中国地方の現状...首都圏87.9 2 81.7 2 沖縄県102.4 1 93.6 1 全国82.9 - 75.8 -...

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Chugoku Regional Development Bureau 中国地方の現状 平成26年1月 中国地方整備局 資料4

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Chugoku Regional Development Bureau

中国地方の現状

平成26年1月

中国地方整備局

資料4

ma394
長方形
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目次

◆ 進む人口減少 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

◆ 山間部・島嶼部で顕著な人口減少 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

◆ 今後、更に深刻となる人口減少 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

◆ 県庁所在地等においても進む人口減少 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

◆ 近年、社会増となっている市町村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

◆ 山間部まで居住地域が広く分布 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

◆ 過疎地域を多く抱える中国圏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

◆ 過疎地域における集落の危機的状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

◆ 空き家の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

◆ 耕作放棄地の現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

◆ 基礎素材型産業が地域経済を牽引 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

◆ 中国圏のオンリーワン・ナンバーワン企業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

◆ 従業員一人当たりの製造品出荷額等は全国一位 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

◆ 少ない観光目的の宿泊客数 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

◆ 中国圏の都市圏構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

◆ 低密度に広がる中国圏の都市の市街地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

◆ 自然災害(土砂災害)に対して脆弱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

◆ 近年も大きな水害被害が発生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

◆ H26.8.20広島豪雨災害 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

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進む人口減少

○中国圏の人口はH7をピークに減少に転じている。○中国圏は、圏域別の人口増減率の順位が下位から4番目である。○県別の増減率は、全県とも全国平均より低く、島根県、山口県、鳥取県の減少が著しい。

1

中国5県別

7,745

7,774

7,732

7,676

7,563

7,500

7,600

7,700

7,800

H2 H7 H12 H17 H22

(千人)

中国地方の人口推移

※出典:国勢調査(総務省)

※出典:国勢調査(総務省)

人口推移

これまでの推移

指数全国順位

島 根 県 93.0 43

山 口 県 93.3 41

鳥 取 県 95.7 33

広 島 県 99.3 19

岡 山 県 99.7 18

H22

H7=100とした場合の推移

圏域別

指数 順位

東 北 圏 95.0 10

四 国 圏 95.1 9

北 海 道 96.7 8

中 国 圏 97.3 7

北 陸 圏 98.1 6

九 州 圏 98.4 5

近 畿 圏 101.3 4

中 部 圏 103.1 3

首 都 圏 107.6 2

沖 縄 県 109.4 1

全 国 102.0 -

H22

H7=100とした場合の推移

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山間部・島嶼部で顕著な人口減少

○全ての県庁所在地で増減率が100を超えている。○減少度合いが比較的小さい岡山県、広島県でも、山間部や島嶼部において人口減少が進行している。○人口30万人未満規模の市町村において減少傾向であり、人口規模が小さい市町村ほど減少度合いが大きくなる傾向で

ある。

市町村別の人口増減率(H7=100とした場合のH22の増減率:旧市町村別)

2

※出典:国勢調査(総務省)

※H22年の人口により都市規模別を区分・集計し、H7年を100とする比率を示す。※( )内は市町村数を示す。

都市規模別の人口増減率(中国地方))( H7=100とした場合のH22の増減率)

※出典:国勢調査(総務省)

H7=100とした場合の増減率

H22政令指定都市(2) 106 30万人以上(2) 103 10~30万人(16) 97 5~10万人(12) 93 1~5万人(51) 88 1万人未満(24) 79

増減率 市町村数 市町村割合100以上 40 12.6%

80以上 100未満 183 57.5%70以上 80未満 82 25.8%60以上 70未満 12 3.8%50以上 60未満 1 0.3%50未満 0 0.0%

計 318 100.0%

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7,774 7,563 

5,419 5,000

5,500

6,000

6,500

7,000

7,500

8,000

H7 H22 H62

(千人)

今後、更に深刻となる人口減少

○中国圏における2050年(平成62年)の推計人口は5,419千人で、H22より約3割減少すると予想されており、人口増減率の順位は下位から5番目である。

○県別では、島根県、山口県、鳥取県で今後も深刻な人口減少が続く。

3

中国地方の人口推移

※出典:国土のグランドデザイン2050(国土交通省)

