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JTAT Fall 2015 Page 1 JTAT テキサス州日本語教師会 Japanese Teachers Association of Texas ニュースレターFall 2015 Issue http://www.jtat.org 1.会長挨拶 新学期が始まり、お忙しい毎日をお過ごしの ことと思います。「あいうえお」から始まる 日々は振り出しに戻った感じで大変でもありま すが、それと同時に新鮮で充実した時間となっ ていることでしょう。夏の間も生徒・学生の引 率で休む間もなく過ごされた先生もいらっしゃ ると思いますが、皆様、心も体もリフレッシュ して新学年を迎えられたのではないでしょうか。 JTAT 定例会、TFLA Fall Conference in Houston 今年度は、通常通り Texas Foreign Language Association Fall Conference(10/16-17 @ Houston Marriott Westchase)JTAT の定例 会を行います。今回はヒューストンで開催 されますので、在ヒューストン総領事館か ら岩崎敦志首席領事と落合祐貴副領事をお 招きし、州内の日本語プログラムの現状や 課題、そして連携などについて会員の皆さ んと意見交換できる機会を用意しました。 会員の皆様もお忙しいとは思いますが、何 とかご都合をつけていただき、たくさんの 方に出席していただけたらと思います。定 例会は 16 日金曜日 8:15-9:30AM に予定され ています。朝早くて申し訳ないのですが、 大勢の会員の方のご参加をよろしくお願い いたします。 TFLA Award Luncheon また、17 日土曜日の TFLA ランチョンでは前会 長の竹内弥生先生(University of North Texas)Japanese Teacher of the Year College Level で表彰され ます。そして、エリザベス北條先生(The Woodlands College Park High School)New Teacher of the Year として表彰されます。ぜひとも、多くの 方に TFLA に出席していただき、日本語プログラ ムの存在感をアピールしていきましょう!ちな みに、今回の Registration Fee 10 12 日までが Early Bird で、TFLA メンバーの場合土曜日のラン チョンがレジストレーションフィーに含まれま す。(オンラインレジストレーションの時、ラ ンチョンを選ばなくてはいけませんが、$0と なっています。)ですので、ぜひ皆さん、ヒュ ーストンでの TFLA Fall Conference に参加してくだ さい。 目次 Inside This Issue 1.会長挨拶 1 2.JTAT 夏の勉強会報告 2-3 3.20 回海外高校生による日本語ス ピーチコンテスト:感想と報告 4.新会員の先生から4 5.新役員の選挙について5 6.サマープログラム報告5 7.TFLA 先生方のセッション6 8.AATJ からのお知らせ 2016 年日本語スピーチコンテストへ向けて 今年の夏は、サンアントニオの Bilal Pazir (Winston Churchill High School)が第 20 回海外高校生 による日本語スピーチコンテストにて優秀賞を 果たしたと言う素晴らしいニュースが入りまし た。JTAT のメンバーとしてみな大喜びしたので はないでしょうか。 そのスピーチコンテストですが、Texas State Japanese Language Speech Contest Committee からの 要請で、各地区大会の代表をメンバーとする Advisory Committee ができました。ダラス地区から Kacie Landrum 先生(Lake Highland High School)と竹 内弥生先生(UNT)、サンアントニオ地区からは川 邊裕子先生(San Antonio College)Erina Romanowich 先生(UTSA)、ヒューストン地区からは浮田緑先 (Katy ISD)、オースティン地区からは水藤直子 先生(UT Austin)と私、藤井佳子(Baylor University)

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Page 1: ニュースレターFall 2015 Issue - JTATJTAT Fall 2015 Page 2 Advisory Committee に入り、6月23日の会合には 川邊先生、水藤先生、私の三が参加してきま

