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ディジタルシステム設計と講義進度 ここで学ぶことは 1.Z80マイクロプロセッサの構成(2週) Z80の内部構成 信号の流れ 2.Z80の命令(3週) 転送 演算 入出力 ビット操作 その他 3.Z80マイクロコンピュータの構成(1週) バスライン ROM RAM I/O素子 4.マイクロコンピュータの周辺装置の知識(2週) 8255 8251 Z80PIO Z80CTC Z80SIO 5.マイクロコンピュータシステム設計上の知識(2週) R C L Tr OPアンプ TTLの動作 インターフェース技術 動作 を安定にさせる技術 実装技術 6.開発環境と開発事例(3週) ワンボードマイコン,計測制御システム,マイクロマウスロボット, サッカーロボットなどの設計事例

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ディジタルシステム設計と講義進度

ここで学ぶことは

1.Z80マイクロプロセッサの構成(2週)Z80の内部構成 信号の流れ

2.Z80の命令(3週)転送 演算 入出力 ビット操作 その他

3.Z80マイクロコンピュータの構成(1週)バスライン ROM RAM I/O素子

4.マイクロコンピュータの周辺装置の知識(2週)8255 8251 Z80PIO Z80CTC Z80SIO

5.マイクロコンピュータシステム設計上の知識(2週)R C L Tr OPアンプ TTLの動作 インターフェース技術 動作

を安定にさせる技術 実装技術6.開発環境と開発事例(3週)ワンボードマイコン,計測制御システム,マイクロマウスロボット,

サッカーロボットなどの設計事例

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マイクロコンピュータを理解する技術

1 デジタル回路

2 アナログ回路

3 制御回路

4.プログラミング技術

5.実装技術

6.センサー技術

7.マイクロコンピュータのハード回路とプログラム命令

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主なマイクロコンピュータの誕生と進化

1971年

4004

1973年

8080

1972年

8008

1975年

Z80

1975年

8085

1974年

6800

1978年

8086

1978年

Z8000

1978年

MC68000

1977

MC14500B

1972年

3000

モトローラ

ザイログ

インテル

モトローラ

インテル

1ビット

4ビット

8ビット

16ビット

インテル

モトローラ

ザイログ

ビット・スライス

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最近の代表的なマイクロプロセッサ

・ Z80マイコングループザイログZ80 東芝TMPZ84015BF川崎KL5C8012 日立64180

・ H8マイコングループ日立H8シリーズ

・ PICマイコングループMicrochip Technology PICシリーズ

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Z80マイクロプロセッサのアーキテクチャ

B C

D E

H L

IX

IY

SP

PC

C’E’

L’

IR

バッファ

ALU

A

F

A'

バッファ

内部バス データバス

アドレスバス

コントロール

バス

メモリ

&入出力ポート

レジスタ指定

デコーダ

フラグ

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Z80のレジスタ構成(‘は裏レジスタ)

A A’ アキュームレータ 演算の中心となる.

F F’ フラグレジスタ アキュームレータの状態を記録

B C D E H L B’C’D’E’H’L’ 汎用レジスタ

IX IY インデックスレジスタ

SP スタックポインタCALL文実行後の戻り先番地や汎用レジスタの一時待避先番地を指す.

PC プログラムカウンタ

I 割り込み番地指定レジスタ(上位8ビット)

割り込み要求入出力デバイスが下位8ビットを発生する.

R リフレッシュレジスタ

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Z80の端子

A15

A14

A13

A12

A11

A10

A9

A7

A6

A5

A4

A3

A2

A1

A0D7

D6

D5

D4

D3

D2D1

D0

A8

WR

RD M1

MR

EQ

IOR

Q

RFSH

HA

LT

WA

IT

INT

NM

I

RE

SET

BU

SRQ

BU

SAKφ

+5

VG

ND

アドレス バスデータ バス

システム制御CPU制御CPUバス制御

Z80 CPU

負論理動作

正論理動作

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Z80CPUの端子の機能(1)アドレスA0-A15 ; アドレスバス トライステート,アクティブ“H”

メモリ内のデータや入出力デバイスのデータの送受のためのアドレス指定を行う.データD7-D0 ;データバス トライステート,アクティブ“H”

8ビットの双方向性データバス.M1 ; マシンサイクル 出力 アクティブ “L”

現在のマシンサイクルが命令実行中のOPコードフェッチサイクルであるときに出力.2バイトのOPコード実行中にはOPコードフェッチサイクル毎に出力.MERQ ; メモリ要求 トライステート出力 アクティブ“L”

メモリ読み出し,メモリ書き込みの実効アドレスがアドレスバスに乗っているときに出される.IORQ ; 入出力要求 トライステート出力 アクティブ“L”

入出力の読み出し書き込みのための実効入出力アドレスがアドレスバスの下位8ビット上に乗っているときに出される.

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Z80CPUの端子の機能(2)

RD ; メモリ読み出し トライステート出力 アクティブ“L”CPUがメモリ,あるいは入出力デバイスからデータを受け入

れる期間に出力.

WR ; メモリ書き込み トライステート出力 アクティブ“L”CPUデータバスに指定したメモリあるいは入出力デバイスに

ストアするべきデータが乗っているときに出される.

RFSH ; レフレッシュ 出力 アクテイブ“L”ダイナミックメモリのためのリフレッシュアドレスがアドレスバスに乗っているときに出される.

HALT ; ホールド 出力 アクティブ“L”CPUがHALT命令を実行し,ノンマスカブルあるいはノンマスカブルな割り込み待ちとなったとき出される.ホールド時はNOPを実行することによりリフレッシュ信号を出し続ける.

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Z80CPUの端子の機能(3)

WAIT ; ウエイト 入力 アクティブ“L”この信号を用いて,メモリあるいは入出力デバイスがデータの送出の準備が出来ていない旨をZ80CPUに知らせる.この信号がアクティブである限りCPUはウェイト状態を続ける.

INT ; 割り込み要求 入力 アクティブ“L”割り込み要求信号は入出力デバイスから発せられる.ソフト的(プログラム)に割り込み許可フラグ(1FF)がセットしてあり,BUSRQ信号がノンアクティブならば割り込み要求は実行中の命令が終わり次第受け付けられる.

NMI ; ノンマスカブル割り込み 入力 下がりエッジ検知INTより高位の優先順位を持っていて現在実行中の命令の最後のTサイクルの立ち上がりまでに入力しているとその命令完了後に受け付けられる.割り込みの許可フラグに関係ない.NMI入力でCPUは自動的に0066H番地からスタートする.

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Z80CPUの端子の機能(4)RESET ; 入力 アクティブ“L”RESET入力によりプログラムカウンタはゼロとなりCPUは初期化される.このとき次の状態になる.

1)割り込み許可フラグがリセットされる.2)レジスタI=00H3)レジスタR=00H 4)割り込みはモード0にセットされる.

BUSRQ ; バス要求 入力 アクテイブ“L”バス要求信号によりCPUのアドレスバス,データバス,及びトライステート出力の制御線は他のデバイスが使用できるように高インピーダンスとなる.