※出典:国勢調査(総務省)国土のグランドデザイン2050(国土交通省)

人口推移

将来推計

中国5県別圏域別

指数 順位 指数 順位

東 北 圏 60.8 10 64.0 10

四 国 圏 61.7 9 64.9 9

北 海 道 63.9 8 66.0 8

北 陸 圏 70.0 6 71.4 7

中 国 圏 69.7 7 71.6 6

九 州 圏 71.9 5 73.1 5

近 畿 圏 76.7 4 75.6 4

中 部 圏 80.4 3 78.0 3

首 都 圏 87.9 2 81.7 2

沖 縄 県 102.4 1 93.6 1

全 国 82.9 - 75.8 -

H22=100とした場合の推移

H62 H62

H7=100とした場合の推移

指数全国順位

指数全国順位

島 根 県 58.9 40 63.4 39

山 口 県 60.3 37 64.7 37

鳥 取 県 62.8 35 65.6 36

岡 山 県 75.2 14 75.5 15

広 島 県 75.4 13 75.9 11

H22=100とした場合の推移

H62 H62

H7=100とした場合の推移

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県庁所在地等においても進む人口減少

○中国圏において、2050年(平成62年)には、日吉津村(鳥取県)を除き全市町村で人口が減少する。このうち28市町村で人口が半分以下となる。

○人口減少が著しい市町村は山間部や島嶼部に集中している。

市町村別の人口増減率( H22=100とした場合のH62の増減率)

4※出典:国土のグランドデザイン2050(国土交通省)

※H22年の人口により都市規模別を区分・集計し、H22年を100とする比率を示す。※( )内は市町村数を示す。

都市規模別の人口増減率(中国地方))( H22=100とした場合のH62の増減率)

※出典:国土のグランドデザイン2050(国土交通省)

H22=100とした場合の増減率

H62政令指定都市(2) 87 30万人以上(2) 80 10~30万人(16) 69 5~10万人(12) 63 1~5万人(51) 57 1万人未満(24) 46

増減率 市町村数 市町村割合

100以上 1 0.9%80以上 100未満 9 8.4%70以上 80未満 11 10.3%60以上 70未満 24 22.4%50以上 60未満 34 31.8%50未満 28 26.2%

計 107 100.0%

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近年、社会増となっている市町村

○中国圏において、H21~H25の5年間の累計で社会増となっている市町村は18市町村である。○全域が過疎地域である海士町(島根県)、周防大島町、阿武町(山口県)においては、定住施策の推進などにより、

近年、社会増となっている。

社会増となっている市町村

※出典:人口移動統計調査(各県)

県名 市町村名H25人口(人)

H21-H25の累計の

社会増(人)

鳥取県米子市 148,149 174

日吉津村 3,432 109

島根県出雲市 170,555 382

海士町 2,357 92

岡山県

岡山市 713,433 4,856

倉敷市 478,477 1,965

総社市 66,468 519

瀬戸内市 37,340 201

赤磐市 43,259 468

里庄町 10,852 107

勝央町 11,025 91

広島県

広島市 1,183,156 5,758

福山市 461,993 1,092

坂町 13,106 75

山口県

山口市 195,315 380

下松市 55,107 693

周防大島町 17,848 2

阿武町 3,538 16

社会増の市町村

5

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25%

44%

67%

46% 47%54%

64%55%

63%58%

48%

0%10%20%30%40%50%60%70%80%

北海道東北圏首都圏北陸圏中部圏近畿圏中国圏四国圏九州圏沖縄県 全国

49%62%

46%62%

73% 64% 74% 80%65%

24%

61%

14%

13%

10%

14%6%

11%14% 6%

10%

34%

12%18%

8%23%

4%7%

4%1% 3%

11% 35% 11%12% 15% 19% 20% 12% 17%

10% 10% 13% 7%14%

6% 0% 2% 0% 1% 4% 1% 1% 1% 0% 2%

0%

20%

40%

60%

80%

100%

北海道東北圏首都圏北陸圏中部圏近畿圏中国圏四国圏九州圏沖縄県 全国

山地 丘陵地 台地 低地 内水域等

山間部まで居住地域が広く分布

○総面積に占める山地・丘陵地の割合は88%と全国で最も高い。○一方で、総面積に占める居住地域の割合は約64%と首都圏に次いで高く、山間部まで居住地域が広く分布している。

