user's manual dシリーズネスト ... - yokogawa.co.jp · user's manual...

76
User's Manual D シリーズネスト、信号変換器 ユーザーズマニュアル IM 77J05A00-01JA 3版 IM 77J05A00-01JA

Upload: vudung

Post on 28-Jul-2018

227 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

User'sManual D シリーズネスト、信号変換器

ユーザーズマニュアル

IM 77J05A00-01JA3 版

IM 77J05A00-01JA

iIM 77J05A00-01JA

3rd Edition : Apr. 20, 2011 (YK)All Rights Reserved, Copyright © 2008 Yokogawa Electric Corporation

はじめにこのたびは、JUXTA D シリーズ信号変換器、ネスト ( 以下D シリーズといいます ) をお買い上げいただきましてありがとうございます。このマニュアルは、D シリーズの設置、配線、および設定方法について説明したものです。ご使用前にこのマニュアルをよくお読みいただき、正しくお使いください。

■対象とする読者本書の内容は、計装制御機器の保守担当者、計装制御エンジニア、および運転監視業務担当者として実務経験のある方を対象にしています。

■ご注意● 本書の内容は、性能・機能の向上などにより、将来予

告なしに変更することがあります。● 本書の内容に関しては万全を期していますが、万一ご

不審の点や誤りなどお気づきのことがありましたら、お手数ですが、当社支社・支店・営業所までご連絡ください。

● 本書の内容の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止されています。

■商標● 本書で使用の当社製品名またはブランド名は、当社の

商標または登録商標です。● Microsoft、MS-DOS、Windows、Windows NT、および

Windows XP は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

● Adobe、Acrobat、および PostScript は、Adobe Systems Incorporated( アドビシステムズ社 ) の商標です。

● 本文中の各社の登録商標または商標には、TM、® マークは表示していません。

● 本書で使用の各社製品名は、各社の商標、または登録商標です。

本機器を安全にご使用いただくために本機器を正しく安全に使用していただくため、本機器の操作にあたってはここに記載されている安全のための注意事項を必ずお守りください。このマニュアルに記載されていない方法で使用すると、本機器によって提供されている保護が損なわれることがあります。なお、これらの注意に反したご使用により生じた障害については、当社は責任と保証を負いかねます。

■本書に対する注意・ 本書は、最終ユーザーまでお届けいただきますようお

願いいたします。また、本書は大切に保管していただきますようお願いいたします。

・ 本製品の操作は、本書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。

・ 本書は、本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり、お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません。

■本製品の保護・安全および改造に関する注意当該製品および本書には、安全に関する以下のようなシンボルマークを使用しています。

"取扱注意" (人体および機器を保護するために,マニュアルを参照する必要がある場所に付いています。)

保護接地端子

機能接地端子(保護接地端子として使用しないでください。)

交流

直流

OFF(電源)

ON(電源)

・ 当該製品および当該製品を組み込むシステムの保護・安全のため、当該製品を取り扱う際は、本書の安全に関する指示事項その他の注意事項に従ってください。なお、これらの指示事項に反する扱いをされた場合には、当該製品の保護機能が損なわれるなど、その機能が十分に発揮されない場合があり、この場合、当社は一切、製品の品質・性能・機能および安全性を保証いたしません。

・ 当該製品および当該製品で制御するシステムでの落雷防止装置や機器などの、当該製品や制御システムに対する保護・安全回路の設置、または当該製品や制御システムを使用するプロセス、ラインのフールプルーフ設計やフェールセーフ設計その他の保護・安全回路の設計および設置の場合は、お客様の判断で、適切に実施され、また当該製品以外の機器で実現するなど別途検討いただき、また用意するようお願いいたします。

・ 当該製品の部品や消耗品を交換する場合は、必ず当社の指定品を使用してください。

・ 当該製品は原子力および放射線関連機器、鉄道施設、航空機器、舶用機器、航空施設、医療機器などの人身に直接かかわるような状況下で使用されることを目的として設計、製造されたものではありません。人身に直接かかわる安全性を要求されるシステムに適用する場合には、お客様の責任において、当該製品以外の機器・装置をもって人身に対する安全性を確保するシステムの構築をお願いいたします。

・ 当該製品を改造することは固くお断りいたします。

ii IM 77J05A00-01JA

警 告

●電  源機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで、本機器の電源を入れてください。

●保護接地感電防止のため、本機器の電源を入れる前には、必ず保護接地を行ってください。

●保護接地の必要性本機器の内部または外部の保護接地線を切断したり、保護接地端子の結線を外したりしないでください。いずれの場合も本機器の保護動作が無効になり、危険な状態になります。

●保護機能の欠陥保護接地などの保護機能に欠陥があると思われるときは、本機器を動作させないでください。また本機器を動作させる前には、保護機能に欠陥がないか確認するようにしてください。

●ガス中での使用可燃性、爆発性のガスまたは蒸気のある場所では、本機器を動作させないでください。そのような環境下で本機器を使用することは大変危険です。腐食性ガス (H2S, SOx 等 ) 濃度の高い環境での長時間の使用は故障の原因になります。

●外部接続保護接地を確実に行ってから、測定対象や外部制御回路への接続を行ってください。

●保護構造の損傷本書に記載のない操作を行うと、本機器の保護構造が損なわれることがあります。

■本製品の免責・ 当社は、別途保証条項に定める場合を除き、当該製品

に関していかなる保証も行いません。・ 当該製品のご使用により、お客様または第三者が損害

を被った場合、あるいは当社の予測できない当該製品の欠陥などのため、お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

本体の取り扱い上の注意・ 清掃するときは、乾いた柔らかい布でから拭きしてく

ださい。清掃にベンジンやシンナーなどの有機溶剤を使用しないでください。変色や変形の原因になります。

・ 帯電したものを信号端子に近づけないでください。故障の原因になります。

・ 本体から煙が出ている、異臭がする、異音がするなどの異状が認められたときは、直ちに電源の供給をやめてください。異状が認められたときは、お買い求め先までご連絡ください。

このマニュアルで使用している記号

本機器で使用しているシンボルマークで、人体への危険や機器の損傷の恐れがあることを示すとともに、その内容についてユーザーズマニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマニュアルでは、その参照ページに目印として、 「警告」「注意」の用語といっしょに使用しています。

警 告

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う危険があるときに、その危険を避けるための注意事項が記載されています。

注 意

取り扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うか、または物的損害のみが発生する危険があるときに、それを避けるための注意事項が記載されています。

Note本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

関連する操作や説明の参照先をこのマークのあとに記述しています。

iiiIM 77J05A00-01JA

梱包内容の確認梱包箱を開けたら、ご使用前に以下のことを確認してください。万一、お届けした品の間違いや品不足、または外観に異常が認められる場合には、お買い求め先にご連絡ください。

銘板に記載されている形名、仕様コードで、ご注文どおりの品であることを確認してください。

・ JUXTA-D シリーズネストの形名、仕様コードは、1.1節を参照してください。銘板は、ネストの上側にあります。

・ JUXTA-D シリーズ信号変換器の形名、仕様コードは、2.1節を参照してください。銘板は、信号変換器前面扉の裏側にあります。

NO.( 計器番号 )お買い求め先にご連絡いただく際には、 この番号もご連絡ください。

付属品品不足や損傷のないことを確認してください。

・ D シリーズネストには、以下の付属品が付きます。(1) ネストタグナンバラベル:1 枚(2) 信号変換器タグナンバラベル:16 枚(3) ネスト取付金具:1 セット 取付ねじ (M3 さら小ねじ ):4 本(4) プレート:16 枚 取付ねじ (M3 ねじ ):32 本 付加仕様コード "/AS"( 信号変換器組み込み ) をご注文

された場合は、ネストの空きスロット分に対応した枚数が付属されます。( 空きスロットに取り付けてあります。)

NEST TAG NO.

(1) ネストタグナンバラベル (2) 信号変換器タグナンバラベル

(3) ネスト取付金具 (4) プレート

取付ねじ

取付ねじ

TAG NO.

TAG NO.

・ D シリーズ信号変換器には、以下の付属品が付きます。(1) 信号変換器タグナンバラベル:1 枚 信号変換器だけのご注文のときに付属されます。(2) レンジラベル:1 枚 レンジラベルは、以下の機種にだけ付属されます。( レ

ンジを変更した場合に使用します。) DH2、DM1、DT5、DR5、DRU、DS1、DP3、DQ0

TAG NO.

IN

メインラベルレンジラベル

タグナンバラベル貼り付け位置

貼り付け位置

iv IM 77J05A00-01JA

DシリーズのラインアップD シリーズは、DCS 対応の信号変換器と、信号変換器を収納する専用のネストで構成されます。

D シリーズネスト形名 品名

DCE 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 )

DCP 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 )

DME 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 )

DMP 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 )

D シリーズ信号変換器形名 品名

DH1 アイソレータ

DH2 アイソレータ ( フリーレンジ形 )

DH5 アイソレータ ( 開平演算形 )

DM1 アイソレータ (mV 入力フリーレンジ形 )

DC0 アイソレータ ( 出力用・電流入出力形 )

DC7 電流アイソレータ (HART 通信付 )

DA0 アイソレータ ( 出力用・電圧入力 / 電流出力形 )

DH0 アイソレータ ( 出力用・電圧入出力形 )

DT5 熱電対温度変換器 ( フリーレンジ形 )

DR5 測温抵抗体温度変換器 ( フリーレンジ形 )

DRU 極低温温度変換器

DS1 ポテンショメータ変換器 ( フリーレンジ形 )

DP1 パルス信号リピータ

DP3 パルス / アナログ変換器 ( フリーレンジ形 )

DQ0 アナログ / パルス変換器 ( フリーレンジ形 )

DA1 ディストリビュータ

DA5 ディストリビュータ ( 開平演算形 )

DA2 ディストリビュータ ( 通信機能付 )

DA7 ディストリビュータ (HART 通信付)

DG1 PT 信号変換器 ( 実効値演算形 )

DB1 CT 信号変換器 ( 実効値演算形 )

DD1 タコジェネ変換器

DF1 空 / 電変換器

DF0 電 / 空変換器

DSK 警報設定器

DX1 入出力スルーカード

DXT エクステンションカード

DSC2 通信インタフェースカード

説明上の注意事項本書では、当社製 DCS(CENTUM VP、CS3000、CS1000 など )と接続する場合を例として解説しています。本書に使用されている下記の製品は、当社製 DCS 関連の製品です。

形名 品名

AAV141/K4A00 アナログ入力モジュール (KS ケーブルアダプタ付 )

AAB141/K4A00 アナログ入力モジュール (KS ケーブルアダプタ付 )

AAB841/V4A00 アナログ入出力モジュール (VM2 互換アダプタ付 )

AAB842/V4A00 アナログ入出力モジュール (VM2 互換アダプタ付 )

AAB841/M4A00 アナログ入出力モジュール (MAC2 互換アダプタ付 )

AAB842/M4A00 アナログ入出力モジュール (MAC2 互換アダプタ付 )

AAV542/K4A00 アナログ出力モジュール (KS ケーブルアダプタ付 )

AAP149 パルス列入力モジュール (PM1 互換 )

AAP849 パルス列入力 / アナログ出力モジュール (PAC 互換 )

AMM12C 電圧入力マルチプレクサモジュール

AMC80 多点制御用アナログ入出力モジュール

VM1 多点アナログ入力カード

VM2 多点アナログ入出力カード

VM4 多点アナログ出力カード

PM1 多点パルス列入力カード

MAC2 多点制御用アナログ入出力カード

PAC 多点制御用パルス列入力 / アナログ出力カード

KS1 信号ケーブル

KS2 信号ケーブル

TE16 端子ブロック

関連資料信号変換器およびネストの仕様は、一般仕様書 (GS) を参照してください。ネスト形名 資料番号 形名 資料番号

DCE GS 77J05Y51-01 DME GS 77J05Y53-01

DCP GS 77J05Y52-01 DMP GS 77J05Y54-01

信号変換器

形名 資料番号 形名 資料番号

DH1 GS 77J05H01-01 DA1 GS 77J05A01-01

DH2 GS 77J05H02-01 DA5 GS 77J05A05-01

DH5 GS 77J05H05-01 DA2 GS 77J05A02-01

DM1 GS 77J05M01-01 DA7 GS 77J05A07-01

DC0 GS 77J05C10-01 DG1 GS 77J05G01-01

DC7 GS 77J05C17-01 DB1 GS 77J05B01-01

DA0 GS 77J05A10-01 DD1 GS 77J05D01-01

DH0 GS 77J05H10-01 DF1 GS 77J05F01-01

DT5 GS 77J05T05-01 DF0 GS 77J05F10-01

DR5 GS 77J05R05-01 DSK GS 77J05S21-01

DRU GS 77J05R11-01 DX1 GS 77J05X01-01

DS1 GS 77J05S01-01 DSC2 GS 77J05S31-01

DP1 GS 77J05P01-01

DP3 GS 77J05P03-01

DQ0 GS 77J05Q10-01

vIM 77J05A00-01JA

3

2

1

4

5

6

目次

はじめに ...................................................................................................................................................................................i本機器を安全にご使用いただくために ........................................................................................................................i本体の取り扱い上の注意 ..................................................................................................................................................iiこのマニュアルで使用している記号 ...........................................................................................................................ii梱包内容の確認 ...................................................................................................................................................................iiiD シリーズのラインアップ ............................................................................................................................................ iv説明上の注意事項 .............................................................................................................................................................. iv

