東大土木同窓会 -...

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- 1 - 最近の読書から 平成25年度会長  東畑 郁生 (昭52) むかし京都大学に、東洋史の大碩学である宮崎市定先生という方がおられた。どのくらい碩学か と言うと、東洋は東洋だけで存在するのではない、常に世界との関連でものを考えなくてはならない と主張され、ルネサンスの西洋絵画まで議論されるほどであった。また中公文庫にあるアジア史概 説という著書は、アジア世界を通観する大きな視野の本であるが、参考文献がほとんど無くすべて 先生の頭に入っている。それほどの碩学であった。その先生が書かれた文章に「十字軍の東方に及 ぼした影響 1) 」と題するものがあり、通常は十字軍の影響をイスラム文明の西方ヨーロッパへの伝搬 という視点で論ずるところを、逆に東向きの影響という見方が展開されている。それによると、十字 軍という戦争は当事者達に、背後の東方への味方作りを促した。当時の東方・中国は宋の時代にあ たり、貴族政治の中世を脱して資本主義経済が活発になったころであった。陶磁器や絹が西方へ輸 出され、莫大な金銀が流入した。その結果、西アジアでは通貨としての銀が不足したそうだが、古 代から文明の最先端を走ってきた西アジアがそんな経済危機に陥ったところに、宮崎先生は文明の 老舗の危機を見ておられる。それではなぜ西アジア文明が衰亡したかというと、それはエネルギー 資源(当時は木材)の枯渇が原因である、というのが、先生の論である。 煮炊きにせよ製陶・製鉄にせよ、潤沢な火力は社会と文明の維持に不可欠である。古来、人類は 火力を木材・木炭に依存してきた。しかし樹木を伐採するばかりで植林が無く、地中海世界などで 第 63 号 2013 年 8 月 東大土木同窓会 同窓会のオンラインシステムに ご登録ください。 会長挨拶 東畑 郁生 … 1 平成 25 年度同窓会役員 …………………………………………… 3 平成 24 年度懇親会報告 …………………………………………… 3 平成 25 年度評議員会報告 ………………………………………… 4 平成 24 年度一般会計報告 ………………………………………… 5 平成 24 年度奨学会会計報告 ……………………………………… 6 平成 24 年度西野基金会計報告 …………………………………… 6 平成25年度予算(承認)…………………………………………… 7 同窓会名簿のオンライン閲覧システムのご案内………………… 8 支部便り ・北陸支部 田辺 敏夫 … 9 ・東北支部 池田 清宏 … 10 ・東海支部 小室 俊二 … 10 教室の近況 ・社会基盤学科・社会基盤学専攻 小池 俊雄 … 11 ・生産技術研究所 柴崎 亮介 … 12 ・地震研究所 堀  宗朗 … 13 ・新領域創成科学研究科環境学研究系 本田 利器 … 13 ・最近の就職状況と就職支援活動について 小澤 一雅 … 14 ・人事異動………………………………………………………… 16 話 題 ・「震災を糧に」~BCPの再構築 水野 明久 … 17 ・ホストファミリー活動のご報告 田島 芳満 … 19 平成 25 年度東大土木同窓会懇親会のお知らせ ………………… 21 同窓会事務局から…………………………………………………… 23 (題字:故 草間 偉先生)

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Page 1: 東大土木同窓会 - park.itc.u-tokyo.ac.jppark.itc.u-tokyo.ac.jp/CEalum/japanese/doboku63.pdf · 4.報告および審議 (1)平成24年度会計報告 内村 太郎(平

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最近の読書から

平成25年度会長 東畑 郁生(昭52)

 むかし京都大学に、東洋史の大碩学である宮崎市定先生という方がおられた。どのくらい碩学かと言うと、東洋は東洋だけで存在するのではない、常に世界との関連でものを考えなくてはならないと主張され、ルネサンスの西洋絵画まで議論されるほどであった。また中公文庫にあるアジア史概説という著書は、アジア世界を通観する大きな視野の本であるが、参考文献がほとんど無くすべて先生の頭に入っている。それほどの碩学であった。その先生が書かれた文章に「十字軍の東方に及ぼした影響1)」と題するものがあり、通常は十字軍の影響をイスラム文明の西方ヨーロッパへの伝搬という視点で論ずるところを、逆に東向きの影響という見方が展開されている。それによると、十字軍という戦争は当事者達に、背後の東方への味方作りを促した。当時の東方・中国は宋の時代にあたり、貴族政治の中世を脱して資本主義経済が活発になったころであった。陶磁器や絹が西方へ輸出され、莫大な金銀が流入した。その結果、西アジアでは通貨としての銀が不足したそうだが、古代から文明の最先端を走ってきた西アジアがそんな経済危機に陥ったところに、宮崎先生は文明の老舗の危機を見ておられる。それではなぜ西アジア文明が衰亡したかというと、それはエネルギー資源(当時は木材)の枯渇が原因である、というのが、先生の論である。 煮炊きにせよ製陶・製鉄にせよ、潤沢な火力は社会と文明の維持に不可欠である。古来、人類は火力を木材・木炭に依存してきた。しかし樹木を伐採するばかりで植林が無く、地中海世界などで

第 63 号2013 年 8 月

東大土木同窓会同窓会のオンラインシステムに

ご登録ください。

会長挨拶 東畑 郁生 … 1平成 25 年度同窓会役員 …………………………………………… 3平成 24 年度懇親会報告 …………………………………………… 3平成 25 年度評議員会報告 ………………………………………… 4平成 24 年度一般会計報告 ………………………………………… 5平成 24 年度奨学会会計報告 ……………………………………… 6平成 24 年度西野基金会計報告 …………………………………… 6平成 25 年度予算(承認)…………………………………………… 7同窓会名簿のオンライン閲覧システムのご案内………………… 8支部便り  ・北陸支部 田辺 敏夫 … 9 ・東北支部 池田 清宏 … 10 ・東海支部 小室 俊二 … 10教室の近況 ・社会基盤学科・社会基盤学専攻 小池 俊雄 … 11 ・生産技術研究所 柴崎 亮介 … 12 ・地震研究所 堀  宗朗 … 13 ・新領域創成科学研究科環境学研究系 本田 利器 … 13 ・最近の就職状況と就職支援活動について 小澤 一雅 … 14 ・人事異動…………………………………………………………16話 題 ・「震災を糧に」~ BCP の再構築 水野 明久 … 17 ・ホストファミリー活動のご報告 田島 芳満 … 19平成 25 年度東大土木同窓会懇親会のお知らせ …………………21同窓会事務局から……………………………………………………23

(題字:故 草間 偉先生)