BUSAK ; バスアクノレッジ 出力 アクテイブ“L”CPUのアドレスバスデータバス及びトライステート制御バスが高インピーダンスとなり外部デバイスが使用できるようになった時点で出力

Φ ; 単相のTTLレベルのクロック信号

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CPU基本タイミング例

φ

サイクル命令

MI M2 M3

(OPコード・フェッチ) (メモリ読み出し) (メモリ書き込み)

T1 T2 T3 T4 T1 T2 T3 T1 T2 T3

マシン・サイクル

CPU基本タイミング例

Tサイクル

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命令OPコードフェッチサイクルM1サイクル

T1 T2 T3 T4 T1

プログラム・カウンタ リフレッシュ・アドレス

入力

RFSH

DB0~DB7

M1

WAIT

RD

MREQ

A0~A15

φ

命令OPコード・フェッチ(M1サイクル)

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待ち時間を含む命令OPコードフェッチ

入力

φ

A0~A15

MREQ

RD

DB0~DB

M1

WAIT

RFSH

T1 T2 TW TW T3 T4

M1サイクル

プログラム・カウンタ リフレッシュ・アドレス

待ち状態を含む命令OPコード・フェッチ

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メモリ読み出し書き込みサイクル

T1 T2 T3 T1 T2 T3

メモリ読み出しサイクル メモリ書き込みサイクル

メモリ・アドレス メモリ・アドレス

入力 データ出力

図4-3 メモリ読み出し、書き込みサイクル

φ

A0~A15

MREQ

RD

WR

(D0~D7)

WAIT

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待ち時間を含むメモリ読み出し書き込みサイクルT1 T2

φ

A0~A15

MREQ

WR

WAIT

TW TW T1T3

メモリ・アドレス

入力

データ出力

(D0~D7)

図4-3A 待ち状態を含むメモリ読み出し、書き込みサイクル

読み出し

サイクル

書き込み

サイクル

(D0~D7)

RD

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入力・出力サイクル

T1 T2 TW T3 T1

入力

出力

φ

A0~A7

IORQ

RD

データ・バス

WAIT

WR

読み出し

サイクル

書き込み

サイクル

図4-4 入力、出力サイクル

データ・バス

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待ち状態を含む入力・出力サイクル

T1 T2 TW TW T3

ポート・アドレス

入力

出力

φ

A0~A7

IORQ

データ・バス

RD

WAIT

読み出し

サイクル

書き込み

サイクル

図4-4A 待ち状態を含む入力、出力サイクル

データ・バス

WR

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バス要求アクノレッジサイクル

最終TステートTx Tx Tx T1

サンプル

フロート状態

サンプル

図4-5 バス要求/アクノリッジ・サイクル

BUSRQ

φ

BUSAK

A0~A15

MREQ、RDWR、IORQRFSH

各Mサイクルバス利用可の状態

D0~D7

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割り込み要求/アクノレッジサイクル

プログラム・カウンタ

入力

リフレッシュ

図4-6 割り込み要求/アクノリッジ・サイクル

最終Tサイクル命令の最終Mサイクル M1

T1 T2 TW* TW* T3

φ

A0~A15

M1

MREQ

IORQ

データ・バス

WAIT

RD

INT

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ノンマスカブル割り込み要求動作

プログラム・カウンタ リフレッシュ

図4-7 ノン・マスカブル割り込み、要求動作

最終Mサイクル最終Tタイム

T1 T1T2 T3 T4

φ

NM1

A0~A15

M1

MREQ

RD

RFSH

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ホールド状態解除

φ

HALT

INTor

NM1

M1 M1M1

T4 T1 T1T2 T2T4T3

図4-8 ホールト状態解除ホールト命令はこの

メモリ・サイクル期間

で受け付けられる。

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ウエイトステートを加えた要求アクノレッジサイクル

通常のアクノリッジ・タイム

1ウェイト・ステートの入ったアクノリッジ・タイム

T1 T2 TW TW TW T3

WAIT

データ・バス

IORQ’

IORQ

M1

自動ウェイト信号 ユーザウェイト命令の最終Mサイクルの最後の

Tステート

図4-6B ウェイト・ステートを1つ加えた要求/アクノリッジ・サイクル

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Z80の命令 (転送命令の1例)

ニーモニック LD dd,nn

シンボリックオペレーション dd <= nn

OPコード 00 dd0 001 <-n ー> <- nー>dd は BC 00 DE 01 HL 10 SP 11

HEXコード(基本) 01+フラグ変化 C Z P/V S N H

・ ・ ・ ・ ・ ・ 変化なし

バイト数 3Mサイクル数 1Tステート数 10

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Z80マイクロプロッセッサのアドレス方式

1.メモリ・レジスタ直接アドレス指定memory register direct addressing

2.レジスタ間接アドレス指定register indirect addressing

3.直接数値指定immediate addressing

4.インデックスアドレス指定index addressing

5.相対アドレス指定relative addressing

6.ビット指定bit addressing

教科書版

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Z80のアドレッシング・モード

1. イミディエット・アドレッシング2. 拡張イミディエット・アドレッシング3. ゼロ・ページ修飾アドレッシング4. 相対アドレッシング5. 拡張アドレッシング6. インデックスド・アドレッシング7. レジスタ・アドレッシング8. インブライト・アドレッシング9. レジスタ間接アドレッシング10. ビット・アドレッシング

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1. イミディエット・アドレッシング

OPコードに続く1バイトを実効オペランドとする.

OPコード オペランド

例1 アキュームレータに定数をロードする.LD A , 80H A <= 80H

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2. 拡張イミディエット・アドレッシング

イミディエット・アドレッシングを拡張したものでオペランドが2バイトになっている.

OPコード オペランド オペランド

(下位データ) (上位データ)

例 16ビットデータをHLレジスタ対にロードする.

LD HL , nn HL <= nn

LD HL ,1234H

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3. ゼロ・ページ修飾アドレッシング

メモリ0ページの8カ所を1バイトで指定する特別なコール命令(リスタート命令)

OPコード

実効アドレス 1 1 b5 b4 b3 1 1 1

5 4 3RST 00H 1 1 0 0 0 1 1 1 0000HへジャンプRST 08H 1 1 0 0 1 1 1 1 0018HへジャンプRST 10H 1 1 0 1 0 1 1 1 0010Hへジャンプ

RST 38H 1 1 1 1 1 1 1 1 0038Hへジャンプ

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4. 相対アドレッシング

OPコードに続く1バイトにより,ジャンプ命令のある場所からのジャンプ先を指定する.

OPコード オペランド(2の補数)

ジャンプ先:OPコードのアドレス+2+(オペランド)

符号付き2の補数の範囲は-128から+127であるので

+129から-126の範囲へのジャンプ指定となる.

例 JR e PC <= PC+e

JR命令のある番地からeだけ離れた番地へ無条件でジャンプする

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5. 拡張アドレッシング

命令に2バイトのアドレスデータを含む.メモリのある番地から他の番地へジャンプしたり,ある位置でのデータの出し入れに使う.