第 1 章 ネスト1.1 ネストの形名および仕様コード ............................................................................................................... 1-11.2 ネストの外形寸法図 ...................................................................................................................................... 1-2

DCE 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 ) ......................................................................................................................... 1-2DCP 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 ) ..................................................................................................... 1-2DME 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 ) ............................................................................................................. 1-3DMP 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 ) .......................................................................................... 1-3

1.3 信号変換器の実装位置 .................................................................................................................................. 1-4DCE、DCP と AAV141/K4A00、AAB141/K4A00、AMM12C、VM1 を接続した場合 .................................... 1-5DCE、DCP と AAB841/V4A00、AAB842/V4A00、VM2 を接続した場合 .............................................................. 1-6DCE、DCP と AAV542/K4A00、VM4 を接続した場合 ..................................................................................................... 1-7DCE、DCP と AAP149、PM1 を接続した場合 ..................................................................................................................... 1-8DME、DMP と AAB841/M4A00、AAB842/M4A00、AMC80、MAC2 を接続した場合 ................................ 1-9DME、DMP と AAP849、PAC を接続した場合 ................................................................................................................. 1-10

第 2 章 信号変換器2.1 信号変換器の形名および仕様コード ...................................................................................................... 2-12.2 信号変換器の外形寸法図 ............................................................................................................................. 2-7

DF0、DF1 以外の信号変換器 .......................................................................................................................................................... 2-7DF0 電 / 空変換器 .................................................................................................................................................................................. 2-7DF1 空 / 電変換器 .................................................................................................................................................................................. 2-8DXT エクステンションカード ........................................................................................................................................................ 2-8DSC2 通信インタフェースカード ................................................................................................................................................ 2-8

2.3 信号変換器の端子配列と各部名称 ........................................................................................................... 2-9DH1、DA1、DA2 ................................................................................................................................................................................... 2-9DA0、DA7、DC7、DH0 .................................................................................................................................................................... 2-9DC0、DQ0、DX1 ................................................................................................................................................................................... 2-9DH2、DH5、DM1、DT5、DR5、DS1、DP3、DA5、DP1 ......................................................................................... 2-10DG1、DD1、DB1 ................................................................................................................................................................................ 2-10DF1 .............................................................................................................................................................................................................. 2-11DF0 .............................................................................................................................................................................................................. 2-11DRU ............................................................................................................................................................................................................. 2-12DSK .............................................................................................................................................................................................................. 2-12

第 3 章 設置、配線、配管3.1 設置 ...................................................................................................................................................................... 3-1

環境条件 ...................................................................................................................................................................................................... 3-1設置条件 ...................................................................................................................................................................................................... 3-2ネスト取付金具の取付方法 .............................................................................................................................................................. 3-3信号変換器の取り付けと取り外し............................................................................................................................................... 3-3

vi IM 77J05A00-01JA

目次

3.2 入出力の接続例と各部の名称 .................................................................................................................... 3-4DCE ネスト:AAV141/K4A00 との接続例 ............................................................................................................................... 3-4DCP ネスト:AAV542/K4A00 との接続例 ............................................................................................................................... 3-5DME ネスト:AAB841/M4A00 との接続例 ............................................................................................................................ 3-6DMP ネスト:AAB841/M4A00 との接続例 ............................................................................................................................ 3-7

3.3 フィールド側および電源、接地配線用の電線 .................................................................................... 3-83.4 フィールド側端子、変換器前面端子の配線、配管 ........................................................................... 3-9

RJC センサの取り付け (DT5*B 熱電対温度変換器 ) ............................................................................................................ 3-9DF0 電 / 空変換器を予備品としてネストへ実装するときの注意 .............................................................................. 3-9DCP (DCE) 入出力用ネストのフィールド側端子・変換器前面端子の配線、配管 ........................................ 3-10DMP(DME) 制御入出力用ネストのフィールド側端子・変換器前面端子の配線、配管 ............................ 3-11

3.5 空気配管 ...........................................................................................................................................................3-12配管スペース ......................................................................................................................................................................................... 3-12配管材料 ................................................................................................................................................................................................... 3-12供給空気配管方法 ............................................................................................................................................................................... 3-13供給空気システム ............................................................................................................................................................................... 3-14空気漏れチェックの注意事項 ...................................................................................................................................................... 3-15

第 4 章 運転準備4.1 電源投入前の確認事項 .................................................................................................................................. 4-1

電源電圧、供給空気圧、信号配線の確認 ............................................................................................................................... 4-1バーンアウト、レンジの確認 ......................................................................................................................................................... 4-1

4.2 静電気に対する注意事項 ............................................................................................................................. 4-24.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器 ............................................................................................. 4-3

DSC2 通信インタフェースカードの設定 ................................................................................................................................. 4-4DP1 パルス信号リピータの設定 ................................................................................................................................................... 4-5DP3 パルス / アナログ変換器の設定 .......................................................................................................................................... 4-7DSK 警報設定器の設定 ....................................................................................................................................................................... 4-8DX1 入出力スルーカードの設定 ................................................................................................................................................... 4-9DA7 ディストリビュータ (HART 通信付 ) の設定 ............................................................................................................... 4-9DC7 電流アイソレータ (HART 通信付 ) の設定.................................................................................................................. 4-10

第 5 章 保守5.1 校正用機器 ......................................................................................................................................................... 5-1

校正用機器 ................................................................................................................................................................................................. 5-1DXT エクステンションカード ........................................................................................................................................................ 5-2DSC2 通信インタフェースカード ................................................................................................................................................ 5-2

5.2 校正機器の接続................................................................................................................................................ 5-35.3 校正方法 ............................................................................................................................................................. 5-5

DM1、DT5、DR5、DRU、DS1 の校正 ...................................................................................................................................... 5-5DA1、DA2、DA5、DH1、DH2、DH5 の校正 ...................................................................................................................... 5-5DA7 の校正 ................................................................................................................................................................................................ 5-5DX1 の校正 ................................................................................................................................................................................................ 5-5DP1、DP3 の校正 .................................................................................................................................................................................. 5-6DC0、DC7、DA0、DH0 の校正 .................................................................................................................................................... 5-6DQ0 の校正................................................................................................................................................................................................ 5-6DG1、DD1、DB1 の校正 ................................................................................................................................................................... 5-6DF1 の校正 ................................................................................................................................................................................................. 5-7DF0 の校正 ................................................................................................................................................................................................. 5-7DSK の校正................................................................................................................................................................................................. 5-7

5.4 測定パラメータの変更 .................................................................................................................................. 5-8

viiIM 77J05A00-01JA

3

2

1

4

5

6

目次

第 6 章 JHT200 ハンディターミナル6.1 使用目的と特長................................................................................................................................................ 6-1

使用目的 ...................................................................................................................................................................................................... 6-1特長 ................................................................................................................................................................................................................ 6-1

6.2 JHT200 とネストの接続 ............................................................................................................................... 6-26.3 主なパラメータの説明 .................................................................................................................................. 6-3

ローカット (BO7: LOW CUT) ............................................................................................................................................................ 6-3入力ゼロ調整 (C04: ZERO ADJ、DS1*B は C06、DP3 は機能なし ) ......................................................................... 6-3入力スパン調整 (C05: SPAN ADJ、DS1*B は C07、DP3 には機能なし ) ............................................................... 6-3入力ゼロ調整 (C06: ZERO ADJ、DS1*B のみ ) ....................................................................................................................... 6-3入力スパン調整 (C07: SPAN ADJ、DS1*B のみ ) .................................................................................................................. 6-30% 出力調整 (C01: OUT 0%)............................................................................................................................................................. 6-4100% 出力調整 (C02: OUT 100%).................................................................................................................................................. 6-4RJC の ON/OFF (C08: RJC、DT5*B のみ ) .................................................................................................................................. 6-4ステータス (A03: STATUS) ................................................................................................................................................................ 6-4

6.4 パラメータ一覧................................................................................................................................................ 6-5DM1、DT5、DR5 のパラメータ .................................................................................................................................................... 6-5DS1、DA5、DH5 のパラメータ .................................................................................................................................................... 6-6DH2、DP3、DQ0 のパラメータ ................................................................................................................................................... 6-7DRU のパラメータ................................................................................................................................................................................. 6-8

ユーザーズマニュアル 改訂情報

Blank Page

1-1IM 77J05A00-01JA

ネスト

3

2

1

4

5

6

1.1 ネストの形名および仕様コード

形名 仕様コード 内容DCE 入出力用ネスト

DCP 入出力用ネスト ( 電 / 空混在形 )

DME 制御入出力用ネスト

DMP 制御入出力用ネスト ( 電 / 空混在形 )

供給電源 -3 24V DC ± 10%

通信機能 0 なし

2 あり (DSC2 カード付 )

スタイル *A スタイル A

付加仕様 /AS 信号変換器組み込み

DCE、DCP 入出力用ネスト DCE および DCP は、JIS/EIA 規格の 19 インチラックまたは壁面へ取り付けることが

できる信号変換器収納ネストです。・ D シリーズ信号変換器を 16 台、DSC2 通信インタフェースカードを 1 枚、実装で

きます。・ DCP は電 / 空変換器を実装できます。・ 以下は接続できる上位 DCS の入出力モジュールです。

CENTUM

VP/CS3000 CS3000/CS1000 XL/ μ XL/V

FIO モジュール RIO モジュール I/O カード

アナログ入力 AAV141/K4A00 AMM12C VM1アナログ入力 (HART 通信付 ) AAB141/K4A00アナログ入出力 AAB841/V4A00 VM2アナログ入出力 (HART 通信付 ) AAB842/V4A00アナログ出力 AAV542/K4A00 VM4パルス列入力 AAP149 PM1

DME、DMP 制御入出力用ネスト DME および DMP は、JIS/EIA 規格の 19 インチラックまたは壁面へ取り付けることが

できる信号変換器収納ネストです。・ D シリーズ信号変換器を 16 台、DSC2 通信インタフェースカードを 1 枚、実装で

きます。・ DMP は電 / 空変換器を実装できます。・ 上位 DCS 接続モジュールの 2 重化に対応するため、DCS 接続コネクタを 2 個装備

しています。・ SPBD 携帯用手動操作器 (*) 接続用コネクタを装備していますので、出力用信号変換

器のメンテナンスや交換時に操作出力をバックアップできます。 * SPBD は、DA7 には使用できません。

・ 以下は接続できる上位 DCS の入出力モジュールです。CENTUM

CS3000/CS1000 CS3000/CS1000 XL/ μ XL

FIO モジュール RIO モジュール I/O カードアナログ入出力 AAB841/M4A00 AMC80 MAC2アナログ入出力 (HART 通信付 ) AAB842/M4A00パルス列入力 / アナログ出力 AAP849 PAC

第 1章 ネスト

1-2 IM 77J05A00-01JA

1.2 ネストの外形寸法図

DCE 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 )単位:mm

57.1100

145

37.7 24.5

120482.664.6465

448.8

49.6

26.6電源、通信接続端子

通信インタフェースカード

CN1I/Oケーブルシールド処理用端子

CN2

12-Ø7.5×12.3

フィールド側入出力端子

DCP 入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 )単位:mm

57.1100

145

37.7 24.5

120482.664.6465

448.8

49.6

26.6

A

矢視A供給空気接続口

供給空気接続口

電源、通信接続端子

通信インタフェースカード

CN1I/Oケーブルシールド処理用端子

電/空変換器用 供給空気接続口

CN2

12-Ø7.5×12.3

フィールド側入出力端子

1-3IM 77J05A00-01JA

ネスト

3

2

1

4

5

6

DME 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電混在形 )単位:mm

57.1100

145

37.7 24.5

120482.664.6465

448.8

49.6

26.6電源、通信接続端子

通信インタフェースカード

CN1I/Oケーブルシールド処理用端子

フィールド側入出力端子 CN2

12-Ø7.5×12.3

DMP 制御入出力用ネスト ( 電気、空 / 電、電 / 空混在形 )単位:mm

+ -

57.1100

145

37.7 24.5

120482.664.6465

448.8

49.6

26.6

A

矢視A供給空気接続口

供給空気接続口

電源、通信接続端子

通信インタフェースカード

CN1I/Oケーブルシールド処理用端子

電/空変換器用 供給空気接続口

CN2

12-Ø7.5×12.3

フィールド側入出力端子

1.2 ネストの外形寸法図

1-4 IM 77J05A00-01JA

1.3 信号変換器の実装位置

ネストによって、接続先入出力モジュール ( 上位 DCS 側 ) が異なります。また、接続先入出力モジュールにより、実装可能な信号変換器および実装位置が異なります。

ネスト形名

接続先入出力モジュール 実装可能な信号変換器と実装位置

DCEDCP

AAV141/K4A00( 注 )

アナログ入力モジュール(KS ケーブルアダプタ付 )

1-5 ページ参照

AAB141/K4A00( 注 )

アナログ入力モジュール(KS ケーブルアダプタ付 )

AMM12C 電圧入力マルチプレクサモジュール

VM1 多点アナログ入力カード

AAB841/V4A00( 注 )

アナログ入出力モジュール(VM2 互換アダプタ付 )

1-6 ページ参照

AAB842/V4A00( 注 )

アナログ入出力モジュール(VM2 互換アダプタ付 )

VM2 多点アナログ入出力カード

AAV542/K4A00( 注 )

アナログ出力モジュール(KS ケーブルアダプタ付 )