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は羊の放牧による食害も相俟って、古くからの文明先進地帯では森林が消滅し、火力源を喪失したのである。さいわい中国世界では、華北で新しいエネルギーとして石炭が登場したので危機を免れたが、石炭資源に恵まれない西アジアは、皮肉にも石油や天然ガス資源を利用する方法を知らず、文明活動が低落した。 私はこれまであちこちで、木を伐り過ぎた文明は衰亡するという議論を聞いてきた。しかし木を伐り過ぎるとなぜ文明が衰亡するのか、も一つ理解ができていなかった。しかしこのたびやっと、火力源の喪失という、当然といえば当然の問題を教えられたのである。 同じ宮崎先生の文章には、シルクロードの通商をめぐる西夏とウイグルのつば競り合いのことも述べられている。通商すなわち交通もまた文明を支える大きな柱である。交通路の変動による都市や国家の盛衰は枚挙にいとまが無い。陸路のシルクロードからインド洋の海路へ国際貿易のルートが変わったことにより、西アジアはさらに国際的な地位を失った。木材が無いので貿易船も造れない。南米最南端のプンタ・アレナスは、パナマ運河の開通によって静かな小都市に逆戻りした。明治の鉄道開通で都市間の勢力関係が入れ替わった事例は、我が国でも豊富である。 長いまえがきになったが、私の申したいことは、エネルギーの安定供給と国際通商路の維持が、われわれ同窓会員の使命である、ということである。これは何も当該業界に身を置く会員に限った使命ではない。ところが世論はエネルギーの安定供給や通商路の維持の重要性を理解していない。今日や明日の生活が大事であっても、20年後や孫の時代をどんなものにしてやりたいのか、議論するところが無い。そのような世間で常識として通っていることに誰かが反対すると、その人にはどんな不利益がやってくるか、わかったものではない。 近年の我が国の社会は、バッシング社会と化している。それが恐ろしいのである。朝青龍がなぜあれほど批難をされたのか、そしてなぜ矛先が突然朝青龍から別に移ったのか?彼がほんとうに悪いのなら、批難がもっと長く続いても良かったはずである。しかし批難者は次の標的を見つけ、さっとそっちへ行ってしまった。同窓会員各位の中にもその後の過程で不本意な思いをされた方が、多々おられるはずである。世の中を良くするためだけに批難が巻き起こっているとは言い切れない。批難には正義感をいっとき満足させるレジャーという面があり、それは立派な行為ではないものの、人間とは所詮そういった生き物なのである。そしてそれをヨイショしたり新しい人身御供を見つけてくれば、商売になる。「社会の敵」を見つけて闘う姿勢をアピールすると、英雄にもなれるのである。しかしそんなことばかりしていて、社会の拠って立っている根っこを壊してしまっては、未来は開けない。 言うべきことを言ってもよいのが言論の自由であり民主主義の根幹のはずである。しかし現実の世界では立場立場で困難もあるだろう。そこで、言論の自由が完全に保証されている大学人が口を開かなければならない、と思うのである。エネルギー業界の卒業生、がんばれ。 1) 宮崎市定(1965) 十字軍の東方に及ぼした影響, 雑誌オリエント, 第7巻, 第3,4合併号, pp1-15.

平成25年度同窓会役員

会 長 東畑 郁生 (昭和52年卒)

東京大学大学院工学系研究科 教授

副会長 水野 明久 (昭和51年卒)

中部電力株式会社 代表取締役社長

副会長 柴崎 亮介 (昭和55年卒)

東京大学生産技術研究所 教授

幹 事 内村 太郎 (平成 6年卒)

東京大学大学院工学系研究科 准教授

平成24年度 懇親会報告

実行委員 三百田 健治(昭54) 平成24年度東大土木同窓会懇親会は、平成24年10月4日(木)に開催されました。会場は前年度と同様に本郷キャンパス山上会館にて行われ、240名を超える出席者により盛大に開催されました。 懇親会は午後7時、遠藤元一氏(昭53)の司会により開会し、東畑郁生会長(昭52)、長尾哲実行委員長(昭51修)の挨拶に続いて、小池俊雄教授(昭55)より東大土木教室の近況について報告がありました。堀川清司氏(昭27)の音頭により乾杯を行い、その後盛大にご歓談・懇親いただきましたが、修士一年の皆様のご協力により土木同窓会にちなんだクイズが研究室対抗で行われるなど、華やいだ雰囲気の中で会は進行しました。小池俊雄氏(昭55)・赤池あゆこ氏(平7)・田島芳満氏(平8)から、留学生ホストファミリープログラムについてご紹介いただいた後、副島紀代氏(平4)から同窓会員代表の挨拶をいただき、午後8時30分頃、前年度(平23)卒業の新同窓会員による挨拶ならびに万歳三唱により、盛会のうちに散会いたしました。 今回の懇親会も同窓会実行委員会により企画・運営が行われました。広く同窓会員に懇親会運営に関わっていただくことを目的とした実行委員会には、種々の領域から多くの委員・幹事および当日の支援スタッフにご参画いただきました。 実施にあたり多大なご尽力をいただきました長尾哲実行委員長ならびに実行委員会の委員・幹事・当日支援スタッフの皆様に厚く感謝、お礼申し上げます。

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平成25年度評議員会 報告

 平成25年度東大土木同窓会が下記のとおり開催され、事務局より提出された平成24年度会計決算、平成25年度予算案がそれぞれ承認されました。

日時:平成25年6月14日 (金) 18時より20時まで会場:フォーレスト本郷 レストラン「ルヴェソンヴェール」次第: 1.会長挨拶 東畑 郁生(昭52) 2.副会長挨拶 水野 明久(昭51) 柴崎 亮介(昭55) 3.乾杯 渡部与四郎(昭25) 4.報告および審議 (1)平成24年度会計報告 内村 太郎(平 6) (2)平成25年度予算案 同上 5.近況報告 (1)教室 小池 俊雄(昭55) (2)就職 小澤 一雅(昭59) (3)生産技術研究所 柴崎 亮介(昭55) (4)地震研究所 市村  強(平10) (5)新領域創成科学研究科 本田 利器(平 3) (代読 内村太郎) (6)同窓会ホストファミリー 田島 芳満(平 8) 赤池あゆこ(平 7) 6.懇親会のお知らせ                水野 明久(昭51) 7.新評議員挨拶 平成25年3月社会基盤学科卒業生 南出 将志(平25) 大村 森香(平25)

東大土木同窓会 平成24年度 一般会計報告(平成24年4月1日~平成25年3月31日)

(単位:円)収入の部 合計 小計 備考

平成 23 年度繰越金(A) 3,528,666 年会費 5,097,000 郵便局振込み 3,546,000 3000 × 1182 自動引落し 1,500,000 3000 × 500 事務局への手持ち 51,000 3000 × 2, 銀行振込分 45000 円広告掲載料 729,160 729,160 利息 424 定期預金利息 242  普通預金利息 182 平成 23 年度収入合計(B) 5,826,584

支出の部 合計 小計 備考業務委託費 5,118,351  会報作成・印刷・郵送費 706,156  評議員会案内印刷送付 44,095  名簿作成発送 2,600,840  名簿データ管理 126,420  サーバレンタル料 600,000  システム構築費 1,040,840 評議員会開催費 203,360 実行委員会室料 5,000  評議員会会食費 192,360  謝金 6,000 受付 2名支部活動費 120,840 支部活動費 120,000 北陸支部・関西支部・東海支部 支払い手数料 840 支払い手数料(現金書留代他)古市賞・田辺賞 58,026 賞状等作成(24 年 9 月) 7,728 プリント代 表彰状代 筒・たて代 賞状等作成(25 年 3 月) 50,298 プリント代 表彰状代 証書ホルダー代ホストファミリー 325,550  ホストファミリー夏季パーティ 0 開催せず ホストファミリー秋季パーティ 270,000 11/30 アブルボア 謝金 55,550 運営事務,パーティ手伝い謝恩会援助費 140,162 平成 23 年 9 月 45,798 大学院 平成 24 年 3 月 94,364 卒業式 修了式事務局謝金・雑費 655,989 後納郵便料金 60,515  年会費払込手数料(郵便局) 93,560  年会費払込手数料(自動振替) 89,491  電話通話料金 30,651 同窓会専用電話契約通話料(設置料は雑