OPコード下位アドレスまたは下位オペランド上位アドレスまたは上位オペランド

例 LD A , (nn) A <= (nn)

LD A ,(1234H)1234H番地の内容をAレジスタに転送する

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6. インデックスド・アドレッシング

OPコードのあとにメモリ・アドレスのポインタであるインデックスレジスタの内容に加えるディスプレイスメントを指定するデータバイトが置かれる.この操作でインデックスレジスタの内容は変わらない.

OPコード OPコード d(ディスプレイスメント)

(2バイトコード) (符号付き2の補数)

例 LD A ,(IX+d) A <= (IX+d)インデックスレジスタで指定するアドレスにdを加えたアドレスの内容をAレジスタに転送する.

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7. レジスタ・アドレッシング

OPコード内にレジスタ指定ビットがある.1バイト命令である.

OPコード

例 LD B ,C B <= C

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8. インブライト・アドレッシング

OPコード自体にレジスタ指定を含んでいて,1つまたは2つのレジスタが自動的に指定される.演算命令ではつねにアキュームレータが結果をセットするレジスタとなる.

OPコード

例1 演算命令

ADD A , B A <= A+B

例2 交換命令 EX DE ,HL DE HL

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9. レジスタ間接アドレッシング

メモリ内の位置指定のポインタとして16ビットのレジスタペアが使用される.

OPコード (1バイトまたは2バイト)

例 LD A , (HL) A <= (HL)

HLで示す番地の内容をAレジスタに転送する.

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10. ビット・アドレッシング

Z80にはビットセット リセット テスト命令がある.これらの命令は,どのメモリ位置 CPUレジスタに対しても有効でレジスタ,レジスタ間接及びインデックスドのいずれのアドレッシングモードでも操作できる.

例 BIT 0,A

A の0ビット目のテスト,結果はFレジスタに

RES 1,(HL)

HLで示す番地の内容の1ビット目のを0にする.

SET 2,(IX+d)

インデックスレジスタで示すアドレス+d番地の内容の2ビット目を1にする.

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メモリ・レジスタ直接アドレス指定

メモリの番地やレジスタ名を直接命令の中で指定する

1. ADD A , B A <= A + B2. LD A , (0100H) A <= (0100H)

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Z80マイクロプロセッサの命令体系

(1)データ転送命令( data transfer instruction )

(2)算術論理演算命令( operation instruction )

(3)分岐命令( branch instruction )

(4)サブルーチン関連命令( subroutine call / returninstruction )

(5)入出力命令( input / output instruction )

(6)CPU制御命令( CPU control instruction )

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(1)データ転送命令

ニーモニックコード 機能

LD r,r‘ r <= r’

LD r,n r <= n

LD rp ,nn rp <= nn

LD r ,(nn) r <= (nn)

LD (nn),r (nn) <= r

LD (rp),A (rp) <= A

LD A,(rp) A <= (rp)

但し r,r‘ ;A,B,C,D,E,H,L n, nn ; 8ビット 16ビットデータrp;ペアレジスタ(BC,DE,HL) ( );( )内の番地の内容

PUSH qq (SPー1) <= qqH (SPー2)<=qqL

POP qq qqL <= (SP) qqH <= (SP+1)

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(2)算術論理演算命令

演算命令

ニーモニック 機能

ADD 加算命令 例 ADD A,n A <= A+n

ADC キャリを含む加算命令 例 ADC A,n A <= A +n + CY

SUB 減算命令 例 SUB s A <= A - s

SBC キャリを含む減算命令 例 SBC s A <= A – s - CY

AND 論理積 例 AND s A <= A * s

XOR 排他的論理和 例 XOR s A <= A s

OR 論理和 例 OR s A <= A + s

CP 比較 例 CP s A - s (内容は不変)

INC +1 例 INC r r <= r+1

DEC -1 例 DEC r r <= r – 1

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(3)分岐命令

ニーモニック 機能

1. JP nn PC <= nn

2. JP cc,nn if cc = true , PC <= nn

条件符号cc フラグ 条件

NZ Z=“0” 演算結果がゼロでない

Z Z=“1” 演算結果がゼロである

NC CY=”0” MSBから桁上げがない

C CY=”1” MSBから桁上げがある

PO P=“0” 8ビット中“1”の個数が偶数

PE P=”1” 8ビット中“1”の個数が奇数

P S=”0” MSBが“0”

M S=”1” MSBが“1”

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(4)サブルーチン関連命令ニーモニック 機能

CALL nn スタックメモリ<= PC, PC<=nn

(SP-1)<=PCH ,(SP-2)<=PCL ,PC<=nn

RET PC <= スタックメモリ

PCL<=(SP),PCH<=(SP+1),SP<=SP+1

CALL cc,nn ccの条件が合えばCALL文を実行

RET cc ccの条件が合えばRET文を実行NZ Z=“0” 演算結果がゼロでない

Z Z=“1” 演算結果がゼロである

NC CY=”0” MSBから桁上げがない

C CY=”1” MSBから桁上げがある

PO P=“0” 8ビット中“1”の個数が偶数

PE P=”1” 8ビット中“1”の個数が奇数

P S=”0” MSBが“0”

M S=”1” MSBが“1”

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(5)入出力命令

ニーモニック 機能

IN A , (n) A <= ポート番号

IN r , ( C ) r <= ( C )

レジスタCで示すポート番号の内容を r レジスタに入力

OUT (n),A ポート番号 <= A

OUT (C),A レジスタCで示すポート番号<=A

他に

OTIR,OUTD,OTDR,INI,INIR,IND,INDR

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(6)CPU制御命令

ニーモニック 機能

NOP 何もしない

HALT 停止状態になる

DI 割り込み受付禁止

EI 割り込み受付許可

IM0 割り込みモード0 8080Aモード

IM1 割り込みモード1 38Hへのコール命令

IM2 割り込みモード2

レジスタIと割り込みデバイスからの8ビットデー タを用いた間接コール命令

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ローティとシフト命令

CY b7 b0

b7 b0

b7 b0

b7 b0

CY

CY

CY

左ローティトサーキュラ

左ローティト

右ローティト

右ローティトサーキュラ

RLC

RRC

RL

RR

CY b7 b0 0

b7 b0

b7 b0

CY

CY

算術的左シフト

算術的右シフト

論理的右シフト

SLA

SRA

SRL

B7 B4 B3 B0B3 B0

Acc (HL)

右ローティトデジット RRD

B7 B4 B3 B0B3 B0

Acc (HL)

左ローティトデジット RLD

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ブロックサーチ命令

CPI ; Aー(HL) ,HL <= HL+1 ,BC <= BC++1(HL)の内容で指定されるメモリの内容とAとの内容を比較する.

CPIR ; Aー(HL) ,HL <= HL+1 ,BC <= BC++1(HL)の内容で指定されるメモリの内容とAとの内容を比較する

BCがゼロか,比較した結果が等しくなるまで繰り返す.

CPD ; A=(HL) , HL <= HL-1 , BC <= BC-1(HL)の内容で指定されるメモリの内容とAとの内容を比較する

CPDR ; A=(HL) , HL <= HL-1 , BC <= BC-1(HL)の内容で指定されるメモリの内容とAとの内容を比較する

BCがゼロか,比較した結果が等しくなるまで繰り返す.

