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平成 27 年度 文部科学省委託事業 成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業 e-learning による地域版社会人学び直し 推進プロジェクト 平成 28 2 学校法人文化学園 国際ファッション産学推進機構

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平成 27 年度 文部科学省委託事業

成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業

e-learning による地域版社会人学び直し

推進プロジェクト

事 業 報 告 書

平成 28 年 2 月

学校法人文化学園

国際ファッション産学推進機構

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はじめに 文部科学省が行う「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業の

中で「e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」を行う理由は、産業構造や社会構造の変化が進むと同時に、国際競争が激しくなるなか、日本の産業が発展し、国際競争力を維持するには、日本経済の一端を担うファッション産業を構成する人材の学び直し、すなわち底上げ、高度化、専門化が必要であるからに他ならない。

当プロジェクトでは、過去 2年間 eラーニングによる人材育成の検証を行ってき

ており、初年度は、ビジネスの基礎となるコミュニケーション、ITリテラシー、マーケティングなどについての学習ユニットを開発し、二年度目は、販売職とバイヤー・MD職の学び直しを前提にしながらも学生をも対象にして、それぞれ基礎編のレベル1・2、専門知識編のレベル1・2と、8段階にレベル分けされた学習ユニットの開発を行い実施検証してきた。

今年度は、これまでの経験を基に、昨年度職種別に開発した学習ユニットを一部リ

ニューアルしながら、新たに販売職もバイヤー・MD職も知っていなければならないテキスタイルの知識と、その産地に関する学習ユニットを新たに開発するとともに、これらの学習ユニットを地方にも普及させ実施検証することをひとつの目的とした。

なお、このプロジェクトで eラーニングの実施検証を行うのは 3年目であり、次年

度もなんらかのかたちで eラーニングの実施検証が行われることを否定するものではないが、このプロジェクトの先には、文部科学省の委託事業というかたちを卒業し、業界団体あるいは民間企業が、ファッションビジネス業界を対象に eラーニングを継続的に事業として実施することが出来るか否か、出来るために必要な条件は何かなども見極めていきたいと考える。

平成 28年 2月

学校法人文化学園国際ファッション産学推進機構 e-learningによる地域版社会人学び直し

推進プロジェクト委員会

1

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目 次

はじめに 1 目 次 2

・e-learningよる地域版社会人学び直し推進プロジェクト 委員会構成

・e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト委員会会議スケジュール

・e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト事業イメージ(図)

1.e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト取組概要 11

・社会人教育モデルの確立

・社会人の学び直しの需要とこれまでの取組み

・今年度の eラーニング講座の受講者募集方法

・カジュアルなeラーニングを。そしてブランド化へ

・教材内容を考える上で

・eラーニングを普及させるために

・まとめ

2. 2.e-learning 実施結果 27

・1.事業概要

1-1 本事業について

1-2 eラーニングの実施概要

1-3 eラーニング参加者の概要

1-3-1 eラーニング登録者 職業別 正規雇用/非正規雇用別

1-3-2 eラーニング登録者 都道府県別

1-3-3 eラーニング登録者 年齢別

1-3‐4 eラーニング登録者 アパレル経験別

1-4 eラーニングシステムの概要

・2.教材内容

2-1 開発教材の概要

2-2 eラーニングの仕組み

2-3 レベル設定

2-4 観点の設定

2-5 教材内容詳細

・3.受講結果

3-1 結果概要<設問着手者数の総計>

2

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3-2 結果概要<出身校別(服飾系/非服飾系)登録者数・受講者数・修了者数>

3-3 結果概要<職業別(正規雇用系/非正規雇用系)登録者数・受講者数・修了者数>

3-4 結果概要<年齢別 登録者数・受講者数・修了者数>

3-5 結果概要<アパレル経験別 登録者数・受講者数・修了者数>

3-6 結果概要<修了までの受講回数 出身校別(服飾系/非服飾系)>

3-7 結果概要<修了までの受講回数 正規雇用/非正規雇用別>

3-8 結果概要<期間中の受講回数推移>

3-9 結果概要<端末別 回答数>

3-10 結果概要<各教材の観点別正答率>

3-11 結果概要<設問別正答率>

3-12 結果概要<総合修了試験修了者のプロフィール>

・4.評価基準

3.企業へのアンケート結果 129

・企業担当者へのアンケート実施概要

・アンケート実施結果

4.受講者へのアンケート結果 137

・1. 調査の概要

1_1. 調査の目的

1_2. 事後アンケートの実施概要

・2. アンケートの集計結果

2_1. 回答者プロフィール

2_2. 設問ごとの集計結果

5.参考資料 事業成果報告会資料 175

※ファッション分野 産学コンソーシアム 事業成果報告会

2016年 2月 10日(水)東京会場

2016年 2月 16日(火)大阪会場

3

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e-learningよる地域版社会人学び直し推進プロジェクト 委員会構成

検 討 委 員 会

氏 名 所属・役職 役 割

二上 武生 工学院大学 教育開発センター特任教授 委 員

中山 妙子 上田安子服飾専門学校

キャリアサポートセンター センター長 委 員

村上 武史 金沢文化服装学院 理事長 委 員

深田 勝久 香蘭ファッションデザイン専門学校 副校長 委 員

藤田 芳彦 株式会社インテリジェンス

クリーデンス事業部 事業責任者 委 員

岩田 好造 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ

マーケティングディレクター 委 員

磯貝 章弘 株式会社東京ソワール 監査役 委 員

西田 光治 日本ファッション教育振興協会 事務局長 委 員

早田 敬三 株式会社アドスインターナショナル 代表取締役 委 員

渡邉 修也 有限会社インディーロム 代表取締役 オブザーバー

第 三 者 委 員 会

氏 名 所属・役職 役 割

市村 裕 アイ・ディー・ワークス 代表 委 員

澤田 勘志 株式会社 MORIパーソネルクリエイツ

代表取締役副社長 委 員

矢後 弘和 日本アパレル・ファッション産業協会 参事 委 員

前田 勉 横浜fカレッジ 主任 委 員

事 務 局

氏 名 所属・役職 役 割

山地 保 文化学園国際ファッション産学推進機構 副機構長 事業責任者

増田 恵一 文化学園国際ファッション産学推進機構 チーフ 事業副責任者

飯島 康志 文化学園国際ファッション産学推進機構 職員 事務担当者

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e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト委員会 会議スケジュール

委 員 会 プロジェクトに関わる方針の検討及び決定をする委員会 第1回 2015年 8月 19日(水)13:00 ~ 15:00

会場:文化学園 B044会議室 ① はじめに ② 委員自己紹介 ③ これまでの文部科学省委託事業の経緯と今年度の事業について ④ その他(事務連絡など)

第 2回 2015年 10月 20日(火)13:00 ~ 15:00 会場:文化学園 B044会議室

① 進捗状況報告(告知方法など) ② 今年度作成した設問内容について ③ その他(事務連絡など)

第3回 2016年 1月 26日(火)13:00 ~ 15:00 会場:文化学園 B044会議室

① eラーニング結果報告 ② 意見交換 ③ その他(事務連絡など) 第 三 者 評 価 委 員 会 本プロジェクトに対する運営、内容に対する評価を行う

第1回 2015年 12月3日(木)15:00 ~ 17:00 会場:文化学園 F32

① はじめに ② 本事業について ③ 意見交換 ④ その他 第 2回 2016年 1月 28日(木)18:00 ~ 20:30

会場:文化学園 B046a会議室 ① eラーニング結果報告 ② 意見交換 ③ その他(事務連絡など)

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平成

27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業

事業概要

(様式1)(別紙4)①

【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

e-le

arni

ngによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」(文化学園国際ファッション産学推進機構)

課題・ニーズ・背景・目的

①社会人の学び直しの需要が高まってきている。特に地

方において、人材教育への取組みが企業を中心に活発化

している

②地域商圏に根差し、地域独自のファッションビジネス

に取組む企業が増えている。

③テキスタイルの知識を有した販売スタッフ、産地特性

に精通したバイヤー・

MD職の人材需要が高まっている。

④地域で働く人々であっても、地域の産地特性や素材に

関する知識は必要

⑤時間に制約のある企業人でも利用できる学習プログラ

ムの構築が求められている

これまでの取組成果との継続性・関連性

.全国版社会人教育研修プログラムの開発(

H23-

H26)

➤毎年の社会変化に対応した研修プログラムの開発を行

うとともに、企業ニーズに沿った中核的専門人材像を定

めている。

.全国版社会人教育研修プログラムの実証(

H24-

H26)

➤H

24にはクラウド型インターネットサービスでの講義、

演習を実施し、

H25・H

26には

e-le

arni

ngにおける教育

を実施。

.地域版社会人教育研修プログラムの開発・実証

(H27

)

➤H

27には、昨年度構築した学習内容に対する課題や改

善点を修正して新たに学習プログラムを構築。各職種の

基礎的な内容に加え、応用編においてはテキスタイルを

理解した販売スタッフ、産地特性に精通したバイヤー・

MDを育成するための地域版社会人教育学習プログラム

を開発し、実証する。各地域におけるファッション系団

体に協力を仰ぎ、

e-le

arni

ngへの受講を促す。

社会人学び直し

学習プログラム開発・実証

【地

域 版】

平成

27年度の具体的な取組概要

企画・検討

○カリキュラム検討委員会にて

学習プログラムを構築

○課題・ニーズ・改善点の整理と

対応策検討

○達成度評価の内容の検討

③ e

-lear

ning実施

○地域の企業人と委員会委員が

在籍する学校の卒業生を対象

H27

.11月

~12月に実施

○受講者への修了試験実施と

修了証、達成度評価の付与

② 調

○受講者への満足度や改善や課

題等のアンケート調査

普及活動

○報告書を作成し、全国に配布。

○主幹校

HPに掲載。

○各地域の業界団体に周知

カリキュラム検討委員会

カリキュラム検討

達成度評価検討

課題解決

事 務

トータル

コーディネート

事業内容検討

e-

lear

ning運営

教育

機関

・・・・

地方

団体

情報提供

情報共有

方針の決定

プロジェクト

進捗報告

実施体制イメージ

第三者評価委員会

プ ロ ジ ェ ク ト 評 価

参加・協力機関

教育界

文化学園国際ファッション産学推進機構/

横浜

f カレッジ/上田安子服飾専門学校/

金沢文化服装学院/香蘭ファッションデザイン

専門学校/工学院大学

産業界

㈱リクルートマーケティングパートナーズ/

㈱インテリジェンス/アイ・ディー・ワークス

/㈱東京ソワール/㈱

MO

RIパーソネルクリエ

イツ/㈱アドスインターナショナル/㈲イン

ディーロム

ファッション業界団体

(一財)日本ファッション教育振興協会/

(一社)日本アパレル・ファッション産業協会

・・・・

6

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平成

27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業

事業概要

(様式1)(別紙4)②

【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

e-le

arni

ngによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」(文化学園国際ファッション産学推進機構)

活動指標(アウトプット)

成果内容

各職種の基礎的な内容に加え、テキスタイルの知識を有する販売職、産地

特性を正しく理解するバイヤー・

MD向けの社会人教育学習プログラムを構

築(

e-le

arni

ngシステムを利用した学習プログラムの提供)

達成度評価基準の再検討、開発

学習プログラムを修了した受講者に対する修了証の作成(修了証の付加価

値も検討)

今後の発展性も考慮した受講者アンケートを実施(満足度や課題など)

具体的な活動指標

e-

lear

ning受講者に対する満足度、課題、要望などのアンケート調査。受

講者

400名

を想定して実施する(取組②)

実証講座受講者数

400人

を想定(取組③)

成果物配布先

500件

(企業

300件

、教育機関

100件

、業界団体

100件

(取組

④)

活動目標(アウトカム)

高等教育機関で学び直しを行っている社会人の人数は

11.1万人

(文部科学省調べ

平成

27年

3月時点)である。その中で、大卒社

員が学び直しに求めるのは「仕事に必要な専門的知識」が

75

.8%に上っている。本事業では、こういった要望に応え、販

売スタッフ、バイヤー・

MDが実践の現場で活用できる知識を習

得するための学習プログラムを構築する。(課題①)

報告書を作成し、企業や業界団体、教育界などに約

500部

発送

し、配布された各機関が今後の社内教育などに活用できること

を狙う(課題②③④)

e-

lear

ningへの参加を促す上で、地方の業界団体に地域企業へ

の周知協力を依頼する。同時に、その業界団体自体へも本事業

の仕組みなどを説明し、地域での育成事業に取り入れていただ

けるよう、普及活動を行う(課題⑤)

平成

27年度の成果の活用

①事業成果周知のため、事業報告書のデータを

HPで公開する。

e-le

arni

ngを個々の企業や学校で実施することは難しいと考えられるため、特に業界団体に対して事業成果の活用を促し、

e-le

arni

ngの取組みを各地域で実施

できるよう推進する。

③個々のキャリアアップに生かせるよう、各ユニットにおける修了証と、総合修了証を作成する。

7

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24年度

23年度

27年度

26年度

25年度

①全国版モデルカリキュラム開発

②全国版モデルカリキュラム実証

③地域版モデルカリキュラム開発

④地域版モデルカリキュラム実証

それぞれの年度に

おける成果

○全国的に使用できる社会人向けの教育プログラムを、毎年社会的ニーズに沿った内容で開発した

○1年

目は研修内容の確認、

2年目はゼネラリストプロデューサー育成のため

の講義・演習をクラウド型インターネットサービスの利用して企業人を対象

に実施。

3・4年

目は

e-le

arni

ngを使用。

3年目はマナーなどの基礎的な内容を盛り

込んだ内容を中心に実証。

4年目は、アパレルに特化した内容で基礎的な内

容を学ぶとともに、応用編も実施。全国のアパレル企業をはじめ、専門学校

を卒業した未就職者などを対象とした。

○平成

26年度に開発した全国版モデ

ルカリキュラムの一部を生かしつ

つ、テキスタイルを理解した販売

職、産地特性に精通したバイ

ヤー・

MDを育成するための地域版

学習プログラムを開発

○本年度新たに開発した地域版学習

プログラムを、業界団体の協力を

得ながら各地域で実施する

○受講予定者

400名

を想定(昨年対

比同数程度)

⑤全国的な展開への取組

平成

27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業

事業概要

(様式1)(別紙4)③

【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

e-le

arni

ngによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」(文化学園国際ファッション産学推進機構)

28年度以降

○平成

27年度に作

成した学習プロ

グラムを各地域

の業界団体が活

用。

○学習プログラム

の内容を盛り込

んだ報告書を使

用し、企業研修

や学校教育に活

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平成

27年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業

e-

lear

ning実施イメージ

【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

e-le

arni

ngによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」(文化学園国際ファッション産学推進機構)

Lv.1

『販売スタッフ再入門【基礎編】』

Lv.2

『販売スタッフ再入門【基礎編】』

Lv.3

『販売スタッフ再入門【専門知識編】』

Lv.4

『販売スタッフ再入門【専門知識編】』

Lv.1

『バイヤー・

MD再入門【基礎編】』

Lv.2

『バイヤー・

MD再入門【基礎編】』

Lv.3

『バイヤー・

MD再入門【専門知識編】』

Lv.4

『バイヤー・

MD再入門【専門知識編】』

『受講後アンケート』(受講者全員を対象)

販売スタッフ

修了試験

点数の高低による

「A~

E」の評価

11 月

12

月 終

各教材で

4つの

Lvを制覇

すると、その教材の『修

了試験』が表示される。

その内容は、教材の解説

を熟読して理解していれ

ば解けるレベル設定。

全3教材を修了すると総

合修了試験が表示される

販売スタッフ編

修了証授与(

PDF)

Lv.1

『産地・テキスタイル入門【基礎編】』

Lv.2

『産地・テキスタイル入門【基礎編】』

Lv.3

『産地・テキスタイル入門【専門知識編】』

Lv.4

『産地・テキスタイル入門【専門知識編】』

バイヤー・

MD

修了試験

バイヤー・

MD編

修了証授与(

PDF)

産地・テキスタイル

修了試験

産地・テキスタイル編

修了証授与(

PDF)

総合修了試験

全ユニット修了

総合修了証授与(賞状

等)

点数の高低による

「A~

E」の評価

各Lv

. 設問

15問

Lv. 設

問15問

Lv. 設

問10問

受講者全員を対象。感想

や満足度、改善点など

トップ画面に

3つの教材

が表示される。どの教材

からでも受けることが可

能。

9

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1.e-learningによる地域版社会人学び直し 推進プロジェクト 取組概要

11

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社会人教育モデルの確立 地域活性化を担う中核的な販売職と、繊維や産地特性に精通したバイヤー・MD人材

需要は年々高まっている。2014年の衣類輸入浸透率は 97%にまで高まり、逆に国内生産量は前年比 10.3%減となっており(日本繊維輸入組合調べ)、供給能力の縮小が如実に表れている。一方で、「メード・イン・ジャパン」製品の販売量が増えているアパレル・小売もあり、さらに純国産表示「J∞QUALITY認証」制度のスタートが発表されるなど、消費者の日本製品への信頼や期待は依然として高い。 現在のファッションビジネスでは、地元客取り込みへの施策を強く打ち立て、バイヤ

ーや MDはもちろん、販売職でもその役割を担うスタイルが多くみられるようになった。こういった状況下、都心や地方に関わらず、その地域ごとにビジネスが活性化するためには、地域で働く人であっても、テキスタイルの知識などを正確に理解した販売職や、産地の強みや特性に精通したバイヤー・MDが求められている。

日本のファッション産業は各地域で素晴らしい技術・特性を持っており、その強みを

最大限に生かすには、専門的な知識を正しく理解することが必須といえる。その卓越したテキスタイルを深く理解し、お客様にお伝えできる販売職、産地特性を十分に把握し、その地域商圏にマッチした商品を仕入れることができるバイヤーや MDが求められる。日本の質の高い製品を、国内外に発信できる人材の育成は、地域の活性化においても重要な要素となる。 しかし実際のところ、テキスタイルや産地特性を十分に理解している、広く把握して

いる地域で働くスタッフは少ない現状にある。特に地域特性の部分は、企業内教育の限界があり、外部団体が主催するセミナーなどへのニーズが高まっている。 昨今、地方のファッションビジネス関連有力企業の教育制度の拡充が進んでいる。繊

研新聞社が行ったアンケート調査によると、名古屋・岐阜地区においては社内集合教育を実施している企業は 90%に上り、社外研修も現在実施している企業が 60%、導入検討も 20%と、各社で人材育成の取組みは活発化している。 リクルートワークス研究所の「ワーキングパーソン調査 2014」によれば、30代前

半までの正社員の 30%以上が勤務時間以外に仕事に役立つ学習を行っており、組織の中核を担う年齢層は学習意欲を持っていることがうかがえる。 その一方で中小企業の現状を見てみると、そういった人材育成の仕組みが十分に確立

されていない会社があったり、あるいは時間的な制約により学びたくても学ぶことので

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きないスタッフが存在している現状もある。また大企業においても、研修以外の部分において知識を深めることができない場合が多い。

こういった現状の中で、素材、地域特性を理解した地域販売職、バイヤー・MD育成

を本事業で実践して、社会人の学び直しのモデルとなるよう推し進めていく。ファッション系のバイヤー・MDで、繊維や産地特性に深く精通した人は少ないのが現状であり、この問題は個々の企業の努力にも限界がある。そこで、産業界と教育界が一体となって、時間的制約のある社会人や学び直しの機会を望んでいる人等に対し、いつでも学習が可能な eラーニングを駆使した教育プログラムを作成する。

ITを駆使した人材教育が他分野と比べて進んでいないファッション分野において、

空いている時間を利用して取り組めるこの教育法は、一つのモデルケースとなるだろう。

13

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社会人の学び直しの需要とこれまでの取組み

我が国の 25歳以上の学士課程への入学者の割合が2%であり、OECD諸国の平均の18%から見ても、社会人の学び直しに対する社会的浸透度は低いと言わざるを得ない。こういったことから、「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」の中で、社会人の学び直し需要への対応の重要性が示された。社会が目まぐるしく変化をする中で、学生のみならず、社会人にとっても高度で専門的な知識の習得が、経済、産業の活性化には不可欠である。

本プロジェクトは、平成 23年度に起ち上がった文部科学省委託事業「成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業」ファッション分野産学コンソーシアム(社会人教育分科会)を前身とし、以後実証と修正を加えて現在に至っている。 平成 23年度においては、ファッション業界従事者の知識・技術の底上げを目的とし、「研修内容を等比級数的に広げていくこと」を念頭に置き、グローバルなゼネラリストプロデューサーを養成するための検討を行った。検討内容をもとに、平成 24年度には「人間力」「専門力」「経営力」を研修の柱として、ファッション業界に 7~8年従事している社会人に対して集合教育を実施。世界に通用するスキルを身につけ、問題提起をし、それを現実的に解決し、発展させる能力を身につけると同時に、専門的知識を持ち合わせているゼネラリスト、プロデューサーを育成した。特に最終幹部候補を対象に、クラウド型インターネットサービスを利用した講義・演習を実施した。 平成 25年度、今度は eラーニングを用いた手法を取り入れた。 前年度の集合教育による形態は、多忙を極める企業人にとって負担も大きかったと言

え、欠席者も多かった。業界の要望と課題を踏まえ、社内事情により従業員に研修の機会を提供できないアパレル・ファッション関連企業、また長年社会人経験はあるが、再度研修により自己を見直したいという学習意欲ある業界人、そして本取組みを転職、再就職への活用として考えている卒業生等を対象に、自由な時間と場所を使って学習できる eラーニングを用意した。同じファッション業界とはいえ、異業種、千差万別の経歴、目標が異なる人々にも対応すべく、社会人として最低限必須となるビジネスマナーやコミュニケーションといった基礎的知識・常識を学習・復習する 2教材と、キャリアアップを目指す方に必要となる、ものの見方・考え方を学ぶ 2教材を作成し、実証を行った。 受講企業 35社の人事・研修部門を中心とする各社担当者とは、各社の受講率、修了

14

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率の確認を中心に定期的な連絡や業界の動向を踏まえた情報共有を行った。その結果、本事業の目的を直接伝達することができ、受講終了後の受講率、修了率は予想以上に高いものとなった。事後アンケートの回答内容から判断して、大半の企業が教材の内容、質、量に好意的であったこと、そして、教材ごとの受講率や修了率、アンケート結果から、企業の方々の一般常識力や社会人としての基礎的知識といったレベル基準を計ることができたことから、社会人教育として基本となるテキストが完成した。 平成 26年度、講義・演習形態と比べて受講生が大幅に増えた物理的な要因と、企業

担当者と受講者を対象とした事後アンケート結果により評価が高かった eラーニングを継続する。eラーニングの受講者を対象とした受講後のアンケート結果では、アパレル業界に特化した専門職向けの教材を受講したいとの要望が非常に多かったことを受け、業界における中核的職種であるMD、バイヤー向けの教材を用意した。MD、バイヤー職は、アパレル販売スタッフがキャリアアップとして希望する職種であり、全国各地に散在し、空き時間が不規則な販売スタッフが自由な時間と場所を使って学習できるeラーニングは、ファッション業界にとってメリットがある。業界の中核的人材が担うMD、バイヤー、総合職といった業界の職種に特化した専門教育とし、達成度を考慮して構築された段階的学習ユニットを組成、ファッション業界の人材 444名が eラーニングを用いて共通の教材に取組んだ。 昨年度まで実施していた eラーニングや手法においては、企業が求める販売スタッフ

とバイヤー・MDに必要な知識に対する教育プログラムを組成し、企業からも一定の評価を得た。

27年度は基本的には前年度のスタイルを踏襲するが、今年度は地域の企業人が実践

の現場で活用できる、専門的な知識を深く正確に習得できる内容とする。今年度は、昨年度の販売スタッフとバイヤー・MDの学習ユニットの内容を再度検討し、課題などを改善しつつ、新たな学習ユニットを作り上げていく。特に地域を意識し、販売の基礎はもちろん、テキスタイルに必要な知識の習得や、産地特性に精通したバイヤー・MDを育成するための学習内容としていく。

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今年度の eラーニング講座の受講者募集方法

本プロジェクトの最大の目標は、eラーニングという教育手法の普及である。ファッションに特化した eラーニングにおける教育は、企業内教育ではあまり用いられていない。25年度の受講企業アンケートを見ても、導入した実績を有している企業は少数見受けられるが、それでもまだ発展途上と言わざるを得ない。アメリカなどでは eラーニングの浸透度は高いが、日本ではあまり普及していないのが現状と言える。

昨年度、eラーニングの実施にあたっては、まず学習者を「在校生」「卒業生」「企業

参加者」とし、特定の学校や企業にアプローチしてeラーニングを受講してもらうという募集手法を採用した。結果として、444人が登録をし、200名以上が実際に問題に着手した。受講者の多くはeラーニング委員が所属する学生や卒業生、またはつながりの深い協力企業からの一括登録となっている。この結果として、「密接な関係性のある組織に対してアプローチをした場合、内部の『強制力』のもと、ある程度の登録者数と受講者数を確保することができる」ということがわかった。これにより、eラーニングの普及方法の一つとして、個々の企業(学校や組織)が組織的に取り組むことが有効な手段であるということがいえるだろう。 しかし一方で、この特定の組織へのアプローチは、非常に狭い範囲での浸透というこ

とも言える。eラーニングの運営側が、個別の企業や組織に告知をするという方法には限界もあることは事実である。

そこで今回は、個人でのエントリーを基本ベースとし、組織からの「強制力」が働か

ない自由な学びを提供することとした。昨年度と手法を変更したのは、将来的にeラーニングを普及させる際に、どういった募集活動が有効なのか、さまざまな実験を通して検証する必要性があり、また時代にあった手法を見出さなければならないからである。

現在デジタル化が進み、イベントの情報などはSNSやメールなど、WEBによる波

及が主流となりつつある。また、人から人への「口コミ」も、現在はWEBからというケースが多い。そういった観点から、テストケースとして、普及活動の主たる方法であった「紙」による告知を極力控え、今年度は facebookの特設ページ開設や、メールでの告知、卒業生が集まるネットワークサイトなどへの告知を積極的に取り入れた。 また、個別の企業への募集告知はもちろん、各地域の業界団体に協力をあおぎ、eラ

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ーニングへの受講を広く呼びかける方法をとった。これは、将来的に地方も意識した普及を想定する際に、各地域でネットワークを持つ団体や人物が、その地域において浸透をさせることが重要と考えたためである。

登録者数の目標として、昨年度と同数程度の 400人を見込んでいたが、413名が登

録をしていただける結果となった。これにより、個々人で自主的に受講登録を促す上では、ペーパーレスであっても、WEBや地域のネットワークによる周知によって、ある程度の登録者数を確保することができるという点は確認できた。 ただし、これはあくまで「受講登録」ということであり、登録者が実際に問題に着手

するかは別の問題である。後に述べることであるが、登録をしたにも関わらず、そのまま受講期間の終了を迎えた人が多くいた。これに関しては、組織的な受講か、個人的な受講かの違いが非常に大きいと言える。

検討会議の様子

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カジュアルなeラーニングを。そしてブランド化へ

「eラーニング」といえば、PCの前で黙々と勉強をしていくというイメージが一般的であろうが、スマートフォンやタブレット端末の普及で、そのスタイルは変化をしている。 それでも、eラーニングに触れたことのない人にとってみれば、まだまだそのハードルは高いと言わざるを得ない。eラーニングの普及をする上で、まずはeラーニングを身近に感じてもらうことが重要ということが委員より提案された。そこで今回は、「カジュアルにeラーニング」というキーワードを設け、WEB告知などで使用するイラストを作成した(右掲載ビジュアルを参照)。 本 eラーニングの特徴は、通勤時間や

休み時間、就寝前など、個々のライフスタイルの中で、ちょっとした「スキマ時間」を利用して学習ができる点である(eラーニングの仕組みについては、次章以後の教材内容の解説で詳述する)。多忙を極める社会人が、自分のペースで学習に取組める仕組みを普及させることにより、eラーニングに対するハードルを低くできると考えた。そのため、イラストではなるべく文字要素は簡潔に、そして「空いた時間にファッションをサクサク学べる」といった表現を取り入れた。

今回はかなわなかったが、普及

をするうえでは、実際にeラーニングを受講してどのような成果を得られたかを発信していくことが重要である。受講を検討する側として、「スキマ時間」での学習とはいえ、効果が期待できなければ魅力を感じない。受講者が企業であろうと個人であろうと、そういった「効果の発信」の継続が、eラーニングへの興味・関心を引出し、普及の鍵となってくるだろう。 また、受講した人への「特典」も重要と言える。今回、各学習ユニット(販売スタッ

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フ入門、バイヤー・MD入門、テキスタイル入門)を修了した受講者に対しては、PDF形式での修了証を、総合修了試験を修了した受講者に対しては、事務局より現物の総合修了証を発行し授与した。 今回発行した修了証に関しては、本プロジェクト委員会が発行するという形式のもの

であったが、将来的にはこれに付加価値をつけなくてはならない。そういった意味で言えば、TOEICやTOEFLのような、eラーニングのブランド化に関しても検討をしていく必要があるだろう。 実際に、TOEIC○○○点などの結果をアピールすることで、採用や評価を有利にする

ケースは非常に多い。このように、受講をすることのメリットが見える形になれば、さらに普及は高まるであろう。そういった意味でも、この eラーニングブランドの確立と、受講に伴う「特典」が求められるところだ。

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教材内容を考える上で

教材内容を考える上では、学習する対象者をまず設定する必要性がある。本 eラーニングでは「学び直し」というテーマを掲げ、企業に従事する社会人などが「自身の振り返り」、また「個人のレベルアップ」を目的として学習することを想定して問題を作成した。レベルの設定に関しては、「販売スタッフ入門」および「バイヤー・MD入門」は昨年度のレベル設定を継承している。「テキスタイル入門」に関しては、「販売スタッフ」「バイヤー・MD」の学習ユニットに取り組んだ人たちが、現在のビジネスシーンにおいて新たに学んでおくべき知識として作成したものである。今回は、不特定多数の幅広い「個人」が受講することを想定したため、「テキスタイル入門」においては、対象者のレベル(役職や年齢など)の細かな設定はしなかった。しかし、内容的にはビジネスの中で知っておくべき問題を作成しており、幅広い層に対して有益となるよう、配慮をしている。 本eラーニングでは、「ドリル型」と言われる手法を取り入れて実践した。これは、各設問に対して回答し、その後、その問題の正解と解説が出てくるという仕組みとなっている。不正解の場合には、正解するまで何度も同じ問題が出題されるという、「身につくまで何度も学習する」仕組みとなっている。問題に関しては一部記述式もあるが、基本択一であり、問題をよく読まないと不正解となってしまう「ひっかけ問題」もある。 今回のeラーニングにおける受講者の意見、また委員の意見として共通していたのが、「問題が難しかった」という意見である。また、今回の仕組みである「正解をするまで何度も出題される」手法は、メリットもある反面、危険性もはらんでいるという委員の指摘があった。それは、間違った設問を繰り返し出題し、解き続けることにより、間違った知識が自然と頭に残ってしまうというものであった。「正しい知識を繰り返し学習する」手法の有効性も検証する必要があるだろう。 本eラーニングの手法を見直し、さらに発展させる上では、「適切でないケース」と

「適切なケース」を学習できる問題を作成することも必要だろう。受講対象者のレベルに応じて学習できる問題を振り分け、それぞれの学習を提供することが求められるといえる。 具体的には、新人教育のレベルでは「適切でないケース」を学ばせる(例:エレベー

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ターの立ち位置など)問題を提供し、マネジメント層には「適切なケース」と「さらに適切なケース」を提供すると、それぞれの階層で有効な内容となると言える。そういった意味では、問題作成の時点で緻密なレベルの設定が求められるところである。 「解説文が長かった」という意見も多かった。本eラーニングでは、問題に正解することが目的ではなく、自分の知識の確認(学び直し)が目的であるため、解説を充実させることでより深い学びにつながると考えた。しかし、充実した解説の一方で、その分量の多さから、途中で解説を読むことに苦痛を感じる受講者も少なからずいることがわかった。これに関しては、動画や静止画の充実、コンパクトな解説など、まだまだ改善の余地はあるといえる。受講者を飽きさせない工夫、「スキマ時間」で無理なく学べる分量を検証することが求められる。 これに関連することとして、受講期間や、開講する時期の設定も、今後普及させる上では重要な要素といえる。今回は、11月2日~12月31日の2か月間で開講をしたが、問題数に対して開講期間が短いのではないか、また、社会人の繁忙期に重なるタイミングで受講者の負担はなかったのかなどの意見が委員会では指摘された。 現在、ファッション系のeラーニングを運営しているIFI総合研究所(ファッション産業人材育成機構)では、年間を通じて複数回の受講期間を設けて提供している。実際に大手セレクトショップが新人教育に取り入れており、年間を通じて活用されている。今回、本eラーニングは文部科学省の委託実施期間で運用していかなくてはならなかったため、実施期間が非常にタイトであった。 しかし、運用をしていく上では、年間を通じた受講時期を設け、ニーズに対応できる

設定が必要になるであろう。

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eラーニングを普及させるために 上述の通り、今年度のeラーニングは昨年度までと違い、「個人」によるエントリーを基本として受講者を募り(一部、企業の人事担当者を通じたエントリー)、検証を行った。結果として、昨年とほぼ同数の受講者を確保できたが、これを今後普及させる上では、個人の受講者だけを対象としてeラーニングを運営することは困難と言わざるを得ないと感じている。 今回は無償でeラーニングを提供したが、今後運営をする上では利益を上げていかなくてはならない。そうなったときに、個々人の自発的なエントリーのみを頼りに運用していくことは現実的ではないだろう。 このeラーニングの普及に当たっては、「組織の力」ということがキーワードとなる。

eラーニングの普及には、まず運営する側の「組織の力」が大事になってくる。eラーニングによって利益を得られるような営業力が必要になるであろうし、維持していく組織の体力も必要となってくる。eラーニングの運用には定期的なメンテナンスから内容の改善など、決して安価ではないコストがかかってくる。継続顧客に加え、新規顧客の獲得をしていかなくては、永続的な運用も難しい。ニーズをキャッチすることも重要で、これに関しては業界へのネットワークも重要となってくる。そういった意味では、このeラーニングを営利コンテンツとして認識し、本気で普及をさせることのできる組織が求められる。

また、受講する側の「組織の力」も重要となってくる。上述の通り、eラーニングの

受講対象者が個人では、運用に限界がある。eラーニングは、企業や団体など組織的に導入してもらえなくては、運用が難しい。基本的に、eラーニングの運営費用は受講料で賄っていかなくてはならないため、組織としっかりと手を組んで、企業内教育として社員に受講してもらうことが必要となるであろう。また、組織の力は社員への「強制力」も持つ。教育ツールとして導入した企業の人事担当者が、社員に受講を進めれば、着手率も上がり、学習へとつなげることもできるだろう。eラーニングには、いつでもどこでも気軽に学習できるというメリットがある一方、自己啓発ではなく、企業が組織的な研修と定めて行う場合は、就業時間中に行われることが前提でないと労働法規に触れる可能性があることも認識しておかなければならない。

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eラーニングというシステム自体は、基本的には「知識の習得」としての役割を担う。入社前教育や新人研修など、まずは知識を植え付けてもらいたいという場合に、非常に有効な学習ツールとなるし、ファッション界のボトムアップにもつながるだろう。 また、社内での昇任・昇格の際に知識を測る一指標としても期待ができる。階層別で

このシステムが導入されれば、人事システムの一助として大いに力を発揮するはずである。

一方eラーニングは、ディスカッションなどのコミュニケーションスキルを向上させ

るツールとしては向いていない。そこで、eラーニングと集合教育をパッケージとしたメニューとすることで、その弱点を補うことも可能であろう。

これからeラーニングを普及させる上では、このシステムの強みを最大限引き出しつ

つ、業界や企業のニーズに合わせて変化させ、「組織」ということを意識しての運営が必要となるといえよう。

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ま と め

当プロジェクトで eラーニングの教材開発と実施検証を行うのは3年目となる。 今年度のプロジェクトにおける従来との変更点の一つ目には、受講を希望する人が個人の資格でオープンに参加できる仕組みにしたことが挙げられる。昨年度までは、特定の複数企業に依頼し社員に参加してもらっていたわけだが、今年度は不特定多数の方々に自分の意志で受講を促したわけである。 二つ目は、地方の受講者を意識的にふやす取り組みを行ったことが挙げられる。これについては、地域の業界団体への告知や SNSの活用なども行ったが、コンソーシアム委員会に参加いただいた、地方の業界団体や専門学校の方々からの口コミも活用した。 三つ目は、従来の販売職、バイヤー・MD職を対象にしたカリキュラムに加え、新たに繊維・テキスタイル・産地に関する教材を開発したことが挙げられる。 前年度までの検証で、いつでも、どこでも、スマフォなどで手軽に学習が出来るというeラーニングの優位性は実証されてきたが、今回のプロジェクトを実施して分かったことは、まず教材開発の面では、新たに加えたテキスタイルの教材が受講者から、最も関心を持った教材、あるいは最もスキルアップに繋がりそうな教材と評価されたことが挙げられる。販売・バイヤー・MD職にあるものが、その職種の日々の業務に直結することならば OJTで、ある程度覚えられるし、研修も充実していると思われるが、それぞれの職種に必要ではあっても勉強する機会が限られている、素材に関する知識が学べる機会を提供されたことが評価につながった。このことはファッション産業が従来の「価格軸」「デザイン軸」から「素材軸」に軸足を移しつつあるという業界の変化に対応できたということも大きく影響したと考えられる。 次に、受講者が従来の企業の管理下に置かれ受講する形態から、オープン参加に変更