1-7 ページ参照

VM4 多点アナログ出力カード

AAP149 パルス列入力モジュール (PM1 互換 ) 1-8 ページ参照

PM1 多点パルス列入力カード

DMEDMP

AAB841/M4A00 アナログ入出力モジュール ( 非絶縁 ) 1-9 ページ参照

AAB842/M4A00 アナログ入出力モジュール(MAC2 互換アダプタ付 )

AMC80 多点制御用アナログ入出力モジュール

MAC2 多点制御用アナログ入出力カード

AAP849 パルス列入力 / アナログ出力モジュール(PAC 互換 )

1-10 ページ参照

PAC 多点制御用パルス列入力 / アナログ出力カード

( 注 ) モジュールを 2 台使用した二重化には対応していません。

1-5IM 77J05A00-01JA

ネスト

3

2

1

4

5

6

DCE、DCP と AAV141/K4A00、AAB141/K4A00、AMM12C、VM1 を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DC7

DA0

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7 ( 注 1)

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0

DP1

DSK ( 注 2)

DX1

印は実装可能注 1 接続先入出力モジュールが、AAB141/K4A00 の場合のみ実装可能です。注 2 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装したスロッ

トは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。

1.3 信号変換器の実装位置

1-6 IM 77J05A00-01JA

DCE、DCP と AAB841/V4A00、AAB842/V4A00、VM2 を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DC7

DA0

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7 ( 注 1)

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 ( 注 2)

DP1

DSK ( 注 3)

DX1 ( 注 4)

印は実装可能注 1 接続先入出力モジュールが、AAB842/V4A00 の場合のみ実装可能です。注 2 DCP にのみ実装可能です。注 3 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装したスロッ

トは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。注 4 ネストスロット番号 9 ~ 16 には、DX1-21N*A および DX1-31N*A(250Ω 選択時 ) は、実装

できません。

1.3 信号変換器の実装位置

1-7IM 77J05A00-01JA

ネスト

3

2

1

4

5

6

DCE、DCP と AAV542/K4A00、VM4 を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DC7

DA0

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 ( 注 1)

DP1

DSK ( 注 2)

DX1 ( 注 3)

印は実装可能注 1 DCP にのみ実装可能です。注 2 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装

したスロットは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。注 3 DX1-21N*A および DX1-31N*A(250Ω 選択時 ) は、実装できません。

1.3 信号変換器の実装位置

1-8 IM 77J05A00-01JA

DCE、DCP と AAP149、PM1 を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DA0

DC7

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0

DP1

DSK ( 注 1)

DX1 ( 注 2)

印は実装可能注 1 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装したスロッ

トは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。注 2 DX1-21N*A および DX1-31N*A(250Ω 選択時 ) は、実装できません。

1.3 信号変換器の実装位置

1-9IM 77J05A00-01JA

ネスト

3

2

1

4

5

6

DME、DMP と AAB841/M4A00、AAB842/M4A00、AMC80、MAC2 を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DC7 ( 注 1)

DA0

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7 ( 注 1)

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 ( 注 2)

DP1

DSK ( 注 3)

DX1 ( 注 4)

印は実装可能注 1 接続先入出力モジュールが、AAB842/K4A00 の場合のみ実装可能です。注 2 DMP のみ実装可能です。注 3 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装したスロッ

トは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。注 4 ネストスロット番号の偶数には、DX1-21N*A および DX1-31N*A(250Ω 選択時 ) は、実装で

きません。

1.3 信号変換器の実装位置

1-10 IM 77J05A00-01JA

DME、DMP と AAP849、PAC を接続した場合

ネストスロット番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 記事信号変換器形名

DH1

DH2

DH5

DM1

DC0

DC7

DA0

DH0

DT5

DR5

DRU

DS1

DP3

DQ0

DA1

DA5

DA2

DA7

DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 ( 注 1)

DP1

DSK ( 注 2)

DX1 ( 注 3)

印は実装可能注 1 DMP にのみ実装可能です。注 2 DSK は、接続先入出力モジュールとコネクタ経由で接続できません。DSK を実装したスロッ

トは、コネクタ (CN1/CN2) を介して信号の授受はできません。注 3 ネストスロット番号の偶数には、DX1-21N*A および DX1-31N*A(250Ω 選択時 ) は、実装で

きません。

1.3 信号変換器の実装位置

2-1IM 77J05A00-01JA

信号変換器

3

2

1

4

5

6

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

アイソレータ アイソレータ ( フリーレンジ形 )

DH1-□6□*A形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC10~50mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGHZ

:::::::::

12345670

::::::::

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

DH2-□6□*B形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

-10~+10V DCスパン0.1V以上-2~+2V DCスパン10mV以上(特注) 電圧信号

0~50mA DCスパン1mA以上0~20mA DCスパン0.1mA以上(特注) 電流信号

A

B

Z

1

2

0

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

アイソレータ ( 開平演算形 ) アイソレータ (mV 入力フリーレンジ形 )

DH5-66□*B形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

1~5V DC6:

バーンアウト

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

UPDOWNOFF

UDN

:::

12345670

::::::::

直流電位差信号入力信号範囲:-100~+150mV DC(ただしスパン3mV以上)

1:

1~5V DC6:

形名

第2出力信号

第1出力信号

入力信号

供給電源 24V DC±10%

DM1-16□*B/B□

第 2章 信号変換器

2-2 IM 77J05A00-01JA

アイソレータ ( 出力用・電流入出力形 ) 電流アイソレータ (HART 通信付)

DC0-A□N*A形名

入力信号

出力信号

供給電源 24V DC±10%

4~20mA DC10~50mA DC

AH::

4~20mA DCA:

DC7-AAN形名

入力信号

出力信号

供給電源 24V DC±10%

4~20mA DCA:

4~20mA DCA:

アイソレータ ( 出力用・電圧入力 / 電流出力形 ) アイソレータ ( 出力用・電圧入出力形 )

形名

入力信号

出力信号

供給電源 24V DC±10%

4~20mA DC10~50mA DC(特注) 電流

AHZ

:::

1~5V DC6:

DA0-6□N*A形名

入力信号

出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC(特注) 電圧信号

1234560

:::::::

1~5V DC6:

DH0-6□N*A

熱電対温度変換器 ( フリーレンジ形 )

形名

入力信号

バーンアウト

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

JIS規格 熱電対(旧記号)

12345670

::::::::

1~5V DC6:

K(CA)T(CC)E(CRC)J(IC)R

12345

:::::

SB(RH)N(特注)その他

6780

::::

UPDOWNOFF

UDN

:::

DT5-□6□*B/B□

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

2-3IM 77J05A00-01JA

信号変換器

3

2

1

4

5

6

測温抵抗体温度変換器 ( フリーレンジ形 ) 極低温温度変換器

形名

入力信号

バーンアウト

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

JIS規格測温抵抗体

12345670

::::::::

UPDOWNOFF

UDN

:::

Pt100(IPTS-68:JIS’89)JPt100(JIS’89)Pt50 (JIS’81)Pt100 (ITS-90:JIS’97)(特注) その他の測温抵抗体

12340

:::::

1~5V DC6:

DR5-□6□*B/B□形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

バーンアウトUPDOWNOFF

UDN

:::

1~5V DC6:

1~5V DC6:

4線式極低温測温抵抗体(特注)その他の4線式

10::

供給電源 24V DC±10%

DRU-□66*A/B□

ポテンショメータ変換器 ( フリーレンジ形 ) パルス / アナログ変換器 ( フリーレンジ形 )

形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

全抵抗値(100Ω~2kΩ)の範囲(特注)全抵抗値が2kΩを超え30kΩ以下

10::

バーンアウトUPDOWNOFF

UDN

:::

DS1-□6□*B/B□形名

発信器供給電源

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

発信器電源(12V DC±10%)発信器電源(24V DC±10%)

12::

DP3-□6□*A

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

2-4 IM 77J05A00-01JA

アナログ / パルス変換器 ( フリーレンジ形 ) ディストリビュータ

形名

入力信号

供給電源 24V DC±10%

オープンコレクタ1:

4~20mA DC1~5V DC

A6::

出力信号

DQ0-□1N*A形名

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

4~20mA DC伝送器電源 25~28V DC

A:

1~5V DC6:

第2出力信号

第1出力信号

入力信号

DA1-A6□*A

ディストリビュータ ( 開平演算形 ) ディストリビュータ ( 通信機能付 )

形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

4~20mA DC伝送器電源 25.25±0.25V DC

A:

1~5V DC6:

DA5-A6□*B形名

入力信号

第1出力信号

供給電源 24V DC±10%

第2出力信号

4~20mA DC伝送器電源 25~28V DC

A:

1~5V DC6:

1~5V DC6:

DA2-A66*A

ディストリビュータ (HART 通信付 )

形名

入力信号

出力信号

供給電源 24V DC±10%

4~20mA DC伝送器電源 25.25±0.25V DC

A:

4~20mA DCA:

DA7-AAN

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

2-5IM 77J05A00-01JA

信号変換器

3

2

1

4

5

6

PT 信号変換器 ( 実効値演算形 ) CT 信号変換器 ( 実効値演算形 )

形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

0~110V AC0~150V AC(特注) 交流電圧信号

120

:::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

DG1-□6□*A形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

0~1A AC0~5A AC(特注) 交流電流信号

ABZ

:::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

DB1-□6□*A

タコジェネ変換器 空 / 電変換器

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

12345670

::::::::

形名

入力信号

供給電源 24V DC±10%

1:

6:第1出力信号

第2出力信号

DD1-16□*A

交流電圧信号

1~5V DC

形名

入力信号

第1出力信号

第2出力信号

供給電源 24V DC±10%

0~10mV DC0~100mV DC0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGZ

::::::::

12345670

::::::::

1~5V DC6:

34::20~100kPa19.6~98.1kPa

DF1-□6□*A

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

2-6 IM 77J05A00-01JA

2.1 信号変換器の形名および仕様コード

電 / 空変換器 パルス信号リピータ

DF0-□□N*A形名

4~20mA DC1~5V DC

A6::

34::

出力信号20~100kPa19.6~98.1kPa

供給電源 24V DC±10%

入力信号

DP1-□11*A形名

発信器供給電源

第1出力信号

供給電源 24V DC±10%

オープンコレクタ1:

オープンコレクタ1:

発信器電源(12V DC±10%)発信器電源(24V DC±10%)

12::

第2出力信号

警報設定器 入出力スルーカード

DSK-□11形名

入力信号

第1出力信号

4~20mA DC2~10mA DC1~5mA DC0~20mA DC0~16mA DC0~10mA DC0~1mA DC10~50mA DC(特注) 電流信号

ABCDEFGHZ

:::::::::

::::::

警報出力 (リレー接点)1:

警報出力 (リレー接点)1:第2出力信号

0~1V DC0~10V DC0~5V DC1~5V DC-10~+10V DC(特注) 電圧信号

345670

DX1-□1N*A形名

入力信号

入出力信号の直結1

入力抵抗250Ωなし入力抵抗250Ωあり入力抵抗250Ω有無切換スイッチ付

123

:::

第1出力信号

エクステンションカード 通信インタフェースカード

DXT*A形名

DSC2形名

2-7IM 77J05A00-01JA

信号変換器

3

2

1

4

5

6

2.2 信号変換器の外形寸法図

単位:mm

DF0、DF1 以外の信号変換器

12637.1

23.65

5

5

5

2-M3

102.7

130.669.4

DF0 電 / 空変換器

12637.1

23.65

5

5

5

2-M3

出力空気圧口

102.8130.6

69.4

2-8 IM 77J05A00-01JA

単位:mm

DF1 空 / 電変換器

12637.1

23.65

5

5

5

2-M3

入力空気圧口

102.8130.6

69.4

DXT エクステンションカード

248.7 22.6

93.1

73.1

CN1CN2

CN3

DSC2 通信インタフェースカード

BRNDSC

112.6 23.6

95

送信LED(TX)

受信LED(RX)

通信コネクタ

ネストアドレス設定スイッチ

1~Fは有効 0は無効

2.2 信号変換器の外形寸法図

2-9IM 77J05A00-01JA

信号変換器

2.3 信号変換器の端子配列と各部名称

DH1、DA1、DA2

端子スパン調整ボリューム

第 2出力用端子

ゼロ調整ボリューム

信号 接続

第2出力 M4×0.7ねじ第2出力

(+)

(-)

DA0、DA7、DC7、DH0

スパン調整ボリューム

ゼロ調整ボリューム

DC0、DQ0、DX1前面端子の入出力および調整ボリュームはありません。

3

2

1

4

5

6

2-10 IM 77J05A00-01JA

DH2、DH5、DM1、DT5、DR5、DS1、DP3、DA5、DP1

端子

第 2出力用端子

信号 接続

第2出力 M4×0.7ねじ第2出力

(+)

(-)

DG1、DD1、DB1

端子

スパン調整ボリューム

DG1、DD1 の端子配列

DB1 の端子配列

第 2出力用端子

ゼロ調整ボリューム

信号 接続

第2出力

入力

入力 M4×0.7ねじ

第2出力

(+)

(V)

(±)

(-)

端子 信号 接続

第2出力

入力

入力 M4×0.7ねじ

第2出力

(+)

(A)

(±)

(-)

入力用端子

注  意入力は、変換器前面の端子 、 に接続してください。間違ってネストのフィールド側端子に接続すると、ネストが発熱、焼損する危険があります。

2.3 信号変換器の端子配列と各部名称

2-11IM 77J05A00-01JA

信号変換器

DF1

端子

スパン調整ボリューム

第 2出力用端子

入力空気圧口

ゼロ調整ボリューム

信号 接続

第2出力 M4×0.7ねじ

Rc1/4

第2出力

入力

(+)