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交換

EXX BC BC’ DE DE’ HL HL’

レジスタペアの内容をそれぞれ裏レジスタの内容と交換する.

EX DE , HL DE HL

EX AF , AF’ AF AF’

EX (SP) , HL L (SP) H (SP+1)

EX (SP) , IX IXL (SP) IXH (SP+1)

EX (SP) ,IY IYL (SP) IYH (SP+1)

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リスタート命令

RST 0 0000Hへジャンプ C7H

RST 8 0008Hへジャンプ CFH

RST 16 0010Hへジャンプ D7H

RST 24 0018Hへジャンプ DFH

RST 32 0020Hへジャンプ E7h

RST 40 0028Hへジャンプ EFH

RST 48 0030Hへジャンプ F7H

RST 56 0038Hへジャンプ FFH

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その他の操作命令

DAA

2進化10進法による加減算の際にAの内容を補正する

CPL

Aの内容について1の補数をとる.(反転させる)

NEG A<=0-A

Aの内容について2の補数をとる.

CCF

キャリーフラグの内容の1の補数をとる

SCF CY <= 1

キャリーフラグをセットする.

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ブロック転送命令

LDI (DE) <= (HL) , DE <= DE+1 , HL <= HL+1 , BC <= BC-1

(HL)の内容を(DE)へ転送する.

LDIR (DE) <= (HL) , DE <= DE+1 , HL <= HL+1 , BC <= BC-1

(HL)の内容を(DE)へ転送する.この操作をBCが0になるまで繰り返す.

LDD (DE) <= (HL) , DE <= DEー1 , HL <= HLー1 , BC <= BCー1

(HL)の内容を(DE)へ転送する

LDDR (DE) <= (HL) , DE <= DE-1 , HL <= HLー1 , BC <= BCー1

(HL)の内容を(DE)へ転送する.この操作をBCが0になるまで繰り返す.

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8ビット算術論理演算命令

8ビット算術、論理演算

ソース

A B C D E H L (HL)(IX

+d)

(IY

+d)n

レジスタ・アドレシングレジスタ

間接インデックスド

イミディ

エット

’ADD’

ADDwCARRY

’ADC’

SUBTRACT

’SUB’

SUBwCARRY

’SBC’

’AND’

’XOR’

’OR’

COMPARE

’CP’

INCREMENT

’INC’

DECREMENT

’DEC’

87 80 81 82 83 84 85 86

8F 88 89 8A 8B 8C 8D 8E

97 90 91 92 93 94 95 96

9F 98 99 9A 9B 9C 9D 9E

A7 A0 A1 A2 A3 A4 A5 A6

AF A8 A9 AA AB AC AD AE

B7 B0 B1 B2 B3 B4 B5 B6

BF B8 B9 BA BB BC BD BE

3C 04 0C 14 1C 24 2C 34

3D 05 0D 15 1D 25 2D 35

DD FD

d n86

CE8E

96

9E

A6

AE

B6

BE

34

35

FE

F6

EE

E6

DE

D6

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

n

n

n

n

n

n

n

06

35

34

BE

B6

AE

A6

9E

96

8E

86

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8ビット転送命令

I R A B C D E H L (HL) (BC) (DE)(IX+d)(IY+d) (nn) n

(HL)

(BC)

(DE)

(IX+d)

(IY

+d)

(nn)

インプライドレジスタ レジスタ間接

インデッ 拡張アド

レシング

イミディ

エット

レジスタ

レジスタ間接

インデッ

拡張アド

レシング

インプライド

ED

57

ED

5F 7F 78 79 7A 7B 7C 7D 7E 0A 1ADD7Ed

FD7Ed

3Ann

3E

47 40 41 42 43 44 45 46 46DD

d

FD46d n

06

4F 48 49 4A 4B 4C 4D 4E 4EDD

d

FD4Ed n

DD

DD

DD

DD

d

d

d

d

FD

FD

FD

FD

d

d

d

d

57 50 51 52 53 54 55 56 56 56

0E

16

1E

26

2E

36

5E

66

6E

5E

66

6E

5F 58 59 5A 5B 5C 5D 5E

67 60 61 62 63 64 65 66

6F 68 69 6A 6B 6C 6D 6E

77 70 71 72 73 74 75

02

12

DD

dFD

d

DD DD DD DD DD DD

d d d d d d

FD FD FD FD FD FD

d d d d d d

77 70 71 72 73 74 75

77 70 71 72 73 74 75

ED

47

ED

4F

32nn

FD

DD

d

dn36

36n

8ビットロード”LD” ソース 注36

注31

注32

注33

注34

注35

ディスティネーション

クスド

クスド

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16ビット転送命令

レジスタ

16ビットロード”LD”

ディスティネーション

AF BC DE HL SP IX IY nn (nn) (SP)

AF

BC

DE

HL

SP

IX

IY

(nn)

(SP)

ソース

拡張イミ

Σィエット

拡張アド

レシング

レジスタ

間接

注37

PUSH命令

POP命令

拡張アドレシング

レジスタ間接

レジスタ

F1

C1

D1

E1

DD

FD

E1

E1

01nn

ED4B

11

21

5B

2A

317B

DD

F9

43 5322

73

F5 C5 D5 E5E5

nn

nn

nn

nn

DD

F9

FDF9

nn

ED

nn

ED

nn

ED

nn

n2An

21FD

nn

FD2Ann

21DD

nn

nnnn n

n

DD FD

nn

nn

FD

22 22ED ED ED

↑(注)PUSHおよびPOP命令の

全実行が終わったあとに

SPが修正される。

ポップ命令はプッシュ命令とちょうど逆の操作になる。

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16ビット算術演算命令

BC DE HL SP IX IY

HL

IX

IY

HL

HL

’ADD’

ADD WITH CARRY AND

SET FLAGS ’ADC’

SUB WITH CARRY AND

SET FLAGS ’SBC’

INCREMENT ’INC’

DECREMENT ’DEC’

16ビット算術演算

ソース

ディスティネーション

09 19 29 39

DD DD DD DD09 19 39 29

09 19 39 29

FD FD FD FD

ED ED ED ED

ED ED ED ED

4A 5A 6A 7A

42 52 62 72

23

2B

DD

DD

FD

FD

23

2B

03 13 23 33

0B 1B 2B 3B

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ジャンプコールリターング命令

JUMP ’JP’

JUMP ’JP’

JUMP ’JP’

JUMP ’JP’

JUMP ’JR’

’CALL’

DECREMENT B,

JUMP IF NON

ZERO ’DJNZ’

RETURN

’RET’

RETURN FROM

INT ’RETI’

RETURN FROM

NON MASKABLE

INT ’RETN’

無条件 キャリ

ノン・

ゼロ

パリティ

偶数 奇数 負 正 カウント

パリティゼロキャリ

ノン・

拡張イミ

ディエット

相対

レジスタ

間接

間接

間接

間接

レジスタ

レジスタ

レジスタ

相対

ディエット

拡張イミ

nn

PC+e

(HL)

(IX)

(IY)

nn

(SP)

(SP+1)

(SP+1)

(SP)

(SP+1)