してわかったことだが、ある程度予想はしていたものの登録者全体に対しての eラーニングの着手率が思った以上に低かったことと、着手したにも関わらず修了せずに離脱した者が多かったことがあげられる。これは、ある種の管理下におかれた昨年の受講者と、自分の意志で登録したとはいえ上司の管理下にない受講者の違いが原因していると言わざるを得ず、アプローチできた企業の社員を前提にするのではなくオープンにすることが前提であるならば対策が必要となる。これについては、繊研新聞社が新たに開発した販売職向けに毎日送られるメルマガに問題が1問だけついてくる「サプリ」の効果が

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参考になる可能性がありそうだ。また、“身銭をきらねば身につかない”ことを前提にすれば、eラーニングが事業化され有料(個人負担)になった場合は、一定の改善が期待できる可能性がある。 上記のように課題もあるが、全登録者の約1割(学習に着手した者の約2割強)が総

合修了試験を終えていることから“意識・意欲が高い系”の人々には eラーニングという学習スタイルが、極めて有効であるということは断言できるだろう。 また、受講者を集めるに当たっては、団体や地域の権限を持った人に、eラーニングの有用性などを理解いただいたうえで協力いただくことが大きな効果に繋がることも今回のプロジェクトの取り組みで実証できた。 さて、eラーニングを活用した教材開発と実施検証プロジェクトの3年目が終了し、文部科学省の委託事業としての eラーニングプロジェクトから、ファッション産業界にeラーニングを具体的に普及させることを目指す段階に入らなければならない時期がやってきたわけだが、その前に、eラーニングの普及とは何か。それはファッション産業界に継続的に eラーニングによる人材育成が広く定着することを意味し、その裏には、新しい教材を開発しながら、既存の教材のリニューアルを行い、受講者も集めながら事業として採算を合わせられることが必要不可欠な条件となるということが挙げられる。 受講者からは、検定試験などの準備教材的 eラーニングがあれば活用したいという声が挙がっており、企業の人事担当者からも既存の研修を補完することを前提に、今回の教材を継続して使いたい、あるいは納得いく eラーニング教材があれば活用したいという声があがっているほか、既に内定社教育、新人研修で eラーニングを活用している企業もあり、昇格のひとつの要件に出来る可能性を指摘する人事担当者もいるので、普及の可能性はあるが、問題は採算と継続性であろう。 普及には、オープン参加の可能性を残しながらも、企業のトップや人事担当者の協力は不可欠であり、そのためには事業の主体が、全国の様々なファッション産業の業界団体に一定のネットワークを持つ企業か団体が相応しく、尚且つ単なる募集ではなく、受講者をしっかり集めきるための強力な営業力をも兼ね備えた組織であることが望ましい。 いずれにしても、ファッション産業界における人材の底上げ、専門化、高度化は、産

業構造の変化や国際競争の激化が進むなか急務であり、ファッション産業界に eラーニングを普及定着すべく、具体的な作業に入る段階がきたといえよう。

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2.e-learning 実施結果

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1.事業概要

1-1 本事業について

本事業は、平成 27年度「成長分野などにおける中核的専門人材養成の戦略的推進」の「クリエイティブ(ファッション)分野 職域プロジェクト 社会人教育」として実施し、プロジェクトの名称を「e-learningによる地域版社会人学び直し推進プロジェクト」とした。 昨年度まで実施をされていた「eラーニングの受講プロジェクト」における課題や問

題点を踏まえつつ、ファッション分野における中核的専門人材の養成という目的はもちろん、本年度は地域ということも意識しながら、eラーニングシステムの改良と拡張をしつつ、教材の作成に取り組んだ。本年度は「販売スタッフ入門」「バイヤー・MD入門」に加えて、「テキスタイル入門」のeラーニングを新たに構築・提供した。 受講者については、基本的に誰でも受講ができるようオープン参加とし、個人ベース

でのエントリーとした。ただし、昨年度まで組織的に本eラーニングに参加をしていただいた企業に関しては、本年度の趣旨を説明したうえで、希望する場合には人事担当者を通じた一括エントリーを受け付けた。 本年度は、基本的に社会人教育を軸として受講者を募ったため、学生への募集活動は積極的に行っていない。しかし、エントリーがあった場合にはそれを拒まず、あくまで「誰でもエントリーが可能」というスタンスをとった。

1-2 eラーニングの実施概要 平成 27(2015)年 10月 21日(水)からエントリー受付を開始し、全国各地の社

会人を中心に計413名の受講者がeラーニングに登録をした。平成27年11月2日(月)10:00~同年 12月 31日(木)23:59の 61日間において教材を配信した。なお、エントリーは開講期間内であればいつでも登録が可能とした。 登録受講者 413名が、実際に受講を行った回数(一回でも受講をした回数)は 5,655

回であった。

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1-3 eラーニング参加者の概要 1-3-1 eラーニング登録者 職業別 正規雇用/非正規雇用別 今回のeラーニングに参加登録した 413名の職業別の雇用別内訳は表の通りである。正規雇用が 322名(78.0%)で、非正規雇用は 54名(13.1%)であった。また、その他 37名(9.0%)の内、「家事手伝い」「主夫・主婦」がそれぞれ 3名ずついたが、これは転職だけでなく復職などを検討している人がエントリーをした可能性がある。

<eラーニング登録者 職業別>

(人)

正社員 304 正規雇用 322 78.0%

会社役員 18

契約社員 31

非正規雇用 54 13.1% 派遣社員 3

パート・アルバイト 20 個人事業主 (フリーのパタンナーなど) 3

その他 37 9.0% 家事手伝い 3

主夫・主婦 3

学生 19

その他 9

合計 413 413 100.0%

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1-3-2 eラーニング登録者 都道府県別 本プロジェクトでは、構築した学習ユニットを東京以外の地域にも波及し、全国的に

学習機会を提供することを目標としている。 前年度までは、プロジェクト委員が所属する学校の学生や卒業生を中心に、学習者を募るとともに、複数の企業の協力のもと組織的に一括エントリーをしてもらうという募集方法をとったが、上述の通り本年度はオープン参加としている。 主な告知方法は以下の通り ① プロジェクト委員が在籍する地域への普及活動 ② 各地域の業界団体の協力による普及活動 ③ 卒業生のネットワークサイトへの情報掲載 ④ facebookに情報ページを開設 極力ペーパーレスとし、WEB、SNSを活用した周知、また各地域における団体の

キーパーソンに協力を要請し、組織的な告知を実施してもらった。 地方別でいえば、沖縄県を除いて各地方で一名以上の登録参加者がおり、今回の目標である地域への波及については、おおよそ達成できたといえる。中でも今回、愛知県からの参加登録者が一番多いという結果となった。これは、「ファッション分野 産学コンソーシアム」に参画している名古屋ファッション協会の委員によるご尽力による結果であるといえる。次に参加が多いのは東京都で 72名。これは、委員や事務局による周知が比較的容易にできる範囲であるためであろう。その次には、大阪府、広島県の各50名と続く。この 2府県に関しては、組織的に一括エントリーをした企業がある地域であるため、数字を伸ばしたものであると推察される。

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<eラーニング登録者の都道府県別分布>

<eラーニング登録者 都道府県別>

北海道 6 新潟県 1 奈良県 0 熊本県 3

青森県 0 富山県 1 和歌山県 0 大分県 0

岩手県 0 石川県 12 鳥取県 1 宮崎県 0

宮城県 0 福井県 2 島根県 1 鹿児島県 0

秋田県 0 山梨県 0 岡山県 7 沖縄県 0

山形県 0 長野県 1 広島県 50 不明 7

福島県 1 岐阜県 19 山口県 0 合計 413

茨城県 4 静岡県 1 徳島県 0

栃木県 0 愛知県 85 香川県 0

群馬県 0 三重県 6 愛媛県 9

埼玉県 8 滋賀県 1 高知県 0

千葉県 14 京都府 5 福岡県 17

東京都 72 大阪府 50 佐賀県 0

神奈川県 18 兵庫県 11 長崎県 0

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1-3-3 eラーニング登録者 年齢別 年齢別での登録者は以下のとおりである。21~25歳が 100名と非常に大きいパーセンテージが出ているが、これは組織として一括エントリーをした企業の登録者の中で、特に販売スタッフの比率が大きかったための数字と推察される。注目すべきは、51歳以上の登録者数が 57人(全体比率 14%)という結果である。年齢的に言えばマネジメントレベルに達している層であるが、「学び直したい」という意思を持っている人が多いということが言える。 <eラーニング登録者の年齢構成>

<eラーニング登録者 年齢別> (人)

20才以下 15 21~25才 100 26~30才 70 31~35才 63 36~40才 39 41~45才 32 46~50才 37 51才以上 57

413

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1-3‐4 eラーニング登録者 アパレル経験別 アパレル経験別の登録者は次表のとおりである。ファッション販売スタッフの人数が圧倒的に多い結果となったが、上述の通り、組織的に登録をした参加者の構成比が影響していると思われる。次に「営業・マーケティング」の 96名、「その他」「アパレル経験なし」が続く。「その他」「アパレル経験なし」に関しては、アパレルの周辺産業からの参加者が多い可能性を示唆している。 <eラーニング登録者 アパレル経験別>

ファッション販売スタッフ 133

営業・マーケティング 96

デザイナー 38

バイヤー 27

ショップ店長 24

メーカーMD 24

パタンナー 22

品質管理 21

ショップ経営 18

VMD 6

広告宣伝 6

研究開発 6

ショップ MD 4

店舗開発 4

広報(プレス) 4

チェーン店管理 2

その他 76

アパレル経験なし 66

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1-4 eラーニングシステムの概要 今回は、平成 25年度に基本的なシステムを構築し、平成 26年度に機能改良を加えたeラーニングシステムをベースにさらに、機能拡充、機能改善を加えたものを使用した。 <本事業用 eラーニングシステムの特徴> 1)ドリル型(トレーニング型)eラーニングシステム 本プロジェクトで使用した eラーニングシステムは、ドリル型(トレーニング型)に分類されるシステムであり、QBT (Question Based Training) として、下記のようなフローで複数の設問を解いていくものである。 解答の正誤よりも、設問を解く行為によって、受講者自身に思考させ、問題意識を喚起させること、さらに、解説文を充実させることで、より深い理解、気づき、学び直しを受講者に体験してもらうことに重点を置いたものである。 2) マルチ端末対応 本 eラーニングシステムは、PCのほか、携帯電話、スマートフォン、タブレットの各端末に標準対応している。それにより、従来型の eラーニングシステムと比較して、通勤等の移動中や自宅など、受講者が時間や場所、端末を選ばす、学習を行えるメリットがある。 <平成 26年度からのシステム上の改善点、機能拡張点> 1)学習者の自動エントリーシステムの機能拡張 前回の平成 26年度は、学習者自らエントリーフォームからエントリーするセルフエントリーを一部で行ったものの、学習者の 3分の 2は、企業・専門学校等の団体登録が

1

問いかけ (設問)

2

解答 → (思考) →

→ <正誤判定> →

3

解説 → (理解・気づき・学び直し)

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占めていたため、エントリーフォームで入力された学習者の属性情報(出身校、職業、アパレル経験など)は、あくまで参考情報として利用したが、本年度は、エントリーフォームからのエントリーを基本にすることにし、学習者の属性情報は全てエントリーフォームで入力する情報項目に統一した。それにより、学習データの集計・分析の整合性が高まった。 受講者エントリーシステムの流れ 2)学習レベルの昇級判定及び配信制御機能の変更・改善、修了証の発行方法の変更 前回の平成 26年度版のシステムでは、受講者画面に入ると、教材が 13段階に分か

れており、最後の総合修了試験を修了しないと、修了証(PDFデータ)が発行されない仕組みだったが、今回は、「販売スタッフ入門」(全 85問)、「バイヤー・MD入門」(全 85問)、「テキスタイル入門」」(全 65問)の 3教材を、それぞれ 5段階に分け、教材ごとに修了証(PDFデータ)が発行されるようにした。これにより、学習者が任意の教材から学習できる自由度が高まった。 また、3教材全ての修了試験に合格すると、総合修了試験(全 50問)が自動配信される仕組みを作り、総合修了試験の受験者には、厚紙に出力した修了証を郵送する仕組みとした。

eラーニング のご案内

(DM、メール、FC-Link

メルマガなど)

エントリー 確認メール

エントリー 完了手続き

学習者 ID、 パスワードの発行と 受講案内メールの

送信

学習者登録のためのエントリーページ

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3) 設問、解説画面の編集機能の強化・改善 前回の平成 26年度のシステムでは、1設問につき、設問文の最後に1つ、解説文の最後に1つずつ、画像を配置することが出来たが、今回は、編集機能を改善し、設問文、解説文ともに、画像をいくつでも登録できるようにした。また、画像を挿入できる位置も、文章の最後だけでなく、文章の途中であっても任意の場所に配置できるようにした。 そのほか、太字機能、文字色変更機能、アンダーライン機能など、文字の装飾も出来る

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ように改良した。複数画像を任意の場所に いくつでも配置でき、文字装飾が可能にな ったことで、設問文、解説文の表現力が大 幅に改善された。 <eラーニング受講画面の流れ>

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2.教材内容 2-1 開発教材の概要 今年度は、3つの教材と 1つの総合修了試験を提供した。昨年度組成した「販売スタ

ッフ入門」「バイヤー・MD入門」の教材内容に関しては、一部修正を加えて今年度も学習者に提供した。また新たに「テキスタイル入門」を作成した。「テキスタイル入門」を作成した背景として、日本の高品質な商品を深く理解している販売スタッフや、産地やテキスタイルに精通する中核的なバイヤー・MDが求められている状況に対応した内容とするためである。 <開発教材と学習ステップ>

開発教材名 各教材の学習ステップ

教材 1 販売スタッフ入門

基礎編 Level 1 15問

基礎編 Level 2 15問

専門知識編 Level 3 15問

専門知識編 Level 4 15問

販売スタッフ入門 修了試験 25問

教材 2 バイヤー・MD入門

基礎編 Level 1 15問

基礎編 Level 2 15問

専門知識編 Level 3 15問

専門知識編 Level 4 15問

バイヤー・MD入門 修了試験 25問

教材 3 テキスタイル入門

基礎編 Level 1 10問

基礎編 Level 2 10問

専門知識編 Level 3 10問

専門知識編 Level 4 10問

テキスタイル入門 修了試験 25問

総合修了試験 50問

合計 285問

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2-2 eラーニングの仕組み

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2-3 レベル設定 昨年度は、2つの教材を8つのレベルに分け、Level.1、Level.3、Level.5、Level.7のどこからでも受講が可能な構成であった。これは、受講者の興味や関心に応えるためのものであったが、今年度は各学習ユニットを段階的にステップアップしていくことを目的とした構成とするために、すべての教材において Level.1からスタートするシステムとした。 eラーニングの受講画面では、受講開始時に各学習ユニットの Level.1が表示されており、どの教材からでも受講が可能な状態となっている。Level.1をクリアすると、Level.2→Level.3→Level4と進んでいき、それぞれの学習ユニットの最後には修了試験が用意されている。各レベルにおいては、基礎的な知識から専門的な内容までを段階的にステップアップしながら学習できる構成となっている。

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2-4 観点の設定 今回の教材に関しては、表のようにレベルごとに2~3つの観点を設定し、それに沿った内容の設問と解説を作成した。 <各教材における観点別の設問配分>

教材 1 「販売スタッフ入門」

基礎編 Level 1 基礎編 Level 2 専門知識編 Level 3 専門知識編 Level 4

業界基礎知識 5問 売り場づくりの基本 5問 販売技術 (待機~アプローチ) 7問

商品管理 5問

販売スタッフの役割 5問 販売技術の基本 5問 計数の基礎知識 5問 販売技術(商品紹介~クロージング) 8問

接客マナーの基本 5問 事後対応 5問 顧客づくり 5問

教材 2 「MD・バイヤー入門」

基礎編 Level 1 基礎編 Level 2 専門知識編 Level 3 専門知識編 Level 4

アパレル産業の職種 5問 ファッションビジネス基礎 5問 ファッション・

マーケティング 7問 ブランド開発・管理 5問

産業構造の基礎知識 5問 MD入門 5問 バイヤーの計数管理 6問 ファッション・ マーチャンダイジング 5問

業界動向 5問 バイヤー入門 5問 物流・品質管理 3問 MDの計数管理 4問

教材 3 「テキスタイル入門」

基礎編 Level 1 基礎編 Level 2 専門知識編 Level 3 専門知識編 Level 4

品質表示 5問 織物の基礎知識 8問 アパレル素材 5問 主要産地の 特徴と取り組み 10問

繊維・生地 5問 その他素材の基礎知識 2問 アパレル素材の用途 5問

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2-5 教材内容詳細 今回開発・提供した 3教材は、下表のような内容を盛り込みながら作問を行った。 ① 教材1:「販売スタッフ入門」基礎編 Level 1 (15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式

Lv 1_01 業界基礎知識 アパレル産業の川

上・川中・川下 川上、川中、川下と呼ばれる、日本のアパレル産業の生産・流通構造のおおまかな構成を復習する。 単一選択

Lv 1_02 業界基礎知識 小売の業態 ファッション小売業の業態のおおまかな分類法につ

いて復習する。 複数選択

Lv 1_03 業界基礎知識 ブランドの理解 ブランドの定義について復習し、コモディティ化し

た商品との違いを理解する。 単一選択

Lv 1_04 業界基礎知識 小売段階でのマー

チャンダイジング ファッション小売業におけるマーチャンダイジングの重要性を理解する。 複数選択

Lv 1_05 業界基礎知識 アパレル小売の主

な職種

アパレル小売業における各職種の役割や立場を理解し、各職種が責任を果たし連携していくことで、マーケティング目標が達成されていく過程を復習する。

複数選択

Lv 1_06

販売スタッフの役割

ブランド・コンセプト、MD戦略の理解

販売スタッフは、ブランド・コンセプトや MD戦略を正しく理解し、お客様へ分かりやすく説明・提案する役割を担っていることを再認識する。

複数選択

Lv 1_07

販売スタッフの役割

開店前~閉店後までの仕事の流れ

開店前~閉店後までの仕事の流れを俯瞰し、自分なりのチェックリストなどを作成して、自発的に業務を行う習慣を身につける大切さを再認識する。

複数選択

Lv 1_08

販売スタッフの役割 商品管理

商品の整理整頓を行いながら、同時に色切れ、サイズ切れ、汚れ・傷のチェックを行い、さらに売れ筋の把握や効果的な陳列などまで意識することを再認識する。

複数選択

Lv 1_09

販売スタッフの役割 販売管理 日計表、レジ日報、営業日報、顧客データなど、接

客以外の販売管理を復習する。 複数選択

Lv 1_10

販売スタッフの役割 売り場管理 売り場を管理する際の留意点について復習する。 複数選択

Lv 1_11 接客マナーの基本 ホスピタリティとは

ホスピタリティとサービスとの違いを理解し、おもてなしや喜びを通じて報酬が結果としてついてくるというホスピタリティの考えにたった接客を理解する。

複数選択

Lv 1_12 接客マナーの基本 サービスとは ファッションの販売スタッフが、お客様に提供する

サービスについて復習する。 複数選択

Lv 1_13 接客マナーの基本 身だしなみ

お客様から見た、販売スタッフの身だしなみや物腰、態度、言葉づかいなどの印象で、販売スタッフ自身の評価や、店全体の評価が影響を受けることを理解する。

複数選択

Lv 1_14 接客マナーの基本 接客態度・心得 お客様と接する際の、留意点について復習する。 複数選択

Lv 1_15 接客マナーの基本 言葉づかい 接客5大用語を復習し、状況に応じて、正しい言葉

づかいで接客できるように留意する。 複数選択

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② 教材1:「販売スタッフ入門」 基礎編 Level 2 (15問)

Lv 2_01

売り場づくりの基本

MD、VMDのコンセプトの理解

ブランド・コンセプトや素材・縫製などの商品情報を正しく理解し、お客様へ的確に情報を伝え、購入まで導いていく販売スタッフの役割を再認識する。

複数選択

Lv 2_02

売り場づくりの基本

客導線を意識した陳列

売り場のレイアウトは、客導線を意識して行うことを復習する。 単一選択

Lv 2_03

売り場づくりの基本

客目線を意識した陳列

お客様が立ったまま楽に手が届く高さ(範囲)を「ゴールデンスペース」と呼び、販売・陳列に適していることを復習する。

単一選択

Lv 2_04

売り場づくりの基本

ハンギング(ハンガー掛け)の基本

ブランドの性格に応じたハンガー掛けの基本的な考え方や、ショルダー・アウト、フェイス・アウトなどの掛け方の基本を復習する。

複数選択

Lv 2_05

売り場づくりの基本

フォールデッド(たたみ置き)の基本

フォールデッド(たたみ置き)の基本的な考え方を復習する。 複数選択

Lv 2_06 販売技術の基本 待機からクロージ

ングまでの流れ 購買心理の 7 段階を理解し、そのプロセスに応じた接客対応ができるように意識する。 単一選択

Lv 2_07 販売技術の基本 待機段階~入店段

階 お客様をお迎えする前の「待機」状態にある時の、適切な態度・行動について復習する。 複数選択

Lv 2_08 販売技術の基本 観察段階~アプロ

ーチ段階 お客様が入店された後の適切な対応を復習する。 複数選択

Lv 2_09 販売技術の基本 ニーズ把握~商品

説明~お奨め段階 ニーズ把握の適切なやり方と、その後の商品説明、お奨めが、性急すぎないように注意することを復習する。

複数選択

Lv 2_10 販売技術の基本 フィッティング~

クロージング段階 フィッティング(試着)へ誘導する際の留意点について復習する。 単一選択

Lv 2_11 事後対応 お直し お直しを受ける時に、注意すべきポイントについて

復習する。 複数選択

Lv 2_12 事後対応 返金・交換 返金・交換に関する応対で注意すべきポイントにつ

いて復習する。 複数選択

Lv 2_13 事後対応 クレームに対する

取り組み姿勢 クレームに対する基本的な取り組み姿勢、考え方について復習する。 複数選択

Lv 2_14 事後対応 クレーム対応の基

本的な流れ クレームを受け付ける際の留意点について復習する。 複数選択

Lv 2_15 事後対応 クレーム情報の報

告と共有 クレームを受け付けた後の報告や情報共有に関する基本的な考え方について復習する。 単一選択

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③ 教材1:「販売スタッフ入門」専門知識編 Level 3 (15問)

Lv 3_01

販売技術(待機~アプローチ) 待機段階 待機が、販売の機会(チャンス)を逃さないよ

うに準備を整え待つことを理解し、復習する。 文字列記入

Lv 3_02

販売技術(待機~アプローチ) 観察段階 購買心理の 7段階と、各プロセスに対応した接

客技術の概要を復習する。 文字列記入

Lv 3_03

販売技術(待機~アプローチ)

アプローチのタイミングと声がけ 1

お客様が入店してこられた時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。 単一選択

Lv 3_04

販売技術(待機~アプローチ)

アプローチのタイミングと声がけ 2

お客様が1つの商品をじっと見ている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択

Lv 3_05

販売技術(待機~アプローチ)

アプローチのタイミングと声がけ 3

お客様が、何度となく同じ商品に手を触れている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択

Lv 3_06

販売技術(待機~アプローチ)

アプローチのタイミングと声がけ 4

お客様が商品から目を離し顔を上げた時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

文字列記入

Lv 3_07

販売技術(待機~アプローチ)

アプローチのタイミングと声がけ 5

お客様が何かを探しておられる時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。 単一選択

Lv 3_08

販売技術(商品紹介~クロージング)

商品紹介段階 アプローチ段階の声がけから、商品紹介へスムーズに移行するための留意点を復習する。 単一選択

Lv 3_09

販売技術(商品紹介~クロージング)

ニーズ把握段階 アプローチ後の第一段階である「商品紹介」の対話の中でお客様のニーズを把握していく方法を復習する。

複数選択

Lv 3_10

販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 1 興味関心を欲望へと高めていくために、商品に実際に触れてもらう段階へ移行するための会話術を復習する。

単一選択

Lv 3_11

販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 2 比較検討材料として、2~3 点提示する際の留意点について復習する。 単一選択

Lv 3_12

販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 3 低価格帯から順次高価格帯の商品を提示する商品提示の流れを復習する。 単一選択

Lv 3_13

販売技術(商品紹介~クロージング)

お奨め段階 的外れな推奨にならないように、お客様のニーズに沿ったお奨めをすることの大切さを理解する。

複数選択

Lv 3_14

販売技術(商品紹介~クロージング)

フィッティング段階

購入決定前と後でのフィッティングの対応の仕方の違いを再確認する。 複数選択

Lv 3_15

販売技術(商品紹介~クロージング)

クロージングへの導き方

お客様の様子に応じて、適切な助言で意思決定へ導く手法を復習する。 単一選択

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④ 教材1:「販売スタッフ入門」専門知識編 Level 4 (15問)

Lv 4_01 商品管理 検品・検収 検品・検収の重要性を再認識し、正しい検品の

仕方を再確認する。 文字列記入

Lv 4_02 商品管理 在庫管理 小売店における適正在庫の重要性を再認識す

る。 複数選択

Lv 4_03 商品管理 商品動向の把握

販売動向、お客様の声などを現場で情報収集し、バイヤー、MD 等へ報告することの重要性を再確認する。

単一選択

Lv 4_04 商品管理 棚卸し 棚卸しの必要性、棚卸し作業のポイントを再確

認する。 単一選択

Lv 4_05 商品管理 販売目標の達成 販売目標達成のために必要なチェックポイン

トを再確認する。 単一選択

Lv 4_06 計数の基礎知識 仕入れ価格 買取、委託、消化などの取引形態と、上代、下

代、掛け率などの関係を再確認する。 文字列記入

Lv 4_07 計数の基礎知識 売上高と粗利益 セール等による販売価格の変化とそれに伴う

売上高、粗利益の変化を再確認する。 文字列記入

Lv 4_08 計数の基礎知識 在庫回転率 適正在庫を維持管理するために必要な在庫回

転率を再確認する。 単一選択

Lv 4_09 計数の基礎知識 ロス率

値下げロス、商品外ロス、棚卸しロスなど各種ロスと、それらを売上高で割ったロス率を再確認する。

文字列記入

Lv 4_10 計数の基礎知識 客単価、買上率

購入客1人当たりの買上金額(客単価)と、来店者数と実際の買物客数(買上率)を再確認する。

単一選択

Lv 4_11 顧客づくり 顧客をつくることの

意味 顧客をつくることの意味と重要性を再確認する。 単一選択

Lv 4_12 顧客づくり きっかけづくり 来店時、購入時点での、きっかけづくりの手法

や留意点を復習する。 複数選択

Lv 4_13 顧客づくり 顧客カード お客様に顧客カードの情報を記入してもらう

タイミングと注意点を再確認する。 複数選択

Lv 4_14 顧客づくり ダイレクトメール 顧客名簿を活用した郵便やメールでのDMの手

法を学び、販売への活かし方を再確認する。 複数選択

Lv 4_15 顧客づくり 電話でのアプローチ 電話を使ったアプローチの手法を学び、販売への活かし方を再確認する。 複数選択

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⑤ 教材 2:「バイヤー・MD入門」基礎編 Level1 (15問)

Lv1_01 アパレル産業の職種 MD(マーチャンダイザー)

商品企画/構成を実施する MD(マーチャンダイザー)の役割を俯瞰し、モノ作りや売場作りの要としての責任とやりがいを理解する。

複数選択

Lv1_02 アパレル産業の職種 デザイナー/CD 感性(センス)としてのデザイナー、CD(クリエイティブ・ディレクター)の役割と、それらを商品として実現する数字(ロジック)としてのMD/バイヤーとの関わりを理解する。

複数選択

Lv1_03 アパレル産業の職種 パタンナー 平面のデザインを立体化して表現/設計するパタンナー(パターンメーカー)の重要性と役割を正しく理解する。

複数選択

Lv1_04 アパレル産業の職種 バイヤー 仕入れ業務という利益に直結するバイヤーの役割を俯瞰し、売り場に効率的な実積をもたらす発注の役割を理解する。

単一選択

Lv1_05 アパレル産業の職種 販売スタッフ 最前線である売り場において、商品と顧客とのパイプ役を担い、販売と情報収集の役割を果たしていることを理解する。

単一選択

Lv1_06 産業構造の基礎知識 繊維ファッション産業の構成

川上の繊維素材産業、テキスタイル産業、川中のアパレル産業、川下のファッション小売業の構造と流れを再確認する。

単一選択

Lv1_07 産業構造の基礎知識 アパレルの価格構成 1

Made in Japanとしての国内生産型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分を理解する。 単一選択

Lv1_08 産業構造の基礎知識 アパレルの価格構成 2

グローバルな海外生産型の製品や店頭から一貫したSPA 型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分とオペレーションを理解する。

単一選択

Lv1_09 産業構造の基礎知識 小売のコスト構成 ファッション小売業の中でのコスト構成を理解する。 単一選択

Lv1_10 産業構造の基礎知識 日本の商慣習 掛け率取引、委託取引など、日本独特の商慣習と、海外の取引を比較する。 文字列記入

Lv1_11 業界動向 製販両面でのグローバル化

中国をはじめとするアジア各国での生産体制と、今後の有望な販売先市場としての可能性を俯瞰する。 単一選択

Lv1_12 業界動向 SPA業態の拡大 日本のユニクロ、海外の H&M、インディテックス、GAP など国際的な SPA 業態の動向やオペレーションを俯瞰する。

複数選択

Lv1_13 業界動向 チャイナ・プラス・ワン

ベトナム、バングラデシュなど、中国以外のアジア新興国への生産シフト、リスクの分散などの背景や将来への流れを理解する。

複数選択

Lv1_14 業界動向 非店舗チャネルの拡大

ネット通販や雑誌/TV 通販など店舗以外のファッション小売における流通の特性を俯瞰的に理解する。

文字列記入

Lv1_15 業界動向 メイド・イン・ジャパン

海外で評価される付加価値の高いメイド・イン・ジャパン製品の可能性を、クール・ジャパンの動向を絡めて紹介する。

単一選択

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⑥ 教材 2:「バイヤー・MD入門」基礎編 Level2 (15問)

Lv2_01 ファッションビジネス基礎 創工商の連携ビジネス

創(クリエーション)、工(エンジニアリング)、商(コマース)の 3機能の連携によるビジネスであることを再確認する。

単一選択

Lv2_02 ファッションビジネス基礎 繊維・テキスタイル産業

繊維素材メーカーなど大企業が多い、川上の主な企業と特徴を理解する。 文字列記入

Lv2_03 ファッションビジネス基礎 国内のアパレル産地

国内の産地を学び、独自のモノ作りをメイド・イン・ジャパンの製販連携を通じて考える。 文字列記入

Lv2_04 ファッションビジネス基礎 商社の役割 アパレル産業におけるタイムリーなオペレーションを担う総合商社・繊維商社の役割を理解する。 単一選択

Lv2_05 ファッションビジネス基礎 ファッション小売業の業態

消費者の購買欲求に対応した、百貨店、GMS、専門店、SPA、ショッピングセンター、通販(無店舗販売)などの小売業の業態別特徴を理解する。

単一選択

Lv2_06 MD入門 MDの 5適 マーチャンダイジングにおける適品、適所、適時、適価、適量の 5適の重要性を理解する。 単一選択

Lv2_07 MD入門 リサーチ 市場調査、トレンド調査、店舗からの情報収集など、MDの業務におけるリサーチの重要度を理解する。 単一選択

Lv2_08 MD入門 商品企画 リサーチに基づき、デザイナーなどとともに新製品の企画を立案する業務の重要性を理解する。 文字列記入

Lv2_09 MD入門 展示会開催と受注 サンプルを作成し、展示会を開催。注文を受けて、生産に入る流れの中における、MD の役割と、他の職種との連携関係を理解する。

文字列記入

Lv2_10 MD入門 生産管理 生産数量の決定と生産委託先への発注、シーズン中の生産調整、品質の標準化など業務の重要性を理解する。

文字列記入

Lv2_11 バイヤー入門 バイヤーの基本業務

店舗情報の把握、計数管理、計画立案、商品手配・納品コントロール、店舗(売り場)オペレーションなど、実際の数字の責任を負うバイヤーとしての基本業務を理解する。

複数選択

Lv2_12 バイヤー入門 商品計画の立案 売れ行きやリサーチ結果などを基に、次シーズンの商品計画を 10ヶ月~2ヶ月前など、ブランドに応じた準備と対応計画を完成させる。

複数選択

Lv2_13 バイヤー入門 仕入れ管理 商品計画に基づいた仕入れを行いながら、週単位の売れ行き推移などを見ながら仕入れ調整を行い、状況に応じて、セールなどの処理計画を調整するバイヤーの仕入れ業務を理解する。

文字列記入

Lv2_14 バイヤー入門 納品管理 売れ行きや天候の状況に応じた納期のコントロール、発注内容と納品物との照合、品質検査などの業務を理解する。

単一選択

Lv2_15 バイヤー入門 不振商品の処理の種類

仕入れ値引き、返品納品(赤・黒処理)、自社ロスなどの違いにより、処理方法が異なることを理解する。 文字列記入

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⑦ 教材 2:「バイヤー・MD入門」専門知識編 Level3 (15問)

Lv3_01 ファッション・マーケティング ファッション・マーケティングの特性

家電製品などとは異なり、ファッションは精神的な満足やコーディネートされた時点で価値が理解される。消費者は差別化されたブランドイメージを、商品を通じて購入するということを理解する。

文字列記入

Lv3_02 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 1

市場分析に基づくターゲット市場の選定と、ブランド・コンセプトの策定までの流れを俯瞰し理解する。

文字列記入

Lv3_03 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 2

ブランド・コンセプトの策定から、マーケティングミックス、BI(ブランド・アイデンティティ)に基づくコミュニケーション戦略の策定などを理解する。

文字列記入

Lv3_04 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 3

ブランド価値を高める為のマーケティングミックスにおいてマスメディアとソーシャルメディアの特性と運営融合を理解する。

文字列記入

Lv3_05 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 4

ライセンスブランドにおけるライセンサーとライセンシーについて理解をする。 文字列記入

Lv3_06 ファッション・マーケティング ショップのマーケティング1

マーケット・ポジションの検討・設定。商圏内の競合店の取扱いブランドや価格、客層などを調査し、自店のポジションを設定する。

単一選択

Lv3_07 ファッション・マーケティング ショップのマーケティング2

ターゲット・セグメンテーション。商圏ごとの客層を細分化し、店舗ごとの商品構成をターゲット(客層)別に検討・設定する。

文字列記入

Lv3_08 ファッション・マーチャンダイジング MD基本計画 ブランド・コンセプトに基づく、ターゲットイメージ及び、ブランドイメージの明確化、MD 方針の設定などの概要を学ぶ。

文字列記入

Lv3_09 ファッション・マーチャンダイジング シーズン・コンセプト設定

ライフスタイル、スタイリング、デザイン、商品構成、価格などの基本方針を策定し、具体的な商品企画などのクリエーションに落とし込んでいくシーズン・コンセプトの設定の流れを理解する。

単一選択

Lv3_10 ファッション・マーチャンダイジング デザイン/パターン/縫製仕様書/上代決定

シーズン・コンセプトが決定した後、コンセプトに基づいたデザイン、服にするためのパターンメーキング、縫製仕様書作成、サンプル作成などの業務の流れを理解する。

文字列記入

Lv3_11 ファッション・マーチャンダイジング 展示会の準備と開催

展示会での商談準備として、営業スタッフにシーズンテーマ、月別展開計画、デザイン特性などを説明し、展示会の演出なども考える。商品企画とブランドの宣伝・販促などのマーケティング戦略も平行して提案する。

文字列記入

Lv3_12 ファッション・マーチャンダイジング 生産数量、納期の決定 販売時期を予測した店舗での展開から逆算した生産企画の流れと概要を理解する。 単一選択

Lv3_13 物流・品質管理 QR ファッションビジネスにおける QR(クイックレスポンス)の重要性を理解する。 文字列記入

Lv3_14 物流・品質管理 SCM ファッションビジネスにおける SCM(サプライチェーン・マネジメント)の重要性を理解する。 単一選択

Lv3_15 物流・品質管理 POS/EOS/IDS/RFID

POS(販売時点情報管理)、EOS(オンライン自動受発注システム)、IDS(情報物流システム)の連動による SCMの構築と QRの実現を理解する。また、近年アパレル業界でも導入が進んでいる RFIDタグについても紹介する。

文字列記入

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⑧ 教材 2:「バイヤー・MD入門」専門知識編 Level4 (15問)

Lv4_01 ブランド開発・管理 ブランドの重要性 ブランドの意味するものを正しく理解し、ブランドが資産(ブランド・エクイティ)であることを理解し、ファッションビジネスにおけるブランドの可能性と重要性を再確認する。

単一選択

Lv4_02 ブランド開発・管理 ブランド開発の流れ 仮説→リサーチ→市場の細分化→ターゲット選定→ポジショニングなどの仮説の繰り返しの中でブランド・コンセプトを明確化していく流れを理解する。

単一選択

Lv4_03 ブランド開発・管理 ブランド戦略の作成

コンセプトを生活者、卸小売などのビジネスパートナーや媒体などに伝え、資産としてのブランド価値を高めていくためのコミュニケーション戦略の重要性を理解する。

単一選択

Lv4_04 ブランド開発・管理 ブランド・バイブルの作成

ブランド・コンセプトを商品企画、販売企画、マーケティング企画の各部署と共有し、ブレることなく運用していくために、標準となるバイブルを作成することの重要性を理解する。