費へ計上)今回 4月利用分から 2月分まで計上

 雑費 90,912 供花・交通費・郵送費・その他 事務局謝金 290,860 同窓会業務補佐(7月から 2月まで)平成 24 年度支出合計(C) 6,622,278 6,622,278

平成 23 年度繰越金 合計平成 23 年度繰越金 (A) 3,528,666平成 24 年度収入 (B) 5,826,584平成 24 年度支出 (C) 6,622,278平成 24 年度繰越金 (A)+(B)-(C) 2,732,972

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東大土木同窓会平成25年度予算(承認)(平成25年4月1日~平成26年3月31日)

(単位:円)

東大土木同窓会 平成24年度 奨学会会計報告(平成24年4月1日~平成25年3月31日)

(単位:円)

東大土木同窓会 平成24年度 西野基金会計報告(平成24年4月1日~平成25年3月31日)

(単位:円)

一般会計収入 平成 24 年度予算 平成 24 年度決算 平成 25 年度予算会費・名簿収入 5,400,000 5,097,000 5,400,000 広告掲載料 750,000 729,160 750,000 利息 424 小計 6,150,000 5,826,584 6,150,000 前年度繰越金 3,528,666 3,528,666 2,732,972 収入合計 9,678,666 9,355,250 8,882,972

一般会計支出 平成 24 年度予算 平成 24 年度決算 平成 25 年度予算業務委託費 5,100,000 5,118,351 4,740,000 評議員会開催費 250,000 203,360 250,000 支部活動費 100,000 120,840 120,000 古市・田辺賞費 100,000 58,026 80,000 同窓会実行委員会開催費 0 0 0 ホストファミリーパーティー開催費 300,000 325,550 300,000 謝恩会援助費 150,000 140,162 150,000 事務局謝金・雑費 800,000 655,989 800,000 支出合計 6,800,000 6,622,278 6,440,000

※業務委託費の増減は名簿電子化システム構築費の支出計画を1年遅らせたため

奨学会会計収入 平成 24 年度予算 平成 24 年度決算 平成 25 年度予算前年度繰越金 316,243 316,243 316,295 利息 80 52 50 収入合計 316,323 316,295 316,345

※奨学会の支出はありません

西野基金会計収入 平成 24 年度予算 平成 24 年度決算 平成 25 年度予算前年度繰越金 2,618,589 2,618,589 2,619,007 寄付 0 0 0 利息 652 418 400 収入合計 2,619,241 2,619,007 2,619,407

西野基金会計支出 平成 24 年度予算 平成 24 年度決算 平成 25 年度予算西野メダル 0 0 0 支出合計 0 0 0

収入の部 合計 小計 備考平成 23 年度繰越金 316,243利息 52収入合計 316,295

支出の部 合計 小計 備考支出合計 0

平成 24 年度繰越金 合計平成 24 年度収入  (A) 316,295平成 24 年度支出  (B) 0平成 24 年度繰越金 (A)-(B) 316,295

収入の部 合計 小計 備考平成 23 年度繰越金 2,618,589寄付 0利息 418収入合計 2,619,007

支出の部 合計 小計 備考西野メダル代 0支出合計 0

平成 24 年度繰越金 合計平成 24 年度収入  (A) 2,619,007平成 24 年度支出  (B) 0平成 24 年度繰越金 (A)-(B) 2,619,007

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 さらに、年会費を納入した会員は、リスト内の一人一人の会員について、同窓会名簿の冊子版と同等の詳細情報を閲覧できます。情報の流出保護の観点で、1画面で1人分だけ閲覧できます。 システムに登録していない会員の名簿情報につきましても、会費を納め、かつ登録を済ませた会員からは閲覧可能となりますので、ご注意ください。 これらの情報や公開などの設定は、システムにログインして、「会員情報編集」のメニューから、いつでも変更でき、システムと、冊子版の同窓会名簿の両方に反映されます。また、本会報に同封した懇親会の出欠連絡ハガキに、会員個人の名簿情報と、現在の紙媒体冊子での個々の情報項目の公開・非公開の設定を示してありますので、9月13日までに郵送にてご連絡頂くこともできます。 現在、特にご連絡いただかなかった方については、システム開始時点の同窓会員名簿(2011-2012年度版)の冊子版で公開可とされていた情報を公開しています。

支 部 便 り北陸支部

幹事長 田辺 敏夫(昭55) 今年も暑い夏となっていますが、東大土木同窓会の皆様如何お過しでしょうか。この原稿を書いている7月13日現在、北陸はまだ梅雨が明けておらず、新潟県内では所々で雨が降っています。 ちょうど9年前の今日、新潟県内では平成16年7.13新潟福島豪雨により信濃川水系の五十嵐川や刈谷田川などで堤防が決壊し、15名の方々が亡くなるなど甚大な被害が発生しました。さらに同年10月中越地震、平成19年7月中越沖地震、平成23年3月長野県北部地震、同年7月新潟福島豪雨と立て続けに大災害に見舞われました。本年は災害のないまま梅雨が終わると良いのですが。 さて、北陸支部では本部助成金を頂き、本年1月16日に新年会を兼ねた懇親会を開催しました。近年は参加者も少なく十数名に留まっていましたが、大熊会長(昭42)を始めとして19名の参加を頂き、楽しいひと時を過ごすことができました。 これからも会員相互の親睦を図るとともに、北陸地域の安全・安心と活性化に少しでも貢献できるよう活動を続けたいと思います。 なお、同窓会の皆様で新潟県、富山県及び石川県在住もしくは勤務でご案内の届いておられない方や新たに異動でこちらに来られた方がおられましたら、ご連絡下さるようお願いいたします。連絡先 携帯電話:090-2970-2952 Email:[email protected]

同窓会名簿のオンライン閲覧システムのご案内

 留学生同窓生や海外在住同窓生との情報交換の充実や、同窓会名簿情報のより正確で確実な更新、同窓会運営費の将来的な削減などを主な目的として、平成24年10月から、同窓会名簿のオンライン閲覧システムを導入しました。システムの概要、および名簿情報の公開条件などについてご説明いたします。 より詳細なシステムへの登録方法やQ&A、登録申請ページへのリンクなどは、東大土木同窓会ホームページ(http://www.civil.t.u-tokyo.ac.jp/alumni/web_meibo/)にてご案内しています。ぜひ是非ご活用ください。

ウェブシステムの概要 開発したシステムは、Facebookの様なソーシャルネットワークサービスを活用することのできるOpenPneというオープンソースを基に構築されています。冊子で発行している同窓会員名簿のかわりとして、名簿情報の閲覧や、個人情報の修正・編集だけではなく、登録した会員同士でのメッセージの交換などができます。

ウェブシステムへの登録・利用 システムを利用するためには、まず登録手続きが必要です。これには、お手持ちのPCでインターネットを使えて、メールアドレスを持っていることが条件となります。 東大土木同窓会ホームページ(http://www.civil.t.u-tokyo.ac.jp/alumni/web_meibo/) の案内に従い、まず氏名、卒業年、住所、メールアドレスなどを入力し「登録申請」を行って下さい。事務局で、同窓会名簿の情報と照合し、システム登録のための招待メールを、折り返しお送りします。 招待メールには、システムで利用可能な会員個人の生涯メールアドレスと、登録手続きを行うためのページへのアドレスが記載されていますので、インターネットを通じてアクセスしていただき、登録情報を確認し、また次回以降システムにログインするためのパスワードを登録してください。

