jsdt3本の矢in tokyo 環境デザイン編nel&m田中発表資料
TRANSCRIPT
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
日本デジタル教科書学会 研究会 3本の矢の提案 in Tokyo
何から始める? 学校の教育ICT環境デザイン
2014.11.23(株)NEL&M 田中康平
パネルディスカッション2
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
何から始める?学校のICT環境デザイン
ICT環境デザイン 3つの要素
・環境整備に至る過程のデザイン (予算措置、仕様検討、調達など)
・ICT環境のデザイン (機種選定、システム構成、設置法など)
・ICT活用のデザイン (育むチカラ、授業デザインとの関連付け)
本日
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
学校授業者
教育委員会 行政
地元販社 メーカー
(5)自治体としての教育の情報化ビジョン (6)予算計画(予算額、予算費目※物品/役務等) (7)過去の状況(調達方法/応札業者/契約相手) (8)予算折衝先(財政当局、総務系、情報系等)
(1)育むチカラ、学力観 (2)授業デザイン (3)研修計画 (4)負担軽減
(9)過去の実績(応札/納入) (10)得意分野(取扱メーカー、システム対応範囲等)
①
②
③
【環境整備に至る過程のデザイン ~3つの関係先と10の項目~】何から始める?学校のICT環境デザイン
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
フューチャースクール
前 後H22年タブレット端末を含むICT環境整備 時代の変化
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
フューチャースクール
後H22年
・台数
・活用回数
・活用場面
タブレット端末を含むICT環境整備 時代の変化
増
増
増
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
・授業中の無線LAN通信障害 →チャネル干渉、電波干渉、不意のローミング
・タブレット端末のフリーズ →再起動で解消(学習者の数分が失われる)
・操作のまごつき(操作の手数が多い) →授業進行が遅くなる、止まる
・操作習得(研修)時間の確保 →全ての先生が操作に慣れることができる?
・知らないうちに、整備された →導入環境に、利用者が合わせなければならない
よく聞かれる課題
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
【メンテナンス地獄】 ・ソフトウェアアップデート作業→全台適用(数百台レベル) ・保管庫から出す→電源ON→無線LAN接続 これだけで大変 ・ファイル配布→適用 DL遅い、無線LAN切断、バッテリー切れ ・人と予算を確保していなければ職員作業→反感・反発
その裏側では
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
H22年のフューチャースクールから4年
整備の新規性ではなく
「活用続けられる環境」
「活用の質」
が問われている
何から始める?学校のICT環境デザイン
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
学校のICT環境整備
なぜ使い辛いの?
誰のため? 何を成すため?
誰が求めているの?
何から始める?学校のICT環境デザイン
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
ICT環境が授業や学びを変える?
新しい環境、ツールを活用する 授業デザイン、教材研究の再考 授業改善 授業の質の向上 より良い学び
何から始める?学校のICT環境デザイン
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
【授業改善】 教員が扱えない道具で授業はできない →教師が試行錯誤できる環境を整える
【学習者の道具】 学習者の生活の中にある道具を使う →学校でも家庭でも、必要に応じて 学習者が活用できる環境を整える
何から始める?学校のICT環境デザインどちらを目指すのか?
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
評価項目 評価方法 調査対象 低 中 高 備考
授業内活用頻度 週/月/学期利用回数調査 学校
PC教室/情報端末/電子黒板等の環境別調査
授業貢献度 授業での活用効果の調査
教員及び 児童・生徒
活用/理解補助等の教科別調査
授業外活用頻度 授業外の利用回数調査
教員及び 児童・生徒
休み時間/課後/委員活動等の 活用頻度調査
評価結果 ・3項目全て「低」…0ベースの見直しへ ・「低・中・高」が混在…「低「中」の課題分析と改善策の検討へ ・3項目全て「高」…更なる進化・発展策の検討へ今後の教育ICT環境整備事業計画の方向性を定める作業
何から始める?学校のICT環境デザイン過去及び現在の環境を評価する
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
0481216
PC教室 情報端末 電子黒板 実物投影機 プロジェクター
頻度低
頻度低
頻度低
頻度中
頻度中
頻度中
頻度中
頻度中
頻度高
頻度高
頻度 高
頻度 中
頻度 低
チェックリストや アンケートにより各評価項目の「低」「中」「高 を分類・把握する。回答/集計を効率化 する為に、Webアンケート等の活用も有効である。
何から始める?学校のICT環境デザイン過去及び現在の環境を評価する
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
どういう「チカラ」を身に付けさせたいのか? 求める学力観と人物像の具体化・明文化
授業設計(デザイン)観点・規準(ルーブリックなど)の検討
教育委員会担当セクション(予算計上・執行事務) (マネジメント/下支えという意識)
学校(校長会等) 教員(教科部会等)
施設 担当課
指導 担当課
検討委員会等組織体制の在り方を検討する
教育センター (教員研修担当)
外部専門家の活用も検討が必要
やりたい事
やり方
在り方
整え方
やらない事を決める
ITCEなど共通了解 大人の協働
何から始める?学校のICT環境デザイン
Copyright (C) 2013-2014 NEL&M All Rights Reserved. 2014.11.23
従来の教育ICT環境整備既設環境の現行品構成前例踏襲型予算案作成調達仕様案検討現場意見の収集調達仕様決定入札導入操作研修
環境>利用者(授業)使い難い、使われない活用減=予算減
ゴールと手順を逆転育成したい「チカラ」授業設計の再考
現場意見の収集必要環境の検討
利用者(授業)>環境
次世代型予算案作成調達仕様案検討
授業活用との擦り合せ入札導入活用研修
何から始める?学校のICT環境デザイン