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Page 1: 図書館城下町 大和市|図書館のまち食 事 中 ㄟ口分のせたスプヸンを渡す。 「自分で食べたい」と「遊び食べ」の境甲線を見梏める。
Page 2: 図書館城下町 大和市|図書館のまち食 事 中 ㄟ口分のせたスプヸンを渡す。 「自分で食べたい」と「遊び食べ」の境甲線を見梏める。

********** MessageMessageMessageMessage **********

子どもが好き嫌いなく、なんでも「おいしい!」といって食べてくれたら・・・きっとお父さんお母

さんはいつも笑顔でいられることでしょう。けれど子どもは、あれが食べたい、これはイヤなどだだを

こねることも多いものです。その上遊び食べも始めたら・・・さすがのお父さんお母さんも堪忍袋の緒

が切れてしまうことがあるでしょう。

でもその前に、子どもの欲求や行動をよく観察してみてください。まず親がしなければいけないこと

があることに気づきます。「いっぱい遊んで・しっかり食べて・ぐっすり眠る」こんな生活ができるよ

うに、まずは生活リズムを整えましょう。そして、何より大切なのは、親が食事を楽しむこと。食卓が

楽しくなる工夫を考えてみてください。そのヒントは食卓だけでなく、日常生活の中にかくされていま

す。

大和市では、乳幼児健診における食事相談で「小食」「偏食」「噛まない」が多くなっています。そこ

で公立保育園給食会議メンバーが中心となり、保育園で実際にしている食事の工夫を聞き取り、“食卓

を楽しくする工夫と知恵”をまとめました。保育所給食関係者だけでなく、家庭やたくさんの方々の参

考にしていただけたら幸いです。

平成19年3月 給食会議担当者

表紙・絵/いがしき さおり

Page 3: 図書館城下町 大和市|図書館のまち食 事 中 ㄟ口分のせたスプヸンを渡す。 「自分で食べたい」と「遊び食べ」の境甲線を見梏める。

子どもの食事(食事時の工夫)

子どもはとても不思議です。残していたご飯もコロコロおにぎりにしたら食べたり、苦手な野菜も歌

と一緒に勧めたら食べられたり・・・でも、こうした楽しい食卓のテクニックはなかなか思いつかず、

子育てで食事が苦痛になってしまうことも多いものです。

今回は、“楽しく食べる子ども”を目指して、保育園でしている“食卓を楽しくする工夫と知恵”を

まとめました。好き嫌いがあったり、遊び食べをしていたり・・・など困った時に参考にしていただけ

たらと思います。

0歳~

初めての離乳食。見たことのない食べ物がいっぱい。まだミルク(おっぱい)の方が好きだよ~。で

も、何か楽しいことが始まりそうな予感・・・そんな気持ちを引き出すために

食事前

☆ まずは早寝早起きの習慣をつける。

☆ 午前中は身体をいっぱい使った遊びをする。

☆ 午前寝に留意する。

☆ 余計な刺激が入らないように、部屋を片付け、ドアを閉める。

☆ 1テーブル2~3人の少人数で座り、保育士が一人ずつつく。

☆ 一人ずつ名前の歌をうたい、エプロンをかけてもらう嬉しさを味わう場面を作る。

☆ いっぱいのいっぱいのいっぱいのいっぱいの笑顔笑顔笑顔笑顔とととと心心心心でででで「「「「まんまですよまんまですよまんまですよまんまですよ((((ごはんたべようごはんたべようごはんたべようごはんたべよう)」)」)」)」のののの声声声声をかけるをかけるをかけるをかける。。。。

☆ 紙芝居・絵本・手遊び・うた遊びをする(ゆったりとした雰囲気作り。待ちきれない時も)。

☆ 食べ物を見せて食事に誘う。

☆ 食事までの流れを意識して、声かけをしながら手洗いをする「キレイキレイして食べよう

ね」「手を洗ったら(じゃぶじゃぶしてから)食べようね」。

☆ メニューを紹介する時は、期待がふくらむように話す。

☆ 一人ずつ名前を呼んで料理を配る。

食事中

☆ 大人も一緒に食べ、もぐもぐカミカミのお手本を見せる。

☆ 咀しゃくが苦手な子には、「カミカミごっくんね」「もぐもぐだよ」と声をかける。

☆ 「先生も食べるよ。見ててね」と言ってその子の苦手なものを食べてみせる。

☆ 「おいしいよ。○○ちゃんも食べてごらん」と勧める。

☆ おいしいことを沢山 PRして、とにかく一口食べてもらう。

☆ 「○○ちゃんも食べてるよ」と伝える。

☆ 「おいしいね」の声かけとおいしいスマイルで気持ちを食べ物に向かせる。

☆ 「あ~ん」「もぐもぐ」「ごっくん」「にんじんさんはどこ行くの~?○○ちゃんのお口の中

ですよ。パックン(野菜の歌)」に合わせて口に入れる。

☆ 「○○ちゃん、トマトだよ。あ~ん!」と声をかけて保育士も口を大きくあけてみせる。

☆ 上手に出来なくても「自分でやりたい」という気持ちを大切にして、小皿につまみやすい

物を少量ずつ入れて練習しながら補助スプーンで「あ~ん」と勧める。

Page 4: 図書館城下町 大和市|図書館のまち食 事 中 ㄟ口分のせたスプヸンを渡す。 「自分で食べたい」と「遊び食べ」の境甲線を見梏める。

食事中

☆ 一口分のせたスプーンを渡す。

☆ 「自分で食べたい」と「遊び食べ」の境界線を見極める。

☆ 自分で食べようとする気持ちを受け入れつつ、遊んでばかりいる時

には「もうごちそうさまかな?」と声をかける。

☆ 子どもの様子を観察し、終了したり、別の料理を勧めたりする。

☆ 遊び食べも発達の一つとして見守る(月齢による)。

☆ 苦手なものは大きさを小さくしたり、ごはんの下に入れて見えないようにして勧める。

☆ 苦手なものが食べられた時は「すごいね」「食べられてえらいね」とほめる。

☆ 少少少少しでもしでもしでもしでも口口口口にににに入入入入れたられたられたられたら、、、、ベエベエベエベエとととと口口口口からからからから出出出出してしまってもしてしまってもしてしまってもしてしまっても「「「「ああああ~~~~ああああ~」~」~」~」とととと言言言言わずわずわずわず