生涯メールアドレス システムに登録すると、生涯メールアドレスが各会員に提供されます。生涯メールアドレスは受信専用です。「[email protected]」のように、全ての同窓会員に割り当てられていて、変更できません。登録画面で、普段お使いのメールアドレスを転送先として登録することで、生涯メールアドレスに届いたメールが自動転送され、受信することができます。名簿の検索で連絡を取りたい方が見つかった場合に、生涯メールアドレスを介して、メールで連絡することができます。 また、システムにログインする際のIDも、この生涯メールアドレスを使います。

名簿情報の公開について システムに登録された会員は、ログインすることにより、他の同窓会員を検索することができます。この検索により、検索条件(卒業年や氏名など)にあてはまる会員の名前と卒業年のリストが閲覧できます。

平成25年1月16日 割烹「萬代」(新潟市内)にて

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東北支部(通称:東杜会)

幹事長 池田 清宏(昭53)東日本大震災から、時間が流れ、東杜会通常の落ち着きを取り戻しています。毎年2回の例会は、8人くらいの参加で気心が知れた会員同士での近況報告の場となっております。たまにゴルフコンペを行っている状況です。情報テクノロジーの飛躍的な進歩で、同窓会支部の運営も新しい時代に移行していくのかとふと思ったりしています。最近、震災復旧で東北においでの同窓生も多いかと思います、是非例会にご登録ください。登録先は  [email protected]でお受けしています。例会では、会員から、土木技術に関する情報提供など、硬軟とりわけた話題で、ともすれば、狭くなる専門家としての人生で、私も頭の体操(劣化防止)に例会を楽しみにしております。 今年の土木学会の総会では、仙台から、会員が大挙押し寄せ、気勢を上げました。小さな会ですが、意気盛んなことをご連絡させていただきました。

東海支部の活動報告

幹事長 小室 俊二(昭53) 東海支部は、東海地方に拠点を置く官庁・大学・企業に所属する会員からなり、約200名の卒業生がおられます。大学関係が約20名、官庁が約20名、それ以外に鉄道、高速道路、電力関係のインフラ企業や建設関係企業を中心に構成されています。 支部の総会は毎年10月に開催されており、2012年は10月30日に名古屋キャッスルプラザホテルで行われました。当日は大学から小澤教授を来賓にお迎えし、約50名の卒業生が参加されました。総会は島田静雄新支部長(昭和29年卒)の開会挨拶に始まり、続いて小澤教授から近況報告がありました。 話題は、大学での教育や社会インフラの在り方など多岐にわたりましたが、社会や国民の安全・安心を守るためのインフラ投資や出来あがったインフラの管理がいかに大切であるかを一同が改めて認識する良い機会となりました。 なお、支部の幹事は昨年度に引き続きNEXCO中日本が担当しており、つつがなく懇親の場を進めることができました。この場を借りて小澤教授をはじめ関係者の皆様へ感謝を申し上げます。

教 室 の 近 況社会基盤学科・社会基盤学専攻

小池 俊雄(昭55) まず、嬉しいニュースを2件、ご紹介します。 英国の教育情報会社クアクアレリ・シモンズ(QS)が毎年実施している「QS世界大学ランキング」の分野別のランキングで、2012年度は、本学科が土木工学分野の第2位にランクインしました。QS世界大学ランキングにおける土木分野のトップはMITで、3位以下にはバークリー校、スタンフォード大などが続いております。選考はアカデミックな評価、雇用者からの評価、論文引用数の3つの評価軸をもとに行われ、本学科はとりわけ雇用者評価が高くなっております。これは卒業生の皆さんの国際的な活躍が貢献している証左だと考えられます。またアカデミックな面でも高い評価を得ており、本学科の教育、研究の先進性、国際性とその発信力が評価されているとみることができます。学内でも分野別2位は最高位で、次は地理学科の7位となっています。※2013年度の結果が出ました。2位→3位とランクを一つ落としましたが、上位のランクが大きく変わる中で、2年間安定して上位をキープしております。http://www.topuniversities.com/university-rankings/university-subject-rankings/2013/engineering-civil-and-structural

 駒場からの進学につきましては、1980年代終わりと2000年初めには、当学科も他大学と同様に人気が落ち込み、希望者が定員に満たない、いわゆる「底なし」が何年か続きましたが、ここ数年様相が一変しました。当学科には3つのコースがありますが、例えば平成24年度の進学では、「国際プロジェクトコース」は工学部23コース中群を抜いてトップ、「政策・計画コース」は2位、「設計・技術戦略コース」は7位であり、最も人気の高い学科となっています。25年度進学志望集計(6月)でも、同様に上位に位置しております。 前述の通り、2000年初めは進学の「底なし」が続き、土木学会での議論を受け、学生定員を減らしてはどうかという提案がシニアの教授から出されたこともありました。教室会議の議論は白熱し、今までにない土木をつくるべきとの意見が中堅教授から出され、国際プロジェクトコースの設置に舵を切った次第です。何らかのポスト増があるときはこのような方向の検討は比較的容易ですが、限られたポスト、あるいは逆に定員削減が求められる昨今では至難の業です。このとき教室では、これまであった11の研究室単位を5つのグループに再編し、その一環として、応用力学、コンクリート、土質、橋梁を基盤グループとして一つにまとめ、国際プロジェクト研究グループを新たに組織しました。私は1999年夏に地方大学から本専攻に転任してきましたが、このようなダイナミックな組織変革

QSランキング(土木工学分野)

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を短期間にできる大学を他に存じ上げません。リスクと背中合わせの中で、このような痛みを伴う組織改革ができるかどうか、大学人の教育に傾ける情熱が試されていると思います。 次に、教室の運営について、人事異動と教室会議の構成員の変更についてご報告します。 人事面では、藤野陽三先生、小長井一男先生、沢田治雄先生が定年でご退職となられました。数々の輝かしいご業績、教室・専攻の運営における真摯なご指導に心より感謝申し上げます。平成24年9月には、本学都市工学専攻の准教授でいらした羽藤英二先生に都市/交通計画学分野の教授として本専攻においで頂きました。早速、4月からは研究科調査室長として研究科全体の企画運営に加わっていただいております。平成25年4月以降、3名の先生方に教授として教室をリードいただいております。田島芳満教授には、今年度からスタートした専攻横断型教育プログラム「巨大水災害軽減学」の教授として、建築学、都市工学両専攻と協力して、新たな教育研究の枠組みに取り組んでいただいております。北河大次郎先生には、文化庁文化財調査官のご要職にある中で、特別研究客員大講座教授として、人間・自然・技術の関係学としての社会基盤史学、およびまちづくりにおける近代化遺産の保全・活用学に関する研究のご指導に当たっていただいています。平成24年度にスタートした東日本旅客鉄道株式会社による寄付講座「交通ネットワーク信頼学分野(災害対応技術)」の特任教授として島村誠先生が平成25年5月に着任されました。交通ネットワークのリスク管理技術に関して、分野横断的で高いレベルの実務のご経験を活かした教育・研究の指導に当たって頂いています。また同寄附講座の特任助教として、4月に柳沼秀樹先生が着任されています。 教室経営の改革として、助教の方々に教室会議に参加頂くことにしました。自身の研究に加え、教育上・研究上の実績を持って学生の教育・研究の指導を本務とする「助教」の先生方のお立場を、以前にあった「助手」とは区別すべきとの判断に拠っております。フレッシュな考えと活動が、教室の経営に反映され、新たな発展につながることを期待しております。 先輩の先生方が築かれた教育・研究基盤と教室の気風を大事にして、卒業生の皆さんのご支援を頂き、教室メンバー一同、不断の努力を重ねる所存です。今後ともよろしく、ご指導を頂きたくお願いいたします。