単一選択

Lv4_05 ブランド開発・管理 ブランドによるビジネスの創造 異業種とのコラボやライセンスを通じて、ブランドとして資産価値を生むビジネスを創造する可能性を理解する。

文字列記入

Lv4_06 バイヤーの計数管理 値入率と粗利益率 値下げ販売の可能性を考慮し、値入率と粗利益率の違いを理解する。 単一選択

Lv4_07 バイヤーの計数管理 仕入れ予算 売上予算、在庫予算、仕入れ予算、値入高予算の関係を理解し、予算編成を行うことを理解する。 文字列記入

Lv4_08 バイヤーの計数管理 アイテム別構成比 前年のアイテム別、品目別、部門別の構成比を基に、今期の予算配分を決めていく手順を理解する。 単一選択

Lv4_09 バイヤーの計数管理 ABC分析 売上高の 70%を稼ぐ A群、20%の B群、10%の C群の 3群などに分け、商品別の役割や仕入れ、売上予算などの数字にリンクした分析手法。

単一選択

Lv4_10 バイヤーの計数管理 交差比率 「商品回転率=売上高÷在庫高」を理解し、さらにバイヤーの評価指標として重視される「交差比率=商品回転率×粗利益率」を理解する。

文字列記入

Lv4_11 バイヤーの計数管理 ショップの損益分岐点

売上原価、運送費、カード手数料、歩合家賃などの変動費と、家賃、人件費、減価償却費、支払利息の固定費などから計算することを理解する。

文字列記入

Lv4_12 MDの計数管理 ブランドの売上高 百貨店・専門店の場合、返品や値引きなどによって売上高が変動することを理解する。 文字列記入

Lv4_13 MDの計数管理 ブランドの粗利益、営業利益

「粗利益=売上高-売上原価」を理解し、「営業利益=粗利益-営業経費」であることを理解する。 単一選択

Lv4_14 MDの計数管理 アパレルブランドの損益分岐点

売上原価、運送費、サンプル製作費などの変動費と、人件費、広告宣伝費、減価償却費、支払利息などの固定費などから計算することを理解する。

単一選択

Lv4_15 MDの計数管理 マーケティング投資

ブランド付加価値を上げる為の売上/利益予算にリンクしたマーケティング投資予算を理解する。 単一選択

49

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⑨ 教材 3:「テキスタイル入門」基礎編 Level1 (10問)

Lv1_01 品質表示 品質表示 家庭用品品質表示法で定められた繊維製品の表示項目について 単一選択

Lv1_02 品質表示 繊維の種類と指定用語

組成表示とは? 主な繊維と指定用語の一覧表 単一選択

Lv1_03 品質表示 取扱い絵表示の国際化 変更理由、JIS図柄と ISO図柄の比較 単一選択

Lv1_04 品質表示 原産国表示、サイズ表示

原産国表示と不当表示の例、JIS規格のサイズ表示と、ヨーロッパサイズ、アメリカサイズ、イギリスサイズ

単一選択

Lv1_05 品質表示 付記用語、「取り扱い上の注意」下げ札

販売時にお客様に、説明できるように理解しておく。 単一選択

Lv1_06 繊維・生地 繊維の種類 天然繊維と合成繊維 繊維の分類の基礎知識 単一選択

Lv1_07 繊維・生地 繊維から製品への流れ

繊維→糸→布→染色→仕上げ加工→縫製→製品 の大まかな流れを知る 単一選択

Lv1_08 繊維・生地 織物と編物 織物と編物との違い、それぞれの特徴 単一選択

Lv1_09 繊維・生地 主な天然繊維 綿、麻、絹、羊毛、獣毛 複数選択

Lv1_10 繊維・生地 主な化学繊維 再生繊維(レーヨン、キュプラ、リヨセル)、半合成繊維(アセテート)、合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリルなど)

単一選択

50

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⑩ 教材 3:「テキスタイル入門」基礎編 Level2 (10問)

Lv2_01 織物の基礎知識 織物の三原組織 平織、綾織、朱子織の特徴と主な用途 単一選択

Lv2_02 織物の基礎知識 毛・綿・麻の糸の太さの単位 番手の単位について 単一選択

Lv2_03 織物の基礎知識 絹、合成繊維の糸の太さの単位

デニール、テックスの単位、ISOの単位表記について 単一選択

Lv2_04 織物の基礎知識 織物の色柄、染色の分類

色無地、紋織物、ドビー・クロス、捺染織物など、先染無地、後染無地 単一選択

Lv2_05 織物の基礎知識 織物の産地による分類

桐生、新潟、北陸、尾州、近江、泉州、西脇、三備、今治、久留米など日本各地の主な産地と産出品

単一選択

Lv2_06 編物の基礎知識 編地の編目 編目のロー・ゲージ、ミドル・ゲージ、ハイ・ゲージ、度目 単一選択

Lv2_07 編物の基礎知識 よこ編とたて編 よこ編地とたて編地の特徴 単一選択

Lv2_08 編物の基礎知識 編み地の特徴 よこ編の組織(平編、ゴム編、パール編、両面編)、たて編の組織(デンビー編、コード編、アトラス編、インターロック編)など

単一選択

Lv2_09 その他素材の基礎知識 レザー・ファー素材 主なレザーの種類と特徴、主な毛皮の種類と特徴、フェイクファーなど。 単一選択

Lv2_10 その他素材の基礎知識 その他の素材 レース、ネット(網地)、不織布など 単一選択

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⑪ 教材 3:「テキスタイル入門」専門知識編 Level3 (10問)

Lv3_01 アパレル素材 織物組織の分類 三原組織、変化組織、特別組織、二重組織、パイル組織など 単一選択

Lv3_02 アパレル素材 染色仕上げ加工 繊維製品加工の流れと染色の位置、染料と顔料、浸染と捺染の特徴 単一選択

Lv3_03 アパレル素材 ニット製品の製造 ニット・ウェアの生産工程 単一選択

Lv3_04 アパレル素材 編地の形状 流し編地、ガーメントレングス編地、成形編地、インテグラルニット、ホールガーメントなど 単一選択

Lv3_05 アパレル素材 繊維製品の苦情・トラブル

現象別トラブル発生率、素材別トラブル発生率、堅牢度別トラブル発生率など 単一選択

Lv3_06 アパレル素材の用途 春シーズン向きの素材

ウーステッド、ウール・ギャバジン、サージ、ポプリン、ブロード、オックスフォードなど 単一選択

Lv3_07 アパレル素材の用途 夏シーズン向きの素材

ギンガム、金巾、シャンブレー、ローン、デニム、ダンガリー、チノ・クロス、葛城、綿サージ、レーシーニットなど

単一選択

Lv3_08 アパレル素材の用途 秋シーズン向きの素材

ツィード、ホームスパン(平織ツィード)、フラノ、フランネル、ウーステッド、別珍、コーデュロイ、綿ネル、リブ編地、ケーブル編地など

単一選択

Lv3_09 アパレル素材の用途 冬シーズン向きの素材

メルトン、ビーバー、モッサ、ベロア、シャギー、フリース、タータン、ゴブラン、ナイロンタフタなど

単一選択

Lv3_10 アパレル素材の用途 その他の新素材 透湿防水素材、蓄熱素材、冷感素材など、新素材を活用した新しいファッションの可能性 単一選択

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⑫ 教材 3:「テキスタイル入門」専門知識編 Level4 (10問)

Lv4_01 主要産地の特徴と取り組み 桐生産地 シルク、ジャガード・ドビー/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_02 主要産地の特徴と取り組み 新潟産地 五泉、見附、栃尾、小千谷、十日町/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_03 主要産地の特徴と取り組み 北陸産地 化合繊、ポリエステル、長繊維織物/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_04 主要産地の特徴と取り組み 尾州産地 毛織物全国 1 位/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_05 主要産地の特徴と取り組み 近江・湖東産地 近江上布、近江ちぢみ/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_06 主要産地の特徴と取り組み 泉州・大阪南部産地 タオルなど/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_07 主要産地の特徴と取り組み 西脇・播州産地 綿ギンガム、シャツ地/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_08 主要産地の特徴と取り組み 三備産地 倉敷、児島、井原、福山、府中、 デニム/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_09 主要産地の特徴と取り組み 今治産地 パスタオル、フェースタオル/近年の取り組み・トピックス 単一選択

Lv4_10 主要産地の特徴と取り組み 筑後・久留米産地 久留米絣、綿入りはんてん/近年の取り組み・トピックス 単一選択

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3.受講結果 3-1 結果概要<設問着手者数の総計> 次表は、各教材のうち、いずれか1回でも着手した(答案を提出した)ことのある学

習者の一覧表である。教材 1~3は、どの教材から学習を開始してもよいことになっているため、教材 1だけに取組んだ者、教材 3だけに取組んだ者、教材2と教材3の 2つに取組んだ者など、組み合わせも様々である。受講者数が最も多かったのは販売スタッフ入門の 152名、次いでテキスタイル入門の 120名、バイヤー・MD入門の 114名で、総合修了試験に取組んだのは 42名であった。総計で 192名の登録者が、一回は問題に取り組んだということになる。

いずれかの 教材を 1回で も受講した 登録学習者数

教材 1 「販売スタッフ入門」

着手者数

教材 2 「バイヤー・MD入門」

着手者数

教材 3 「テキスタイル入門」

着手者数

総合修了試験 着手者数

(総合修了者数)

192 152 111 120 42

学習者 001 ○ ○ ○ ○ 学習者 002 ○ ○ ○ ○ 学習者 003 ○ ○ ○ 学習者 004 ○ ○ ○ ○ 学習者 005 ○ 学習者 006 ○ 学習者 007 ○ 学習者 008 ○ ○ 学習者 009 ○ ○ ○ ○ 学習者 010 ○ 学習者 011 ○ 学習者 012 ○ 学習者 013 ○ 学習者 014 ○ ○ ○ 学習者 015 ○ ○ ○ 学習者 016 ○ ○ ○ ○ 学習者 017 ○ 学習者 018 ○ ○ ○ ○ 学習者 019 ○ ○ ○ ○ 学習者 020 ○ ○ ○ ○ 学習者 021 ○ 学習者 022 ○ ○ ○

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学習者 023 ○ 学習者 024 ○ 学習者 025 ○ ○ ○ 学習者 026 ○ ○ ○ ○ 学習者 027 ○ ○ ○ 学習者 028 ○ 学習者 029 ○ ○ ○ ○ 学習者 030 ○ ○ ○ ○ 学習者 031 ○ ○ ○ ○ 学習者 032 ○ ○ 学習者 033 ○ ○ ○ ○ 学習者 034 ○ ○ ○ ○ 学習者 035 ○ ○ ○ ○ 学習者 036 ○ ○ 学習者 037 ○ ○ ○ ○ 学習者 038 ○ ○ ○ ○ 学習者 039 ○ ○ ○ ○ 学習者 040 ○ ○ ○ ○ 学習者 041 ○ ○ ○ ○ 学習者 042 ○ ○ ○ 学習者 043 ○ 学習者 044 ○ ○ ○ 学習者 045 ○ 学習者 046 ○ ○ ○ 学習者 047 ○ ○ ○ ○ 学習者 048 ○ ○ ○ 学習者 049 ○ ○ ○ 学習者 050 ○ ○ ○ 学習者 051 ○ ○ ○ 学習者 052 ○ ○ ○ ○ 学習者 053 ○ ○ ○ 学習者 054 ○ ○ ○ 学習者 055 ○ ○ ○ 学習者 056 ○ 学習者 057 ○ ○ ○ ○ 学習者 058 ○ 学習者 059 ○ 学習者 060 ○ ○ ○ 学習者 061 ○ ○ ○ 学習者 062 ○ 学習者 063 ○ ○ 学習者 064 ○ 学習者 065 ○ 学習者 066 ○ ○ ○ 学習者 067 ○ ○ 学習者 068 ○ ○

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学習者 069 ○ 学習者 070 ○ 学習者 071 ○ ○ 学習者 072 ○ 学習者 073 ○ ○ ○ 学習者 074 ○ 学習者 075 ○ ○ ○ 学習者 076 ○ ○ ○ 学習者 077 ○ ○ 学習者 078 ○ 学習者 079 ○ 学習者 080 ○ 学習者 081 ○ 学習者 082 ○ 学習者 083 ○ ○ 学習者 084 ○ 学習者 085 ○ 学習者 086 ○ 学習者 087 ○ 学習者 088 ○ 学習者 089 ○ ○ 学習者 090 ○ ○ ○ ○ 学習者 091 ○ 学習者 092 ○ 学習者 093 ○ ○ ○ 学習者 094 ○ ○ 学習者 095 ○ 学習者 096 ○ 学習者 097 ○ ○ 学習者 098 ○ 学習者 099 ○ 学習者 100 ○ 学習者 101 ○ 学習者 102 ○ ○ ○ ○ 学習者 103 ○ 学習者 104 ○ ○ 学習者 105 ○ ○ ○ ○ 学習者 106 ○ ○ ○ ○ 学習者 107 ○ 学習者 108 ○ ○ ○ 学習者 109 ○ ○ ○ 学習者 110 ○ 学習者 111 ○ ○ ○ ○ 学習者 112 ○ ○ ○ ○ 学習者 113 ○ 学習者 114 ○ ○

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学習者 115 ○ ○ ○ 学習者 116 ○ ○ 学習者 117 ○ ○ ○ 学習者 118 ○ ○ ○ 学習者 119 ○ ○ ○ ○ 学習者 120 ○ 学習者 121 ○ 学習者 122 ○ 学習者 123 ○ ○ ○ ○ 学習者 124 ○ 学習者 125 ○ 学習者 126 ○ ○ ○ ○ 学習者 127 ○ 学習者 128 ○ ○ ○ ○ 学習者 129 ○ ○ ○ 学習者 130 ○ 学習者 131 ○ 学習者 132 ○ 学習者 133 ○ 学習者 134 ○ ○ ○ 学習者 135 ○ 学習者 136 ○ 学習者 137 ○ ○ ○ 学習者 138 ○ ○ ○ ○ 学習者 139 ○ 学習者 140 ○ ○ ○ ○ 学習者 141 ○ ○ ○ 学習者 142 ○ ○ ○ 学習者 143 ○ ○ ○ ○ 学習者 144 ○ ○ 学習者 145 ○ ○ 学習者 146 ○ ○ ○ ○ 学習者 147 ○ ○ 学習者 148 ○ ○ ○ ○ 学習者 149 ○ 学習者 150 ○ 学習者 151 ○ 学習者 152 ○ 学習者 153 ○ ○ ○ 学習者 154 ○ ○ ○ 学習者 155 ○ ○ ○ 学習者 156 ○ 学習者 157 ○ 学習者 158 ○ ○ ○ 学習者 159 ○ ○ 学習者 160 ○ ○ ○

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学習者 161 ○ ○ ○ ○ 学習者 162 ○ ○ 学習者 163 ○ 学習者 164 ○ ○ ○ 学習者 165 ○ 学習者 166 ○ 学習者 167 ○ 学習者 168 ○ ○ ○ ○ 学習者 169 ○ 学習者 170 ○ 学習者 171 ○ 学習者 172 ○ 学習者 173 ○ 学習者 174 ○ 学習者 175 ○ ○ ○ ○ 学習者 176 ○ ○ ○ ○ 学習者 177 ○ 学習者 178 ○ 学習者 179 ○ 学習者 180 ○ ○ 学習者 181 ○ 学習者 182 ○ 学習者 183 ○ ○ ○ 学習者 184 ○ 学習者 185 ○ 学習者 186 ○ 学習者 187 ○ 学習者 188 ○ 学習者 189 ○ ○ 学習者 190 ○ ○ 学習者 191 ○ ○ ○ 学習者 192 ○ ○ ○

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3-2 結果概要<出身校別(服飾系/非服飾系)登録者数・受講者数・修了者数> それぞれの学習ユニットにおける出身校別学習者の受講率・終了率・離脱率は表のと

おりである。すべてのユニットにおいて、Level.1を着手したのち、Level.2以降まで進んでいく学習者は減少をしていくが、特に Level.1→Level.2へと進んでいく段階において離脱する場合が圧倒的に多い傾向が読み取れる。これは、登録をして実際に内容を確認してみようという興味から、一回着手をしたのち、そのまま終了を迎える人が多かったことがうかがえる。一方で、Level.2~Level.4においては、離脱者の数が減少傾向にあり、各ユニットの修了試験までたどり着く人が多い傾向がみられる。 このことから、登録者の傾向として、

① 一回も問題に着手をしなかった者 ② Level.1の問題に一度でも着手はしたが、それ以降脱落をした者 ③ Level.1を修了し、それ以降の問題にも着手した者 の 3グループに分けることができるであろう。 これに関しては、組織の管理下にない個人エントリーを基本としている今回のシステ

ムの特徴といえる。企業や人事担当者の管理下に置かれていた場合には、受講者に強制力が働き、受講率がアップする傾向があるが、「一回も受講をしていない」「受講をしても最後までたどり着かない」のは、あくまで個人の学習意識や達成意欲が大きなベクトルを占めることになるからである。 総合修了試験の受講資格を有する者に対する総合修了者数は、「服飾系」「非服飾系」「その他」においてパーセンテージに大きな差は見られず、出身校に関わらず意欲や達成意識の高い人が最後まで到達したといえる。

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<販売スタッフ入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

服飾系 115 33 28.7% 21 18.3% 36.4% 非服飾系 274 107 39.1% 91 33.2% 15.0% その他 24 12 50.0% 9 37.5% 25.0% 合計 413 152 36.8% 112 27.1% 26.3%

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

服飾系 115 18 15.7% 18 15.7% 0.0% 非服飾系 274 65 23.7% 62 22.6% 4.6% その他 24 9 37.5% 9 37.5% 0.0% 合計 413 92 22.3% 89 21.5% 3.3%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

服飾系 115 17 14.8% 16 13.9% 5.9% 非服飾系 274 55 20.1% 53 19.3% 3.6% その他 24 9 37.5% 8 33.3% 11.1% 合計 413 81 19.6% 77 18.6% 4.9%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level4

服飾系 115 16 13.9% 16 13.9% 0.0% 非服飾系 274 51 18.6% 50 18.2% 2.0% その他 24 8 33.3% 8 33.3% 0.0% 合計 413 75 18.2% 74 17.9% 1.3%

販売スタッフ入門 修了試験

服飾系 115 14 12.2% 12 10.4% 14.3% 非服飾系 274 49 17.9% 48 17.5% 2.0% その他 24 7 29.2% 6 25.0% 14.3% 合計 413 70 16.9% 66 16.0% 5.7%

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<バイヤー・MD入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

服飾系 115 26 22.6% 15 13.0% 42.3% 非服飾系 274 78 28.5% 63 23.0% 19.2% その他 24 7 29.2% 5 20.8% 28.6% 合計 413 111 26.9% 83 20.1% 25.2%

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

服飾系 115 13 11.3% 12 10.4% 7.7% 非服飾系 274 56 20.4% 53 19.3% 5.4% その他 24 4 16.7% 3 12.5% 25.0% 合計 413 73 17.7% 68 16.5% 6.8%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

服飾系 115 11 9.6% 11 9.6% 0.0% 非服飾系 274 50 18.2% 49 17.9% 2.0% その他 24 3 12.5% 3 12.5% 0.0% 合計 413 64 15.5% 63 15.3% 1.6%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level4

服飾系 115 11 9.6% 10 8.7% 9.1% 非服飾系 274 47 17.2% 47 17.2% 0.0% その他 24 3 12.5% 3 12.5% 0.0% 合計 413 61 14.8% 60 14.5% 1.6%

バイヤー・MD入門 修了試験

服飾系 115 9 7.8% 9 7.8% 0.0% 非服飾系 274 45 16.4% 44 16.1% 2.2% その他 24 3 12.5% 3 12.5% 0.0% 合計 413 57 13.8% 56 13.6% 1.8%

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<テキスタイル入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

テキスタイル入門 基礎編 Level1

服飾系 115 31 27.0% 19 16.5% 38.7% 非服飾系 274 85 31.0% 65 23.7% 23.5% その他 24 5 20.8% 5 20.8% 0.0% 合計 413 121 29.3% 89 21.5% 26.4%

テキスタイル入門 基礎編 Level2

服飾系 115 18 15.7% 14 12.2% 22.2% 非服飾系 274 59 21.5% 56 20.4% 5.1% その他 24 5 20.8% 5 20.8% 0.0% 合計 413 82 19.9% 75 18.2% 8.5%

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

服飾系 115 14 12.2% 13 11.3% 7.1% 非服飾系 274 53 19.3% 53 19.3% 0.0% その他 24 5 20.8% 5 20.8% 0.0% 合計 413 72 17.4% 71 17.2% 1.4%

テキスタイル入門 専門知識編

Level4

服飾系 115 13 11.3% 12 10.4% 7.7% 非服飾系 274 52 19.0% 52 19.0% 0.0% その他 24 5 20.8% 5 20.8% 0.0% 合計 413 70 16.9% 69 16.7% 1.4%

テキスタイル入門 修了試験

服飾系 115 11 9.6% 11 9.6% 0.0% 非服飾系 274 52 19.0% 49 17.9% 5.8% その他 24 4 16.7% 4 16.7% 0.0% 合計 413 67 16.2% 64 15.5% 4.5%

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<総合修了試験>

受験資格者数(※) (人)

修了者数

(人) 修了率 (%)

受験資格者未受験率

(%)

総合修了試験

服飾系 9 7 77.8% 22.2% 非服飾系 44 33 75.0% 25.0% その他 3 2 66.7% 33.3% 合計 56 42 75.0% 25.0%

※受験資格者とは、3教材全て修了し、総合修了試験を受験する権利を有した学習者のこと。

<総合修了試験 修了者 服飾系/非服飾系 構成比>

修了者数 (人)

構成比 (%)

総合修了試験

服飾系 7 16.7%

非服飾系 33 78.6%

その他 2 4.8%

合計 42 100.0%

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3-3 結果概要<職業別(正規雇用系/非正規雇用系)登録者数・受講者数・修了者数> それぞれの学習ユニットにおける職業別学習者の受講率・修了率・離脱率は次表のと

おりである。受講者の数は正規雇用系が圧倒的に多いが、受講率を見てみるとそれぞれに大差はない。学習ユニット別でいえば、「販売スタッフ入門」の着手率が最も高く、Level.1に一回でも着手した人は 36.8%である。最も低かったのは「バイヤー・MD入門」で 26.9%と、およそ 10%の差が出ている。これは販売スタッフ職が多く、自らに関連する内容の学習に取り組んだ結果といえる。また、「バイヤー・MD入門」における非正規雇用の受講率が低いのは、職種的に正規雇用者が多く、非正規雇用が少ないという現状もあるであろう。 前項と同じく、学習者は Level.1→Level.2に移行する際の離脱率が高いが、Level.2

以後は最後まで到達する人の割合が多い。正規、非正規に関わらず、個人の学習意欲や達成意欲が修了率につながっていると言える。

64

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<販売スタッフ入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

正規雇用 322 118 36.6% 91 28.3% 22.9% 非正規雇用 54 20 37.0% 13 24.1% 35.0% その他 37 14 37.8% 8 21.6% 42.9% 合計 413 152 36.8% 112 27.1% 26.3%

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

正規雇用 322 74 23.0% 72 22.4% 2.7% 非正規雇用 54 12 22.2% 11 20.4% 8.3% その他 37 6 16.2% 6 16.2% 0.0% 合計 413 92 22.3% 89 21.5% 3.3%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

正規雇用 322 65 20.2% 63 19.6% 3.1% 非正規雇用 54 11 20.4% 9 16.7% 18.2% その他 37 5 13.5% 5 13.5% 0.0% 合計 413 81 19.6% 77 18.6% 4.9%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level4

正規雇用 322 61 18.9% 61 18.9% 0.0% 非正規雇用 54 9 16.7% 8 14.8% 11.1% その他 37 5 13.5% 5 13.5% 0.0% 合計 413 75 18.2% 74 17.9% 1.3%

販売スタッフ入門 修了試験

正規雇用 322 59 18.3% 58 18.0% 1.7% 非正規雇用 54 6 11.1% 4 7.4% 33.3% その他 37 5 13.5% 4 10.8% 20.0% 合計 413 70 16.9% 66 16.0% 5.7%

65

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<バイヤー・MD入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

正規雇用 322 95 29.5% 74 23.0% 22.1% 非正規雇用 54 8 14.8% 4 7.4% 50.0% その他 37 8 21.6% 5 13.5% 37.5% 合計 413 111 26.9% 83 20.1% 25.2%

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

正規雇用 322 64 19.9% 61 18.9% 4.7% 非正規雇用 54 4 7.4% 3 5.6% 25.0% その他 37 5 13.5% 4 10.8% 20.0% 合計 413 73 17.7% 68 16.5% 6.8%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

正規雇用 322 57 17.7% 56 17.4% 1.8% 非正規雇用 54 3 5.6% 3 5.6% 0.0% その他 37 4 10.8% 4 10.8% 0.0% 合計 413 64 15.5% 63 15.3% 1.6%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level4

正規雇用 322 54 16.8% 53 16.5% 1.9% 非正規雇用 54 3 5.6% 3 5.6% 0.0% その他 37 4 10.8% 4 10.8% 0.0% 合計 413 61 14.8% 60 14.5% 1.6%

バイヤー・MD入門 修了試験

正規雇用 322 52 16.1% 51 15.8% 1.9% 非正規雇用 54 2 3.7% 2 3.7% 0.0% その他 37 3 8.1% 3 8.1% 0.0% 合計 413 57 13.8% 56 13.6% 1.8%

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<テキスタイル入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

テキスタイル入門 基礎編 Level1

正規雇用 322 102 31.7% 78 24.2% 23.5% 非正規雇用 54 13 24.1% 7 13.0% 46.2% その他 37 6 16.2% 4 10.8% 33.3% 合計 413 121 29.3% 89 21.5% 26.4%

テキスタイル入門 基礎編 Level2

正規雇用 322 72 22.4% 66 20.5% 8.3% 非正規雇用 54 6 11.1% 6 11.1% 0.0% その他 37 4 10.8% 3 8.1% 25.0% 合計 413 82 19.9% 75 18.2% 8.5%

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

正規雇用 322 63 19.6% 63 19.6% 0.0% 非正規雇用 54 6 11.1% 5 9.3% 16.7% その他 37 3 8.1% 3 8.1% 0.0% 合計 413 72 17.4% 71 17.2% 1.4%

テキスタイル入門 専門知識編

Level4

正規雇用 322 62 19.3% 62 19.3% 0.0% 非正規雇用 54 5 9.3% 4 7.4% 20.0% その他 37 3 8.1% 3 8.1% 0.0% 合計 413 70 16.9% 69 16.7% 1.4%

テキスタイル入門 修了試験

正規雇用 322 61 18.9% 58 18.0% 4.9% 非正規雇用 54 3 5.6% 3 5.6% 0.0% その他 37 3 8.1% 3 8.1% 0.0% 合計 413 67 16.2% 64 15.5% 4.5%

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<総合修了試験>

受験

資格者数(※) (人)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受験資格者 未受験率 (%)

総合修了試験

正規雇用 51 39 76.5% 23.5% 非正規雇用 2 1 50.0% 50.0% その他 3 2 66.7% 33.3% 合計 56 42 75.0% 25.0%

※受験資格者とは、3教材全て修了し、総合修了試験を受験する権利を有した学習者のこと。

<総合修了試験 修了者 正規雇用/非正規雇用別 構成比>

修了者数 (人)

構成比 (%)

総合修了試験

正規雇用 39 92.9%

非正規雇用 1 2.4%

その他 2 4.8%

合計 42 100.0%

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3-4 結果概要<年齢別 登録者数・受講者数・修了者数> それぞれの学習ユニットにおける年齢別学習者の受講率・修了率・離脱率は表のとお

りである。登録者数でいえば、21歳~25歳の登録者数が最も多く 100名となっている。これは先述の通り、組織的に一括登録した企業の社員構成比がこの年齢層に集中したとみられるため、これが個人の意欲的な登録に直結するというわけではない。 受講率でいえば、登録をした人のうち、20歳以下の受講率が非常に低く、すべての

学習ユニットにおいて、Level.2以後に脱落をした結果となった。それ以外でいえば、Level.1→Level.2での離脱率が高いが、それ以降は達成率が高かったといえる。

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<販売スタッフ入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

20才以下 15 4 26.7% 1 6.7% 75.0% 21~25才 100 35 35.0% 29 29.0% 17.1% 26~30才 70 20 28.6% 13 18.6% 35.0% 31~35才 63 24 38.1% 18 28.6% 25.0% 36~40才 39 16 41.0% 11 28.2% 31.3% 41~45才 32 15 46.9% 11 34.4% 26.7% 46~50才 37 16 43.2% 13 35.1% 18.8% 51才以上 57 22 38.6% 16 28.1% 27.3% 合計 413 152 36.8% 112 27.1% 26.3%

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

20才以下 15 1 6.7% 0 0.0% 100.0% 21~25才 100 22 22.0% 22 22.0% 0.0% 26~30才 70 12 17.1% 12 17.1% 0.0% 31~35才 63 15 23.8% 15 23.8% 0.0% 36~40才 39 10 25.6% 10 25.6% 0.0% 41~45才 32 10 31.3% 9 28.1% 10.0% 46~50才 37 9 24.3% 9 24.3% 0.0% 51才以上 57 13 22.8% 12 21.1% 7.7% 合計 413 92 22.3% 89 21.5% 3.3%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 21 21.0% 21 21.0% 0.0% 26~30才 70 11 15.7% 10 14.3% 9.1% 31~35才 63 13 20.6% 12 19.0% 7.7% 36~40才 39 10 25.6% 10 25.6% 0.0% 41~45才 32 7 21.9% 6 18.8% 14.3% 46~50才 37 9 24.3% 8 21.6% 11.1% 51才以上 57 10 17.5% 10 17.5% 0.0% 合計 413 81 19.6% 77 18.6% 4.9%

販売スタッフ入門 専門知識編

Leve4

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 21 21.0% 21 21.0% 0.0% 26~30才 70 9 12.9% 9 12.9% 0.0% 31~35才 63 11 17.5% 11 17.5% 0.0% 36~40才 39 10 25.6% 10 25.6% 0.0% 41~45才 32 6 18.8% 6 18.8% 0.0% 46~50才 37 8 21.6% 8 21.6% 0.0% 51才以上 57 10 17.5% 9 15.8% 10.0% 合計 413 75 18.2% 74 17.9% 1.3%

販売スタッフ入門 修了試験

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 20 20.0% 19 19.0% 5.0% 26~30才 70 8 11.4% 8 11.4% 0.0% 31~35才 63 10 15.9% 9 14.3% 10.0% 36~40才 39 10 25.6% 10 25.6% 0.0% 41~45才 32 6 18.8% 6 18.8% 0.0% 46~50才 37 8 21.6% 8 21.6% 0.0% 51才以上 57 8 14.0% 6 10.5% 25.0% 合計 413 70 16.9% 66 16.0% 5.7%

70

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<バイヤー・MD入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

20才以下 15 1 6.7% 1 6.7% 0.0% 21~25才 100 34 34.0% 29 29.0% 14.7% 26~30才 70 14 20.0% 11 15.7% 21.4% 31~35才 63 17 27.0% 11 17.5% 35.3% 36~40才 39 14 35.9% 9 23.1% 35.7% 41~45才 32 8 25.0% 6 18.8% 25.0% 46~50才 37 12 32.4% 8 21.6% 33.3% 51才以上 57 11 19.3% 8 14.0% 27.3% 合計 413 111 26.9% 83 20.1% 25.2%

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

20才以下 15 1 6.7% 0 0.0% 100.0% 21~25才 100 23 23.0% 21 21.0% 8.7% 26~30才 70 10 14.3% 9 12.9% 10.0% 31~35才 63 11 17.5% 11 17.5% 0.0% 36~40才 39 8 20.5% 8 20.5% 0.0% 41~45才 32 6 18.8% 6 18.8% 0.0% 46~50才 37 7 18.9% 7 18.9% 0.0% 51才以上 57 7 12.3% 6 10.5% 14.3% 合計 413 73 17.7% 68 16.5% 6.8%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 20 20.0% 20 20.0% 0.0% 26~30才 70 8 11.4% 8 11.4% 0.0% 31~35才 63 10 15.9% 10 15.9% 0.0% 36~40才 39 8 20.5% 7 17.9% 12.5% 41~45才 32 6 18.8% 6 18.8% 0.0% 46~50才 37 7 18.9% 7 18.9% 0.0% 51才以上 57 5 8.8% 5 8.8% 0.0% 合計 413 64 15.5% 63 15.3% 1.6%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Leve4

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 20 20.0% 19 19.0% 5.0% 26~30才 70 8 11.4% 8 11.4% 0.0% 31~35才 63 9 14.3% 9 14.3% 0.0% 36~40才 39 7 17.9% 7 17.9% 0.0% 41~45才 32 5 15.6% 5 15.6% 0.0% 46~50才 37 7 18.9% 7 18.9% 0.0% 51才以上 57 5 8.8% 5 8.8% 0.0% 合計 413 61 14.8% 60 14.5% 1.6%

バイヤー・MD入門 修了試験

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 18 18.0% 18 18.0% 0.0% 26~30才 70 7 10.0% 7 10.0% 0.0% 31~35才 63 9 14.3% 9 14.3% 0.0% 36~40才 39 7 17.9% 7 17.9% 0.0% 41~45才 32 5 15.6% 4 12.5% 20.0% 46~50才 37 6 16.2% 6 16.2% 0.0% 51才以上 57 5 8.8% 5 8.8% 0.0% 合計 413 57 13.8% 56 13.6% 1.8%

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<テキスタイル入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

テキスタイル入門 基礎編 Level1

20才以下 15 1 6.7% 1 6.7% 0.0% 21~25才 100 39 39.0% 27 27.0% 30.8% 26~30才 70 15 21.4% 12 17.1% 20.0% 31~35才 63 17 27.0% 12 19.0% 29.4% 36~40才 39 17 43.6% 11 28.2% 35.3% 41~45才 32 9 28.1% 7 21.9% 22.2% 46~50才 37 11 29.7% 10 27.0% 9.1% 51才以上 57 12 21.1% 9 15.8% 25.0% 合計 413 121 29.3% 89 21.5% 26.4%

テキスタイル入門 基礎編 Level2

20才以下 15 1 6.7% 0 0.0% 100.0% 21~25才 100 25 25.0% 22 22.0% 12.0% 26~30才 70 11 15.7% 9 12.9% 18.2% 31~35才 63 12 19.0% 12 19.0% 0.0% 36~40才 39 9 23.1% 9 23.1% 0.0% 41~45才 32 7 21.9% 7 21.9% 0.0% 46~50才 37 10 27.0% 9 24.3% 10.0% 51才以上 57 7 12.3% 7 12.3% 0.0% 合計 413 82 19.9% 75 18.2% 8.5%

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 21 21.0% 21 21.0% 0.0% 26~30才 70 9 12.9% 9 12.9% 0.0% 31~35才 63 11 17.5% 11 17.5% 0.0% 36~40才 39 8 20.5% 8 20.5% 0.0% 41~45才 32 7 21.9% 6 18.8% 14.3% 46~50才 37 9 24.3% 9 24.3% 0.0% 51才以上 57 7 12.3% 7 12.3% 0.0% 合計 413 72 17.4% 71 17.2% 1.4%

テキスタイル入門 専門知識編

Leve4

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 21 21.0% 20 20.0% 4.8% 26~30才 70 9 12.9% 9 12.9% 0.0% 31~35才 63 10 15.9% 10 15.9% 0.0% 36~40才 39 8 20.5% 8 20.5% 0.0% 41~45才 32 6 18.8% 6 18.8% 0.0% 46~50才 37 9 24.3% 9 24.3% 0.0% 51才以上 57 7 12.3% 7 12.3% 0.0% 合計 413 70 16.9% 69 16.7% 1.4%

テキスタイル入門 修了試験

20才以下 15 0 0.0% 0 0.0% ─ 21~25才 100 19 19.0% 19 19.0% 0.0% 26~30才 70 9 12.9% 9 12.9% 0.0% 31~35才 63 10 15.9% 9 14.3% 10.0% 36~40才 39 8 20.5% 7 17.9% 12.5% 41~45才 32 6 18.8% 5 15.6% 16.7% 46~50才 37 9 24.3% 9 24.3% 0.0% 51才以上 57 6 10.5% 6 10.5% 0.0% 合計 413 67 16.2% 64 15.5% 4.5%

72

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<総合修了試験>

受験資格者数(※) (人)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受験資格者未受験率 (%)

総合修了試験

20才以下 0 0 0.0% ─ 21~25才 18 14 77.8% 22.2% 26~30才 7 5 71.4% 28.6% 31~35才 9 7 77.8% 22.2% 36~40才 7 5 71.4% 28.6% 41~45才 4 4 100.0% 0.0% 46~50才 6 4 66.7% 33.3% 51才以上 5 3 60.0% 40.0% 合計 56 42 75.0% 25.0%

※受験資格者とは、3教材全て修了し、総合修了試験を受験する権利を有した学習者のこと。 <総合修了試験 修了者 年齢別 構成比>

修了者数 (人)

構成比 (%)

総合修了試験

20才以下 0 0.0%

21~25才 14 33.3%

26~30才 5 11.9%

31~35才 7 16.7%

36~40才 5 11.9%

41~45才 4 9.5%

46~50才 4 9.5%

51才以上 3 7.1%

合計 42 100.0%

73

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3-5 結果概要<アパレル経験別 登録者数・受講者数・修了者数> それぞれの学習ユニットにおけるアパレル経験別学習者の受講率・修了率・離脱率は