にほめるにほめるにほめるにほめる。。。。

☆ 「ほめながら」「共感しながら」「ゆったりと」食事に対する意欲を促す。

☆ ごはんが進まない時は小さいおにぎりにする。

☆ 牛乳へ移行する時期で戸惑っていた時。「カンパイ!」をすることで飲めるように。

注意:慣れてくるとふざけてしまうことも。その場合、飲めるようになったらやめましょう。

☆ 「いただきます」「ごちそうさま」を一緒に言う。

生活の中で

☆ 絵本や紙芝居で、食べ物や食べている場面が出てきたら、「あ~ん」「もぐもぐ」「ごっくん」

など本当の場面の行動を取り入れて真似る。また、食べ物の名前を教える。

☆ おままごとでも同様。「ちょうだい」「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」「おい

しいね」「フーフー熱いね」「キャーつめたい」「ごくごくごく」などおしゃべりをする。

☆ 散歩時、庭に柿やみかんがあれば、歌をうたったり「甘くて美味しそうだね」「おやつで食

べたいね」と声をかける。

☆ 幼児クラスの作っている野菜などの収穫を見に行く。

☆ 調理室をのぞいて作っている様子を見たり、音や香りを感じる。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))ヨーグルトヨーグルトヨーグルトヨーグルト牛乳牛乳牛乳牛乳、、、、きなきなきなきな粉牛乳粉牛乳粉牛乳粉牛乳、、、、ココアココアココアココア牛乳牛乳牛乳牛乳などなどなどなど味味味味をををを変変変変えてみるのもえてみるのもえてみるのもえてみるのも一一一一つのつのつのつの方法方法方法方法。。。。

ママママ、これおいしそうだね。「あ~、ぶっぶ~」これ

しかまだいえないけど、ママのおはなしきいてるよ。

ママがうれしそうな顔をすると、ぼくもうれしくなっち

ゃうよ。

もっとおしゃべりしようよ。

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1歳~

いろいろな味がわかってきたから、慣れていないものはプイッとしちゃうよ。今はかぼちゃがブーム

なの!でも・・目の前にあるマンマ、なんだか美味しそう・・・

食事前

☆ お腹が空くように活動を工夫する。

☆ 足が床に着くように子どもに合った椅子を使用する。

☆ 気になるもの(おもちゃ・テレビ等)は近くに置かない。

☆ 紙芝居等を読んで気持ちを落ち着かせる。

☆ 食事の絵本「ノンタンシリーズ」などを読む。

☆ 食べ物の手遊びをして食べることへの興味を持たせる。

☆ 食事に対する意識付けとして「ごはんだから手を洗おうね」「エプロンしようね」「手はおひ

ざにポン」「いただきます」の声かけをする。

☆ 「トントントントンアンパンマン(どらえもん)」の手遊び歌で、「手はおひざ」や「しー(静

かに)」待てるようにうながす。

☆ メニューを分かりやすく紹介する。

☆ 「「「「今日今日今日今日はははは何何何何かなかなかなかな????おおおお魚魚魚魚かなかなかなかな????おおおお肉肉肉肉かなかなかなかな?」?」?」?」などなどなどなど““““楽楽楽楽しみだなしみだなしみだなしみだな””””とととと思思思思えるようなえるようなえるようなえるような声声声声

かけをしかけをしかけをしかけをし、、、、保育士保育士保育士保育士もももも楽楽楽楽しみながらしみながらしみながらしみながら行行行行うううう。。。。

☆「今日は○○だよ」と物の名前と「元気を作る仲間たち」の絵を合わせて見せたりする。

☆ エプロンをつける時に、その子の名前で“いないいないばあ”を歌い、楽しい雰囲気を作る。

☆ お弁当の歌を給食の替え歌にし、歌ってあいさつ(いただきます)をみんなでする。

☆ 個々に適量を配膳し、意欲を持たせる。

☆ 食器を正しい位置に置く。

☆ 子どもが食べ始めたら、大人ひとりは動かないようにし、落ち着いた雰囲気を作る。

食事中

【好き嫌い】

☆ デザートがある場合はそれを励みに頑張って食べる「お野菜食べたらみかん食べようね」な

ど。

☆ 時と場合によってはデザートを先にあげてしまうことも。気分が変わって嫌がっていたご飯

を食べたりする。

☆ スプーンでは嫌がっていたものも、箸であげたら食べることも。大人と同じようにして食べ

たかったのかも。

☆ 苦手なものは大きさを小さくしたり、他の物と一緒にしてわからなくして勧める。

☆ 「小さくするから小さいの食べてみる?」と言い、食べたら大いにほめる。

☆ 「○○ちゃんも美味しそうに食べてるよ」と伝え、保育士自身も美味しく食べている様子を

見せる。

☆ 「友達が見てるよ」と声をかける。

☆ いい意味で友達と競争したり、励ましあったりする。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))大人大人大人大人がががが使使使使うううう大大大大きなきなきなきなスプーンスプーンスプーンスプーンややややカラフルカラフルカラフルカラフルなおなおなおなお箸箸箸箸などなどなどなど、、、、目先目先目先目先がががが変変変変わることでわることでわることでわることで食食食食べることもべることもべることもべることも。。。。

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食事中

☆ 「パパの口(ママの口)で食べてみよう」と声かけをする。

☆ 「にんじんさんはどこ行くの~?○○ちゃんのお口の中ですよ。パックン(野菜の歌)」に

合わせて口に入れる。

☆ スプーンを遠くから飛行機のように口に近づけながら「◎◎ちゃんのお口の中に人参ちゃん

がヒューーー、ぱくん!」

☆ 好きな動物や保育士などに「見ててね」と声をかける。

☆ 一口でも食べられたらほめる。

☆ 好きなものと苦手なものを交互に口に入れてあげる。

☆ 「人参食べたら元気になるよ」「ピーマン食べると風邪引かないよ」と声をかける。

☆ 「牛乳を飲んだら歯が強くなるよ」「人参食べたらおめめきれいになるよ」等“食べないと

こうなっちゃうよ”ではなく、“食べるとこうなるよ“とプラスに言う。

【遊び食べ】

☆ 「前を向いて食べようね」「こっちにごはんあるよ」「○○先生の方(前)を見てね」

☆ 「これを空っぽにしたら終わりにしようか」と目先の目標を作ってあげる。

☆ 遊び始める前に口に運んだり、「こぼれちゃうから止めようね」など声をかけ、介助して遊

ぶことから食べることへ気持ちを向けるようにする。

☆ こぼしたらすぐにきれいに拭く。

☆ 場所場所場所場所をををを変変変変えたりえたりえたりえたり、、、、椅子椅子椅子椅子をををを変変変変えたりしてえたりしてえたりしてえたりして気分転換気分転換気分転換気分転換するするするする。。。。

