gorinphp0729

AW技能五輪第一回 PHPセミナー　(c) 2009 Akihiro Tsukada, JO-GORIN-PJT.　

　技能五輪　若年者ものづくり競技大会　出場者向け　第一回 PHPセミナー資料

講師　　：資料作成：サポート：初版　　：第四版　：

　AW技能五輪第一回 PHPセミナー資料

塚田朗弘電設部技能五輪プロジェクト電設部技能五輪プロジェクト2009年07月29日2009年08月05日


名前：塚田朗弘(つかだあきひろ) 学科：高度情報処理科(07JZ)

所属：電設部(IT勉強会PJTリーダ)

ＩＤ　： atcorp(はてな・ついったー) その他： http://tinyurl.com/atcorp-at-it 　　　　　　　　↑いますぐクリック！

　講師紹介


　も　く　じ

２．データベース(mysql)の操作

2-1. データベースって何だろう2-2. データベースをイメージしよう2-3. 対五輪必須DBテクニック2-4. 実習環境の準備2-5. データの登録2-6. データの検索2-7. データの更新2-8. データの削除2-9. ここまでのまとめ2-10. PHP de SQL2-11. DBに接続・切断する2-12. SQL実行の基本的な流れ2-13. 文字セット設定2-14. SQL実行と結果セット2-15. 演習問題をやってみよう2-16. 演習問題こたえあわせ2-17. データベースの操作　まとめ2-18. おわりに

171821222531394347484952535662657172

１．配列の操作

1-1. "配列"ってなんだろう1-2. "配列"をイメージしよう1-3. こんなときによく使う1-4. 演習課題をやってみよう1-5. 演習課題こたえあわせ1-6. 配列の操作　まとめ

569

101114


１. 配列の操作

第一部配列の操作


◆配列は、変数(頭に$がつくもの)の仲間。　変数と配列の違いは･･･　・変数は　　　一つの変数の中で一つの値　・配列は

　　　一つの配列の中で複数の値　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　を扱う！

　１-１. "配列"って何だろう１. 配列の操作

◆ まず、単なる変数は「ハコ」です

<?php $medal = "金メダル"; print $medal; ?>

※C:\xampp\htdocs\gorinphp\seminar02\　の中に作ってください。　その後、ブラウザで　http://localhost/gorinphp/seminar02/sample1_2_1.php　にアクセスすると動作確認できます。

　１-２. "配列"をイメージしよう（１）１. 配列の操作

sample1_2_1.php ※ 変数$medalには、一度に一つの値だけが入る。

◆ 対して、配列は「仕切られたハコ」です

配列の[ ]内の数字を、｢添え字｣とか｢インデックス｣と言います。

　１-２. "配列"をイメージしよう（２）１. 配列の操作

<?php $medals[0]="金メダル";$medals[1]="銀メダル";$medals[2]="銅メダル";

print $medals[0];

?>

sample1_2_2.php 数字で仕切られたそれぞれに、値を入れておける。

１-２. "配列"をイメージしよう（３）１. 配列の操作

◆ 「添え字」は数字じゃなくてもOK！

<?php $medals["gold"]="金"; $medals["silver"]="銀"; $medals["bronze"]="銅"; print $medals["gold"]; ?>

sample1_2_3.php

「文字列を添え字にした配列」を連想配列と言います。「gold？あ、金ね。金。」って、連想してるっぽいでしょう？

”gold”などの文字列が添え字。

配列は、多くの値を中に入れて、順番に使っていく「繰り返し処理」が大得意です。

◆ たくさんあるデータに片っ端からアクセス

　１-３. こんなときによく使う１. 配列の操作

学生DB

0 1 2 3 4 5 ・・・

DBから学生のデータを取得し、配列に入れる

配列の中身を片っ端から <tr> <td> ***** </td> <td> ***** </td> <td> ***** </td> </tr>これに入れていく(繰り返し処理)

・・・

例）・クラス内の学生全員を一覧表示する。


配列 $aw[] の、添え字 0 から順番に、右のデータを入れるプログラムを書いてください。その中から自分の名前を取り出して表示してみましょう。表示方法のヒント) print $aw[??]; 時間に余裕がある人は、自分以外の名前を表示するなど、遊んでみてください。

添え字値

0 織田信永

1 野比のび犬

2 鈴木一浪

３自分の氏名

４骨川スネ夫

添え字値

織田信永

野比のび犬

鈴木一浪

自分の姓自分の名

骨川スネ夫

　１-４. 演習課題をやってみよう１. 配列の操作

ex1_4_1.php

ex1_4_2.php

配列 $aw[] に、姓を添え字、名を値として右に示すデータを入れて、その中から色々な人の名前を取り出して表示してみましょう。


　１-５. 演習課題こたえあわせ１. 配列の操作

ex1_4_1.php ex1_4_2.php

ex1_4_1.php

<?php

$aw[0] = "織田信永";$aw[1] = "野比のび太";$aw[2] = "鈴木一浪";$aw[3] = "電子太郎";$aw[4] = "骨川スネ夫";

print $aw[3];

?>

ex1_4_2.php

ex1_4_1.php

<?php

$aw[0] = "織田信永";$aw[1] = "野比のび太";$aw[2] = "鈴木一浪";$aw[3] = "電子太郎";$aw[4] = "骨川スネ夫";

print $aw[3];