(SP)

PC+e

n

nn

n n n n n n n nn n n n n n n n

n n n n n n n nn n n n n n n n n

e-2 e-2 e-2 e-2 e-2

C3 DA D2 CA C2 EA E2 FA F2

E9

DD

E9

FD

E9

C9

ED

4D

ED

45

D8 D0 C8 C0 E8 E0 F8 F0

18 38 30 28 20

CD DC D4 CC C4 EC E4 FC F4

10

e-2

ジャンプ,コール,リターングループ

条件

あるフラグは1つ以上の

目的で用いられる。

詳細は第6章参照。

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CPU制御命令

’NOP’

’HALT’

DISABLE INT ’(DI)’

ENABLE INT ’(EI)’

SET INT MODE 0

’IM0’

SET INT MODE 1

’IM1’

’IM2’

SET INT MODE 2

00

76

F3

FB

ED

46

ED

56

ED

5E

CPU制御命令

8080A モード

38H番地へのコール命令

レジスタIと割り込みデバイス

からの8ビットデータを用いた

間接コール命令

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その他の命令

Decimal Adjust Acc,’DAA’

Complement Acc,’CPL’

Negate Acc,’NEG’

(2’complement)

Complement Carry Flag,’CCF’

Set Carry Flag,’SCF’

27

2F

ED

44

3F

37

その他の操作

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フラグの変化

INIR;INDR;OTIR;OTDR

命 令 C Z S N H

V/

● ●

●●

● ● ●

● ● ●

1 1

X1

X X X

XX X1

X0

X X

X X

0IFF

備 考

ADD A,s;ADC A,s

SUB s;SBC A,s,CP s

NEG

AND s

OR s;XOR s

INC

DEC s

ADD dd,ss

ADC HL,ss

RLA;RLCA;RRA;RRCA

SBC HL,ss

RL s;RLC s;RR s;RRC s

SLA s;SRA s;SRL s

RLD,RRD

DAA

CPL

SCF

CCF

IN r,(C)

INI;IND;OUTI;OUTD

LDI,LDD

LDIR,LDDR

CPI,CPIR,CPD,CPDR

LD A,I;LD A,R

BIT b,s

8ビット加算、キャリを含む加算

8ビッ減算、キャリを含む加算、比較

符号反転(ニゲイト)

論理演算

8ビット、インクリメント

8ビット、デクリメント

16ビット加算

16ビットキャリを含む加算

16ビットキャリを含む減算

ローテイト・アキュウムレータ

ローテイト・シフトs

ローテイト・デジット 左、右

デジタル・アジャスト・アキュムレータ

アキュムレータ補数変数

セット・キャリ

キャリ補数変数

レジスタ間接入力

ブロック入出力

B≠0 ならばZ=0、その他はZ=1

ブロック転送

B≠0 ならばP/V=0、その他はP/V=0

ブロック・サーチ

A=(HL) ならばZ=1、その他はZ=0

BC≠0 ならばP/V=1、その他はP/V=0

IFFの内容がP/Vにコピーされる

sのビットbの内容がZにコピーされる

記号の説明

記号の説明

C ;キャリ/リンク・フラグ 結果のMSBからのキャリがあれば、C=1。

Z ;ゼロ・フラグ 零ならば、Z=1。

S ;サイン・フラグ 結果のMSBが1ならば、s=1。

P/V ;パリティとオーバフロー兼用フラグ 結果が奇数、またはオーバフローならば、P/V=1。

結果が偶数ならば、P/V=0。H ;ハーフ・キャリ 結果にキャリ、ボローがあれば、H=1。

N ;加算/減算フラグ さきの演算が減算ならば、N=1

; 操作の結果、変化する。

● ; 操作の結果、変化しない。

0 ; 操作により、リセットされる。

X ; 無視して良い。

V ; オーバ・フラグとして扱われる。

P ; パリティ・フラグとして扱われる。

s ; 8ビット・ロケーション。

R ; リフレッシュ・カウンタ。

I ; Iレジスタ(割り込みベクトルの上位バイト用)。

r ; CPUレジスタA,B,C,D,E,H,L。

ss ; 16ビット・ロケーション。

n ; 8ビット値(0~255)。

nn ; 16ビット値(0~65535)。

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Z80マイクロプロッセッサのフラグレジスタ

S Z X H X P/V N CY

MSB LSB

フラグ フラグが“1”にセットされる条件

S 演算の結果、MSB=1のときZ 演算の結果、すべてのビットが“0”のときX 未使用H 演算の結果、下位4桁目からの桁上げが生じたときX 未使用P/V 演算の結果、“1”の個数が偶数のとき

算術演算の結果、扱える数値の範囲を超えたときN 加減算フラグ ADD命令で“0” SUB命令で“1”にセットCY 演算の結果、MSBからの桁上がりが生じたとき

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入力命令

入力命令群

ソース

入力ポート

ディスティネーション

入力

INPUT’IN’

ブロック入力

コマンド

’INI’_INPUT &

Inc HL,Dec B

’INIR’_INP,Inc HL,

Dec B,REPEAT IF B≠0

’IND’_INPUTρ

Dec HL,Dec B

’INDR’_INPUT,Dec HL,

Dec B,REPEAT IF B≠0

レジスタ・

アドレシング

レジスタ

間接

イミディ

エット

レジスタ

間接

(n)(C)

(HL)

DBn

ED

ED

ED

ED

ED

ED

ED

ED

ED

ED

ED

78

40

48

50

58

60

68

A2

B2

AA

BA

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出力命令

レジスタレジスタ

間接

イミディ

エット

レジスタ

間接

レジスタ

間接

レジスタ

間接

レジスタ

間接

レジスタ

間接

A B C D E H L (HL)

(n)

(C)

(C)

(C)

(C)

(C)

D3n

ED ED ED ED ED ED ED

ED

79 41 49 51 59 61 69

ED

ED

ED

A3

B3

AB

BB

’OUT’

’OUTI’_OUTPUT

Inc HL,Dec b

’OTIR’_OUTPUT,Inc HL,

Dec B,REPEAT IF B≠0

’OUTD’_OUTPUT

Dec HL & B

’OTDR’_OUTPUT,Dec HL

& B,REPEAT IF B≠0

出力ポート

ディスティネーション

ブロック出力

コマンド

ソース

出力命令群

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ビット操作命令レジスタ・アドレシング

レジス

タ間接

インデッ

クスド

ビット

TEST

’BIT’

RESET

BIT

’RES’

SET

BIT

’SET’

A B C D E H L (HL)(IX+d)(IY+d)

