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萩アグリ株式会社の取組について 令和元年 6月11日(火) 資料3

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  • 萩アグリ株式会社の取組について

    令和元年 6月11日(火)

    資料3

  • Ⅰ.集落営農法人の課題について

    Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    Ⅲ.萩アグリ株式会社の概要

    Ⅳ.今後の取組み

  • 急激にすすむ高齢化

    地域を支える農業者の減少

    総農家数 56,205 50,017 43,171 35,54215年間で37%減(全国:31%減)

    販売農家数 39,731 32,324 26,207 20,30715年間で49%減(全国:43%減)

    特徴H27H22H17H12(山口県)

    2010年 2010年 2015年

    1位 広島 70.5歳 島根  70.6歳 山口 70.9歳 山口 71.6歳

    2位 山口 70.3歳 山口  70.3歳 広島 70.8歳 広島 71.5歳

    全国平均 65.8歳 66.1歳 67.0歳66.4歳

    島根 71.3歳 島根 70.3歳3位 島根 70.1歳 広島 福井

    70.2歳

    基幹的農業従事者全国順位

    2015年

    農業就業人口

    Ⅰ.集落営農法人の課題について

    農業情勢の変化

  • 集落営農法人が抱える経営課題

    H22 H23 H24 H25 H26

    80,296 69,377 79,396 71,730 59,133

    年度

    作付面積10aあたり売上高(円)

    法人オペ年齢

    20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代70歳代

    以上

    割合 2% 3% 5% 18% 47% 25%

    法人収益の低下

    小~中規模な法人が多い(20ha以下の法人が55%)

    法人作業者の高齢化(オペレーターの72%が60歳以上)

    山口県集落営農法人連携協議会、農林総合技術センター

    農林総合技術センター(平成24年度集落営農法人調査結果)

    Ⅰ.集落営農法人の課題について

  • 集落営農法人の経営課題への対処策

    法人間連携の考え方(例)

    集落営農法人

    法人連携

    ○各集落に存在するオペレーター等の人材の有効活用○農業資材の一括購入

    ○各集落の人・物・知恵を活用した新たな事業展開へ

    集落営農法人

    集落営農法人

    集落営農法人

    集落営農法人

    集落営農法人

    ○経営展開を図るためには法人格の取得が適切(組織として財産を所有し主体的な経営が可能なため)

    ○機械の集約

  • 集落営農法人の経営課題への対処策

    「3階建て方式」による連携方式

    ○中山間地域では大規模な集落営農法人の設立は困難(集落のまとまりが重要=集落単位の法人設立は合理的)

    ○既存の集落営農法人(集落の自治)は活かし、共同利用機械の整備や人材育成などを3階法人で対応

    ○しかし集落単位の法人では若者雇用への経済力が不足

    旧村単位の連合会(共同法人)

    集落営農法人

    自治会(集落)

    自治会(集落)

    自治会(集落)

    自治会(集落)

    出資 出資 出資

    集落営農法人

    集落営農法人

    集落営農法人

    出資

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    第1回 阿北地域農事組合法人等連携協議会平成24年8月24日

    第2回 阿北地域農事組合法人等連携協議会平成24年12月1日

  • 平成25年7月28日 集中豪雨災害・1時間降水量 138.5ミリ(須佐地域)・3時間降水量 301.5ミリ(須佐地域)・日降水量 351.0ミリ(須佐地域)

    ※28日の12時20分までの3時間に7月の月平均降水量(281.6ミリ)を上回る記録的な大雨となった。

    Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    第3回 阿北地域農事組合法人等連携協議会平成26年4月14日

    第4回 阿北地域農事組合法人等連携協議会平成27年2月24日

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    阿北地域営農連携協議会に向けた協議平成27年7月16日

    ・阿北地域営農連携法人準備委員会の設置を合意・各法人から2名、合計12名の委員を選定

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    阿北地域営農連携法人設立準備委員会

    第1回 平成27年8月11日~ 第8回 平成28年2月17日

    第9回 平成28年2月22日 発起人会

  • Ⅱ.萩アグリ株式会社設立までの経緯

    萩アグリ株式会社 創立総会平成28年2月28日(日)

  • Ⅲ.萩アグリ株式会社の概要

    目的地域・農業の課題や環境変化に適応できる新たな組織体を設立し、阿北地域における集落営農

    組織の「組織間連携の強化」による事業の効率化を図り、構成員所得の向上を目指す。

  • Ⅲ.萩アグリ株式会社の概要

  • Ⅲ.萩アグリ株式会社の概要

    ・新たな人材の育成や新事業の展開による法人及び地域の活性化

    ・生産資材の一括購入、機械の共同利用等によるコスト削減

    ・機械更新に向けた内部留保

    役割

  • Ⅲ.萩アグリ株式会社の概要

    旧小川体育館の改修 格納庫や資材置き場、事務所等に利用

    改修前 改修後

    飼料用米等の一時保管

  • Ⅳ.今後の取組み

    ・施設園芸による新規就農者の雇用、育成

    ・生産資材等の一括購入によるコスト削減

    ・圃場の団地化や大型機械の導入等の効率的な生産体系の確立

    ・6次産業に取り組み付加価値を付け、販売を行う

  • Ⅳ.今後の取組み

    ・施設園芸の導入に向けたプロジェクトチームの発足若い担い手を雇用する為に、安定した収益と年間を通した作

    業の確保を目的とした、施設園芸の導入を目指し毎月会議を開催している。また、試験ハウスを設置し、本格的な導入を前に品種試験を

    行っている。

    新規事業に向けた取組み

  • 湊地区の購入農地

    7ha

  • ・PTの取り組み農地の取得(7ha)

    施設園芸 予定地

  • Ⅳ.今後の取組み

    ・新規就農者の雇用作業が出来なくなる人が増え、1人の作業量が増えている。

    ・施設園芸作物への取り組み新規就農者の冬場作業の確保

    ・集落営農の継続①採算の確保②経理の明確化③構成員の協力体制④女性の参画

    ・既存農事組合法人と萩アグリ株式会社との経営の両立

    今後の課題

  • Ⅳ.今後の取組み

    ・地域外相続人との農地問題

    ・集積外地域の農地保全

    今後の課題