東芝ポンプ故障診断表...東芝ポンプ故障診断表...

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★自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 l 電気接点に蟻が侵入して導通を 妨げている l 蟻の除去(ペーパ、ドライバー等で) または交換 l 電気接点に異物(ゴミ・樹脂の粉等) が付着していて導通不良と なっている l 異物の除去(ぺーパ、ドライバー 等で)または交換 l 電気接点が荒れて導通不良 l 圧力スイッチの交換 l 送水高さが高いため ON しない l 動作圧の調整 l 機種選定誤り 圧力スイッチ l 動作圧調整範囲をオーバーして 調整されたため ON しない l 調整し直し l 性能低下時要注意 l メカニカルシールが付着している l モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し解除する(解除できな い場合は分解し摺動面を清掃する) l ポンプ部が凍結してロックしている l お湯をかけるなどして解凍する モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し確認する l ポンプ部に異物をかみ込んで ロックしている l 分解して異物を取り除きモータ後方 より-ドライバでモータシャフトを 回し確認する l 羽根車がケーシングまたは ケーシングカバーのライナー部に せり当たりロックしている l 分解して調整する モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し確認する l 羽根車がケーシング B または 渦室や案内羽根のマウス部に せり当たりロックしてる l 分解して調整する モータ後方よりドライバでモータ シャフトを回し確認する l 電圧が低下している (運転時 85%電圧低下) l 電源容量アップ(配線がえ) 自動給水装置 (MPX )の場合は 原因を取除いて セルフカットのボタン を押しても、回路上 ポンプは運転しません。 電源を切るか「停止」 状態にし、再度「手動 運転」または「自動 運転」にしますと 運転します。 l 圧力スイッチの動作圧が高い方に 調整されていて過負荷運転が 長時間続いた(MPW ) l 調整し直し l 過負荷運転が長時間続いた (非自動形) l 水栓を絞らないで使用 l バイパスを設ける l 圧力スイッチが一線しか入らない (単相運転している) l 圧力スイッチを交換 セルフカット (OFF) (自動給水装置 (MPX )の場合 故障ランプが 点灯する) l 浅井戸なのでジェットを 使用していない( MPJ 形) l ジェットを使用する l 水涸れ運転でケーシング内の 水温が上昇した l 水涸れ運転の原因を取り除いてから ケーシング内の水を入れ替えて 水温リレーが ON するのを待つ l 吐出栓締切状態での連続運転 が長時間続いた l 連続運転の原因を取り除いてから、 ケーシング内の水を入れ替えて 水温リレーが ON するのを待つ l ポンプ部摩耗または圧力スイッチ OFF 圧を高く調整したため 圧力スイッチが OFF しない l ポンプ部の交換か圧力スイッチを 正規に戻す l 圧力スイッチの接点溶着している l 圧力スイッチを交換する l 流量スイッチのパドルが引掛り OFF しない l 流量パドルの引掛りを直す 水温リレー (OFF) (自動給水装置 (MPX-400W400WT)の場合 故障ランプが 点灯する) l 加圧用ポンプを井戸に使用したため OFF しない l 井戸用ポンプにするか圧力スイッチ を調整する 自動給水装置 (MPX )の場合は 水温リレーが ON して いても回路上ポンプ は運転しません。 電源を切るか「停止」 状態にし、再度「手動 運転」または「自動 運転」にしますと 運転します l 内部の絶縁破壊(パンク)で機能を はたさない l コンデンサ交換 l 水涸れ運転と関係 あり(温度、電圧) ポンプ コンデンサ l 容量低下 l コンデンサ交換 モータ l コイルレヤーショートまたは断線 l モータ交換 l 配線の接触不良 l 手直し ポンプ ポンプ内配線 l モータスイッチの接点焼け (単相ポンプ) l タンブラスイッチ交換 l 差込プラグが抜けているか電源が 切れている l プラグを差し込むか電源を入れる l モータスイッチが入っていない (単相ポンプ) l タンブラスイッチをON にする ポンプが 回らない 電源 l 運転モード切換スイッチが「停止」に なっている l 「手動運転」または「自動運転」に 切り換える l 故障 l 制御回路の交換 制御回路 (故障ランプ 点灯) 制御盤内の 配線 l 液面制御装置を使用していない のに端子台を短絡していない l 端子台の E3-E4-E5 を短絡する 受水槽 (液面制御棒使用 の場合、異常減水 ランプ点灯) l ボールタップからの給水不足または 断水により水位が異常に低下して いる又はボールタップの動作不良 l 断水の場合は断水解除まで待つ l ボールタップの修理または交換 l 正常水位に達する と自動的に運転を 再開する 東芝ポンプ故障診断表