JTAT Fall 2015 Page 1

JTAT テキサス州日本語教師会

Japanese Teachers Association of Texas

ニュースレターFall 2015 Issue

http://www.jtat.org

1.会長挨拶

新学期が始まり、お忙しい毎日をお過ごしの

ことと思います。「あいうえお」から始まる

日々は振り出しに戻った感じで大変でもありま

すが、それと同時に新鮮で充実した時間となっ

ていることでしょう。夏の間も生徒・学生の引

率で休む間もなく過ごされた先生もいらっしゃ

ると思いますが、皆様、心も体もリフレッシュ

して新学年を迎えられたのではないでしょうか。

JTAT 定例会、TFLA Fall Conference in Houston

今年度は、通常通り Texas Foreign Language Association Fall Conference(10/16-17

@ Houston Marriott Westchase)で JTAT の定例

会を行います。今回はヒューストンで開催

されますので、在ヒューストン総領事館か

ら岩崎敦志首席領事と落合祐貴副領事をお

招きし、州内の日本語プログラムの現状や

課題、そして連携などについて会員の皆さ

んと意見交換できる機会を用意しました。

会員の皆様もお忙しいとは思いますが、何

とかご都合をつけていただき、たくさんの

方に出席していただけたらと思います。定

例会は 16 日金曜日 8:15-9:30AM に予定され

ています。朝早くて申し訳ないのですが、

大勢の会員の方のご参加をよろしくお願い

いたします。

TFLA Award Luncheon

また、17日土曜日の TFLAランチョンでは前会

長の竹内弥生先生(University of North Texas)が

Japanese Teacher of the Year College Levelで表彰され

ます。そして、エリザベス北條先生(The

Woodlands College Park High School)も New Teacher of

the Yearとして表彰されます。ぜひとも、多くの

方に TFLAに出席していただき、日本語プログラ

ムの存在感をアピールしていきましょう!ちな

みに、今回の Registration Feeは 10月 12日までが

Early Birdで、TFLAメンバーの場合土曜日のラン

チョンがレジストレーションフィーに含まれま

す。(オンラインレジストレーションの時、ラ

ンチョンを選ばなくてはいけませんが、$0と

なっています。)ですので、ぜひ皆さん、ヒュ

ーストンでの TFLA Fall Conferenceに参加してくだ

さい。

目次 Inside This Issue

1. 会長挨拶 1

2. JTAT夏の勉強会報告 2-3

3. 第 20回海外高校生による日本語ス

ピーチコンテスト:感想と報告

4. 新会員の先生から4

5. 新役員の選挙について5

6. サマープログラム報告5

7. TFLA 先生方のセッション6

8. AATJからのお知らせ 6

2016年日本語スピーチコンテストへ向けて

今年の夏は、サンアントニオの Bilal Pazir君

(Winston Churchill High School)が第 20回海外高校生

による日本語スピーチコンテストにて優秀賞を

果たしたと言う素晴らしいニュースが入りまし

た。JTATのメンバーとしてみな大喜びしたので

はないでしょうか。

そのスピーチコンテストですが、Texas State

Japanese Language Speech Contest Committeeからの

要請で、各地区大会の代表をメンバーとする

Advisory Committeeができました。ダラス地区から

は Kacie Landrum先生(Lake Highland High School)と竹

内弥生先生(UNT)、サンアントニオ地区からは川

邊裕子先生(San Antonio College)と Erina Romanowich

先生(UTSA)、ヒューストン地区からは浮田緑先

生(Katy ISD)、オースティン地区からは水藤直子

先生(UT Austin)と私、藤井佳子(Baylor University)が

Page 2: ニュースレターFall 2015 Issue - JTATJTAT Fall 2015 Page 2 Advisory Committee に入り、6月23日の会合には 川邊先生、水藤先生、私の三が参加してきま