?>

ex1_4_2.php

<?php

$aw["織田"] = "信永";$aw["野比"] = "のび太";$aw["鈴木"] = "一浪";$aw["電子"] = "太郎";$aw["骨川"] = "スネ夫";

print $aw["電子"];

?>


→変数は「ハコ」、　　　配列は「区切られたハコ」

　１-６. 配列の操作　まとめ１. 配列の操作

◆配列一個で、複数の値を扱える！

◆添え字は数字でも文字列でもＯＫ！

◆例えばこんなときに使います。

→文字列の添え字 = 連想配列

→データベースから取得したデータに、　　片っ端からアクセスして表示したり　　計算したりするとき！


１. 配列の操作

第一部配列の操作

完


２. データベース(mysql)の操作

第二部データベース

(MySQL)の操作


　２-１. データベースって何だろう２. データベース(mysql)の操作

◆ 「膨大なデータを素早く安全に扱うソフト」

１）RDB（リレーショナルデータベース）が主流。

　　２次元の表形式でデータを扱う。

２）膨大なデータ量と高速なパフォーマンス。

　　エクセルでは、せいぜい1000件のデータ内を検索すれば　　「フリーズ→落ちる→データ消える→泣く」ことになる。　　DBでは、数千万件のデータを安定して扱い、且つ高速に　　検索・更新・登録・削除することができる。

３）データの損失、不正アクセス、漏洩を防ぐ。

　　同時アクセスの制御、バックアップとリカバリ機能、　　細かく設定できる権限制御などにより、安全にデータを　　管理してくれる。


　２-２. データベースをイメージしよう（１）２. データベース(mysql)の操作

◆ 世間でのMySQLの使用例 - mixi

インターネット

MySQLサーバ

mixiサーバ

fakj ふぇえｄ1 1 321

213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1 fakj ふぇえｄ

1 1 321213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1

fakj ふぇえｄ fakj ふぇえｄ fakj ふぇえｄ fakj ふぇえｄ fakj ふぇえｄ1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321

213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213

1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1


213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213

1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

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1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

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1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1


213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213

1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1


213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213

1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1


213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1 213 213 1321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213 321 321 213

1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

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1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1


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1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321 1 321 321321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1 321 1 1321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321 321

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会員数2000万人のmixiはMySQLを使用。　・日記データの検索や日記の投稿　・コミュニティ参加者一覧の表示　・新規ユーザ登録　・ユーザパスワード管理　・トピックへの新書き込み登録　･･･etc複雑な機能を高パフォーマンスで実現。

ブラウザ


　２-２. データベースをイメージしよう（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ phpとMySQLの関係図

ブラウザ

サーバマシン

wwwサーバ(apache)

php

DBサーバ(MySQL)

１．httpリクエスト

6．レスポンス(htmlソース)

2.php実行

3.SQL実行

4.実行結果

5.html出力


　２-２. データベースをイメージしよう（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ phpとMySQLの関係図

ブラウザ

サーバマシン

wwwサーバ(apache)

php

DBサーバ(MySQL)

１．httpリクエスト

6．レスポンス(htmlソース)

2.php実行

3.SQL実行

4.実行結果

5.html出力

今から学ぶのは

3　と　4の部分です。


１）ＤＢの操作(SQL文) 　　-　データ取得　(SELECT文) 　　-　データ登録　(INSERT文) 　　-　データ更新　(UPDATE文) 　　-　データ削除　(DELETE文)

２）phpでSQLを使う方法 (php) 　　-　DBへの接続　　-　SQLの実行　　-　DBへの接続を切断

　２-３. 対五輪必須DBテクニック２. データベース(mysql)の操作

◆ 五輪本番で必要なDBテクニック


　２-４. 実習環境の準備（１）２. データベース(mysql)の操作

◆ phpMyAdminの用意

・「phpMyAdmin」とは、ブラウザでMySQLの操作・管理が　できるようにするためのWebツール

・データベースの中身を表示したり、SQL文の　構文を確認したり　という使い方（あくまでも補助ツール）

・本番でも使用可能！

Step１．　http://localhost/xampp/　にアクセス

Step２．　xamppの左側メニューから、「phpMyAdmin」をクリック


Step1.　http://localhost/gorinphp/phpmyadminを開く Step2.　右フレーム内上部のメニューより「SQL」を　クリック Step3. 　「サーバ "localhost" 上でクエリを実行する」の　テキストエリア内に、右のSQL文⇒　を全て貼り付け、「実行する」をクリック

Step4. 　「SQL は正常に実行されました」が出ればOK

CREATE DATABASE gorinphp0729 DEFAULT CHARACTER SET eucjpms COLLATE eucjpms_japanese_ci;;

USE gorinphp0729;

CREATE TABLE contest (skillname VARCHAR(40),expert VARCHAR(40),mail VARCHAR(40),uid CHAR(4)) ;

CREATE TABLE user (uid CHAR(4) NOT NULL,pass VARCHAR(10),expert VARCHAR(40),mail VARCHAR(40),age INT(3)) ;

ALTER TABLE user ADD CONSTRAINT PK_user PRIMARY KEY (uid);