表のとおりである。ここで特徴的なのが、「ファッション販売スタッフ」の登録者が、実際に「販売スタッフ入門」Level.1に 30.1%着手している一方で、「バイヤー・MD入門」「テキスタイル入門」は 14.3%しか着手していない点である。これは自身に関連の深い教材を受講している傾向を表している。総合修了試験受講資格を有する人は、登録者数 133名の内 6名で、そのうち総合修了試験を受講した人は 4名であった。 各学習ユニットにおいて高い受講者数、受講率をキープしたのが「営業・マーケティング」であった。職種的に、すべての教材に対して関連性が深い職種であり、実際に受講者の意欲も高かったといえる。登録者数は「ファッション販売スタッフ」に次ぐ 96名だが、すべての教材において受講率 25%以上をキープするなど、学習意欲の高い職種であったことがうかがえた。総合修了試験受講資格者は 25名で、そのうち 20名が修了をした。延べ人数 45名の総合修了者の約半数を「営業・マーケティング」が占めることとなった。 また、「その他」「アパレル経験なし」合わせて 20名が総合修了試験を修了している。

これは、周辺産業からの受講者とみられるが、eラーニングの普及にあたっては、こういった人たちも受講ターゲットとなりうることがいえるであろう。実際にファッションに直接かかわっていなくても、ファッション業界にアプローチを検討している周辺産業が、その知識を吸収したいというニーズもあることを念頭に置かなくてはならない。ファッションの基礎知識がない分、真剣に取り組むといったことも指摘できるため、eラーニングの運営側はこういった産業にも目配せをして普及活動を進める必要があるだろう。

74

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<販売スタッフ入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

ファッション販売スタッフ 133 40 30.1% 22 16.5% 45.0%

ショップ店長 24 5 20.8% 4 16.7% 20.0%

ショップ経営 18 3 16.7% 2 11.1% 33.3%

バイヤー 27 3 11.1% 1 3.7% 66.7%

ショップ MD 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

メーカーMD 24 5 20.8% 3 12.5% 40.0%

デザイナー 38 5 13.2% 4 10.5% 20.0%

パタンナー 22 6 27.3% 4 18.2% 33.3%

広告宣伝 6 1 16.7% 0 0.0% 100.0%

営業・マーケティング 96 38 39.6% 32 33.3% 15.8%

品質管理 21 5 23.8% 2 9.5% 60.0%

研究開発 6 2 33.3% 2 33.3% 0.0%

広報(プレス) 4 1 25.0% 0 0.0% 100.0%

VMD 6 4 66.7% 4 66.7% 0.0%

チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

その他 76 42 55.3% 32 42.1% 23.8%

アパレル経験なし 66 34 51.5% 27 40.9% 20.6%

合計 577 197 34.1% 142 24.6% 27.9%

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

ファッション販売スタッフ 133 20 15.0% 18 13.5% 10.0%

ショップ店長 24 4 16.7% 4 16.7% 0.0%

ショップ経営 18 2 11.1% 1 5.6% 50.0%

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

メーカーMD 24 3 12.5% 2 8.3% 33.3%

デザイナー 38 3 7.9% 3 7.9% 0.0%

パタンナー 22 3 13.6% 3 13.6% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 30 31.3% 28 29.2% 6.7%

品質管理 21 2 9.5% 2 9.5% 0.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 4 66.7% 3 50.0% 25.0%

75

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チェーン店管理 2 1 50.0% 0 0.0% 100.0%

店舗開発 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

その他 76 20 26.3% 20 26.3% 0.0%

アパレル経験なし 66 24 36.4% 24 36.4% 0.0%

合計 577 119 20.6% 111 19.2% 6.7%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

ファッション販売スタッフ 133 16 12.0% 15 11.3% 6.3%

ショップ店長 24 4 16.7% 4 16.7% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 2 5.3% 2 5.3% 0.0%

パタンナー 22 3 13.6% 2 9.1% 33.3%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 25 26.0% 25 26.0% 0.0%

品質管理 21 1 4.8% 0 0.0% 100.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 2 33.3% 2 33.3% 0.0%

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 17 22.4% 15 19.7% 11.8%

アパレル経験なし 66 23 34.8% 22 33.3% 4.3%

合計 577 94 16.3% 88 15.3% 6.4%

販売スタッフ入門 専門知識編

Level4

ファッション販売スタッフ 133 14 10.5% 14 10.5% 0.0%

ショップ店長 24 4 16.7% 4 16.7% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 2 5.3% 2 5.3% 0.0%

パタンナー 22 2 9.1% 2 9.1% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 25 26.0% 25 26.0% 0.0%

品質管理 21 0 0.0% 0 0.0% ─

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

76

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VMD 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 14 18.4% 14 18.4% 0.0%

アパレル経験なし 66 22 33.3% 21 31.8% 4.5%

合計 577 85 14.7% 84 14.6% 1.2%

販売スタッフ入門 修了試験

ファッション販売スタッフ 133 12 9.0% 9 6.8% 25.0%

ショップ店長 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 2 5.3% 1 2.6% 50.0%

パタンナー 22 2 9.1% 1 4.5% 50.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 25 26.0% 25 26.0% 0.0%

品質管理 21 0 0.0% 0 0.0% ─

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 13 17.1% 12 15.8% 7.7%

アパレル経験なし 66 21 31.8% 21 31.8% 0.0%

合計 577 78 13.5% 72 12.5% 7.7%

77

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<バイヤー・MD入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

ファッション販売スタッフ 133 19 14.3% 10 7.5% 47.4%

ショップ店長 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

ショップ経営 18 2 11.1% 1 5.6% 50.0%

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

メーカーMD 24 5 20.8% 2 8.3% 60.0%

デザイナー 38 4 10.5% 2 5.3% 50.0%

パタンナー 22 3 13.6% 1 4.5% 66.7%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 41 42.7% 33 34.4% 19.5%

品質管理 21 3 14.3% 1 4.8% 66.7%

研究開発 6 2 33.3% 2 33.3% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 2 33.3% 1 16.7% 50.0%

チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

その他 76 34 44.7% 22 28.9% 35.3%

アパレル経験なし 66 21 31.8% 19 28.8% 9.5%

合計 577 141 24.4% 99 17.2% 29.8%

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

ファッション販売スタッフ 133 9 6.8% 9 6.8% 0.0%

ショップ店長 24 2 8.3% 1 4.2% 50.0%

ショップ経営 18 1 5.6% 1 5.6% 0.0%

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

メーカーMD 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

デザイナー 38 2 5.3% 2 5.3% 0.0%

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 31 32.3% 29 30.2% 6.5%

品質管理 21 1 4.8% 1 4.8% 0.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

78

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チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

その他 76 15 19.7% 14 18.4% 6.7%

アパレル経験なし 66 19 28.8% 18 27.3% 5.3%

合計 577 88 15.3% 83 14.4% 5.7%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

ファッション販売スタッフ 133 9 6.8% 8 6.0% 11.1%

ショップ店長 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

デザイナー 38 1 2.6% 1 2.6% 0.0%

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 27 28.1% 27 28.1% 0.0%

品質管理 21 0 0.0% 0 0.0% ─

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 12 15.8% 12 15.8% 0.0%

アパレル経験なし 66 18 27.3% 18 27.3% 0.0%

合計 577 72 12.5% 71 12.3% 1.4%

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level4

ファッション販売スタッフ 133 8 6.0% 7 5.3% 12.5%

ショップ店長 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

デザイナー 38 1 2.6% 0 0.0% 100.0%

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 27 28.1% 27 28.1% 0.0%

品質管理 21 0 0.0% 0 0.0% ─

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

79

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VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 11 14.5% 11 14.5% 0.0%

アパレル経験なし 66 17 25.8% 17 25.8% 0.0%

合計 577 69 12.0% 67 11.6% 2.9%

バイヤー・MD入門 修了試験

ファッション販売スタッフ 133 6 4.5% 6 4.5% 0.0%

ショップ店長 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

デザイナー 38 0 0.0% 0 0.0% ─

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 26 27.1% 25 26.0% 3.8%

品質管理 21 0 0.0% 0 0.0% ─

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 1 50.0% 1 50.0% 0.0%

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 10 13.2% 10 13.2% 0.0%

アパレル経験なし 66 17 25.8% 17 25.8% 0.0%

合計 577 64 11.1% 63 10.9% 1.6%

80

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<テキスタイル入門>

登録者数 (人)

受講者数 (人)

受講率 (%)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受講者の 途中離脱率 (%)

テキスタイル入門 基礎編 Level1

ファッション販売スタッフ 133 19 14.3% 10 7.5% 47.4%

ショップ店長 24 3 12.5% 2 8.3% 33.3%

ショップ経営 18 2 11.1% 1 5.6% 50.0%

バイヤー 27 1 3.7% 0 0.0% 100.0%

ショップ MD 4 2 50.0% 2 50.0% 0.0%

メーカーMD 24 2 8.3% 1 4.2% 50.0%

デザイナー 38 5 13.2% 2 5.3% 60.0%

パタンナー 22 4 18.2% 2 9.1% 50.0%

広告宣伝 6 2 33.3% 0 0.0% 100.0%

営業・マーケティング 96 40 41.7% 31 32.3% 22.5%

品質管理 21 5 23.8% 4 19.0% 20.0%

研究開発 6 3 50.0% 2 33.3% 33.3%

広報(プレス) 4 2 50.0% 1 25.0% 50.0%

VMD 6 2 33.3% 1 16.7% 50.0%

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 2 50.0% 2 50.0% 0.0%

その他 76 33 43.4% 24 31.6% 27.3%

アパレル経験なし 66 27 40.9% 24 36.4% 11.1%

合計 577 154 26.7% 109 18.9% 29.2%

テキスタイル入門 基礎編 Level2

ファッション販売スタッフ 133 9 6.8% 7 5.3% 22.2%

ショップ店長 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

ショップ経営 18 1 5.6% 1 5.6% 0.0%

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 2 50.0% 1 25.0% 50.0%

メーカーMD 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

デザイナー 38 2 5.3% 2 5.3% 0.0%

パタンナー 22 2 9.1% 2 9.1% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 30 31.3% 27 28.1% 10.0%

品質管理 21 4 19.0% 2 9.5% 50.0%

研究開発 6 2 33.3% 1 16.7% 50.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

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チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 1 25.0% 1 25.0% 0.0%

その他 76 21 27.6% 19 25.0% 9.5%

アパレル経験なし 66 23 34.8% 21 31.8% 8.7%

合計 577 101 17.5% 88 15.3% 12.9%

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

ファッション販売スタッフ 133 7 5.3% 7 5.3% 0.0%

ショップ店長 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 1 2.6% 1 2.6% 0.0%

パタンナー 22 2 9.1% 1 4.5% 50.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 26 27.1% 26 27.1% 0.0%

品質管理 21 2 9.5% 1 4.8% 50.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 17 22.4% 16 21.1% 5.9%

アパレル経験なし 66 21 31.8% 21 31.8% 0.0%

合計 577 79 13.7% 76 13.2% 3.8%

テキスタイル入門 専門知識編

Level4

ファッション販売スタッフ 133 7 5.3% 7 5.3% 0.0%

ショップ店長 24 2 8.3% 2 8.3% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 1 2.6% 1 2.6% 0.0%

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 26 27.1% 26 27.1% 0.0%

品質管理 21 1 4.8% 1 4.8% 0.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

82

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VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 15 19.7% 15 19.7% 0.0%

アパレル経験なし 66 21 31.8% 20 30.3% 4.8%

合計 577 75 13.0% 74 12.8% 1.3%

テキスタイル入門 修了試験

ファッション販売スタッフ 133 6 4.5% 6 4.5% 0.0%

ショップ店長 24 1 4.2% 1 4.2% 0.0%

ショップ経営 18 0 0.0% 0 0.0% ─

バイヤー 27 0 0.0% 0 0.0% ─

ショップ MD 4 0 0.0% 0 0.0% ─

メーカーMD 24 0 0.0% 0 0.0% ─

デザイナー 38 0 0.0% 0 0.0% ─

パタンナー 22 1 4.5% 1 4.5% 0.0%

広告宣伝 6 0 0.0% 0 0.0% ─

営業・マーケティング 96 26 27.1% 25 26.0% 3.8%

品質管理 21 1 4.8% 1 4.8% 0.0%

研究開発 6 1 16.7% 1 16.7% 0.0%

広報(プレス) 4 0 0.0% 0 0.0% ─

VMD 6 0 0.0% 0 0.0% ─

チェーン店管理 2 0 0.0% 0 0.0% ─

店舗開発 4 0 0.0% 0 0.0% ─

その他 76 15 19.7% 14 18.4% 6.7%

アパレル経験なし 66 20 30.3% 19 28.8% 5.0%

合計 577 71 12.3% 68 11.8% 4.2%

83

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<総合修了試験>

受験資格者数(※) (人)

修了者数 (人)

修了率 (%)

受験資格者 未受験率 (%)

総合修了試験

ファッション販売スタッフ 6 4 66.7% 33.3% ショップ店長 1 1 100.0% 0.0% ショップ経営 0 0 ─ ─ バイヤー 0 0 ─ ─

ショップ MD 0 0 ─ ─ メーカーMD 1 0 0.0% 100.0% デザイナー 0 0 ─ ─ パタンナー 1 1 100.0% 0.0% 広告宣伝 0 0 ─ ─

営業・マーケティング 25 20 80.0% 20.0% 品質管理 0 0 ─ ─ 研究開発 1 1 100.0% 0.0%

広報(プレス) 0 0 ─ ─ VMD 0 0 ─ ─

チェーン店管理 1 0 0.0% 100.0% 店舗開発 0 0 ─ ─ その他 10 7 70.0% 30.0%

アパレル経験なし 17 11 64.7% 35.3% 合計 63 45 71.4% 28.6%

※受験資格者とは、3教材全て修了し、総合修了試験を受験する権利を有した学習者のこと。 ※複数のアパレル経験を持つ人もいるため、受講資格者数と修了者数に関しては延べ人数である。

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3-6 結果概要<修了までの受講回数 出身校別(服飾系/非服飾系)> それぞれの学習ユニットにおける出身校別の修了までの受講回数は表のとおりであ

る。レベルが高くなるにつれて、受講回数は絞り込まれていった傾向が見受けられる。全体的に見て、服飾系と非服飾系、その他における平均受講回数においては、さほど大きな差が見られない。各学習ユニットの Level.1においては、その他における平均受講回数が他と比べて多いという結果となった。しかし、Level.2以降の各学習ユニットにおいてはその差が縮まっており、均一的になっている。 平均受講回数は「バイヤー・MD入門」が一番多く、テキスタイルが少ないという結

果となった。「バイヤー・MD入門」においては、3つの教材の中でも一番専門性が高く、数値計算などの設問もあるため、受講回数は最も多い結果となったと思われる。一方、「テキスタイル入門」においては、学習における平均受講回数は少なかったが、修了試験では一番回数が多く、平均 2.4回であった。これは、解説をよく読んでいなければ解けない問題を試験内に取り入れたため、つまずく受講者が多かったと推察される。

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<販売スタッフ入門> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

服飾系 21 115 5.5 4 7 非服飾系 82 451 5.5 5 8 その他 9 58 6.4 5 8 全体 112 624 5.6 4 8

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

服飾系 18 103 5.7 4 8 非服飾系 62 332 5.4 4 8 その他 9 49 5.4 5 7 全体 89 484 5.4 4 8

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

服飾系 16 91 5.7 4 7 非服飾系 53 311 5.9 4 9 その他 8 46 5.8 5 7 全体 77 448 5.8 4 9

販売スタッフ入門 専門知識編

Leve4

服飾系 16 83 5.2 4 7 非服飾系 50 270 5.4 4 8 その他 8 43 5.4 5 7 全体 74 396 5.4 4 8

販売スタッフ入門 修了試験

服飾系 12 16 1.3 1 3 非服飾系 48 86 1.8 1 4 その他 6 10 1.7 1 2 全体 66 112 1.7 1 4

<バイヤー・MD入門> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

服飾系 15 99 6.6 5 9 非服飾系 63 410 6.5 5 10 その他 5 37 7.4 6 10 全体 83 546 6.6 5 10

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

服飾系 12 75 6.3 4 11 非服飾系 53 309 5.8 4 8 その他 3 18 6.0 5 7 全体 68 402 5.9 4 11

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

服飾系 11 78 7.1 5 14 非服飾系 49 343 7.0 4 11 その他 3 21 7.0 7 7 全体 63 442 7.0 4 14

バイヤー・MD入門 専門知識編

Leve4

服飾系 10 63 6.3 4 9 非服飾系 47 287 6.1 4 9 その他 3 19 6.3 6 7 全体 60 369 6.2 4 9

バイヤー・MD入門 修了試験

服飾系 9 15 1.7 1 6 非服飾系 44 78 1.8 1 3 その他 3 5 1.7 1 2 全体 56 98 1.8 1 6

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<テキスタイル入門> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

テキスタイル入門 基礎編 Level1

服飾系 19 78 4.1 3 5 非服飾系 65 274 4.2 3 8 その他 5 22 4.4 4 5 全体 89 374 4.2 3 8

テキスタイル入門 基礎編 Level2

服飾系 14 58 4.1 3 5 非服飾系 56 235 4.2 3 6 その他 5 22 4.4 3 5 全体 75 315 4.2 3 6

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

服飾系 13 49 3.8 3 5 非服飾系 53 219 4.1 2 8 その他 5 21 4.2 4 5 全体 71 289 4.1 2 8

テキスタイル入門 専門知識編

Leve4

服飾系 12 47 3.9 3 7 非服飾系 52 214 4.1 2 7 その他 5 22 4.4 3 6 全体 69 283 4.1 2 7

テキスタイル入門 修了試験

服飾系 11 23 2.1 1 5 非服飾系 49 121 2.5 1 9 その他 4 8 2.0 2 2 全体 64 152 2.4 1 9

<総合修了試験> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

総合修了試験

服飾系 7 9 1.3 1 2 非服飾系 33 37 1.1 1 2 その他 2 2 1.0 1 2 全体 42 48 1.1 1 2

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3-7 結果概要<修了までの受講回数 正規雇用/非正規雇用別> それぞれの学習ユニットにおける正規雇用/非正規雇用別の修了までの受講回数は表のとおりである。出身校別同様に、レベルが上がるにつれて受講回数は絞り込まれていく。どの学習においても正規雇用/非正規雇用/その他で大きな差は見られないが、「バイヤー・MD入門」「テキスタイル入門」の各修了試験においては、その他の受講回数が若干多いという結果となった。

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<販売スタッフ入門>

修了者数 総 受講回数

平均 受講回数

最少 受講回数

最多 受講回数

販売スタッフ入門 基礎編 Level1

正規雇用 91 511 5.6 4 8 非正規雇用 13 69 5.3 4 6 その他 8 44 5.5 5 7 全体 112 624 5.6 4 8

販売スタッフ入門 基礎編 Level2

正規雇用 72 388 5.4 4 8 非正規雇用 11 61 5.5 5 8 その他 6 35 5.8 4 8 全体 89 484 5.4 4 8

販売スタッフ入門 専門知識編

Level3

正規雇用 63 363 5.8 4 9 非正規雇用 9 55 6.1 5 7 その他 5 30 6.0 5 5 全体 77 448 5.8 4 9

販売スタッフ入門 専門知識編

Leve4

正規雇用 61 325 5.3 4 8 非正規雇用 8 44 5.5 4 6 その他 5 27 5.4 4 7 全体 74 396 5.4 4 8

販売スタッフ入門 修了試験

正規雇用 58 101 1.7 1 4 非正規雇用 4 5 1.3 1 2 その他 4 6 1.5 1 3 全体 66 112 1.7 1 4

<バイヤー・MD入門> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

バイヤー・MD入門 基礎編 Level1

正規雇用 74 483 6.5 5 9 非正規雇用 4 27 6.8 5 10 その他 5 36 7.2 6 10 全体 83 546 6.6 5 10

バイヤー・MD入門 基礎編 Level2

正規雇用 61 359 5.9 4 11 非正規雇用 3 17 5.7 4 7 その他 4 26 6.5 6 7 全体 68 402 5.9 4 11

バイヤー・MD入門 専門知識編

Level3

正規雇用 56 388 6.9 4 11 非正規雇用 3 19 6.3 6 7 その他 4 35 8.8 6 14 全体 63 442 7.0 4 14

バイヤー・MD入門 専門知識編

Leve4

正規雇用 53 322 6.1 4 9 非正規雇用 3 19 6.3 6 7 その他 4 28 7.0 4 9 全体 60 369 6.2 4 9

バイヤー・MD入門 修了試験

正規雇用 51 87 1.7 1 3 非正規雇用 2 2 1.0 1 1 その他 3 9 3.0 1 6 全体 56 98 1.8 1 6

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<テキスタイル入門> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

テキスタイル入門 基礎編 Level1

正規雇用 78 329 4.2 3 8 非正規雇用 7 29 4.1 4 5 その他 4 16 4.0 3 5 全体 89 374 4.2 3 8

テキスタイル入門 基礎編 Level2

正規雇用 66 275 4.2 3 6 非正規雇用 6 27 4.5 4 5 その他 3 13 4.3 3 5 全体 75 315 4.2 3 6

テキスタイル入門 専門知識編

Level3

正規雇用 63 257 4.1 2 8 非正規雇用 5 21 4.2 4 5 その他 3 11 3.7 3 4 全体 71 289 4.1 2 8

テキスタイル入門 専門知識編

Leve4

正規雇用 62 252 4.1 2 7 非正規雇用 4 16 4.0 3 6 その他 3 15 5.0 3 7 全体 69 0.0 2 7

テキスタイル入門 修了試験

正規雇用 58 135 2.3 1 9 非正規雇用 3 8 2.7 2 4 その他 3 9 3.0 2 5 全体 64 152 2.4 1 9

<総合修了試験> 修了者数 総

受講回数 平均

受講回数 最少

受講回数 最多

受講回数

総合修了試験

正規雇用 39 44 1.1 1 2 非正規雇用 1 1 1.0 1 2 その他 2 3 1.5 1 2

全体 42 48 1.1 1 2

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3-8 結果概要<期間中の受講回数推移> eラーニング受講期間中の受講回数推移は表のとおりである。受講期間最終日およびその前日に受講する人が多い傾向は、昨年と同様といえる。しかし、昨年度のように年末に駆け込みで取り組むという傾向性は全体としては薄くなっており、2か月間を通じて比較的平均的な受講と言え、曜日の傾向性なども確認ができなかった。学習ユニット別に見ると、「バイヤー・MD入門」「テキスタイル入門」に関しては、終了間際の受講回数が多いが、「販売スタッフ入門」に関しては期間全体を通じて波が少ない。ただし、「販売スタッフ入門」は、3教材の中でも最初に受講をした人が多かったと見られ、Level.1の受講者数は前半期に集中している。逆に他 2教材については、各 Level.1に取り組んだ時期が期間全体にまたがっていた。 総合修了試験の受講に関しては、12月に行った人が全体の 9割近くいたが、中には11月前半に修了をした人もおり、数日足らずですべての設問を修了した人がいた。これに関しては、個々の状況や性格などで進度は変わると見られ、大きな特徴などを見ることはできないが、やはり開講期間最終日付近に集中的に取り組む人は多かったということが言えよう。 時間帯別の取り組み状況では、午後の時間帯に実施をしている傾向が見て取れる。特に 12時~15時と 18時~21時の時間帯が多い傾向がみられることから、恐らく休み時間や終業後に取り組んだ人が多いと推察される。その他の時間帯においては、ちょっとしたスキマ時間に取り組んでいる傾向がみられる。ただし、朝の通勤時間帯である 6~9時の時間帯で実施をするという人の割合は意外と少なく、6.6%という結果となった。

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<開催期間中の日付別受講回数>※「受講回数」は、答案をサーバーへ提出した回数のこと

11月

2日 136 3日 22 4日 78 5日 55 6日 44 7日 85 8日 56 9日 193 10日 59 11日 77 12日 51 13日 129 14日 42 15日 79 16日 111 17日 80 18日 130 19日 115 20日 86 21日 17 22日 24 23日 52 24日 103 25日 107 26日 141 27日 98 28日 59 29日 23 30日 64

12月

1日 65 2日 132 3日 102 4日 87 5日 109 6日 78 7日 137 8日 139 9日 150 10日 36 11日 58 12日 18 13日 91 14日 15 15日 94 16日 38 17日 105 18日 69 19日 61 20日 13 21日 191 22日 120 23日 112 24日 103 25日 103 26日 38 27日 140 28日 120 29日 87 30日 366 31日 362

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<販売スタッフ入門> <バイヤー・MD入門>

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<テキスタイル入門> <総合修了試験>

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<時間帯別受講回数>

時間帯 受講回数 構成比

0~3時 328 5.8%

3~6時 40 0.7%

6~9時 376 6.6%

9~12時 708 12.5% 12~15時 1,183 20.9%

15~18時 1,064 18.8%

18~21時 1,167 20.6%

21~24時 789 14.0%

合計 5,655 100.0%

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3-9 結果概要<端末別 回答数> eラーニング受講者が使用した端末別回答数は表のとおりである。回答数が一番多かったのはPCで 64.6%、次いでスマートフォンの 31.9%、タブレット 3.5%と続く。年齢別では、若年層でスマートフォンを利用する人が多く、PCからの回答に関しては幅広い層で利用されていた傾向がみられる。スマートフォンの普及に伴い、携帯電話の使用率は減少している。今回のeラーニングでは、携帯電話からの回答数が0%という結果となり、eラーニングで使用される端末は3つに絞られているとみてよい。

6割近い人がPCからの回答であったが、これからタブレット端末がさらに普及すれば、この数字に変動がみられるであろう。現在、タブレット端末を社員や店舗に支給する企業が出てきており、個人としても持ち歩く人が増えてきた。PCは使用する場所を選ぶため、「手軽にいつでもどこでも」受講できるeラーニングは、こういったタブレット端末の普及が一つの重要なカギを握っているといえるだろう。 <端末別 回答数> ※eラーニングのサーバーに対して送信された回答データのアクセスログから解析した利用端末の種別データ。回答数を基にした数字であるため、端末を利用している学習者の人数ではないことに注意。

端末種別 PC タブレット スマートフォン 携帯電話 合計

回答数(件) 3,652 197 1,806 0 5655

構成比(%) 64.6% 3.5% 31.9% 0.0% 100.0%

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<端末別×年齢別回答数>

年齢別 端末種別 PC タブレット スマート

フォン 携帯電話 合計

20才以下 回答数 0 0 24 0 24

構成比 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 100.0%

21~25才 回答数 1,019 5 663 0 1,687

構成比 60.4% 0.3% 39.3% 0.0% 100.0%

26~30才 回答数 508 2 217 0 727

構成比 69.9% 0.3% 29.8% 0.0% 100.0%

31~35才 回答数 516 0 311 0 827

構成比 62.4% 0.0% 37.6% 0.0% 100.0%

36~40才 回答数 316 3 353 0 672

構成比 47.0% 0.4% 52.5% 0.0% 100.0%

41~45才 回答数 316 96 84 0 496

構成比 63.7% 19.4% 16.9% 0.0% 100.0%

46~50才 回答数 558 15 26 0 599

構成比 93.2% 2.5% 4.3% 0.0% 100.0%

51才以上 回答数 419 76 128 0 623

構成比 67.3% 12.2% 20.5% 0.0% 100.0%

合計 回答数 3,652 197 1,806 0 5,655

構成比 64.6% 3.5% 31.9% 0.0% 100.0%

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3-10 結果概要<各教材の観点別正答率> 各教材別における「基礎編」「専門知識編」正答率は表のとおりである。昨年度と同様、教材作成段階では、各教材とも正答率が 50%~70%の範囲になることを想定して作問をしている。「販売スタッフ入門」では、この狙いに沿った正答率が確保されたといってよいが、一部の問題ではその正答率が 50%を切る問題もあった。身だしなみや言葉遣いなど、一般常識的に見て正解を導き出せる問題に関しては正答率が高かった一方で、接客方法や応対ポイントを問う設問について、いくつか 40%台となったものがあり、受講者は学び直しの機会として知識の再確認ができたといえるだろう。また、「テキスタイル入門」においても、正答率は 50%~70%に収まっているが、品質表示や編物の基礎知識など、若干専門性のある出題についてはパーセンテージが低かったということが言える。 「バイヤー・MD入門」においては、設問内容が高度であったためか、50%を切る正答率の観点があった。マーケティングやマーチャンダイジングを業務としている人であれば解ける問題であっただろうが、受講をした人の中には、バイヤーやMDではない人も多数おり、初めて触れる言葉などもあっただろう。正答率が低かった「業界動向」「ファッション・マーケティング」「ファッション・マーチャンダイジング」などは、昨年度も正答率が低かった観点である。学生を中心とした対象の設定であったがための正答率の低さかと分析をしていたが、今回も正答率が低かったため、難易度の設定を再度見直す必要性はあるだろう。 総合修了試験における正答率は、5つの観点の内4つの観点において 60%~80%の範囲に収まる形となっているが、産地に関しては 90%を超える正答率となった。すべてにおいて高い正答率を出した結果から、総合修了試験まで到達した人は、学習した内容を身につけているという傾向がうかがえた。

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<教材 1「販売スタッフ入門」基礎編(Level 1&Level2) >

正解数 出題回数 正答率

業界基礎知識 629 1,055 59.6%

販売スタッフの役割 638 986 64.7%

接客マナーの基本 649 1,049 61.9%

売り場づくりの基本 458 711 64.4%

販売技術の基本 457 696 65.7%

事後対応 459 709 64.7%

<教材 1「販売スタッフ入門」専門知識編(Level 3&Level4)>

正解数 出題回数 正答率

販売技術 (待機~アプローチ) 546 804 67.9%

販売技術 (商品紹介~ クロージング)

632 1,132 55.8%

商品管理 376 544 69.1%

計数の基礎知識 374 574 65.2%

顧客づくり 372 613 60.7%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」基礎編(Level 1&Level2)>

正解数 出題回数 正答率

アパレル産業の職種 453 854 53.0%

産業構造の基礎知識 453 841 53.9%

業界動向 442 917 48.2% ファッションビジネス

基礎 347 542 64.0%

MD入門 343 596 57.6%

バイヤー入門 344 627 54.9%

<教材 2「バイヤー・MD入門」専門知識編(Level 3&Level4)>

正解数 出題回数 正答率

ファッション・ マーケティング 442 912 48.5%

ファッション・ マーチャンダイジング 315 708 44.5%

物流・品質管理 190 357 53.2%

ブランド開発・管理 303 530 57.2%

バイヤーの 計数管理 362 687 52.7%

MDの 計数管理 241 435 55.4%

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<教材 3「テキスタイル入門」基礎編(Level 1&Level2)>

正解数 出題回数 正答率

品質表示 507 921 55.0%

繊維・生地 490 902 54.3%

織物の基礎知識 390 644 60.6%

編物の基礎知識 233 459 50.8%

その他素材の基礎知識 158 243 65.0%

<教材 3「テキスタイル入門」専門知識編(Level 3&Level4)>

正解数 出題回数 正答率

アパレル素材 360 606 59.4%

アパレル素材の 用途 366 589 62.1%

主要産地の 特徴と取り組み 697 1,189 58.6%

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<総合修了試験>

正解数 出題回数 正答率

販売 463 720 64.3%

バイヤー 361 480 75.2%

MD 319 480 66.5%

テキスタイル 365 480 76.0%

産地 174 192 90.6%

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3-11 結果概要<設問別正答率> 前述のとおり、設問を作成するにあたっては正答率 50%~70%台となるように調整

して作問を行ったが、実際にはこの範囲外の正答率となった問題も見られた。昨年度、「販売スタッフ入門」「バイヤー・MD入門」において、正答率が高すぎたり低すぎたりした問題においては学生を主たる対象としたものでもあったことが原因とも考えられた。社会人中心の本年度においては、これよりも違った結果が得られる可能性があったが、実際には多くの設問において想定の範囲外となった設問が昨年度と共通しており、難易度の調整はやはり必要であろうことが確認できた。今年度新たに作成した「テキスタイル入門」の結果については、概ねすべての問題が想定の範囲内の正答率となっている。 各学習ユニットにおける修了試験においては、真剣に取り組んできた受講者が受験を

したため、正答率がどれも高かった。修了試験まで到達した人は総じて学習意欲が高く、知識も身についているということが言えよう。これは総合試験修了者にも言えることであり、高い正答率となっている。 ただ、回答は基本的に選択問題であったが、一部文字列を入力する問題も出題した。

この文字列を入力する問題に関しては、正答率が落ちているものもいくつか存在する。ロス率を回答する問題では正答率が 12.5%、売上高と粗利益を回答する問題の正答率が 39.6%と、学習した内容を応用する問題の正答率が低かったことから、暗記だけでなく、しっかりと実践に生かすことのできる問題設定が求められるところであろう。また、商品紹介段階を文字列で回答する設問は、正答率わずか 8.3%であった。これは、解説なども含めてしっかりと理解をしないと解けないものとなっている。受講者が適切な知識を飽きずに身につけさせる工夫が求められ、文章の長さも含めて調整をしていく必要性があるだろう。

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<教材 1「販売スタッフ入門」基礎編 Level 1>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv 1_01 業界基礎知識 アパレル産業の川上・川中・川下

川上、川中、川下と呼ばれる、日本のアパレル産業の生産・流通構造のおおまかな構成を復習する。

単一選択 125 179 69.8%

Lv 1_02 業界基礎知識 小売の業態 ファッション小売業の業態のおおまかな分類法について復習する。 複数選択 124 289 42.9%

Lv 1_03 業界基礎知識 ブランドの理解 ブランドの定義について復習し、コモディティ化した商品との違いを理解する。 単一選択 125 200 62.5%

Lv 1_04 業界基礎知識 小売段階でのマーチャンダイジング

ファッション小売業におけるマーチャンダイジングの重要性を理解する。 複数選択 121 225 53.8%

Lv 1_05 業界基礎知識 アパレル小売の主な職種

アパレル小売業における各職種の役割や立場を理解し、各職種が責任を果たし連携していくことで、マーケティング目標が達成されていく過程を復習する。

複数選択 134 162 82.7%

Lv 1_06 販売スタッフの役割 ブランド・コンセプト、MD戦略の理解

販売スタッフは、ブランド・コンセプトやMD戦略を正しく理解し、お客様へ分かりやすく説明・提案する役割を担っていることを再認識する。

複数選択 131 188 69.7%

Lv 1_07 販売スタッフの役割 開店前~閉店後までの仕事の流れ

開店前~閉店後までの仕事の流れを俯瞰し、自分なりのチェックリストなどを作成して、自発的に業務を行う習慣を身につける大切さを再認識する。

複数選択 127 191 66.5%

Lv 1_08 販売スタッフの役割 商品管理

商品の整理整頓を行いながら、同時に色切れ、サイズ切れ、汚れ・傷のチェックを行い、さらに売れ筋の把握や効果的な陳列などまで意識することを再認識する。

複数選択 121 211 57.3%

Lv 1_09 販売スタッフの役割 販売管理 日計表、レジ日報、営業日報、顧客データなど、接客以外の販売管理を復習する。 複数選択 128 216 59.3%

Lv 1_10 販売スタッフの役割 売り場管理 売り場を管理する際の留意点について復習する。 複数選択 131 180 72.8%

Lv 1_11 接客マナーの基本 ホスピタリティとは

ホスピタリティとサービスとの違いを理解し、おもてなしや喜びを通じて報酬が結果としてついてくるというホスピタリティの考えにたった接客を理解する。

複数選択 125 232 53.9%

Lv 1_12 接客マナーの基本 サービスとは ファッションの販売スタッフが、お客様に提供するサービスについて復習する。 複数選択 138 182 75.8%

Lv 1_13 接客マナーの基本 身だしなみ

お客様から見た、販売スタッフの身だしなみや物腰、態度、言葉づかいなどの印象で、販売スタッフ自身の評価や、店全体の評価が影響を受けることを理解する。

複数選択 134 144 93.1%

Lv 1_14 接客マナーの基本 接客態度・心得 お客様と接する際の、留意点について復習する。 複数選択 122 262 46.6%

Lv 1_15 接客マナーの基本 言葉づかい 接客5大用語を復習し、状況に応じて、正しい言葉づかいで接客できるように留意する。

複数選択 130 229 56.8%

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<教材 1「販売スタッフ入門」基礎編 Level 2>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv 2_01 売り場づくりの基本 MD、VMDのコンセプトの理解

ブランド・コンセプトや素材・縫製などの商品情報を正しく理解し、お客様へ的確に情報を伝え、購入まで導いていく販売スタッフの役割を再認識する。

複数選択 92 124 74.2%

Lv 2_02 売り場づくりの基本 客導線を意識した陳列 売り場のレイアウトは、客導線を意識して行うことを復習する。 単一選択 93 95 97.9%

Lv 2_03 売り場づくりの基本 客目線を意識した陳列 お客様が立ったまま楽に手が届く高さ(範囲)を「ゴールデンスペース」と呼び、販売・陳列に適していることを復習する。

