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ラジオNIKKEI・ETF特集 第三回:ETFの活用法
2016年7月 株式会社東京証券取引所
金融リテラシーサポート部
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ETFの活用法
1 テレビや新聞で馴染みのある指数に投資 ~日経平均・TOPIX~
2 投資魅力のある日本企業へ投資 ~JPX日経インデックス・設備人材投資~
3 特定の業種に着目した投資 ~業種別~
4 外国資産に投資 ~外国株・外国債券~
5 高配当銘柄に投資 ~REIT・高配当日本株~
6 商品(コモディティ)に投資 ~商品~
7 短期型の商品に投資 ~レバレッジ・インバース・VIX~
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①テレビや新聞で馴染みのある指数に投資 ~日経平均・TOPIX~
日本経済全体への投資
• 日本経済を代表する指数であるTOPIXや日経平均株価に投資 • 他のジャンルに比べて信託報酬が低い
管理会社 TOPIX 日経平均株価
大和証券投資信託委託 1305 1320
野村アセットマネジメント 1306 1321
日興アセットマネジメント 1308 1330
1578
三菱UFJ国際投信 1348 1346
ブラックロック・ジャパン 1475 1329
DIAM 1473 1369
三井住友AM - 1397
上場銘柄一覧
ポイント
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②投資魅力のある日本企業へ投資 ~JPX日経400・設備人材投資~
営業利益やROEを重視するJPX日経400や 設備人材投資を重視するETFへの投資
規模(時価総額、売買代金)等 を基準に1,000銘柄を選定
収益性・経営等の観点(ROEや営業利益) 等を基準に上位400銘柄を選出
約4000社
1000社
400社
コード 組成会社
1591 野村アセットマネジメント
1592 日興アセットマネジメント
1593 三菱UFJ国際投信
1599 大和投信
1364 ブラックロック
1474 DIAM
JPX日経インデックス400連動ETF一覧 JPX日経400の構成銘柄選定の流れ
設備人材投資ETFの概念
設備投資・研究開発 人材投資
事業・収益拡大
設備人材投資ETF一覧
コード 組成会社 対象指数
1480 野村アセットマネジメント 野村企業価値分配指数
1479 大和投信 MSCI日本株人材設備投資指数
1485 三菱UFJ国際投信 iSTOXX MUTB Japan 積極投資
企業200インデックス
1481 日興アセットマネジメント
JPX/S&P 設備・人材投資指数 1483 ブラックロック
1484 DIAM
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③特定の業種に着目した投資 ~業種別~
特定の業種に影響のあるイベントの際に、業種別ETFを活用
特定の業種に対してメリットがもたらされると考えられる政策やイベントが生じた場合、そのメリットを享受する業種のETFを用いて超過収益を狙う方法
イベントとその対応例
外国人観光客 による
インバウンド需要
小売 ETFを活用
業種別指数の騰落率(2015年)
政策やイベントに着目した投資手法 昨年の業種別指数のパフォーマンス
TPP協定 自動車・輸送機
ETFを活用
-20% -10% 0% 10% 20% 30% 40%
鉄鋼・非鉄
エネルギー資源
機械
不動産
電機・精密
自動車・輸送機
商社・卸売
TOPIX
銀行
電力・ガス
金融(除く銀行)
素材・化学
建設・資材
運輸・物流
情報通信・サービス他
食品
小売
医薬品
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④海外資産に投資 ~外国株・外国債券~
日本株と同じ口座で円建てで国際分散投資が可能
• NYダウ(1546,1679) • S&P500(1547,1557) • S&P500配当貴族(2044) • 米国債(1361,1363,1482)
など
アメリカ
イギリス 1389, 1392
先進国(国別) 新興国(国別) パッケージタイプ
インド 1549,1678,2046,2047
韓国 1313,1584,2033,2034
タイ 1559
南アフリカ 1323
欧州 1385,1386,1387, 1388
先進国(日本含む) 1394
新興国 1582,1681
スイス 1391
• 上海50指数(1309) • CSI300 (1322、1575) • ハンセン中国企業株価指数(1548)
など
中国/香港
先進国(除く日本) 1550,1581,1680, 1677
太平洋地域 1390
ASEAN 2043
【クラス別】
【地域別】
ブラジル 1325
マレーシア 1560
ロシア 1324
フロンティア 1583
先進国・新興国 (除く日本)
1349,1362,1554, 1566
(出典)MSCI
新興国 先進国 フロンティア
(凡例)
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⑤高配当銘柄に投資~ETFの確定配当利回り~
REITや高配当のETFは分配金利回りが高い傾向
REIT ETF 高配当株ETF
無配ETF
有配ETF
・銘柄数 120銘柄
・平均利回り 2.46%
・銘柄数 13銘柄
・平均利回り
2.88%
東証上場ETFの確定配当利回り REIT ETF
対象 REIT(不動産投資信託)
分配金の特徴 REITは、主に不動産の売買・賃貸で資産運用を行って おり、長期の安定した収益が見込みやすい事業であるた め、分配金も比較的安定。
銘柄コード (東証REIT)1343,1345,1398,1476,1595,1597 (豪州リート)1555 (米国リート)1590
高配当株ETF
対象 予想配当利回りの高い銘柄
分配金の特徴 今期予想配当利回りの高い銘柄に投資し、市場平均 以上の利回りの獲得を目指す。
銘柄コード 1399,1478,1577,1589,1698 (※1589は米国株)