　２-４. 実習環境の準備（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ サンプルDBと表の作成実習に使う、サンプルのDBを作成します。


　２-４. 実習環境の準備（３）２. データベース(mysql)の操作

MySQL

テーブル：contestskillname（競技名）

文字型最大40桁(VARCHAR)

expert(参加者名)


mail(メールアドレス)


uid(参加者ID)

文字型固定4桁(CHAR)

テーブル：useruid（参加者ID）

文字型固定4桁(CHAR)

pass(パスワード)


expert(参加者名)


mail(メールアドレス)


age(年齢)

整数型最大3桁(INT)

データベース：gorinphp0729

◆ 今日使うデータベースとテーブル完成！

userテーブルのuidは「主キー」列(重複値を許さない)


phpMyAdminで「挿入」を行い、表示されるSQLを確認。

　２-５. データの登録（１）２. データベース(mysql)の操作

INSERT INTO `gorinphp0729`.ùser` ( ùid` , `pass` , èxpert` , `mail` , àge`)VALUES ( '0001', '0001pass', '野比のび太', '[email protected]', 10)

ただし、これはとっても丁寧な書き方で･･･

◆ phpMyAdminでINSERT文を確認


実はこれくらいの記述でもＯＫです。（人間が作るときはだいたいこんなもんです。）

　２-５. データの登録（２）２. データベース(mysql)の操作

INSERT INTO user ( uid, pass, expert, mail, age ) VALUES ( '0001', '0001pass', '野比のび太','[email protected]', 10)

では、INSERT文の構文を確認しましょう。


INSERT INTO 表名 ( 列名1 [, 列名2, 列名3 ･･･ ] ) VALUES ( 値1 [, 値2, 値3･･･ ])

斜体･･･毎回変わる(=考えて入力する)部分。　それ以外の部分はいつも同じ！

　２-５. データの登録（３）２. データベース(mysql)の操作

◆ INSERT文の構文

VALUES句に入れる値は、文字列型の列だったら ' ' (シングルクォーテーション)で囲む。数値型だったらそのまま数字を書く。


　２-５. データの登録（４）２. データベース(mysql)の操作

◆ INSERT文理解度確認問題phpMyAdminを操作してSQLを実行し、次のデータを登録する。そこで使われたINSERT文を確認しよう！

uid pass expert mail age

0001 0001pass 織田信雄 [email protected] 32

0002 pass0002 野比のび太 [email protected] 10

0003 00030003 ジャッキー [email protected] 55

user テーブル

skillname expert mail uid

卵焼き織田信雄 [email protected] 0001

早撃ち野比のび太 [email protected] 0002

スタントジャッキー [email protected] 0003

contest テーブル


　２-５. データの登録（５）２. データベース(mysql)の操作

◆ INSERT文理解度確認問題　解答

userテーブル

INSERT INTO user ( uid, pass, expert, mail, age) VALUES ( '0001', '0001pass', '織田信雄', '[email protected]', 32)

INSERT INTO user ( uid, pass, expert, mail, age) VALUES ( '0002', 'pass0002', '野比のび太', '[email protected]', 10)

INSERT INTO user ( uid, pass, expert, mail, age) VALUES ( '0003', '00030003', 'ジャッキー', '[email protected]', 55)


　２-５. データの登録（６）２. データベース(mysql)の操作

◆ INSERT文理解度確認問題　解答

contestテーブル

INSERT INTO contest ( skillname, expert, mail, uid) VALUES ( '卵焼き', '織田信雄', '[email protected]', '0001')

INSERT INTO contest ( skillname, expert, mail, uid) VALUES ( '早撃ち', '野比のび太', '[email protected]', '0002')

INSERT INTO contest ( skillname, expert, mail, uid) VALUES ( 'スタント', 'ジャッキー', '[email protected]', '0003')


　２-６. データの検索（１）２. データベース(mysql)の操作

テーブルを選択すると、SELECT文が表示される。

SELECT *FROM `user`LIMIT 0 , 30

◆ phpMyAdminでSELECT文を確認

少し省いて、次のように書いても問題ない。

SELECT *FROM user

では、SELECT文の構文を確認しよう！


SELECT 列名1[,列名2,･･･] [FROM テーブル名] [WHERE 絞込み条件]

◆ SELECT文の構文

　２-６. データの検索（２）２. データベース(mysql)の操作

次に、　[WHERE 絞込み条件]　についてｋｗｓｋみてみよう。

SELECT 句に指定できるのは、・ * 　　　 (アスタリスク。全ての列を表示する)・列名　　(FROM句に指定されたテーブルに存在する列)・計算式　　( 1+1, 2*2, 3/3, 4-4　～など)・文字列　　( 'abc', 'あいう'　～など)・MySQLの関数　　( now()　～など)

の五つ。

◆ WHERE句の使い方

　２-６. データの検索（３）２. データベース(mysql)の操作

WHERE句は　「行を絞りこむ条件を書く場所」

記述例意味記述例意味

a = b a と b が等しい a > b a が b より大きい

a != b a と b が等しくない a = b a が b 以上 a IS NOT NULL a が空っぽじゃない

a LIKE '表現' a が表現に合致する a NOT LIKE '表現' a が表現に合致しない

比較する記号（比較演算子）例 (参考：http://dev.mysql.com/doc/refman/5.1/ja/comparison-operators.html)

