グローバルict · →自律的成長へ過度の依存(過去に約1兆円の投資減損)...

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グローバルICT企業への挑戦 富士通株式会社 代表取締役社長 200968お客様に価値を提供し続けるために お客様に価値を提供し続けるために 野副 州旦 世界ICTサミット2009

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Page 1: グローバルICT · →自律的成長へ過度の依存(過去に約1兆円の投資減損) グローバル人材の活用 →日本人マネジメントの育成(リエゾンからの脱却)

グローバルICT企業への挑戦

富士通株式会社

代表取締役社長

2009年6月8日

““ お客様に価値を提供し続けるためにお客様に価値を提供し続けるために””

野副 州旦

世界ICTサミット2009

Page 2: グローバルICT · →自律的成長へ過度の依存(過去に約1兆円の投資減損) グローバル人材の活用 →日本人マネジメントの育成(リエゾンからの脱却)

三つの起点の変革に挑む

お客様のビジネスを良くすること(お客様のお客様起点)

Think Global, Act Local(グローバル起点)

お客様の環境負荷を低減(地球環境起点)

お客様起点経営を進化させるために

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富士通のポートフォリオ

利益と成長への貢献が、事業リソース投入の判断軸

利益でのグループ貢献度

成長でのグループ貢献度

海外ビジネス

次の成長への“挑戦”領域 利益・成長両立の領域

選択・集中検討の領域 利益貢献できる“強い商品”

プロダクトビジネス

サービスビジネス

構造変革の実行

Page 4: グローバルICT · →自律的成長へ過度の依存(過去に約1兆円の投資減損) グローバル人材の活用 →日本人マネジメントの育成(リエゾンからの脱却)

富士通のポートフォリオと成長戦略

プロダクトビジネスの拡大と海外ビジネスの収益力強化

利益でのグループ貢献度

成長でのグループ貢献度

海外ビジネス

次の成長への“挑戦”領域

選択・集中検討の領域

プロダクトビジネス構造変革の実行

利益・成長両立の領域

利益貢献できる“強い商品”

サービスビジネス

FSC完全子会社化

北米三社統合

グローバルサービス強化(GSIP)

フィールドイノベーション推進SI革新インフラサービス工業化ソリューション軸に国内再編富士通ビジネスシステムの統合

テレコム再編成長

利益向上

コンデンサ事業譲渡(富士通メディアデバイス)

富士通オートメーションの株式譲渡

ユーディナデバイスの株式譲渡

HDD事業の譲渡

豪KAZ社買収豪SCC社買収

フロンテックへのATM/POS等の集約

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富士通はテクノロジーソリューションを中核に

“ サービスとプロダクトの両輪 ”でビジネスをグローバルに展開する

富士通の目指すビジネスモデル

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グローバル起点 – Think Global, Act Local

富士通自身がグローバルにならなければ、

お客様へ価値提供が継続できない

一社ではお客様の全てをサポートできない

グローバルな強いパートナーシップでより価値の高いソリューションを提供する

富士通のグローバルでのプレゼンスが必要

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富士通の海外ビジネスの反省と課題

輸出型モデルからの脱却の遅れ (Japan Centric)→日本中心、製品事業部中心

海外グループ会社のガバナンスの不足(Act local)→ 自律的成長へ過度の依存 (過去に約1兆円の投資減損)

グローバル人材の活用→ 日本人マネジメントの育成(リエゾンからの脱却)→ 海外マネジメントの登用

ガバナンスの強化→ IFRS(国際会計基準)による共通マネジメント→ ICTシステムのマネジメント強化、統合化

反省

課題

サービス依存型成長モデルの再構築→プロダクトとサービスの両輪でのビジネス展開

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1968年ICL設立

1990年ICLへ資本参加(80%)

2002年4月ICLからFujitsu Servicesに改称サービスモデルによる新たな展開

2003年11月Sense and Respondに基づくカスタマサービス戦略が英国ナショナル・ビジネス・アワードを受賞

2004年4月TRIOLE展開に向けたFS/FJ共同チーム結成

2008年11月21顧客にTRIOLE forServicesを導入

2007年8月GSIPによる協調を開始

2008年6月クリストウ上席常務海外ビジネスグループ長就任

富士通サービシーズ(FS)との20年間

Act Local Collaboration Think Global

売上高 : 約5000億円 従業員 ; 約25,000名

1998年10月 100%子会社化

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富士通サービシーズ(FS)の財産

長年に渡るデータセンタ型のサービスモデルの実績

マルチベンダ対応の経験と実績

インフラサービスにおける標準化・最適化能力(ITIL)

英国政府商談におけるBPOサービスでの人材移管の経験

現場改善型モデル(Sense and Respond)による差異化

富士通のビジネスを理解している人材が財産

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富士通サービシーズの実績(例)

英国歳入関税庁

アリアンツ 400Mユーロ/5年英国ポストオフィス 300Mポンド/10年

北アイルランド財務人事省 185Mポンド/15年

英国金融サービス機構(FSA) 80Mポンド/8年

英国内閣府 32Mポンド/5年

トムソンロイター

マークスアンドスペンサー

エレクトロラックス

アステラス製薬

英国防省

KLMBP (British Petroleum)