☆ 「いらないの?」「食べないの?」と気持ちを聞く。

☆ 工夫しても食べられない時(遊んでしまう時)は終わりにする。

【噛むこと】

☆ 噛まずに飲み込んでしまったら、「カミカミよーくしてね」と声をかけながら、同じものを

食べているところを見せる。

☆ 「よく噛むといい音するよ」「カリカリっていい音聞かせて」

☆ 一度に沢山詰め込まないように「口の中が空っぽになったら次を食べようね」の声かけをし、

食べ物を少しずつ出す。

生活の中で

☆ 絵本や紙芝居を通して、食べ物を身近に感じられるようにする。

☆ 絵本の中の「人参・玉葱・トマト」などは意図的に声を出して声かけをする。

☆ 野菜のぬいぐるみやマスコットを使って声かけをする。

☆ 食事前に見たパネルシアター、手遊び等の内容を食べる時に関連付けて話す(魚のパネルシ

アターをそのまま見えるところに貼っておくことも)。

☆ 「これなーに?」と献立の中に入っている食材を知らせる。

☆ カレーライスの歌や、食べ物・果物が歌詞に入っている歌をうたう。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))くまちゃんくまちゃんくまちゃんくまちゃん((((好好好好きなぬいぐるみきなぬいぐるみきなぬいぐるみきなぬいぐるみ))))ににににスプーンスプーンスプーンスプーンをををを持持持持たせたせたせたせてててて「「「「○○○○○○○○ちゃんちゃんちゃんちゃん、、、、はいどはいどはいどはいどーーーーぞぞぞぞ」」」」

とととと誘誘誘誘うううう。。。。またまたまたまた、、、、くまちゃんにくまちゃんにくまちゃんにくまちゃんに食食食食べるまねをさせべるまねをさせべるまねをさせべるまねをさせ「「「「くまちゃんもくまちゃんもくまちゃんもくまちゃんも食食食食べてるよべてるよべてるよべてるよ。。。。美味美味美味美味しいしいしいしい!」!」!」!」とととと言言言言うううう。。。。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))料理料理料理料理をををを作作作作るるるる時時時時はははは、、、、食材食材食材食材をををを見見見見せせせせ、、、、野菜野菜野菜野菜などはさわらせてあげるなどはさわらせてあげるなどはさわらせてあげるなどはさわらせてあげる。「。「。「。「ママママママママ美味美味美味美味しいしいしいしい料理料理料理料理

をををを作作作作るからねるからねるからねるからね。。。。待待待待っててねっててねっててねっててね。」。」。」。」とととと言言言言うううう。。。。

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2歳~

にんじんちゃんのきれはしをお水につけておいたら、葉っぱが出てきたよ。小さくてね、かわいいの。

今日の給食にもにんじんちゃんが入っているのかな?

食事前

☆ 手遊びや紙芝居等をし、遊びとの場面を切り替え、食事に向かう。

☆ その日の献立(メニュー)が子どもの前に並び終えた頃、食材について話をする。

☆ 「今日の給食はカレーとサラダですよ」と献立名を知らせた後、カレーの中には何が入って

いるかな?と聞く。子どもが「人参・じゃが芋」など答えるので、“元気を作る仲間たち”

を指し、「人参は病気から守ってくれるんだって」と話す。

☆ デザートがある時はその事を伝え、デザートを楽しみに食べられるようにする。

☆ 「手はおひざにして待っててね」と声かけをする。

☆ 待ち時間ができるだけ少なくなるようにする。

☆ 「いただきます」の前に姿勢を整える(椅子も)ことで食事に集中する。

☆ 小グループで食事をする。

☆ 席は自由だが、ふざけすぎてしまう子が同じテーブルになりそうな時はさりげなく声かけを

し、食事に集中できる環境を作る。

☆ 個々の食べる具合(ペース)により、グループを決め、1グループに1人ずつ保育士がつき、

最後まで見てあげられるよう配慮する。

☆ フォークや箸の使い方を見せてから食べ始める。

☆ 大人大人大人大人がががが先先先先にににに味見味見味見味見とととと称称称称してしてしてして食食食食べてみてべてみてべてみてべてみて「「「「おいしいおいしいおいしいおいしい!」「!」「!」「!」「○○○○○○○○なななな味味味味がするよがするよがするよがするよ」」」」等声等声等声等声かかかか