単一選択 91 138 65.9%

Lv 2_04 売り場づくりの基本 ハンギング(ハンガー掛け)の基本

ブランドの性格に応じたハンガー掛けの基本的な考え方や、ショルダー・アウト、フェイス・アウトなどの掛け方の基本を復習する。

複数選択 89 177 50.3%

Lv 2_05 売り場づくりの基本 フォールデッド(たたみ置き)の基本

フォールデッド(たたみ置き)の基本的な考え方を復習する。 複数選択 93 177 52.5%

Lv 2_06 販売技術の基本 待機からクロージングまでの流れ

購買心理の 7 段階を理解し、そのプロセスに応じた接客対応ができるように意識する。

単一選択 90 160 56.2%

Lv 2_07 販売技術の基本 待機段階~入店段階 お客様をお迎えする前の「待機」状態にある時の、適切な態度・行動について復習する。

複数選択 91 143 63.6%

Lv 2_08 販売技術の基本 観察段階~アプローチ段階

お客様が入店された後の適切な対応を復習する。 複数選択 90 155 58.1%

Lv 2_09 販売技術の基本 ニーズ把握~商品説明~お奨め段階

ニーズ把握の適切なやり方と、その後の商品説明、お奨めが、性急すぎないように注意することを復習する。

複数選択 93 121 76.9%

Lv 2_10 販売技術の基本 フィッティング~クロージング段階

フィッティング(試着)へ誘導する際の留意点について復習する。 単一選択 93 117 79.5%

Lv 2_11 事後対応 お直し お直しを受ける時に、注意すべきポイントについて復習する。 複数選択 91 132 68.9%

Lv 2_12 事後対応 返金・交換 返金・交換に関する応対で注意すべきポイントについて復習する。 複数選択 89 207 43.0%

Lv 2_13 事後対応 クレームに対する取り組み姿勢

クレームに対する基本的な取り組み姿勢、考え方について復習する。 複数選択 92 125 73.6%

Lv 2_14 事後対応 クレーム対応の基本的な流れ

クレームを受け付ける際の留意点について復習する。 複数選択 92 140 65.7%

Lv 2_15 事後対応 クレーム情報の報告と共有

クレームを受け付けた後の報告や情報共有に関する基本的な考え方について復習する。

単一選択 95 105 90.5%

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<教材 1「販売スタッフ入門」専門知識編 Level 3>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv 3_01 販売技術(待機~アプローチ) 待機段階 待機が、販売の機会(チャンス)を逃さないように準備を整え待つことを理解し、復習する。

文字列記入 78 120 65.0%

Lv 3_02 販売技術(待機~アプローチ) 観察段階 購買心理の 7 段階と、各プロセスに対応した接客技術の概要を復習する。 文字列記入 78 127 61.4%

Lv 3_03 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 1

お客様が入店してこられた時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 79 84 94.0%

Lv 3_04 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 2

お客様が1つの商品をじっと見ている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 78 109 71.6%

Lv 3_05 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 3

お客様が、何度となく同じ商品に手を触れている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 77 135 57.0%

Lv 3_06 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 4

お客様が商品から目を離し、顔を上げた時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

文字列記入 78 107 72.9%

Lv 3_07 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 5

お客様が何かを探しておられる時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 78 122 63.9%

Lv 3_08 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品紹介段階 アプローチ段階の声がけから、商品紹介へスムーズに移行するための留意点を復習する。

単一選択 79 93 84.9%

Lv 3_09 販売技術(商品紹介~クロージング)

ニーズ把握段階 アプローチ後の第一段階である「商品紹介」の対話の中でお客様のニーズを把握していく方法を復習する。

複数選択 78 183 42.6%

Lv 3_10 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 1 興味関心を欲望へと高めていくために、商品に実際に触れてもらう段階へ移行するための会話術を復習する。

単一選択 78 154 50.6%

Lv 3_11 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 2 比較検討材料として、2~3 点提示する際の留意点について復習する。 単一選択 80 133 60.2%

Lv 3_12 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 3 低価格帯から順次高価格帯の商品を提示する商品提示の流れを復習する。 単一選択 78 150 52.0%

Lv 3_13 販売技術(商品紹介~クロージング)

お奨め段階 的外れな推奨にならないように、お客様のニーズに沿ったお奨めをすることの大切さを理解する。

複数選択 78 168 46.4%

Lv 3_14 販売技術(商品紹介~クロージング)

フィッティング段階 購入決定前と後でのフィッティングの対応の仕方の違いを再確認する。 複数選択 80 140 57.1%

Lv 3_15 販売技術(商品紹介~クロージング)

クロージングへの導き方 お客様の様子に応じて、適切な助言で意思決定へ導く手法を復習する。 単一選択 81 111 73.0%

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<教材 1「販売スタッフ入門」専門知識編 Level 4>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv 4_01 商品管理 検品・検収 検品・検収の重要性を再認識し、正しい検品の仕方を再確認する。 文字列記入 74 140 52.9%

Lv 4_02 商品管理 在庫管理 小売店における適正在庫の重要性を再認識する。 複数選択 75 129 58.1%

Lv 4_03 商品管理 商品動向の把握 販売動向、お客様の声などを現場で情報収集し、バイヤー、MD等へ報告することの重要性を再確認する。

単一選択 75 85 88.2%

Lv 4_04 商品管理 棚卸し 棚卸しの必要性、棚卸し作業のポイントを再確認する。 単一選択 75 103 72.8%

Lv 4_05 商品管理 販売目標の達成 販売目標達成のために必要なチェックポイントを再確認する。 単一選択 77 87 88.5%

Lv 4_06 計数の基礎知識 仕入れ価格 買取、委託、消化などの取引形態と、上代、下代、掛け率などの関係を再確認する。 文字列記入 75 149 50.3%

Lv 4_07 計数の基礎知識 売上高と粗利益 セール等による販売価格の変化とそれに伴う売上高、粗利益の変化を再確認する。 文字列記入 75 128 58.6%

Lv 4_08 計数の基礎知識 在庫回転率 適正在庫を維持管理するために必要な在庫回転率を再確認する。 単一選択 75 90 83.3%

Lv 4_09 計数の基礎知識 ロス率 値下げロス、商品外ロス、棚卸しロスなど各種ロスと、それらを売上高で割ったロス率を再確認する。

文字列記入 74 111 66.7%

Lv 4_10 計数の基礎知識 客単価、買上率 購入客1人当たりの買上金額(客単価)と、来店者数と実際の買物客数(買上率)を再確認する。

単一選択 75 96 78.1%

Lv 4_11 顧客づくり 顧客をつくることの意味 顧客をつくることの意味と重要性を再確認する。 単一選択 75 94 79.8%

Lv 4_12 顧客づくり きっかけづくり 来店時、購入時点での、きっかけづくりの手法や留意点を復習する。 複数選択 74 107 69.2%

Lv 4_13 顧客づくり 顧客カード お客様に顧客カードの情報を記入してもらうタイミングと注意点を再確認する。 複数選択 74 152 48.7%

Lv 4_14 顧客づくり ダイレクトメール 顧客名簿を活用した郵便やメールでのDMの手法を学び、販売への活かし方を再確認する。

複数選択 74 135 54.8%

Lv 4_15 顧客づくり 電話でのアプローチ 電話を使ったアプローチの手法を学び、販売への活かし方を再確認する。 複数選択 75 125 60.0%

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<教材 1「販売スタッフ入門」修了試験>(全 25問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

修了 01 接客マナーの基本 身だしなみ

お客様から見た、販売スタッフの身だしなみや物腰、態度、言葉づかいなどの印象で、販売スタッフ自身の評価や、店全体の評価が影響を受けることを理解する。

単一選択 106 117 90.6%

修了 02 接客マナーの基本 言葉づかい 接客5大用語を復習し、状況に応じて、正しい言葉づかいで接客できるように留意する。

複数選択 93 117 79.5%

修了 03 売り場づくりの基本 フォールデッド(たたみ置き)の基本

フォールデッド(たたみ置き)の基本的な考え方を復習する。 複数選択 63 117 53.8%

修了 04 販売技術の基本 待機からクロージングまでの流れ

購買心理の 7 段階を理解し、そのプロセスに応じた接客対応ができるように意識する。

文字列記入 65 117 55.6%

修了 05 販売技術の基本 待機段階~入店段階 お客様をお迎えする前の「待機」状態にある時の、適切な態度・行動について復習する。

複数選択 87 117 74.4%

修了 06 販売技術の基本 観察段階~アプローチ段階

お客様が入店された後の適切な対応を復習する。 複数選択 88 117 75.2%

修了 07 販売技術の基本 ニーズ把握~商品説明~お奨め段階

ニーズ把握の適切なやり方と、その後の商品説明、お奨めが、性急すぎないように注意することを復習する。

複数選択 85 117 72.6%

修了 08 販売技術の基本 フィッティング~クロージング段階

フィッティング(試着)へ誘導する際の留意点について復習する。 単一選択 106 117 90.6%

修了 09 事後対応 お直し お直しを受ける時に、注意すべきポイントについて復習する。 複数選択 98 117 83.8%

修了 10 事後対応 クレーム対応の基本的な流れ

クレームを受け付ける際の留意点について復習する。 複数選択 95 117 81.2%

修了 11 販売技術(待機~アプローチ) 観察段階 購買心理の 7 段階と、各プロセスに対応した接客技術の概要を復習する。 文字列記入 102 117 87.2%

修了 12 販売技術(待機~アプローチ) アプローチのタイミングと声がけ 2

お客様が1つの商品をじっと見ている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

文字列記入 110 117 94.0%

修了 13 販売技術(商品紹介~クロージング)

ニーズ把握段階 アプローチ後の第一段階である「商品紹介」の対話の中でお客様のニーズを把握していく方法を復習する。

単一選択 97 117 82.9%

修了 14 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 1 興味関心を欲望へと高めていくために、商品に実際に触れてもらう段階へ移行するための会話術を復習する。

文字列記入 93 117 79.5%

修了 15 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 2 比較検討材料として、2~3 点提示する際の留意点について復習する。 単一選択 100 117 85.5%

修了 16 販売技術(商品紹介~クロージング)

商品提示の手順 3 低価格帯から順次高価格帯の商品を提示する商品提示の流れを復習する。 単一選択 98 117 83.8%

修了 17 販売技術(商品紹介~クロージング)

クロージングへの導き方 お客様の様子に応じて、適切な助言で意思決定へ導く手法を復習する。 文字列記入 81 117 69.2%

修了 18 商品管理 検品・検収 検品・検収の重要性を再認識し、正しい検品の仕方を再確認する。 文字列記入 109 117 93.2%

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修了 19 商品管理 在庫管理 小売店における適正在庫の重要性を再認識する。 複数選択 101 117 86.3%

修了 20 商品管理 商品動向の把握 販売動向、お客様の声などを現場で情報収集し、バイヤー、MD等へ報告することの重要性を再確認する。

単一選択 111 117 94.9%

修了 21 商品管理 棚卸し 棚卸しの必要性、棚卸し作業のポイントを再確認する。 単一選択 113 117 96.6%

修了 22 計数の基礎知識 仕入れ価格 買取、委託、消化などの取引形態と、上代、下代、掛け率などの関係を再確認する。 文字列記入 104 117 88.9%

修了 23 計数の基礎知識 在庫回転率 適正在庫を維持管理するために必要な在庫回転率を再確認する。 単一選択 107 117 91.5%

修了 24 計数の基礎知識 ロス率 値下げロス、商品外ロス、棚卸しロスなど各種ロスと、それらを売上高で割ったロス率を再確認する。

文字列記入 113 117 96.6%

修了 25 計数の基礎知識 客単価、買上率 購入客1人当たりの買上金額(客単価)と、来店者数と実際の買物客数(買上率)を再確認する。

単一選択 113 117 96.6%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」基礎編 Level 1>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv1_01 アパレル産業の職種 MD(マーチャンダイザー)

商品企画/構成を実施する MD(マーチャンダイザー)の役割を俯瞰し、モノ作りや売場作りの要としての責任とやりがいを理解する。

複数選択 84 194 43.3%

Lv1_02 アパレル産業の職種 デザイナー/CD

感性(センス)としてのデザイナー、CD(クリエイティブ・ディレクター)の役割と、それらを商品として実現する数字(ロジック)としての MD/バイヤーとの関わりを理解する。

複数選択 87 202 43.1%

Lv1_03 アパレル産業の職種 パタンナー 平面のデザインを立体化して表現/設計するパタンナー(パターンメーカー)の重要性と役割を正しく理解する。

複数選択 90 206 43.7%

Lv1_04 アパレル産業の職種 バイヤー 仕入れ業務という利益に直結するバイヤーの役割を俯瞰し、売り場に効率的な実積をもたらす発注の役割を理解する。

単一選択 95 136 69.9%

Lv1_05 アパレル産業の職種 販売スタッフ 最前線である売り場において、商品と顧客とのパイプ役を担い、販売と情報収集の役割を果たしていることを理解する。

単一選択 97 116 83.6%

Lv1_06 産業構造の基礎知識 繊維ファッション産業の構成

川上の繊維素材産業、テキスタイル産業、川中のアパレル産業、川下のファッション小売業の構造と流れを再確認する。

単一選択 93 166 56.0%

Lv1_07 産業構造の基礎知識 アパレルの価格構成 1 Made in Japanとしての国内生産型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分を理解する。

単一選択 92 165 55.8%

Lv1_08 産業構造の基礎知識 アパレルの価格構成 2

グローバルな海外生産型の製品や店頭から一貫した SPA 型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分とオペレーションを理解する。

単一選択 90 158 57.0%

Lv1_09 産業構造の基礎知識 小売のコスト構成 ファッション小売業の中でのコスト構成を理解する。 単一選択 90 153 58.8%

Lv1_10 産業構造の基礎知識 日本の商慣習 掛け率取引、委託取引など、日本独特の商慣習と、海外の取引を比較する。 文字列記入 88 199 44.2%

Lv1_11 業界動向 製販両面でのグローバル化

中国をはじめとするアジア各国での生産体制と、今後の有望な販売先市場としての可能性を俯瞰する。

単一選択 89 164 54.3%

Lv1_12 業界動向 SPA業態の拡大 日本のユニクロ、海外の H&M、インディテックス、GAPなど国際的な SPA業態の動向やオペレーションを俯瞰する。

複数選択 85 259 32.8%

Lv1_13 業界動向 チャイナ・プラス・ワン

ベトナム、バングラデシュなど、中国以外のアジア新興国への生産シフト、リスクの分散などの背景や将来への流れを理解する。

複数選択 90 164 54.9%

Lv1_14 業界動向 非店舗チャネルの拡大 ネット通販や雑誌/TV通販など店舗以外のファッション小売における流通の特性を俯瞰的に理解する。

文字列記入 91 151 60.3%

Lv1_15 業界動向 メイド・イン・ジャパン 海外で評価される付加価値の高いメイド・イン・ジャパン製品の可能性を、クール・ジャパンの動向を絡めて紹介する。

単一選択 87 179 48.6%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」基礎編 Level 2>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv2_01 ファッションビジネス基礎 創工商の連携ビジネス 創(クリエーション)、工(エンジニアリング)、商(コマース)の 3 機能の連携によるビジネスであることを再確認する。

単一選択 70 103 68.0%

Lv2_02 ファッションビジネス基礎 繊維・テキスタイル産業 繊維素材メーカーなど大企業が多い、川上の主な企業と特徴を理解する。 文字列記入 68 154 44.2%

Lv2_03 ファッションビジネス基礎 国内のアパレル産地 国内の産地を学び、独自のモノ作りをメイド・イン・ジャパンの製販連携を通じて考える。

文字列記入 69 118 58.5%

Lv2_04 ファッションビジネス基礎 商社の役割 アパレル産業におけるタイムリーなオペレーションを担う総合商社・繊維商社の役割を理解する。

単一選択 69 80 86.2%

Lv2_05 ファッションビジネス基礎 ファッション小売業の業態

消費者の購買欲求に対応した、百貨店、GMS、専門店、SPA、ショッピングセンター、通販(無店舗販売)などの小売業の業態別特徴を理解する。

単一選択 71 87 81.6%

Lv2_06 MD入門 MDの 5適 マーチャンダイジングにおける適品、適所、適時、適価、適量の 5 適の重要性を理解する。

単一選択 70 98 71.4%

Lv2_07 MD入門 リサーチ 市場調査、トレンド調査、店舗からの情報収集など、MDの業務におけるリサーチの重要度を理解する。

単一選択 69 113 61.1%

Lv2_08 MD入門 商品企画 リサーチに基づき、デザイナーなどとともに新製品の企画を立案する業務の重要性を理解する。

文字列記入 68 134 50.7%

Lv2_09 MD入門 展示会開催と受注

サンプルを作成し、展示会を開催。注文を受けて、生産に入る流れの中における、MDの役割と、他の職種との連携関係を理解する。

文字列記入 68 127 53.5%

Lv2_10 MD入門 生産管理 生産数量の決定と生産委託先への発注、シーズン中の生産調整、品質の標準化など業務の重要性を理解する。

文字列記入 68 124 54.8%

Lv2_11 バイヤー入門 バイヤーの基本業務

店舗情報の把握、計数管理、計画立案、商品手配・納品コントロール、店舗(売り場)オペレーションなど、実際の数字の責任を負うバイヤーとしての基本業務を理解する。

複数選択 69 93 74.2%

Lv2_12 バイヤー入門 商品計画の立案

売れ行きやリサーチ結果などを基に、次シーズンの商品計画を 10ヶ月~2ヶ月前など、ブランドに応じた準備と対応計画を完成させる。

複数選択 68 162 42.0%

Lv2_13 バイヤー入門 仕入れ管理

商品計画に基づいた仕入れを行いながら、週単位の売れ行き推移などを見ながら仕入れ調整を行い、状況に応じて、セールなどの処理計画を調整するバイヤーの仕入れ業務を理解する。

文字列記入 68 100 68.0%

Lv2_14 バイヤー入門 納品管理 売れ行きや天候の状況に応じた納期のコントロール、発注内容と納品物との照合、品質検査などの業務を理解する。

単一選択 71 120 59.2%

Lv2_15 バイヤー入門 不振商品の処理の種類 仕入れ値引き、返品納品(赤・黒処理)、自社ロスなどの違いにより、処理方法が異なることを理解する。

文字列記入 68 152 44.7%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」専門知識編 Level 3>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv3_01 ファッション・マーケティング ファッション・マーケティングの特性

家電製品などとは異なり、ファッションは精神的な満足やコーディネートされた時点で価値が理解される。消費者は差別化されたブランドイメージを、商品を通じて購入するということを理解する。

文字列記入 63 132 47.7%

Lv3_02 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 1

市場分析に基づくターゲット市場の選定と、ブランド・コンセプトの策定までの流れを俯瞰し理解する。

文字列記入 63 113 55.8%

Lv3_03 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 2

ブランド・コンセプトの策定から、マーケティングミックス、BI(ブランド・アイデンティティ)に基づくコミュニケーション戦略の策定などを理解する。

文字列記入 63 151 41.7%

Lv3_04 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 3

ブランド価値を高める為のマーケティングミックスにおいてマスメディアとソーシャルメディアの特性と運営融合を理解する。

文字列記入 63 167 37.7%

Lv3_05 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 4

ライセンスブランドにおけるライセンサーとライセンシーについて理解をする。 文字列記入 64 110 58.2%

Lv3_06 ファッション・マーケティング ショップのマーケティング1

マーケット・ポジションの検討・設定。商圏内の競合店の取扱いブランドや価格、客層などを調査し、自店のポジションを設定する。

単一選択 63 87 72.4%

Lv3_07 ファッション・マーケティング ショップのマーケティング2

ターゲット・セグメンテーション。商圏ごとの客層を細分化し、店舗ごとの商品構成をターゲット(客層)別に検討・設定する。

文字列記入 63 152 41.4%

Lv3_08 ファッション・マーチャンダイジング

MD基本計画 ブランド・コンセプトに基づく、ターゲットイメージ及び、ブランドイメージの明確化、MD方針の設定などの概要を学ぶ。

文字列記入 63 152 41.4%

Lv3_09 ファッション・マーチャンダイジング

シーズン・コンセプト設定

ライフスタイル、スタイリング、デザイン、商品構成、価格などの基本方針を策定し、具体的な商品企画などのクリエーションに落とし込んでいくシーズン・コンセプトの設定の流れを理解する。

単一選択 63 107 58.9%

Lv3_10 ファッション・マーチャンダイジング

デザイン/パターン/縫製仕様書/上代決定

シーズン・コンセプトが決定した後、コンセプトに基づいたデザイン、服にするためのパターンメーキング、縫製仕様書作成、サンプル作成などの業務の流れを理解する。

文字列記入 63 165 38.2%

Lv3_11 ファッション・マーチャンダイジング

展示会の準備と開催

展示会での商談準備として、営業スタッフにシーズンテーマ、月別展開計画、デザイン特性などを説明し、展示会の演出なども考える。商品企画とブランドの宣伝・販促などのマーケティング戦略も平行して提案する。

文字列記入 63 161 39.1%

Lv3_12 ファッション・マーチャンダイジング

生産数量、納期の決定 販売時期を予測した店舗での展開から逆算した生産企画の流れと概要を理解する。 単一選択 63 123 51.2%

Lv3_13 物流・品質管理 QR ファッションビジネスにおける QR(クイックレスポンス)の重要性を理解する。 文字列記入 63 125 50.4%

Lv3_14 物流・品質管理 SCM ファッションビジネスにおける SCM(サプライチェーン・マネジメント)の重要性を理解する。

単一選択 63 103 61.2%

Lv3_15 物流・品質管理 POS/EOS/IDS/RFID POS(販売時点情報管理)、EOS(オンライン自動受発注システム)、IDS(情報物流システム)の連動による SCM の構築と QR の実現を理解する。また、近年アパレル業界でも導入が進んでいる RFIDタグについても紹介する。

文字列記入 64 129 49.6%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」専門知識編 Level 4>(全 15問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv4_01 ブランド開発・管理 ブランドの重要性

ブランドの意味するものを正しく理解し、ブランドが資産(ブランド・エクイティ)であることを理解し、ファッションビジネスにおけるブランドの可能性と重要性を再確認する。

単一選択 60 71 84.5%

Lv4_02 ブランド開発・管理 ブランド開発の流れ

仮説→リサーチ→市場の細分化→ターゲット選定→ポジショニングなどの仮説の繰り返しの中でブランド・コンセプトを明確化していく流れを理解する。

単一選択 61 114 53.5%

Lv4_03 ブランド開発・管理 ブランド戦略の作成

コンセプトを生活者、卸小売などのビジネスパートナーや媒体などに伝え、資産としてのブランド価値を高めていくためのコミュニケーション戦略の重要性を理解する。

単一選択 61 111 55.0%

Lv4_04 ブランド開発・管理 ブランド・バイブルの作成

ブランド・コンセプトを商品企画、販売企画、マーケティング企画の各部署と共有し、ブレることなく運用していくために、標準となるバイブルを作成することの重要性を理解する。

単一選択 60 120 50.0%

Lv4_05 ブランド開発・管理 ブランドによるビジネスの創造

異業種とのコラボやライセンスを通じて、ブランドとして資産価値を生むビジネスを創造する可能性を理解する。

文字列記入 61 114 53.5%

Lv4_06 バイヤーの計数管理 値入率と粗利益率 値下げ販売の可能性を考慮し、値入率と粗利益率の違いを理解する。 単一選択 61 115 53.0%

Lv4_07 バイヤーの計数管理 仕入れ予算 売上予算、在庫予算、仕入れ予算、値入高予算の関係を理解し、予算編成を行うことを理解する。

文字列記入 60 132 45.5%

Lv4_08 バイヤーの計数管理 アイテム別構成比 前年のアイテム別、品目別、部門別の構成比を基に、今期の予算配分を決めていく手順を理解する。

単一選択 60 101 59.4%

Lv4_09 バイヤーの計数管理 ABC分析

売上高の 70%を稼ぐ A群、20%の B群、10%の C群の 3群などに分け、商品別の役割や仕入れ、売上予算などの数字にリンクした分析手法。

単一選択 61 99 61.6%

Lv4_10 バイヤーの計数管理 交差比率

「商品回転率=売上高÷在庫高」を理解し、さらにバイヤーの評価指標として重視される「交差比率=商品回転率×粗利益率」を理解する。

文字列記入 60 149 40.3%

Lv4_11 バイヤーの計数管理 ショップの損益分岐点

売上原価、運送費、カード手数料、歩合家賃などの変動費と、家賃、人件費、減価償却費、支払利息の固定費などから計算することを理解する。

文字列記入 60 91 65.9%

Lv4_12 MDの計数管理 ブランドの売上高 百貨店・専門店の場合、返品や値引きなどによって売上高が変動することを理解する。

文字列記入 60 100 60.0%

Lv4_13 MDの計数管理 ブランドの粗利益、営業利益

「粗利益=売上高-売上原価」を理解し、「営業利益=粗利益-営業経費」であることを理解する。

単一選択 61 121 50.4%

Lv4_14 MDの計数管理 アパレルブランドの損益分岐点

売上原価、運送費、サンプル製作費などの変動費と、人件費、広告宣伝費、減価償却費、支払利息などの固定費などから計算することを理解する。

単一選択 60 103 58.3%

Lv4_15 MDの計数管理 マーケティング投資 ブランド付加価値を上げる為の売上/利益予算にリンクしたマーケティング投資予算を理解する。

単一選択 60 111 54.1%

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<教材 2「バイヤー・MD入門」修了試験>(全 25問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

修了 01 産業構造の基礎知識 繊維ファッション産業の構成

川上の繊維素材産業、テキスタイル産業、川中のアパレル産業、川下のファッション小売業の構造と流れを再確認する。

単一選択 84 99 84.8%

修了 02 産業構造の基礎知識 アパレルの価格構成 2

グローバルな海外生産型の製品や店頭から一貫した SPA 型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分とオペレーションを理解する。

単一選択 90 99 90.9%

修了 03 産業構造の基礎知識 小売のコスト構成 ファッション小売業の中でのコスト構成を理解する。 単一選択 84 99 84.8%

修了 04 業界動向 製販両面でのグローバル化

中国をはじめとするアジア各国での生産体制と、今後の有望な販売先市場としての可能性を俯瞰する。

単一選択 83 99 83.8%

修了 05 ファッションビジネス基礎 国内のアパレル産地 国内の産地を学び、独自のモノ作りをメイド・イン・ジャパンの製販連携を通じて考える。

文字列記入 87 99 87.9%

修了 06 MD入門 MDの 5適 マーチャンダイジングにおける適品、適所、適時、適価、適量の 5 適の重要性を理解する。

単一選択 91 99 91.9%

修了 07 MD入門 商品企画 リサーチに基づき、デザイナーなどとともに新製品の企画を立案する業務の重要性を理解する。

単一選択 86 99 86.9%

修了 08 MD入門 展示会開催と受注

サンプルを作成し、展示会を開催。注文を受けて、生産に入る流れの中における、MDの役割と、他の職種との連携関係を理解する。

単一選択 84 99 84.8%

修了 09 MD入門 生産管理 生産数量の決定と生産委託先への発注、シーズン中の生産調整、品質の標準化など業務の重要性を理解する。

文字列記入 72 99 72.7%

修了 10 バイヤー入門 納品管理 売れ行きや天候の状況に応じた納期のコントロール、発注内容と納品物との照合、品質検査などの業務を理解する。

単一選択 84 99 84.8%

修了 11 バイヤー入門 不振商品の処理の種類 仕入れ値引き、返品納品(赤・黒処理)、自社ロスなどの違いにより、処理方法が異なることを理解する。

文字列記入 71 99 71.7%

修了 12 ファッション・マーケティング ファッション・マーケティングの特性

家電製品などとは異なり、ファッションは精神的な満足やコーディネートされた時点で価値が理解される。消費者は差別化されたブランドイメージを、商品を通じて購入するということを理解する。

文字列記入 78 99 78.8%

修了 13 ファッション・マーケティング ブランドのマーケティング 1

市場分析に基づくターゲット市場の選定と、ブランド・コンセプトの策定までの流れを俯瞰し理解する。

文字列記入 75 99 75.8%

修了 14 ファッション・マーケティング ショップのマーケティング2

ターゲット・セグメンテーション。商圏ごとの客層を細分化し、店舗ごとの商品構成をターゲット(客層)別に検討・設定する。

文字列記入 74 99 74.7%

修了 15 ファッション・マーチャンダイジング

シーズン・コンセプト設定

ライフスタイル、スタイリング、デザイン、商品構成、価格などの基本方針を策定し、具体的な商品企画などのクリエーションに落とし込んでいくシーズン・コンセプトの設定の流れを理解する。

単一選択 82 99 82.8%

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修了 16 ファッション・マーチャンダイジング

生産数量、納期の決定 販売時期を予測した店舗での展開から逆算した生産企画の流れと概要を理解する。 単一選択 90 99 90.9%

修了 17 物流・品質管理 SCM ファッションビジネスにおける SCM(サプライチェーン・マネジメント)の重要性を理解する。

単一選択 89 99 89.9%

修了 18 ファッション・マーチャンダイジング

MD基本計画 ブランド・コンセプトに基づく、ターゲットイメージ及び、ブランドイメージの明確化、MD方針の設定などの概要を学ぶ。

単一選択 91 99 91.9%

修了 19 ブランド開発・管理 ブランドの重要性

ブランドの意味するものを正しく理解し、ブランドが資産(ブランド・エクイティ)であることを理解し、ファッションビジネスにおけるブランドの可能性と重要性を再確認する。

単一選択 93 99 93.9%

修了 20 ブランド開発・管理 ブランド・バイブルの作成

ブランド・コンセプトを商品企画、販売企画、マーケティング企画の各部署と共有し、ブレることなく運用していくために、標準となるバイブルを作成することの重要性を理解する。

文字列記入 57 99 57.6%

修了 21 バイヤーの計数管理 値入率と粗利益率 値下げ販売の可能性を考慮し、値入率と粗利益率の違いを理解する。 単一選択 79 99 79.8%

修了 22 バイヤーの計数管理 仕入れ予算 売上予算、在庫予算、仕入れ予算、値入高予算の関係を理解し、予算編成を行うことを理解する。

文字列記入 86 99 86.9%

修了 23 バイヤーの計数管理 交差比率

「商品回転率=売上高÷在庫高」を理解し、さらにバイヤーの評価指標として重視される「交差比率=商品回転率×粗利益率」を理解する。

文字列記入 74 99 74.7%

修了 24 MDの計数管理 ブランドの粗利益、営業利益

「粗利益=売上高-売上原価」を理解し、「営業利益=粗利益-営業経費」であることを理解する。

単一選択 83 99 83.8%

修了 25 MDの計数管理 アパレルブランドの損益分岐点

売上原価、運送費、サンプル製作費などの変動費と、人件費、広告宣伝費、減価償却費、支払利息などの固定費などから計算することを理解する。

単一選択 88 99 88.9%

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<教材 3「テキスタイル入門」基礎編 Level 1>(全 10問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv1_01 品質表示 品質表示 家庭用品品質表示法で定められた繊維製品の表示項目について 単一選択 102 186 54.8%

Lv1_02 品質表示 繊維の種類と指定用語 組成表示とは? 主な繊維と指定用語の一覧表 単一選択 105 183 57.4%

Lv1_03 品質表示 取扱い絵表示の国際化 変更理由、JIS 図柄と ISO 図柄の比較 単一選択 98 203 48.3%

Lv1_04 品質表示 原産国表示、サイズ表示

原産国表示と不当表示の例、JIS規格のサイズ表示と、ヨーロッパサイズ、アメリカサイズ、イギリスサイズ

単一選択 98 197 49.7%

Lv1_05 品質表示 付記用語、「取り扱い上の注意」下げ札

販売時にお客様に、説明できるように理解しておく。 単一選択 104 152 68.4%

Lv1_06 繊維・生地 繊維の種類 天然繊維と合成繊維 繊維の分類の基礎知識 単一選択 99 142 69.7%

Lv1_07 繊維・生地 繊維から製品への流れ 繊維→糸→布→染色→仕上げ加工→縫製→製品 の大まかな流れを知る 単一選択 98 180 54.4%

Lv1_08 繊維・生地 織物と編物 織物と編物との違い、それぞれの特徴 単一選択 105 166 63.3%

Lv1_09 繊維・生地 主な天然繊維 綿、麻、絹、羊毛、獣毛 複数選択 94 231 40.7%

Lv1_10 繊維・生地 主な化学繊維 再生繊維(レーヨン、キュプラ、リヨセル)、半合成繊維(アセテート)、合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリルなど)

単一選択 94 183 51.4%

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<教材 3「テキスタイル入門」基礎編 Level 2>(全 10問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv2_01 織物の基礎知識 織物の三原組織 平織、綾織、朱子織の特徴と主な用途 単一選択 81 105 77.1%

Lv2_02 織物の基礎知識 毛・綿・麻の糸の太さの単位 番手の単位について 単一選択 77 134 57.5%

Lv2_03 織物の基礎知識 絹、合成繊維の糸の太さの単位 デニール、テックスの単位、ISO の単位表記について 単一選択 77 156 49.4%

Lv2_04 織物の基礎知識 織物の色柄、染色の分類 色無地、紋織物、ドビー・クロス、捺染織物など、先染無地、後染無地 単一選択 78 114 68.4%

Lv2_05 織物の基礎知識 織物の産地による分類 桐生、新潟、北陸、尾州、近江、泉州、西脇、三備、今治、久留米など日本各地の主な産地と産出品

単一選択 77 135 57.0%

Lv2_06 編物の基礎知識 編地の編目 編目のロー・ゲージ、ミドル・ゲージ、ハイ・ゲージ、度目 単一選択 77 159 48.4%

Lv2_07 編物の基礎知識 よこ編とたて編 よこ編地とたて編地の特徴 単一選択 76 160 47.5%

Lv2_08 編物の基礎知識 編み地の特徴 よこ編の組織(平編、ゴム編、パール編、両面編)、たて編の組織(デンビー編、コード編、アトラス編、インターロック編)など

単一選択 80 140 57.1%

Lv2_09 その他素材の基礎知識 レザー・ファー素材 主なレザーの種類と特徴、主な毛皮の種類と特徴、フェイクファーなど。 単一選択 78 108 72.2%

Lv2_10 その他素材の基礎知識 その他の素材 レース、ネット(網地)、不織布など 単一選択 80 135 59.3%

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<教材 3 「テキスタイル入門」 専門知識編 Level 3> (全 10問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv3_01 アパレル素材 織物組織の分類 三原組織、変化組織、特別組織、二重組織、パイル組織など 単一選択 72 113 63.7%

Lv3_02 アパレル素材 染色仕上げ加工 繊維製品加工の流れと染色の位置、染料と顔料、浸染と捺染の特徴 単一選択 72 125 57.6%

Lv3_03 アパレル素材 ニット製品の製造 ニット・ウェアの生産工程 単一選択 71 140 50.7%

Lv3_04 アパレル素材 編地の形状 流し編地、ガーメントレングス編地、成形編地、インテグラルニット、ホールガーメントなど

単一選択 73 138 52.9%

Lv3_05 アパレル素材 繊維製品の苦情・トラブル

現象別トラブル発生率、素材別トラブル発生率、堅牢度別トラブル発生率など

単一選択 72 90 80.0%

Lv3_06 アパレル素材の用途 春シーズン向きの素材 ウーステッド、ウール・ギャバジン、サージ、ポプリン、ブロード、オックスフォードなど

単一選択 73 136 53.7%

Lv3_07 アパレル素材の用途 夏シーズン向きの素材 ギンガム、金巾、シャンブレー、ローン、デニム、ダンガリー、チノ・クロス、葛城、綿サージ、レーシーニットなど

単一選択 73 111 65.8%

Lv3_08 アパレル素材の用途 秋シーズン向きの素材 ツィード、ホームスパン(平織ツィード)、フラノ、フランネル、ウーステッド、別珍、コーデュロイ、綿ネル、リブ編地、ケーブル編地など

単一選択 73 117 62.4%

Lv3_09 アパレル素材の用途 冬シーズン向きの素材 メルトン、ビーバー、モッサ、ベロア、シャギー、フリース、タータン、ゴブラン、ナイロンタフタなど

単一選択 74 122 60.7%

Lv3_10 アパレル素材の用途 その他の新素材 透湿防水素材、蓄熱素材、冷感素材など、新素材を活用した新しいファッションの可能性

単一選択 73 103 70.9%

118

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<教材 3「テキスタイル入門」専門知識編 Level 4>(全 10問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

Lv3_01 主要産地の特徴と取り組み 桐生産地 シルク、ジャガード・ドビー/近年の取り組み・トピックス 単一選択 69 128 53.9%

Lv3_02 主要産地の特徴と取り組み 新潟産地 五泉、見附、栃尾、小千谷、十日町/近年の取り組み・トピックス 単一選択 69 121 57.0%

Lv3_03 主要産地の特徴と取り組み 北陸産地 化合繊、ポリエステル、長繊維織物/近年の取り組み・トピックス 単一選択 70 88 79.5%

Lv3_04 主要産地の特徴と取り組み 尾州産地 毛織物全国 1 位/近年の取り組み・トピックス 単一選択 70 112 62.5%

Lv3_05 主要産地の特徴と取り組み 近江・湖東産地 近江上布、近江ちぢみ/近年の取り組み・トピックス 単一選択 69 121 57.0%

Lv3_06 主要産地の特徴と取り組み 泉州・大阪南部産地 タオルなど/近年の取り組み・トピックス 単一選択 70 119 58.8%

Lv3_07 主要産地の特徴と取り組み 西脇・播州産地 綿ギンガム、シャツ地/近年の取り組み・トピックス 単一選択 70 136 51.5%

Lv3_08 主要産地の特徴と取り組み 三備産地 倉敷、児島、井原、福山、府中、 デニム/近年の取り組み・トピックス 単一選択 69 108 63.9%

Lv3_09 主要産地の特徴と取り組み 今治産地 パスタオル、フェースタオル/近年の取り組み・トピックス 単一選択 69 124 55.6%

Lv3_10 主要産地の特徴と取り組み 筑後・久留米産地 久留米絣、綿入りはんてん/近年の取り組み・トピックス 単一選択 72 132 54.5%

119

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<教材 3「テキスタイル入門」修了試験>(全 25問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

