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クラウドサービス・スマホ・タブレット今の開発環境で時代を乗り切ってい けますか? マジックソフトウェア・ジャパン株式会社 2011 11

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クラウドサービス・スマホ・タブレット… 今の開発環境で時代を乗り切っていけますか?

マジックソフトウェア・ジャパン株式会社

2011 年 11 月

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変化の時代にこそ、理想の開発環境を求めるべき

アプリケーション提供形態やデバイスに振り回されていませんか?

ユーザからの「クラウドサービスを使いたい」という圧力は一過性の要求ではない..

とに、既に気づかれていると思います。これは 10 年以上続いたオンプレミスのスクラ

ッチ開発やパッケージ開発ビジネス黄金期の終焉を告げる鐘であり、アプリケーショ

ン提供形態がますます多様化していくサインであると認識する必要があります。

一方で、ビジネスパーソンの利用デバイスとして、PC からスマートフォンや Android

搭載のタブレット端末へのシフトは止みそうにありません。すう勢が見えない丌透明

感のなか、Android における頻繁なバージョンアップと機種毎のデバイスカスタマイズ

など各固有の問題への対応を五月雨式に求められているのが、アプリケーション開発

会社の実情ではないでしょうか。

それはあなたの会社のコアコンピタンスですか?

デファクトである Java、VB/.net 系ですら、クラスライブラリレベルでどんどん変化し

てきています。様々なアプリケーション提供形態やデバイスに対応し続けるには、

様々な開発言語やデバイスを使い分けることができなければなりません。技術を習得

し続け、開発環境の変化と既存のプログラム資産の手直しに耐えていかなければなり

ません。もちろん、それを強みとする企業もあるでしょう。

しかし、多くのソフトウェア開発会社のコアコンピタンスは、ビジネス要求の実現力

や制作したアプリケーションの機能性の高さではないかと思います。それを支える独

自の経営資源は、ビジネス寄りの分野にあるのではないでしょうか。開発環境や周辺

技術は、同じ結果さえ出せれば代替可能であり、それらを技術者に身に着けさせたり

作業したりする時間(お金)は、減らせるに越したことはない要素でしょう。

技術者の時間を買えるのが理想の開発環境

では、逆に、今の時代、コアコンピタンスを支えるに足る理想の開発環境を考えてみ

ましょう。そこで備えるべきは次の3点ではないでしょうか。

■ワンソース・マルチユース

一度作ったアプリケーション資産を、

様々な提供形態やデバイスに展開できる。

外部環境の差異を隠ぺいする力がある。

■技術的に陳腐化しないこと

ビジネス社会の流れに追従している。

■要件・仕様変更への対応が容易なこと

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優れた開発環境は経営に資するところあり

さて、ここに「Magic uniPaaS®」という 4GL 系の開発環境があります。

その一貫したポリシーはアプリケーション形態に左右されることなく「開発者は固有

のビジネスロジックの実装に専念すべし」。次のように、多くのインフラレベルの設

定やルーチン作業を開発環境任せにできる点に特徴があります。

データ処理の基本フローの記述

プログラム修正部の影響範囲への反映

実行する外部環境(DB やクライアント)の違いへの対応

負荷分散やデプロイメント

どうしてそれが可能なのかは後で補足するとして、もし、これら謳い文句が本当だっ

たとしたら、経営面でどのようなメリットが出せるかを先に考えてみましょう。

若い技術者が結果を出せる

まず、言語に関する若手技術者のプログラミング基礎教育時間を劇的に減らせるでし