居住地域の分布状況

居住地域

非居住地域

総面積に占める居住地域の割合

※出典: 国土のグランドデザイン2050人口関係参考資料(国土交通省)

※出典: 国土数値情報(国土交通省)

※出典: 国土統計要覧(国土交通省)

地形の特徴

【中国地方拡大図】

6

※1k㎡メッシュの面積=1k㎡と設定し、居住者ありのメッシュデータ数を各圏域の総面積で除した。

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83.2%

56.0%

15.1%

35.3%30.8%

27.3%

73.8%69.5%

61.8%

43.9%45.8%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

北海道(149)

東北圏(144)

首都圏(52)

北陸圏(18)

中部圏(73)

近畿圏(54)

中国圏(79)

四国圏(66)

九州圏(144)

沖縄(18)

全国(797)

3,957 

14,072 

2,508 1,748 

4,008 3,154 

12,694 

7,216 

15,308 

289 0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県

過疎地域を多く抱える中国圏

○中国圏の過疎関連市町村数は全市町村の約3/4(73.8%)を占めている。○過疎地域における集落数は12,694で九州圏、東北圏に次いで多い。

過疎地域自立促進特別措置法における過疎関連市町村数の割合

※出典: 総務省HP

※過疎関連市町村:市町村全域あるいは一部が過疎地域に指定されている市町村

※( )内の数値は過疎関連市町村数

過疎地域における集落数

※出典:過疎地域等における集落の状況に関する現状把握調査H23.3(総務省)

7

※「集落」の定義一定の土地に数戸以上の社会的まとまりが形成された、住民生活の基本的な地域単位であり、市町村行政において扱う行政区の基本単位とする。なお、集落の抽出は各市町村職員による。

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1,080 

2,555 

494  498 1,113 

592 

5,225 

2,202 

3,109 

8 0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県

過疎地域における集落の危機的状況

○「住民の過半数が65歳以上の高齢化集落」及び「世帯数20世帯未満の小規模集落」、「集落機能の維持が困難な集落」は、中国圏が全国で最も多い。

○今後、消滅の可能性がある集落数も四国圏に次いで多い。

住民の過半数が65歳以上の高齢化集落数 世帯数20世帯未満の小規模集落数

※出典:過疎地域等における集落の状況に関する現状把握調査H23.3(総務省)

462 

1,027 

312  324 

875 561 

2,672 

1,750 2,094 

14 0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県

今後、消滅の可能性がある集落数集落機能の維持が困難な集落数

202 

398 

98  72 

315 219 

527  560 

402 

3 0

100

200

300

400

500

600

700

北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県

146 221 

162 85 

236  234 

644 

469  482 

4 0

100

200

300

400

500

600

700

北海道 東北圏 首都圏 北陸圏 中部圏 近畿圏 中国圏 四国圏 九州圏 沖縄県

全国で も多い全国で も多い

全国で も多い四国圏に次いで多い

8

※「集落機能」とは以下の3つの機能のことを言う・資源管理機能:水田や山林などの地域資源の維持保全に係る機能・生産補完機能:農林水産業等の生産に際しての草刈、道普請などの相互扶助機能・生活扶助機能:冠婚葬祭など日常生活における相互扶助機能

※「消滅集落」の定義無人化し、通年での居住者が存在せず、市町村行政においても、通常の行政サービスの提供を行う区域として取り扱わなくなった集落

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空き家の状況

○近年、空き家数は一貫して増加しており、空き家率は全国と比べて高い。(空家数H15:42万戸→H20:51万戸 H20空き家率 中国地方:14.8% 全国:13.1%)○空き家の種類では、「その他の住宅」が約半分を占め、全国と比べて高い。「その他の住宅」は管理・処分方針が未定のものもあり、他の区分と比べ管理が不十分になりがち。○約9割の自治体において、空き家に関連する問題がある又は将来的に懸念があると回答。全国と比較しても空き家問題への関心が高い。

