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Page 1: We Are The World - 日仏文化学院パリ日本人学校—¥(火)JAL環境講座「そらいく」 日本航空の松並機長による講話を小学部 の5年生と6年生が聴きました。高度1万

明るく 仲よく たくましく ~「心のふるさと」となるあなたを大切にする学校~...

日仏文化学院パリ日本人学校 平成23年度 学校だより 第5号

We Are The World平成23年7月20日(水)発行 【文責:永沢】

日本からは猛暑のニュースが聞こえてき

ます。ドイツからも熱いニュースが届きま

した。女子サッカーW杯で、勝ち上がって

きたなでしこジャパン、世界ランキング 1位の強敵アメリカに勝って宿願の世界一に

なりました。決勝戦では相手に攻められな

がらも必死に守り抜き、リードされても最

後まで諦めないで遂には追いつき、そして

PK戦の末、金メダルを勝ち取りました。

快挙です。日本国中に勇気と感動を与えた

なでしこジャパン、試合後のFW丸山選手

のコメントです。

「みんなで一つになって優勝した大会です。

震災以来、日本が苦しい状態なんですけど、

復興に立ち上がる人たちを見てわたしたちも

力にな りました 。日本が一つになって勝ち取

った勝利だと思います。」

第 1 学期が終了しました。明日から夏休みです。日本へ帰る子どももいます。暑さ

に負けないように、元気に夏休みを過ごし

てください。

◎平和に感謝し、日本の復興を願う死者・行方不明者2万人超の被害をもた

らした東日本大震災の日から 4 ヶ月以上が経過しました。多くの人々が避難生活を余

儀なくされている中で、復興は必ずしも迅

速ではありません。猛暑の中でも、原発事

故による電力供給不足のため、我慢を強い

られています。それでも今、日本中が一丸

となって震災復興を目指して頑張っていま

す。今学期が始まったときに、私は児童生

徒に次のようなお話をしました。

…日本が大震災と原発事故に見舞われ、大

変な状況の中、みなさんは一体何をしたらい

いのでしょう。

今 、皆 さんができ るこ とは 、学校で一生懸

命勉強して、立派な大人になって、日本のた

めに役立つ人間になることです。

皆さんは、大きな被害を受けた日本の人た

ちの希望です。…

子ども達は 5 月に入って生徒会や児童会の役員を中心に、被災者のために募金活動

を行いました。2000ユーロ以上の寄付

が集まりました。また、 6 月からは、UNESCOキャンペーン「絆 メッセージ・

フロム・ザ・ワールド」にも参加しました。

海外に住む子どもから、被災地の子どもた

ちへ激励のメッセージを送ろうという運動

です。一人一人の思いがこもったポストカ

ードは、まもなく開催される仙台の七夕祭

りでも飾られるそうです。

第1学期を振り返ります。運動会をはじ

め沢山の行事は、一つ一つの小さな努力の

積み重ねによって大成功でした。そしてど

んな行事があっても、日頃の授業をおろそ

かにしてはいけない、そういう気持ちをも

って、毎日の学習に取り組みました。日々

の営みは本当に小さなもので、進歩は目に

は見えません。ですが今学期を振り返って

みると、一人ひとりの子どもたちは、学習

面はもちろん、心も体も大きく成長しまし

た。小事を大切にすることが大事を為すと

いうことを学んだ第1学期でした。

明日から夏休みです。かつて日本が行っ

た戦争のことを考える8月です。

6日 広島に原子爆弾投下

9日 長崎に原子爆弾投下

15日 終戦

それから66年目の夏です。今、こうし

て、平和に生きていることに感謝し、自分

の命があることに感謝し、精一杯有意義な

夏休みを過ごしてほしいと思います。そし

て、第2学期には一回り成長した姿を見た

いと思います。

平和に感謝し、日本の復興を祈ります。

Page 2: We Are The World - 日仏文化学院パリ日本人学校—¥(火)JAL環境講座「そらいく」 日本航空の松並機長による講話を小学部 の5年生と6年生が聴きました。高度1万

◎7月の行事から

~聴く力が人を伸ばす~話す力、読む力、書く力、そして聴く力。

..