JTAT Fall 2015 Page 2

Advisory Committeeに入り、6月 23日の会合には

川邊先生、水藤先生、私の三名が参加してきま

した。また、ケーシー先生は Skypeでの参加と

なりました。この Advisory Committeeの役割です

が、コンテストの計画や日程、参加者に関する

情報の伝達が地区と州の委員会との間でより正

確で円滑に進めるためのリエゾンとなること、

また、会合に出席したり、州大会の当日お手伝

いすることとなります。州大会委員会、地区大

会、そして JTATがより一層の協力をし、参加す

る生徒・学生のためによりよいコンテストを運

営していく必要があります。

2016年のコンテストでは、詩の暗誦中級部門

が俳句部門となります。詩を暗唱することで日

本語の音律をつかむと言う利点がありますので、

初級部門はそのまま継続となりますが、中級で

は単なる暗記からクリエイティビティへとつな

げ、日本人に広く知られている俳句の暗誦とそ

れを元に作ったオリジナルの俳句を紹介する部

門へと変わります。この動きは、昨年度のライ

ス大学で行われた Yo Azama先生の勉強会に参加

された在ヒューストン総領事館勤務で州大会委

員会のメンバーであるアリサ・トビンさんの日

本語学習者としての経験から生まれたそうです。

スキット部門に続き参加者の個性ある発表にな

ると期待しております。

また、JTAT の州大会への協力を強化するため、

Advisory Committeeとしての参加に加え、新たに二

つのエリアで協力をしていくことになりました。

まず、州大会で JTAT賞として、詩の暗誦部門、

俳句部門の優勝者への賞品を寄附することにな

りました。もう一点は、州大会のオーディエン

スコントロールに JTATからボランティアを出す

ことになりました。この3月の大会では残念な

がら発表中の入退室や雑談など観客のマナーの

まずい点がやや目立ちました。出場者が気持ち

よく発表できるよう、観客マナー改善のため

JTATが力を合わせたいと思います。観客のほと

んどが私たちの生徒・学生とその家族ですので、

その立場も理解しつつ出場者を守ることができ

るのは私たち教師・引率者ではないでしょうか。

スピーチコンテストの部門、出場資格等に関

しましては、現在、州大会委員会が先生方に配

布できるハンドブックの作成にあたっていらっ

しゃいます。その中には JTATの会員の皆様から

募って決定した課題詩、課題句も掲載される予

定です。今しばらくお待ちくださるようお願い

します。また、何かご質問、ご意見等があれば、

各地区のアドバイザリーコミティーメンバーを

通して州大会委員会へ連絡するようよろしくお

願いいたします。

東京オリンピックまであと5年ですが、その

準備も時折後退しながらも着実に進んでいるよ

うです。日本語学習者にとっては、とてもエキ

サイティングな時です。2020年に日本で働いて

いたり、留学していたりと夢を巡らせると、勉

強にも一層力が入るのではないでしょうか。そ

のような時に日本語教育に従事できるのは本当

に幸せなことです。また、トヨタアメリカ本社

Plano移転のニュースもあり、日本語プログラム

にはやや追い風があるかと思われます。しかし

ながら、存続が危ぶまれているプログラムもあ

るのが現実です。それを乗り越えるには、オリ

ンピックや日本企業のテキサス進出のような上

のレベルでなく、草の根レベルでの先生方の

日々の努力とご貢献が不可欠です。

長くなり恐縮ですが、以上、皆様の更なるご

協力をお願いいたします。

会長 藤井佳子(ベイラー大学)

2.2015年度JTAT勉強会実施報告

今年度のJTAT勉強会は、国際交流基金の助

成を受け5月17日(日)にサンアントニオカ

レッジで開催されました。講師はプリンストン

大学名誉教授牧野成一先生で、「会話能力テス

トの OPI と文化能力テストを組み込むことがで

きるか」というテーマに基づき、参加者との対

話を重視した勉強会が進行されました。参加者

は、午前の部では「OPIの説明とデモンストレ

ーション(1)」、午後の部では「文化能力を

考え、それを OPIに組み込むデモンストレーシ

ョン(2)」というトピックについて、理論を

学んでから牧野先生の OPIの実演を観察し分析

することにより、理論を実践につなげられるよ

うになりました。各参加者は、文化を組み込ん

だ日本語教育の重要性を再認識したようです。

勉強会後の参加者へのアンケートには、OPIの

各レベルについてよく理解できるようになった、

中級と上級の違いがよくわかった、文化の大切

さを再認識した、今回学んだことを今後の指導

に役立てたい等の感想が記入されていました。

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JTAT Fall 2015 Page 3

勉強会のスライドにつきましては、こちらのリ

ンクからご覧ください。

http://www.jtat.org/Workshopindex.html

最後となってしまいましたが、勉強会のスポン

サーとなってくださった国際交流基金、サンア

ントニオ日米協会、サンアントニオカレッジの

皆様に御礼申し上げます。参加者の先生方、積

極的に勉強会に参加してくださりありがとうご

ざいました。また、来年の勉強会で先生方にお

目にかかるのを楽しみにしております。

書記 ワー由紀(テキサスA&M大学)

牧野先生を囲んで

みんなでお昼ごはん

サンアントニオカレッジにて

3.第 20回海外高校生による日本語スピーチコ

ンテスト:優秀賞獲得 Bilal Pazir君からの感想

This summer I had an experience in Japan

that I will never be able to forget.

