石岡工場茨城県石岡市北府中1-6-11 TEL:0299-23-2227http://www.minakipla.co.jp/

①具体的な取り組み内容

現場進捗の見える化と設備稼働率

本システムを企業基幹システムとして定着させ、有効活用を図る。

③目標と今後の取り組み

●導入済生産管理システムを積極的に活用し、現場進捗および生産状況の見える化のしくみを構築

①は活用中、今回②~⑥を活用するため改善

◇②③⑤は材料、工程、作業者、入出庫数等のバーコード 読み取り

により活用

◇④はエクセル管理に戻し、作業実績、設備能力より平準化され

た日程計画作成

◇⑥は作業実績による労務費管理を優先に一部活用

●設備稼働率モニタリングシステムの構築

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

成形、切削、旋盤など機械加工全般および接着、

溶接に対応できるプラスチックの総合加工メーカー

従 業 員 数 事 業 内 容 成形、切削、接着

プラスチック加工業

45名

10,000(千円)

エクセル使用

③データ使用

③実績進

管理

④日程管理

⑤製品在庫管理

⑥個別原価管理

作業徹底

生産管理システム構成

システム内容

改善内容

①受注管理

②材料管理

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②取り組み後の効果

モニタリングシステムの構築

●現場進捗の自動データ収集による生産状況の見える化

●生産計画の山崩しによる生産の平準化

●設備稼働状況の見える化による対策の迅速化

高い品質マネージメントに基づく多品種少量生産

●現場進捗が日報ベースでリアルタイム

 に管理できない

●生産計画の山崩しができない

●ネック設備の稼働状況が見えない

課題

特徴

◇ 生産状況の見える化ができ、生産現場へフィードバックが可能となった

◇ 生産の山崩しが容易にでき計画が平準化され、容易に人員計画が作成可能となった

◇ 設備稼働率を定量分析できるシステムを構築し、稼働率の大幅改善ができた

IoT導入による効果

●管理システムの再構築により計画遅

延等のフィードバックが可能となる

●別システムでの生産の山崩しが可能と

なる

●稼働率モニタリングが可能となる

ゴール

【稼働状況の見える化】(ディジタル処理による稼働時間の定量化)

【生産状況の見える化】(一例)

【生産の平準化】(一例)

本検討の成果

定量的な稼働状況分析

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顧客

工程 材料投入 パイプ成型 溶接 研磨 矯正 切断 検査 完成 データ収集 データ加工

材料データ 平板 パイプ 条件データ 溶接部 曲がり 真円度

圧着データ 真円度 外径寸法

長さ曲がり

外観探傷

厚さビード

平拡管

ストレージ機器 データ保管

各工程機器へのデータ流れ

設備メーカー

IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社八千代エンジニアリング茨城県古河市下大野1772 TEL:0280-92-9235https://www.yachiyoeng.com/

①具体的な取り組み内容

IoT技術(生産情報、品質情報)を

●抜き取り検査項目を全数検査にすることによる品質リスクの更なる低減

●データ検出不可能項目対応のセンサー発掘

③目標と今後の取り組み

●鋼管製造設備のデータ収集システムの構築

 ①生産情報・条件:設備全体の電力使用量、稼働率、不稼働時間と不具合内容、生産台数、溶接条

 件等のデータをセンサーを用い自動収集する。

 ②品質情報:鋼材情報、製作鋼管情報をセンサーを用い自動収集する。

  ①②情報を製造設備内にストレージし、納入先(顧客)では容易に顧客フォーマットへデータ転送できる。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

無理難題を解決し標準品にない設備の開発、設計、

製作を請け負います

従 業 員 数 事 業 内 容 製造設備設計、製造販売

機械設計製作15,000(千円)

■工程及びデータ収集の概略図 

12名

18

35

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②取り組み後の効果

盛り込んだ鋼管製造設備の開発

●オペレータが収集している生産情報・条件、品質情報を自動収集し、ストレージ機器に蓄積可能

となり人員低減が可能となる。

●本システムの開発により、保管必要な十数年分の膨大なデータ保管場所の低減が可能となる。

●不具合発生時の追跡が容易になる。

生産情報、品質情報のリアルタイム収集特徴

■顧客先での鋼管製造管理イメージ

◇ データの自動収集による事務処理の大幅効率改善

◇ 必要データのストレージ機器保管による保管スペースの大幅低減

◇ トレーサビリティシステムによる品質リスクの低減

IoT導入による効果

●生産、品質情報が手書き収集のため

 リアルタイム把握・管理が出来ない

●紙 ベースデ ー タ保 管 のため膨 大 な

 スペースが必要

●事務処理が膨大である

課題

センサー等により自動収集されたデータ

を顧客フォーマットに加工し、リアルタイム

管理を実施することにより効率改善、品質

リスク回避を実現する

ゴール

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IoT活用・導入事例 Internet of Things