けをするけをするけをするけをする。。。。

☆ 途中で食具の持ち方をほめることで食事にもう一度集中する。

食事中

【好き嫌い】

☆ 「アンパンマンの口(お母さんのお口・プリキュアのお口)で食べてみよう」「ほら、アン

パンマン見ててね」と声かけをする。

☆ 「これを食べるとウルトラマンに変身できるかな?」と声をかける。食べられたら「すごー

い、○○に変身できるねー!なれるよねー!」と言う。

☆ 「にんじんさんはどこ行くの~?○○ちゃんのお口の中ですよ。パックン(野菜の歌)」に

合わせて口に入れる。

☆ 「人参を食べるとお目めがキラキラになるよ」等食べ物の特性を分かりやすく話す。

☆ 一口でも食べられたら大げさな位ほめる(他の子もほめられたくて食べることがある)。

☆ 苦手なものは小さくしたり、量を調節する。

☆ 「3歳になるんだよねー」など誕生日を励みに声かけする。

☆ 大人がオーバーアクションで美味しそうに食べる。

☆ 「おいしいね」と共感しながら食べる。

☆ ピーマンマンのエプロンシアターをした日は、「もういらない」と言った子に「しな○○ち

ゃんにならないようにね」と言うと、自分から苦手なものを食べようとする姿が見られる。

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食事中

☆ 一つのお皿を空にした時、「わあーお皿ピカピカになったね!」

☆ パンが主食の時、サラダが進まない子に「サラダパンにしようか?」と声をかけ、サンドイ

ッチにする。

☆ ごはんの上に、苦手な具をのせて「おすし!へい、おまち!」と勧める。

☆ ご飯やパンが苦手でおかずばかり先に食べてしまう子には、「順番こ(交互)で食べようね」

など声をかけ、最後に苦手なものが残らないようにする。

【遊び食べ】

☆ 「「「「足足足足をををを立立立立てててててててて食食食食べるのはどうなのかなべるのはどうなのかなべるのはどうなのかなべるのはどうなのかな?」「?」「?」「?」「おおおお味噌汁味噌汁味噌汁味噌汁のののの中中中中にごにごにごにご飯飯飯飯をををを入入入入れるのはいれるのはいれるのはいれるのはい

いのいのいのいのかなあかなあかなあかなあ?」?」?」?」などなどなどなど子子子子どもにどもにどもにどもに考考考考えさせるえさせるえさせるえさせる。。。。

☆ わざとこぼす子には「もったいないばあさんが出てくるよー」

の声かけをする。

☆ ある程度の時間で切り上げる。

【噛むこと】

☆ 「よく噛んで食べようね」「もぐもぐもぐ・・・」と言葉で伝えたり、一緒に同じものを食

べてよく噛んでいる様子を見せる。

☆ サラダは保育士が美味しそうに食べて「あ?!シャキシャキいい音するねー」という。

☆ 「人参大好きな小人さんがお腹の中で嬉しいって言ってるよ。よく噛んで小さくしてあげよ

うね。」

生活の中で

☆ 絵本や紙芝居を通して、食べ物を身近に感じられるようにする。

☆ 幼児クラスの作っている野菜などの収穫を見に行く。

☆ 給食のメニューを伝える。味噌汁の具、卵焼きの具、おかずなど何が入っているか知らせる。

☆ 散歩先での果実の色の変化や、畑の野菜等を見ながら食べ物に親しむ。

☆ 調理室をのぞき、メニューを聞いたり、香りで食欲をわかせたりする。

☆ 栄養の歌をうたい、食べ物の名前や食べ物がエネルギーになることを伝える。

まるのままのおさかなに おめめがついてたの。

こ~んなにおおきくってね、ピカピカしてたの。

おめめのついてるおさかな、たべてみたいなあ。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))まんまるちゃんのまんまるちゃんのまんまるちゃんのまんまるちゃんの歌歌歌歌をうたいながらをうたいながらをうたいながらをうたいながら、、、、目目目目のののの前前前前でごでごでごでご飯飯飯飯をををを丸丸丸丸いおにぎりにしていおにぎりにしていおにぎりにしていおにぎりにして与与与与えるえるえるえる。。。。

→→→→「「「「まんまるちゃんまんまるちゃんまんまるちゃんまんまるちゃん、、、、まんまるちゃんまんまるちゃんまんまるちゃんまんまるちゃん、、、、白白白白いいいい色色色色のまんまるちゃんのまんまるちゃんのまんまるちゃんのまんまるちゃん、、、、○○○○○○○○ちゃんのおちゃんのおちゃんのおちゃんのお口口口口にどうぞにどうぞにどうぞにどうぞ」」」」

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))苦手苦手苦手苦手なななな具具具具もごはんともごはんともごはんともごはんと一緒一緒一緒一緒にのりにのりにのりにのり巻巻巻巻きにするきにするきにするきにする。。。。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))りんごのりんごのりんごのりんごの皮皮皮皮むきをするむきをするむきをするむきをする時時時時はははは、、、、子子子子どものどものどものどもの目目目目のののの前前前前でするでするでするでする。「。「。「。「真真真真っっっっ赤赤赤赤なりんごさんなりんごさんなりんごさんなりんごさん、、、、中中中中はははは

どうなっているのかなどうなっているのかなどうなっているのかなどうなっているのかな????わわわわーーーー美味美味美味美味しそうしそうしそうしそう!」!」!」!」

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3歳~

朝からいっぱい遊んだよ。すべり台に、お砂場あそびに、かけっこもしたよ。

あ~おながすいた。今日のお昼は何かな?

食事前

【情報を提供する】

☆ 献立や食材を知らせ、「何が入っているかな?」と気づかせる。

☆ 食物の栄養表「元気をつくる仲間たち(別紙参照)」を貼っておいて、食事の中にどんな栄

養(体を温める・風邪をひかない等)があるか子どもと確認する。

☆ 苦手そうなメニューの時は美味しさをアピール。

☆ メニューを一緒に見て、「どんな食べ物があるかな?」「どんな味かな?」と会話を楽しむ。

【環境を整える】

☆ 外で思い切り体を動かして、お腹が空いて美味しく食べられるようにする。

☆ 手遊びや好きな歌をうたう。

☆ 配膳をしている時に紙芝居や絵本を見せ、遊びとの場面を切り替え、集中して食事に向かう。

☆ テーブルテーブルテーブルテーブルがおがおがおがお皿皿皿皿でごちゃごちゃしないようにでごちゃごちゃしないようにでごちゃごちゃしないようにでごちゃごちゃしないように、、、、食器食器食器食器はははは正正正正しいしいしいしい位置位置位置位置にににに並並並並べるべるべるべる「「「「テーテーテーテー

ブルブルブルブルににににマンションマンションマンションマンションをををを作作作作りましょうりましょうりましょうりましょう!!!!1111階階階階はおはおはおはお箸箸箸箸、、、、2222階階階階はごはごはごはご飯飯飯飯とととと汁物汁物汁物汁物、、、、3333階階階階はおかはおかはおかはおか