生産技術研究所

柴崎 亮介(昭55) 生産技術研究所では、本年4月より関本義秀准教授と吉田秀範准教授が、それぞれ人間・社会系部門と先進モビリティ研究センターに着任されるなど、この1年の間に多くの若手教員(特任講師・特任助教を含む)を新たにお迎えしました。一方で、小長井教授が本年3月末に退職され、横浜国立大学の教授として新たな一歩を踏み出されました。小長井先生は引き続き本所の委嘱教授としても研究活動に参画されています。また、沢田治雄教授も本年3月末に退職されましたが、引き続き本所の特任教授としてご活躍されています。さらに、昨年9月末には遠藤貴宏助教が(財)リモートセンシング技術センターへ、瀬戸心太特任准教授が長崎大学へ、本年1月末には小川智弘准教授が国土交通省へ、それぞれ転出されました。

地震研究所

堀  宗朗(昭59) 2012年4月に、地震研には新しい研究センター、巨大地震津波災害予測研究センターが設置されました。昨年度ご紹介したように、このセンターは、地震研が、従来の地震研の方針と一線を画し、地震災害軽減に向けて理工学の連携強化を図るという決意を具体化したものです。センター発足のため、土木工学科出身の教員の多くはこのセンターに移りました.社会基盤学専攻の佐藤慎司教授はセンターの兼任をお願いしており、理工学連携の強化を端的に示しております。 今年度、巨大地震津波災害予測研究センターでは、新しい准教授を迎える予定です。センターそのものは土木工学科出身の教員が中心ですが、新任の准教授は情報理工学と兼担を予定している教員です。地球科学と土木工学の理工学連携から、より広い意味での理工学連携を進めるための人材です。データ同化をご専門としている人材ですので、社会基盤学専攻にも新しい風を吹き込んで下さることを期待しています。 巨大地震津波災害予測研究センターという研究組織の発足に対応して、地震研では新しい教育にも取り組む予定です。地震研は「極堅」ハード志向の研究グループであり、今年度まではセンシング&シミュレーションという単独のグループでした。今年度より空間情報グループに加わり、空間情報と計算科学の融合領域での教育を担うという構想です。海のものとも山のものとも分かりませんが、空間情報グループに少しでも貢献できるよう努力する所存です。

新領域創成科学研究科環境学研究系

本田 利器(平3) 柏キャンパスでは、新領域創成科学研究科の環境学研究系にある社会文化環境学専攻と国際協力学専攻に、土木教室関連(本郷の社会基盤学科を兼担する)教員がいます。 社会文化環境学専攻では、3月末に、磯部雅彦先生が退職され、高知工科大学の副学長になられました。高知工科大学は、岡村甫先生が理事長を務められ、昨年には國島正彦先生が教授として赴任された、社会基盤学科ともたいへん関係の深い大学です。新領域創成科学研究科の立ち上げからご尽力されてきた磯部先生が本学を去られたことはたいへん寂しい限りですが、今後のますますのご活躍を祈念しております。その社会文化環境学専攻には、この4月1日付で、横浜国立大学より、佐々木淳先生(平成3年卒)が教授として赴任されてきました。佐々木先生は、新領域創成科学研究科発足した当時(1999年4月~ 2003年3月)にも在籍されていましたので、いわば、里帰りということになりましょうか。そのような佐々木先生にメンバーに加わっていただいたことを心強く感じております。同専攻では、土木教室関係の教員は、准教授の鯉渕幸生先生とあわせて2名ということになります。また、国際協力学専攻では、堀田昌英先生と私(本田利器)が教授を務めております。 柏キャンパスでは、その他にも、土木教室関連の教員として、空間情報科学研究センターの柴崎亮介教授と大気海洋研究所の芳村圭准教授が在籍されています。柴崎先生は社会文化環境学専攻の協力講座、芳村先生は自然環境学専攻の協力講座を、それぞれ提供されており、新領域創成科学研究科における教育、研究にも貢献いただくなど、幅広いご活躍をされています。

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2.専攻・学科としての就職支援活動

 学生の自由かつ自立的な就職活動を支援するため、主に以下のような活動を行っています。

(1)就職フォーラム 社会基盤整備に関係の深い分野を幾つか設定し、担当教員、及び担当教員が招聘する関係の同窓生等で、その分野の近年の動向、将来展望などを議論するフォーラムを開催しています。 学生に対しキャリア形成や就職活動に参考となる情報を提供することが主な目的であり、例年、12月から翌年1月にかけて開催しています。最近では、①官公庁・エネルギー関係、②建設会社・鉄鋼・橋梁メーカ関係、③コンサルタント・シンクタンク関係、④鉄道・道路・通信系、⑤国際関係の5分野で行っています。また、昨年度は、留学生のための就職フォーラムを①建設会社関係、②建設コンサルタント関係の2分野で実施し、留学生が日系企業への就職に高い関心を有していることが分りました。今年度も引き続き実施する予定です。

(2)キャリアサポーター制度 会社等から、学生の就職に関わる相談等の窓口となってもらえる方(キャリアサポーター)をご登録いただき、毎年、翌年4月期の就職活動を念頭において、2月上旬に学生に公開しております。 学生は就職先としてある会社に興味をもてば、その会社のキャリアサポーターの方に連絡をとり、会社に関しての詳細な情報を得たり、また、就職やキャリア形成に関する相談にのってもらったりすることができます。キャリアサポーターには通常、同窓生で比較的若手の方にご登録いただいておりますが、皆様、ご多忙のなか、先輩として親身になって学生にご助言、ご指導をいただいているところです。(下記に、平成25年4月期就職に向けてのキャリアサポーターご登録のお願いを記させていただておりますので、ご検討いただきますよう、よろしくお願い致します) 以上のように、当専攻・学科の就職支援活動は、同窓生の皆様の多大なるご支援によって成り立っております。この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。 なお、平成27年4月期就職に向けた就職支援担当は、堀井秀之教授になります。引き続きご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

最近の就職状況と就職支援活動について

                         就職支援担当 小澤 一雅(昭59)

1.最近の就職状況

 表1に、大学院修士課程修了者の最近5年間の就職・進学状況をまとめました。 「国家公務員」 分野への就職は、昨年は8名に回復しましたが、平成25年は5名に減少しました。地方公務員、独立行政法人を合わせた公務員系の希望者は、ここ数年安定しています。 「エネルギー」分野への就職において、東日本大震災の影響もあり、昨年は電力関係への就職はありませんでしたが、平成25年は2名が就職し、合計で6名が就職しています。「運輸」 分野への就職は、学生にもっとも人気のある分野で、平成25年は10名が就職しています。「建設」 分野への就職は、昨年は4名に減少しましたが、平成25年は7名に回復しています。「金融・商社・不動産」 分野も相変わらず学生の人気の高い分野です。平成25年は7名が就職しています。 また、「コンサルタント・シンクタンク」 分野への就職は、4名に減少しましたが、建設系コンサルタントへの就職はここ数年間大きく変わりはありません。 この5年間の平均でみると、博士課程進学(13%)、国家公務員・地方公務員・独立行政法人(17%)、エネルギー(6%)、運輸(13%)、建設・鉄鋼・重工・機械系(15%)、設計・デザイン会社・コンサルタント・シンクタンク(11%)、金融・商社・不動産(16%)、情報・通信(3%)、その他(6%)となり、就職先は多様化していますが、少なくとも全体の6割程度は、いわゆる土木系の職種に就職しています。