I participated in the 20th Japanese Speech Award,

one of the most amazing opportunities for any high

school student around the world who is learning

Japanese. I saw so many great things, had so many

exciting moments, and best of all, I made countless

friends. Although getting there was not that easy. In

order to participate in the 20th Japanese Speech

Award, I had to get through three speech contests:

regionals, state, and nationals.

My journey began at Winston Churchill

High School, where I had began learning Japanese

since freshman year. Our Japanese class was led by

our high school’s one and only excellent Japanese

teacher, Kato Sensei. During the summer of freshman

year, Kato Sensei had chosen a few students to go

along with her on a youth exchange project

conducted by The Japan Foundation - the Kizuna

Project. During the Kizuna Project we visited the

tsunami-stricken town of Minamisanriku-chō. The

Kizuna Project left a great impression on me, and

even till this day, I cannot forget how hard the people

worked in order to bring their town back to its former

glory. My speech was about my experience there, and

I wrote it in hopes that people have not forgotten

about the Great East Japan Earthquake and the people

affected by it. After I had written my speech, Kato

Sensei worked tirelessly in helping me to practice my

speech.

We both worked hard, and once we made it

to the national speech contest, Kato Sensei told me to

keep one thing in mind: that we were not there to win,

but were there as representatives of Minamisanriku-

chō, and to remind others that people affected by the

tsunami could still use assistance. Sensei had told me

the same for the other speech contests as well, and

each time it helped push me to say my speech better,

just as it did again for the national speech contest.

Sensei’s few words and our hard work helped me get

the opportunity to go to Japan that upcoming summer

for the 20th Japanese Speech Award.

The 20th Japanese Speech Award is a

moment of my life I will always remember fondly.

The friends I made, the people I met, the speech day,

I can never forget any of it. The speech contest was

held in Masaki, Ehime, and our audience was about

700 Japanese high school students. All of the speech

contestants were a bit shocked and nervous when

they heard that many people would be attending.

However, as for me, Kato Sensei had came all the

way from America to support me, and even my high

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JTAT Fall 2015 Page 4

school principal came as well. That made me feel

much relaxed, and I gave it my best during my

speech. The interview afterwards was what I looked

forward to the most, although it lasted only about a

minute or two. As I walked off the stage I felt so

happy that I was able to tell others in Japan about the

town of Minamisanriku-chō, and about the people

affected by the tsunami.

Knowing that I had successfully delivered

my message to the audience, I felt extremely content.

My goal was never to win, but to only get my

message across. So, during the awards ceremony, I

was caught off guard when I was announced as the

second place winner! Being second place in the

world is an extremely huge honor, and I am very

thankful to Kato Sensei. Thanks to Kato Sensei I was

able to reach this far, and I will always be grateful to

her for teaching me Japanese. Thank you, Kato

Sensei. I do not think there is any other teacher like

Kato Sensei out there, so I consider myself very

lucky to have had a teacher like her. As for my future

with Japanese, I plan on continuing to learn it. My

future goal is to build my own English school in

Japan, and while that may be far off into the future, I

will work hard to make that dream a reality.