ずずずず」」」」などなどなどなど。。。。

☆ マナー(姿勢など)については、その都度子どもに上手な食べ方を質問する。

☆ 職員の声かけも小さくする→自然に静かになる。

☆ 全員一緒に、静かな雰囲気で「いただきます」をする。

☆ 出来ていることをほめる。

☆ 個別に配慮が必要な子は保育士がつく。

☆ おしゃべりに夢中になってしまうので“会話はテーブル内でする”など約束事を決めている。

【声かけ】

☆ 「今日も残飯入れをピッカピカにして返そう」と提案し、作ってくれた人が喜んでくれるこ

とを話す。

食事中

【好き嫌い】

☆ 食べ物の効能を話す。

☆ 食べて欲しい分量を明確にして、励ます。

☆ 量を調整しておき、食べられたら次回はもう少し増やしてみる。

☆ 食食食食べずべずべずべず嫌嫌嫌嫌いのいのいのいの子子子子もももも多多多多いのでいのでいのでいので、、、、まずみんなでまずみんなでまずみんなでまずみんなで1111口食口食口食口食べてみるべてみるべてみるべてみる。「。「。「。「食食食食べられるべられるべられるべられる」」」」とととと言言言言

うううう子子子子にどんなにどんなにどんなにどんな味味味味かかかか聞聞聞聞きながらきながらきながらきながら、、、、みんなでみんなでみんなでみんなで話話話話しながらしながらしながらしながら進進進進めるとめるとめるとめると頑張頑張頑張頑張れるれるれるれる。。。。

☆ 「おいしかった?また食べようね」と声かけする。

☆ 一緒に食べている大人が「おいしい」と言って食べる。

☆ 「アンパンマンの口(お母さんのお口・プリキュアのお口)で食べてみよう」「ほら、アン

パンマン見ててね」と声かけをする。

☆ 一口でも食べられたら必ずほめる。

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食事中

☆ 嫌いなものは、ギュッと集めて見た目を少なく感じられるようにすると安心して食べる。

☆ ピーマンマンの絵本やエプロンシアターをいつも読んでいるので、野菜が苦手な子もにも

「ピーマンマンみたいに強くなれるよ。頑張ろう!」と声かけをしている。

☆ 「◎◎食べたら◎◎で遊ぼう」「サンタさんに会えるかな」など楽しみにしている遊びや行

事について話し、期待を持たせる。

☆ 一人ひとりの食べられる量や飲み込みを把握して、量を加減する。これにより、全部食べら

れたという達成感が味わえるようにする。

【遊び食べ】

☆ お茶碗やお皿に手を添えて持つよう声かけをする。

☆ 大人が箸の持ち方や器の持ち方等実際に見せて知らせる。

☆ 肘をついたり、横を向いたりしていたら、その都度キレイな姿勢や正しい持ち方を教える。

☆ 背中が丸くなっている子には、「背中をまっすぐにすると食べたものがまっすぐお腹に入っ

ていいんだよ」と声かけをする。

☆ 食べ始める前に約束事を必ず作る「今日はこぼさないように!」と決めたら食事中・食後に

声かけをして遊び食べを防ぐ。

☆ 遊び食べをしていたら、食べられる分量を子どもと話しながら加減したり、保育士がそばで

食べたりする。

☆ 遊び食べを始めたら、本人の意思を聞いて切り上げるか食べ続けるか決める。

【噛むこと】

☆ 「お口をよく動かして食べようね。上手!」と声かけする。

☆ おかわりの時間をあらかじめ提示しておく。早く食べてもおかわりがないので、ゆっくり食

べるようになる。

生活の中で

☆ 幼児クラスの作っている野菜などの収穫を見に行く。

☆ 自分たちが畑で育て、収穫した野菜を食べる。

☆ 食育の表を部屋に掲示していつでも見られるようにし、おままごと中に食品をチェック。

☆ お箸の使い方→丸いモールを使用して練習。

【遊びの中で】

☆ 絵本や紙芝居、かるた、パネルシアターを通して、食べ物を身近に感じられるようにする。

☆ 散歩時に、畑で野菜あてクイズ(その野菜が給食に出た時に「あの畑の野菜!?」と興味が

持てるように。

☆ 食べ物クイズ→どんな働きがあるか話し合う。

☆ 栄養の歌

☆ 食べ物しりとりをする

☆ 赤・黄・緑・白の食品群をクイズにして楽しみながら覚える。

【調理のお手伝い】

☆ 絹さやのスジとり/トウモロコシの皮むき/玉葱の皮むき(自分でやった(手伝った)と思

うと味も違うようだ。

【調理実習】

☆ カレー作り/クッキー作り/こんにゃくちぎり

箸箸箸箸のののの持持持持ちちちち方参照方参照方参照方参照

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4歳~

食べ物にはいろいろな働きがあるんだよ。みどりのグループは体の調子を

整えて、風邪をひきにくくしてくれるんだよ。

食事前

【情報を提供する】

☆ 給食当番がメニューを言う。

☆ 栄養について、子どもに聞き、興味を広げる。

☆ 終了目標の時間を設定することで、子ども同士で声をかけ合いながら食べている。

☆ “楽しく食べる”ことと、“ふざけて食べること”は違うことをその都度伝える。

【環境を整える】

☆ 静かな雰囲気で食事に入れるよう、あいさつあたりからヒーリングの CD をかける(ボリュ

ームは小さめに)。

☆ 正しい食器の位置がかいてあるランチョンマットを見せて、自分の食事が正しく置けている

か確認する。

☆ 個々に合った量に調節して、食べきった喜びを感じるようにする。

☆ 座る位置を配慮してトラブルが起こりにくい環境を作る。

☆ スムーズに行動できるよう、グループで座らせる。

☆ 外で思い切り体を動かして、お腹が空いて美味しく食べられるようにする。

☆ 当番を取り入れ、メリハリをつける。

☆ 時時時時にはにはにはにはナフキンナフキンナフキンナフキンをををを使用使用使用使用してしてしてして気分気分気分気分をををを変変変変えるえるえるえる。。。。

☆ 椅子と机の間隔が空き過ぎないよう注意する。

食事中

【好き嫌い】

☆ どうしても食べなければいけないということを伝えるのではなく、少しでも食べられたらほ

めてあげる。

☆ そばについて、「次に何を食べようか」「先生はこれ好きだよ」など食べ物のメニューを話題

にする。

☆ 小さく切ってみたり、歌に合わせて食べたりする。

→パンの耳を丸めてカタツムリの歌と共に食べるなど

☆ 食べている時は、いつもより大げさに褒めて食べる意欲につなげる。

☆ 「一つでいいから食べようか」「これを食べるとお肌がピカピカ(ツルツル)になってかわ

いく(かっこよく)なれるよ」「元気の素だから食べてみる?」等1つでいいので、1回は

食べるように話す。

☆ 苦手な食品もまずは見ることから始め、1口は食べることを目標にし、食べられたら必ずほ

めて満足感を味わえるようにしている。

☆ 魚魚魚魚のののの骨骨骨骨がががが苦手苦手苦手苦手なななな子子子子がいてもがいてもがいてもがいても、、、、骨骨骨骨をををを見見見見つけたらつけたらつけたらつけたら““““あたりあたりあたりあたり””””などなどなどなどゲームゲームゲームゲーム感覚感覚感覚感覚にするとにするとにするとにすると