表1 社会基盤学専攻修士課程修了者の進路状況(分野別の人数と比率)分野 平成 21年 4月 平成 22年 4月 平成 23年 4月 平成 24年 4月 平成 25年 4月

大学(研究員) 2 (3.5)大学院博士課程 10 (19) 5 (9) 6 (11) 8 (14) 4 (7)国家公務員 6 (11) 7 (13) 4 (7) 8 (14) 5 (8)地方公務員 2 (4) 2 (4) 1 (2) 3 (5.5) 4 (7)独立行政法人 1 (2) 0 (0) 2 (4) 1 (2) 3 (5)エネルギー 3 (6) 4 (7) 3 (5) 1 (2) 6 (10)運輸 4 (7) 10 (19) 6 (11) 7 (12.5) 10 (17)建設 6 (11) 7 (13) 7 (12) 4 (7) 7 (12)設計・デザイン事務所 5 (9) 1 (2) 1 (2) 0 (0) 2 (3)鉄鋼・重工・機械系 2 (4) 1 (2) 4 (7) 2 (3.5) 2 (3)コンサルタント・シンクタンク 2 (4) 2 (4) 6 (11) 7 (12.5) 4 (7)情報・通信 3 (6) 2 (4) 3 (5) 0 (0) 0 (0)金融・商社・不動産 9 (17) 13 (24) 10 (18) 7 (12.5) 7 (12)その他 1 (2) 0 (0) 4 (7) 6 (11) 6 (10)合 計 54 (100) 54 (100) 57 (100) 56 (100) 60 (101)

3 月修了生(留学生は除く)の進路。( )内は比率%小数点以下一桁の四捨五入の関係で合計が100%を超える年があります。

キャリアサポーターご登録のお願い

 平成27年4月期就職に向けてのキャリアサポーターの方(平成26年2月に関係学生に公開予定)を募集させていただきます。ご多用のところ恐れ入りますが、趣旨をご理解いただき、ご登録をいただきますよう、お願い申し上げます。 ① 会社(府省、自治体等含む)内でご調整の上、各社1名様のキャリアサポーターのご登録をお願いします。② 登録方法は、キャリアサポーターの方の氏名(ふりがな)、会社・所属、卒業・修了年、メールアドレ

ス、連絡先電話番号を記載の上、下記までメールでお送りいただくという方法です。他大学ご出身の方をご登録いただいても結構です。

           ご 登 録 先:[email protected]   ご登録締め切り:平成25年12月末   お問い合わせ先: 堀井秀之(03-5841-6090)

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話題/ TOPICS 「震災を糧に」 ~BCPの再構築~

                        同窓会副会長中部電力株式会社 代表取締役社長

 水野 明久(昭51、昭53修)

 「今回の震災は、古今未曾有であり、想定外であると言われる。われわれが想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない。」東日本大震災発生後の平成23年3月23日に(社)土木学会、(公益社団)地盤工学会、(社)日本都市計画学会が行った共同緊急声明の中の一文です。どんな現象でも設計を超えるものはありうる、それを頭に置きながら設計をすべきであるとの趣旨に私は解釈しています。 未曾有の自然事象で引き起こされた東日本大震災以降、電気事業を取り巻く環境は大きく変わりました。電力会社としても、設計上の想定を超える自然現象に対して深刻な事態に至らないようシステムとしての安全性を確保するための設計が重要であることを改めて認識しています。 今回の震災から多くのことを学び、今後に生かすため、震災後、地震、津波そして福島の事故から得られる知見や教訓を全社挙げて集約しました。各種報道や公開資料、現地応援での経験などあらゆる情報源を駆使して記録整備に努めました。そして、今後の防災計画等に生かすため、そこから浮かび上がる課題への対処策を練り上げました。これまで大丈夫だと思い込んでいた非常用設備が機能するのか、万一のときに手動操作が可能なのかなど、様々な視点で真剣に考え、補強しました。非常時をリアルに想像できる能力が問われ、想定を超える事象に対して、技術者としての想像力を膨らませる、いわば「想定外を想定する」訓練になりました。この取り組みは、その後社内で本格化した事業継続計画(BCP)の再構築に大いに生かされたと考えています。 当社のBCPは、昭和54年に地震防災対策強化地域の指定を受けたことを契機に策定された「東海地震に関する諸対策」に源を発しています。その後、平成7年に発生した阪神・淡路大震災や平成13年の東海地震の震源域の見直し、平成15年の東海・東南海・南海地震の3連動地震モデルの公表など、最新の知見の積み重ねとともに見直しを図ってきました。 松尾稔先生(第84代土木学会会長。前当社社外監査役)は、「『設計の概念』とは、①(対象とする主たる)事象が起こる前の決定(事前の意思決定で、通常、これが設計と呼ばれている)、②事象が発生中の対応、③事象が起こった後の対応、の3つの段階とそれら3者の有機的連関を包括したものであり、その前提の上に立って、「『設計とは不確実性の下での意思決定問題』」と震災以前より定

人 事 異 動(平成24年4月1日から平成25年7月31日まで)

【社会基盤学科】Gilmore Alexander 准教授 平成 24 年 4 月 1 日 東京大学教養学部より転入小松崎俊作 特別助教 平成 24 年 4 月 1 日 採用福島 秀哉 特別助教 平成 24 年 4 月 1 日 採用辻本久美子 特別助教 平成 24 年 4 月 1 日 採用水谷  司 特別助教 平成 24 年 4 月 1 日 採用蘇   迪 特任講師 平成 24 年 5 月 16 日 当専攻特任助教より昇任 (本務先は当研究科国際工学教育推進機構)本田 利器 教授(新領域) 平成 24 年 6 月 1 日 当専攻准教授より新領域へ転出小松崎俊作 助教 平成 24 年 7 月 1 日 採用(H24.4.1 ~ H24.6.30 まで特別助教)福島 秀哉 助教 平成 24 年 7 月 1 日 採用(H24.4.1 ~ H24.6.30 まで特別助教)辻本久美子 助教 平成 24 年 7 月 1 日 採用(H24.4.1 ~ H24.6.30 まで特別助教)水谷  司 助教 平成 24 年 7 月 1 日 採用(H24.4.1 ~ H24.6.30 まで特別助教)羽藤 英二 教授 平成 24 年 9 月 1 日 都市工学専攻准教授より転入、昇任志摩 憲寿 特任講師(GCOE) 平成 24 年 9 月 1 日 当専攻助教よりGCOEプログラム担当、昇任劉  海江 教授(浙江大学) 平成 24 年 9 月 30 日 当専攻准教授より転出山口  敦 特任講師 平成 24 年 11 月 16 日 当専攻特任助教より昇任 (本務先は当研究科国際工学教育推進機構)藤野 陽三 特別教授 平成 25 年 3 月 31 日 退職志摩 憲寿 特任講師(GCOE) 平成 25 年 3 月 31 日 退職田島 芳満 教授 平成 25 年 4 月 1 日 准教授より昇任(巨大水災害教育プログラム)北河大次郎 教授 平成 25 年 4 月 1 日 採用柳沼 秀樹 特任助教 平成 25 年 4 月 1 日 採用(寄付講座「交通インフラリスク」)島村  誠 特任教授 平成 25 年 5 月 16 日 採用(寄付講座「交通インフラリスク」)藤野 陽三 名誉教授 平成 25 年 6 月 18 日 称号授与

