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アプリ グロースハック ガイド ReproではじめるUX改善アプローチ

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Page 1: アプリ グロースハック ガイド...Reproの定量分析と定性分析を使えば改善施策の成功確 度は必ず上がります。アプリのグロースハックに悩んでいる

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アプリグロースハックガイドReproではじめるUX改善アプローチ

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目次

はじめに

アプリの課題を発見するためのアプローチ

定量分析

定性分析

改善事例 ゲーマグ

改善事例 C Channel

改善事例 ピクトケーキ

終わりに

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はじめに

アプリでは新規ユーザー獲得も重要ですが、獲得したユーザーの継続率を高めたりより多く課金してもらうための取り組みがより重要になってきます。

「UX改善」と「アプリ内マーケティング」の二つのアプローチを組み合わせて用いることで、新規獲得したユーザーをロイヤルユーザーにつなげることができます。

本書ではアプリの使いにくいところを発見し、使い勝手を向上させることで継続率やコンバージョン率を改善する「UX改善」について実際の改善事例を交えながらご紹介します。

UX改善アプリの使い勝手を向上することで、ユーザの定着率やコバージョン率を改善していく方法

アプリ内マーケティング例えばクーポンを配布するなど、ユーザがアプリをまた使いたくなったり、コンバージョンしたくなるように働きかけることで、アプリを成長させる方法

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アプリの課題を発見するためのアプローチアプリの課題を発見するアプローチは大きく分けて2つあります。

一つはアクセス解析ツールを用いてDL数や機能ごとのアクセス数などを計測し、数値を元に課題を発見する「定量分析」、もう一つはユーザーがアプリを使っている様子の観察やユーザーインタビューなどから課題を発見する「定性分析」です。

定量分析

行動データ行動データ

マーケティング

定性分析

Reproはファネル分析やリテンション分析などの定量分析機能に加えてユーザーのアプリ内行動を動画として再現する定性分析機能、さらにプッシュ通知やアプリ内メッセージ送信などのアプリ内マーケティング機能も充実しており、クライアントのアプリの成長を支援してきました。

Reproは定量分析と定性分析が両方できるアプリの解析・マーケティングツールとしてクライアントのアプリの成長を支援してきました。

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定量分析アプリの定量データを分析する手法としては以下のようなものがあります。

リテンション分析

ファネル分析

マジックナンバー分析

マジックナンバー分析とは、初回利用時の特定のアクションとその実行回数が継続率にどう影響するかを調べる分析手法です。

マジックナンバー分析の事例としてはTwitter社の「初日に5人以上フォローしたユーザーは継続率が高い」というマジックナンバーの発見が有名です。同社はこの発見に基づいてTwitterの初回登録時におすすめユーザーのレコメンド機能と5人以上のフォローを必須にし、ユーザーの継続率を大幅に上昇させることに成功しました。

このように、アプリの継続利用につながる条件(=マジックナンバー)を特定することで、その条件をKPIとして改善し、1ユーザーあたりの収益(LTV)を上げることができます。

リテンション分析とは、どれくらいのユーザーがアプリを継続して使い続けているのかを確認することができる分析手法です。Googleアナリティクスなど他のアクセス解析ツールではコホート分析とも言います。

ファネル分析とは、商品購入や会員登録などアプリ内でユーザーにしてほしいアクションに至るまでのプロセスの離脱率を把握し、どこで多くのユーザーが離脱しているかを確認する分析手法です。各プロセスの離脱率を見ることで、ユーザーがゴールに至るまでにどこで一番多く離脱しているかがわかり、優先的に改善するべきところが明確になります。

Reproのファネル分析の画面。商品詳細からカートに入れるまでの離脱率が一番高いことや、商品をカートに入れても最終コンバージョンの「決済」を完了するユーザーは半分以下であることがわかる

Twitter社の改善事例

Reproのリテンション分析の画面。どれくらいのユーザーがアプリを使い続けてくれているかが一目でわかる

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定性分析

エキスパートレビュー

ユーザーテスト

本番ユーザーの行動観察

定量分析をすることでアプリの使われていない機能やユーザーの離脱ポイントといった課題が生じている場所の特定はできますが、なぜユーザーが離脱しているかといった課題が生じている理由を知ることはできません。なぜなら数字だけでは仮説が想像の域を出ず、アプリがユーザーにとって使いにくい本当の原因がわからないからです。