株式会社ヤハタ茨城県筑西市新治1970番地28号 TEL:0296-57-3456http://www.kk-yahata.co.jp/

①全ての加工工程にIoTシステムを導入

IoT・AIロボット導入で生産性向上

生産管理システムは、主に製造プロセスの生産効率向上を目的とし、

●各作業工程にタブレットを導入して加工品情報、作業開始・終了情報をリアルタイムで入力する。

事務所ではこの情報により作業進捗管理表に随時反映し、きめ細かな作業・工程管理を行う。

●棚卸作業もタブレットを導入して作業者、製品情報、数量を把握し棚卸作業時間の低減と精度の

向上を図る。

このことにより、さらに、

●工程の見える化により各作業員での情報共有化、無駄の排除および計画外受注への即応を実現する。

●顧客要求の頻繁な変更による仕掛品の煩雑な管理作業を軽減する。

●従来の磨き加工精度1/100mmの製造プロセスはキープする。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

磨きのヤハタ あらゆる素材磨きに挑戦!パーティング

ライン磨き、マグネシウム・アルミ・チタン・ステンレス・真鍮他

従 業 員 数 事 業 内 容 アルミ、マグネシウムを主とした

ダイキャスト加工/バフ研磨

精密機械器具製造業

40名

10,000(千円)

19

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②単純なバリ取り加工工程へAIロボットを導入

と高付加価値加工への更なる挑戦

簡単な作業は導入するAIロボットに任せて、熟練工には付加価値の高い高度なバフ研磨等の加工

作業を集中させる。

このことにより、

●当社の強みである審美性の高いマグネシウム等の金属加工をより多く生産することが可能となる。

●品質レベルの向上にもつながる。

全工程の作業管理システム化により、

大幅な作業効率向上

特徴

◇ 作業待ちの無駄の排除による増産………………………10%向上

◇ 毎月の実地棚卸作業(延べ25時間)の削減………ほとんどゼロ

◇ 受注変更時の作業ロスの削減………………………………20%減

◇ ロボットによる作業効率向上…………………………………20%

IoT導入による効果(目標)

●計画外手配時にまれに納期遅れが発生したり調整

時間ロスが発生する

●手と紙による煩雑な管理のために生産状況や在庫

数がリアルタイムで判らず生産効率が悪い、また、

生産数誤りが発生することもある

●熟練作業者が簡易作業も行っており高付加価値作

業従事率が低い。

課題

●リアルタイムで作業進捗を把握

●煩雑な管理を解消し、計画外受

注に対しても的確な生産調整・

計画の実現

●高付加価値従事率の向上

●大幅な作業効率の向上

ゴール

設備1 設備2 設備3

設備3

設備2

設備1

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事務所で作業日報を作成し、現場のタブレットで参照、入力を行う。

IoT活用・導入事例 Internet of Things

吉野電業株式会社

①日報電子化ツール(See-Note)の活用検討

多品種少量、お客様の要望に対応

日報電子化は、人手作業を見える化するための第一歩。最終的には、データの蓄積により

●品質の向上や個々の能力分析をし共有する。

●作業を分析し効率化を図る。

③見える化するための第一歩

日報電子化ツール(See-Note(株)SAYコンピュータの製品)を活用して、今まで日報を手書き

入力していたものを、タブレットにより実績を入力して現場から報告するしくみを検討。

資 本 金 業 種

IoTによる課題解決

コイルなら吉野電業!

真・信・新の理念を以ってチャレンジします

従 業 員 数 事 業 内 容 MS多品種少量生産形態

昇降機、電力関係他

電気機械器具製造

37名

10,000(千円)

茨城県日立市滑川町1-5-13 TEL:0294-22-0825http://yoshino-e.com/

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社内ミーティングの様子

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②目指す姿:集計時間、残業時間、書類の削減

した人手作業の見える化・電子化

●転記、PC打ち込み時間がなくなる

●品質記録が明確かつ探しやすくなる。

●生産記録が見え共有できるようになる。

●その日の情報をカメラ撮影して保管できるため、過去にさか

のぼる際簡単に情報を読み出せる。(トラブル対応など)

●システムに保存された実績情報より、集計表を自動作成し、

作成にかかる時間を削減。

タブレットを利用した作業日報の電子化特徴

作業手順書の参照や、作業実績の入力、写真や動画で記録が可能。

●多品種少量で、作業者の人手の作業が多い

●手書きの日報等から、転記やPCへの再入力が多い

●記入漏れ、打ち間違いがある

●紙ベースでは全体の状況が把握しずらい

タブレット を 活 用した

ペーパーレス化により、

●手書き作業ゼロ

●Excel入力作業ゼロ

●業務時間短縮

●結果をデータベース化

課題 ゴール

◇ 自動アップロードにより、転記ミスゼロ

◇ 日報の打込み時間の削減

◇ 紙から電子保管になり省スペース化 … 年間:1日6枚×稼働日240日=1440枚の節減

IoT導入による効果

巻線機・コイルの写真(例)

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この冊子は茨城県が実施する中小企業IoT等自動化技術導入促進事業の委託を受けて株式会社ひたちなかテクノセンターが製作しています。

2019年3月

茨城県IoT推進ラボ発 行 元

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