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2012【前期】プロジェクト研究「人的資源管理」
2012年8月18日(土)井下晶雄、北脇裕章、田鍋洋三、仲野大輔
プロ野球の労働市場〜プロ野球選手の年俸決定における要因分析〜
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
澤村拓一(巨人)
中央大学が生んだスターたち
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はじめに
労働者 企業
労働
賃金
労働者 企業
能力・成果
賃金
不明瞭
<経営的要因>業績変動、支払能力変化
<環境的要因>世間相場、物価指数
<以前>
<現在>
90年代の成果主義人事制度の導入以降、その運用に多くの課題を残している日本企業
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はじめに
選手 球団チーム
プレー・成績
年俸
<プロスポーツ>
<研究テーマ>
プロスポーツにおける“成果主義”はどのように運用されているのか。特に、選手のモチベーションに大きな影響を及ぼす賃金(年俸)はどのように決まっているのか。
明確
経営的要因、環境的要因による影響小
実力・成果主義
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はじめに
<研究の視点>
プロスポーツの中でも最も歴史が古く、長期に渡り成果主義的賃金制度を運用して
いる「プロ野球」を題材として、以下の観点から分析。
・プロ野球選手の賃金はどのように決定され支払われているのか。
・プロ野球選手の賃金決定に影響を及ぼす要因にはどのようなものがあるのか。選手の成績によってのみ賃金は決まっているのか。成績以外の年齢や学歴といった要因は一切影響していないのだろうか。
・一般企業における人材マネジメントに展開可能なのか。
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
阿部慎之助(巨人)
中央大学が生んだスターたち
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1.プロ野球の概要
プロ野球選手の年俸 2012年度の年俸調査結果(日本プロ野球選手会HP)
今年の支配下公示選手(731名)の平均年俸
・3,816万円球団別の支配下公示選手の平均
・1位 読売巨人軍 5,894万円全体の中央値(731名中の365番目・366番目の年俸)
・年俸1,400万円
年俸別の1億円以上の選手 78名(500万円未満の選手 18名)
年齢別の23歳以下(全体比22%)の平均年俸 892万円年齢別の36歳以上(全体比8%)の平均年俸 10,622万円
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1.プロ野球の概要
プロ野球選手の年俸 2012年度の年俸調査結果(日本プロ野球選手会HP)
全球団選手ポジション別の年俸
人数 年俸
投手 355名 3,605万円
捕手 82名 3,111万円
内野手 159名 4,871万円
外野手 135名 3,555万円
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1.プロ野球の概要
■プロ野球選手の類型(日本プロフェッショナル野球協約より)
・支配下選手ペナントレース登録選手(1軍・28名)+ジュニアペナントレース(2軍)=各球団最大で70名まで登録可能
・育成選手支配下選手登録を目指した育成選手契約を締結した選手保有には上限あり
・研修生育成指導を目的とした研修契約を締結した選手保有上限はないものの、試合への出場に関する規約は存在しない
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
笘篠賢治(元ヤクルト・広島)
中央大学が生んだスターたち
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2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
(1)入団プロセス
プロ野球選手として球団に入団する場合、「ドラフト」と「トライアウト(テスト入団)」の2つのルートが一般的。特に高卒・大卒等の新人選手が入団する場合、そのほとんどが「ドラフト」入団となる。
【ドラフト入団選手のデータ】・2011年度新人選手選択会議 71名(育成選手は除く)・全選手に占める割合 約10%(71名/731名)
(2)ドラフト入団選手の報酬
学生時代や実業団リーグでの実績、将来性等に基づき、球団側が「契約金」と「年俸」を提示。契約金上限額は「1億円」、年俸上限額は「1,500万円」