修了 01 品質表示 品質表示 家庭用品品質表示法で定められた繊維製品の表示項目について 複数選択 96 155 61.9%

修了 02 品質表示 取扱い絵表示の国際化 変更理由、JIS図柄と ISO図柄の比較 単一選択 111 155 71.6%

修了 03 品質表示 原産国表示、サイズ表示 原産国表示と不当表示の例、JIS規格のサイズ表示と、ヨーロッパサイズ、アメリカサイズ、イギリスサイズ

単一選択 138 155 89.0%

修了 04 繊維・生地 織物と編物 織物と編物との違い、それぞれの特徴 単一選択 141 155 91.0%

修了 05 織物の基礎知識 織物の三原組織 平織、綾織、朱子織の特徴と主な用途 単一選択 147 155 94.8%

修了 06 織物の基礎知識 毛・綿・麻の糸の太さの単位 番手の単位について 単一選択 136 155 87.7%

修了 07 織物の基礎知識 絹、合成繊維の糸の太さの単位

デニール、テックスの単位、ISO の単位表記について 単一選択 110 155 71.0%

修了 08 編物の基礎知識 編地の編目 編目のロー・ゲージ、ミドル・ゲージ、ハイ・ゲージ、度目 単一選択 116 155 74.8%

修了 09 編物の基礎知識 よこ編とたて編 よこ編地とたて編地の特徴 単一選択 142 155 91.6%

修了 10 その他素材の基礎知識 レザー・ファー素材 主なレザーの種類と特徴、主な毛皮の種類と特徴、フェイクファーなど。 単一選択 134 155 86.5%

修了 11 アパレル素材 染色仕上げ加工 繊維製品加工の流れと染色の位置、染料と顔料、浸染と捺染の特徴 単一選択 144 155 92.9%

修了 12 アパレル素材 ニット製品の製造 ニット・ウェアの生産工程 単一選択 138 155 89.0%

修了 13 アパレル素材 繊維製品の苦情・トラブル 現象別トラブル発生率、素材別トラブル発生率、堅牢度別トラブル発生率など 単一選択 151 155 97.4%

修了 14 アパレル素材の用途 春シーズン向きの素材 ウーステッド、ウール・ギャバジン、サージ、ポプリン、ブロード、オックスフォードなど

複数選択 87 155 56.1%

修了 15 アパレル素材の用途 夏シーズン向きの素材 ギンガム、金巾、シャンブレー、ローン、デニム、ダンガリー、チノ・クロス、葛城、綿サージ、レーシーニットなど

複数選択 100 155 64.5%

120

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修了 16 アパレル素材の用途 秋シーズン向きの素材

ツィード、ホームスパン(平織ツィード)、フラノ、フランネル、ウーステッド、別珍、コーデュロイ、綿ネル、リブ編地、ケーブル編地など

複数選択 100 155 64.5%

修了 17 アパレル素材の用途 冬シーズン向きの素材 メルトン、ビーバー、モッサ、ベロア、シャギー、フリース、タータン、ゴブラン、ナイロンタフタなど

複数選択 103 155 66.5%

修了 18 アパレル素材の用途 その他の新素材 透湿防水素材、蓄熱素材、冷感素材など、新素材を活用した新しいファッションの可能性

単一選択 146 155 94.2%

修了 19 主要産地の特徴と取り組み 新潟産地 五泉、見附、栃尾、小千谷、十日町/近年の取り組み・トピックス 複数選択 85 155 54.8%

修了 20 主要産地の特徴と取り組み 北陸産地 化合繊、ポリエステル、長繊維織物/近年の取り組み・トピックス 複数選択 89 155 57.4%

修了 21 主要産地の特徴と取り組み 尾州産地 毛織物全国 1 位/近年の取り組み・トピックス 複数選択 98 155 63.2%

修了 22 主要産地の特徴と取り組み 泉州・大阪南部産地 タオルなど/近年の取り組み・トピックス 複数選択 63 155 40.6%

修了 23 主要産地の特徴と取り組み 西脇・播州産地 綿ギンガム、シャツ地/近年の取り組み・トピックス 複数選択 91 155 58.7%

修了 24 主要産地の特徴と取り組み 三備産地 倉敷、児島、井原、福山、府中、 デニム/近年の取り組み・トピックス 複数選択 88 155 56.8%

修了 25 主要産地の特徴と取り組み 今治産地 パスタオル、フェースタオル/近年の取り組み・トピックス 複数選択 80 155 51.6%

121

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<総合修了試験>(50問)

No. 観点 作問テーマ 学習の狙い/到達目標 回答形式 正解数 出題 回数 正答率

総合 01 販売 購買心理の 7段階 購買心理の 7 段階を理解し、そのプロセスに応じた接客対応ができるように意識する。

単一選択 29 48 60.4%

総合 02 販売 待機段階 待機が、販売の機会(チャンス)を逃さないように準備を整え待つことを理解し、復習する。

文字列記入 38 48 79.2%

総合 03 販売 アプローチのタイミングと声がけ 1

お客様が1つの商品をじっと見ている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 34 48 70.8%

総合 04 販売 アプローチのタイミングと声がけ 2

お客様が、何度となく同じ商品に手を触れている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

単一選択 40 48 83.3%

総合 05 販売 アプローチのタイミングと声がけ 3

お客様が1つの商品をじっと見ている時の、アプローチのタイミングと声がけの仕方を復習する。

文字列記入 45 48 93.8%

総合 06 販売 商品紹介段階 アプローチ段階の声がけから、商品紹介へスムーズに移行するための留意点を復習する。

文字列記入 4 48 8.3%

総合 07 販売 ニーズ把握段階 アプローチ後の第一段階である「商品紹介」の対話の中でお客様のニーズを把握していく方法を復習する。

文字列記入 44 48 91.7%

総合 08 販売 商品提示の手順 1 比較検討材料として、2~3 点提示する際の留意点について復習する。 文字列記入 29 48 60.4%

総合 09 販売 商品提示の手順 2 低価格帯から順次高価格帯の商品を提示する商品提示の流れを復習する。 単一選択 44 48 91.7%

総合 10 販売 クロージングへの導き方 お客様の様子に応じて、適切な助言で意思決定へ導く手法を復習する。 文字列記入 31 48 64.6%

総合 11 販売 仕入れ価格 買取、委託、消化などの取引形態と、上代、下代、掛け率などの関係を再確認する。 文字列記入 32 48 66.7%

総合 12 販売 売上高と粗利益 セール等による販売価格の変化とそれに伴う売上高、粗利益の変化を再確認する。 文字列記入 19 48 39.6%

総合 13 販売 在庫回転率 適正在庫を維持管理するために必要な在庫回転率を再確認する。 単一選択 32 48 66.7%

総合 14 販売 ロス率 値下げロス、商品外ロス、棚卸しロスなど各種ロスと、それらを売上高で割ったロス率を再確認する。

文字列記入 6 48 12.5%

総合 15 販売 客単価、買上率 購入客1人当たりの買上金額(客単価)と、来店者数と実際の買物客数(買上率)を再確認する。

単一選択 36 48 75.0%

総合 16 バイヤー バイヤーの役割 仕入れ業務という利益に直結するバイヤーの役割を俯瞰し、売り場に効率的な実積をもたらす発注の役割を理解する。

単一選択 38 48 79.2%

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総合 17 バイヤー ショップのマーケティング

ターゲット・セグメンテーション。商圏ごとの客層を細分化し、店舗ごとの商品構成をターゲット(客層)別に検討・設定する。

文字列記入 33 48 68.8%

総合 18 バイヤー バイヤーの基本業務

店舗情報の把握、計数管理、計画立案、商品手配・納品コントロール、店舗(売り場)オペレーションなど、実際の数字の責任を負うバイヤーとしての基本業務を理解する。

複数選択 36 48 75.0%

総合 19 バイヤー 納品管理 売れ行きや天候の状況に応じた納期のコントロール、発注内容と納品物との照合、品質検査などの業務を理解する。

単一選択 42 48 87.5%

総合 20 バイヤー アパレルの価格構成

グローバルな海外生産型の製品や店頭から一貫した SPA 型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分とオペレーションを理解する。

単一選択 40 48 83.3%

総合 21 バイヤー 小売のコスト構成 ファッション小売業の中でのコスト構成を理解する。 単一選択 41 48 85.4%

総合 22 バイヤー 仕入れ予算 売上予算、在庫予算、仕入れ予算、値入高予算の関係を理解し、予算編成を行うことを理解する。

文字列記入 31 48 64.6%

総合 23 バイヤー アイテム別構成比 前年のアイテム別、品目別、部門別の構成比を基に、今期の予算配分を決めていく手順を理解する。

単一選択 35 48 72.9%

総合 24 バイヤー 交差比率

「商品回転率=売上高÷在庫高」を理解し、さらにバイヤーの評価指標として重視される「交差比率=商品回転率×粗利益率」を理解する。

文字列記入 36 48 75.0%

総合 25 バイヤー 国内生産ニおけるの川上・川中・川下のコスト配分

Made in Japanとしての国内生産型の製品に占める川上・川中・川下の各段階のコスト配分を理解する。

単一選択 29 48 60.4%

総合 26 MD MDの 5適 マーチャンダイジングにおける適品、適所、適時、適価、適量の 5 適の重要性を理解する。

文字列記入 30 48 62.5%

総合 27 MD ブランドのマーケティング

市場分析に基づくターゲット市場の選定と、ブランド・コンセプトの策定までの流れを俯瞰し理解する。

単一選択 43 48 89.6%

総合 28 MD シーズン・コンセプト設定

ライフスタイル、スタイリング、デザイン、商品構成、価格などの基本方針を策定し、具体的な商品企画などのクリエーションに落とし込んでいくシーズン・コンセプトの設定の流れを理解する。

単一選択 36 48 75.0%

総合 29 MD ライセンサーとライセンシー

ライセンスブランドにおけるライセンサーとライセンシーについて理解をする。 文字列記入 38 48 79.2%

総合 30 MD ブランド・バイブルの作成

ブランド・コンセプトを商品企画、販売企画、マーケティング企画の各部署と共有し、ブレることなく運用していくために、標準となるバイブルを作成することの重要性を理解する。

文字列記入 30 48 62.5%

総合 31 MD 生産数量、納期の決定 販売時期を予測した店舗での展開から逆算した生産企画の流れと概要を理解する。 文字列記入 25 48 52.1%

総合 32 MD ブランド開発の流れ

仮説→リサーチ→市場の細分化→ターゲット選定→ポジショニングなどの仮説の繰り返しの中でブランド・コンセプトを明確化していく流れを理解する。

文字列記入 22 48 45.8%

総合 33 MD ブランドの重要性

ブランドの意味するものを正しく理解し、ブランドが資産(ブランド・エクイティ)であることを理解し、ファッションビジネスにおけるブランドの可能性と重要性を再確認する。

文字列記入 16 48 33.3%

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総合 34 MD 値入率と粗利益率 値下げ販売の可能性を考慮し、値入率と粗利益率の違いを理解する。 単一選択 38 48 79.2%

総合 35 MD アパレルブランドの損益分岐点

売上原価、運送費、サンプル製作費などの変動費と、人件費、広告宣伝費、減価償却費、支払利息などの固定費などから計算することを理解する。

単一選択 41 48 85.4%

総合 36 テキスタイル 品質表示 家庭用品品質表示法で定められた繊維製品の表示項目について 単一選択 26 48 54.2%

総合 37 テキスタイル 取扱い絵表示の国際化 変更理由、JIS図柄と ISO図柄の比較 単一選択 36 48 75.0%

総合 38 テキスタイル 原産国表示、サイズ表示 原産国表示と不当表示の例、JIS規格のサイズ表示と、ヨーロッパサイズ、アメリカサイズ、イギリスサイズ

単一選択 40 48 83.3%

総合 39 テキスタイル 毛・綿・麻の糸の太さの単位 番手の単位について 単一選択 33 48 68.8%

総合 40 テキスタイル 織物の三原組織 平織、綾織、朱子織の特徴と主な用途 単一選択 41 48 85.4%

総合 41 テキスタイル 編地の編目 編目のロー・ゲージ、ミドル・ゲージ、ハイ・ゲージ、度目 単一選択 28 48 58.3%

総合 42 テキスタイル 染色仕上げ加工 繊維製品加工の流れと染色の位置、染料と顔料、浸染と捺染の特徴 単一選択 43 48 89.6%

総合 43 テキスタイル 繊維製品の苦情・トラブル 現象別トラブル発生率、素材別トラブル発生率、堅牢度別トラブル発生率など 単一選択 44 48 91.7%

総合 44 テキスタイル 夏シーズン向きの素材 ギンガム、金巾、シャンブレー、ローン、デニム、ダンガリー、チノ・クロス、葛城、綿サージ、レーシーニットなど

複数選択 38 48 79.2%

総合 45 テキスタイル 秋シーズン向きの素材 ツィード、ホームスパン(平織ツィード)、フラノ、フランネル、ウーステッド、別珍、コーデュロイ、綿ネル、リブ編地、ケーブル編地など

複数選択 36 48 75.0%

総合 46 産地 日本製品の国内シェア 海外で評価される付加価値の高いメイド・イン・ジャパン製品の可能性を、クール・ジャパンの動向を絡めて紹介する。

単一選択 28 48 58.3%

総合 47 産地 北陸産地 化合繊、ポリエステル、長繊維織物/近年の取り組み・トピックス 単一選択 41 48 85.4%

総合 48 産地 尾州産地 毛織物全国 1 位/近年の取り組み・トピックス 単一選択 40 48 83.3%

総合 49 産地 三備産地 倉敷、児島、井原、福山、府中、 デニム/近年の取り組み・トピックス 単一選択 39 48 81.2%

総合 50 産地 今治産地 パスタオル、フェースタオル/近年の取り組み・トピックス 単一選択 26 48 54.2%

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3-12 結果概要<総合修了試験修了者のプロフィール> 出身校別では、非服飾系が 78.6%と圧倒的に多い結果となったが、これは受講者比

率においても同様である。職業別でいえば、正規雇用系の人が 42人中 39人で、92.9%という高い構成比を誇っている。一方で、非正規雇用者 1名、家事手伝い 1名、その他 1名の修了者がおり、数は少ないものの、今後復職やキャリアアップに生かすために最後まで受講をしたと考えられる人たちもいた。年齢別でみると、一番受講者数の多い21歳~25歳の層で 33.3%と一番高い割合を占めているが、他の年代においても一定数の修了者がいるなど、どの年代においても最後までやり切り、学び直しをした人たちがいたことが分かった。アパレル経験別で言えば、上述の通り「営業・マーケティング」が約過半数を占める結果となった。(出身校別、職業別、年齢別、アパレル経験別における総合修了試験修了者の内訳は、既出の表を参照されたい。) また、都道府県別の総合修了試験修了者の内訳は次表のとおりである。都道府県別で

は、一番登録者数が多かった愛知県が 14人で、次に大阪府が続く。愛知県に関しては上述のとおり、組織的にeラーニングに取り組んだことが結果として表れたといえる。大阪府に関しては、周辺産業から参加した受講者が複数名含まれており、真剣にファッションを学んで自らのビジネスに生かすという意思をもった人が最後まで到達したといえる。 一方、登録者数が 2番目に多い東京都、大阪と同じ登録者数の広島県に関しては、総

合修了試験まで到達した人はほぼいなかった。やはりeラーニングなどの学習においては、組織の強制力が働かなければ脱落者が多いといえる。また自発的に取り組む際には、確たる目的がなければ最後まで到達することが難しいと言えるであろう。

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<総合修了者 都道府県別>

北海道 0 新潟県 0 奈良県 0 熊本県 1

青森県 0 富山県 0 和歌山県 0 大分県 0

岩手県 0 石川県 2 鳥取県 0 宮崎県 0

宮城県 0 福井県 0 島根県 0 鹿児島県 0

秋田県 0 山梨県 0 岡山県 0 沖縄県 0

山形県 0 長野県 0 広島県 0 不明 4

福島県 0 岐阜県 2 山口県 0 合計 42

茨城県 0 静岡県 0 徳島県 0 栃木県 0 愛知県 14 香川県 0 群馬県 0 三重県 2 愛媛県 0 埼玉県 1 滋賀県 0 高知県 0 千葉県 2 京都府 1 福岡県 0 東京都 1 大阪府 12 佐賀県 0 神奈川県 0 兵庫県 0 長崎県 0

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4.評価基準 本プロジェクトでは昨年度と同様に、eラーニングの教材を修了した者にはA~Eの5段階の評価基準が付与され、さらに修了証が発行される仕組みを開発した。各学習ユニットの修了証はPDFデータにて、総合修了試験修了者には、評価の付与と総合修了証を現物で発行し、郵送にて授与した。評価基準の付与条件と内容は下記の通りである。 評価基準 付与条件 評価コメントの内容 A評価 100点~

95点 『集中力を発揮することが得意であり、瞬時の判断と作業などの効率性に優れています。販売、受発注、商品企画、テキスタイルなど、ファッションに対する広範かつ深い知識があり、情報収集力と自らトレンドを発信する発想力、予算やスケジュールを適切に管理する予測・判断力など、多岐に渡る理解力があります。今後は、各分野のスペシャリストたちと折衝するコミュニケーション能力と統率力、販売促進をかける企画力に磨きをかけて、さらに外国語のスキルがあれば可能性が広がります。業界をリードするバイヤー、MDを目指し頑張って下さい。』

B評価 94点~85点 『責任感と忍耐力があり、物事に計画的に取り組み、最後までやり抜く能力があります。市場流行のチェック、情報収集能力 、提案力、パフォーマンス力をレベルアップさせることができれば、更に活躍の場が広がることでしょう。市場を先取りする嗅覚や、データを正確に読み取り分析して商品開発に活かす能力、さらにフェアなどを企画して販売促進をかける企画力を高める努力を続けて下さい。』

C評価 84点~75点 『好奇心や積極的な行動力があり、明確な目的意識を持って主体的に学ぶ姿勢があります。販売スタッフの方は、着こなしの提案力や、商品・素材に関する知識、着心地感、シーズンテーマなどの付加価値を「適切な言葉遣い・用語で説明できる」コミュニケーション能力が必要になってきます。計数管理能力・マーケティング能力など、戦略的に数字を読む能力を高めることができれば、更に活躍の場が広がることでしょう。ただし、まれに理解不足が見られますので、これからも意欲的に継続して学ぶことが大事です。』

D評価 74点~50点 『明確な目的意識を持って主体的に学ぶ姿勢があります。販売スタッフとして、業界の基礎知識から接客マナーの基本的な理解、お客様からのクレームや返品・交換といった事後対応までは迷わず対応できるレベルです。洋服のデザインの素晴らしさ、着こなしの楽しみなどを、目の前のお客様に、自分の言葉で伝えられれば、クロージング率もアップすることでしょう。普段から、「どんな物が売れるのか」を意識して仕事をし、世間の流行やニーズを敏感にキャッチする感性を高めていけば将来のステップアップに結び付くはずです。しかし、所々で理解不足が見られますので、常に自分を磨き、スキルアップのための努力を惜しまないことが大事です。』

E評価 49点以下 (※評価コメントの付与なし)

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3.企業担当者へのアンケート結果

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企業担当者へのアンケート実施概要

アンケート実施期間:平成 28年 1月 13日(水)~20日(水) ※eラーニング終了後にアンケート協力を依頼

アンケート対象企業:社員一括エントリー希望企業 事業にご協力いただき、多数のエントリーをしていただいた企業 アンケート実施方法:事務局から直接人事担当者へメールで依頼 アンケートの概要と分析: 平成 27年度の eラーニングにおいては、上述の通り個人エントリーを基本ベースと

するオープン参加型の講座として開講した。昨年度は組織単位で社員の一括でのエントリーであったが、今年も一括でエントリーを希望する企業が複数社いた。また、個人エントリーではあるが、人事担当者が本事業に積極的にご協力いただいた企業もいた。該当する企業に関しては、eラーニングに対して一定の理解や関心、興味がある企業と推察され、今後の eラーニング発展のための意見などが抽出できると考えたため、アンケート調査にご協力いただいた。 アンケートに関しては、設問に対する記述回答形式とし、一部選択方式との組み合わ

せでご回答をいただいた。質問事項は以下の6つである。 Q1 今回のeラーニング講座を社員に受講させようと思った理由をお教えください。

(自由記述) Q2 受講した社員に成長や変化は見られましたか?お答えできる範囲で結構です。

(自由記述) Q3 貴社はどのような社員教育を実施されていますか?

(例:集合教育、OJTなど)(自由記述) Q4本教材に関わらず、今後eラーニングの教材(有料)が普及した場合、従来の教育研修と合わせて活用する可能性はありますか。また、どういった教材があれば導入を検討されますか? (自由記述)

Q5eラーニングの可能性について、ご参考までにお伺いします。人材育成ツールとしてのeラーニングの可能性について、下記の項目からお選びいただき、その理由もお教えください。(選択・自由記述) 1.将来、eラーニングは人材育成の中心的ツールとなる 2.従来の社員教育の手法と合わせ、人材育成のツールの一つとして活用が期待

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できる 3.eラーニングはまだ未知数で、今後普及するかわからない 4.従来の社員教育で十分だと考えられるため、現時点であまり可能性は見いだ

しにくい。 5.人材教育としてeラーニングに期待はできない。 6.その他

Q6その他、何かございましたら、忌憚のないご意見を頂戴いただければ幸いです。 アンケートを実施して見えてきたのは、各企業 eラーニングに対して高い期待を持っ

ており、特に知識を吸収する上で有効なツールと考えていることである。社内研修における集合教育などは時間的な問題で難しいため、時間や場所を選ばない eラーニングに対しては好意的にみているという点である。 一方で、ディスカッション形式で身に付くコミュニケーション能力の向上には向いて

おらず、あくまで知識の蓄積が主たる利用方法となることが指摘された。今回の eラーニングにおいては、問題に対して回答し、解説を読んで知識を蓄えるというシステムとなっているが、今後普及という観点から見れば、これに合わせて集合教育やセミナーの開催も盛り込んだプログラムが有効であるように思える。実際に、IFI総合研究所が取り入れている eラーニングでは、端末での学習の他にテキスタイルブックの提供やセミナーの開催などを盛り込んだコンテンツを提供しており、順調な運営を維持している。こういった複合的なメニューを利用者に提供することを検討する必要はあるだろう。

お忙しい中、本アンケートにご協力をいただいた企業に対して、改めて感謝申し上げ

る次第である。

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アンケート実施結果 アンケートにご協力いただいた企業は 4企業である。各社の主な事業内容は次の通り

A社:洋品の雑貨などの企画、製造、輸入卸 B社:アパレルなどの企画・生産・販売 C社:テキスタイル、繊維の輸出入、販売 D社:ソフトウェア開発、販売

Q1 今回の eラーニング講座を社員に受講させようと思った理由をお教えください。

(自由記述) A社:実務以外の専門知識を得る機会を設けたいが、時間を取らすことや、教材を用意

することが難しい。また個々の学習度合も見えない。といった、現状の問題を解決させるために非常に有効。

B社:毎年、新入社員向けにビジネスマナーを学ぶ通信教育を行っておりました。今年

は、内定者の適性や通信教育開始までの当社フォロー状況等から、ビジネスマナー以外にアパレル業界を勉強できるツールを導入したいと考え、御学の eラーニングを受講させていただきました。

C社:上司より紹介を受け、内容を拝見させていただいたところ下記の点で良かったた

め社員に受講させました。 ①料金がかからない ②職種、勤務地、時間を問わず幅広い社員が受講できる ③教材として他に類がなく優れていた(内容、仕組)

D社:当社はアパレル関連のソフトウェアを開発・販売しております。そのため、関連

部署の社員に対し、アパレル関連の知識を学ばせるため受講をさせました。

132

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Q2 受講した社員に成長や変化は見られましたか?お答えできる範囲で結構です。 (自由記述)

A社:まだ正直わかりませんが、新入社員が総合テストの成績が一番よかったです。今

後の成長に期待しています。 B社:これから検証してまいります。 C社:受講した社員からは品質のところなどは知らないことも多く大変勉強になったと

の声を聞いております。残念ながら、成長・変化までは確認できておりません。 ただ、昇格試験と連動させるなど我々受け入れ側の導入方法を工夫し、受講者も短期間ではなく、繰り返し受講することができれば、成果も出てくるのではないかと感じております。

D社:上記のとおり、ソフトウェアが本業ですので、アパレルに関しては、全く素人と

いう社員も複数おりました。eラーニングを受けさせていただき、そういったメンバーも基礎的な用語などはある程度理解したようです。

Q3 貴社はどのような社員教育を実施されていますか?(例:集合教育、OJTなど)

(自由記述)

A社:OJT(出張同行で合宿風)、および希望者向けに集合研修 B社:内定者に向けては通信教育、新入社員に向けては外部の集合研修、自社内での研

修を実施しています。 C社:階層別に集合、選抜、OJTなどさまざまな形で実施しております。一部分 eラー

ニングも活用していますが、システム上の問題(容量問、トラブル時対応、使用時間)などの問題があり、あまり積極的に取り入れることができておりません。

D社:年度毎に目標を立て、集合教育を開催しております。また情報セキュリティに関

しては、自社で eラーニングを作成し、年 1回受講させています。

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Q4本教材に関わらず、今後eラーニングの教材(有料)が普及した場合、従来の教育研修と合わせて活用する可能性はありますか。また、どういった教材があれば導入を検討されますか? (自由記述)

A社:法人営業 タイムマネジメント 品質管理・生産管理・検査 色彩 論理思考 B社:アパレル業界に特化した eラーニングはあまりないため、現在のスタイルであれ

ば引き続き検討いたします(ただし設問は毎年見直しする必要があるかと考えます)。

C社:Q3であげた問題はありますが、5年以内にスマートフォンでも対応できるもの

を現在実施している研修の多くの分野で、予習・復習ができるようにしたいと考えています。

D社:人数やスケジュールの関係で集合教育には限界があります。そのため、eラーニ

ングの長所を発揮するような研修であれば、普及していくと考えています。(ディスカッションを必要とするような研修には向きませんが、一人で知識を蓄積するような研修には向いていると思います。)

Q5eラーニングの可能性について、ご参考までにお伺いします。人材育成ツールとし

てのeラーニングの可能性について、下記の項目からお選びいただき、その理由もお教えください。 (選択・自由記述)

1.将来、eラーニングは人材育成の中心的ツールとなる 2.従来の社員教育の手法と合わせ、人材育成のツールの一つとして活用 が期待できる 3.eラーニングはまだ未知数で、今後普及するかわからない 4.従来の社員教育で十分だと考えられるため、現時点であまり可能性は 見いだしにくい。 5.人材教育としてeラーニングに期待はできない。 6.その他

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A社:選択項目:2 理 由:自習に向く。座ってるだけでは、前に進まない。与えられるのではな

く、自分から進める能動的な学び方が良い。 B社:選択項目:3

理 由:eラーニングは、気軽に受講できるところはメリットとしてありますが、書籍と違い、受講後にログインできないなど受講した内容を後日見ることができないデメリットもあり、効果を見ていく必要があると考えています。

C社:選択項目:2 理 由:①知識研修がやりっぱなしにならないように、昇格試験以外でも機会を設

ける。また、異なる部署間の知識レベルを揃える ②世の中の変化に合わせ、適宜知識、情報のアップデートを行う ○選択項目:2 理 由:時間と場所と受講回数の制限がないということが最大の長所だと思います。

これらが活かせる分野であれば、活用できると考えます。 Q6その他、何かございましたら、忌憚のないご意見を頂戴いただければ幸いです。 A社:ますます Eラーニングが盛んになることを期待します。また、それと合わせて実

務家が、仕事をしながらでもリアルに学べる機会が欲しいです。業界の発展のためにも、実務家が実務家を教える社会人向けのスクール、複数回開催のセミナーも欲しい。日本のモノづくりを発展させるためにも、次なる担い手のために必要だと思います。

C社:今回のものは継続して使用することはできないのでしょうか?私が教材を探すな

かで、一般で購入でき、受講者の使いやすいテキストは少ないと感じております。また、問題によっては間違ったときの解説が難しく、そこでやめてしまったものもいるようです。

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4.受講者への事後アンケート結果

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1. 調査の概要 1_1. 調査の目的 1_2. 事後アンケートの実施概要 2. アンケートの集計結果 2_1. 回答者プロフィール 回答者プロフィール : 性別 回答者プロフィール : 年齢別 回答者プロフィール : 出身校別(服飾系/非服飾系別 回答者プロフィール : 職業別(正規雇用/非正規雇用別 回答者プロフィール : 居住地域別(都道府県別) 回答者プロフィール : アパレル経験別 回答者プロフィール : eラーニングへの参加経緯 回答者プロフィール : 学習に利用した端末 2_2. 設問ごとの集計結果 設問 1 eラーニング受講への評価 設問 2 eラーニング講座 受講理由 設問 3 実際に学習した教材 設問 4 修了(合格)まで到達した教材 設問 5 興味・関心を持って学習に取り組むことができた教材 設問 6 仕事やスキルアップ、キャリアアップに役立ちそうだと思った教材 設問 7 未受講、途中放棄の理由 設問 8 学習シーン 設問 9 eラーニング講座の難易度 設問 10 eラーニング講座の分量 設問 11 eラーニング講座の教材内容、分量、配信方法などに関する意見、要望 設問 12 今後学んでみたい学習テーマ <社会人の基本マナー・一般常識> 設問 13 今後学んでみたい学習テーマ <一般ビジネス実務(初級)> 設問 14 今後学んでみたい学習テーマ <一般教養/人間力アップ> 設問 15 今後学んでみたい学習テーマ <アパレル専門知識> 設問 16 今後学んでみたい学習テーマ <一般ビジネス知識(中級)> 設問 17 今後学んでみたい学習テーマ <起業> 設問 18 会社で実施されている社員教育内容 設問 19 会社の社員教育内容への満足度 設問 20 資格試験・検定試験の受験準備での eラーニング活用意向 設問 21 有料 eラーニング教材の価格設定 設問 22 eラーニング講座の友人・知人に情報伝達意向 設問 23 eラーニング講座全体に関する意見、要望

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事後アンケート結果報告

1. 調査の概要 1_1. 調査の目的 今回 eラーニングに学習者登録した413人に対して、本eラーニング研修への参加理由、実際の受講状況、受講後の意見・感想、今後のアパレル業界における eラーニング活用に関する意見・要望などをたずねた。 1_2. 事後アンケートの実施概要 今回の eラーニングは、平成 27年 12月 31日の 23時 59分をもって受講の受け付けが締め切られた。 受講後の事後アンケートについては、年明けの平成 28年 1月 5日(火)に、協力依頼メールを一斉送信することで、アンケートへの回答が開始された。 アンケートは、1月 29日(金)に締め切り、有効回答数で 76件が回収された。 前回、前々回は、企業単位、学校単位での団体申込が登録受講者の 3分の 2以上を締めていたため、アンケートについても、企業単位、学校単位での回答協力の依頼を行ったことで 22~28%の回収率が確保されたが、今回は、個人参加が基本であり、メールなどの間接的な協力依頼であったこともあり、結果として、アンケートの回収率は、18.4%にとどまった。 しかしながら、見方を変えれば、企業や学校という枠組みを離れた個人の立場でのオープン参加者に対するアンケート協力要請としては、比較的良好な回収率であったという見方もできる。 <事後受講者アンケートの実施概要>

実施期間 平成 28(2016)年 1月 5日(火)~平成 28(2016)年 1月 29日(金) (25日間)

アンケート対象者 今回の eラーニング研修への受講登録者 413人

依頼方法 1月 5日にアンケート協力依頼のメールを一斉配信。 1月 15日に 2回目の協力依頼メールを一斉配信。

有効回答数 76件 (76人)

登録受講者数に 対する回収率

事業年度 登録受講者数 有効回答数 回収率

平成 25年度 410人 92件 22.4%

平成 26年度 444人 122件 27.5%

平成 27年度 413人 76件 18.4.%

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2. アンケートの集計結果 2_1. 回答者プロフィール <回答者プロフィール:性別> 今回のアンケートの有効回答 76件の「男女別」の構成比は、男性 48.7%、女性 51.3%であった。 <性別> (SA) N=76

件数 構成比

男性 37 48.7%

女性 39 51.3%

合計 76 100.0%

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<回答者プロフィール:年齢別> アンケート有効回答数 76件の「年齢別」の構成比は下表の通りである。 前回の平成 26年度は、専門学校の団体登録があったため、「20才以下」~「26~30才」までで 61.5%を占めていたが、今回は一部、企業単位での団体申込は含まれるものの、基本的には個人の立場でのオープン参加がであり、学校単位での団体申込がなかったため、特定の年齢層に極端に偏ることなく、比較的分散している。

<年齢別> (SA) N=76

件数 構成比

20才以下 4 5.3%

21~25才 14 18.4%

26~30才 5 6.6%

31~35才 15 19.7%

36~40才 13 17.1%

41~45才 5 6.6%

46~50才 5 6.6%

51才以上 15 19.7%

合計 76 100.0%

<前回:平成 26年度 事後アンケートの年齢別構成比>

件数 構成比

20才以下 20 16.4%

21~25才 26 21.3%

26~30才 29 23.8%

31~35才 24 19.7%

36~40才 13 10.7%

41~45才 8 6.6%

46~50才 1 0.8%

51才以上 1 0.8%

合計 122 100.0%

前回は、専門学校、企業の団体登録が多かったため、「20才以下」~「26~30才」まで 61.5%を占めていた。

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<回答者プロフィール:出身校別(服飾系/非服飾系別> アンケート有効回答数 76件の「服飾系/非服飾系別」の構成比は下表の通りである。 前回の平成 26年度は、専門学校、アパレル企業の団体登録が中心で、かつ、コンソーシアム参加専門学校の卒業生を中心に学習者を募集したことで、「服飾系」出身者が半数以上を占めていた。今回の募集は、企業の人事部経由で eラーニングの告知を行ったものの、参加については、基本的に個人単位でのオープン参加であったこと、また、アパレル業界の関連する周辺業界からも参加があったため、「非服飾系」の比率が 63.2%と高くなった要因と考えられる。

<服飾系/非服飾系別>(SA)N=76

件数 構成比

服飾系 16 21.1%

非服飾系 48 63.2%

その他 12 15.8%

合計 76 100.0%

<服飾系/非服飾系の内訳>

出身校 件数 構成比 服飾/非服飾別 件数 構成比

大学院・大学・短大(服飾系) 5 6.6%

服飾系 16 21.1%

専門学校(服飾系):A校 1 1.3% 専門学校(服飾系):B校 1 1.3% 専門学校(服飾系):C校 1 1.3% 専門学校(服飾系):D校 1 1.3% 専門学校(服飾系):E校 3 3.9% 専門学校(服飾系):その他 4 5.3% 大学院・大学・短大(その他) 43 56.6% 非服飾系 48 63.2% 専門学校(その他) 5 6.6% その他 12 15.8% その他 12 15.8%

合計 76 100.0% 76 100.0%

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<回答者プロフィール:職業別(正規雇用/非正規雇用別> アンケート有効回答数 76件の「正規雇用/非正規雇用別」の構成比は下表の通りである。 前回の平成 26年度は、専門学校単位の団体申込、専門学校卒業生の中で求職中の方を中心に受講者を募ったことで学生やフリーターの割合が多かったが、今回は、企業の人事部経由での告知が中心であったため、正規雇用(正社員および会社役員)が全体の 75.0%を占め、逆に、学生、主夫・主婦、フリーターの割合が低くなった。

<職業別(正規雇用/非正規雇用別>(SA)N=76

件数 構成比

正規雇用 57 75.0%

非正規雇用 11 14.5%

その他 8 10.5%

合計 76 100.0%

<正規雇用/非正規雇用の内訳>

職業別 件数 構成比 正規雇用/非正規雇用

別 件数 構成比

正社員 55 72.4% 正規雇用 57 75.0% 会社役員 2 2.6% 契約社員 9 11.8%

非正規雇用 11 14.5% 派遣社員 0 0.0% パート・アルバイト 2 2.6% 学生 5 6.6%

その他 8 10.5%

主夫・主婦 0 0.0% 家事手伝い 0 0.0% フリーター (特定の勤務先が決まっていないアルバイト) 0 0.0% 個人事業主(フリーのパタンナーなど) 1 1.3% その他 2 2.6%

合計 76 100.0% 76 100.0%

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<回答者プロフィール:居住地域別(都道府県別)> アンケート有効回答数 76件の「居住地域別(都道府県別)」の構成比は下表の通りである。 前回の平成 26年度は、団体参加を呼びかけた専門学校、企業の所在地の都道府県からの参加者でほぼ占められたいたが、今回は、企業人事部経由での社員への呼びかけではあるもの、参加者を限定しないオープン参加方式をとったことで、学習者からの口コミなどもあり、呼びかけを行った企業がある都道府県以外からも参加者があった。 また、愛知県、岐阜県の構成比が高いのは、eラーニングの結果報告でも述べた通り、東海地区の業界団体への告知活動により、愛知県、岐阜県から参加者が多かったためである。 <都道府県別> (SA) N=76 都道府県名 件数 構成比 都道府県名 件数 構成比 都道府県名 件数 構成比 北海道 5 6.6% 埼玉県 1 1.3% 岐阜県 7 9.2% 青森県 0 0.0% 千葉県 4 5.3% 静岡県 0 0.0% 岩手県 0 0.0% 東京都 13 17.1% 愛知県 16 21.1% 宮城県 0 0.0% 神奈川県 5 6.6% 三重県 1 1.3% 秋田県 0 0.0% 新潟県 1 1.3% 滋賀県 0 0.0% 山形県 0 0.0% 富山県 0 0.0% 京都府 2 2.6% 福島県 0 0.0% 石川県 3 3.9% 大阪府 9 11.8% 茨城県 0 0.0% 福井県 0 0.0% 兵庫県 7 9.2% 栃木県 0 0.0% 山梨県 0 0.0% 奈良県 1 1.3% 群馬県 0 0.0% 長野県 0 0.0% 和歌山県 0 0.0%