【生産技術研究所】Hyu n gjun KIM 助教 平成 24 年 4 月 1 日 着任(沖大幹研究室)瀬戸 心太 特任准教授 平成 24 年 4 月 16 日 着任(講師から)小森 大輔 特任准教授 平成 24 年 4 月 16 日 着任(特任助教から)牧野 浩志 准教授 平成 24 年 6 月 30 日 辞職(ITS センター)小川 智弘 准教授 平成 24 年 7 月 1 日 着任(ITS センター)遠藤 貴宏 助教 平成 24 年 9 月 30 日 辞職 ((財)リモートセンシング技術センター)乃田 啓吾 特任助教 平成 24 年 12 月 1 日 着任(沖一雄研究室)CRAIG R.FERGUSON 特任准教授 平成 25 年 1 月 16 日 着任(沖大幹研究室)小川 智弘 准教授 平成 25 年 1 月 31 日 辞職(国交省)小長井一男 教授 平成 25 年 3 月 31 日 退職(横浜国立大学教授,本所委嘱教授)沢田 治雄 教授 平成 25 年 3 月 31 日 退職(本所特任教授)瀬戸 心太 特任准教授 平成 25 年 3 月 31 日 辞職(長崎大学)中村晋一郎 特任助教 平成 25 年 4 月 1 日 着任(沖大幹研究室)村上 道夫 特任講師 平成 25 年 4 月 1 日 着任(沖大幹研究室)吉田 秀範 准教授 平成 25 年 4 月 1 日 着任(ITS センター)関本 義秀 准教授 平成 25 年 4 月 1 日 着任(本学空間情報科学研究センターより)桑野 玲子 教授 平成 25 年 7 月 16 日 昇任(准教授から)

【地震研究所】異動なし

【新領域創成科学研究科】 磯部 雅彦 教授 平成 25 年 3 月 31 日 定年により退職佐々木 淳 教授 平成 25 年 4 月 1 日 横浜国立大学より着任

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東大土木同窓会ホストファミリー活動のご報告

同窓会ホストファミリー担当 田島 芳満(平8)

 おかげさまで「同窓会ホストファミリー制度」も13年目を迎え、本年度も41名の同窓会会員の皆様にご登録(新規/継続の総数)いただき、長年ご協力いただいております小石川ロータリークラブの皆様と合わせて、合計41名の留学生がホストのご支援を得ながら勉学に励んでおります。 「同窓会ホストファミリー制度」は留学生をご自宅に住まわせるものではなく、生活習慣や文化の違いを乗り越えるためのアドバイザーとして、また土木分野の先輩として、メールや電話を通じて留学生にご連絡いただいたり、直接お会いしていただくものです。留学生はホストやそのご家族とのお付き合いを通じて、我が国への理解を深めるとともに、勉学に励む活力を得ています。以下のアンケートの集計結果の経年変化をご覧いただきますと、安定した交流活動を継続していただいていることがおわかりいただけると思います。 同窓会では、新入留学生の紹介とホストファミリー活動にご参加いただく皆様の相互交流を目的として、毎年秋にホストファミリーパーティを開催しております。昨年度も農学部のアブルボア

義しておられます。またさらに、「②、③の具体的対応策も含めて、事前にすべて意思決定されるのが、『設計』である。この場合、①、②、③の“安全性に対する”『信頼度』が同等であるべきことが最低条件だが、②、③に至るほど『信頼度』を高めておかねば『系』全体としての『信頼度』を保てない問題があることに注意すべきである。」と述べておられます。 これまでの当社の大規模地震対策は、被害の未然防止のための設備事前対策と、復旧用資機材の確保など発災後の早期復旧に資するような対策で構成されていましたが、力点が置かれていたのは、最大の被害を発生させる地震動等の外力を如何にして想定するか、また、その外力による災害の発生を如何にして防ぐかであり、松尾先生の「設計の概念」の一部を満たしているに過ぎなかったと思います。 東日本大震災後、地震や津波に対して、「電力会社」をいわばどのように「設計」するのか。松尾先生他有識者から助言を頂き、あらためて、当社の大規模地震対策の考え方を整理しました。特に、事前対策上の想定を超える事象が発生した場合に、どのような「発生中対策」や「事後対策」が必要になるのかについて、十分社内で議論する中でその理念を共有できたことは、その後の内閣府が公表した南海トラフの巨大地震(レベル2の地震・津波1))への対策・対応を検討する際にも生かされています。例えば、設備の重要度、復旧の優先度をより明確にし、減災の考え方も取り入れつつ、可能な範囲で被害を減じ、復旧を容易とするにはどうすればよいのかなど、従来の考え方を超える議論を行っています。 また、地域社会との協調についても、これまで以上に連携の必要性を感じています。大規模災害発生により様々な社会的機能が制約を受ける中で、ライフライン企業として、どの程度のサービスをどのように提供すべきかという課題に対しては、一企業だけで判断するべきことではなく、地域としっかり連携のとれた防災体制を構築していく中で、合意形成を図っていくべきであると考えます。 平成22年12月には、中部地域で産官学民が連携して地域防災力の向上を図ることを目的として、名古屋大学減災連携センターが、また、平成25年3月には東海4県の6大学が連携する「東海圏減災研究コンソーシアム」が設立されました。当社もこれらの機関と協調することによって、このような合意形成を図る場を積極的に活用していきたいと考えています。 今、防災・減災対策の推進において、土木部門の果たすべき役割や存在感がこれまで以上に増しています。その理由は、土木技術者が自然というファジーな事象と常に向き合い、理工学分野のみならず社会科学分野など多くの分野と密接に関係しているため、「想定外」の現象に対しても、それを含む全体系を俯瞰的に眺め、整理し、想定することができるからなのだと思います。有事に直面してこそ真価が問われます。リーダシップを十分に発揮し、今の厳しい局面を乗り越え、社会の期待に応えなくてはなりません。私もひとりの土木技術者として、微力ながら尽力して参る所存です。

1)  科学的知見に基づき、発生時期を予測することはできないが発生し得る最大クラスの地震・津波として、平成24年に内閣府が推計した。

■留学生に対するリクエスト• ちょっとしたことでも連絡をください• 時間が許せば、遠慮なくE-MAILで連絡して下さい• もう少し日本語がうまくなってほしい• もっとざっくばらんに会話してほしい• 自分の希望をもっと言ってもらいたい• 日本に関する興味や質問は大歓迎です■留学生からのリクエスト• Please keep in touch• Please contact more frequently■事務局へのリクエスト• 留学生は夫婦同伴の出席が望ましい• 留学生の方との住まいが近いとよい• 学生の何人か選択肢があると共通点を見出しやすい• ホストにもイベント等の情報を流してほしい• もっと学生とホストが全体で集まる機会がほしい• more activities!