空き家数と空き家率の推移(全国・中国) 空き家の種類(全国・中国)

自治体における空き家に関する問題意識(全国・中国)

※「その他の住宅」とは賃貸又は売却の予定がなく、別荘等でもない空き家であり、転勤・入院などのため居住世帯が長期にわたって不在の住宅や、建て替えなどのために取り壊すことになっている住宅などが含まれる。

出典:住宅・土地統計調査

出典:住宅・土地統計調査

出典:国土交通省住宅局アンケート(H23)

88.8

9

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耕作放棄地の現状

○中国圏の耕作放棄地率は、2010年は19.5%で、四国圏に次いで高い割合である。○耕作放棄地は、「山間農地・谷津田」77.2%や、「ほ場整備未実施の農地」61.2%に多く発生しており、条件不利地域での多発状況が顕著。

○耕作放棄地の発生要因としては「高齢化、労働力不足」が最も多くなっている。「地域内に引き受け手がいない」も比較的高く、地域内の担い手が減少していることが大きな要因となっている。

耕作放棄地率

耕作放棄地となる理由

出典:農林水産省農村振興局 耕作放棄地に関する意向調査(平成21年)

耕作放棄地の多く発生する農地(全国)(N=1,440)

出典:農林水産省 農林業センサス

10

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5%

3%

1%

1%

1%

1%

1%

3%

3%

11%

22%

19%

28%

37%

25%

31%

26%

21%

7%

8%

5%

6%

5%

4%

5%

5%

6%

3%

4%

2%

5%

2%

3%

4%

4%

3%

15%

13%

16%

12%

11%

14%

12%

12%

14%

5%

5%

8%

5%

5%

5%

4%

6%

5%

14%

16%

16%

15%

12%

16%

13%

14%

14%

8%

4%

5%

4%

5%

5%

5%

5%

6%

5%

4%

8%

4%

4%

5%

4%

4%

5%

26%

21%

21%

18%

17%

22%

20%

21%

24%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

北海道

東北圏

首都圏

北陸圏

中部圏

近畿圏

中国圏

四国圏

九州圏

農林水産業 鉱業 製造業 建設業

電気・ガス・水道業 卸売・小売業 金融・保険業 不動産業

運輸業 情報通信業 サービス業

化学工業

9% 鉄鋼業

6%石油製品・石炭製品

製造業

6%

その他

18%

輸送用機械器具製造業

20%

その他

24%

基礎素材型産業39%

加工組立型産業44%

生活関連型産業17%

全国

基礎素材型産業が地域経済を牽引

○県民総生産における主産業構成比では、製造業の比率が31%であり、中部圏に次いで高い。○中国圏の製造品出荷額のうち、基礎素材型産業の比率が53%と最も高く、全国と比較して14pt高い。

※出典:県民経済計算 平成23年度版(内閣府)

製造品出荷額構成比県民総生産における主産業の構成比

※出典:平成24年 工業統計調査 (経済産業省)

鉄鋼業13%

化学工業13%

石油製品・石炭製品

製造業

12%その他15%

輸送用機械器具製造業

17%

その他18%

基礎素材型産業53%

加工組立型産業35%

生活関連型産業12%

中国圏

11

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中国圏のオンリーワン・ナンバーワン企業

○中国圏には、多くのオンリーワン・ナンバーワン企業が立地しており、山陽側に鉄鋼や石油製品等の基礎素材型産業の企業が多く立地している。

中国圏のオンリーワン・ナンバーワン企業

※出典:明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社(中国経済産業局)等より中国地方整備局作成12

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0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H24

(万円/人)

北海道

東北圏

首都圏

北陸圏

中部圏

近畿圏

四国圏

九州圏

沖縄県

中国圏

0

2,000

4,000

6,000

8,000

S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H24

(万円/人)

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H24

(億円)

北海道

東北圏

首都圏

北陸圏

中部圏

近畿圏

四国圏

九州圏

沖縄県

中国圏

従業員一人当たりの製造品出荷額等は全国一位

○製造品出荷額等は中部圏、関東圏、近畿圏に次いで4位だが、従業員一人当たりの製造品出荷額は全国1位である。○製造品出荷額等、従業員一人当たりの製造品出荷額とも山陽側の広島県、岡山県、山口県が高い。