*7ページの写真ご覧ください。

第 20 回海外高校生による日本語スピ

ーチコンテストが 7 月 30 日に愛媛県伊予郡松前

町にて開催され、14 の国と地域から各国での予

選を勝ち抜いた計 15 名が参加しました。本校の

生徒 Pazir Bilal 君もアメリカ代表として出場

し、見事優秀賞を受賞しました。

振り返れば、昨年末に Pazir 君から届

いた一通のメールからスピーチコンテストへの

長い道のりが始まりました。原稿を受け取って

から、何度も一緒に内容を練り直し、スピーチ

の練習を重ね、サンアントニオの地区大会に臨

んだのが 2 月初旬、その後、順調に勝ち進み、

国際大会の舞台に立ったのが、今年の 7 月末の

ことでした。度重なる早朝練習、時には辛く厳

しい練習にも文句一つ言わずについてきてくれ

た Pazir 君、最後まで妥協をせず、諦めない彼

の日本語を学ぶ真摯な姿勢に、教育者として、

そして一人の人間として学ぶものがたくさんあ

りました。

私自身、この経験は、教師とは生徒にと

ってどんな存在であるべきかと今一度熟考する

きっかけとなりました。生徒に一方的な知の伝

達をするのではなく、彼らの抱える学業及び生

活面での悩み、時には彼らの直面する難題を生

徒の気持ちにより添いながら共有し、克服し、

その喜びを分かち合うこと、つまりあらゆる角

度から生徒の学びをサポートすることこそ、今

教師に求められている資質ではないでしょうか。

今回のスピーチコンテストを通して、私

を教師の原点に立ち返らせてくれた Pazir 君に

感謝の気持ちで一杯です。私自身教育者として

人間的にもっと成長し、来年のスピーチコンテ

ストに臨みたいと思っております。

最後になりましたが、サンアントニオ地

区大会、ヒューストン州大会、カリフォルニア

州アーバインでの国体、愛媛県での国際大会に

携わった関係者の皆様方からの御支援、御声援

にこの場をお借りして感謝の意を表したく存じ

ます。特にサンアントニオカレッジの川邊先生、

JTAT 会長の藤井先生、オーロラ財団の方々にも

厚く御礼を申し上げます。皆様のお蔭で、優秀

賞という素晴らしい賞を頂く事が出来ました。

重ね重ね御礼を申し上げます。

テキサス州サンアントニオ市 NEISD

チャーチル高校 加藤友夏

4.新会員からの一言

初めまして。ジョン・カデナと申します。現在、

サンアントニオ市 NEISD 学 区ジェームズ・マ

ディソン高校にて日本語レベル1から4APま

で教えています。スタンフォード大学を卒業し、

母校マディソン高校に着任し、教鞭を執って今

年で9年目になります。日本に長い間住んでい

たことはありませんが、大学四年生の時に四ヶ

月京都に留学する機会ありました。

As a World Language educator, I'm interested in exploring how to effectively utilize authentic resources and comprehensible input together in instruction. I enjoy connecting with other World Language teachers through online tools and social media, such as Twitter, and I am currently serving as

a co-moderator of the #langchat Twitter forum. JT

ATへの入会を機に、今後とも皆様との交流を

通して、日本語教育の発展の為に活発な意見交

換をさせて頂ければ幸いです。どうぞ、宜しく

お願い致します。

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5.新役員の選挙について

今年の12月31日で何人かの役員が2年間の

任期終了となり、新役員の選挙が必要となりま

す。

こ こ何年か、会長の選出時に引き受けて下さる

方が少なく、毎回その選挙時に様々な形で問題

が生じて来たので、昨年の会長選挙時に当時現

役副会長であった藤井 先生が会長を引き受ける

際に提案された、副会長の中からどちらかが1

年後には会長に就任する、という方式を初めて

実施することになります。この方式は、会 長に

なってくださる方の確保のための苦渋の選択で

はありましたが、選考委員会から理事会へ提案

し、最終的に理事会で正式に承認された方式で

す。

今回の選挙は、

1)副会長(K-12)1名、副会長(college)1名 計2

名 :一年後にうち一名が会長になるので、結

果的には会長選挙でもあります。

2)書記1名

3)理事2名 (K-12/college) :執行委員のサポー

ト的存在なので、できれば役員経験者がよいの

では、という声が出ています。過去の役員経験

者は、 http://www.jtat.org/officers.html

で、確認下さい。(また、副会長1名が会長に

なった時、理事の中から1名副会長の席を一年

間 Fill-in してもらうことになります。現理事で

任期が一年残っている竹内先生が college の先生

なので、新理事1名または2名が K-12 の先生に

なることが望ましいと思われます。)

選挙のプロセスのご案内は改めていたしますが、

10月下旬を目処に自薦/他薦で候補者を募集

したいと思います。

JTAT の活動をより有意義なものにしていくため

に、皆様是非ご検討下さい。

選挙委員会

畑中淳子(委員長)