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Page 1: 東芝ポンプ故障診断表...東芝ポンプ故障診断表 自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 ポンプ部

★自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考

l 電気接点に蟻が侵入して導通を 妨げている

l 蟻の除去(ペーパ、ドライバー等で) または交換

l 電気接点に異物(ゴミ・樹脂の粉等) が付着していて導通不良と なっている

l 異物の除去(ぺーパ、ドライバー 等で)または交換

l 電気接点が荒れて導通不良 l 圧力スイッチの交換 l 送水高さが高いため ON しない l 動作圧の調整 l 機種選定誤り

圧力スイッチ

l 動作圧調整範囲をオーバーして 調整されたため ON しない

l 調整し直し l 性能低下時要注意

l メカニカルシールが付着している l モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し解除する(解除できな い場合は分解し摺動面を清掃する)

l ポンプ部が凍結してロックしている l お湯をかけるなどして解凍する モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し確認する

l ポンプ部に異物をかみ込んで ロックしている

l 分解して異物を取り除きモータ後方 より-ドライバでモータシャフトを 回し確認する

l 羽根車がケーシングまたは ケーシングカバーのライナー部に せり当たりロックしている

l 分解して調整する モータ後方より-ドライバでモータ シャフトを回し確認する

l 羽根車がケーシング B または 渦室や案内羽根のマウス部に せり当たりロックしてる

l 分解して調整する モータ後方よりドライバでモータ シャフトを回し確認する

l 電圧が低下している (運転時 85%電圧低下)

l 電源容量アップ(配線がえ)

★ 自動給水装置 (MPX 形)の場合は 原因を取除いて セルフカットのボタン を押しても、回路上 ポンプは運転しません。 電源を切るか「停止」 状態にし、再度「手動 運転」または「自動 運転」にしますと 運転します。

l 圧力スイッチの動作圧が高い方に 調整されていて過負荷運転が 長時間続いた(MPW 形)

l 調整し直し

l 過負荷運転が長時間続いた (非自動形)

l 水栓を絞らないで使用 l バイパスを設ける

l 圧力スイッチが一線しか入らない (単相運転している)

l 圧力スイッチを交換

セルフカット (OFF) ★ (自動給水装置 (MPX 形)の場合 故障ランプが 点灯する)

l 浅井戸なのでジェットを 使用していない(MPJ 形)

l ジェットを使用する

l 水涸れ運転でケーシング内の 水温が上昇した

l 水涸れ運転の原因を取り除いてから ケーシング内の水を入れ替えて 水温リレーが ON するのを待つ

l 吐出栓締切状態での連続運転 が長時間続いた

l 連続運転の原因を取り除いてから、 ケーシング内の水を入れ替えて 水温リレーが ON するのを待つ

l ポンプ部摩耗または圧力スイッチ OFF 圧を高く調整したため 圧力スイッチが OFF しない

l ポンプ部の交換か圧力スイッチを 正規に戻す

l 圧力スイッチの接点溶着している l 圧力スイッチを交換する

l 流量スイッチのパドルが引掛り OFF しない

l 流量パドルの引掛りを直す

水温リレー (OFF) ★ (自動給水装置 (MPX-400W、 400WT)の場合 故障ランプが 点灯する)

l 加圧用ポンプを井戸に使用したため OFF しない

l 井戸用ポンプにするか圧力スイッチ を調整する

★ 自動給水装置 (MPX 形)の場合は 水温リレーが ON して いても回路上ポンプ は運転しません。 電源を切るか「停止」 状態にし、再度「手動 運転」または「自動 運転」にしますと 運転します

l 内部の絶縁破壊(パンク)で機能を はたさない

l コンデンサ交換 l 水涸れ運転と関係 あり(温度、電圧)