(-)

DF0

端子スパン調整ボリューム出力チェック用端子

ゼロ調整ボリューム

信号 接続

出力チェック用 M4×0.7ねじ

Rc1/4

出力チェック用

出力

(+)

(-)

出力空気圧口 出力チェック用端子①-②間には、出力空気圧信号に比例した 1-5V DC 信号が出力されます。( 精度±1%)

注  意ネストから DF0 を取り外す場合は、DF0 をネストから 15mm 程度抜いてから出力配管を外してください。15mm 程度抜くことで、ネストの自動シールバルブが機能し、空気漏れを防ぎます。

3

2

1

4

5

6

2.3 信号変換器の端子配列と各部名称

2-12 IM 77J05A00-01JA

DRU

端子

第 2出力用端子

信号 接続

入力

M4×0.7ねじ

入力

(A)

(B)

第2出力

第2出力

(+)

(-)

入力用端子

NoteDRU の入力配線は 4 線式のため、DRU の入力用端子 、 のほかに、ネストのフィールド側端子 A 、Cも使用します。

DSK

端子第 2警報設定ボリューム

警報出力端子

第 1警報設定ボリューム

信号 接続

第2警報出力M4×0.7ねじ

第2警報出力

第1警報出力

第1警報出力

(NO/NC)

(COM)

(NO/NC)

(COM)

2.3 信号変換器の端子配列と各部名称

3-1IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3

2

1

4

5

6

7

3.1 設置

DCE、DCP、DME、DMP ネストは、JIS/EIA 規格 19 インチラックへの横取り付けまたは壁面への横取り付けが可能です。各ネストは、次ページの設置条件で、キャビネットの片面あたり最大 5 台まで取り付けが可能です 。

環境条件(1) 周囲温度および周囲湿度 各機器の稼働中は、周囲の温度、湿度は下記の範囲としてください 。 0 ~ 50℃、5 ~ 90%RH( 結露しないこと )(2) 振動条件 機器設置場所の振動は 10 ~ 150Hz で 2m/s2( 約 0.2G) 以下におさえるように考慮して

ください。(3) 空気清浄度 室内塵埃量は、0.2mg/m3 以下であることが望まれます 。 また硫化水素、亜硫酸ガス、

塩素などの腐食性ガスや、鉄分、カーボンなどの導電性塵埃は特に少ないことが望まれます 。

第 3章 設置、配線、配管

3-2 IM 77J05A00-01JA

設置条件(1) 放熱を考慮して上下にスペースを確保してください 。

・ 下部に床板がある場合には、床板から 100mm 以上離してください 。・ パネル上部とは 100mm 以上離し、パネル上部には排気口がついた空冷用ファン

を付けてください 。・ ラック取付で、後に建屋壁面等がある場合は 60mm 以上離し、空気の流通を良く

してください 。(2) 前面および側面は、配線、配管および保守エリアとなりますので、充分なスペースを

取ってください 。(3) キャビネット ( 筐体 ) に収納する場合は、強制空冷を行って温度上昇を防いでください。(4) 発熱物の上には置かないでください。(5) ネストを上下方向に重ねて取り付ける場合には、下図のように上下に空間を設けてく

ださい。

ネストの設置方法

単位:mm

100以上

128以上

100以上

78以上

60以上

空冷用ファン(排気口付)

空冷用ファン(排気口付)

●19インチラック取付の場合 ●壁取付の場合

3.1 設置

3-3IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3

2

1

4

5

6

7

ネスト取付金具の取付方法下図のように、ネストの左右側面に 3 通りの取付位置を用意しています。ネストの設置場所に合わせて、任意の位置へ取り付けてください。

供給空気接続口 Rc3/8 (PT3/8 めねじ )

ネスト取付金具 26.6 12064.6

49.6

19 インチラック取付壁取付

19インチラック取付

取付ねじ(M3さら小ねじ )

Note供給空気接続口を 2 箇所使用する場合、ネスト取付金具は または のどちらかに取り付けてください。

信号変換器の取り付けと取り外し取り付け

1. 下図のように信号変換器のエッジをネストのガイドに合わせて挿入します。2. コネクタが確実に接続されるように押し込み、取付ねじ ( 上下 ) で固定します。

取り外し・ 取付ねじ ( 上下 ) を緩めて、手前に引き抜きます。

信号変換器

ガイド

取付ねじ(M3)

ガイド

コネクタ

3.1 設置

3-4 IM 77J05A00-01JA

3.2 入出力の接続例と各部の名称

DCE ネスト:AAV141/K4A00 との接続例

A C

B

CN1

CN2

記録計

記録計

KS2信号ケーブル

KS2信号ケーブル

上位DCS入出力機器FIOモジュールAAV141/K4A00

指示計

TE16端子ブロック

フィールド側端子

信号変換器 通信インタフェースカード

CN2コネクタは,入力用信号変換器の第2出力16点を記録計などに接続できます。

24V DC電源端子

接地端子RS-485通信端子

ABSG

第2出力第2出力

► 上図は、多点アナログ入力モジュールとの接続例です。ネストに実装できる信号変換器の関係については、本書の 1.3 節をご覧ください。

3-5IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3

2

1

4

5

6

7

DCP ネスト:AAV542/K4A00 との接続例

A C

B

CN1

CN2

KS2信号ケーブル

上位DCS入出力機器FIOモジュールAAV542/K4A00

フィールド側端子

信号変換器 通信インタフェースカード

24V DC電源端子

接地端子RS-485通信端子

ABSG

供給空気圧140kPa

► 上図は、多点アナログ出力モジュールとの接続例です。ネストに実装できる信号変換器の関係については、本書の 1.3 節をご覧ください。

KS2 ケーブル

43

16対シールド付ケーブル

t=15

80

<信号変換器ネスト側>40ピンコネクタ 40ピンコネクタ

<上位DCS入出力機器側>

アース端子

単位:mm

3.2 入出力の接続例と各部の名称

3-6 IM 77J05A00-01JA

DME ネスト:AAB841/M4A00 との接続例

A C

B + -

CN1

CN2

記録計

KS1信号ケーブル

SPBD携帯用手動操作器

上位DCS入出力機器FIOモジュールAAB841/M4A00

指示計

フィールド側端子

信号変換器

第2出力第2出力

通信インタフェースカード

24V DC電源端子

接地端子RS-485通信端子

ABSG

► 上図は、多点アナログ入出力モジュールとの接続例です。ネストに実装できる信号変換器の関係については、本書の 1.3 節をご覧ください。

3.2 入出力の接続例と各部の名称

3-7IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3

2

1

4

5

6

7

DMP ネスト:AAB841/M4A00 との接続例

+ -

A C

B + -

CN1

CN2

記録計

KS1信号ケーブル

SPBD携帯用手動操作器

上位DCS入出力機器FIOモジュールAAB841/M4A00

指示計

フィールド側端子

信号変換器

第2出力第2出力通信インタフェースカード

24V DC電源端子

接地端子RS-485通信端子

ABSG

供給空気圧140kPa

► 上図は、多点アナログ入出力モジュールとの接続例です。ネストに実装できる信号変換器の関係については、本書の 1.3 節をご覧ください。

KS1 ケーブル

43

20対シールド付ケーブル

t=15

80

<信号変換器ネスト側>40ピンコネクタ 40ピンコネクタ

単位:mm

<上位DCS入出力機器側>

アース端子

3.2 入出力の接続例と各部の名称

3-8 IM 77J05A00-01JA

3.3 フィールド側および電源、接地配線用の電線

配線用電線には、可とう性に優れたより線を使用し、端末には接触性がよく経年変化が少ない圧着端子 (JIS C 2805) の使用をお勧めします。

L

ØD1

A

ØD2

公称断面積 使用ねじ(mm)

øD1穴径(mm)

A端子径(mm)

L端子長さ

(mm)

øD2絶縁被覆

(mm)適応圧着端子例

( 注 )

0.75mm2

0.9mm2

1.25mm24 4.3 以上 8.7 以下 約 21 3.6 以下 AMP 170781-1

JST V1.25-4

2mm2 4 4.3 以上 8.7 以下 約 21 3.9 以下 AMP 170782-1JST V2-4

( 注 ) AMP:タイコ エレクトロニクス アンプ株式会社 JST:日本圧着端子製造株式会社

(1)信号配線用電線導体公称断面積:0.75 ~ 2mm2

適合電線例: ビニルコード (VSF)(JIS C 3306) より線

(2)電源配線用電線とDG1、DB1 の入力信号配線用電線導体公称断面積:0.75 ~ 2mm2

適合電線例: 600V ビニル絶縁電線 (IV)(JIS C 3307)電気機器用ビニル絶縁電線 (KIV)(JIS C 3316)

(3)接地配線用電線導体公称断面積:2mm2

適合電線例: 600V ビニル絶縁電線 (IV)(JIS C 3307)電気機器用ビニル絶縁電線 (KIV)(JIS C 3316)

3-9IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3.4 フィールド側端子、変換器前面端子の配線、配管

3-4 ~ 3-7 ページの接続例にフィールド側端子の配列を示します。フィールド側端子はM4 ねじです。また、ネストと上位 DCS 入出力機器とは専用ケーブルで接続します。3-10 ページは、DCP 入出力用ネストのフィールド側端子および変換器前面端子と、入出力信号の関係を示す一覧表です。DCE 入出力用ネストは、DF0(電 / 空変換器)を収納できないだけで、その他は DCP と同じです。3-11 ページは、制御入出力用ネスト DMP のフィールド側端子および変換器前面端子と、入出力信号の関係を示す一覧表です。DME 制御入出力用ネストは、DF0(電 / 空変換器)を収納できないだけで、その他は DMP と同じです。例えば DM1 の入力は、ネストのフィールド側端子 A に+、C に-を接続し、B には何も接続しないことを示します。

RJC センサの取り付け (DT5*B 熱電対温度変換器 )下図のように RJC センサの RJC 側をネストのフィールド側端子Cに接続し、もう一方をフィールド側端子 Bに接続します。

CN1

DT5*B

圧着端子側

RJC側

C

B

A

注  意● RJC センサは入力信号線と共締めしてください。入力信号線の圧着端子が RJC

センサの上に重なるように接続してください。● RJC センサのリード線に無理な力をかけると断線する恐れがありますので、取

り扱いに注意してください。● DT5*B は、旧スタイル (DT5*A) と RJC センサの構造が異なります。

DF0 電 / 空変換器を予備品としてネストへ実装するときの注意DF0 電 / 空変換器の入出力信号を接続しないで、予備品としてネスト (DCP または DMP)に実装するときは、DF0 電 / 空変換器の出荷時に付いている、空気圧出力口のシーリング用プラグ ( 白色 ) を付けたままにしてください ( 塵埃防止 )。なお、この状態で入力信号は与えないでください。シーリング用プラグを付けたまま入力信号を与えると無負荷状態になりハンチングを起こすことがあります。

3

2

1

4

5

6

7

3-10 IM 77J05A00-01JA

警  告感電の恐れがありますので、配線作業は供給する電源をオフにして、つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

DCP (DCE) 入出力用ネストのフィールド側端子・変換器前面端子の配線、配管ネストのフィールド側端子記号 変換器の前面端子記号A B C 1 2 3 4 AIR

+ -

+ -

++

+第2出力信号用

第2出力信号用

+第2出力信号用

+ -

+ -

第2出力信号用

第2出力信号用

使用禁止 使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止使用禁止

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2警報出力

+ -

+ -

+ -

第2出力信号用+ -

+ -

+ -第2出力信号用

出力信号チェック用

+ -

+ -

第1警報出力NO/NC COM NO/NC COM

+ -

--

+ -

電源

電源信号

IN

OUT

2線式伝送器用

BARD組み合わせのときにも使用+ -

電源不要の場合- +

A端子とC端子の配線抵抗を一致させること

A端子とB端子の配線抵抗を一致させること

ULN

V ±

V ±

A ±

u vV

Kk l

L

信号変換器

DM1

DT5*B

DR5

DRU

DS1

DP1 2線式(電圧接点)DP3 内部電源供給形2線式

内部電源供給形3線式DH1、DH2、DH5

DA1、DA2、DA5

DA7

DH0、DA0、DQ0DX1 (*1)DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 (DCPのみ使用可)

DSK

測温抵抗体

100% CENTER 0%

-RJC

・ 入出力ねじ端子:M4×0.7、入出力空気配管:Rc1/4めねじ、供給空気配管:Rc3/8めねじ・ 第2出力が直流電流信号の場合、「CN2」または「変換器前面端子」のいずれか一方のみ出力できます。(*1) 250Ω内蔵形は、出力用カード(偶数スロット)として使用できません。

注  意● DG1 PT 信号変換器、DB1 CT 信号変換器、DD1 タコジェネ変換器の入力信号は、

変換器の前面端子 と に接続してください。間違ってネストのフィールド側端子に接続すると、DCP および DCE ネストが発熱、焼損する危険があります。

● 上表で指示がない端子には、なにも接続しないでください。接続すると動作の保証はできません。

3.4 フィールド側入出力配線、変換器前面端子の配線、配管

3-11IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

警  告感電の恐れがありますので、配線作業は供給する電源をオフにして、つなぐケーブルに通電されていないことをテスタなどで確認してから作業を始めてください。

DMP(DME) 制御入出力用ネストのフィールド側端子・変換器前面端子の配線、配管ネストのフィールド側入力端子記号 変換器の前面端子記号A B C 1 2 3 4 AIR