記号意味使用例意味

_ (アンダーバー)

そこに1文字の何かがある name LIKE '_a_ada'

name は、1文字目と3文字目に何かの文字があり、2文字目が「a」、4文字目以降が「ada」である。

% そこに0文字以上の何かがある

name LIKE '%ada%'nameは、「ada」を含む全ての文字列。ada、Wada、adachi、 Tada、 WadaBen など全てOK。

LIKE演算子の'表現'について（「_」「%」の使い方）

２-６. データの検索（４）２. データベース(mysql)の操作

「=, !=, <=, >=, <, >, IS NULL, IS NOT NULL, LIKE」＞「AND」＞「OR」

条件の組み合わせ（AND、OR、()の使い方）記述例意味

a = b AND b = c a と b が等しく、かつ b と c が等しい

a = b OR b = c a と b が等しいか、または b と c が等しい

a = b AND b = c OR a > 5 「aとbが等しく、かつbとcが等しい」か、または「aが5より大きい」

a = b AND (b = c OR a > 5) 「aとbが等しく」、かつ「bとcが等しいか、またはaが5より大きい」

a >= 10 AND a < 100 a が 10以上100未満

a < 10 AND a > 100 a が 10より小さく、かつ100より大きい（ありえない）

a + b > 10 OR b < 5 a + b が10より大きいか、または b が5より小さい

( a = 0 OR b = 1 ) OR c = 2 「aが0 または bが1」であるか、または「cが2」である

a = 0 OR ( b = 1 OR c = 2 ) 「aが0」であるか、または「bが1 またはｃが2」である

２-６. データの検索（５）２. データベース(mysql)の操作

問題どんな意味？？

age > 10

name IS NULL

uid = '0001'

age < 22 AND gakuseki LIKE '07%'

gakunen >= 2 OR gakka = 'AW'

◆ 条件式理解度確認問題

どう書く？意味

age が 18以上、65未満である

name が「T」で始まり「a」で終わる

gakunen が 1 であるか、または gakka が「JO」である

gakuseki が「09JZ」で始まり、かつ bukatsu が空っぽである

gakka が「J」から始まる2文字で、age が 20 以下である

２-６. データの検索（６）２. データベース(mysql)の操作

◆ 条件式理解度確認問題　解答問題どんな意味？？

age > 10 age が 10 より大きい

name IS NULL name が空っぽである

uid = '0001' uid が「0001」である

age < 22 AND gakuseki LIKE '07%' age が 22より小さく、かつ gakuseki が「07」から始まる

gakunen >= 2 OR gakka = 'AW' gakunen が 2以上であるか、または gakka が「AW」である

どう書く？意味

age >= 18 AND age < 65 age が 18以上、65未満である

name LIKE 'T%a' name が「T」で始まり「a」で終わる

gakunen = 1 OR gakka = 'JO' gakunen が 1 であるか、または gakka が「JO」である

gakuseki LIKE '09JZ%' AND

bukatsu IS NULLgakuseki が「09JZ」で始まり、かつ bukatsu が空っぽである

gakka LIKE 'J_' AND age <= 20 gakka が「J」から始まる2文字で、age が 20 以下である


◆ SELECT文理解度確認問題





user テーブル

　２-６. データの検索（７）２. データベース(mysql)の操作

この user テーブルから、次の内容を表示するSELECT文を書き、phpMyAdminで実行しよう。

１）　age が 30 以上の行のuid, expert を表示する

２）　mail が「no」から始まる行のpass を表示する

３）　expert がジャッキーであるか、または　　　mail に「ta」を含む行の全ての列を表示する


　２-６. データの検索（８）２. データベース(mysql)の操作

◆ SELECT文理解度確認問題　解答１）　age が 30 以上の行のuid, expert を表示する

２）　mail が noから始まる行のpass を表示する

３）　expert がジャッキーであるか、または　　　mail に「ta」を含む行の全ての列を表示する

SELECT uid, expert FROM userWHERE age >= 30

SELECT pass FROM userWHERE mail LIKE 'no%'

SELECT * FROM userWHERE mail LIKE '%ta%' OR expert = 'ジャッキー'


　２-７. データの更新（１）２. データベース(mysql)の操作

phpMyAdminで「編集」を実行すると、UPDATE文が表示されます

UPDATE `gorinphp0729`.ùser`SET èxpert` = '野比のびすけ'WHERE ùser`.ùid` = '0001'LIMIT 1

◆ phpMyAdminでUPDATE文を確認

少し省いて、次のように書いても問題ありません。

UPDATE userSET expert = '野比のびすけ'WHERE uid = '0001'

では、UPDATE文の構文を確認してみましょう。


UPDATE 表名 SET 列名1 = 値1 [, 列名2 = 値2･･･][WHERE 絞込み条件]

　２-７. データの更新（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ UPDATE文の構文

・WHERE句の使い方はSELECT文とまったく同じ。・列名は、更新対象の表に存在する列名。・WHERE句を指定しないと、表にある全ての行を　更新してしまう。気をつけて！