それぞれの人がもつ言葉を操る力は、個々

の人間力といっても過言ではないと思いま

す。中でも、「聴」という字は、「耳」と

「目」と「心」という漢字から成ります。

聴くという能力こそ、最も大切な能力では

ないかと考えます。人の話をどんどん吸収

できることは、自分自身の器を広げること、

本校の子どもたちの素晴らしさは、この力

が十分に備わっていることです。

12日(火)JAL環境講座「そらいく」

日本航空の松並機長による講話を小学部

の5年生と6年生が聴きました。高度1万

メートルから見ると、北極やグリーンラン

ドの氷が溶けていることが分かります。地

球環境を守るために今私たちができる小さ

なことも教わりました。機長さんのお話を

夢中で聴きながら 、素直に感情を表現でき

る子どもたちの姿に、機長さんは大変喜ん

でくれました。日本各地で講演を行ってい

る機長さんですが、パリ日本人学校の子ど

もたちは格別だったようです。

13日(水)中学部職業講話

正しい職業観や勤労観を身につけるため

のキャリア教育の一環としての職業講話、

今年度はパリ国際大学都市日本館で生活し

ている若い人たちのお話を聴くことができ

ました。

はじめに本校理事でもある寺尾館長より

施設の説明や、館内に展示されている藤田

嗣治による絵画の説明を受けました。その

後、開発途上国の社会開発を学ぶために留

学されている天内沙知子氏、HIVウィル

ス研究を進めるためにフランスの研究機関

に勤務している柴田潤子氏、文化庁から新

進芸術家海外派遣研修員として派遣されフ

ランスでダンサーとして活動している高杉

あかね氏から、自らの若い頃の体験談を交

えながら現在に至るまで、そして将来の展

望も含めた貴重なお話をいただきました。

これから日本や世界を背負っていく新進の

研究者や芸術家のお話に、中学生たちは、

熱心にメモをとりながら、集中して聴く姿

勢が素晴らしいと思いました。

◎校内が掲示により素敵に!7月になって、0階から1階にかけて、

校内に素敵な掲示がされました。

○ 国連子供環境ポスター展示

この度、ニコンフランスのご好意により、

パリ日本文化会館に展示されていた第19回

国連子供環境ポスター原画コンテストの入

賞作品が、本校に展示されました。このコ

ンテストには「生き物たちが支えあう豊か

な自然環境を守ろう」をテーマに、全世界

95カ国6歳から14歳まで約59万点の応募が

ありました。この中

から入賞61点が選ば

れたそうですが、そ

のうち上位入賞作品

15点が本校に展示さ

れました。

○ 小学部の七夕

7月に入ると、0階の多目的ホールに小

学部の各学年が作成した七夕が飾られまし

た。一人ひとりの思いのこもった短冊、ど

うかみんなの夢が叶いますように。

・おかしのくににいけますように(小1)

・F1レーサーになれますように(小2)

・ 生 き物はかせになっ

て いろんな こ と を調べた

い (小3)

・宇宙飛行士になれま

すように(小4)

・家族が健康でいられ

ますように(小5)

・ 中 学受験に受か り ます

よ うに(小6)

◎8月~9月始めの主な行事予定30日(火) 中学部学習教室

編入学説明会

31日(水) 中学部学習教室

1日(木) 始業式、一斉下校指導

2日(金) 中学部実力テスト

9日(金) 秋の遠足(小学部 ・中学部)

伊藤奈々子講師退職

昭和59年よりフランス語担当として永

年勤務した伊藤奈々子講師が、今学期をも

ちまして定年退職となりました。保護者の

皆さまや関係の方々に、これまで大変お世

話になりましたことを厚く御礼申し上げま

す。

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