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2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
【ドラフト入団選手の報酬データ】2011年度新人選手:71名
・平均契約金 4,445万円~6,050万円・平均年俸 600万円~1,090万円
※日ハム7位指名選手(大学ソフトボール出身、契約金800万円、年俸500万円)は除く
割合(%)
契約金(平均)
契約金(最高額)
契約金(最低額)
年俸(平均)
年俸(最高額)
年俸(最低額)
高卒 46%(33名)
4,445万円
1億円(1名)
1,500万円
598万円
1,200万円
450万円
大卒 30%(21名)
※6,050万円
1億円(3名)
※3,000万円
1,090万円
1,500万円
500万円
社会人 24%(17名)
5,059万円
1億円(2名)
2,000万円
1,024万円
1,500万円
600万円
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
佐野仙好(元・阪神)
中央大学が生んだスターたち
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3.2年目以降の報酬決定の仕組み
入団2年目以降の選手の報酬(年俸)は、毎年11月上旬頃から行われる契約更改の際に、球団側と選手側(代理人を立てる場合あり)との交渉によって決定される。
その後、2月1日以降、年俸額の1/12ずつを毎月選手に対して支払う。
なお、年俸額の決定においては、「日本プロフェッショナル野球協約」において、最低額(440万円)、減額制限(40%または25%まで)などが定められており、当該基準の範囲内で決定される。
契約更改・報酬決定今年分の年俸支払(毎月1/12ずつ)
翌年2月11月 12月
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3.2年目以降の報酬決定の仕組み
日本プロフェッショナル野球協約2011より
◆出場選手追加参稼報酬(第89条の2)年俸1500万円未満の選手が、1軍出場選手として登録された場合は、登録日数1日につき、追加参稼報酬として加算される。(上限1,500万円まで)
例:最低年俸440万円の選手が1軍ベンチ入りするだけで、約7万円上乗せ!理論上は、全144試合ベンチ入りすれば、年俸1,448万円程度に!年俸が低い若手選手も、高額報酬のチャンスは大いにある。
年俸440万円
年俸1,500万円
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
藤波行雄(元・中日)
中央大学が生んだスターたち
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4.報酬決定の要因分析(統計分析)
(1)データ概要
下記6球団に所属するプロ野球選手(野手)を対象として、個々の選手ごとに以下のデータを作成
①対象球団読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、広島カープ、福岡ソフトバンクホークス、日本ハムファイターズ、オリックス・バッファローズ
②対象選手2011年度1軍試合出場選手(野手・日本人選手のみ) 136名
③データ項目所属チーム、年齢、経歴(高卒・大卒・実業団)、プロ在籍年数、妻子の有無(数)、推定年俸、出場試合数、打席数、安打数、本塁打数、打点、盗塁、四球、三振、打率
※年齢、家族構成は2012年1月時点、推定年俸は2012年・2011年の2ヵ年分、出場試合数・打席数等の実績値は2011年・2010年の2ヵ年分を作成。
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4.報酬決定の要因分析(統計分析)
(2)年俸額の決定における要因分析
①分析概要
推定年俸の対数値を被説明変数、年俸決定に影響を与えると考えられる、経歴・プロ
在籍年数・成績等を被説明変数として回帰分析を実施。
②分析結果
上記回帰分析の結果は以下のとおり。調整済みR2乗が高く、有意確率が0に近いことから、当該分析は「説明力が高く、有意である」と考えられる。
・被説明変数 : LOG推定年俸(2012年分)
・説明変数 : 所属チーム、経歴(高卒・大卒・実業団)、プロ在籍年数、妻子の有無(数)、出場試合数、打率、本塁打数、打点、四球、三振※打席数、安打数、盗塁については、共線性・有意確率等の問題により削除
R R2乗 調整済みR2乗 有意確率
0.932 0.869 0.851 0.000
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4.報酬決定の要因分析(統計分析)