※1 銘柄数、利回りは2016年5月末現在。 ※2 2016年2月末時点で、上場後1年未満の銘柄は、利回り算出の 対象から除外しています。
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コモディティ価格に連動するETF・ETNも上場
⑥商品(コモディティ)に投資 ~商品ETF・ETN~
非鉄金属 金・銀・プラチナ・アルミニウム・ニッケル など
エネルギー 原油・天然ガス・ガソリン など
穀物 小麦・大豆・トウモロコシ など
コモディティ(商品)連動ETF・ETN コモディティ投資にETF・ETNを使うメリット
• 小口からの投資が可能 • 低コストでも運用が可能 • 保管リスクがない
原油関連ETF・ETNの一覧
コード 組成会社 連動指標名 連動指標の対象資産
1671 シンプレクス WTI原油先物 WTI原油先物価格
1690(※1) ETFS Bloomberg Crude Oil WTI原油先物価格
1699 野村AM NOMURA原油 WTI原油先物価格
2038(ブル) ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ (※2) 日経・東商取原油レバ TOCOM原油先物価格
2039(ベア) ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ (※2) 日経・東商取原油インバ TOCOM原油先物価格
※1 外国籍ETFのため外国証券取引口座が必要になるほか、投資法人債券に該当するため、他のETFとは課税上の取り扱いが異なり、NISAや特定口座の対象外となります。 ※2 野村ホールディングスの子会社
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⑦短期型の商品に投資 ~レバレッジ・インバース~
短期の値幅取りや、逆張り投資に活用
レバレッジ型(ブル型)
対象となる指数の前日比変化率の○倍の変化率となるファンド
※現在上場している銘柄は全て「2倍」。
インバース型(ベア型)
対象となる指数の前日比変化率のマイナス○倍の変化率となるファンド
※現在上場している銘柄は「-1倍」と「-2倍」。
インバース ETFの値動き 対象指標の 値動き
レバレッジ ETFの値動き
対象指標の 値動き
相場の上昇局面で収益をさらに強く求める商品 相場の下落局面で収益を狙う商品
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⑦短期型の商品に投資 ~レバレッジ・インバース~(注意点)
• レバレッジ・インバース型ETFは、“日々”の変化率に連動します。
• 長期間保有すると、想定するパフォーマンスからのかい離が発生します。(複利効果と呼びます)
長期間保有すると、想定と異なる価格変動が生じます
連動指標が上昇・下落を繰り返した場合
• 3日目において、TOPIXは基準日と同じ値となっています。
• レバレッジ(2倍)指数も基準日と同じ値(=100)となることが期待されますが、日々の変化率の2倍の収益となるため、TOPIXの完全な2倍とはなりません。
上昇・下落を繰り返すと 元本が目減りします
-20%
-10%
-5%
-10%
10594.5
100
110
88
98.6
80
90
100
110
120
基準日 1日目 2日目 3日目
TOPIX TOPIXレバレッジ(2倍)指数
+10% -20%
+12%
+5% -10%
+6%
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⑦短期型の商品に投資 ~レバレッジ・インバース~(注意点)
• 長期間保有した場合、複利効果により、原指数のパフォーマンスを下回ったり、想定以上の損失になるなど、想定と異なる価格変動が生じます。
長期間保有すると、想定と異なる価格変動が生じます
17234.98 (+50%)
645.30 (-94%)
※ 2005年1月4日の日経平均株価(11,517.75円)をもとに、各指数の値を再換算しています。 (出典)日本経済新聞社を基に、東京証券取引所作成
レバレッジ・インバース型指数の長期推移(2005年1月~2016年5月)
インバース指数についても、想定と異なる価格変動が 生じる場合があります。
12787.68 (11%)
レバレッジ指数でも、 原指数のパフォーマンスを 下回る場合があります
0
5000
10000
15000
20000
25000
30000
日経平均 日経レバレッジ 日経ダブルインバース
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⑦市場のボラティリティに対する投資手法 –VIX指数/日経VI指数–
ボラティリティの高まりから収益を狙う
• 市場の急変時に上昇する傾向があり、数値が高いほど、投資家が将来の株式市場に対する先行きに不透明感を持っているとされている
• 米国市場に関するものはVIX指数、日本市場に関するものは日経VI指数がある
0
10
20
30
1680
1720
1760
1800
1840
1880
1/16 1/24 1/31 2/7 2/14
S&P500 VIX指数
株価指数とVIX指数の推移のイメージ
相場急変時にVIX指数は上昇します
相場変動が緩やかになると下落します
※2014年1月16日~2月18日の推移。 (出典)bloombergをもとに東証作成
• ETF/ETNの対象指標は、VIX指数ではなく、VIX指数先物を基に算出された、VIX先物指数であることに注意が必要。VIX先物指数とVIX指数のパフォーマンスは大きく異なる
• VIX先物指数は、VIX指数同様に相場の急変時に上昇するが、 VIX指数の推移が同水準で継続すると、先物の時間的価値の影響を受けるため、長期的には価値が逓減する
-10
10
30
50
70
90
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000VIX短期先物指数 VIX指数
VIX指数とVIX先物指数の推移 (S&P500) (VIX指数) (VIX先物指数) (VIX指数)
VIX指数(ボラティリティ指数)の特徴 VIX指数とVIX先物指数
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