自分自分自分自分たちでたちでたちでたちで見見見見つけながらつけながらつけながらつけながら楽楽楽楽しんでしんでしんでしんで食食食食べているべているべているべている。。。。

☆ 食品成分表を使い、具体的に血液や肉(筋肉)の話もする。

ほねちゅういほうほねちゅういほうほねちゅういほうほねちゅういほう参照参照参照参照

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食事中

【遊び食べ】

☆ 楽しく食べるのが一番!注意するよりも楽しい雰囲気を大切にしている。

☆ 量を調節しながら、全量摂取できるようにし、自信が付くようにしている。

☆ おしゃべりが続く場合は席替えをする。

☆ 身体に良い食べ方、お兄さん・お姉さんらしい食べ方をわかりやすく、きちんと伝える。

☆ 上手に食べている子をほめて(お手本を見せて)自分もそうしようという気持ちにさせる。

☆ 姿勢の悪い子には、「椅子の位置がおかしいのかな」など皆に話しかけ、友達の影響も受け

るようにする。

【噛むこと】

☆ 「10回噛もうね」と数えながら噛む→飲み込む、を意識するよう声をかける。

☆ 栄養士さんの「30回かむ」がよく入っているので、声をかけると子ども同士で数えながら

楽しんで食べている。

☆ 「かみかみごっくんしよう。ゆっくり食べたほうが栄養になるよ」「よく噛んだほうが唾液

が出て、お腹に入った時にもっと栄養になるよ」と声をかける。

☆ 一緒に食べる。

生活の中で

☆ 野菜作り(農耕計画)をしている。

☆ 米作り→脱穀→精米→食べる

☆ グループ名を夏野菜にして、実際に絵を描く。

☆ 給食当番活動(机を台ふきんでふく/調理室から給食を運ぶ/「いただきます」の号令)を

して、食事に興味・関心を持ち、お手伝いする。

【遊びの中で】

☆ かるた作りをしている。

☆ 絵本や紙芝居、かるた、パネルシアターを通して、食べ物を身近に感じられるようにする。

【調理のお手伝い】

☆ 絹さやのスジとり/トウモロコシの皮むき/玉葱の皮むき(自分でやった(手伝った)と思

うと味も違うようだ。

【調理実習】

☆ カレー作り/クッキー作り/こんにゃくちぎり

ママとお買い物にいったらお店にじゃがいも・にんじん・

お肉・・・いっぱいならんでたよ。

ぼくがかごに入れた野菜を使ってママがシチューを作って

くれたんだ。ぼくもたまねぎの皮むきをしたよ。

野菜がとっても甘くてすっごくおいしかったよ。

家庭家庭家庭家庭ではではではでは))))これっくらいのこれっくらいのこれっくらいのこれっくらいの、、、、おべんとうばこにおべんとうばこにおべんとうばこにおべんとうばこに、、、、おにぎりおにぎりちょっとつめておにぎりおにぎりちょっとつめておにぎりおにぎりちょっとつめておにぎりおにぎりちょっとつめて♪♪♪♪のののの歌歌歌歌をををを

うたいながらうたいながらうたいながらうたいながら料理料理料理料理したりしたりしたりしたり食食食食べたりべたりべたりべたり・・・・・・・・・・・・

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5歳~

「おしゃべりするときは、お口の中身をごっくんしてね」「ひじはつかないでね」「なかよく食べよう」

ぼくたち、友達同士で楽しい食事の雰囲気を作っているんだ。

食事前

【情報を提供する】

☆ 保育士が「おいしそう」と声をかけたり、食材の PR をする。

☆ 献立を使い、食材あてゲームや体に対してどんな働きをするのかクイズにしたり、食べ物に

関心を持てるような声かけをする。

→「今日の給食の中で、体を病気から守ってくれるのはなんでしょう?」

「今日の魚は?」「お手伝いで皮をむいた食材はどこに使われているでしょう」

☆ 給食当番が「いただきます」の号令をかける。

☆ 食具を置く場所を確認する。

☆ あらかじめ約束の時間を示し、一定の時間内(20~30分)で食事ができるようにする(時

計にシールを貼るのもよい)。

☆ 座り方・マナー・食べ方などを確認する。

【環境を整える】

☆ 机の配置や雰囲気作り等、楽しく食べられるような環境づくりを子どもと一緒に考える。

☆ 食事を準備する前は、一度座って落ち着かせる。

☆ 食事用グループをつくる。

☆ 楽楽楽楽しいしいしいしい雰囲気作雰囲気作雰囲気作雰囲気作りをするためりをするためりをするためりをするため、、、、クラッシッククラッシッククラッシッククラッシックのののの曲曲曲曲ややややオルゴールオルゴールオルゴールオルゴールのののの曲曲曲曲をかけるをかけるをかけるをかける(「(「(「(「レレレレ