定性分析を実施することで、数字データからは見えにくいアプリの課題を発見できたり、実際に使っているユーザーの観察やユーザーインタビューで得た意見から改善のヒントを得ることができます。その結果、適切な改善施策を実施することができます。

ここからはアプリの定性分析における代表的な手法とその特徴をご紹介します。

エキスパートレビューとは専門家が自身の経験則を用いて対象となるアプリを利用してデザインやアプリのユーザビリティに関する問題を発見する手法です。UXコンサルティングもこの手法にあたります。専門家からフィードバックを得ることでアクセス解析ツールでは見えなかった課題が発見できることや、競合アプリも含めた相対的な評価を下せるというメリットがあります。

ユーザーテストとは、対象となるアプリでやってほしい一連の操作をテストユーザーに依頼し、そのタスクを実行する過程を観察、記録してデザインやユーザビリティに関する問題を発見する手法です。ユーザビリティテストとも言います。

実際にアプリを使っているユーザーを観察するという手法です。Reproを導入すると実際のユーザーがアプリを操作している様子を動画で再現することが可能で、動画を見ることで自分たちが想定しているアプリ内の行動と実際のユーザー行動とのギャップを知ることができます。

ユーザーがアプリを操作している様子を観察することで、アクセス解析ツールでは見えなかった課題が発見できます。また、ユーザーの生の声を聞くことで課題発見にとどまらず「なぜ操作に詰まったのか」「なぜその機能を使わなかったのか」という理由も明らかにすることができます。

ユーザーテスト

エキスパートレビュー

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ゲーマグは「良質な情報を届けることで価値を感じてもらい毎日ユーザーに使ってもらうこと」をゴールとしていましたが、実際に毎日アプリを使っているユーザーは全アクティブユーザーの10%にも達しておらず、ユーザーの継続率につながる改善をしたいと思っていました。

Reproを導入してまず実行したのは「マジックナンバー分析」です。「検索機能」「SNSシェア機能」など機能ごとの新規ユーザーの翌日継続率をリテンション分析で比較し、人気ランキングのページを閲覧した新規ユーザーは継続率が高いことを発見しました。

マジックナンバー分析でわかった発見をふまえ、アプリの初回起動時に必ず人気ランキングのページに遷移させるようにフローをアップデートしたところ新規ユーザーの翌日起動率が23%から42%まで上がりました。アプリの利用頻度も上がり、アップデート後は3人に1人が毎日使うアプリになりました。初回起動時にアプリの提供価値をユーザーに伝えることができた結果だと思います。

Reproの定量分析と定性分析を使えば改善施策の成功確度は必ず上がります。アプリのグロースハックに悩んでいる方はぜひReproを使って新規ユーザーの継続率を改善することから取り組んでみてください。

初回起動時に強制的に人気ランキングの一覧ページに遷移させ、「上質なゲーム情報が得られる」というアプリの提供価値をユーザー

に伝えている

マジックナンバー分析の実践でアクティブユーザーは3倍に

ゲーマグ

株式会社ファンコミュニケーションズ廣瀬 空 様

ゲーマグは株式会社ファンコミュニケーションズが提供する、プレイしているゲームの攻略情報から最新ゲームのニュースまでひとまとめで見ることができるニュースアプリです。公式サイト、攻略サイト、まとめサイトの情報が一元的にまとまっている唯一のニュースアプリとして多くのユーザーに利用されています。

マジックナンバー分析を実行し、人気ランキングページの閲覧と継続率に相関があることを発見

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Repro導入によりUX改善のスピードと質が劇的に上昇

C CHANNEL

C Channel株式会社

「C CHANNEL」はかわいいものに敏感な女子をターゲットに料理やファッション、ヘアー、ネイルといったコンテンツのハウツー動画を配信しているアプリです。新興の動画メディアとしては国内最大規模で、Web版と合わせると月間の動画再生回数は1億6,000万回を突破しています。