②分析結果(つづき)
個別の項目ごとの分析結果は以下のとおり。
「打率」が最も影響度が高く、次いで「経歴」、「プロ在籍年数」、「所属チーム」などの
項目が挙げられる。
※所属チームは「ジャイアンツ」を基準とした数値を表示。総じてジャイアンツと比して年棒額が低くなっている。(ソフトバンクは有意確率が高いことから除外して検討)
標準化係数
B 標準誤差 ベータ
2.571 0.065 39.830 0.000
中日 -0.128 0.057 -0.097 -2.233 0.027
広島 -0.191 0.058 -0.145 -3.291 0.001
ソフトバンク 0.024 0.059 0.018 0.408 0.684
日ハム -0.076 0.058 -0.057 -1.312 0.192
オリックス -0.075 0.060 -0.056 -1.241 0.217
大卒 0.163 0.039 0.157 4.166 0.000
実業団 0.223 0.052 0.169 4.315 0.000
0.042 0.005 0.419 9.118 0.000
妻 0.027 0.044 0.026 0.610 0.543
子 -0.025 0.025 -0.047 -0.995 0.322
試合数 0.004 0.001 0.361 4.112 0.000
打率 0.374 0.177 0.081 2.112 0.037
本塁打 -0.001 0.008 -0.006 -0.069 0.945
打点 0.003 0.003 0.146 1.197 0.234
四球 0.009 0.002 0.316 4.519 0.000
三振 -0.001 0.001 -0.097 -0.988 0.325
標準化されていない係数t値 有意確率
所属チーム
経歴
定数
プロ在籍年数
家族構成
2011成績
※家族構成、本塁打、三振は有意確率が高いことから、除外して検討。
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4.報酬決定の要因分析(統計分析)
(3)年俸上昇率の決定における要因分析
①分析概要
推定年俸の対数値の差を被説明変数、年俸上昇率に影響を及ぼしていると考えられ
る経歴・在籍年数・成績の増減(前年度からの差)等を説明変数として回帰分析を実施。
②分析結果
上記回帰分析の結果は以下のとおり。調整済みR2乗は一定以上の値を示しており、有意確率が0に近いことから、当該分析は「説明力があり、有意である」と考えられる。
・被説明変数 : LOG推定年俸(2012年分-2011年分)
・説明変数 : 所属チーム、経歴(高卒・大卒・実業団)、プロ在籍年数、出場試合数、打率、本塁打数、打点、四球、三振※出場試合数、打率等の成績については差(2011実績-2010実績)を使用
R R2乗 調整済みR2乗 有意確率
0.737 0.544 0.491 0.000
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標準化係数
B 標準誤差 ベータ
0.105 0.039 2.706 0.008
中日 -0.002 0.038 -0.004 -0.045 0.964
広島 0.056 0.037 0.119 1.499 0.136
ソフトバンク 0.097 0.038 0.199 2.526 0.013
日ハム 0.072 0.039 0.152 1.857 0.066
オリックス 0.077 0.037 0.160 2.053 0.042
大卒 -0.016 0.025 -0.044 -0.638 0.524
実業団 -0.004 0.033 -0.007 -0.107 0.915
-0.010 0.002 -0.271 -3.848 0.000
試合数 0.001 0.001 0.263 1.835 0.069
打率 0.014 0.077 0.013 0.185 0.853
本塁打 -0.002 0.003 -0.061 -0.559 0.577
打点 0.001 0.001 0.142 0.988 0.325
四球 -0.001 0.001 -0.081 -0.749 0.455
三振 0.002 0.001 0.321 2.404 0.018
所属チーム
経歴
プロ在籍年数
成績差
2011-2010
標準化されていない係数t値 有意確率
定数
22
4.報酬決定の要因分析(統計分析)
②分析結果(つづき)
個別の項目ごとの分析結果は以下のとおり。
「所属チーム」による影響が大きく、「経歴」「成績差」による影響は小さい(有意でない)。
また、 「プロ在籍年数」についてはマイナスの影響を与えている。
※所属チームは「ジャイアンツ」を基準とした数値を表示。ジャイアンツと比して年棒増加率が高くなっている。(中日は有意確率が高いことから除外して検討)