　２-７. データの更新（３）２. データベース(mysql)の操作

◆ UPDATE文理解度確認問題






phpMyAdminからUPDATE文を実行し、この contest テーブルを更新しよう。

１）　uid が「0001」の行の skillname を　　　「目玉焼き」に変更する

２）　mail に「i」を含む行のexpertを　　　「野比のびすけ」に変更する

３）　uid が「0002」か、または「0003」の行の　　　skillname を「早食い」に変更する


　２-７. データの更新（４）２. データベース(mysql)の操作

◆ UPDATE文理解度確認問題　解答１）　uid が「0001」の行の skillname を「目玉焼き」に変更する

２）　mail に「i」を含む行のexpertを「野比のびすけ」に変更する

３）　uid が「0002」か、または「0003」の行の　　　skillname を「早食い」に変更する

UPDATE contest SET skillname = '目玉焼き'WHERE uid = '0001'

UPDATE contest SET expert = '野比のびすけ'WHERE mail LIKE '%i%'

UPDATE contest SET skillname = '早食い'WHERE uid = '0002' OR uid = '0003'


phpMyAdminでDELETE文を確認

これを簡単な書き方に直すと

　２-８. データの削除（１）２. データベース(mysql)の操作

◆ phpMyAdminで文を確認

DELETE FROM ùser`WHERE CONVERT(ùser`.ùid` USING utf8) = '0001'LIMIT 1

DELETE FROM userWHERE uid = '0001'


DELETE FROM 表名 [WHERE 絞込み条件]

　２-８. データの削除（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ DELETE文の構文

・WHERE句の使い方はSELECT文とまったく同じ。・WHERE句を指定しないと、表にある全ての行を　削除してしまう。気をつけて！


　２-８. データの削除（３）２. データベース(mysql)の操作

◆ DELETE文理解度確認問題





user テーブル

phpMyAdminからDELETE文を実行し、この user テーブルから行を削除しよう。ただし、条件に合致する行がない場合もある。

１）　uidが「0003」で、かつage が40以下の行を削除

２）　pass が「s」で終る行を削除

３）　uidが「0003」であるか、またはageが40以上の行を削除

２-８. データの削除（４）２. データベース(mysql)の操作

◆ DELETE文理解度確認問題　解答１）　uidが「0003」で、かつage が40以下の行を削除

２）　pass が「s」で終る行を削除

３）　uidが「0003」であるか、またはageが40以上の行を削除

DELETE FROM userWHERE uid = '0003' AND age <= 40

DELETE FROM userWHERE pass LIKE '%s'

DELETE FROM userWHERE uid = '0003' OR age >= 40


ここまでで

を見てきた。また、

ということも分かった。では最後に、phpのプログラムでSQLを実行する方法を確認していこう！

　２-９. ここまでのまとめ２. データベース(mysql)の操作

データの登録（INSERT文）データの検索（SELECT文）データの更新（UPDATE文）データの削除（DELETE文）

phpMyAdminで、正しい(機械的な)SQL文を確認できる


PHPでMySQLを扱う際には、

どのような操作であっても次の手順で処理をする。

また、　2）SQLを実行　のとき、そのSQLが

SELECT・INSERT・UPDATE・DELETEのどれであっても、基本的に同じ一つの方法で実行できる。

　２-１０. PHP de SQL ２. データベース(mysql)の操作

１）DBに接続２）SQLを実行３）接続を切断

２-１１. DBに接続・切断する（１）２. データベース(mysql)の操作


◆ phpからDBに接続してみようsample2_11_1.php<?php$host = "localhost"; // 接続先のマシンを指定$user = "root"; // 接続するMySQLのユーザを指定$pass = ""; // MySQLユーザのパスワードを指定$db = "gorinphp0729"; // MySQL内のデータベースを指定

// MySQLに接続を試みる

$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { // 接続できたか判定print "接続OK！(ﾟДﾟ)";

mysqli_close($conn); // 接続を切断} else {

print "接続NG！orz"; }?>


　２-１１. DBに接続・切断する（２）２. データベース(mysql)の操作

◆ 接続の瞬間とその結果

// MySQLに接続を試みる


mysqli_connect($host, $user, $pass, $db) の結果を、変数 $conn に代入。 $conn の中身は･･･

接続を試みた結果

変数 $conn

成功！

「MySQLへの接続そのもの※」が代入されている。

失敗・・・ false が代入されている。

php MySQL

^ 。^

コレ


※「MySQLへの接続そのもの」のことを、　接続オブジェクトとかコネクションオブジェクト　と呼ぶ


　２-１１. DBに接続・切断する（３）２. データベース(mysql)の操作

◆ 接続の成否を判定

if ($conn) { // 接続できたか判定print "接続OK！(ﾟДﾟ)";mysqli_close($conn); // 接続を切断

} else {print "接続NG！orz";