+ -

+ -

++

+第2出力信号用

第2出力信号用

+第2出力信号用

+ -

+ -

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2出力信号用

第2警報出力

+ -

+ -

+ -

第2出力信号用+ -

+ -

+ -第2出力信号用

出力信号チェック用

+ -

+ -

第1警報出力NO/NC COM NO/NC COM

+ -

--

+ -

電源

電源信号

IN

OUT

2線式伝送器用

BARD組み合わせのときにも使用+ -

電源不要の場合- +

A端子とC端子の配線抵抗を一致させること

A端子とB端子の配線抵抗を一致させること

ULN

V ±

V ±

A ±

u vV

Kk l

L

・ 入出力ねじ端子:M4×0.7、入出力空気配管:Rc1/4めねじ、供給空気配管:Rc3/8めねじ・ 第2出力が直流電流信号の場合、「CN2」または「変換器前面端子」のいずれか一方のみ出力できます。(*1) 250Ω内蔵形は、出力用カード(偶数スロット)として使用できません。

信号変換器

DM1

DT5*B

DR5

DRU

DS1

DP1 2線式(電圧接点)DP3 内部電源供給形2線式

内部電源供給形3線式DH1、DH2、DH5

DA1、DA2、DA5

DA7

DC0、DC7DX1 (*1)DG1

DB1

DD1

DF1

DF0 (DMPのみ使用可)

DSK

測温抵抗体

+ -RJC

100% CENTER 0%

使用禁止 使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止

使用禁止使用禁止

注  意● DG1 PT 信号変換器、DB1 CT 信号変換器、DD1 タコジェネ変換器の入力信号は、

変換器の前面端子 と に接続してください。間違ってネストのフィールド側端子に接続すると、DMP および DME ネストが発熱、焼損する危険があります。

● 上表で指示がない端子には、なにも接続しないでください。接続すると動作の保証はできません。

3

2

1

4

5

6

7

3.4 フィールド側入出力配線、変換器前面端子の配線、配管線

3-12 IM 77J05A00-01JA

3.5 空気配管

配管スペース配管スペースは、下図のようにネストの変換器受け面から 110mm 以上確保することをお勧めします。

約110mm 変換器受け面

エアマニホールド

ハーフユニオン

配管材料適用

区分第 1 推奨 第 2 推奨ナイロン管 硬銅管

ハーフユニオン(ø6 × Rc1/4)

MH-1062 AH-1062

バルクヘッドユニオン(ø6 × ø6)

ME-4060 AE-4060

管材(ø6 × 4)

AX-1206( 黒 ) C1220T-1/2H(JIS 規格品 )

メーカー名:株式会社アオイ

変換器側変換器へ

配管側

ハーフユニオンフィールド機器より バルクヘッドユニオン

3-13IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

供給空気配管方法計装盤内での供給空気配管については、以下の方法を推奨します。(1)配管長 エアヘッダからネストの供給空気接続口までの配管長は 5m 以内としてください。(2)配管経 ( 内径 ) 配管経 ( 内径 ) は、8mm、9mm、または 10mm の管を使用してください。(3)供給空気接続口数 DCP または DMP 全体の最大空気消費量が 480NL/min を超える場合には、使用する

供給空気接続口を追加してください。追加する供給空気接続口は下図のように正面向かって左側面にあります。

・ 最大空気消費量 480NL/min( 目安として電 / 空変換器 8 台分 ) 以下の場合、供給空気接続口は 1 個所です。

・ 最大空気消費量 480NL/min( 目安として電 / 空変換器 8 台分 ) 超える場合、供給空気接続口は 2 個所です。

ただし、上記 (1)、(2) の条件を満足すること。

+ -

エアーセットよりエアーヘッダ

圧力計

供給空気接続口

供給空気接続口

供給空気配管 供給空気配管

供給空気接続口

DCP またはDMP

DCP または DMP

3

2

1

4

5

6

7

3.5 空気配管

3-14 IM 77J05A00-01JA

供給空気システム電 / 空変換器は、清浄な乾燥空気を必要としますので、コンプレッサ以降にアフタクーラ、フィルタ、およびエアドライヤなどを取り付け、水、油、その他の汚れが電 / 空変換器に入らないようにします。また使用端においても以下のような点に注意してください。(1)供給空気システムの例

供給空気

下り勾配10mm/m(1/100) 以上

圧力ゲージ

3方コックドレン排出弁 供給空気主管

供給空気導管

遮断弁

減圧弁

フィルタ

取り付け連数が多い場合は、上図のように 2 個の減圧弁を並列に使用することを推奨します。並列配置にしておくと、減圧弁の一方が一時的に詰まっても計器に障害を与えません。上図のように 3 方コックを使用すると、いずれか片方の供給空気システムを保守の際に分離できます。また通常は両方の供給空気システムを並列に使用して動作できます。計器への供給空気は、清浄な乾燥空気にするため、水抜きやフィルタを付けたり、配管に勾配 (1/100 以上 ) を設けたりなどの配慮をします。

(2)構成● 供給空気 清浄な乾燥空気を必要とします。アフタクーラ、フィルタ、エアドライヤなどに

より、水、油、その他の汚れを取り除いてください。● 供給空気主管 ( エアヘッダ ) 一連の計器に空気を供給する主管は、管内に入った湿気や油を排出できるように

少なくとも 10mm/m (1/100) の勾配を設けます。● 供給空気導管 計器に接続する導管は、湿気を防ぐため主管の上部から取り出します。やむを得

ない場合でも主管側部から取り出し、決して底部から取り出さないでください。供給空気導管には、個々の計器の取り外しができるように遮断弁を設けることを推奨します。

● フィルタ フィルタは、メインの供給空気システムで取りきれなかった湿気、油、その他の

汚れを取り除くものです。通常は毎日一度は底部にあるコックを開き、湿気、油などが多い場合にはドレン抜きの回数も増やしてください。

以上に記載した方法や装置は一例です。ほかにも、いろいろな方法、装置がありますので、プロセスに合った方法、装置を使用して、清浄な乾燥空気を計器に供給してください。

3.5 空気配管

3-15IM 77J05A00-01JA

設置、配線、配管

3

2

1

4

5

6

7

空気漏れチェックの注意事項空 / 電変換器の入力圧口、電 / 空変換器の出力圧口、DCP ネストの供給空気接続口、および DMP ネストの供給空気接続口に空気配管後、チェック液を使用して空気漏れをチェックする場合は、チェック液が変換器内部に流入しないように注意をしてください。空気漏れチェック液としては下記品を推奨します。水を使わないよう注意してください。

<空気漏れチェック推奨品>● モンジュ検知液 製造、販売: 株式会社加納商会● LIQUID LEAK DETECTOR "snoop" 製造: Nupro Company 販売: 杉本商事株式会社● ガス漏れ検知スプレー ギュポフレックス 製造、販売: 横河商事株式会社

3.5 空気配管

Blank Page

4-1IM 77J05A00-01JA

運転準備

3

2

1

4

5

6

4.1 電源投入前の確認事項

電源電圧、供給空気圧、信号配線の確認(1) 供給電源の定格 24V DC ± 10%(2) 供給空気圧の定格 140kPa ± 10%(3) 信号配線(4) 取り付け、周囲温度、周囲湿度、埃、振動以上を確認の上、電源を投入してください。電源投入後 5 分程度で所定の精度を満足します。

バーンアウト、レンジの確認バーンアウト ( アップ、ダウン、なし ) およびレンジは、ご注文時の指定に従って工場出荷時に設定してあります 。工場出荷時の設定が、ご注文時の仕様と合致しているかどうか、信号変換器の扉裏面についているラベルで確認してください。

第 4章 運転準備

4-2 IM 77J05A00-01JA

4.2 静電気に対する注意事項

信号変換器には、多くの半導体集積回路部品が使用されています。保守、設定変更などの目的で取り扱う際は、静電気障害に対して十分注意する必要があります 。 静電気障害防止のため下記のような点に注意してください 。

(1) 信号変換器を単品で保存したり、持ち運んだりする場合は、導電性袋または帯電防止袋の中に入れてください。( 当社から出荷する単品オーダの信号変換器は、導電性袋または帯電防止袋に入れて納入します。)

(2) 信号変換器をネストから抜き差しする場合は、1MΩ を介した接地線付のリストストラップを使用してください 。 リストストラップは、接地線近くの接地端子または筐体の塗装されていない部分 ( 接地されていること ) などに接続してください 。

リストストラップ

(3) 信号変換器を机上等に置いて作業する場合は、1MΩ を介して接地した導電性シートの上で行ってください。作業者は (2) 項と同様にリストストラップを着用して作業してください。また作業台の周りから、帯電しやすいプラスチック類は遠ざけてください。

導電性シート

信号変換器

リストストラップ

1MΩ

(4) リストストラップおよび導電性シートを用いない状態で信号変換器の部品面、パターン面、コネクタ、またはピン部品等を手で直接触れないでください。

4-3IM 77J05A00-01JA

運転準備

3

2

1

4

5

6

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

DSC2 通信インタフェースカード、DP1 パルス信号リピータ、DP3 パルス入力変換器、DA7 ディストリビュータ (HART 通信付 )、および DC7 電流アイソレータ (HART 通信付 ) は、スイッチまたは短絡ソケットで仕様の一部を設定します。それらの設定要素および設定方法を下表に示します 。 詳細は、4.4 ~ 4.10 ページをご覧ください。

設定要素のあるカードおよび信号変換器

設定要素 設定方法

DSC2通信インタフェースカード

ネストアドレス ロータリスイッチ

通信条件

上位通信プロトコル 短絡ソケットと設定ピン

DP1パルス信号リピータ

電流パルス用負荷抵抗 短絡ソケットと設定ピン

フィルタ

DP3パルス / アナログ変換器

伝送器電源電圧 短絡ソケットと設定ピン

電流パルス用負荷抵抗 設定スイッチ

フィルタ

DSK警報設定器 動作方向 動作方向スイッチ

出力接点 NO/NC ジャンパー JP5 および JP6

DX1入出力スルーカード 入力抵抗 250 Ωのあり / なし (ON/OFF)

短絡ソケットと設定ピン

DA7ディストリビュータ(HART 通信付 )

HART 通信の ON/OFF 設定 短絡ソケットと設定ピン

DC7電流アイソレータ(HART 通信付 )

HART 通信の ON/OFF 設定 短絡ソケットと設定ピン

4-4 IM 77J05A00-01JA

DSC2 通信インタフェースカードの設定下図を参照して設定してください。通信条件の設定は、上位通信プロトコルの設定が "DSC2 上位通信プロトコル " のときにだけ機能します。( 詳細は、DSC2 のマニュアルを参照してください。)

ネストアドレスの設定

ネストアドレス

0

123456789ABCDEF

0(工場出荷時)

123456789101112131415

通信条件の設定上位通信プロトコルの設定

BRAIN通信プロトコル

DSC2上位通信プロトコル(工場出荷時)

9600

96009600480048004800240024002400120012001200600600600-----

伝送速度(bps) パリティ

なし(工場出荷時)奇数偶数なし奇数偶数なし奇数偶数なし奇数偶数なし奇数偶数未定義

0

123456789ABCDEF

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-5IM 77J05A00-01JA

運転準備

3

2

1

4

5

6

DP1 パルス信号リピータの設定DP1 は、フィールドからの電圧パルス、電流パルス、または接点パルスを受信し、それを絶縁したトランジスタ接点パルスに変換するパルス信号リピータです 。

・ 負荷抵抗を内蔵しているため、各社の流量計から発信される電流パルスを受信できます。負荷抵抗値は、短絡ソケットと設定ピンの組み合わせで設定します。

・ フィルタの ON/OFF を設定できるため、リレー接点などチャタリングの多い信号を受信するときに有効です。フィルタの ON/OFF は、短絡ソケットと設定ピンで設定します。

発信器の種類に合わせて、4 通りの接続方法があります 。

発信器との接続 3 線式電源供給形発信器 この方式は電源を発信器に供給し、発信器の出力信号を電圧パルス信号として受信し

ます。

A

B

C

電源発信器

OFF OFF

DP1

2005101KFILTER

ON OFFすべてOFF に設定します。

2 線式電源供給形発信器との接続 この方式は電源を発信器に供給し、発信器の出力信号を電流パルス信号として受信し

ます。この電流信号を電流パルス用負荷抵抗 (200Ω、510Ω、1kΩ 選択可 ) で電圧レベルパルスに変え受信します 。

A

B

C

電源発信器

ON OFF

DP1

2005101KFILTER

ON OFF必要な抵抗値をONに設定します。(510Ωに設定した例 )

接点パルス発信器との接続 入力信号は、リレー接点、オープンコレクタ、どちらでも受信できます 。

A

B

C

電源発信器

または

発信器

OFF ON

DP1

2005101KFILTER

ON OFF

抵抗値はすべてOFF に設定し、フィルタはノイズを除去するときONに設定します。( フィルタをONに設定した例)

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-6 IM 77J05A00-01JA

電圧パルス発信器との接続

A

B

C

電源発信器

OFF OFF

DP1

2005101KFILTER

ON OFFすべてOFF に設定に設定します。

電流パルス用負荷抵抗の設定DP1 は、接続する発信器によって電流パルス用負荷抵抗の設定が必要です。短絡ソケットで設定ピン 2 本を短絡して設定します。工場出荷時は、すべて OFF に設定してあります。