ょう。複数の言語を習得する必要がなく、また、開発環境がしてくれることを学ぶ必

要はありませんから。普遍的な処理ロジックやオブジェクト指向の考え方の取得が中

心になるでしょう。

そうすると、若い技術者がどんどんビジネスレベルの要件設定の話に入っていくこと

になるでしょう。結果を出すことを求めることもできるでしょう。シニア SE は、全体

を見通して共通コンポーネントを作成したりしながら、彼が持つビジネスロジックに

関する洞察スキルを、若手に伝授できるわけです。これは、組織力の底上げと活性化

につながるでしょう。

この開発環境で育つのは、古株から見れば尐々いびつな技術者です。SQL 文は書けない

のに、お客様のビジネスのことはよく知っていて、同じロジックを使いまわして C/S ア

プリケーションも制作できれば、RIA アプリケーションに至っては PC 用もスマホ用も

制作できるのに、デプロイメントなどという言葉すら知りません。経営者から見ると、

若いが結果の出せる優れた技術者なのではありませんか。

費用対効果あり

もし、この開発環境が有償だったとしたらどう

でしょう。フリーの開発環境も多く提供されて

いる中で、今どき高く見えるでしょう。さらに

運用には、実行ライセンスも必要だとしたら。

その外部流出コストは尐なくありません。

しかし、若手を変化にさらされている個別技術

の沼にドブ漬けにして捨てる時間(お金)と

「ワンリソース・ワンユース」のリスクを、こ

のコストと比べてみてください。すぐに元が取

れると思うのですが、いかがでしょうか。

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技術者を陳腐化させない開発環境

良いことばかり申し上げました。今度は、どうしてそのようなことが言えるのか、

uniPaaS というツールを尐し掘り下げてみます。

まず、データ処理の基本フロー記述を開発環境任せにできるとは、どういうことか。

処理フローが標準化され、必要な処理機能は選択式

java や.net は、様々なタイプの処理のプログラミングをこなす、汎用・万能の開発環境

です。これに対して、uniPaaS は、ビジネス、即ち、DB アプリケーションの開発に特化

しています。DB アプリケーションがレコードセットを扱う処理には、自ずと流れがあ

り勘所があります。uniPaaS は、これを、次のような形で、開発環境に実装しています。

共通化された処理フロー

レコードセットに対する処理は、通常、処理前→レコードループ(項目ループ)→処

理後という流れになるでしょう。uniPaaS では、処理エンジンが勝手にこの流れを辿っ

てくれるので、開発者は、流れに身を任せ、処理を発生させたいイベントだけを摘み

食いして、処理を記述すればよいのです。処理の枠組みを組み立てる点で、人のスキ

ルを要求しない(スキルが開発環境から不えられる)わけです。

もちろん、フローとは別に独自のイベントを定義して使用することもできます。

絞り込まれた選択式のコマンド

uniPaaS の処理コマンドは、8つだけ。しかも選択式です。

コマンドの各々について、オプション、対象設定、条件を選択できるので、多彩な表

現が可能。選択式なので、入力間違いがなく、コンパイルは丌要です。

実際に、開発環境を乗り換えた開発会社の声を聞いてみましょう。

同社の場合、既存の第三世代言語に染まりきっていない若い技術者の方が手がけられ

た点が功奏しました。

「新しい言語、新しいプラットフォームで構築することには、当然丌安がありました。

(中略)若い技術者に一から習得してもらったのですが、最初は戸惑うこともあった

8 つのコマンド

ブロック化する

変数に値を不える

タスクを呼ぶ

フォームを呼ぶ

ユーザ判断を求める

真偽判断関数を呼ぶ

サービスやオブジェクトを

呼び出す

別イベントを発生させる

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ものの、予想より早い速度で習得していました。簡単な帳票システムからはじめて、