}

変数 $conn には、mysqli_queryによって「MySQLへの接続そのもの」　または　「false」のどちらかが入っている。

「false か 0 か null」以外は全て「true」として扱われるため、接続に成功して「MySQLへの接続そのもの」が入っている$conn は true と判定される！　そして切断↓


mysqli_close($conn); // 接続を切断

２-１２. SQL実行の基本的な流れ２. データベース(mysql)の操作


◆ 文字セット設定→SQL作成→mysqli_query実行sample2_12_1.php<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) {

mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); // 文字セット設定

$sql = "SELECT now()"; // SQL作成

$result = mysqli_query($conn, $sql); // $conn と $sql を指定し、mysqli_query！

if ($result) { // SQL実行が成功したかどうかを判定

print "実行成功！(ﾟДﾟ)";} else {

print "実行失敗･･･orz";}

mysqli_close($conn);

}

?>


　２-１３. 文字セット設定（１）２. データベース(mysql)の操作


◆ MySQLの文字化け対策phpを使ってSQL文を実行すると、日本語などのマルチバイト文字が

文字化けを起こしたり、WHERE句条件で正しく判定されなかったりする。対策として、DBへの接続をした後に

mysqli_query(接続オブジェクト, "SET NAMES 文字セット名");

と書いておくと、日本語を扱うときも正しくSQL文が処理される。文字セット名は、phpMyAdminのデータベース情報ページで確認できる。

「照合順序」の、最初の「 _ 」の前までが文字セット名　(この場合eucjpms)

２-１３. 文字セット設定（２）２. データベース(mysql)の操作


sample2_13_1.php<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = "UPDATE contest SET expert = 'アホ'"; $result = mysqli_query($conn, $sql); mysqli_close($conn);}?>

例）文字セット eucjpms のDBでUPDATE文を実行する場合

サンプルコードの、文字セットを設定している行をコメントアウト（ // ）すると、値が正しくUPDATEされないことを確かめてみよう。

２-１３. 文字セット設定（３）２. データベース(mysql)の操作


⇒　mysqli_query(接続オブジェクト, "SET NAMES sjis");

⇒　mysqli_query(接続オブジェクト, "SET NAMES utf8");

◆ eucjpms以外の文字セットの例

その他、php<->MySQL間以外にもphp<->Apache間やApache<->ブラウザ間の文字化け対策については、第二回セミナーで詳しく取り扱う予定！


　２-１４. SQL実行と結果セット（１）２. データベース(mysql)の操作


◆ mysqli_query メソッドの使い方mysqli_query の使い方は、次のとおり

$result = mysqli_query(接続オブジェクト, SQL文);

実行するSQL文の種類によって(SELECT文かどうかで)、変数$resultに入る実行結果が若干ちがう

実行したSQL文

変数 $result

SELECT

「MySQLから取得したデータのかたまり」が代入される。失敗したらfalse。

INSERTUPDATEDELETE　など

成功したら true、失敗したら false が代入される。

MySQL

^ 。^

php $result


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1

データのかたまり

「データのかたまり」の使い方は？？


　２-１４. SQL実行と結果セット（２）２. データベース(mysql)の操作


◆ THE "データのかたまり" 「結果セット」$result = mysqli_query(接続オブジェクト, SELECT文);

MySQL

^ 。^

php $result


213 213 1321 321 213

1 321 321321 1 1321 321 321

1 321 1321 1 1

データのかたまり

$row = mysqli_fetch_array(結果セット);

これで、SELECT文を実行して得られた結果を

先頭の1行だけ取り出し、配列として変数$row に代入。$row[添え字] で、その1行の好きな列の値を得られる。添え字は、数字(0列目から)か"列名"が使える。実行するたびに、次の行、次の行と進んでいく。

もう取り出せる行がない場合、$rowにNULL が入る。

このかたまりを、「結果セット」と呼ぶ。結果セットから

データを取り出すにはmysqli_fetch_array メソッドを使う。

２-１４. SQL実行と結果セット（３）２. データベース(mysql)の操作


◆ mysqli_fetch_arrayの動作確認そのいち

sample2_14_1.php<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";


if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = "SELECT uid, mail FROM contest"; $result = mysqli_query($conn, $sql); // (1) if ($result) { // (2) $row = mysqli_fetch_array($result); // (3) print $row[0] . ", "; // (4) print $row[1] . ", "; print $row["uid"] . ", "; print $row["mail"] . " \r\n"; }mysqli_close($conn);

}?>

(1)

(2)

(3)

(4)

接続オブジェクト$connとSQL文$sqlを使って、mysqli_queryでSQLを実行。結果セットを$resultに代入。

結果セット$resultを判定し、SQLの実行が成功していれば if 文の中に入る。

結果セット$resultから、mysqli_fetch_arrayで先頭の一行を取り出し、配列として$rowに代入。

配列 $rowの各値（= 1行の中にある、各列の値）をprint文で出力している。$row[]の添え字は、数値でも列名でもOK。

２-１４. SQL実行と結果セット（４）２. データベース(mysql)の操作


◆ mysqli_fetch_arrayの動作確認そのに



if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = "SELECT uid, mail FROM contest"; $result = mysqli_query($conn, $sql); if ($result) { $row = mysqli_fetch_array($result); if ($row) { // (1) print $row[0] . ", "; print $row[1] . ", "; print $row["uid"] . ", "; print $row["mail"] . " \r\n"; } }mysqli_close($conn);