ポンプ

コンデンサ

l 容量低下 l コンデンサ交換

モータ l コイルレヤーショートまたは断線 l モータ交換 l 配線の接触不良 l 手直し

ポンプ ポンプ内配線

l モータスイッチの接点焼け (単相ポンプ)

l タンブラスイッチ交換

l 差込プラグが抜けているか電源が 切れている

l プラグを差し込むか電源を入れる -

l モータスイッチが入っていない (単相ポンプ)

l タンブラスイッチをON にする

ポンプが 回らない

電源

★ l 運転モード切換スイッチが「停止」に なっている

l 「手動運転」または「自動運転」に 切り換える

★ l 故障 l 制御回路の交換

制御回路 (故障ランプ

点灯) 制御盤内の 配線

l 液面制御装置を使用していない のに端子台を短絡していない

l 端子台の E3-E4-E5 を短絡する

★ 受水槽 (液面制御棒使用 の場合、異常減水

ランプ点灯)

- l ボールタップからの給水不足または 断水により水位が異常に低下して いる又はボールタップの動作不良

l 断水の場合は断水解除まで待つ l ボールタップの修理または交換

l 正常水位に達する と自動的に運転を 再開する

東芝ポンプ故障診断表

Page 2: 東芝ポンプ故障診断表...東芝ポンプ故障診断表 自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 ポンプ部

東芝ポンプ故障診断表 ★自動給水装置特有の現象および処置

現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 ポンプ部 (ケーシング、 羽根車、 ケーシングカバー、 渦室、案内羽根等)

l ケーシング、羽根車、 ケーシングカバー、渦室、 案内羽根等の摩耗により 性能低下し圧力スイッチが OFF しない

l 摩耗部品交換 l 圧力スイッチの動作圧調整

l 電気接点が溶着してOFF しない l 圧力スイッチ交換 圧力スイッチ l 可動レバーが外れていてOFF しない l 圧力スイッチ交換 l 異物を噛んでパドルが下がらない l 分解して異物取り除き l 再組立時にパドル

の引掛りに注意 l パドルが変形している l 手直しまたは交換 l 再組立時にパドル

の引掛りに注意

流量スイッチ (定圧ポンプ、 MPX 形)

l リードスイッチがクローズ状態で 破損している

l リードスイッチ組立交換 または流量スイッチ組立交換

l 再組立時にパドル の引掛りに注意

パワーリレー (定圧ポンプ)

l 電気接点溶着 l パワーリレー交換

メカニカル シール

l メカニカルシールより僅かにエアーを 吸込んでいて圧力スイッチ OFF 圧 まで昇圧しない

l メカニカルシール交換

ポンプ

ジェット部 l ノズル異物づまりし吐出栓を 締めても圧力スイッチが OFF しない

l 分解し異物除去

制御回路 - l 故障 l 故障回路交換

ポンプが止まらない

配管 - l 吸水配管より僅かにエアーを吸込ん でいて圧力スイッチの OFF 圧まで 昇圧しない

l 配管のエアー吸込み箇所修理

パッキン部 l パッキンがはみ出し、変形等で 水もれしている

l 手直しまたはパッキン交換

メカニカル シール

l メカニカルシールより水もれしている l メカニカルシール交換

l タンク上面のパッキン部より僅かに エアーもれまたは水もれしている

l 手直しまたは部品交換 圧力タンク

l タンクのウエルド箇所より僅かに エアーもれまたは水もれしている

l 圧力タンク交換

l 異物を噛んでいて落水する l 異物取り除き l 弁棒パッキン変形・傷で落水 l パッキン交換 l 弁座部傷による落水 l バルブボディー交換 l 弁座周囲に錆のかたまりが出来て

弁が効かず落水 l 錆のかたまりを取り除く

ポンプ

チェックバルブ部(逆止弁)

l 弁棒部変形またはチェックバルブ キャップガイド部変形で逆止が 効かず落水

l 弁棒または チェックバルブキャップ交換

l 水洗トイレのボールタップより水もれ l ボールタップ修理または交換

l 送水配管より水もれしている l もれ箇所修理

l 凍結により配管が割れている l もれ箇所修理

配管 -

l 地下の埋込みが浅く割れている l もれ箇所修理

水を使用しないのに運転することがある

その他 - l 貯湯式給湯機がある場合、 湯温がさがると水の膨張が なくなるため給水を始める

Page 3: 東芝ポンプ故障診断表...東芝ポンプ故障診断表 自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 ポンプ部