入力フィルタの設定パルス入力が 100Hz 以下のドライ接点 ( メカニカルリレーなど ) で、チャタリングノイズがある場合 「ON」 にしてノイズを除去します 。 入力フィルタの ON/OFF は、設定ピンの最下段です 。 工場出荷時は、OFF に設定してあります。

設定方法Note

短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように注意してください 。

電流パルス用負荷抵抗の設定

ON OFF

FILTER1K510200

入力フィルタの設定

すべてOFFの状態(工場出荷時)

フィルタONの状態

ON OFF

FILTER1K510200

設定ピンと電流パルス用負荷抵抗との関係設定ピン 電流パルス用負荷抵抗

200 510 1K

OFF OFF ON 1k Ω

OFF ON OFF 510 Ω

OFF ON ON 338 Ω

ON OFF OFF 200 Ω

ON OFF ON 167 Ω

ON ON OFF 147 Ω

ON ON ON 126 Ω

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-7IM 77J05A00-01JA

運転準備

3

2

1

4

5

6

DP3 パルス / アナログ変換器の設定DP3 は、フィールドからのパルス信号を受信して、それを絶縁された直流電圧信号または直流電流信号に変換します。入力は、電圧パルス、電流パルス、無電圧接点信号、およびオープンコレクタ信号のどれでも受けることができます。

・ 発信器供給電源は、12V DC または 24V DC を短絡ソケットと設定ピンで設定できます。

DP1 と同じように、発信器の種類に合わせて 4 通りの接続方法があります。 ► 発信器別の接続方法:4-4、4-5 ページの「DP1 パルス信号リピータの設定」を参照

発信器供給電源電圧の設定発信器に供給する電源電圧を設定します。短絡ソケットで、12V DC または 24V DC を選択します。工場出荷時は、ご注文時の形名、仕様コードどおりに設定してあります。

電流パルス用負荷抵抗の設定DP3 は、接続する発信器によって、電流パルス用負荷抵抗を設定する必要があります。設定スイッチと電流パルス用負荷抵抗の対応を次ページに示します。工場出荷時は、すべて OFF に設定してあります。

入力フィルタの設定パルス入力が 100Hz 以下のドライ接点 ( メカニカルリレーなど ) で、チャタリングノイズがある場合 「ON」 にしてノイズを除去します 。 入力フィルタの ON/OFF スイッチは、設定スイッチの最上段です 。 工場出荷時は、OFF に設定してあります。

設定方法

Note短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように注意してください 。

発信器供給電源電圧の設定

電流パルス用負荷抵抗の設定入力フィルタの設定

12V に設定する場合J2

ON OFF

J1

24V

FILTER1K500200

12V

24V に設定する場合J2

J1

24V

12V

ON OFF

FILTER1K500200

すべてOFFの状態(工場出荷時)

フィルタONの状態

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-8 IM 77J05A00-01JA

設定スイッチと電流パルス用負荷抵抗との関係設定スイッチ 電流パルス用負荷抵抗

200 500 1K

ON OFF OFF 200 Ω

OFF ON OFF 500 Ω

OFF OFF ON 1k Ω

ON ON OFF 143 Ω

ON OFF ON 167 Ω

DSK 警報設定器の設定警報動作方向の設定第 1 警報、第 2 警報、それぞれの動作方向 (DIR/RVS) を SW1、SW2 で設定します。

出力接点 (NO/NC) の設定出力接点が非励磁のとき、a 接点 (NO) または b 接点 (NC) をジャンパ JP5( 第 1 警報 ) および JP6( 第 2 警報 ) で設定します。

設定方法

Note短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように注意してください 。

警報動作方向の設定

リレー動作方向の設定

SW1

JP5

NONCNONC

JP6

RVS

DIR

SW2 SW1: 第 1 警報SW2: 第 2 警報RVS: 逆動作DIR: 正動作

JP5: 第 1 警報JP6: 第 2 警報NO: a 接点NC: b 接点

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-9IM 77J05A00-01JA

運転準備

3

2

1

4

5

6

DX1 入出力スルーカードの設定DX1-31N*A は、入力抵抗 250 Ωのあり / なし (ON/OFF) を設定できます。短絡ソケットで設定ピン 2 本を短絡することで設定します。工場出荷時は、ON に設定してあります。

設定方法

Note短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように注意してください 。

入力抵抗 250Ωあり / なし (ON/OFF) の設定

250ΩがOFFの状態250ΩがONの状態

DA7 ディストリビュータ (HART 通信付 ) の設定DA7 は、HART 通信の ON/OFF を設定できます。短絡ソケットで設定ピン 2 本を短絡することで設定します。工場出荷時は、ON に設定してあります。

設定方法

Note・ 短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように

注意してください 。・ 下図のように、J110 と J10 は、同じ位置に短絡ソケットを設定してください。ほかの設定

では動作の保証はできません。・ スライドスイッチは、社内設定用です。工場出荷時のまま使用してください。

HART 通信 (ON/OFF) の設定

HART 通信 ON( 工場出荷時 )

HART 通信 OFF

ONJ110J110

J10

J10

J110

J10

OFF

ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

スライドスイッチ

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

4-10 IM 77J05A00-01JA

DC7 電流アイソレータ (HART 通信付 ) の設定DC7 は、HART 通信の ON/OFF を設定できます。短絡ソケットで設定ピン 2 本を短絡することで設定します。工場出荷時は、ON に設定してあります。

設定方法

Note短絡ソケットを抜き差しするときは、ピンセットなどを使用して、ピンを曲げないように注意してください 。

HART 通信 (ON/OFF) の設定

HART 通信 ON( 工場出荷時 )

HART 通信 OFF

ON

J110

J110 J110OFF

ON

OFF

4.3 設定要素のあるカードおよび信号変換器

5-1IM 77J05A00-01JA

保守

3

2

1

4

5

6

5.1 校正用機器

注  意● 通電中に信号変換器およびエクステンションカードの電子部品 ( プリント板 ) に

は手を触れないでください。● 通電中に信号変換器を抜き差しする場合は、静電気に注意してください (4.2 節

参照 )。● 校正作業の前に 10 ~ 15 分程度、通電 ( ウォームアップ ) してください。

校正用機器信号変換器の校正には下表に示す機器が必要です。校正機器 (1)校正機器 DM1

DH1DH2DH5

DT5 DR5 DRU DS1 DA1DA2DA5

DA7 DH0 DA0DC0DC7

DX1

デジタル電圧計

直流電圧電流発生器

6 ダイヤル可変抵抗器

標準抵抗器

校正機器 (2)校正機器 DP1 DP3 DQ0 DG1

DD1DB1 DF1 DF0 DSK

デジタル電圧計

直流電圧電流発生器

標準抵抗器

パルス発生器

パルスカウンタ

交流電圧電流発生器

デジタル圧力計

標準圧力発生器

直流電源

導通テスタ

マークは、必要な校正機器です。 上記機器には、以下の機器または相当品をご使用ください。

デジタル電圧計 : YOKOGAWA 7562 直流電圧電流発生器 : YOKOGAWA 76516 ダイヤル可変抵抗器 : YOKOGAWA 2793 01標準抵抗器 : YOKOGAWA 2792パルス発生器 : YOKOGAWA FG110 パルスカウンタ : YOKOGAWA TC110交流電圧電流発生器 : YOKOGAWA 2558 デジタル圧力計 : YOKOGAWA MT210標準圧力発生器 : YOKOGAWA MC100直流電源 : 5V DC導通テスタ : ( 警報リレー接点出力の導通確認用 )

第 5章 保守

5-2 IM 77J05A00-01JA

DXT エクステンションカードDXT エクステンションカードは、信号変換器の校正やチェックに使用するための中継板です。入出力端子や給電端子およびハンディターミナル接続コネクタを備えています。

(ネストの仕様で通信機能なしの場合に、ハンディターミナルを使ってマイコン搭載形信号変換器の校正に利用できます。)信号変換器を DXT に接続することでネストを使わずに信号変換器単体の校正ができます。また、DXT をネストに装着し、その上に信号変換器を接続することで、ループチェックや実装状態での校正ができます。

CN1信号変換器接続コネクタ

CN2ネスト取付用コネクタ

CN3JHT200 ハンディターミナル接続コネクタ

第 1出力端子( 出力用信号変換器の場合は入力端子 )

フィールド側端子

24V DC電源端子

NoteDA7 を DXT に接続して出力を確認する場合、以下の条件があります。

・ DXT をネストに装着しているとき、DA7 の出力は、制御システムの CRT 画面表示値で確認してください。DXT の第1出力端子 (TM11、TM12) では、DA7 の出力を確認できません。電圧計、電流計等の測定器を接続しないでください。

・ DXT をネストに装着していないとき、第 1 出力端子は下図のように接続してください。

第 1出力端子

TM12 TM11

標準抵抗250Ω

電流

デジタル電圧計

DSC2 通信インタフェースカードDSC2 は、DCE、DCP、DME、DMP の専用スロットに挿入して使用します。データ通信機能を備えた信号変換器と BRAIN 通信機能付き伝送器の通信データを上位システムに中継します。本器は、ロータリスイッチ (16 進 ) を前面に備えていますので、ネストアドレスを設定できます。また、JHT200 ハンディターミナルを接続できるコネクタ (5PIN)も備えているので、信号変換器または BRAIN 通信機能付き伝送器と通信できます。

5.1 校正用機器

5-3IM 77J05A00-01JA

保守

3

2

1

4

5

6

5.2 校正機器の接続

以下のように、校正する信号変換器が実装されたネストのフィールド側端子または DXTエクステンションカードのフィールド側端子を校正機器と接続してください。

(1) DM1、DH1、DH2、DH5

A C

B

直流電圧電流発生器

フィールド側端子

+ –

(2) DT5*B

A C

B

フィールド側端子

RJCセンサ

ネストのフィールド側端子で校正してください。

直流電圧電流発生器+ –

(3) DR5

A C

B

フィールド側端子

可変抵抗器

(注)配線抵抗を一致させてください。

(4) DRU

A C

B

フィールド側端子

1 2

変換器前面端子

可変抵抗器

(注)配線抵抗を一致させてください。

(5) DS1

A C

B

フィールド側端子

可変抵抗器

R1 A

B

CR2

(注)配線抵抗を一致させてください。

R1+R2の合計抵抗値は、全抵抗値と常に一致させます。

(6) DP1、DP3

A C

B

パルス発生器

フィールド側端子

(注) 変換器から電源を供給する場合、Bを使用します。2線式は、B電源、A信号、3線式は、B電源、Aは+、Cは-です。

+ –

5-4 IM 77J05A00-01JA

(7) DA1、DA2、DA5、DA7

A C

B

直流電圧電流発生器SINK 電流付

フィールド側端子

(注) DA1、DA2、DA5、DA7の内部電源を使用しない場合はC(+)、B(-)です。左図は、内部電源を使用して2線式伝送器と組み合わせたものです。

+ –

(8) DH0、DA0、DC0、DC7

A C

B

デジタル電圧計

標準抵抗250Ω

フィールド側端子

抵抗は、DA0、DC0、DC7 の場合に付加します。

+ –

(9) DSK

A C

B

直流電圧電流発生器

フィールド側端子

+ –

(10) DX1( 入力抵抗付 )

A C

B

直流電圧電流発生器

フィールド側端子

+ –

(11) DQ0

A C

B

パルスカウンタ

フィールド側端子

– +

(12) DG1、DD1

1 2

交流電圧電流発生器

変換器前面端子

+ –

(13) DB1

1 2

交流電圧電流発生器

変換器前面端子

+ –

(14) DF1

標準圧力発生器

変換器前面端子

(15) DF0

デジタル圧力計

変換器前面端子(注) DF0は、DXTカードを経由しないで、直接ネストに装着してください。

5.2 校正機器の接続

5-5IM 77J05A00-01JA

保守

3

2

1

4

5

6

5.3 校正方法

DM1、DT5、DR5、DRU、DS1 の校正測定レンジに従い、直流電圧電流発生器または可変抵抗器より、スパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます。DT5*B は、測定パラメータ (C08) で RJC をオフにしてから、熱起電力表より温度に相当する mV 信号を ( + )、 ( - ) 端子間に印加してください。(RJC は、校正終了後にオンに戻してください。)このとき、変換器の第 1 出力が 1V、2V、3V、4V、5V であり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面の表示値または DXT カードの出力端子で確認してください。また、第 2 出力値は第 1 出力値との差がスパンの ±0.2%以内であることを確認してください。第 1 出力信号が精度を満足しない場合、JHT200 ハンディターミナルで調整してください。( 第 2 出力も連動します。)

► JHT200 ハンディターミナルでの調整方法は、本書の「第 6 章 JHT200 ハンディターミナル」および JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください。

DA1、DA2、DA5、DH1、DH2、DH5 の校正直流電圧電流発生器よりスパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます。(DA5 と DH5 は、スパンの 0%、6.25%、25%、56.25%、100% に相当する入力信号を与えます。) このとき、変換器の第 1 出力が 1V、2V、3V、4V、5V であり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面表示値または DXTカードの出力端子で確認してください 。 また、第 2 出力値は、第 1 出力値との差がスパンの± 0.2% 以内であることを確認してください 。第 1 出力信号が精度を満足しない場合、DA1、DA2、DH1 は、前面のゼロ、スパン調整ボリュームで調整し、DA5、DH2、DH5 は、JHT200 ハンディターミナルで調整してください。( 第 2 出力も連動します。)