入力系のシステム制作を数週間で習得できました。社内で先に習得した者が教えてい

くという形がとれたこともあり、開発体制は当初の予想よりもはるかに早く構築でき

ました。」

次は、 ワンソース・マルチユースが、どの程度可能かについてです。

外部環境の差異を環境が吸収

ユーザの実行環境が多岐に亘る(または変化した)場合、これに影響を受ける機能を

調査しながら進める開発(および修正)は時間と経験を要します。また、DB ひとつと

っても、Oracle と SQL サーバとで、インスタンスの考え方や記述シンタックスが異なる

ため、双方のスキルの取得にも時間がかかるでしょう。

これらは、開発の成果を出す観点からは、単なる妨害要素といえる事項を uniPaaS では、

開発環境と実行エンジンが極力吸収(隠ぺい)しようとします。

Oracle であれ SQL サーバであれ DB/400 であれ、DB サーバへの接続定義さえしてしまえ

ば、uniPaaS の開発環境から、同一の手続きでテーブル・ビューを作成・修正・実行で

きます(多くの開発者は DB にほとんど触れずに開発をおこなっています)。

クライアント環境に関しても同様、開発者の労力を減らせるよう配慮されています。

WindowsOS の違いを意識する必要はなく、画面解像度によるオブジェクト配置は自動

化できます。

結果的に、アプリケーションの提供形態の間の垣根も低いということになります。

同一の環境、同一のプロジェクトファイルのなかで、同じ制作作法で、C/S、WEB、

RIA の三種類のタスクを並存させることができる。

同一ロジックを共有して、RIA/WindowsOS 用フォームと、RIA/モバイル用フォーム

を作成することができる。

株式会社 光和コンピューター

出版業界に特化したパッケージ

ソフトウエア開発会社。

uniPaaS で再構築した出版 ERP

パッケージが数社で稼働中。

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今度は、変更対応の話。

リポジトリ構成で、変更対応を環境任せに

uniPaaS のリポジトリは、単に制作物を保管するだけの場所ではありません。変更管理

を開発環境任せにできるところにそのメリットがあります。

たとえば、データリポジトリに格納したデータ定義を変更すると、このテーブル・項

目を参照する全てのプログラムが自動的に変更されます。表現スタイルをモデルリポ

ジトリに登録してフォームやデータ形式に適用しますが、モデルの変更は、即座に

個々のフォームやデータ表現に反映されます。

これは、運用開始後のシステム変更や保守の容易さにも効いてきます。

最後に、従業員 15 名の小所帯ながら、uniPaaS を利用して RIA で自社パッケージの

SaaS 化をおこなったシステム開発会社の声をお届けします。元気の出る話ではないか

と思うのですが、いかがでしょうか。

「当社は 30 年前からアパレル向けのパッケージシステムを開発・販売してきました。

既存のお客様に新しいシステムや設備の提案をしても、予算が下りず断られることが

しばしばで、パッケージの販売には行き詰まりを感じていました。そこで、昨今の

SaaS 化の流れもあり、イニシャルコストを下げてサービスを提供することを企画し、

RIA 化を決断しました。(中略)2 ヶ月の検証を経て、開発に着手。半年を要して RIA

化を実現しました。Windows Mobile にも対応した新システムにより顧客への提案の幅

が広がりました。初年度で数社への導入が決まり、年間 40ID を目標に拡販を計画して

います」

uniPaaS さえ知っていればスマホも RIA も怖くない

インネット株式会社

アパレル向け基幹業務システム

に特化したシステム開発会社。

2010年 自社パッケージ「ATSR」

を RIA 化し SaaS 提供を開始し

た。

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uniPaaS は、その前身の dbMAGIC から数えると既に世に出て 20 年になります。この間、

DOS から GUI OS へ、ネットワークからインターネットへ大きな変化がありました。私

たちは、ビジネス環境、アプリケーションの実行環境の変化・拡大に追従しながら、

極力、資産を継承すること、開発に必要なスキルセットをむやみに変えない・増やさ

ないをポリシーとしてきました。サービス化も、モバイル化も、このポリシーのうえ

に立って対応しています。

したがって、uniPaaS で開発するスキルさえ継続させていれば、開発者はビジネスサイ

ドに立ち続けても、ITC 技術的に陳腐化することはありません。それは、これまでもそ

うでしたし、これからもそうなのです。

uniPaaS 製品ロードマップ:2012 年春 Mobile RIA: iOS, Android 対応予定

Magic Software について Magic Software Enterprises(NASDAQ:MGIC)は、アプリケーション・プラットホームと

ビジネスシステム連携ソリューションのグローバル・プロバイダーです。25 年以上の

経験によって、我々のテクノロジーは、パートナーやユーザに既存の IT リソースを利

用して、ビジネスの俊敏性を強化し、コアビジネスに集中する力を提供してきました。

Magic Software は、世界中に何千ものユーザと ISV、システムインテグレータ、付加価

値流通業者(VAD)、リセラー、コンサルタントおよび OEM パートナーのグローバルな

ネットワークを持っています。Magic Software は、世界中で、10 のオフィス、50 以上

の国での駐在員、SAP AG や Salesforce.com、IBM と Oracle を含めたグローバルな IT リー

ダとのパートナアライアンスを持っています。

マジックソフトウェア・ジャパンについて Magic Software Enterprises の 100%出資による日本法人です。弊社製品は、国内約 800 社

のパートナーを通じて、2 万 5 千社以上、累計 50 万クライアントに導入されています。

Magic uniPaaS で開発されたパッケージソフトは 300 種以上が流通しているほか、大企

業から中小企業まで、インハウスのシステム開発環境として広く利用されています。