東芝ポンプ故障診断表 ★自動給水装置特有の現象および処置

現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 l ダイヤフラムが破れエアーを

吸込んでいる l ダイヤフラム交換または

空気補給器組立交換 空気補給器

l 袋ナット部よりエアーを 吸込んでいる

l 手直しまたは部品交換 l ニップル割れもある (樹脂製の場合)

l パッキン部よりエアー吸込み l 手直しまたはパッキン交換 チャックバルブ キャップ l キャップ変形または割れ l キャップ交換

l 接合部パッキンよりエアー吸込み l 手直しまたはパッキン交換

ポンプ

バルブボディ l バルブボディ変形または割れ l バルブボディ交換

★ l 接合部パッキンよりエアー吸込み l 手直しまたはパッキン交換

スイッチボデー

l スイッチボデー変形または割れ l スイッチボデー交換

l フランジパッキンよりエアー吸込み l 手直しまたはパッキン交換 フランジ l フランジ巣穴でエアー吸込み l フランジ交換

圧力タンク (2 型以前の もの)

l 圧力タンク内の吸水管腐蝕孔あき 部よりエアーまたは水の吸込み

l 圧力タンク交換

l 吸水フランジとの接合部バルブ ソケットねじ込み部よりエアー吸込み

l エアー吸込み部修理 l 水涸れ運転、凍結、 配管固定方法等 に関係あり

配管 -

l 吸水配管継手よりエアー吸込み l エアー吸込み部修理 井戸または受水槽

- l 水位が低下し吸水パイプが 浮き上がっている

l パイプの長さを調査し継ぎ足し 可能であれば手直し

電源 - l モータ逆回転で揚水せず (三相のポンプ)

l 電源の結線やり直し

l ケーシングおよび吸水管内の水が 不足している(MPJ 形)

l 呼水の補給

ポンプは 回っているが 水が出ない

その他 -

l ケーシング内の水が不足して 揚水出来ない(MPW・MPX 形)

l ケーシング内および補助タンク内 呼水の補給

ポンプ部 l ケーシング、羽根車、ケーシング カバー、渦室、案内羽根等の摩耗

l 摩耗部品交換

ストレーナ l ストレーナの目づまり l ストレーナ清掃 メカニカル シール

l メカニカルシールより僅かに エアーを吸込んでいる

l メカニカルシール交換

空気補給器 l ダイヤフラムが破れ僅かに エアーを吸込んでいる

l ダイヤフラム交換

ニップル l ニップルが折れて僅かに エアーを吸込んでいる

l ニップル交換

ポンプ

ジェット部 l ノズル摩耗 l 分解しノズル交換 l 井戸水に水溶性ガスを含んでいる - 水質 -

l 水温が高い(30℃以上) -

l 配管径が細い l 正規の配管径に直す

l 吸水管とジェット送水管が逆に 配管している

l 正規の配管に直す

l 吸水揚程が適合していない - l 送水揚程が適合していない - l ジェットの位置不適合(MPJ 形) l ジェットの位置変更

配管 -

l 吸水管、送水管のストップバルブが 半開きになっている

l 完全に開きます

電源 - l モータが逆回転している (MPJ 型 三相のポンプ)

l 電源の結線のやり直し

水の出が 悪い

その他 - l ポンプ本体とジェットの組合わせ 不適合

l 組合わせを変える l 組合わせ選定誤り

l ナイロンボールがゴム弁に 吸着していて空気が補給されない

l 分解し吸着を解除する

l スプリング(大)が折れている l 分解しスプリングを交換する l ケース(A)の水垢による孔づまり l 針金等で孔づまりをなくす l ニップル・接続パイプの水垢による

孔づまり l 針金等で孔づまりをなくす

l 吸水揚程が 1m 以内または 押し込みのある場合で 抵抗スプリングが装着されていない

l 抵抗スプリングの装着

運転停止 頻繁

ポンプ 空気補給器

l 連続運転時間が長く空気が 水に溶けて流出してしまう

l 送水配管にアキュームレータを 取り付ける

l 定圧ポンプや Y 型は起きない

Page 4: 東芝ポンプ故障診断表...東芝ポンプ故障診断表 自動給水装置特有の現象および処置 現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 ポンプ部