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

CB CB CB CB CB CB CB CBCB CB

40 41 42 43 44 45 4647

48 49 4A 4B 4E4C 4D4F

DD FD

d

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

DD

d d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d d

d

d d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

d

46 46

4E4E

50 5157 52 53 54 55 56

5F 58 59 5A 5B 5C 5D 5E

67 60 61 62 63 64 65 66

6F 68 69 6A 6B 6C 6D 6E

77 70 71 72 73 74 75 76

7F 78 79 7A 7B 7C 7D 7E

87 80 81 82 83 84 85 86

8F 88 89 8A 8B 8C 8D 8E

97 90 91 92 93 94 95 96

9F 98 99 9A 9B 9C 9D 9E

A7 AO A1 A2 A3 A4 A5 A6

AF A8 A9 AA AB AC AD AE

B7 B0 B1 B2 B3 B4 B5 B6

BF B8 B9 BA BB BC BD BE

C7 C0 C1 C2 C3 C4 C5 C6

CF C8 C9 CA CB CC CD CE

D7 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6

DF D8 D9 DA DB DC DD DE

E7 E0 E1 E2 E3 E4 E5 E6

EF E8 E9 EA EB EC ED EE

F7 F0 F1 F2 F3 F4 F5 F6

FF F8 F9 FA FB FC FD FE

56 56

5E 5E

66 66

6E 6E

76 76

7E 7E

86 86

8E 8E

96 96

9E 9E

A6 A6

AE AE

B6 B6

BE BE

C6 C6

CE CE

D6 D6

DE DE

E6 E6

EE EE

F6 F6

FE FE

ビット操作グループ

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ブロック転送命令

レジスタ

間接

ディスティネーション

(HL)

(DE)

ED

A0

B0

A8

B8

HLはソースのポインタ。

DEはディスティネーションのポインタ。

BCはバイトカウンタ。

’LDI’_Load(DE)←(HL)

Inc HL & DE,Dec BC

’LDIR’_Load(DE)←(HL)

Inc HL & DE,Dec BC,Repeat until BC=0

’LDD’_Load(DE)←(HL)

Dec HL & DE,Dec BC

’LDDR’_Load(DE)←(HL)

Dec HL & DE,Dec BC,Repeat until BC=0

ED

ED

ED

レジスタ

間接

ソース

ブロック転送グループ

ロケーション

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ローテートとシフト命令

ソースおよびディスティネーション

ローテイト

あるいは

シフトの型

ローテイトとシフト

A B C D E H L (HL)

(IX

+d)

(IY

+d)

’RLC’

’RRC’

’RR’

’RL’

’SLA’

’SRA’

’SRL’

’RLD’

’RRD’

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

CB CB CB CB CB CB CB

07 00 01 02 03 04 05 06CB CB

CBCB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

CB

DD FD

d

DD

DD

DD

DD

DD

DD

FD

FD

FD

FD

FD

FD

d

d

d

d

d

d

0F 08 09 0A 0B 0C 0D 0E

17 10 11 12 13 14 15 16

1F 18 19 1A 1B 1C 1D 1E

27 20 21 22 23 24 25 26

2F 28 29 2A 2B 2C 2D 2E

3F 38 39 3A 3B 3C 3D 3E 3E 3E

2E 2E

26 26

1E 1E

16 16

0E 0E

06 06d

d

d

d

d

d

d

ED

ED

67

6F

RLCA

RRCA

RLA

RRA

07

0F

17

1F

左ローテイト・サーキュラb7 b0CY

CY

右ローテイト・サーキュラ

左ローテイト

右ローテイト

算術的左シフト

算術的右シフト

論理的右シフト

左ローテイト

右ローテイト

b3 b0 b0b3 b0b3

ACC

(HL)デジット

ACC

(HL)デジット

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ブロックサーチ命令

Repeat until BC=0 or find match

HLはアキュウムレータの内容と照合する

メモリの位置のポインタ。

BCはバイトカウンタ。

’CPI’

Inc HL,Dec BC

’CPIR’,Inc HL,Dec BC

’CPD’Dec HL & BC

A1

B1

A9

B9

(HL)

レジスタ

間接

ED

ED

ED

ED

repeat until BC=0 or find match

’CPDR’Dec HL & BC

ブロックサーチサーチ

ロケーション

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割り込みとは

現在実行中の処理を一時中断し,より緊急度の高い処理に強制的に実行を移すこと.

1.電源遮断など異常事態が発生したときの対応2.プロセッサに比べて処理速度の遅い入出力装置とのデータ転送3.タイマからの割り込みを利用したリアルタイム制御4.不正な演算など異常事態が生じた場合からの復帰5.プログラムが暴走したときなどからの復帰

別の観点から見ると 外部機器主導の制御方法である.処理中

処理依頼1

処理依頼2 優先順位が高

い方から処理優先順位が低い

方の処理が行わ

れていた場合

処理1 処理2

処理1

処理2

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一般の処理と割り込み処理の違い START

CALL 処理1

CALL 処理2

CALL 処理3

CALL 処理4

CALL 処理N

CALL文による方法

メインプログラム

処理プログラム 一般の処理

CALL文でジャンプする

割り込み処理

割り込み要求でジャンプする

処理p

RETI

RETI

RETI

RETI

処理1

処理2 処理N

処理3

START START

STARTSTART

START

割り込みによる方法

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Z80の割り込み処理

IEI IEO IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Z80

CPU メモリI/O1 I/O2 I/O3 I/O4

Vcc

H LH H L L L L

割り込み

INT信号

Iレジスタ 28H

IO2 アドレス 00H

I + IO2 = 2800H

0000H

2800H

3000H

4000H5000H

00H30H00H40H00H50H

処理1

処理2

処理3

00H 02H 04H06H

2802H

2804H

アドレス

テーブル ; PIO MODO 0

ORG 0000H

LD SP , 0000H

IM 2

LD A , 28H

LD I , A

LD A , 00001111B ;動作モード

OUT (PIOCON) , A

LD A,00H ;割り込みベクトル

OUT (PIOCON),A

LD A , 1000111B ;割り込み制御語OUT (PIOCON) , A

FFFFH

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Z80のデージーチェーンでの割り込みサービス

IEI IEO IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Vcc

IEI IEO IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Vcc

IEI IEO IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Vcc

IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Vcc

IEI IEO IEI IEO IEI IEO

Vcc

H H H H H

1.割り込み発生前のデージーチェーンの状態

サービス受付H H H L L

サービス受付 サービス中断H H L L L

ポート1 ポート2 ポート3 ポート4

2.ポート3が割り込みを要求し受け付けられる.

3.ポート2が割り込みを発生し,ポート3のサービスを保留

サービス完了 サービス続行H H H L L

RETI

4.ポート2のサービスを完了しRETIを実行しポート3のサービスを再開

RETI

サービス完了H H H H H

5.ポート3のサービスを完了後RETIを実行する.

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マイコンによる各種制御法

CPU ROM/RAM IO-1 IO-2

温度 / モータ制御など

アドレスデータ

コントロール

制 御計 測

A)一定時間毎に計測し,設定値との差を修正する。

B)設定値との差が指定値を上回ったときのみ修正をくわえる。

計測

計測制御

有効

時間

計測

計測制御

計測制御

有効

無効

無効

有効

計測制御

計測制御

計測制御 時間

有効

有効

有効

無効

無効

無効

無効

無効

無効

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マイコンの制御対象のおよその応答時間

1.キー入力:全く期待できない

2.ディスプレイ表示:60分の1秒毎

3.モータ制御:数10から数100回転毎の計測と制御

4.温度制御:一般に対象物の温度慣性が大きく数分以上

5.音による計測制御:音波の伝搬速度による

6.光による計測制御:高速である

7.