ホーダフォン

英ビジネス企業規制改革省

1000Mポンド/10年

等々

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海外の体制を変える – 地域軸からの変革

シンプルな体制での新たなスタート

クリストウ上席常務

プロダクトマーケティングプロダクトマーケティング

Think Global, Act LocalThink Global, Act Local

(新) 海外ビジネスグループ

グローバル・ステアリング・コミッティ

マーケティング

海外グループ会社

「しがらみのない目で見る」

「日本中心の発想を変える」

フィリップ・オリバー

イヴル・ジェネル

サービスデリバリー

クライアントマネジメント

ファイナンス/コンプライアンス

ポール・タスカー

蒲田 顕久

片山 隆教

本部長

ビジネスグループ長

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海外ビジネスの拡大

2009 Supply Chain Consulting (Australia)KAZ Group Pty Ltd (Australia)

2007 Mandator AB (Sweden) -- FSPromaintech Novaxa (Canada) -- FCInfinity Solutions (New Zealand) -- FALOKERE, Inc. (US, UK) -- FCTDS (Germany) -- FS

2006 M3K (Canada) -- FCRapidigm (US, India) -- FCGreenbrier & Russel (US) -- FCGIM Risk Management (Canada) -- FC

2005 BORN Information Services (US) -- FCCendera Technologies (US) -- FC

最近のM&Aによる海外リソースの拡大

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日本から見えないこと

アジア/パシフィック地域

富士通オーストラリア(FAL)KAZ社の買収(09/03)Supply Chain Consulting 社の買収(09/04)

FSのビジネス

モデルとの共通性

富士通フィリピン(FPI)

富士通アメリカ(FAI)

アメリカのビジネスとの共通性

豪州

富士通サービシーズ(FS)

(約5500名 No.3シェア)

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グローバル・サービスの能力

グローバルに85センターを展開。08年以降、世界5箇所にデータセンターを新設。

マルチカスタマーサービスデスクをグローバルに47拠点展開。26ヶ国語に対応。

167カ国にグローバルネットワーク網を展開。

グローバルデータセンタ-

グローバルサービスデスク

グローバルネットワーク

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2008/2/7

パートナー様と共創するSaaSビジネス

2009/4/20クラウド時代に向けた新ネットワークサービス

基盤

2009/4/23

SaaS事業を

大幅強化

企業内SaaS構築サービス

SaaSアプリケーション

30種提供

SaaSパートナー

250社

ユニファイドコミュニケーション

FENICSⅡユニバーサルコネクト

2009/4/27

トラステッドクラウド

新しい時代への対応

より多くのお客様にICTの価値を提供する

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NetWork

Server

Storage NetWork

Server

Storage

ミドルウェア

NetWork

Server

Storage

ミドルウェア

業務アプリ

Trusted-Service Platform(09年10月オープン)

データセンターへ最新技術を実装して、グローバル展開データセンターへ最新技術を実装して、グローバル展開

サーバ・ストレージファーム(1000台)

ネットワークプラットフォームグリーン・ファシリティ

セキュリティサービス群

マネジメントセグメント-ダッシュボード-仮想化/プロビジョニング

プライベートクラウドゾーン

パブリッククラウドゾーン

進化するデータセンター :

安全性向上

可視化

グリーン化

拡張性強化

コスト最適化

クラウド、SaaS基盤の提供

トラステッドなクラウド・サービスの提供

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EMEA 米州 中国アジア豪州日本

[データセンター、デスクトップサービス、ヘルプデスク]

世界で同レベルのサービス提供Global Service Innovation Program

最適化最適化

自律化自律化

SaaSSaaS技術技術

環境技術環境技術

仮想化仮想化

共通リソース管理共通リソース管理

電流監視電流監視

セキュリティセキュリティ

課金技術課金技術

オンデマンドオンデマンドサービスサービス

プロセス標準/デリバリ標準

先端技術の実装

グローバル・インフラストラクチャー・サービスの展開

グローバルに一貫したサービスを提供

クラウドコンピューティング

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富士通のサーバビジネスを変える

ドイツ アウグスブルグ工場

One Fujitsu Product、One Fujitsu StandardIAサーバのラインナップ拡大

Microsoft/Linux へのシフト

富士通シーメンス・コンピューターズの統合

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Fujitsu Siemens Computers

Fujitsu Technology Solutions

富士通テクノロジー・ソリューションズ – 4月1日より

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国内販売体制の強化

2年後に50万台以上のIAサーバを販売

(倍増)

サーバビジネスの再編

海外拠点の見直しグローバルな

パートナーシップの強化

FTSの構造改革

ORACLE社,CISCO社SAP社、Microsoft社なと

グローバルで共通の目標に向かう- 富士通の変革の軸

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グローバル・プラットフォーム

グローバル・インフラストラクチャ・サービス

グローバル・インフラストラクチャ・サービス

TRIOLE for infrastructureTRIOLE for infrastructure

TRIOLE for servicesTRIOLE for servicesサービスの工業化サービスの工業化

欧州欧州米州米州

中国中国 アジアアジア//豪州豪州

日本日本

ビジネスソリューション

プラットフォーム構築の工業化

“サービスとプロダクトの両輪” でのテクノロジーソリューショシをグローバルに展開

No Longer Japan Centric

Think Global

Act Local

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富士通グループは、常に変革に挑戦し続け快適で安心できるネットワーク社会づくりに貢献し

豊かで夢のある未来を世界中の人々に提供します。

-お客様のかけがえのないパートナーへ -

FUJITSU Way

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Copyright 2009 FUJITSU LIMITED22