► JHT200 ハンディターミナルでの調整方法は、本書の「第 6 章 JHT200 ハンディターミナル」および JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください。

DA7 の校正直流電圧電流発生器よりスパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます。このとき、変換器の第 1 出力が 4mA、8mA、12mA、16mA、20mAであり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面表示値で確認してください 。 出力信号が精度を満足しない場合、前面のゼロ、スパン調整ボリュームで調整してください。

► 5-2 ページの「DXT エクステンションカード」を参照してください。

DX1 の校正直流電圧電流発生器よりスパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます。このとき、変換器の第 1 出力がスパンの 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを、制御システムの CRT 画面表示値または DXT カードの出力端子で確認してください 。( 調整機能はありません。)

5-6 IM 77J05A00-01JA

DP1、DP3 の校正DP1 に対しては、パルス発生器より任意周波数 (6kHz 以下 ) の矩形波パルスを与えます。その値を制御システムの CRT 画面表示値または DXT カードの端子で確認します 。DP3 に対しては、パルス発生器よりスパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する周波数の矩形波パルスを与えます 。 このとき、第 1 出力が 1V、2V、3V、4V、5V であり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面の表示または DXT カードの出力端子で確認してください 。 また、第 2 出力値は第 1 出力値との差がスパンの ±0.2% 以内であることをご確認ください 。第 1 出力信号が精度を満足しない場合、DP3 は、JHT200 ハンディターミナルで調整してください。( 第 2 出力も連動します。)(DP1 には調整機能がありません 。)

► JHT200 ハンディターミナルでの調整方法は、本書の「第 6 章 JHT200 ハンディターミナル」および JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください。

DC0、DC7、DA0、DH0 の校正制御システムの CRT 画面または DXT カードの端子より、スパンの 0%、25%、50%、75%、100%の信号を入力します 。 その時の出力がそれぞれ 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを確認してください 。

( 注 ) CRT 画面から 0%、100% を出力すると、データは 0% 以下または 100% 以上のふリきれとなります。校正する場合、1% または 99% の入力に対して、それに相当する出力を確認するようにしてください 。

DA0、DH0、DC7 は、出力信号が精度を満足しない場合、前面のゼロ ・ スパン調整ボリュームで調整してください 。(DC0 には調整機能がありません 。)

DQ0 の校正制御システムの CRT 画面または DXT カードの端子より、スパンの 0%、25%、50%、75%、100%の信号を入力します 。 そのときの出力周波数がスパンの 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを確認してください 。

( 注 ) CRT 画面から 0%、100% を出力すると、データは 0% 以下または 100% 以上のふリきれとなります。校正する場合、1% または 99% の入力に対して、それに相当する出力を確認するようにしてください 。

出力周波数が精度を満足しない場合、JHT200 ハンディターミナルで調整してください。 ► JHT200 ハンディターミナルでの調整方法は、本書の「第 6 章 JHT200 ハンディターミナル」お

よび JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください。

DG1、DD1、DB1 の校正交流電圧電流発生器よリスパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます 。 このとき変換器の第 1 出力が、スパンの 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面表示値または DXT カードの出力端子で確認してください 。 また第 2 出力値は、第 1 出力値との差がスパンの± 0.2% 以内であることを確認してください 。 第 1 出力信号が精度を満足しない場合は、前面のゼロ、スパン調整ボリュームで調整してください。( 第 2 出力も連動します。)

5.3 校正方法

5-7IM 77J05A00-01JA

保守

3

2

1

4

5

6

DF1 の校正標準圧力発生器より 0%、25%、50%、75%、100%に相当する入力信号を変換器に与えます。このとき、変換器の出力が 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを制御システムの CRT 画面の表示値または DXT カードの出力端子で確認してください 。 また第 2 出力値は、第 1 出力値との差がスパンの ±0.2% 以内であることを確認してください 。第 1 出力信号が精度を満足しない場合、前面のゼロ、スパン調整ボリュームで調整してください。( 第 2 出力も連動します。)

DF0 の校正制御システムの CRT 画面より、スパンの 0%、25%、50%、75%、100%に相当する信号を入力します 。 その時の出力空気圧が出力スパンの 0%、25%、50%、75%、100%であり、それぞれ精度定格範囲内であることを確認してください 。

( 注 ) CRT 画面から 0%、100% を出力すると、データは 0% 以下または 100% 以上のふリきれとなります。校正する場合、1% または 99% の入力に対して、それに相当する出力を確認するようにしてください 。

出力信号が精度定格を満足しない場合、前面のゼロ、スパン調整ボリュームで調整してください 。

注  意DF0 と空気圧測定機器につなげるチューブは、10m 以上の長さにしてください。

DSK の校正直流電圧電流発生器より、警報点に相当する入力信号を与え、設定ボリュームを回して出力リレーが動作する所に設定します 。 警報には動作方向 ( 正動作 DIR、逆動作 RVS) があります 。 正動作 (DIR) の場合は、設定ボリュームを下から上に上げてリレーが励磁される点に設定します 。 逆動作 (RVS) の場合は、上から下に設定ボリュームを下げていきリレーが励磁される点に設定します 。

5.3 校正方法

5-8 IM 77J05A00-01JA

5.4 測定パラメータの変更

適用信号変換器 信号変換器は、工場出荷時に指定通りの仕様に設定しています 。 この仕様を変更した

い場合、マイコン搭載形 ( フリーレンジ形 ) の信号変換器は、JHT200 ハンディターミナルを使って測定範囲、入力種類などの測定パラメータを変更できます 。

( 上位システム ( 当社製 DCS) 側のセンサパラメータ設定機能を使って設定することもできます。)

レンジを変更した場合、5.2 節と 5.3 節に従い校正してください。またラベルを更新し、変更後のレンジを記入してください 。

以下は測定パラメータの設定が可能な信号変換器です。

形名 品名

DH2 アイソレータ ( フリーレンジ形 ) ( ※ 1)

DH5 アイソレータ ( 開平演算形 )

DM1 アイソレータ (mV 入力フリーレンジ形 )

DT5 熱電対温度変換器 ( フリーレンジ形 )

DR5 測温抵抗体温度変換器 ( フリーレンジ形 )

DRU 極低温温度変換器 ( ※ 1)

DS1 ポテンショメータ変換器 ( フリーレンジ形)

DP3 パルス / アナログ変換器(フリーレンジ形 )

DQ0 アナログ / パルス変換器 ( ※ 1)

DA5 ディストリビュータ ( 開平演算形 )

DA2 ディストリビュータ ( 通信機能付 ) ( ※ 2)

※ 1 DH2、DRU、DQ0 は、JHT200 ハンディターミナルでのみ、測定パラメータの変更ができます。センサパラメータ設定機能では、DH2、DRU、DQ0 の測定パラメータの変更はできません。

※ 2 DA2 は、自身の測定パラメータを設定するのではなく、BRAIN 通信付きの伝送器のパラメータを設定できます。

JHT200 との接続方法 信号変換器は DXT エクステンションカードを介してネストに差し込みます。 DXT エクステンションカードには、ハンディターミナル接続用のコネクタがあり、そ

こにハンディターミナルの 5 ピンコネクタ付きケーブルを接続します。 DSC2 通信インタフェースカードにも接続用コネクタがあり、ここからも信号変換器

および BRAIN 通信機能付き伝送器の測定パラメータを設定できます。 ► JHT200 との接続方法:「6.2 JHT200 との接続」を参照

測定パラメータの設定方法 測定パラメータの設定操作については、第 6 章 JHT200 ハンディターミナルを参照し

てください 。 ただし、ハンディターミナルの機能の内、次の項目は信号変換器には適用できません。

(1) 診断メニューの呼び出し (DIAG キー )(2) データの一括読み出し (UPLD キー )(3) データの一括設定 (DNLD キー )

6-1IM 77J05A00-01JA

JHT200

ハンディーターミナル

3

2

1

4

5

6

6.1 使用目的と特長

使用目的JHT200 ハンディターミナルは、信号変換器と組み合わせ、相互通信により 「 タグナンバ、レンジ、バーンアウトなど、各機器の動作に必要なパラメータの設定、変更、表示 」、「入力値、出力値、自己診断結果などのモニタ 」 および 「 ゼロ調整、スパン調整 」 などを行うターミナルです。

特長(1) オンラインでモニタ可能 通信時にも信号変換器の入出力信号に影響を与えません。(2) 高い操作性 階層構造のメニュー方式を採用していますので、操作手順を覚える必要がありません。(3) 豊富な診断、保護機能

・ 不具合内容が表示される診断機能・ 電池電圧低下アラーム機能・ 自動パワーオフ機能・ パスワード

第 6章 JHT200ハンディターミナル

6-2 IM 77J05A00-01JA

6.2 JHT200 とネストの接続

JHT200 ハンディターミナルと D シリーズネスト (DCE、DCP、DME、DMP) との接続を下図に示します。接続には、DXT エクステンションカードを使うか、または DSC2 通信インタフェースカードを使います。DCS2 通信インタフェースカードを使用する場合は、通信する SC カードのスロット番号を指定する必要があります。スロット番号は左から 1、2、3、・・・、15、16 です。

► スロット番号の指定方法は、JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください 。

JHT200ハンディターミナル

DXTエクステンションカード

信号変換器

6-3IM 77J05A00-01JA

JHT200

ハンディーターミナル

3

2

1

4

5

6

6.3 主なパラメータの説明

設定変更や入出力調整の詳細は、JHT200 ハンディターミナル取扱説明書 (IM JF81-02) を参照してください。

► 各製品のパラメータは「6.4 パラメータ一覧」を参照してください。

ローカット (BO7: LOW CUT)DA5、DH5、DP3、DQ0 のみの機能です。

(1) DA5、DH5 の低入力カット点は、0.3% ~ 100% の間で設定できます。低入力カット点以下は、入力に対してリニアな信号を出力します。ご注文時に指定のない場合は 0.6% に設定しています。ヒステリシスは 0.2% 固定です。

(2) DP3 の低入力カット点は、0.01Hz ~ F100Hz( 入力レンジの 100%) の間で設定できます。低入力カット点以下は 0Hz になります。ご注文時に指定のない場合は、0.01Hzに設定されています。

(3) DQ0 の低出力カット点は、0.0001Hz ~ F100Hz( 出力レンジの 100%) の間で設定できます。低出力カット点以下は 0Hz になります。ご注文時に指定のない場合は、0.0001Hz に設定されています。

入力ゼロ調整 (C04: ZERO ADJ、DS1*B は C06、DP3 は機能なし )入力 A/D 変換部に対するゼロ調整ができます。客先でのレンジ変更に対して精度維持ができ、センサ誤差を吸収できます。

入力スパン調整 (C05: SPAN ADJ、DS1*B は C07、DP3 には機能なし )入力 A/D 変換部に対するスパン調整ができます。客先でのレンジ変更に対して精度維持ができ、センサ誤差を吸収できます。

入力ゼロ調整 (C06: ZERO ADJ、DS1*B のみ )このパラメータで調整することにより、入力レンジの 0% 設定値 ( パラメータ [B10: ZERO]) が自動的に更新されます。客先でのレンジ変更に対して精度維持ができ、センサ誤差を吸収できます。調整手順は、[C04: ZERO ADJ] とは異なりますので、以下の手順で調整してください。(1) 実際に使用するポテンショメータの全抵抗値を [B08: RESIST] に設定します。(2) そのポテンショメータから、入力 0% の抵抗値を DS1*B に与えます。(3) パラメータ [C06: ZERO ADJ] を表示した状態で "ENTER" を 2 回押します。

・ 入力ゼロ調整が完了し、パラメータ [B10: ZERO] の設定値が更新されます。

入力スパン調整 (C07: SPAN ADJ、DS1*B のみ )このパラメータで調整することにより、入力レンジの 100% 設定値 ( パラメータ [B11: SPAN]) が自動的に更新されます。客先でのレンジ変更に対して精度維持ができ、センサ誤差を吸収できます。調整手順は、[C05: SPAN ADJ] とは異なりますので、以下の手順で調整してください。(1) 実際に使用するポテンショメータの全抵抗値を [B08: RESIST] に設定します。(2) そのポテンショメータから、入力 100% の抵抗値を DS1*B に与えます。(3) パラメータ [C07: SPAN ADJ] を表示した状態で "ENTER" を 2 回押します。

・ 入力スパン調整が完了し、パラメータ [B11: SPAN] の設定値が更新されます。

6-4 IM 77J05A00-01JA

0% 出力調整 (C01: OUT 0%)0% 出力値の誤差を以下の手順で調整します。(1) このパラメータで 0% を設定し "ENTER" を 2 回押すと、入力値に関係なく出力レン

ジの 0% に相当する値が出力されます。(2) 出力値のずれ分に対して逆極性の数値 (%) を設定 (*1) して、"ENTER" を 2 回押します。

*1 プラス側にずれている場合は、ずれ分に相当するマイナスの値を、マイナス側にずれている場合は、ずれ分に相当するプラスの値を設定します。

出力が 0% になるように調整します。

100% 出力調整 (C02: OUT 100%)100% 出力値の誤差を調整します。調整手順は [C01: OUT 0%] と同じです。0% を100% に読み替えて調整してください。

RJC の ON/OFF (C08: RJC、DT5*B のみ )このパラメータで "OFF" に設定すると、RJC( 基準接点補償 ) 機能を停止することができます。DT5*B を校正するときは "OFF" にします。Note

RJC を "OFF" に設定しても、DT5*B の電源を切り、再び電源を投入すると "ON" になります。

ステータス (A03: STATUS)自己診断結果項目 (03:SELF CHK) で "ERROR" が表示されたとき、ステータス項目 (A03:STATUS) にエラー内容が 16 進表示します。

7 6 5 4 3 2 1 0

未定義

EEPROMサムチェックエラー履歴

LOW CUT 状態

出力振り切れ

未定義

WDTオーバーフロー

停電履歴

未定義

A/D エラー履歴

EEPROMサムチェックエラー履歴または EEP エラー履歴

LOW CUT 状態

入力振り切れ

未定義

未定義

停電履歴またはWDTオーバーフロー履歴

RJC エラー

スタイル A:STATUS のビット割付

スタイル B:STATUS のビット割付7 6 5 4 3 2 1 0

6.3 主なパラメータの説明

6-5IM 77J05A00-01JA

JHT200

ハンディーターミナル

3

2

1

4

5

6

6.4 パラメータ一覧

DM1、DT5、DR5 のパラメータ番号 項目 名称表示 信号変換器別データ表示01 形名 MODEL DM1*B DT5*B DR5*B

02 タグナンバ TAG NO. 英数 16 文字

03 自己診断結果 SELF CHK GOOD または ERROR

A00 表示項目 DISPLAYA01 入力値 INPUT □□□ . □□ mV □□□□ . □ degC (*3) □□□ . □ degC (*3)

A02 出力値 OUPUT □□□ . □%

A03 ステータス STATUS FF(16 進 2 桁 )

A04 Rev No. REV NO. n.nnn (n:Rev No.)