従業員一人当たりの製造品出荷額等の推移製造品出荷額等の推移

※出典:工業統計調査 (経済産業省)

中国圏が全国1位

130

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H24

(億円)

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

製造品出荷額等の推移(中国圏) 従業員一人当たりの製造品出荷額等の推移(中国圏)

※出典:工業統計調査 (経済産業省)

※出典:工業統計調査 (経済産業省) ※出典:工業統計調査 (経済産業省)

Page 16: 中国地方の現状...首都圏87.9 2 81.7 2 沖縄県102.4 1 93.6 1 全国82.9 - 75.8 - H22=100とした場 合の推移 H62 H62 H7=100とした場 合の推移 指数 全国 順位

8.0%10.0%

23.9%

3.2%

17.5%15.5%

4.0%2.0%

8.9%6.9%

0%

10%

20%

30%

北海道

東北圏

首都圏

北陸圏

中部圏

近畿圏

中国圏

四国圏

九州圏

沖縄県

少ない観光目的の宿泊客数

○3つの世界遺産、出雲神話や神楽など中国圏特有の歴史・文化資源が存在するものの、観光目的の宿泊客数の全国シェアは低い状況で、特に外国人宿泊客数の全国シェアは四国圏に次いで低い状況。

※出典:宿泊旅行統計調査(平成25年1~12月)(国土交通省観光庁)

14

観光目的での延べ宿泊客数の全国シェア

14.0%

1.2%

32.7%

1.4%

7.5%

26.5%

1.2% 0.4%

8.2% 6.8%

0%

10%

20%

30%

40%

北海道

東北圏

首都圏

北陸圏

中部圏

近畿圏

中国圏

四国圏

九州圏

沖縄県

観光目的での外国人宿泊客数の全国シェア

※観光目的の宿泊客数の比率が50%以上の施設を対象とした宿泊客数の全国シェア

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中国圏の都市圏構成

○社会資本整備審議会(H15)における都市圏分析で設定された、通勤通学圏を基にした都市圏は11であり、都市圏の核都市は山陽側に集中している。これは岡山県、広島県の山間部や島根県の西部には核となる人口10万人以上の都市が存在しないことによる。

通勤通学圏を基にした都市圏

※出典:国勢調査H22(総務省)

15

都市圏名H22人口(人)

核都市人口 圏域人口

鳥取市都市圏 152,066 289,448 米子市都市圏 139,023 252,471 松江市都市圏 150,815 425,634 岡山市・倉敷市都市圏 1,108,769 1,652,949 福山市都市圏 383,330 785,130 広島市・呉市都市圏 1,167,259 1,928,533 岩国市都市圏 100,166 184,965 徳山市都市圏 98,834 257,503 山口市都市圏 142,535 316,971 宇部市都市圏 167,105 247,498 北九州・下関市都市圏 1,214,453 1,834,017

※出典:都市・地域レポート2005(概要) (国土交通省)社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会第5回 都市計画部会配付資料(国土交通省)

■都市圏の定義人口10万人以上で昼夜間人口比率が1以上の都市を核都市として、

核都市への通勤通学者が、全通勤通学者の5%以上または500人以上である市町村を含む圏域を都市圏として設定(核都市が20㎞以内に併存する場合には、連結して一つの都市圏とする)。※都市圏設定に使用した人口等はH12国勢調査による

※都市圏名及び核都市の人口は旧市のもの

核都市

都市圏

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5,100.7 4,706.7

8,674.7

5,356.3

7,780.0

4,687.3 4,850.7

5,813.5

6,757.6

0.0

1,000.0

2,000.0

3,000.0

4,000.0

5,000.0

6,000.0

7,000.0

8,000.0

9,000.0

10,000.0

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

全国

(人/k㎡)

低密度に広がる中国圏の都市の市街地

○中国圏のDID人口密度は全国で最も低い。○S45のDIDとH22のDID比較では、人口は約1.4倍となっているが、面積は約2倍となっており、低密度の市街地が拡大している状況。