東芝ポンプ故障診断表 ★自動給水装置特有の現象および処置

現象 関係箇所 関係部品 原 因 処 置 備 考 圧力調整弁 (MPJ 形)

l 圧力調整弁を締込みすぎていて ON 時にケーシング内圧が瞬時に 上昇し空気補給器が働かない

l 圧力調整弁の調整し直し l 蛇口全開時に ガーガーと異常音が 出ない程度に 調整弁を開いて おいた方がよい

l パドル変形で流量スイッチの 機能をはたさない

l 分解しパドル変形を直す l 再組立時パドルの 引掛かりに注意

l パドルがボディに引掛かり 浮上しない

l 分解し引掛かりを解除する l 再組立時パドルの 引掛かりに注意

流量スイッチ (定圧ポンプ、 MPX 形)

l リードスイッチがオープン状態で 破損している

l リードスイッチ組立の交換 または流量スイッチ組立の交換

l 再組立時パドルの 引掛かりに注意

パワーリレー (定圧ポンプ)

l 電気接点の荒れや錆の発生で 導通不良となり機能をはたさない

l パワーリレーの交換

l 封入ガスがゴムプラダより浸透 漏洩してガス圧が低下している

l 空気入れによる空気の補充

l ガス弁よりのガスもれ l 空気入れによる空気の補充 l もれ量大はアキュー ムレータ交換

アキューム レータ (定圧ポンプ、 Y 形、MPX 形)

l パッキン部よりガスもれ l アキュームレータ交換 l タンク上面のパッキンよりエアーもれ l 手直しまたは部品交換 圧力タンク l ウエルド部よりエアーもれ l 圧力タンク交換

ポンプ

逆止弁 l 弁棒に異物をかんでいる l 異物取り除き ★ 抵抗スプリング l 装置場所が逆になっている l 正規の場所に装着する

運転停止 頻繁

その他 - l 比較的深い井戸に加圧用定圧 ポンプを使用した場合で 圧力スイッチ ON 圧と流量スイッチ OFF 圧が接近している場合

l 圧力スイッチの ON 圧を下げる l 機種選定誤り

バルブボディ (2 型以前の もの)

l バルブボディとタンクの接合部の 気密性が悪い場合、長時間停止中 に吸水管にエアーが入ってしまう

l 接合部の手直しまたはパッキン交換 l 真空計を直接 フランジに取り付け チェック出来る

ポンプ

吸水 フランジ部

l フランジパッキンの気密性が悪い 場合やフランジ巣穴がある場合

l 手直しまたは部品交換

水が 途切れる

配管 - l 吸水フランジとバルブソケットねじ 込み接合部や吸水配管の継手部に 僅かに気密性の悪い部分があった 場合、長時間停止中に吸水配管内に エアーが入り落水してしまうので、 蛇口を開いた時圧力タンク、又は アキュムレータ内の水が出た後、 水が途切れ、しばらくすると自吸して 水が出る

l 気密性の悪い部分修理 l 吸水配管の途中に 真空計を取付ける ことが出来れば チェック出来る

モータ l モータのボールベアリングの グリースがなくなっているか、 ボールが錆びている

l ボールベアリング交換 l メカニカルシール より水もれ発見が 遅れモータ内に水が 入った場合、錆発生

l 羽根車がケーシングまたはケーシン グカバーのライナー部にせり当たって いる(MPX 形)

l 分解し調整手直し

l 羽根車が渦室のマウスリングに せり当たっている(MPX・MPJ 形)

l 分解し調整手直し

異常音が する (回転音)

ポンプ

ポンプ部

l 異物をかんでいる l 分解し異物取り除き変形部品が あれば交換

l 弁パッキンが摩耗している l 弁パッキン交換 l 弁棒部がバルブキャップの

ガイド部に引掛かっている l 分解し手直しまたは部品交換

l タンクの空気がなくなっている (ウォータハンマー)

l 空気補充

異常音が する (弁音)

ポンプ チェック バルブ部

l アキュームレータのガス抜け (ウォータハンマー)

l 空気入れによる空気の補充

バルブボディ l 接合部よりエアーを吸っている l 接合部の気密性手直し ポンプ 吸水フランジ部 l 接合部よりエアーを吸っている l 接合部の気密性手直し

l ポンプの吐出側に立上がりがなく 蛇口がポンプの位置より低い場合

l 立上がり配管部をつくる

l 吸水配管が水面すれすれに なっている(MPX 形)

l 配管を継ぎ足すか、 水位が上昇するまで待つ

蛇口から 空気が出る

配管 -

l 吸水配管のヒビ割れ(MPX 形) l ヒビ割れ部分を修理する