B00 設定項目 SETB01 タグナンバ 1 TAG NO.1 英数 8 文字 ( タグナンバ前半 8 文字 )

B02 タグナンバ 2 TAG NO.2 英数 8 文字 ( タグナンバ後半 8 文字 )

B03 コメント 1 COMMENT1 英数 8 文字 ( コメント前半 8 文字 )

B04 コメント 2 COMMENT2 英数 8 文字 ( コメント後半 8 文字 )

B05 DR5 入力タイプ TYPE PT/JPT/PT100-90/PT50(*4)

B06 DT5 入力タイプ TYPE B/E/J/K/T/R/S/N

B09 温度単位 UNIT degC/K

B10 ゼロ ZERO □□□ . □□ mV □□□□ . □ degC (*3)

B11 スパン (*1) SPAN □□□ . □□ mV □□□□ . □ degC (*3)

B12 バーンアウト BURN OUT OFF/UP/DOWN

C00 調整項目 ADJUSTC01 0%出力調整 OUT0% ± 10.00%

C02 100%出力調整 OUT100% ± 10.00%

C03 配線抵抗補正 (*2) WIRING R EXECUTE/RESET EXECUTE/RESET

C04 入力ゼロ調整 ZERO ADJ □□□ . □□□ mVRST/INC/DEC

□□□ . □□□ mVRST/INC/DEC

□□□ . □□□ΩRST/INC/DEC

C05 入力スパン調整 SPAN ADJ □□□ . □□□ mVRST/INC/DEC

□□□ . □□□ mVRST/INC/DEC

□□□ . □□□ΩRST/INC/DEC

C08 RJC オン / オフ RJC ON/OFF (*5)

*1 測定可能なデータは、一般仕様書 (GS) に記載されている範囲です。

*2 配線抵抗補正とは、外部導線抵抗値が大きい場合に発生する誤差を補正する機能です。(BARD 安全保持器と組み合わせる場合には必ず補正してください。)

*3 表示される温度単位は、パラメータ B09:UNIT で設定した温度単位です。

*4 PT=Pt100 (IPTS-68:JIS'89)、JPT=JPt100 (JIS'89)、PT100-90=Pt100 (ITS-90:JIS'97)、PT50=Pt50 (JIS'81)

*5 RJC は OFF を設定しても変換器の電源を切り、再び電源を投入すると ON になります。

6-6 IM 77J05A00-01JA

DS1、DA5、DH5 のパラメータ番号 項目 名称表示 信号変換器別データ表示01 形名 MODEL DS1*B DA5*B DH5*B

02 タグナンバ TAG NO. 英数 16 文字

03 自己診断結果 SELF CHK GOOD または ERROR

A00 表示項目 DISPLAYA01 入力値 INPUT □□□□□ . □ OHM □□□ . □ % □□□ . □ %

A02 出力値 OUPUT □□□ . □%

A03 ステータス STATUS FF(16 進 2 桁 )

A04 Rev No. REV NO. n.nnn (n:Rev No.)

B00 設定項目 SETB01 タグナンバ 1 TAG NO.1 英数 8 文字 ( タグナンバ前半 8 文字 )

B02 タグナンバ 2 TAG NO.2 英数 8 文字 ( タグナンバ後半 8 文字 )

B03 コメント 1 COMMENT1 英数 8 文字 ( コメント前半 8 文字 )

B04 コメント 2 COMMENT2 英数 8 文字 ( コメント後半 8 文字 )

B07 ローカット LOW CUT 0.3 ~ 100%

B08 全抵抗値 RESIST □□□□□ . □ OHM(*2)

B10 ゼロ ZERO □□□□□ . □ OHM

B11 スパン (*1) SPAN □□□□□ . □ OHM

B12 バーンアウト BURN OUT OFF/UP/DOWN

C00 調整項目 ADJUSTC01 0%出力調整 OUT0% ± 10.00%

C02 100%出力調整 OUT100% ± 10.00%

C04 入力ゼロ調整 ZERO ADJ □□□ . □□□ %RST/INC/DEC

C05 入力スパン調整 SPAN ADJ □□□ . □□□ %RST/INC/DEC

C06 入力ゼロ調整 ZERO ADJ □□□ . □□□ OHM

C07 入力スパン調整 SPAN ADJ □□□ . □□□ OHM

*1 測定可能なデータは、一般仕様書 (GS) に記載されている範囲です。

*2 標準仕様は、100 ~ 2000 Ωです。特注仕様で 30kΩ まで可能です。

6.4 パラメータ一覧

6-7IM 77J05A00-01JA

JHT200

ハンディーターミナル

3

2

1

4

5

6

DH2、DP3、DQ0 のパラメータ番号 項目 名称表示 信号変換器別データ表示01 形名 MODEL DH2*B DP3*A DQ0*A

02 タグナンバ TAG NO. 英数 16 文字

03 自己診断結果 SELF CHK GOOD または ERROR

A00 表示項目 DISPLAYA01 入力値 INPUT □□□ . □ V (*2) □ . □□□□□ Hz □□□ . □ %

A02 出力値 OUPUT □□□ . □ % □□□ . □% □ . □□□□□ Hz

A03 ステータス STATUS FF(16 進 2 桁 )

A04 Rev No. REV NO. n.nnn (n:Rev No.)

B00 設定項目 SETB01 タグナンバ 1 TAG NO.1 英数 8 文字 ( タグナンバ前半 8 文字 )

B02 タグナンバ 2 TAG NO.2 英数 8 文字 ( タグナンバ後半 8 文字 )

B03 コメント 1 COMMENT1 英数 8 文字 ( コメント前半 8 文字 )

B04 コメント 2 COMMENT2 英数 8 文字 ( コメント後半 8 文字 )

B07 ローカット LOW CUT □ . □□□□□ Hz □ . □□□□□ Hz

B10 ゼロ ZERO □□□ . □ V (*2) □ . □□□□□ Hz

B11 スパン (*1) SPAN □□□ . □ V (*2) □ . □□□□□ Hz

B15 出力レンジゼロ OUT ZERO □ . □□□□□ Hz

B16 出力レンジスパン OUT SPAN □ . □□□□□ Hz

B17 パルス幅 P.W.TYPE 50% / ON / OFF

B18 パルス幅固定時間 P.W.TIME □□□ . □ ms

C00 調整項目 ADJUSTC01 0%出力調整 OUT0% ± 10.00% ± 10.00%

C02 100%出力調整 OUT100% ± 10.00% ± 10.00%

C04 入力ゼロ調整 ZERO ADJ □□□ . □□□ VRST/INC/DEC

□□□ . □□□ %RST/INC/DEC

C05 入力スパン調整 SPAN ADJ □□□ . □□□ VRST/INC/DEC

□□□ . □□□ %RST/INC/DEC

*1 測定可能なデータは、一般仕様書 (GS) に記載されている範囲です。

*2 表示される単位 (V、mV、mA) は、入力仕様コードにより異なります。

6.4 パラメータ一覧

6-8 IM 77J05A00-01JA

6.4 パラメータ一覧

DRU のパラメータ番号 項目 名称表示 信号変換器別データ表示

01 形名 MODEL DRU*A

02 タグナンバ TAG NO. 英数 16 文字

03 自己診断結果 SELF CHK GOOD または ERROR

A00 表示項目 DISPLAYA01 入力値 INPUT □□□□ . □ degC (*2)

A02 出力値 OUPUT □□□ . □%

A03 ステータス STATUS FF(16 進 2 桁 )

A04 Rev No. REV NO. n.nnn (n:Rev No.)

B00 設定項目 SETB01 タグナンバ 1 TAG NO.1 英数 8 文字 ( タグナンバ前半 8 文字 )

B02 タグナンバ 2 TAG NO.2 英数 8 文字 ( タグナンバ後半 8 文字 )

B03 コメント 1 COMMENT1 英数 8 文字 ( コメント前半 8 文字 )

B04 コメント 2 COMMENT2 英数 8 文字 ( コメント後半 8 文字 )

B05 入力タイプ TYPE J263*B

B09 温度単位 UNIT degC/K

B10 ゼロ ZERO □□□□ . □ degC (*2)

B11 スパン (*1) SPAN □□□□ . □ degC (*2)

B12 バーンアウト BURN OUT OFF/UP/DOWN

C00 調整項目 ADJUSTC01 0%出力調整 OUT0% ± 10.00%

C02 100%出力調整 OUT100% ± 10.00%

C04 入力ゼロ調整 ZERO ADJ □□□ . □□□ΩRST/INC/DEC

C05 入力スパン調整 SPAN ADJ □□□ . □□□ΩRST/INC/DEC

*1 測定可能なデータは、一般仕様書 (GS) に記載されている範囲です。

*2 表示される温度単位は、パラメータ B09:UNIT で設定した温度単位です。

ユーザーズマニュアル 改訂情報資料名称 : D シリーズ ネスト、信号変換器 ユーザーズマニュアル

資料番号 : IM 77J05A00-01JA

2008年 1月/初版新規発行

2010年 10月/2版DA7、DC7 を追加

2011年 4月/3版誤記修正

■ 著作者 横河電機株式会社■ 発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32

Blank Page

本 社関 西 支 社東 北 支 店千 葉 支 店豊 田 支 店中 部 支 店北 陸 支 店中 国 支 店水 島 支 店九 州 支 店北 九 州 支 店

0422-52-555506-6341-1330022-243-44410436-61-13880565-33-1611052-684-2000076-258-7010082-568-7411086-434-0133092-272-0111093-521-7234

〒180-8750 〒530-0001〒982-0032〒299-0111〒471-0027〒456-0053〒920-0177〒732-0043〒710-0826〒812-0037〒802-0003

東 京 都 武 蔵 野 市 中 町 2 - 9 - 3 2大阪府大阪市北区梅田2-4 -9(ブリーゼタワー21F)仙 台 市 太 白 区 富 沢 1 - 9 - 7千 葉 県 市 原 市 姉 崎 8 6 7豊田市喜多町2-160(コモ・スクエア・ウエスト7F)名 古 屋 市 熱 田 区 一 番 3 - 5 - 1 9金沢市北陽台2 - 3(金沢テクノパーク内)広 島 県 広 島 市 東 区 東 山 町 4 - 1岡 山 県 倉 敷 市 老 松 町 3 - 7 - 1 0福岡市博多区御供所町3-21(大博通りビジネスセンター7F)北九州市小倉北区米町2-2-1(新小倉ビル6F)

本 社 0422-52-0439 〒180-8750 東 京 都 武 蔵 野 市 中 町 2 - 9 - 3 2

北 海 道 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 北 サ ー ビ ス セ ン タ ー鹿 島 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 部 サ ー ビ ス セ ン タ ー東 関 東 サ ー ビ ス セ ンタ ー東 京 サ ー ビ ス セ ン タ ー新 潟 サ ー ビ ス セ ン タ ー北 陸 サ ー ビ ス セ ン タ ー静 岡 サ ー ビ ス セ ン タ ー

0144-72-8833022-743-57510299-93-3791048-620-14140436-61-2381044-266-0106025-241-2161076-293-12200545-51-7138

中 部 サ ー ビ ス セ ン タ ー四 日 市 サ ー ビ ス セ ン タ ー京 滋 サ ー ビ ス セ ン タ ー関 西 サ ー ビ ス セ ン タ ー姫 路 サ ー ビ ス セ ン タ ー岡 山 サ ー ビ ス セ ン タ ー中 国 サ ー ビ ス セ ン タ ー四 国 サ ー ビ ス セ ン タ ー九 州 サ ー ビ ス セ ン タ ー

052-684-2020059-351-8187077-521-1191072-224-2221079-224-6006086-434-01500834-21-32000897-33-1717093-551-0443

Aug '10

Printed in Korea