ストランストランストランストランみたいだみたいだみたいだみたいだ」」」」とととと子子子子どもにどもにどもにどもに好評好評好評好評。。。。

☆ テーブルクロスや花などの装飾を工夫する。

☆ クラス配膳をする。

☆ 食べられないものは自分で減らす。

☆ 天気の良い日はベランダ(屋上)で食べたりすることも。

食事中

【好き嫌い】

☆ 1年の前半は苦手なものを半分に減らし、食べられた喜びを味わえる

ようにし、食べられたら増やしてあげるようにする。

☆ 友達同士で励ましたり、声かけする。

☆ 「苦手なら少しだけにしようね」「食べられて偉かったね」

☆ 「なんでも食べると体が丈夫になったり、病気をしなくなるよ」「丈夫な骨になるよ」

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食事中

【遊び食べ】

☆ 遊び食べの要因(食べられない食材がある/食べ疲れ/体調)をまず把握し、事前に減らし

たり、ごちそうさまにする。

☆ 食べ物で遊ぶ時は、食べ物の役割を伝え、遊ぶものではない事を伝える。

☆ 遊び食べがひどい場合は、環境を変える。

☆ 「おしゃべりは食べ終わってからね」「大きな声でしゃべらないよ」

☆ 「◎◎ちゃんの箸の使い方上手」「お皿を持とうね」

☆ 「背中を伸ばして食べてね」「◎◎ちゃんの姿勢きれいね」「肘をつかないで」

☆ 「順番こで食べてね」

☆ 「調理員の◎◎さんがおいしく作ってくれたから、上手に食べようね」

☆ 当番に、マナーがきちんと守られているか確認してもらう。

【噛むこと】

☆ 「ゆっくり食べてね」

☆ 「噛まないとお腹が痛くなるよ」「消化のために30回噛むといいんだよ。」

生活の中で

☆ その日に食べた給食に入っていた食品のパネル(写真)を、黄・赤・緑の食べ物グループ(働

き別)に分け、給食当番がパネルに貼り、確認する。

☆ 畑で野菜や果物を育て、それを収穫して食べる(目の前で調理し、いただくことも)。また、

食べ物の働きを伝える。

☆ 自分で配膳する。

☆ お月見団子、ひなあられ、福豆など、行事に合わせて由来を知らせる。

【遊びの中で】

☆ 絵本や紙芝居、かるた、パネルシアターを通して、体に良い食べ物を伝えている。

☆ クイズ形式で食育を取り上げる。

☆ ゲーム感覚で食事に関心を持ってもらえるように工夫する。

☆ 夏場、野菜のスケッチなどを行う。

☆ 栄養の歌をうたう。

【調理のお手伝い】

☆ 絹さやのスジとり/トウモロコシの皮むき/玉葱の皮むき(自分でやった(手伝った)と思

うと味も違うようだ。

【調理実習】

☆ カレー作り/クッキー作り/スイートポテト作り

てつぼうで前まわりができるようになったよ。

毎日牛乳のんで、外でいっぱい遊んでいるからきん肉がつ

いて骨も強くなったのかな。

ごはんも魚も野菜もすききらいしないで、なんでも食べて

今度はさか上がりにチャレンジするぞ!

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子どもの食事(調理の工夫)

幼児食で大切なことは・・・

① 食べやすい形・固さにする(特に1~2歳)

② 薄味にする

③ 楽しく食べられるように工夫する

調

【料理全般】

☆愛情を込めて作る。

☆色彩がきれいだと、見た目も美しく食欲がわいてくる。

☆薄味(大人の味付けの半分程度)にする

☆0~1歳児の食事

・自分で食べようとする意欲を持たせるため、つまみやすいものを毎回の食事に用意する。

【食材全般の切り方】

☆苦手な食材は、形が残っていると食べないので、小さめに切るとよく食べる。

☆同じ料理に入る食材の切り方を揃えると、見た目が美しく、盛り付けも手早くできる。

☆小さく切るだけでなく、時には大きく切ることによって、かみきることができるようにする。

例)にんじんスティック・きゅうりスティック・パンのみみ等

【食材別の工夫】

☆ピーマン

・切った後に湯をかけると、独特の風味が消え食べやすくなる。

・スパゲッティーのピーマン(人参も良い)

麺がゆであがる少し前にピーマン(人参)を入れる。油で他の野菜を炒め、ゆでた麺

とピーマン(人参)を入れ調味して仕上げると、匂いがあまりなく、子どもたちはよく食べて

いる。

☆パセリ(ピーマン・わけぎ・万能ねぎなども・・・)

・熱湯をかけてからみじん切りにすると、まな板の上で飛び散らず、色彩の緑がとてもきれい。

グラタン等の最後に散らすと、とってもおいしそう。食欲をそそる。

☆葉物

・やわらかくゆでる。

・おひたしや和え物の時は、下味をつけておく。

・小松菜・チンゲンサイなどの青菜は汁物・煮物とも最後に加え、余熱で柔らかくする。

☆繊維の多い食材(きのこ類・もやし)

・細かく切ると食べやすい。

・しめじは包丁を使わず、手でちぎり細かくする。

家庭では)できるだけ食事を作っているところを見せてあげる。苦手なピーマンを持たせてあ

げたり、切った中身を見せたり・・・子どもは興味津々。「特別だよ~」なんて言

いながら楽しいつまみ食いをさせてあげると苦手な食材も食べるかも。

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調

☆そら豆

・さやをむき、そら豆の皮に包丁やキッチンばさみで切り込みを入れる。塩をふり、5分位たっ

てからゆでると、色もきれいで、しわにならなず見た目がきれい。子どもでも簡単に皮がむけ

るので、食べやすい。

☆はす・ごぼう

・アクがあるので、切った後酢水につけておくと、きれいな色に仕上がる。

・下煮をしておくと食べやすい。

☆かぼちゃ・かぶ

・みそ汁やクリーム煮(シチュー)に入れる場合は、みそを入れる少し前に入れると煮崩れず、

きれいに仕上がる。

☆りんご

・子どもの状態に合わせ、切り方をかえている。3~5歳児は 1/4切り、1~2歳児は 1/16

切り、0歳児はうす切りにすると、食べやすく、かむ練習にもなる。

☆ムキエビ

・水洗いし下味をつけた後、少量の油を混ぜ込んでおくと、食感がプリプリしておいしい。

☆レバー

・0~1歳児は薄切りにしている。食べやすく、あまりかまない子どもも奥の歯ぐきを

使ってかんでいる。

・ペーストと薄切りの両方を出すことで、レバーに慣れ、かむ力も育つ。

☆魚

・『みそ・マヨネーズ・ネギ(みじん切り)』又は『みそ・砂糖・ごま・白湯』に漬け込んで

から焼く。

・下味をつけた後、片栗粉をまぶしてから煮る。

☆肉

・『プレーンヨーグルト・カレー粉・塩・しょうゆ・玉葱(すりおろし)』に漬け込んでから焼く。

・から揚げの調味料に溶き卵を漬け込み、小麦粉(片栗粉)をまぶして揚げる。

※そのままではパサパサする食材も、しっとりおいしく食べられる。

☆ラッキーにんじん

・カレーシチューの時など、花型等の型抜きにしたにんじんを数個入れておく。食べる時に型抜

きしたにんじんが入っていたらラッキー。(集団給食で実施の際には、配慮が必要)