ご連絡いただいている頻度

お会いいただいている場所

お会いいただいている頻度

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(2009年オープン)にて、ホストおよびご家族の皆様、留学生、教職員、スタッフにお集まりいただき、新入メンバーの紹介や相互交流、留学生からの歌の披露など、楽しいひと時を過ごさせていただきました。2013年度も11月15日にホストファミリーパーティを開催すべく、準備を進めております。また、 昨年に引き続き、ホストファミリー制度での活動や留学生の活動を紹介するニューズレター、“Host Family News”を2か月に1回程度のペースで発刊し、留学生とホストの皆様にお送りしております。 最後に、同窓会ホストファミリー制度の事務局担当を、小池俊雄教授(昭55)から田島へと2年間かけて引き継がせていただきました。小池教授には同窓会ホストファミリー制度の発足以来、ずっと同制度の運営にご尽力いただき、皆様のご協力のもと、活発で持続的なプログラムの発展に多大なるご貢献をいただきました。担当は変わりますが、これまで同様、同窓会員の赤池あゆこさん(平7)の協力を得ながら安定したホストファミリー制度の運営を継続していけるよう尽力します。今後とも同窓会ホストファミリー制度をご支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

同窓会ホストファミリー担当    田島芳満(平成8年卒) [email protected]    事務局 [email protected] tel:03-5841-6112 / fax:03-5841-8503

平成25年度 東大土木同窓会懇親会のお知らせ会 長 東 畑 郁 生副会長 水 野 明 久副会長 柴 崎 亮 介

 晩夏の候、会員各位におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。 さて、恒例となりました東大土木同窓会懇親会を、下記の予定で開催いたします。 なお、今年度は、学科・研究室の映像提供、現役学生のパフォーマンスに加え、リーフレット・スペースを設置いたします。活発な意見交換を目的に、各団体における先端土木技術の取り組み等を紹介したリーフレットを当日ご持参、配付して頂くことができます。 皆様には、お忙しいこととは存じますが、お誘い合わせの上ふるってご参集下さいますよう、ご案内申し上げます。

日 時 平成25年10月25日(金) 開 場  18:00 ~ 懇親会  18:30 ~ 20:30場 所 ホテル メトロポリタン エドモント (飯田橋駅・水道橋駅) 〒102-8130 東京都千代田区飯田橋三丁目10番8号 03-3237-1111(代表)会 費 昭和35年以前卒 6,000円 平成 9年以前卒 男性 8,000円, 女性7,000円 平成10年以降卒 男性 4,000円, 女性3,000円 学生・大学院生 2,000円(既に同窓会員になっている方) 同伴者 1,000円

※出欠につきましては、9月13日までに、同封の葉書(住所変更などの連絡と兼用) にてお知らせ下さい。※十分な数の駐車場がございませんので、車でのご来場はご遠慮ください。 【同窓会事務局 電話・FAX:03-5800-6916 e-mail :[email protected]

電車をご利用の場合・JR飯田橋駅東口より徒歩約5分・JR水道橋駅西口より徒歩約5分・地下鉄有楽町線/南北線 飯田橋駅A2出口より徒歩約5分・地下鉄東西線 飯田橋駅A5出口より徒歩約2分・地下鉄都営大江戸線 飯田橋駅出口より徒歩約7分・地下鉄都営三田線 水道橋駅A2出口より徒歩約8分

車でお越しの場合 ・首都高速5号池袋線 飯田橋出口または西神田出口より約3分・東京駅丸の内口よりタクシーで約15分・羽田空港よりタクシーで約40分

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同窓会事務局から

• 同窓会費口座自動振替ご登録の方には、お届けいただきました金融機関より9月27日(金)に自動引き落しをさせて頂きますので、よろしくお願い申し上げます。

• 郵便局から年会費3,000 円を納入されます方には、同封した振替用紙にて9月27日までにお納め下さいますよう、お願い申し上げます。

• 来年度から「口座自動振替」をご希望になられます場合には、振込用紙の通信欄に「来年度から口座自動振替を希望」とご記入いただくか、事務局までご一報頂ければ(随時)、自動振替利用申込書をお送りいたします。

• 本年度の会費をお納めいただいた方に、「東大土木同窓会・会員名簿2013-2014」を11 月下旬を目途にお送りいたします。

• 昨年度会費を二重支払(自動引き落しと郵便振り込み)された会員の皆様については、今年度は引き落しいたしませんのでご確認ください。また自動引き落し登録をされた会員の皆様には、郵便振込用紙に斜線が入っております。

• 同封の「名簿情報確認・変更届(ハガキ)および懇親会出欠連絡」のハガキは同窓会懇親会への出欠および名簿情報の訂正などをご確認の上、9月13日までにご返送ください。それ以降にハガキ到着の場合、会員名簿作成に間に合わない場合がございます。

• 昨年度より、オンライン名簿閲覧システムを導入しました。登録、利用方法などの情報については同窓会ホームページ(http://www.civil.t.u-tokyo.ac.jp/alumni/)にてご案内しています。

• 名簿情報確認・変更届に記載された情報の公開可否条件は、本年11月下旬発刊予定の名簿冊子とオンライン名簿の両者に適用されますので、ご留意ください。

• 昨年度名簿にて住所等が誤記されている会員につきまして、お心当たりの方がありましたら、事務局までご一報頂ければ幸いです。住所変更等のご連絡は、随時、FAX、メール([email protected])でも同窓会事務局にて受け付けております。

• 「東大土木同窓会・会員名簿2013-2014」に掲載する広告を募集しております。例年の広告主様には事務局より今年度も引き続き広告掲載をいただきたく、ご案内かたがたお願いを申し上げる予定ですが、新たに広告掲載をしていただける方がございましたら、事務局までご連絡をいただけますと幸いです。

• ウェブ名簿システムの導入により予算が切迫しています。オンライン名簿システムの利用登録、ならびに会費納付へのご協力を重ねてお願い申し上げます。

Annual PartyAlumni Association of the Department of Civil Engineering

the University of TokyoFriday, October 25th, 2013

President Ikuo TOHATAVice President  Akihisa MIZUNOVice President Ryosuke SHIBAZAKI

Dear Sir/Madam,

The alumni association of the Department of Civil Engineering at the University of Tokyowill hold the 2013 annual party on October 25th. We hope you will share and enjoy wonderful time with other members.

Date & Time : 18 : 30-20 : 30 on October 25th, 2013, Friday (Registration desk will open at 18:00)Place : Hotel Metropolitan Edmont ( 3-10-8 Iidabashi, Chiyoda-ku, Tokyo 102-8130, phone : 03-3237-1111)Fee : Graduate before 1960 : 6,000 yen Graduate before 1997 : 8,000 yen for gentlemen, 7,000 yen for ladies Graduate after 1998 : 4,000 yen for gentlemen, 3,000 yen for ladies Students(alumni only)2,000 yen Accompanying person : 1,000 yenPlease return the enclosed postcard to confi rm your participation by Sep. 13, 2012.

※ Please use public transportation services to access the venue. Car parking is not available.【Secretariat:Phone:03-5800-6916、Email:[email protected]

【Access】

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平成 25 年●月●日発行

発行責任者 東大土木同窓会事務局発   行 東大土木同窓会      〒 113 - 8656      東京都文京区本郷 7丁目 3番 1号      東京大学工学部社会基盤学科      TEL&FAX  03-5800-6916      振替口座 00160-8-196770 番      E-mail  [email protected]