}?>

(1)mysqli_fetch_arrayで、ちゃんと行が取り出されて、$rowに入っていることを判定

２-１４. SQL実行と結果セット（５）２. データベース(mysql)の操作


◆ mysqli_fetch_arrayの動作確認そのさん

sample2_14_3.php(1)

mysqli_fetch_arrayを2回実行し、1行読み進めている。

<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";

$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = "SELECT uid, mail FROM contest"; $result = mysqli_query($conn, $sql); if ($result) { $row = mysqli_fetch_array($result); $row = mysqli_fetch_array($result); // (1) if ($row) { print $row[0] . ", " . $row[1] . ", "; print $row["uid"] . ", " . $row["mail"]; print " \r\n"; } }mysqli_close($conn);

}?>

２-１４. SQL実行と結果セット（６）２. データベース(mysql)の操作


◆ mysqli_fetch_arrayの動作確認そのよん


$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = "SELECT uid, mail FROM contest"; $result = mysqli_query($conn, $sql);

if ($result) { $row = mysqli_fetch_array($result); for ($i = 0; $row != null; $i++) { // (1)

print "{$i}行目 => "; print $row[0] . ", " . $row[1] . ", "; print $row["uid"] . ", " . $row["mail"]; print " \r\n"; $row = mysqli_fetch_array($result); } }mysqli_close($conn);

}?>

(1)「mysqli_fetch_array($result) の結果が　nullでない間繰り返す」という継続条件の、for 文のループ。

つまり、SELECT文で取得した全ての行について、内容を表示することを繰り返すプログラム。

(たぶん、そういうことをやるときはホントはforじゃなくてwhileというループを使うことが多いです。) while ($row=mysqli_fetch_array($result)){ print ～～～ }


　２-１５. 演習問題をやってみよう（１）２. データベース(mysql)の操作

/* DBを選択 */USE gorinphp0729;

/* 既存のデータを削除 */DELETE FROM user;DELETE FROM contest;

/* 問題用のデータを挿入 */INSERT INTO user (uid, pass, expert, mail, age) VALUES ('0001', '0001pass', '織田信雄', '[email protected]', 32);INSERT INTO user (uid, pass, expert, mail, age) VALUES ('0002', 'pass0001', '野比のび太', '[email protected]', 10);INSERT INTO user (uid, pass, expert, mail, age) VALUES ('0003', '00030003', 'ジャッキー', '[email protected]', 55);

INSERT INTO contest (skillname, expert, mail, uid) VALUES ('卵焼き', '織田信雄', '[email protected]', '0001');INSERT INTO contest (skillname, expert, mail, uid) VALUES ('早撃ち', '野比のび太', '[email protected]', '0002');INSERT INTO contest (skillname, expert, mail, uid) VALUES ('スタント', 'ジャッキー', '[email protected]', '0003');





user テーブル






まず、問題を解くためにデータベースの中身を整理します。（下の二つのテーブルがある　状態にします）phpMyAdminから、右のSQLを全て入力し、実行してください。

◆ 演習問題の環境整理


　２-１５. 演習問題をやってみよう（２）２. データベース(mysql)の操作

ex2_15_1.php

user テーブルから全てのデータを取得し、その結果セットから先頭の一行を取り出し、その行の一列目の値を表示してください。

ex2_15_2.php

データベースの接続パスワードにわざと誤った文字列を指定し、if 文を使って接続が失敗することを確認してください。

ex2_15_3.php

user テーブルから、「ageが30以上」または「mailが j から始まる」行のuidを取得し、その結果セットから二回行を抜き出し、二回目に取り出した行の uid を表示してください。


　２-１５. 演習問題をやってみよう（３）２. データベース(mysql)の操作

ex2_15_4.php

contest テーブルの、uidが 0001 である行の skillname を、「焼そば」に変更してください。

ex2_15_5.php

user テーブルに、次の新規データを登録してください。uid：「0004」　　pass：「pwd」　　expert：「ポチ」mail：「[email protected]」　　age：「7」

ex2_15_6.php

contest テーブルの全ての行を削除し、その処理が成功した場合のみ、続いてuser テーブルの「pass列に 'p' を含む行」を削除してください。

２-１６. 演習問題こたえあわせ（１）２. データベース(mysql)の操作

ex2_15_1.php

user テーブルから全てのデータを取得し、その結果セットから先頭の一行を取り出し、その行の一列目の値を表示してください。<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms");

$sql = ""; // ↓以下、$sqlの中身

$sql .= " " . "SELECT"; // SELECT $sql .= " " . " *"; // SELECT * $sql .= " " . "FROM"; // SELECT * FROM $sql .= " " . " user"; // SELECT * FROM user

$result = mysqli_query($conn, $sql); $row = mysqli_fetch_array($result);

print $row[0]; mysqli_close($conn);

}?>

２-１６. 演習問題こたえあわせ（２）２. データベース(mysql)の操作

ex2_15_2.php

データベースの接続パスワードにわざと誤った文字列を指定し、if 文を使って接続が失敗することを確認してください。<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "(ﾟ∀ﾟ)ｱﾋｬﾋｬ!!"; // 間違ったパス$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { print "接続成功しちゃった？（＾＾；"; mysqli_close($conn);} else { print "はい失敗";}?>