都道府県名 件数 構成比 都道府県名 件数 構成比 鳥取県 0 0.0% 佐賀県 0 0.0% 島根県 0 0.0% 長崎県 0 0.0% 岡山県 0 0.0% 熊本県 0 0.0% 広島県 0 0.0% 大分県 0 0.0% 山口県 0 0.0% 宮崎県 0 0.0% 徳島県 0 0.0% 鹿児島県 0 0.0% 香川県 0 0.0% 沖縄県 0 0.0% 愛媛県 0 0.0% 合計 76 100.0% 高知県 0 0.0% 福岡県 1 1.3%

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<回答者プロフィール:アパレル経験別> アンケート有効回答数 76件の「アパレル職種経験」は下表の通りである。 「販売スタッフ」が 34.2%で最も多いが、2番目には「アパレル経験なし」が 32.9%と続く。これは、今回オープン参加方式をとったことで、今回の eラーニングプロジェクトに興味を持ったアパレル業界の周辺分野の企業からの参加者が多かったためである。また、「その他」には、職種リストにない人事・総務、経理などの管理部門や、会社役員なども含まれていると考えられる。

<回答者プロフィール:アパレル経験別> (MA) N=76 職種別 件数 構成比

ファッション販売スタッフ 26 34.2% ショップ店長 5 6.6% ショップ経営 2 2.6% バイヤー 1 1.3% ショップ MD 2 2.6% メーカーMD 2 2.6% デザイナー 7 9.2% パタンナー 4 5.3% 広告宣伝 1 1.3% 営業・マーケティング 11 14.5% 品質管理 5 6.6% 研究開発 1 1.3% 広報(プレス) 1 1.3% VMD 3 4.0% チェーン店管理 0 0.0% 店舗開発 1 1.3% その他 17 22.4% アパレル経験なし 25 32.9%

合計 114 150.0%

26 5

2 1

2 2

7 4

1 11

5 1 1

3 0

1 17

25

0 5 10 15 20 25 30

ファッション販売スタッフ ショップ店長 ショップ経営

バイヤー ショップMD メーカーMD デザイナー パタンナー 広告宣伝

営業・マーケティング 品質管理 研究開発

広報(プレス) VMD

チェーン店管理 店舗開発

その他 アパレル経験なし

<回答者プロフィール : アパレル経験別> (MA)

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<回答者プロフィール:eラーニングへの参加経緯> アンケート有効回答数 76件の「eラーニングへの参加経緯」は下表の通りである。 「現在在職している企業から」が 55.3%、「上司・知人から」で 27.6%を占めるが、これは、企業人事部経由で社員に対する参加の呼びかけを行ってもらったことによるものである。 10月中旬の告知開始から 11月初めの受講開始まで、告知期間が限られていたために、告知経路が限られているが、仮に、告知期間がもう少し長く、また、受講可能期間が 12月末までという制限がなければ、企業経由以外の口コミなどで、より広い層へ情報伝達され、参加経路も変化した可能性はある。 <回答者プロフィール:eラーニングへの参加経緯> (MA) N=76

参加経緯 件数 構成比

卒業校からの案内など 2 2.6%

現在在籍している学校から 1 1.3%

ファッション・キャリアリンク(FC-Link) 5 6.6%

現在在職している企業から 42 55.3%

上司・知人から 21 27.6%

その他 7 9.2%

合計 78 102.6%

2

1

5

42

21

7

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

卒業校からの案内など

現在在籍している学校から

ファッション・キャリアリンク(FC-Link)

現在在職している企業から

上司・知人から

その他

<回答者プロフィール : eラーニングへの参加経緯> (MA)

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<回答者プロフィール:学習に利用した端末> アンケート有効回答数 76件の「学習に利用した端末別」の構成比は下表の通りである。 「PC」が 65.8%、「スマートフォン」が 43..4%を占めた。 前回の平成 26年度は、学生や主婦、フリーターが多かったためか「スマートフォン」が 64.8%を占めていたが、今回は、正社員、会社役員の「正規雇用」が 75.0%を占めていることが「PC」利用率が高くなった理由と考えられる。 また、今回のアンケート回答者の約 3割は、「総合修了試験の修了者」であるが、総合修了試験まで到達するには、合計 285問という設問数をこなす必要があり、業務の合間をぬって、年末の2カ月間に、285問をこなすには、移動中にコツコツと数問ずつ解いていくよりも、PCに向かって、まとまった数をこなしていく方が優位であることも、影響していると見られる。 なお、まとまった数の設問と解説文を学習することと、数問ずつ小刻みにこなしていく学習とでは、どちらの方が、学習効果(知識の定着率など)があるのかは、設問の数の消化率とは本来、別の問題であることも留意する必要がある。 <回答者プロフィール:学習に利用した端末>(MA) NA=76

学習に利用した端末 件数 構成比

PC 50 65.8%

タブレット 5 6.6%

スマートフォン 33 43.4%

携帯電話 0 0.0%

合計 88 115.8%

<前回(平成 26年度)の受講時に利用した端末(いくつでも)> (MA)

件数 構成比

PC 59 48.4%

タブレット 10 8.2%

スマートフォン 79 64.8%

携帯電話 4 3.3%

50

5

33

0

0 10 20 30 40 50 60

PC

タブレット

スマートフォン

携帯電話

<学習に利用した端末> (MA)

前回は、専門学校の学生や主婦、フリーターが多かったためか、「スマートフォン」が 64.8%を占めていた。

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2_2. 設問ごとの集計結果

設問 1 あなたは、今回の eラーニング講座を受けてよかったと思いますか。

アンケート有効回答数 76件の「eラーニング講座を受けてみた評価」は、「とてもよかった」(40.8%)、「まあよかった」(42.1%)を合わせると、82.9%となり、概ね良好な評価が得られた。

<e ラーニング受講への評価> (SA) N=76

eラーニング受講への評価 件数 構成比

とてもよかった 31 40.8% まあよかった 32 42.1%

どちらともいえない 8 10.5% あまりよくなかった 3 3.9% よくなかった 2 2.6%

合計 76 100.0%

「とてもよかった」、「まあよかった」で、82.9%を占め、 概ね良好な評価が得られた。

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設問 2 今回の eラーニング講座を受講しようと思った理由を 3つ以内で選択してください。 (受講理由が 4つ以上ある場合は、上位 3つを選択)

今回の eラーニング講座を受講しようと思った理由を 3つ以内で選択してもらった結果は下記の通りである。 <eラーニング講座 受講理由 (上位 3つまで選択)> (MA) N=76 順位 eラーニング講座 受講理由 件数 構成比 1位 スキルアップに役立ちそうだと思った。 44 57.9% 2位 どんな学習内容なのか興味をもった。 28 36.8% 3位 自分の知識レベルを客観的に確認してみたかった。 23 30.3% 4位 卒業校/在籍校/所属企業から受講を勧められた。 19 25.0% 5位 eラーニングという受講形態に興味を持った。 15 19.7% 6位 これまでに学んだことのないものを学んでみたかった。 13 17.1% 6位 教材の「テキスタイル入門」に興味を持った。 13 17.1% 8位 キャリアアップに役立ちそうだと思った。 10 13.2% 9位 過去に学んだことを復習・学び直しをしてみたかった。 8 10.5% 10位 教材の「販売スタッフ入門」に興味を持った。 6 7.9% 10位 教材の「バイヤー・MD入門」に興味を持った。 6 7.9% 12位 友人・知人から受講を勧められた。 5 6.6% 13位 (これまで他業界にいたが)アパレル業界に興味を持った。 3 3.9% 14位 求職・転職活動に役立ちそうだと思った。 2 2.6%

15位 アパレル関連の検定試験を受けようと思っており、よい学習機会だと思った。 1 1.3%

─ その他 5 6.6%

受講理由で最も多くあげられたのは、「スキルアップに役立ちそうだと思った」(57.9%)で、また 3番目には「自分の知識レベルを客観的に確認してみたかった」(30.3%)があげられ、スキルアップや現在の知識レベルの確認に比較的強い関心を持って参加したことが分かる。 また、「どんな学習内容なのか興味をもった」(第 2位、36.8%)で、「eラーニングという受講形態に興味を持った」(第 5位、19.7%)など、eラーニングそのものや、教材の内容や出題の形態、仕組みなどについての興味・関心も高い。 学習テーマについては、「教材の「テキスタイル入門」に興味を持った」(17.1%)、「教材の「販売スタッフ入門」に興味を持った」(7.9%)、「教材の「バイヤー・MD入門」に興味を持った」(7.9%)という順である。これは、単純にの「テキスタイル入門」の注目度が高かったという見方もできるが、昨年も受講した受講者にとっては、「販売スタッフ入門」、「バイヤー・MD入門」は昨年のカリキュラムに含まれていた教材であるため、相対的に「テキスタイル入門」の方が高くなったという見方もできる。 そのほか、「これまでに学んだことのないものを学んでみたかった」(17.1%)、「過去に学んだことを復習・学び直しをしてみたかった」(10.5%)、「アパレル関連の検定試験を受けようと思っており、よい学習機会だと思った」(1.3%)など、少なくともアンケート回答者については、総じて、今回の eラーニングになんらかの目的意識を持って申し込み、取り組んだことがうかがわれる。 また、「(これまで他業界にいたが)アパレル業界に興味を持った」(3.9%)、「求職・転職活動に役立ちそうだと思った」(2.6%)など求職・転職に関わるものもあった。

149

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設問 3 今回の教材の中で、あなたが実際に(1回でも)学習した教材はどれですか。 学習した教材を全て選択してください。

アンケート回答者 76名における実際の受講状況は、下記の通りである。 <実際に学習した教材> (MA) N=76

実際に(1回でも) 学習した教材 件数 構成比

(着手率) 販売スタッフ入門 55 72.4% バイヤー・MD入門 43 56.6% テキスタイル入門 51 67.1%

(※1回も受講していない) 6 7.9% 合計 155

アンケートの設問 2では、興味を持った教材として一番多くあげられたのは「テキスタイル入門」であったが、実際に(1回でも)学習した教材、つまり、学習に着手した教材は、「販売スタッフ入門」が 72.4%で最も多く、「テキスタイル入門」、「バイヤー・MD入門」の順となった。 ただし、後の設問で出てくるが、受講者の中には、「全教材をやるつもりはあったが、仕事などで忙しくて、全てやることができなかった」という回答も多く、単に、eラーニング教材の学習メニューの一番上に配置されていた「販売スタッフ入門」から学習に着手した者が多かったという見方もできる。 なお、登録はしたものの「1回も受講していない」という者も 6名(7.9%)いる。

55

43

51

6

0 10 20 30 40 50 60

販売スタッフ入門

バイヤー・MD入門

テキスタイル入門

(※1回も受講していない)

<実際に学習した教材> (MA)

150

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設問 4 実際に修了(合格)まで到達した教材はどれですか。 修了したものを全て選択してください。

アンケート回答者 76名が実際に修了した教材は、下記の通りである。 今回の eラーニングでは、教材ごとに、現在学習しているレベルの問題を全て正解しないと、次のレベルに進むことができない仕組みになっているため、レベルがあがるごとに修了者の数は徐々に減少していく。 「販売スタッフ入門」の修了者は 43.4%、「バイヤー・MD入門」の修了者は 38.2%、「テキスタイル入門」の修了者は 44.7%であり、これら 3教材を全て修了したものだけが受験できる「総合修了試験」の受験者(総合修了者)は、実に 30.3%である。 この数字は、今回の、eラーニング登録受講者 413人中、総合修了試験の総合修了者が 43人で、10.2%であったのと比べると、かなりの高率である。 これは、傾向として、アンケート回答者が、比較的熱心に eラーニングを受講した受講者が、アンケートへの協力の度合いも高いということが反映されているものと考えられる。

教材 1

販売スタッフ入門 教材 2

バイヤー・MD入門 教材 3

テキスタイル入門

件数 構成比 件数 構成比 件数 構成比

Level1 55 72.4% 42 55.3% 50 65.8%

Level2 45 59.2% 34 44.7% 40 52.6%

Level3 39 51.3% 32 42.1% 38 50.0%

Level4 35 46.1% 30 39.5% 37 48.7%

修了試験 33 43.4% 29 38.2% 34 44.7%

総合修了試験

件数 構成比

23 30.3%

(※1回も受講していない)

件数 構成比

7 9.2%

3教材全て修了

151

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設問 5 実際にやってみて、興味・関心を持って学習に取り組むことができた教材はどれですか。 該当するものを全て選択してください。

「興味・関心を持って学習に取り組むことが出来た教材」としては、「テキスタイル入門」が 52.6%で最も多くあげられ、次いで、「販売スタッフ入門」(43.4%)、「バイヤー・MD入門」(29.0%)の順である。 「販売スタッフ入門」、「バイヤー・MD入門」については、前回の平成 26年度に開発配信された教材の改訂版であるが、今回の受講者の中には、前回も受講者したものもある程度の割合で含まれていると考えられるため、興味・関心の回答結果には、そうした 2年連続の受講者においては、この 2教材は既知のものであり、新規教材である「テキスタイル入門」により多くの興味・関心が集まったであろうことも考慮に入れる必要がある。 また、「興味・関心を持った教材はなかった」という回答も 4.0%もあった。 これはアンケート個票を見ると、「自分が現在担当している業務と関係のない教材であった」という評価であり、eラーニング自体への評価というよりも個々人の必要度に照らした中での評価と言えるだろう。 <興味・関心を持って学習に取り組むことができた教材> (MA) N=76

興味・関心を持って 学習に取り組むことができた教材 件数 構成比

販売スタッフ入門 33 43.4% バイヤー・MD入門 22 29.0% テキスタイル入門 40 52.6%

興味・関心を持った教材はなかった 3 4.0% よくわからない 12 15.8%

合計 110

43.4%

29.0%

52.6%

4.0%

15.8%

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

販売スタッフ入門

バイヤー・MD入門

テキスタイル入門

興味・関心を持った教材はなかった

よくわからない

(%)

<興味・関心を持って学習に取り組むことができた教材> (MA)

152

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設問 6 実際にやってみて、今後のあなたの仕事や、スキルアップ、キャリアアップに役立ちそうだと思った教材はどれですか。 該当するものを全て選択してください。

今回、配信された教材で「仕事、スキルアップ、キャリアアップに役立ちそうだと思った教材」としては、「テキスタイル入門」が 54.0%で最も多く、「販売スタッフ入門」と「バイヤー・MD入門」は 30%台前半となった。 販売技術については、接客の基本となる基本マナーや敬語の使い方などは入社時や販売の現場、つまりショップにおいて、OJTが常に日頃から行われているほか、講師を招いた集合研修などもを行っている企業が多いこと、バイヤー・MDの知識については、実際にバイヤー職、MD職に就くかどうか未知数であること、また、既にその職にあるものにとって、既知の内容である可能性が高く、その分、低くめの評価になっている可能性がある。 一方、「テキスタイル入門」が高かった理由としては、テキスタイルに関する教育研修の機会がアパレル企業内でもそれほど頻繁ではないこと、また、今回の eラーニング参加者の 8割近くが、非服飾系の学校の出身者で占められており、テキスタイルに関する基礎知識が全般に薄く、そのことが、「テキスタイル入門」という学習テーマへの興味・関心に繋がっているとも考えられる。 また、メード・イン・ジャパン、クール・ジャパン、この 1~2年の円安傾向などによる、国内生産への注目、関心のベクトルなども影響している可能性もある。

<仕事やスキルアップ、キャリアアップに役立ちそうだと思った教材> (MA) N=76 仕事やスキルアップ、キャリアアップに

役立ちそうだと思った教材 件数 構成比 販売スタッフ入門 25 32.9% バイヤー・MD入門 26 34.2% テキスタイル入門 41 54.0% 役立ちそうだと思った教材はなかった 3 4.0% よくわからない 17 22.4%

合計 112

32.9%

34.2%

54.0%

4.0%

22.4%

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

販売スタッフ入門

バイヤー・MD入門

テキスタイル入門

役立ちそうだと思った教材はなかった

よくわからない

(%)

<仕事やスキルアップ、キャリアアップに役立ちそうだと思った教材> (MA)

153

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設問 7 1回も受講しなかった方、あるいは、受講したものの途中で受講を止められた方にお尋ねします。 受講しなかった理由、途中で受講を止めた理由について、該当するものを全て選択してください。 (※それ以外の方は、次の設問 8へお進みください。)

今回のアンケート回答者 76人のうち、未受講者(1回も受講をしなかった者)は 8件であったが、そのうち 7件(87.5%)は、「やる気はあり気にもなっていたが、1回もやらないうちに締め切りになってしまった」と回答している。 また、途中で受講を止めたという途中離脱(途中放棄者)は、76 人中 38人であり、そのうち、「やる気はあったが、仕事等で忙しく、最後まで修了できなかった」という理由は 25件(65.8%、n=38)、「やる気はあったが、教材数、設問数が多すぎて、最後まで修了できなかった」は 6件(15.8%、n=38)であった。 やる気はあったものの、時間切れで最後まで到達できなかった様子は、eラーニングの受講記録を見ても、今回の eラーニング講座の開講期間全 60日のうち、最後の 2日間の 12月 30日と 12月 31日に 728回の答案提出が行われ、この数が、60日の期間中の全答案提出数 5,655回のうち、12.9%をこの 2日で占めていることでうかがわれる。 そのほかの理由としては、「教材内容が難し過ぎて、途中から受講するのを止めた」(7.9%、n=38)、「自分にとって必要だと思える教材のみを受講し、残りは受講しなかった」(5.2%、n=38)などもある。 <未受講、途中放棄の理由> (MA) N=76

未受講、途中放棄の理由 件数 構成比 (未受講)学校や所属企業等に勧められたが、自分としては最初からやる気がなかった。 1 1.3% (未受講)登録時はやる気があったが、実際にやる段階になったら、やる気が失せていた。 0 0.0% (未受講)やる気はあり、気にもなっていたが、1回もやらないうちに締め切りになってしまった。 7 9.2% 教材内容が難し過ぎて、途中から受講するのを止めた。 3 4.0% 教材内容を見て、自分には必要がない/役立たないと思い、途中から受講するのを止めた。 0 0.0% 自分にとって必要だと思える教材のみを受講し、残りは受講しなかった。 2 2.6% やる気はあったが、教材数、設問数が多すぎて、最後まで修了できなかった。 6 7.9% やる気はあったが、仕事等で忙しく、最後まで修了できなかった。 25 32.9% その他 2 2.6%

合計 46

1.3%

0.0%

9.2%

3.9%

0.0%

2.6%

7.9%

32.9%

2.6%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0%

(未受講)学校や所属企業等に勧められたが、

自分としては最初からやる気がなかった。

(未受講)登録時はやる気があったが、

実際にやる段階になったら、やる気が失せていた。

(未受講)やる気はあり、気にもなっていたが、

1回もやらないうちに締め切りになってしまった。

教材内容が難し過ぎて、

途中から受講するのを止めた。

教材内容を見て、自分には必要がない

/役立たないと思い、途中から受講するのを止めた。

自分にとって必要だと思える教材のみを受講し、

残りは受講しなかった。

やる気はあったが、教材数、設問数が多すぎて、

最後まで修了できなかった。

やる気はあったが、仕事等で忙しく、

最後まで修了できなかった。

その他

(%) <未受講、途中放棄の理由> (MA)

154

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設問 8 今回の eラーニングの学習は、どのような時に行いましたか。該当するものを全て選択してください。

eラーニングの学習をいつ、どのようなシチュエーション行ったのかという質問については、「ちょっとした隙間時間に」(36.8%)が最も多く、次いで、「会社や学校の休み時間に」(35.5%)、「電車やバスなどで移動中に」(30.3%)、「休日に」(28.9%)、「夜、自宅で」(27.6%)などが多かった。各々が空き時間を利用して学習を行ったといえる。 なお、前回の平成 26年度は、「夜自宅で」→「電車バスなどの移動中に」→「会社や学校の休み時間に」→「ちょっとした隙間時間に」という順だったが、今回は、正社員が多く、PCでの受講も多かったことで、自宅や電車等の移動中の順位が下がり、ちょっとした隙間時間と、会社や学校の休み時間との順位が逆転したものと考えられる。

<学習シーン> (MA) N=76 学習シーン 件数 構成比

朝、自宅で 7 9.2% 電車やバスなどで移動中に 23 30.3% 駐車中の自動車の中で 0 0.0% 会社や学校についてから、始業前に 5 6.6% 会社や学校の休み時間に 27 35.5% 午前に自宅で 2 2.6% 午後に自宅で 5 6.6% 昼休みに 9 11.8% ちょっとした隙間時間に 28 36.8% 夜、自宅で 21 27.6% 休日に 22 28.9% 布団の中で 4 5.3% 深夜零時以降 1 1.3%

合計 154

9.2%

30.3%

0.0%

6.6%

35.5%

2.6%

6.6%

11.8%

36.8%

27.6%

28.9%

5.3%

1.3%

0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

朝、自宅で

電車やバスなどで移動中に

駐車中の自動車の中で

会社や学校についてから、始業前に

会社や学校の休み時間に

午前に自宅で

午後に自宅で

昼休みに

ちょっとした隙間時間に

夜、自宅で

休日に

布団の中で

深夜零時以降

(%)

<学習シーン> (MA)

155

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設問 9 今回の eラーニング講座の難易度、教材内容についての評価を選択してください。

アンケート回答数 76件における「今回の eラーニング講座の難易度と教材内容についての評価」については、「やや難しかった」が 43.4%、「ちょうどよかった」が 35.5%であった。 アンケート回答者が、積極的に学習に取り組んだ者が多かったこと、回答者 76名中約 3割に当たる 23人が総合修了試験まで到達した優秀層と捉えるならば、そのほかの受講者では、「ちょうどよかった」の割合がもっと少なくなり、「やや難しかった」や「とても難しかった」の割合がもっと多くなる可能性は高いと考えられる。 そうした見方からは、今回の eラーニング講座の難易度は高めだったすることもできる。 一方、もう1つの見方としては、今回のアンケート回答者 76人中、「アパレル経験なし」という回答が25件(32.9%)であったことから、販売スタッフの経験もなく、バイヤー・MDの知識も、テキスタイルの知識もない参加者にとっては、やや難易度が高く感じられても、当然と考えることもできる。

0.0%

7.9%

35.5%

43.4%

13.2%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%

とても易しかった

やや易しかった

ちょうどよかった

やや難しかった

とても難しかった

(%) <eラーニング講座の難易度> (SA)

<eラーニング講座の難易度> (SA) N=76 eラーニング講座の難易度 件数 構成比

とても易しかった 0 0.0%

やや易しかった 6 7.9%

ちょうどよかった 27 35.5%

やや難しかった 33 43.4%

とても難しかった 10 13.2%

合計 76 100.0%

156

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設問 10 今回の eラーニング講座の分量についての評価を選択してください。

アンケートの結果では、「ちょうどよかった」が 59.2%で最も多く、「やや多かった」が 28.9%となった。 今回の eラーニング講座は、「販売スタッフ入門」が 60問+修了試験 25問、計 85問、「バイヤー・MD入門」も同様の構成で計 85問、「テキスタイル入門」が 40問+修了試験 25問、計 65問という設問数であり、これに総合修了試験の 50問を合わせると、全体では 285問という数の設問をこなし、解説文を読みこなすことになり、日々仕事に従事しているものにとっては、やや多めの分量だったとの評価が予想された。 他の設問でも触れている通り、このアンケートの回答者は、積極的に学習に取り組んだ受講者が多く含まれていることから、「ちょうどよかった」という回答が多くなっていると考えられる。 仮に、登録受講者の全員からアンケートの回答があったならば、「やや多かった」の割合が多くなるものと推測される。

<eラーニング講座の分量> (SA) N=76 eラーニング講座の分量 件数 構成比 とても少なかった 0 0.0% やや少なかった 3 3.9% ちょうどよかった 45 59.2% やや多かった 22 28.9% とても多かった 6 7.9%

合計 76 100.0%

0.0%

3.9%

59.2%

28.9%

7.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

とても少なかった

やや少なかった

ちょうどよかった

やや多かった

とても多かった

(%)

<eラーニング講座の分量> (SA)

157

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設問 11 今回の eラーニング講座の教材内容、分量、配信方法などについて、ご意見・ご感想を記入してください。(1,000文字以内で)

アンケート回答者からあげられた、今回の eラーニング講座の教材内容、分量、配信方法、受講体験についての感想、意見、要望は、以下の通りである。

<受講期間についての意見・要望> 期間が約 2カ月で、12月 31日閉鎖でショックだった。お正月休みや連休をは

さんでいれば、落ち着いて勉強できる。期間を半年位にしていただいたら助かります。

正社員/非服飾系出身/51才以上

一度やってみてまた後ほどやろうと思ったがなかなか時間が取れず期間が終わってしまった。

正社員/服飾系出身/36~40才

受講期間がもう少し長いと助かります。ありがとうございました。また受けたいと思っています。

正社員/非服飾系出身/31~35才

回答できる期間を長く そして 再度行っていただけることを希望します。 契約社員/服飾系出身/51才以上

非常に面白くまた、勉強になったが、時間が無くて全て出来なかったことが非常に残念でした。

会社役員/非服飾系出身/51才以上

出来るのが食事の後の夜や休日しか時間が取れないので、もう少し受けたい気持もありましたが、今回は最後まで受講することが出来ませんでした。今後、また講座を受ける機会がありましたらぜひ参加させていただきたいと思います。

契約社員/その他/51才以上

講座は、大変価値のあるもので最初は全てを受講したいと思っていましたが、時間が足りなくて断念いたしました。また、このような機会がありましたら受講したいと思っています。アパレル業務に携わる自分にとって、とてもためになる講習でした。今後、また開催になりましたら受講したいと思います。

契約社員/その他/51才以上

<教材内容についての意見・要望> テキスタイル編の解説が、文字中心でやや飽きてしまうので、もう少し画像や

イラストがあるとよいと思った。産地に関する内容はすごく良かった。 MD編、販売員編は、取り組みやすかった。

契約社員/非服飾系出身/31~35才

内容のわかりやすさに興味を持ちました。もっとしっかりと勉強したいと思い、教材を購入しました。

正社員/非服飾系出身/21~25才

基礎の内容から応用まで、今の情報をリアルに学べた点が大変勉強になりました。 また、解答に対する解説だけではなく、派生する内容に関しても丁寧な解説をしていただいたため、各項目についてより深く理解することができました。

正社員/非服飾系出身/26~30才

知識的にも知らないことが多かった分たくさんのことを学ぶことができました。

学生/非服飾系出身/21~25才

質問の内容に曖昧な表現があり、選択し辛いものもあった。 正社員/非服飾系出身/31~35才

ニットについて、もう少し触れてほしい。 正社員/非服飾系出身/31~35才

デザイナー向け講座もお願いします。流行発信情報なども交えて勉強&情報収集とできると楽しみながらできると思います。よろしくお願いします。

契約社員/服飾系出身/51才以上

仕事内容と合致しなかったため、途中で講座を辞めてしまいました。 正社員/非服飾系出身/46~50才

さらに幅広く設問を作成していただきたい。 契約社員/服飾系出身/51才以上

専門的な言葉はわかりづらい部分ありましたが、売り場にいて、さらにためになる姿勢や共感できる箇所は確認できたので、受講してよかった。入門の部分にさらに、どんな内容か、箇条書きがあったら、始めたいテキストのイメージがわきやすいかなと思った。

契約社員/その他/20才以下

158

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<設問数・解説文の分量についての意見・要望> 問題に関しては適量であったと思う。解説部分に関しては、少し長いと感じた。 正社員/非服飾系出身/20才以下

電車に乗っている間だけやってみたが、降りるまでに最後まで終わらないので続けられなかった 正社員/服飾系出身

/26~30才

問題に関しては適量であったと思う。解説部分に関しては、少し長いと感じた。 正社員/非服飾系出身/20才以下

<eラーニングシステム jについての意見・要望> 繰り返し学べるところがよかった。また機会があれば、できなかった部門にチ

ャレンジしたいと思う。 契約社員/その他/20才以下

スマートフォンでやることができたので空いた時間にやりやすく、とても良かったです。

学生/非服飾系出身/21~25才

今回はPCのみで受講しましたが、タブレットやスマートフォンでも受講できる点は大変便利だと思いました。このような e-learningが今後あれば、是非また受講したいと考えております。

正社員/非服飾系出身/26~30才

人事総務部として社員教育の一環として利用しました。 スマホでも利用でき、個人の都合で好きなときに好きなだけ利用できる便利さはとても良かったです。

正社員/非服飾系出身/31~35才

仕事先からの案内に興味もちました。以前、テキストを本屋で購入しましたが、勉強せず、そのままになっていた経緯あり。今回は、スマホで、空いた時間に、好きな時にやれたので、気軽に受講できた。

契約社員/その他/20才以下

受講する時間は通勤などの空き時間なので、すぐに開けるようにアプリ化しているともっとやりやすかったです。

正社員/服飾系出身/21~25才

修了試験等も回答や解説が見られたら良かった。 正社員/服飾系出身/31~35才

終了後に各問題の解説がもう一度読みたいと思います。 正社員/非服飾系出身/51才以上

同じ内容の設問が何度も出たので、クリアしているのか(範囲を広く身についたのか?)実感がなかった

契約社員/服飾系出身/31~35才

決まった時間に問題がメールでくると忘れずにやれるのかなと思いました。 正社員/服飾系出身/36~40才

間違っている解答が有ったのでどう対応しようか迷ったものが有ったできれば、途中訂正した案内がほしかった。説明を何度も読み返したかったので、すぐに見やすい方法があったかどうかを知りたい。

その他/服飾系出身/51才以上

やりづらい。正解時には音が出るなどして欲しい。 学生/服飾系出身/20才以下

次の教材にいきやすくして欲しい。なかなか次に進めないのは飽きてくる。 正社員/その他/46~50才

<受講体験についての意見・要望> 学生以来、アパレルのテストを受ける機会がいただけて勉強する楽しさを再度味わえました。

パート・アルバイト/その他/36~40才

良い学びになりました。 正社員/非服飾系出身/31~35才

初めての受講で、どのような内容か興味もあり、アパレルはまだ5~6年しか経験がなく、今までで分からないことも受講を受けたことにより発見もありプラスになりました。

契約社員/その他/51才以上

159

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自分のこれまでの販売経験で得たものが、どれだけ理解できているのかを知りたかったので、修了できたときは、久しぶりに充実した気持ちになりました。

契約社員/その他/20才以下

今後、このような機会があれば内定者や新入社員にも (社員とは別で、半強制的に)教育の一環として導入を検討したいと思います。

正社員/非服飾系出身/31~35才

160

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「社会人の基本マナー・一般常識」分野で、今後、学んでみたい学習テーマには、「一般ビジネスマナー」(59.2%)、「社会常識/一般常識」(53.9%)と多かった。 ただし、平成 25年度、平成 26年度の結果と比較すると、この 2テーマを希望する比率は、14~18ポイントほど低下している。また、「接客マナー(販売用)」も同様に、前回よりも 15ポイント程度低下している。 一方、「ITリテラシー」については 46.1%であり、前回(平成 26年度)の 14ポイントほどアップしている。これは、前回と比べ、受講者における、学生の割合が低下し、働く人の割合が増えたことや、アパレル企業以外の企業からの参加者が比較的多く含まれていることも影響しているかもしれない。

<社会人の基本マナー・一般常識> (MA) N=76

社会人の基本マナー・一般常識 平成 25年度

(N=96) 平成 26年度

(N=122) 今回(平成27年度)

(N=76)

構成比 構成比 件数 構成比

接客マナー(販売用) 40.6% 44.3% 22 28.9%

一般ビジネスマナー 75.0% 73.8% 45 59.2%

社会常識/一般常識 72.9% 71.3% 41 53.9%

ITリテラシー 40.6% 44.3% 35 46.1%

28.9%

59.2%

53.9%

46.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

接客マナー(販売用)

一般ビジネスマナー

社会常識/一般常識

ITリテラシー

(%)

<社会人の基本マナー・一般常識> (MA)

設問 12 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <社会人の基本マナー・一般常識> (いくつでも)

161

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「一般ビジネス実務(初級)」分野で、今後、学んでみたい学習テーマには、「プレゼンテーション力」(60.5%)が最も多く、「情報の収集/選別/活用法」(51.3%)、「コスト感覚」(47.4%)などが続いた。 これら 3つのテーマは、多少の順位変動はあるものの、平成 25年度、平成 26年度も上位3テーマとして選ばれている。また、そのほかのテーマついても、平成 25年度、平成 26年度から大きな順位変動や構成比の目立った増減は見受けられない。 <一般ビジネス実務(初級)> (MA) N=76

一般ビジネス実務(初級) 平成 25年度

(N=96) 平成 26年度

(N=122) 今回(平成27年度)

(N=76) 構成比 構成比 件数 構成比

コスト感覚 57.3% 59.8% 36 47.4% 企画書作成術 50.0% 54.1% 34 44.7% 情報の収集/選別/活用法 61.5% 57.4% 39 51.3% 物流・流通の仕組み 36.5% 48.4% 31 40.8% プレゼンテーション力 66.7% 69.7% 46 60.5% クレーム対応術 51.0% 46.7% 31 40.8% メンタルヘルス入門 44.8% 32.0% 24 31.6% パワハラ/セクハラ 20.8% 21.3% 18 23.7%

47.4%

44.7%

51.3%

40.8%

60.5%

40.8%

31.6%

23.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

コスト感覚

企画書作成術

情報の収集/選別/活用法

物流・流通の仕組み

プレゼンテーション力

クレーム対応術

メンタルヘルス入門

パワハラ/セクハラ

(%)

<一般ビジネス実務(初級)> (MA)

設問 13 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <一般ビジネス実務(初級)> (いくつでも)

162

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「一般教養/人間力アップ」分野では、「問題解決力」(59.2%)、「コミュニケーション力」(55.3%)、「営業力」(47.4%)などが続いた。 これら 3つのテーマは、多少の順位変動はあるものの、平成 25年度、平成 26年度も上位3テーマとして選ばれている。 一方、構成比が低下したテーマとしては、「気づく力/気配り/気遣い」が前回から 17.1ポイント減の39.5%、「聴く力/傾聴力」も 14.5ポイント減の 35.5%に低下した。

<一般教養/人間力アップ> (MA) N=76

平成 25年度 (N=96)

平成 26年度 (N=122)

今回(平成27年度) (N=76)

一般教養/人間力アップ 件数 構成比 件数 構成比 コミュニケーション力 74.0% 70.5% 42 55.3% 気づく力/気配り/気遣い 65.6% 56.6% 30 39.5% 聴く力/傾聴力 59.4% 50.0% 27 35.5% 突破力 44.8% 42.6% 26 34.2% 問題解決力 71.9% 58.2% 45 59.2% 営業力 46.9% 56.6% 36 47.4% 仕事に対する基本的な心構え 42.7% 41.0% 27 35.5% 道徳/人間力 36.5% 43.4% 18 23.7% 日本文化/伝統技術 24.0% 39.3% 26 34.2% やりがい/生きがい 42.7% 34.4% 21 27.6%

55.3%

39.5%

35.5%

34.2%

59.2%

47.4%

35.5%

23.7%

34.2%

27.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

コミュニケーション力

気づく力/気配り/気遣い

聴く力/傾聴力

突破力

問題解決力

営業力

仕事に対する基本的な心構え

道徳/人間力

日本文化/伝統技術

やりがい/生きがい

(%)

<一般教養/人間力アップ> (MA)

設問 14 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <一般教養/人間力アップ> (いくつでも)

163

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「アパレル専門知識」分野では、「カラーコーディネイト」(55.3%)が最も多く、「アパレル商品知識」(53.9%)、「アパレル/ファッション業界用語」(50.0%)、「素材/テキスタイル知識」(50.0%)などが続いた。 なお、「素材/テキスタイル知識」は、前回の平成 26年度は、63.1%だったが、今回は、50.0%と、13.1ポイント減となった。これについては、今回、教材に新たに「テキスタイル入門」が追加され、ある程度要望が満たされたことで、ポイントが減少した可能性が高い。 そのほか、今回選択肢として追加された「販売スタッフ インバウンド接客編」、「インバウンド・マーケティング」、「ネット販売入門」の 3テーマも、ある程度の数の要望が集まった。一方、、「ブランディング」の前回 16.7ポイント減の 38.2%、「縫製技術」は、14.6ポイント減の 39.5%となった。

設問 15 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <アパレル専門知識> (いくつでも)

<アパレル専門知識> (MA) N=76

アパレル専門知識 平成 25年度

(N=96) 平成 26年度

(N=122) 今回(平成27年度)

(N=76) 構成比 構成比 件数 構成比

アパレル/ファッション業界用語 53.1% 64.8% 38 50.0% 販売スタッフ 応用編 ─ 38.5% 19 25.0% 販売スタッフ インバウンド接客編 ─ ─ 20 26.3%