C CHANNELは国内ではまだほとんど事例がない「タテ型動画」を全面に押し出したアプリなので、アプリを改善するためにはDL数や各機能のアクセス数といった定量的な分析だけではなく、操作感などに対するターゲットユーザーからの生の声が重要だと考えていました。 最初は道端でアプリのターゲットとなるユーザーにお願いして使い勝手を聞いていたのですが、やはり先進的なUXを採用しているアプリの感想や不満を言語化してもらうのはかなり難しく、具体的なアプリの課題を発見するには情報が十分得られませんでした。

Reproの良いところはユーザーが実際にアプリを使っている様子を動画で詳細に見ることができて、ユーザーテストではわからなかったアプリの課題を発見できる点です。

百聞は一見に如かずと言いますか、口頭でユーザーから聞くフィードバックよりも動画のほうが「あ、ここで迷ってるな」とか「この機能はウケが悪いな」といったアプリの課題がわかります。Repro導入後は2、3時間あれば数十以上の動画を見てフィードバックが得られるようになり、アプリのUXを検証する方法が劇的に変わりましたね。

Reproの動画分析の画面。本番ユーザーのアプリの操作を管理画面上で再現することができる

毎日動画を見ながらUXの改修を続けた結果、ユーザーあたりの動画再生数や動画の再生頻度といった重要KPIを高めることができました。Reproを導入してまだ数か月なのですが既に「替えの効かないツール」になっているので、もっと使いこなしてサービスの成長につなげていきたいですね。今後はアプリの再訪率を上げるためにターゲティングプッシュ通知機能も利用したいと思っています。

動画分析が課題発見につながりUXを改善。結果、再生回数は劇的に増加した

齊藤 健太 様

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離脱箇所のUI改善でCVR20%アップ

ピクトケーキ

株式会社BAKE正木 友佳 様

「ピクトケーキ」はスマホから簡単にオリジナルの写真ケーキを注文できるアプリです。注文から最短2日でケーキが届き、アプリから写真のデコレーションも可能です。 誕生日や結婚記念日、卒業式など特別な日のお祝いとして多くの方に利用されています。

前職でもReproを導入してアプリの改善に成功したので、「ピクトケーキ」の担当になってすぐにRepro導入を提案しました。

導入前も注文までの各プロセスの離脱率はGoogleアナリティクスで計測し、ケーキ選択画面で離脱しているユーザーが多いことはわかっていましたが「なぜ離脱しているのか」という原因まではわからず、ユーザーインタビューなどをしてもあまり示唆は得られていませんでした。

Reproの便利なところは「ファネル分析」を使って離脱率が高いところを特定できるだけでなく、そこからワンクリックで「ケーキ選択画面で離脱しているユーザー」を抽出し、そのユーザーの行動を動画で確認できるところです。

ケーキ選択画面のユーザー動画をチェックしたところケーキの味やサイズを選択するUIに問題があることがわかり、大きな画像付きのボタンで自分がどんなケーキを注文しようとしているのかが視覚的にわかりやすいUIに変更したところ注文完了のコンバージョン率が20%上がりました。

常に自社のアプリを触っているとそのUIに慣れてしまってついユーザー視点を忘れてしまうことがありますが、そういった慣れや思い込みはReproでユーザー動画を見ることですぐに気づくことができます。今は毎週決まった時間にアプリの担当者全員でユーザー動画を見るようにし、毎週のように新しい発見があります 。

ファネル分析によってケーキ選択画面で離脱しているユーザーが多いことを特定し、そのユーザー群の動画を見て離脱の原因を特定する

改善後のケーキ選択画面ケーキの種類、味、サイズをそれぞれ別の画面に分け、CVRは20%向上した

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終わりに

アプリのユーザビリティ改善を考える際はアクセス解析ツールから得られる定量データだけではなく、アプリを使っている様子の観察やユーザーインタビューなど定性データを元にした分析を行う必要があります。

UX改善の具体例やReproの利用方法などについてもっと詳しく知りたい方は [email protected]までお気軽にお問い合わせください。アプリのUX改善やマーケティング施策Ωの支援も承っております。

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