8.

9.

10.

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マイクロコンピュータの構成

CPU ROM RAM I/O1

Add BUSData BUS

Control BUS

I/O2

16

813

クロック

CPU 中央処理装置

ROM 読み出し専用メモリ 電源を切っても内容が消えない

RAM 読み書き(作業)用メモリ 電源を切ると内容が消える

I/O 外部装置とのインターフェースに用いる。INPUT/OUTPUT

クロック CPUを動作させるための基準信号。

キーボード 表示装置 外部制御装置

外部制御装置 例として モータ制御回路、温度センサ etc

I/O

i8255

Z80PIO

など

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クロック回路とパワーオンリセット回路

クロック回路 リセット回路

5V

SW

図 2 3 リ セ ッ ト 回 路

5VR

F/F

φ

図 2 2 水 晶 発 振 回 路

CPUの動作の基準となるZ80CPUのクロック条件は

電源ON時に自動的にリセットを掛けるCPUはリセットされると次の状態になるPC => 0000H

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ICメモリの種類

読出し書込みメモリ 読出し専用メモリ

Read write memory RWM read only memory ROM

電源を切るとデータが消える 電源を切ってもデータは消えない

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ICメモリの分類ICメモリ

RAM

SAM

読み書き可能形

RAM

読出し専

用形 ROM

ユーザ書込

み形 PROM

書換え可能

形 EPROM

書換え

不可能形

マスクROM

DRAM

SRAM

電気的消去形

EEPROM

紫外線消去形

EPROM

CCD

ヒューズ切断形

(random

access

memory)

(read only

memory)

(programmable

ROM)

( erasable

PROM)

(dynamic RAM)

(static RAM)

(electrically

erasable PROM)

(charge

coupled device)(sequential access memory)

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記憶容量の表現

210= 1024ビット 1Kbit 128バイト

214= 16384ビット 16Kbit 2048バイト 2KB

216= 65536ビット 64Kbit 8192バイト 8KB

220= 1048576ビット 1Mbit 131072バイト 131KB

230=1073741824ビット 1Gbit 134217728バイト 134MB

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メモリ回路構成例例えば16Kビットメモリの場合

1ビット構成 並列 1ビット*16384

4ビット構成 並列 4ビット* 4096

8ビット構成 系列 8ビット* 2048

データ線

D7

D0

1Bit

構成

4bit

構成

8bit

構成

行アドレス

列アドレスメモリ メモリ メモリ

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メモリ回路例

ROM 8KB 0000H ~ 1FFFH メモリ名 2764RAM 8KB 2000H ~3FFFH メモリ名 6264

RAM(6264)

ROM(2764)

D A

ADD0-13

A14

CSCS

RD

MREQ

WR

1FFFH

3FFFH

0000H

FFFFH

ROM

RAMOE OE

WW

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i8255の動作

1.形状とピン配置

2.i8255のブロック構成

3.動作モード

4.コントロールワードの設定

5.Cポートのビット制御ワードの設定

6.回路例

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1.形状とピン配置内部側端子 外部側端子

PA7

PA0

PB7

PB0

PC7

PC4PC3

PC0

ポートAグループ

ポートBグループ

D7

D0

CS

RD

WR

A1

A0

RESET

データ線

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2.i8255のブロック構成

RD

WR

A1

A0

RESET

CS

CPUデー

タバス

D0-D7

データ

バスバ

ッファ

リード

ライト

コント

ロール

グループA

コントロー

ルレジスタ

(4)

グループB

コントロー

ルレジスタ

(4)

グループ

Aポート

PA(8)

グループ

Bポート

(8)

グループ

Aポート

C上位

グループ

Bポート

C下位

入出力

PA0-PA7

入出力

PC4-PC7

入出力

PC0-PC3

入出力

PB0-PB7

CPU側 周辺側

( )内はビット数

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3.i8255の動作モード1.モード0 ベーシック入出力動作単純な入力,あるいは出力ポートとして使用(PA7-0 PC上位7-4 PC下位3-0 PB7-0)

2.モード1 ストローブ入出力動作8ビットのデータポート(入力または出力)と4ビットのコントロールポートからなる.PAグループ(PA7-0 PC上位7-4 )PBグループ( PC下位3-0 PB7-0 )

3.モード2 ストローブ双方向バス入出力動作(PAグループのみ)データの入出力に同一のポートを使用し双方向バスを通して周辺デバイスと接続する.データ入出力の制御はモード1と同様にコントロール信号及びステータス信号を用いる.データポートとしてAポートのみ使用する.コントロール/ステータスポートはポートC(PC7-PC3)の5ビット使用

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4.i8255のモードセットモード0ベーシックインプットアウトプットモード (A,Bグループ)

モード1ストローブインプットアウトプットモード(A,Bグループ)

モード2双方向バス(Aグループのみ)

モードセットのコントロールワードであるとき 1

グループモードモード0のときD6D5は00モード1のときD6D5は01モード2のときD6D5は1X

ポートA OUTPUTのとき 0

INPUTのとき 1

ポートC(上位4ビット)

グループBモード

モード0のとき 0

モード1のとき 1

OUTPUTのとき 0

INPUTのとき 1

ポートB

OUTPUTのとき 0

INPUTのとき 1

ポートC(下位4ビット)

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

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5.i8255のビットセットリセットコントロールワードの設定ビットセット/リセットのコントロールワード

であるとき 0ドントケア

ビット選択

セット/リセット

セット (”H")のとき 1

リセット(”L")のとき 0

ポートC

選択ビットD3 D2 D1

PC7 1 1 1

PC6 1 1 0

PC5 1 0 1

PC4 1 0 0

PC3 0 1 1

PC2 0 1 0

PC1 0 0 1

PC0 0 0 0

D7 D6 D4 D3 D2 D1 D0D5

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6.回路例

C5

C4

C3

C2

C1

C0

i8255

A 1

A3

A0

DA

60-5

PMM8713

US

GND

5V

START

STOP

MODE

GOAL

5V

CS

WR

RD

RESET

RD

WR

IORQ

図 2 6 i 8 2 5 5 回 路

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Z80PIOの動作

1.形状とピン配置

2.Z80PIOの構成

3.動作モード

4.コントロールワードの設定

5.