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(4)分析結果に対する考察
・本塁打・打点等の直接得点に結びつく項目よりも、コンスタントに出塁することで、得点のチャンスを創出することが求められている。
・四球の数や出場試合数が一定の効果を有していることからもこの点がうかがえ、直接的な得点よりも、得点のきっかけとなる「チームプレーへの貢献」を重視していると考えられる。
・ただし、年俸の増減については、単年度の成績差による影響は大きいとは言えない。
これまでの実績・将来性なども含めて、球団側との交渉により、決定されるものと考えられる。
4.報酬決定の要因分析(統計分析)
<結論1>
野手に最も求められている成果は「打率」。
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(4)分析結果に対する考察(つづき)
・大学や実業団での経験により就業能力(選手としてのエンプロイアビリティ)が向上。・また、大学や実業団への入団の際に選抜過程を経ており、スクリーニング効果(能力の高い選手が残っている)により、年俸額が高くなっていると考えられる。
・各球団に所属する選手数は同程度。球団の収益力によって各選手への配分(負担できる人件費総額)が決定するため、収益力のある読売ジャイアンツの
選手の年俸が高くなっている。
・また、所属球団によって、選手の年俸増減率が異なっており、「前年よりもリーグ成績が向上した球団(日ハム・オリックス)」「クライマックスシリーズで優勝した球団(ソフトバンク)」「元々、年俸が低く抑えられている球団(広島)」等で上昇しやすい傾向がうかがえる。
4.報酬決定の要因分析(統計分析)
<結論2>
経歴(大卒・実業団)や所属チームによって、年俸額への影響が異なる。
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(4)分析結果に対する考察(つづき)
・プロ野球選手の場合、活躍できない選手は排除される(契約更改されない)ことから、
有能な選手しか残れない。(ドロップアウト効果)
・また、在籍年数が経過するごとに技能が熟練され、選手として成長していく(技能形成効果)ことから、年俸額が高まっていると考えられる。
・一方、年俸額の増減率は在籍年数が経過するごとに低下していく。
・選手としての成長度合(技能形成効果)が低下すること、年俸額がプロ野球選手と
しての上限値に近づくことなどが要因として考えられる。
4.報酬決定の要因分析(統計分析)
<結論3>
プロ在籍年数が長くなると年俸額が高まる要因は、プロ野球選手の報酬体系が年功的であるというよりも、ドロップアウト効果・技能形成効果の影響であると考えられる。
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<目次>
はじめに
1.プロ野球の概要
2.入団プロセスと報酬決定の仕組み
3.2年目以降の報酬決定の仕組み
4.報酬決定の要因分析
5.結論
高木豊(元・大洋・日本ハム)
中央大学が生んだスターたち
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プロ野球において、成果主義を成り立たせている要因とは・・・
・成果(単年度成果+これまでの成果)を明確に把握することができる
・成果を出した者に対して、一般労働者に比してはるかに高い報酬を支払っている
(プロ野球選手のうち、10%以上の選手が1億円プレーヤー)
・球団の収益やチーム成績等が好調な場合、選手に一定程度還元している
・年功的制度ではなく、実力のある者のみが残る仕組み(選抜方式)を採用している
(球団による解雇権の行使が容易、選手側にもそれを受け入れる認識がある)
一般企業における“プロフェッショナル人材”のマネジメントに展開可能か?
5.結論
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■一般企業の人材マネジメントへの展開可能性
個々人のプロフェッショナル性(高度な技能・知識・自律性)が高度に求められる組織においては、一定条件のもとプロ野球のような厳格な成果主義は機能すると考える。
5.結論
① 評価基準・評価基準の明確な定義と、可能な限り定量評価を行うこと
・企業・労働者のリスク軽減のため、複数年度の成果を評価に反映
② 報酬制度・高額報酬によるインセンティブ効果の向上
・会社収益から一定程度、個人へ還元すること
③ 育成制度・社員が企業内で、自助努力によって技能・知識等を高めることができるよう、育成体制を整備すること
④ 雇用環境・雇用の流動性が担保されるような仕組みが機能していること
例)解雇権の行使が容易、転職エージェントといった外部労働市場