DID人口密度(H22) 中国地方におけるDIDの変化(S45・H22)

※出典:国勢調査(総務省)

※出典:国勢調査(総務省)402.6 

809 

0 200 400 600 800 1,000

S45

H22

(k㎡)DID面積

2倍

2,670 

3,793 

0 1,000 2,000 3,000 4,000

S45

H22

(千人)DID人口

1.4倍

6,631.8 

4,687 

0.0 2,000.0 4,000.0 6,000.0 8,000.0

S45

H22

(人/k㎡)DID人口密度

0.7倍

全国で も低密度

16

74.0%

44.0%

81.0%

56.4%

77.8%

50.1%

41.6%

55.1%

67.3%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

70.0%

80.0%

90.0%

北海道

東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州

全国

※出典:国勢調査(総務省)

総人口に占めるDID人口比率(H22)

Page 19: 中国地方の現状...首都圏87.9 2 81.7 2 沖縄県102.4 1 93.6 1 全国82.9 - 75.8 - H22=100とした場 合の推移 H62 H62 H7=100とした場 合の推移 指数 全国 順位

自然災害(土砂災害)に対して脆弱

○中国地方は、全国の土砂災害危険箇所の18%を占めており、箇所数の上位3県を中国地方の3県(広島県、島根県、山口県)が占めるなど、土砂災害に対して脆弱である。

東北8.9%

関東8.4%

中部17.4%

近畿15.6%

四国10.1%

九州19.1%

中国18.0%

北海道2.3%

沖縄0.2%

全国計

525,307箇所

土砂災害危険箇所数1位 広島県 31,987

2位 島根県 22,296

3位 山口県 22,248

4位 兵庫県 20,748

5位 大分県 19,460

20位 岡山県 11,999

36位 鳥取県 6,168

※土砂災害危険箇所とは、土石流危険渓流等、急傾斜地崩壊危険箇所等、地すべり危険箇所の合計値※土石流危険渓流等、急傾斜地崩壊危険箇所等は、H14公表値※地すべり危険箇所は、H10公表値

※出典:都道府県別土砂災害危険箇所(国土交通省)

土砂災害危険箇所数過去の主な土砂災害・水害

0.14 0.70 

1.37  1.37 

2.47 2.97  2.83 

2.27 

1.39 

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 全国

1k㎡あたりの土砂災害危険箇所数

※出典:都道府県別土砂災害危険箇所(国土交通省)国勢調査H22(総務省)

箇所数の上位3県は中国地方

17

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10,262 

28,382 

3,039 

22,906 24,838 

29,804 

18,799 

32,512 

17,870 

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 全国

(百万円/百万人)

1.092.79

4.13

7.838.92

14.01

8.3

10.69

6.84

0

2

4

6

8

10

12

14

16

北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 全国

(人/百万人)

近年も大きな水害被害が発生

○近年も水害により大きな被害が発生。過去5年間の人口百万人当たりの死傷者数は全国で最も多い14.01人/百万人、被害額は九州に次いで2番目に多い29,804百万円/百万人である。

人口百万人あたりの被害額

(H20-H24累計)

人口百万人あたりの死傷者数

(H20-H24累計)

※出典:水害統計(国土交通省)、国勢調査(総務省) ※出典:水害統計(国土交通省)、国勢調査(総務省)

18

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H26.8.20広島豪雨災害

○広島市においては、市街地の外周部に土砂災害危険箇所が多数存在する状況。○H26.8.20の豪雨災害により大規模な被害が発生した地域も、市街地に土砂災害危険箇所が迫っている状況。

広島市におけるDIDと土砂災害危険箇所

※出典:国土数値情報 (国土交通省)

H26.8.20豪雨で大規模な被害が集中した地域

H26.8.20豪雨の被害状況死 者:74人負 傷 者:44人山がけ崩れ:380件住家 全壊:174件

半壊:187件一部損壊:142件床上浸水:1,166件床下浸水:3,080件

※出典:広島市HP

土砂災害危険箇所 凡例

土石流危険渓流土石流危険区域急傾斜地崩壊危険箇所急傾斜地崩壊危険区域DID区域

19※出典:中国地方整備局