【料理別の工夫】

☆ご飯

・小さめのおにぎりにする。

☆スパゲティー

・塩だけでなく油を入れてゆでると、くっつかずにゆであがる。

家庭では)バナナ・みかん・りんごなんでも皮をむくところから見せてあげる。

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調

☆レバーの甘煮

・ゆでる時に酢を入れ、中までしっかりゆで、味付けすると、揚げる時間が短くなり、

固くなるのを防ぐ。また、臭みも少なくなる。

☆豆腐団子

・かたくなるまでよくこねる。

☆ 千草焼き(卵焼き)

・材料をバットに入れ、鉄板に水を入れ蒸し焼きにすると時間はかかるが、ふんわり仕上がる。

☆鮪のねぎみそ焼き

・ねぎと調味料を合わせ、鮪を漬け込み油を使わずにオーブンで焼くと

時間がかからず、パサつかず、やわらかい。

☆おでん

・0~2歳児は材料すべてを細かく切って食べやすくしている。3歳児は食べにくい昆布のみ

細かく切っている。4~5 歳児と大人は結び昆布でおでんらしく。

☆野菜炒め

・大人が食べる野菜炒めだと、子どもにとっては固く食べにくいので、少し刻んでとろみを

つけると食べやすい。

☆アスパラのおかか和え

・斜め切りにする。

☆とりそぼろ

・ボロボロして食べにくいので、とろみをつけると、食べやすい。

☆白和え

・ゆでた豆腐と調味料をミキサーにかけるとなめらかに仕上がる。

☆ミモザサラダ

・卵を薄焼き卵にしている。ポロポロせず食べやすい。

☆ナムル

・もやしはさっとゆで、扇風機等で熱を取る。食感もあり、食べやすい。

・ゆでたほうれん草、人参、もやしの順にザルにまとめ重しをしない。水分が自然に出て野菜

本来の風味が残る。

☆青菜と人参のソテー

・マーガリンは別鍋等で溶かし、塩・こしょうをしておく。少なめの油で人参を炒め、火を止め、

ゆでたほうれん草・マーガリンを入れてよく合わせる。色もきれいで早くできる。

☆マッシュポテト

・さいの目に切り、水分をシッカリとばす。マーガリンを溶かし、塩・こしょうを入れておく。

お湯でのばしたスキムミルクを混ぜ合わせる。全体に味がなじみ、食感もあり、しっとりする。

☆汁物

・濃い味にならないよう、だしをしっかりとる。

・煮干しをミキサーにかけ、粉末にして汁と一緒に飲めるようにするのもよい。

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調理

☆チャーハン

・一度に作らず、強火で素早く作る。

☆焼きそば

・そばを熱湯でさっとゆでている。火の通りがよく、味がなじみやすい。

☆ウインナードック

・軽くオーブンで焼くと、さくっとした歯ざわりでおいしい。

☆ジャムサンド

・切り方をかえて目で楽しむ。

☆きな粉バタートースト

・長いスティック状に切ってみたところ、子どもの反応がかわり、よく食べていた。

・細かく切ると食べやすい。

☆チーズケーキ

・卵白の泡立ては3回に分け、ミキサーの後、ハンドでしっかり泡立てる。

盛り付け

☆ 食器の柄(ぞうさん)が正面をむくように盛り付ける。

食べる時には、「ぞうさん(食器の柄)とこんにちはしているかな?」と声をかける。

☆ 子どもにあった分量を盛り付けると、全量食べられたことが自信につながる。

☆ 盛り付けの器は、汁が出る主菜・副菜は別々に盛り付ける。

☆ ポテトオムレツの時等ケチャップでチューリップを描いたりすると喜び、よく食べる。

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みどり

(病気から守ってくれる)

【緑黄色野菜】

かぼちゃ・人参・トマト・ごぼう

ほうれん草・ピーマン・アスパラガス

【その他の野菜】

大根・白菜・かぶ・キャベツ・なす

たけのこ・きゅうり・しいたけ・しめじ

玉ねぎ・えのき

【果実類】

レモン・すいか・柿・りんご・みかん・

ぶどう

(ひじき・わかめ)

きいろ

(強い力がでる)

【米】

ごはん・餅・白玉粉・上新粉・ビーフン

【パン】

食パン・ロールパン・フランスパン

【小麦その他製品】

うどん・ラーメン・パン粉・餃子の皮

スパゲティー

【いも類】

じゃがいも・さつまいも・さといも

こんにゃく・春雨・しらたき

しろ

(おいしい味のお手伝い)

みそ・しょうゆ・ソース・塩

酢・こしょう・マヨネーズ・ケチャップ

だし昆布・煮干・干ししいたけ

かつおぶし

(砂糖・ジャム・バター・油)

あか

(丈夫な体をつくる)

肉(豚肉・牛肉・鶏肉・ベーコン・ハム)

魚(ぶり・鮭・まぐろ・さば・あじ)

豆腐・納豆・大豆・高野豆腐・きな粉

(ヨーグルト・チーズ)

“おいしい味のお手伝い”があるため、

献立表の分類と一部異なります。

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お箸の正しい持ち方

箸のよくない使い方

箸を持つ位置は箸の

まん中より少し上

下の箸は薬指の横腹に

乗せるようにしておく

箸は人差指と中指ではさみ、

親指の腹で軽く押える

はみ出してね

(1cm)

動かすのは上側だけ

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発行日 平成19年3月

発 行 大和市立保育園 給食会議担当者

〒242-8601

神奈川県大和市鶴間1-31-7

℡ 046(260)5607