インバウンド・マーケティング入門 ─ ─ 20 26.3%

バイヤー入門 30.2% 37.7% 20 26.3% MD入門 37.5% 48.4% 27 35.5% VMD入門 29.2% 36.1% 17 22.4% プレス入門 19.8% 41.0% 20 26.3% 素材/テキスタイル知識 58.3% 63.1% 38 50.0% アパレル商品知識 50.0% 54.1% 41 53.9% 商品調達(生産・バイイング)入門 ─ ─ 23 30.3%

縫製技術 39.6% 54.1% 30 39.5% 生産工学/生産の背景 36.5% 38.5% 26 34.2% カラーコ-ディネイト 37.5% 44.3% 42 55.3% スタイリング 36.5% 48.4% 29 38.2% ファッションの歴史 34.4% 48.4% 23 30.3% トレンド/流行予測 53.1% 55.7% 36 47.4% ブランディング ─ 54.9% 29 38.2% ネット販売入門 ─ ─ 27 35.5%

164

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50.0%

25.0%

26.3%

26.3%

26.3%

35.5%

22.4%

26.3%

50.0%

53.9%

30.3%

39.5%

34.2%

55.3%

38.2%

30.3%

47.4%

38.2%

35.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

アパレル/ファッション業界用語

販売スタッフ 応用編

販売スタッフ インバウンド接客編

インバウンド・マーケティング入門

バイヤー入門

MD入門

VMD入門

プレス入門

素材/テキスタイル知識

アパレル商品知識

商品調達(生産・バイイング)入門

縫製技術

生産工学/生産の背景

カラーコ-ディネイト

スタイリング

ファッションの歴史

トレンド/流行予測

ブランディング

ネット販売入門

(%)

<アパレル専門知識> (MA)

165

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「一般ビジネス知識(中級)」分野では、「マネジメント入門」(46.1%)、「マーケティング入門」(44.7%)というビジネス中級レベルおける定番的なテーマが選ばれた。 それらに続いて、入門的なコースから学びの内容を絞り込んだ「数字の読み方・考え方」(40.8%)、「企画・生産のタイムマネージメント」(40.8%)などが選ばれている。 一方、平成 25年度、平成 26年度、比較的多くあげられた「ビジネスコーチング入門」、「ロジカルシンキング」、「チーム・ビルディング入門」はポイントを減らしている。

<一般ビジネス知識(中級)> (MA) N=76

一般ビジネス知識(中級) 平成 25年度

(N=96) 平成 26年度

(N=122) 今回(平成 27年度)

(N=76)

構成比 構成比 件数 構成比

ロジカルシンキング 43.8% 41.8% 25 32.9%

数字の読み方・考え方 50.0% 50.8% 31 40.8%

マネジメント入門 61.5% 50.8% 35 46.1%

マーケティング入門 51.0% 50.0% 34 44.7%

ビジネスコーチング入門 36.5% 40.2% 19 25.0%

チーム・ビルディング入門 34.4% 34.4% 20 26.3%

貿易実務 14.6% 31.1% 25 32.9%

販売心理学 42.7% 45.9% 28 36.8%

企画・生産のタイムマネージメント 42.7% 40.2% 31 40.8%

サプライチェーン(国内外の連携) 19.8% 27.9% 17 22.4%

設問 16 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <一般ビジネス知識(中級)> (いくつでも)

32.9%

40.8%

46.1%

44.7%

25.0%

26.3%

32.9%

36.8%

40.8%

22.4%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%

ロジカルシンキング

数字の読み方・考え方

マネジメント入門

マーケティング入門

ビジネスコーチング入門

チーム・ビルディング入門

貿易実務

販売心理学

企画・生産のタイムマネージメント

サプライチェーン(国内外の連携)

(%) <一般ビジネス知識(中級)> (MA)

166

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設問 17 今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?(いくつでも) <起業> (いくつでも)

「起業」分野では、平成 26年度には、「アパレル起業を考える前の予備知識 1 ~コンセプト/起業の心得」が 82.0%となるなど高い支持を集めていたが、今回は 40.8%となり、41.2ポイントの大幅な下げとなった。 他の2テーマについても、「アパレル起業を考える前の予備知識 2~事業計画/資金調達」が、65.6%から 39.5%へと、26.1ポイント減少。「アパレル起業を考える前の予備知識 3~経営とは」も、66.4%から 35.5%へと、30.9ポイント減少した。 「起業」分野については、平成 25年度は、3テーマとも 50パーセント台前半であったため、平成 26年度の 80パーセント台というのは、むしろ高すぎる数字だったとも言える。 また、前回、前々回は、学生やフリーターの参加者が多く、また、20代の割合も多かったため、将来の夢として、自分のブランドを立ち上げたい、ショップを経営したい等の起業マインドをもった層の割合が多かったことも想像されるが、今回は、アンケート回答者のうち、75%が「正規雇用」者であり、また、年齢層も、40代、50代も含め、比較的上の年代へ向かって年齢層が分散していることで、前回と比べると、起業マインドという点では低くかったのかもしれない。

<起業> (MA) N=76

起業 平成 25年度

(N=96) 平成 26年度

(N=122) 今回(平成 27年度)

(N=76)

構成比 構成比 件数 構成比 アパレル起業を考える前の予備知識 1 ~コンセプト/起業の心得 54.2% 82.0% 31 40.8%

アパレル起業を考える前の予備知識 2 ~事業計画/資金調達 50.0% 65.6% 30 39.5%

アパレル起業を考える前の予備知識 3 ~経営とは 52.1% 66.4% 27 35.5%

40.8%

39.5%

35.5%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%

アパレル起業を考える前の予備知識1

~コンセプト/起業の心得

アパレル起業を考える前の予備知識2

~事業計画/資金調達

アパレル起業を考える前の予備知識3

~経営とは

(%) <起業> (MA)

167

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設問 18 会社員の方におたずねします。会社で実施されている社員教育内容について、全て選択してください。(※契約社員、派遣社員含む) (※会社員以外の方は、2つ先の設問(設問 20)へお進みください。)

回答者のうち、正社員、契約社員、派遣社員(計 58人)に対して、会社で実施されている社員教育の内容についてたずねたところ、最も多かったのは、「集合研修」で 603%、次いで、「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」が 39.7%、「eラーニングによる研修」が 37.9%となっている。 なお、「eラーニングによる研修」と回答したのは、58人中 22人(37.9%)であり、「正社員」が 18人、「契約社員」が 3人、パート・アルバイトが 1人という割合であった。また、アパレル経験別に見ると、「アパレル経験なし」が 9人含まれている。 また、「産地・工場見学研修」を行っていると回答したのは 18人(31.0%)で、全て「正社員」であり、職種については「販売スタッフ」、「デザイナー」、「営業・マーケティング」、「品質管理」、「バイヤー」、「メーカーMD」など様々である。 また、「各種スクールへの受講支援(受講費補助など)」は、12人(20.7%)で、「正社員」10人、「会社役員」1人、「契約社員」1人であった。

<会社で実施されている社員教育内容> (MA) n=58 順位 会社で実施されている社員教育内容 件数 構成比 1位 集合研修(講演など) 35 60.3% 2位 OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング) 23 39.7% 3位 eラーニングによる研修 22 37.9% 4位 産地・工場見学研修 18 31.0% 5位 テキストなどの教材による研修 14 24.1% 6位 各種スクールへの受講支援(受講費補助など) 12 20.7% 7位 通信教育(添削など) 2 3.4% 8位 その他 3 5.2%

合計 129 ─

60.3%

24.1%

31.0%

37.9%

39.7%

3.4%

20.7%

5.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

集合研修(講演など)

テキストなどの教材による研修

産地・工場見学研修

eラーニングによる研修

OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)

通信教育(添削など)

各種スクールへの受講支援(受講費補助など)

その他

(%)

<会社で実施されている社員教育内容> (MA) n=58

168

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設問 19 (前の質問(Q18)にご回答いただいた方のみ) (※それ以外の方は、次の設問へお進みください。) ご回答いただいた教育内容に、満足していますか。

前の設問 18の教育研修内容についての満足度をたずねたところ、「まあ満足している」(43.1%)、「とても満足している」(5.2%)で、合わせて 48.3%(28人)が現状の教育研修内容に満足している。 一方、「満足していない」(10.3%)、「あまり満足していない」(12.1%)を合わせると 22.4%(13人)である。満足していると回答した 28人と、満足していないと回答した 13人が、それぞれ受けている教育研修内容の種類を比較すると、満足していると回答した人は、概して、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)のほか、集合研修、テキスト教材を使った研修、産地・工場見学、eラーニング研修、各種スクールへの受講支援など、複数の研修メニューが用意され、社員研修の制度もそれなりに整っている様子がうかがえる。 一方、研修は「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」のみと回答している人は、満足している人では7%、満足していない人では 38.4%と高めである。ただし、満足していないという人でも、残りの 6割は、集合研修、産地・工場見学などを受けており、研修メニューのバリエーションというより、研修の内容の充実度で評価が分かれているのかもしれない。

<会社で実施されている社員教育内容への満足度> (SA) n=58 会社で実施されている 社員教育への満足度 件数 構成比

とても満足している 3 5.2% まあ満足している 25 43.1% どちらともいえない 17 29.3% あまり満足していない 7 12.1% 満足していない 6 10.3%

合計 58 100.0%

169

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設問 20 業務に必要と思われる資格や検定の受験準備をする際に、eラーニングがあれば活用しますか。

「資格試験・検定試験の受験準備として eラーニングがあったら活用するか」という質問については、「活用する」が 51.3%、「内容により、検討する」が 47.4%となり、大半の回答者は、eラーニング教材が、資格試験や検定試験に対応した内容であれば、eラーニングを受験準備に活用する価値はあると評価している。

<資格試験・検定試験の準備における eラーニング活用意向> (SA) N=76 資格試験・検定の準備における

eラーニング活用意向 件数 構成比

活用する 39 51.3% 活用しない 1 1.3% 内容により、検討する 36 47.4%

合計 76 100.0%

170

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設問 21 今回のeラーニングと同程度の教材を有料で受講するとしたら、いくらが適切ですか。

eラーニング教材を、有料で受講する場合の価格設定については、選択肢の中で最も低価格設定であった「3,000円程度」が 43.4%、「5,000円程度」が 18.4%となった。また、「よくわからない」も 32.9%であった。 「3,000円程度」の回答者と、「5,000円程度」の回答者とで、「年齢層」、「正規雇用/非正規雇用別」などでなんらかの特徴があるか見てみたが、特に年齢や雇用形態による明確が違いは見出せなかった。 前の設問 20の「活用する」と「内容により、活用したい」という2つの回答との関連では、「3,000円程度」の回答者では、「活用したい」が 66.7%、「内容により、活用したい」が 33.3%であり、一方、「5,000円程度」の回答者では、「活用したい」が 35.7%と低くなり、「内容により、活用したい」が 64.3%と高くなる。 「5,000円程度」と回答した人は、それなりの価値があれば、相応の金額を対価として支払ってもよいと考えがあるのかもしれない。

<有料eラーニング教材の価格設定別受講意向> (SA) N=76 有料eラーニング教材の 価格設定別受講意向 件数 構成比

3,000円程度 33 43.4% 5,000円程度 14 18.4% 10,000円程度 3 3.9% 20,000円程度 1 1.3% よくわからない 25 32.9%

合計 76 100.0%

171

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設問 22 あなたは、このようなeラーニング講座を、友人・知人に情報を伝えたいと思いましたか。

今回の eラーニング講座について、友人・知人に伝えたいと思ったかどうかという質問については、「伝えたいと思い、実際に伝えた」が 22.4%、「伝えたいと思ったが、実際には伝えなかった」が 26.3%で、合わせると 48.7%となり、今回の eラーニング講座については、半数近い回答者が友人・知人に伝えてもよいと思えるようなプラス評価がされた。 「伝えたいと思った」回答者は、このアンケートの設問1の「アンケートを受講してみてよかったかどうか」という設問でも、「とてもよかった」もしくは「まあよかった」と回答している。 一方、「どちらとも言えない」という回答も 39.5%あり、友人・知人に推薦、推奨するレベルまでのものではない、という見方もある。 「どちらとも言えない」の回答者 30人についても、設問 1で「とてもよかった」もしくは「まあよかった」と回答した人は 25人(83.3%)を占めており、今回の eラーニング講座については、ある程度満足している回答者が多いようだが、友人・知人に推薦、推奨するには、何かが不足しているか、何らかの改善がされるべきと感じているのかもしれない。

<eラーニング講座の友人・知人への情報伝達> (SA) N=76 eラーニング講座の

友人・知人への情報伝達 件数 構成比

伝えたいと思い、実際に伝えた 17 22.4% 伝えたいと思ったが、実際には伝えなかった 20 26.3% どちらとも言えない 30 39.5% 伝えたいとは思わなかった 9 11.8%

合計 76 100.0%

172

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設問 23 そのほか、ご意見、ご感想、ご要望などありましたら、ご記入ください。(1,000文字以内)

最後に今回の eラーニングについて、全体的な意見、感想、要望をたずねた結果は、以下の通りである。 概ね良好な評価が多いが、受講期間が短く、もっと受講期間を延ばしてほしいという要望が目立っている。 (※設問 11の意見・要望も同様に、受講期間を延ばしてほしいという意見が目立った。)

会社に研修制度がなく、独学しています。あと1度、無料の e-learningがありましたら、2月から開始して欲しいです。独学で、勉強していますので、画面だと分かりやすい。期間を延ばしてほしいです。 仕事が忙しいと、1週間があっと言う間にすぎてしまい、くたくたの日もあります。宜しくお願い致します。

正社員/非服飾系/51才以上

とても満足しています。 正社員/非服飾系/20才以下

勤務中は受講できないので、夜自宅で受講いたしました。忙しくなってくるとなかなか時間が取れず、思うように出来ませんでした。

契約社員/その他/51才以上

今回の e-learning受講は普段あまり学習できる内容ではなかったので とても役にたったと思う。他の学習テーマもぜひ学んでみたい。

正社員/非服飾系/31~35才

今回たまたま知り 活用させていただきましたが 以前からあったならば もっと前からやりたかったと思います。今回時間がなく途中で断念でしたが コンスタントにできれば 積み重ねになると思います。務めてしまうと勉強をする機会が少なくなるので是非皆さんにもっと知らせていってほしいと思います。ぜひ 継続してお知らせください。よろしくお願いします。

契約社員/服飾系/51才以上

今回受講した内容のテキストなどがあれば購入したいと思いました。 パート・アルバイト/その他/36

~40才 ブランディング・プレス関係のものがあれば是非行ってみたい。 正社員/非服飾系

/31~35才 良い学びになりました。 正社員/非服飾系

/31~35才 今後も興味をもてるわかりやすい教材があれば受講したい。心理的なものを勉強したい。販売職に役立つもので。

契約社員/その他/20才以下

社員教育に利用したいです。 コストの面が問題ですので、無料で提供していただければ、導入しやすく(会社側の承認がとりやすく)大変助かります。なかなか難しいとは思いますが。

正社員/非服飾系/31~35才

また、このような機会がありましたらぜひ受講したいと思います。 契約社員/その他/51才以上

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5.参考資料 事業成果報告会資料 ※ファッション分野 産学コンソーシアム 事業成果報告会

2016年2月10日(水)東京会場 2016年2月16日(火)大阪会場

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⽂部科学省委託事業

e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト

学校法⼈⽂化学園国際ファッション産学推進機構

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業 事業計画概要 (様式1)(別紙4)①【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

課題・ニーズ・背景・⽬的①社会⼈の学び直しの需要が⾼まってきている。特に地⽅において、⼈材教育への取組みが企業を中⼼に活発化している

②地域商圏に根差し、地域独⾃のファッションビジネスに取組む企業が増えている。

③テキスタイルの知識を有した販売スタッフ、産地特性に精通したバイヤー・MD職の⼈材需要が⾼まっている。

④地域で働く⼈々であっても、地域の産地特性や素材に関する知識は必要

⑤時間に制約のある企業⼈でも利⽤できる学習プログラムの構築が求められている

これまでの取組成果との継続性・関連性a.全国版社会⼈教育研修プログラムの開発(H23-H26)➤毎年の社会変化に対応した研修プログラムの開発を⾏うとともに、企業ニーズに沿った中核的専⾨⼈材像を定めている。

b.全国版社会⼈教育研修プログラムの実証(H24-H26)➤H24にはクラウド型インターネットサービスでの講義、演習を実施し、H25・H26にはe-learningにおける教育を実施。

c.地域版社会⼈教育研修プログラムの開発・実証(H27)➤H27には、昨年度構築した学習内容に対する課題や改善点を修正して新たに学習プログラムを構築。各職種の基礎的な内容に加え、応⽤編においてはテキスタイルを理解した販売スタッフ、産地特性に精通したバイヤー・MDを育成するための地域版社会⼈教育学習プログラムを開発し、実証する。各地域におけるファッション系団体に協⼒を仰ぎ、e-learningへの受講を促す。

社会⼈学び直し学習プログラム開発・実証

【地 域 版】

平成27年度の具体的な取組概要① 企画・検討

○カリキュラム検討委員会にて学習プログラムを構築

○課題・ニーズ・改善点の整理と対応策検討

○達成度評価の内容の検討

③ e-learning実施

○地域の企業⼈と委員会委員が在籍する学校の卒業⽣を対象

○H27.11⽉〜12⽉に実施○受講者への修了試験実施と

修了証、達成度評価の付与

② 調 査

○受講者への満⾜度や改善や課題等のアンケート調査

④ 普及活動

○報告書を作成し、全国に配布。○主幹校HPに掲載。○各地域の業界団体に周知

カリキュラム検討委員会

カリキュラム検討 達成度評価検討課題解決

事 務 局

トータルコーディネート 事業内容検討e-learning運営

教育機関 ・・・・

地⽅団体

情報提供情報共有

⽅針の決定プロジェクト進捗報告

実施体制イメージ第三者評価委員会

プロジェクト評価

参加・協⼒機関教育界

⽂化学園国際ファッション産学推進機構/横浜 f カレッジ/上⽥安⼦服飾専⾨学校/⾦沢⽂化服装学院/⾹蘭ファッションデザイン専⾨学校/⼯学院⼤学

産業界㈱リクルートマーケティングパートナーズ/㈱インテリジェンス/アイ・ディー・ワークス/㈱東京ソワール/㈱MORIパーソネルクリエイツ/㈱アドスインターナショナル/㈲インディーロム

ファッション業界団体(⼀財)⽇本ファッション教育振興協会/(⼀社)⽇本アパレル・ファッション産業協会・・・・

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平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業 事業計画概要 (様式1)(別紙4)②【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

活動指標(アウトプット)

成果内容○ 各職種の基礎的な内容に加え、テキスタイルの知識を有する販売職、産地

特性を正しく理解するバイヤー・MD向けの社会⼈教育学習プログラムを構築(e-learningシステムを利⽤した学習プログラムの提供)

○ 達成度評価基準の再検討、開発○ 学習プログラムを修了した受講者に対する修了証の作成(修了証の付加価

値も検討)○ 今後の発展性も考慮した受講者アンケートを実施(満⾜度や課題など)

具体的な活動指標○ e-learning受講者に対する満⾜度、課題、要望などのアンケート調査。受

講者400名を想定して実施する(取組②)

○ 実証講座受講者数400⼈を想定(取組③)○ 成果物配布先500件(企業300件、教育機関100件、業界団体100件(取組

④)

活動⽬標(アウトカム)

○ ⾼等教育機関で学び直しを⾏っている社会⼈の⼈数は11.1万⼈(⽂部科学省調べ 平成27年3⽉時点)である。その中で、⼤卒社

員が学び直しに求めるのは「仕事に必要な専⾨的知識」が75.8%に上っている。本事業では、こういった要望に応え、販売スタッフ、バイヤー・MDが実践の現場で活⽤できる知識を習得するための学習プログラムを構築する。(課題①)

○ 報告書を作成し、企業や業界団体、教育界などに約500部発送し、配布された各機関が今後の社内教育などに活⽤できることを狙う(課題②③④)

○ e-learningへの参加を促す上で、地⽅の業界団体に地域企業への周知協⼒を依頼する。同時に、その業界団体⾃体へも本事業の仕組みなどを説明し、地域での育成事業に取り⼊れていただけるよう、普及活動を⾏う(課題⑤)

平成27年度の成果の活⽤①事業成果周知のため、事業報告書のデータをHPで公開する。

②e-learningを個々の企業や学校で実施することは難しいと考えられるため、特に業界団体に対して事業成果の活⽤を促し、e-learningの取組みを各地域で実施できるよう推進する。

③個々のキャリアアップに⽣かせるよう、各ユニットにおける修了証と、総合修了証を作成する。

24年度23年度 27年度26年度25年度

①全国版モデルカリキュラム開発

②全国版モデルカリキュラム実証

③地域版モデルカリキュラム開発

④地域版モデルカリキュラム実証

それぞれの年度における成果

○全国的に使⽤できる社会⼈向けの教育プログラムを、毎年社会的ニーズに沿った内容で開発した

○1年⽬は研修内容の確認、2年⽬はゼネラリストプロデューサー育成のための講義・演習をクラウド型インターネットサービスの利⽤して企業⼈を対象に実施。

○3・4年⽬はe-learningを使⽤。3年⽬はマナーなどの基礎的な内容を盛り込んだ内容を中⼼に実証。4年⽬は、アパレルに特化した内容で基礎的な内容を学ぶとともに、応⽤編も実施。全国のアパレル企業をはじめ、専⾨学校を卒業した未就職者などを対象とした。 ○平成26年度に開発した全国版モデ

ルカリキュラムの⼀部を⽣かしつつ、テキスタイルを理解した販売職、産地特性に精通したバイヤー・MDを育成するための地域版学習プログラムを開発

○本年度新たに開発した地域版学習プログラムを、業界団体の協⼒を得ながら各地域で実施する

○受講予定者400名を想定(昨年対⽐同数程度)

⑤全国的な展開への取組

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業 事業計画概要 (様式1)(別紙4)③【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

28年度以降

○平成27年度に作成した学習プログラムを各地域の業界団体が活⽤。

○学習プログラムの内容を盛り込んだ報告書を使⽤し、企業研修や学校教育に活⽤

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平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業 e-learning実施イメージ【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

Lv.1 『販売スタッフ再⼊⾨【基礎編】』

Lv.2 『販売スタッフ再⼊⾨【基礎編】』

Lv.3 『販売スタッフ再⼊⾨【専⾨知識編】』

Lv.4 『販売スタッフ再⼊⾨【専⾨知識編】』

Lv.1 『バイヤー・MD再⼊⾨【基礎編】』

Lv.2 『バイヤー・MD再⼊⾨【基礎編】』

Lv.3 『バイヤー・MD再⼊⾨【専⾨知識編】』

Lv.4 『バイヤー・MD再⼊⾨【専⾨知識編】』

『受講後アンケート』(受講者全員を対象)

販売スタッフ修了試験

点数の⾼低による「A〜E」の評価

11 ⽉ 〜 学 習 開 始 〜 12 ⽉ 終 了

各教材で4つのLvを制覇すると、その教材の『修了試験』が表⽰される。その内容は、教材の解説を熟読して理解していれば解けるレベル設定。

全3教材を修了すると総合修了試験が表⽰される

販売スタッフ編 修了証授与(PDF)

Lv.1 『産地・テキスタイル⼊⾨【基礎編】』

Lv.2 『産地・テキスタイル⼊⾨【基礎編】』

Lv.3 『産地・テキスタイル⼊⾨【専⾨知識編】』

Lv.4 『産地・テキスタイル⼊⾨【専⾨知識編】』

バイヤー・MD修了試験

バイヤー・MD編 修了証授与(PDF)

産地・テキスタイル修了試験

産地・テキスタイル編 修了証授与(PDF)

総合修了試験

全ユニット修了

総合修了証授与(賞状等)

点数の⾼低による「A〜E」の評価

各Lv. 設問15問 各Lv. 設問15問 各Lv. 設問10問

受講者全員を対象。感想や満⾜度、改善点など

トップ画⾯に3つの教材が表⽰される。どの教材からでも受けることが可能。

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

受講期間:2015年11⽉2⽇(⽉)10:00 〜 同12⽉31⽇(⽇)23:59

エントリー受付期間:2015年10⽉21⽇ 〜 同12⽉31⽇まで

対 象 者 :すべての⼈が対象(社会⼈中⼼に周知を実施)

教材内容:販売スタッフ⼊⾨編 全60問

バイヤー・MD⼊⾨編 全60問

テキスタイル⼊⾨編 全40問

周知⽅法:①プロジェクト委員が在籍する地域への普及活動

②各地域の業界団体の協⼒による普及活動

③卒業⽣のネットワークサイトへの情報掲載

④facebookに情報ページを開設

※今年度は試験的に、普及⽅法を極⼒ペーパーレスとし、SNSやメール、電話告知などで周知している。

実 施 概 要

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

登録者数 413名

登録者数県別内訳

北海道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6名

東 北 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1名

関 東 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 116名

中 部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 122名

近 畿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73名

中 国 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59名

四 国 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9名

九 州 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20名

不 明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7名

登録者数上位3県

① 愛知県85名 ② 東京都72名 ③⼤阪府・広島県各50名

職業別登録者数

○正社員304名 ○契約社員31名 ○派遣社員 3名

○会社役員18名 ○個⼈事業主(フリーのパタンナーなど)3名

○パート・アルバイト20名 ○家事⼿伝い3名 ○主夫・主婦3名

○学⽣19名 ○その他9名

登録者年齢別

○20歳以下・・・・・15名 ○21歳〜25歳・・・100名

○26歳〜30歳・・・70名 ○31歳〜35歳・・・63名

○36歳〜40歳・・・39名 ○41歳〜45歳・・・32名

○46歳〜50歳・・・37名 ○51歳以上・・・・・57名

登 録 者 詳 細

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

登録学習者数:413名 総受講回数:5,655回

<販売スタッフ編>

販売スタッフ⼊⾨ 基礎編 Level1 112名販売スタッフ⼊⾨ 基礎編 Level2 89名販売スタッフ⼊⾨ 専⾨知識編 Level3 77名販売スタッフ⼊⾨ 専⾨知識編 Level4 74名

<バイヤー・MD編>

バイヤー・MD⼊⾨ 基礎編 Level1 83名バイヤー・MD⼊⾨ 基礎編 Level2 68名バイヤー・MD⼊⾨ 専⾨知識編 Level3 63名バイヤー・MD⼊⾨ 専⾨知識編 Level4 60名

<テキスタイル編>

テキスタイル⼊⾨ 基礎編 Level1 89名テキスタイル⼊⾨ 基礎編 Level2 75名テキスタイル⼊⾨ 専⾨知識編 Level3 71名テキスタイル⼊⾨ 専⾨知識編 Level4 69名

修了者数

○販売スタッフ⼊⾨編・・66名○バイヤー・MD⼊⾨編・・56名○テキスタイル⼊⾨編・・64名

○総合修了試験・・・・・42名

受 講 詳 細

総合修了証(現物授与)179

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

Q1 今回のeラーニング講座を社員に受講させようと思った理由をお教えください。(⾃由記述)

○実務以外の専⾨知識を得る機会を設けたいが、時間を取らすことや、教材を⽤意することが難しい。また個々の学習度合も⾒えない。といった、現状の問題を解決させるために⾮常に有効。

○毎年、新⼊社員向けにビジネスマナーを学ぶ通信教育を⾏っておりました。今年は、内定者の適性や通信教育開始までの当社フォロー状況等から、ビジネスマナー以外にアパレル業界を勉強できるツールを導⼊したいと考え、御学のeラーニングを受講させていただきました。

○上司より紹介を受け、内容を拝⾒させていただいたところ下記の点で良かったため社員に受講させました。①料⾦がかからない②職種、勤務地、時間を問わず幅広い社員が受講できる③教材として他に類がなく優れていた(内容、仕組)

企業担当者へのアンケート

Q4本教材に関わらず、今後eラーニングの教材(有料)が普及した場合、従来の教育研修と合わせて活⽤する可能性はありますか。また、どういった教材があれば導⼊を検討されますか?(⾃由記述)

○アパレル業界に特化したeラーニングはあまりないため、現在のスタイルであれば引き続き検討いたします(ただし設問は毎年⾒直しする必要があるかと考えます)。

○⼈数やスケジュールの関係で集合教育には限界があります。そのため、eラーニングの⻑所を発揮するような研修であれば、普及していくと考えています。(ディスカッションを必要とするような研修には向きませんが、⼀⼈で知識を蓄積するような研修には向いていると思います。)

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

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Q5eラーニングの可能性について、ご参考までにお伺いします。⼈材育成ツールとしてのeラーニングの可能性について、下記の項⽬からお選びいただき、その理由もお教えください。(選択・⾃由記述)

1.将来、eラーニングは⼈材育成の中⼼的ツールとなる2.従来の社員教育の⼿法と合わせ、⼈材育成のツールの⼀つとして活⽤

が期待できる3.eラーニングはまだ未知数で、今後普及するかわからない4.従来の社員教育で⼗分だと考えられるため、現時点であまり可能性は

⾒いだしにくい。5.⼈材教育としてeラーニングに期待はできない。6.その他

○選択項⽬:2理 由:⾃習に向く。座ってるだけでは、前に進まない。与えられる

のではなく、⾃分から進める能動的な学び⽅が良い。

○選択項⽬:3理 由:eラーニングは、気軽に受講できるところはメリットとしてあ

りますが、書籍と違い、受講後にログインできないなど受講した内容を後⽇⾒ることができないデメリットもあり、効果を⾒ていく必要があると考えています。

○選択項⽬:2理 由:①知識研修がやりっぱなしにならないように、昇格試験以外

でも機会を設ける。また、異なる部署間の知識レベルを揃える

②世の中の変化に合わせ、適宜知識、情報のアップデートを⾏う

○選択項⽬:2理 由:時間と場所と受講回数の制限がないということが最⼤の⻑所だ

と思います。これらが活かせる分野であれば、活⽤できると考えます。

企業担当者へのアンケートQ6その他、何かございましたら、忌憚のないご意⾒を頂戴いただければ幸いです。

○ますますEラーニングが盛んになることを期待します。また、それと合わせて実務家が、仕事をしながらでもリアルに学べる機会が欲しいです。業界の発展のためにも、実務家が実務家を教える社会⼈向けのスクール、複数回開催のセミナーも欲しい。⽇本のモノづくりを発展させるためにも、次なる担い⼿のために必要だと思います。

○今回のものは継続して使⽤することはできないのでしょうか?私が教材を探すなかで、⼀般で購⼊でき、受講者の使いやすいテキストは少ないと感じております。また、問題によっては間違ったときの解説が難しく、そこでやめてしまったものもいるようです。

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

[複数回答可]: eラーニングに参加した経緯(いくつでも)

○ 現在在職している企業から・・・54.05%

○ 上司・知⼈から・・・28.38% ○ その他・・・9.46%

[複数回答可]: 学習に利⽤した端末(いくつでも)

○ PC・・・66.22% ○ スマートフォン・・・44.59%

○ タブレット・・・5.41%

[択⼀回答]: あなたは、今回のeラーニング講座を受けてよかったと思いますか。

○ とてもよかった。・・・40.54% ○ まあよかった。・・・43.24%

○ どちらともいえない。・・・10.81%

受講者へのアンケート

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

[複数回答可]: 今回のeラーニング講座を受講しようと思った理由を3つ以内で選択してください。(受講理由が4つ以上ある場合は、上位3つを選択)

○ スキルアップに役⽴ちそうだと思った。・・・58.11%

○ どんな学習内容なのか興味をもった。・・・36.49%

○ ⾃分の知識レベルを客観的に確認してみたかった。・・・29.73%

[複数回答可]: 実際にやってみて、今後のあなたの仕事や、スキルアップ、キャリアアップに役⽴ちそうだと思った教材はどれですか。該当するものを全て選択してください。

○ 販売スタッフ⼊⾨・・・32.43% ○ バイヤー・MD⼊⾨・・・35.14%○ テキスタイル⼊⾨・・・54.05%

[複数回答可]: 1回も受講しなかった⽅、あるいは、受講したものの途中で受講を⽌められた⽅にお尋ねします。受講しなかった理由、途中で受講を⽌めた理由について、該当するものを全て選択してください。

○ やる気はあったが、仕事等で忙しく、最後まで修了できなかった。・・・32.43%

○ (未受講)やる気はあり、気にもなっていたが、1回もやらないうちに締め切りになってしまった。・・・9.46%

○ やる気はあったが、教材数、設問数が多すぎて、最後まで修了できなかった。・・・8.11%

受講者へのアンケート

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

[複数回答可]: 今回のeラーニングの学習は、どのような時に⾏いましたか。該当するものを全て選択してください。

○ 会社や学校の休み時間に。・・・36.49%

○ ちょっとした隙間時間に。・・・35.14%

○ 電⾞やバスなどで移動中に。・・・31.08%

[択⼀回答]: 今回のeラーニング講座の難易度、教材内容についての評価を選択してください。

○ ちょうどよかった・・・35.14% ○ やや難しかった・・・43.24%

○ とても難しかった・・・13.51%

[択⼀回答]: 今回のeラーニング講座の分量についての評価を選択してください。

○ ちょうどよかった。・・・59.46% ○ やや多かった。・・・29.73%

○ とても多かった。・・・6.76%

受講者へのアンケート

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

[複数回答可]: 以下に提⽰する、今後あなたが学んでみたいと思う学習テーマはどんなものですか?

<社会⼈の基本マナー・⼀般常識>(いくつでも)

○ ⼀般ビジネスマナー・・・ 59.46 % ○ 社会常識/⼀般常識・・・ 54.05 %

○ ITリテラシー・・・ 45.95 %

<⼀般ビジネス実務(初級)> (いくつでも)

○ プレゼンテーション⼒・・・ 60.81 % ○ 情報の収集/選別/活⽤法・・・ 51.35 %

○ コスト感覚・・・47.30 %

<⼀般教養/⼈間⼒アップ> (いくつでも)

○ 問題解決⼒・・・ 59.46 % ○ コミュニケーション⼒・・・ 55.41 %

○ 営業⼒・・・47.30%

<アパレル専⾨知識> (いくつでも)

○ カラーコ-ディネイト・・・ 55.41 % ○ アパレル商品知識・・・ 54.05%

○ 素材/テキスタイル⽤語・・・51.35%

受講者へのアンケート

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

[択⼀回答]: 業務に必要と思われる資格や検定の受験準備をする際に、eラーニングがあれば活⽤しますか。

○ 活⽤する・・・51.35% ○ 活⽤しない・・・1.35%

○ 内容により、検討する。・・・47.30%

[択⼀回答]: 今回のeラーニングと同程度の教材を有料で受講するとしたら、いくらが適切ですか。

○ 3,000円程度・・・43.24% ○ 5,000円程度・・・18.92%

○ 10,000円程度・・・4.05%

[択⼀回答]: あなたは、このようなeラーニング講座を、友⼈・知⼈に情報を伝えたいと思いましたか。

○ 伝えたいと思い、実際に伝えた。・・・22.97%

○ 伝えたいと思ったが、実際には伝えなかった。・・・27.03%

○ どちらとも⾔えない・・・39.19%

受講者へのアンケート

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新たに加えた「テキスタイル」の教材が、受講者から、最も関⼼を持たれ、最もスキルアップに繋がりそうな教材と評価された。

これは、販売・バイヤー・MD職に必要ではあっても勉強する機会が限られている、素材に関する知識が学べる機会を提供されたことが評価につながったほか、業界が「素材軸」で動き始めたことに対応できた結果ともいえる。

ま と め

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

受講者が企業の管理下に置かれ受講する形態から、オープン参加に変更した結果、登録者全体に対しての着⼿率が思った以上に低くなり、着⼿したにも関わらず修了せずに離脱した者も多かった。

これについては、繊研新聞社が新たに開発した販売職向けに毎⽇送られるメルマガに問題が1問だけついてくる「サプリ」の効果が参考になる可能性がありそうだ。

また、“⾝銭をきらねば⾝につかない”ことを前提にすれば、eラーニングが事業化され有料(個⼈負担)になった場合は、⼀定の改善が期待できる可能性がある。

ま と め

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課題もあるが、全登録者の約1割(学習に着⼿した者の約2割強)が総合修了試験を終えていることから、意識や意欲が⾼い⼈々にはeラーニングとい学習スタイルが、極めて有効であるということが断⾔できる。

また、受講者を集めるに当たっては、団体や地域の権限を持った⼈に、eラーニングの有⽤性などを理解のうえ協⼒してもらうことと、⼈事担当者などの協⼒を得られると効果が⼤きくなる。

ま と め

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「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

受講者からは、検定試験などの準備教材的eラーニングがあ

れば活⽤したいという声も挙がっており、⼈事担当者からも

既存の研修を補完することを前提に、今回の教材を継続して

使いたい、納得いくeラーニング教材があれば活⽤したい

という声があがっているほか、既に内定社教育、新⼈研修で

eラーニングを活⽤している企業もあり、昇格のひとつの要

件に出来る可能性を指摘する企業あった。

ま と め

平成27年度「成⻑分野等における中核的専⾨⼈材養成等の戦略的推進」事業【職域プロジェクトA(クリエイティブ(ファッション分野)】

「e-learningによる地域版社会⼈学び直し推進プロジェクト」(⽂化学園国際ファッション産学推進機構)

普及にあたっては、オープン参加の可能性を残しながらも、

企業のトップや⼈事担当者の協⼒は不可⽋であり、そのため

には事業の主体は、全国の様々なファッション産業の

業界団体に⼀定のネットワークを持つ企業や団体が相応しく、

尚且つ単なる募集ではなく、受講者をしっかり集めきるため

の強⼒な営業⼒をも兼ね備えた組織であることが望ましい。

ま と め

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