グリーンベルトで「命をつなぐ PROJECT」ワークショップ！

製油所・石油化学工場の操業（そうぎょう）以来、整備を

続けてきた出光のグリーンベルト。愛知製油所では SEGES

（しーじぇす）の審査（しんさ）をきっかけに、グリーン

ベルトで生物多様性への取り組みができないかと考え、愛

知県が主催する「知多（ちた）半島臨海部の企業緑地にお

ける生態系（せいたいけい）ネットワーク形成担い手育成

事業」に協力しています。2011 年 12 月 9日から 11 日の

3日間、事業の一環として「命をつなぐ PROJECT」が実施

され、知多半島臨海部の企業数社やさまざまな大学などの

協力によって、ワークショップが開催されました。

2日目には製油所のグリーンベルトで、県内の大学生や県

関係者など約 30 人がフィールドワークを行いました。

はじめに、愛知製油所でのグリーンベルトの整備や生態系

の保全について説明し、樹木を計画的に間引いて残した樹

木をたくましく育てたり、地元の生態系に即した樹木を植

えたりしていることなどを紹介しました。

その後、知多自然観察会の案内でグリーンベルト内の野鳥

などを観察。また、点在している外来種（がいらいしゅ）

の樹木を間引くなど、生態系保全の活動を実感してもらえ

るような実地体験もおこないました。参加者は広大なグ

リーンベルトに驚きながらも、あちこちに見られる生物の

暮らしの形跡（けいせき）・ノウサギの糞（ふん）などを

興味深く観察していました。

これらフィールドワークの受け入れ活動などが評価され、

「命をつなぐ PROJECT」公開フォーラムでは、大村愛知県

知事より感謝状をいただきました。

愛知製油所ではこれからも知多半島臨海部の各企業と連携

（れんけい）して、地域自治体の協力を得ながら、生物多

様性の質の向上をめざしていきます。ワークショップ終了後、グリーンベル

トの中で記念写真をパチリ！

愛知製油所のグリーンベルト(道路の左側)。

右上に見えるのは原油タンク。

グリーンベルトが帯状に拡がり、原油

タンクが小さく見えます。

愛知製油所全体配置図

【 2012/6/28 公開（内容は公開時点のものです） 】