２-１６. 演習問題こたえあわせ（３）２. データベース(mysql)の操作

ex2_15_3.php

user テーブルから、「ageが30以上」または「mailが j から始まる」行のuidを取得し、その結果セットから二回行を抜き出し、二回目に取り出した行の uid を表示してください。<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = ""; $sql .= " " . "SELECT"; $sql .= " " . " uid"; $sql .= " " . "FROM"; $sql .= " " . " user"; $sql .= " " . "WHERE"; $sql .= " " . " age >= 30"; $sql .= " " . "OR"; $sql .= " " . " mail LIKE 'j%'";

$result = mysqli_query($conn, $sql);

$row = mysqli_fetch_array($result); $row = mysqli_fetch_array($result);

print $row["uid"];


}

?>

２-１６. 演習問題こたえあわせ（４）２. データベース(mysql)の操作

<?php$host = "localhost";$user = "root";$pass = "";$db = "gorinphp0729";$conn = mysqli_connect($host, $user, $pass, $db);

if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = ""; $sql .= " " . "UPDATE"; $sql .= " " . " contest"; $sql .= " " . "SET"; $sql .= " " . " skillname = '焼そば'"; $sql .= " " . "WHERE"; $sql .= " " . " uid = '0001'";

$result = mysqli_query($conn, $sql); if ($result) { print "更新成功！"; } mysqli_close($conn);}?>

ex2_15_4.php

contest テーブルの、uidが 0001 である行の skillname を、「焼そば」に変更してください。


　２-１６. 演習問題こたえあわせ（５）２. データベース(mysql)の操作


if ($conn) { mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms"); $sql = ""; $sql .= " " . "INSERT INTO user ("; $sql .= " " . " uid, pass, expert, mail, age"; $sql .= " " . ")VALUES("; $sql .= " " . " '0004',"; $sql .= " " . " 'pwd',"; $sql .= " " . " 'ポチ',"; $sql .= " " . " '[email protected]',"; $sql .= " " . " 7"; $sql .= " " . ")";

$result = mysqli_query($conn, $sql); if ($result) { print "更新成功！"; }

mysqli_close($conn);}?>

ex2_15_5.php

user テーブルに、次の新規データを登録してください。uid：「0004」　　pass：「pwd」　　expert：「ポチ」　mail：「[email protected]」　　age：「7」

２-１６. 演習問題こたえあわせ（６）２. データベース(mysql)の操作


if ($conn) {

mysqli_query($conn, "SET NAMES eucjpms");

$sql = "DELETE FROM contest"; $result = mysqli_query($conn, $sql);

if ($result) {

print "contest テーブル成功！ \r\n";

$sql = ""; $sql .= " " . "DELETE FROM user"; $sql .= " " . "WHERE"; $sql .= " " . " pass LIKE '%p%'";

$result = mysqli_query($conn, $sql); if ($result) {

print "user テーブル成功！ \r\n";

} else {

print "user テーブル処理失敗orz \r\n";

}

} else {

print "contest テーブル処理失敗orz \r\n";

}


}

?>

ex2_15_6.php

contest テーブルの全ての行を削除し、その処理が成功した場合のみ、続いて user テーブルの「pass列に 'p' を含む行」を削除してください。


　２-１７. データベースの操作まとめ２. データベース(mysql)の操作

◆DBに接続$conn = mysqli_connect("サーバアドレス","ユーザ名","パスワード","DB名");

　→接続に成功すれば、$conn には「MySQLへの接続そのもの(接続オブジェクト)」が、　　失敗すれば false が入る。　→ if ($conn) { … で、正しく接続できたことを確認してから、続きの処理を行う。

◆SQLを実行mysqli_query(接続オブジェクト, "SET NAMES 文字セット名"); // 文字セット設定 →文字セット名は、phpMyAdminのデータベース情報「照合順序」で確認。

$result = mysqli_query(接続オブジェクト, "SQL文"); 　　　　// SQL文の実行　→$resultには、SQL文がSELECT文ならば「結果セット」かfalseが、　　 SELECT文以外ならば true か false が入る。

$row = mysqli_fetch_array($result); // 結果セットを1行読む　→SELECT文実行後の結果セットから、1行ずつ取り出して、配列として$rowに入れる。　　 $row[列番号] または $row["列名"] で、取り出した行にある好きな列の値が得られる。　→もう読む行が残っていない場合は、$row に NULL がはいる。


◆接続を切断

$mysqli_close(接続オブジェクト);


　２-１８. おわりに２. データベース(mysql)の操作

この第一回セミナーで取り上げたことは、実践的ではありますが最低限の内容とも言えます。（先輩はこのくらいのことをやっていました）

SQLやphpには、DBを操作するためのもっと便利な使い方もたくさんあります。（たとえば、「登録年月日が一番古い」という条件を書く、 DB処理中にエラーが発生したら更新を元に戻す、などなど）

「こんなことできないのかなぁ？」「この辺もっとｋｗｓｋ」ということがあったら、あきらめる前にググるか、電設部技能五輪PJTまでお気軽にご質問ください。

大丈夫、大体のことはできますよ！（たぶんね）

◆ 技能五輪金メダルを目指すAWの皆様へ


長時間お疲れさまでした！

　AW技能五輪第一回 PHPセミナー資料

gorinphp0729

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