6.回路例

Page 91: ディジタルシステム設計と講義進度y-tani/Lecture/D.S/lec1.pdfディジタルシステム設計と講義進度 ここで学ぶことは 1.Z80マイクロプロセッサの構成(2週)

1.形状とピン配置

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2.Z80PIOの構成

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4.コントロールワードの設定

PIOの動作語の設定

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

M1 M0 X X 1 1 1 1

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

IO7 IO6 IO5 IO4 IO3 IO2 IO1 IO0

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

EI A/O H/L MF 0 1 1 1

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

MB7 MB6 MB5 MB4 MB3 MB2 MB1 MB0

D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

V7 V6 V5 V4 V3 V2 V1 V0

モード 3

YES

NO

YES

YES

NO

NO

マスク・フォローズ

割り込み使用

モードワード

データ・ディレク

ション・ワード

インタラプト・コ

ントロール・ワード

インタラプト・

マスク・ワード

インタラプト

・ベクトル

Z80PIOの初期化終了

D0は0のみ

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5.プログラム例(1)

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5.プログラム例(2)

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5.プログラム例(3)

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i8251の構成

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8251の信号名と機能

TxD (transmitter data) 送信データRxD (receiver data) 受信データDSR (data set read) 通信する相手側が通信可能な時、“0”となる。DTR (data terminal ready) こちら側が通信可能な時、“0”となる。CTS (clear to send) 相手側がこちらからの送信を要求する時、“0”となる。RTS (request to send) 相手側からの送信を要求する時、“0”となる。

TxE (transmitter empty) 送信バッファが空の時、“1”となる。TxRDY(transmitter ready) 送信データをプロセッサに要求する信号である。TxE=1かつCTS=0の時、“0”となる。 RxRDY(receiver ready) 受信データが受信バッファに入った時、1となり、プロセッサにデータの読みだしを要求する。 TxC (transmitter clock) 送信用クロックパルス RxC(receiver clock) 受信用クロックパルス

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Z80CTCの動作

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Z80SIOの動作

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 抵抗

1.固定抵抗

2.集合抵抗

3.可変抵抗

4.抵抗の等価回路

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 コンデンサ

1.固定コンデンサ2.可変コンデンサ3.コンデンサの種類電解コンデンサ セラミックコンデンサ マイラコンデンサ 空気コンデンサ

4.コンデンサの等価回路と周波数特性

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 ダイオード

1.整流ダイオード

2.発光ダイオード

3.検波ダイオード

4.定電圧ダイオード

5.定電流ダイオード

6.可変容量ダイオード

7.フォットダイオード

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 トランジスタ

1.トランジスタの構造(PNP,NPN)

2.トランジスタの動作

3.

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 TTL

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 基板

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 OPアンプ

1.形状2.名称例3.差動増幅回路4.非反転増幅回路5.反転増幅回路6.微分回路7.積分回路8.加算回路9.比較回路

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OPアンプの動作(差動増幅)

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OPアンプの動作(反転増幅)

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OPアンプの動作(非反転増幅)

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OPアンプの動作(微分回路)

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OPアンプの動作(積分動作)

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OPアンプの動作(比較動作)

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OPアンプの動作(加算回路)

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マイクロコンピュータを構成する部品の知識 FET

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論理回路の知識 (OR,NOR)

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論理回路の知識(AND NAND)

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論理回路の知識(BUFFER NOR)

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論理素子のシンボル

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カラーコードの知識

1 茶を1杯2 赤い2んじん3 第3の男4 黄子恵子5 五月みどり みどりご6 青二才の6で無し7 紫7部8 8イヤー9 ホワイト9リスマス0 黒い0服

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パワーオンリセット動作

Z80は電源ONしてもプログラムカウンタは0000Hでない

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プルアップ回路と動作

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スリーステートバッファ回路の動作

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回路の知識(定電圧駆動と定電流駆動)

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回路の知識(鳳ーテブナンの定理)

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回路の知識(重ね合わせの理)

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電子回路の知識(等価回路)

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i8255による制御回路例

RESET

PB0

PB0

PB7

PA0

PA7

PC0

PC7

AB

012

22

5V

5V

5V

3.9V

1K

1K

1K1K

22

22

22

22

22

22

220

5V

20K

3.9V

3K

1.1K

0.1

10K TPS603

ホトTR

10μF10K

10K

8.2K 20K

100K

1K10μF

MIC

3.3K

3.9V

外部入力

LED1

LED8

μPA2003×4

7406×4

DATAC0C1

VCC RS

C0CLK

A1

A0A2

A3

10K

リレー1 リレー35V

μPA2003×3

10K

VR

10μF

10μF

100μF

LM386

2SD633×41K

1K

1K

1K

PA0

PA7

PC0

PC7

PB7

PB4

PB1

PB2

PB3

CS

RESET

A0

A1

RD

WR

D0

D7

D7

D0

RD

WR

A0

A1

CS

DIR

A B

G

10K

5V

1K

74LS32

74LS00

74LS04

74LS04

74LS04

74LS04

10K 5V

5V

10K

10K 10K 10K

74LS00

74LS266

74LS139

74LS245

33

5V

3.9V

GND

47μF

RD3.9EB

0.1×9

47μF100μF

5V

GND

割り込み出力

5V

5V

10K

10KI/OW(WR)

I/OR(RD)

D0

D7

I/O

RESETOUT

A1

A0

A2A3

A4

A5

A6

A7

割り込みSW

IC2

i8255

IC1

i8255

5V

LM358

LM358MZ-5 MZ-5MZ-5

SP

MB-4052

JD

JC

JB

JA

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ブロック構成図

LED駆動回路

リレー駆動回路

オーディオアンプ

スピーカ

A/D

コンバータ

SW-1 SW-2 SW-3 SW-4

リレー

リレー

リレー

外線端子

ホトトランジスタ

サーミスタ

マイク

外線端子

温度

ブッファ

ポートA

ポートB

ポートC

ユーザに開放

PB7-0

PC7

PC6-4

PA3-0

PA7

PC3-0

アドレス

レコード

回 路

A2-1

D7-0

CS

WR

RD

CS

A2-1

WR

RD

D7-0

IC

28255A

A2-1

WR

RD

D7-0

A7-2

IORQ

IC

18255A

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アドレスレコード回路

A0

A1

A2

A3

A4

A5

A7

A6

5V

Y0

Y1

Y2

Y3

CS

JA

CS

5VSB8-103

SB8-103

A0

A1

74LS00

74LS266

10K ×4

2.2K 74LS139

図 5 ア ド レ ス レ コ ー ド 回 路

8255

8255

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LED駆動回路

2.7K

7.2K

3K

220・ PA-2003

220

8255A

ポートB8255A

ポートB

5V 5V

7406

図 6 L E D 駆 動 回 路

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センサ回路MIC

RS

DATA

ADC・CLK

C 0

A 0

A 1

A 2

A 3

C 1

VCC 2

CS

MB4025

3.9V

10・F1K

100K

10K

3.3K

10K

1 0・F

LM358

20K

3K

1.1K

8 .2K

20K

0.1・F

3.9V

10K

5V

3.9V

LM358

図 1 2 セ ン サ 回 路

PA7

PC3

PC2

PC1

PC0

8255A

外部入力

サーミスタ

ホトTR

TPS603

2 .0

1.8

1.6

1.4

1.2

1.0

0.8

0.6

0.2

0.4

0.0

-10 0 10 20 30 40

出力電圧

(V)

温度(゜C)

図 1 3 温 度 セ ン サ 回 路 の 出 力 電 圧

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ステッピングモータの構造

A相

B相

A相

B相

A’A’

B B

B’

B’

赤白

図 1 4 ス テ ッ ピ ン グ モ ー タ K P 4 P 8 - 2 0 6 の 構 造

固定子

B’

B’

+電源へ+電源へ

A’A’

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デジタルシステム装置の設計例(ワンボードマイコン)

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デジタルシステム装置の設計例(マイクロマウス)

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