竹内弥生

ボーリンガー千寿子

********************* ***********

6.夏のプログラムの報告

テキサス大学サンアントニオ校の生徒十人と引

率者二人で 7 月 6 日から 26 日 まで、京都外国

語大学でのサマープログラムに参加しました。

今回のプログラムでは京都に滞在する事により、

言語習得だけでなく、日本の文化に沢山触れる

事 を目標に事前のオリエンテーションも含め準

備してきました。伏見稲荷参拝をはじめ、祇園

散策、祇園祭での鉾見学、嵐山でのトロッコ乗

車、保津川下り、ホー ムステイ、茶道と書道体

験、奈良への一日観光と盛り沢山の内容で、暑

い京都を満喫する事ができたと思います。ちょ

うど、祇園祭開催中の滞在だった事もあ り、日

本のお祭りに浴衣で参加したり、鉾を見学した

りと貴重な体験に生徒達も京都の素晴らしさを

感じた事と思います。滞在中に生徒の一人が三

回も携帯電話 をなくしたアクシデントがありま

したが、三回とも無事にその生徒の元に帰って

き事で、アメリカとの違いを感じられるエピソ

ードの一つとなりました。京都外 大の学生や他

国の学生との交流も多く、生徒の日本語習得へ

のやる気が一段と伸びたサマープログラムでし

た。

私個人としては、この 3 週間の滞在で多くの生

徒の日本語のコミュニケーション力が伸びた事

に驚き、大変うれしく思い、日本への留学の大

切さを改めて実感しました。

今 回、初めて日本に来る生徒が多く、最初は戸

惑ったり、体調を崩した生徒もいましたが、プ

ログラム最後の日には全員が「帰りたくない!」

と、日本滞在をとて も楽しんだようです。これ

らも、沢山の生徒が日本に留学できるような環

境を作っていきたいと思います。

ロマノウィッチ栄里奈

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7.TFLA:JTAT先生方の発表

Workshop/ Session #12 Date: Friday, Oct. 16 Time: 8:15-9:30 am Title: Japanese Teachers Association of Texas (JTAT) Annual Meeting Presenter: Yoshiko F Gaines Co-Presenters: Yuko Kawabe, Yuki Waugh Workshop/ Session # S 20 Date: Friday, Oct. 16 Time: 11:15-12:30 pm Title: Building 21

st Century Skills Through Student

Collaboration: Examining Sample Projects in Japanese Courses Presenter: Yoshiko F Gaines, Junko Hatanaka, Yuko Prefume Workshop/ Session # S33 Date: Friday, Oct. 16 Time: 2:00-3:15 pm Title: Global Learning Experience Starts from Home Presenter: Yayoi Takeuchi Workshop/ Session S 35 Date: Friday, Oct. 16 Time: 3:45-5:00 pm Title: Incorporating Authentic Japanese Drama and Movie Clips to Cultural Thematic Units Presenter: Yuki Waugh Workshop/ Session #28 Date: Friday, Oct. 16 Time: 2:00-3:15 pm Title: Introducing Reading-While-Listening program in elementary Japanese class to increase reading fluency Presenter: Makiko Fukuda, Erina Romanowich Workshop/ Session# 65 Date: Saturday, Oct. 17 Time:10:15-11:30 am Title: Teaching Culture in Target Language: Useful Tools& Techniques Presenter: John Cadena, Carol Arnold-Passant Workshop/ Session #75 Date: Saturday, Oct. 17

Time: 2:15-3:30 pm Title: The World Expo: A Whole New Approach to the Class Presentation Presenter: John Cadena

8.AATJからのお知らせなど Teachers Award:

Nominations are being accepted for the 2014 AATJ Teacher Awards. Awards are given in two categories: K-12 level and community college/college/university level. The deadline for nominations is September 20, 2015. Please find complete information and nomination forms at http://www.aatj.org/prodev-awards-recipients.

JLPT Test:

Online Registration http://aatj.org/jlpt-us Texas Location: Rice University Date: Sunday, December 6, 2015 Application Dead line: September 25, 2015 Registration fee $60

ACTFL:

The AATJ Fall Conference will be held during the American Council on the Teaching of Foreign Languages (ACTFL) Annual Convention and World Languages Expo, Friday, November 20 through Sunday, November 22, 2015, at the San Diego Convention Center in San Diego, California. http://www.actfl.org/events/actfl-2015-nov-20-22-2015-%E2%80%94-san-diego-ca

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JTAT Fall 2015 Page 7

Recent Churchill graduate, Bilal Pazir, is congratulated for his international 2nd place finish at the

20th Japanese Speech Award Contest in Japan. (L to R) Justin Oxley, Bilal Pazir, and Yuka Kato

****************************************

Call for Articles for the next issue of JTAT Newsletter!

各地区の皆様からの投稿をお待ちしております。

Please contact [email protected]