2007年度 入門ゼミ...

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2007年度 入門ゼミ 文書によるコミュニケーション 1回目 5282回目 6043回目 611担当者:鈴木良弥 http://ir.cs.yamanashi.ac.jp/~ysuzuki/nyumon/index.html

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2007年度 入門ゼミ文書によるコミュニケーション

1回目 5月28日

2回目 6月04日

3回目 6月11日

担当者:鈴木良弥

http://ir.cs.yamanashi.ac.jp/~ysuzuki/nyumon/index.html

来週の入門ゼミ

T1-12に全員集合

レポートの提出

T07KF019-T07KF036 と T06以前の学生 は実験室に移動

講義の予定実験レポートの節 (表紙) (目次) 実験の概要 動作原理 実験条件 実験手順 実験結果 考察 感想 参考文献

5月28日

6月04日

6月11日

先々週,先週の講義に対する質問

表紙

目次

実験の概要

実験原理

実験条件

実験手順

実験結果

実験結果 グラフ

グラフを載せることによってどんな主張をしたいのか どのような変化を見せたいか

どのようなグラフにしたら見やすいか 棒グラフ(縦,横) 折れ線グラフ 円グラフ 散布図

直線を引く?,曲線を引く?,線は引かない?

キャプションは「図3 ....」のように書く(図の下)

グラフの種類の選択

◎◎○散布図

◎三角グラフ

○○◎レーダーチャート

◎△折れ線グラフ

○◎○面グラフ

◎○円グラフ

○◎○帯グラフ

△△○○◎棒グラフ

◎単位グラフ・面積グラフ

相関分布推移内訳比較目的

グラフ表現

レポート・プレゼンに強くなるグラフの表現術 山本義郎著 講談社現代新書 p.42

◎:適している○:最適ではないが場合によっては好ましい表現△:別の印象を与える可能性はあるが目的に対して使える表現

グラフの例同じデータでも違った印象

0.0

0.5

1.0

1.5

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0

質量 (kg)

周期

(s)

0.6

0.7

0.8

0.9

1.0

1.1

1.2

0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0

質量 (kg)

周期

(s)

0.9 10.0

1.1 9.0

0.9 8.0

1.0 7.0

0.8 6.0

1.2 5.0

1.0 4.0

0.9 3.0

1.0 2.0

1.1 1.0

周期 (s)質量 (kg)

実験結果 グラフ(単振り子の実験)

0.00

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

0 10 20 30 40 50 60

おもりの重さ [g]

周期

 [s

]

図1 おもりの重さと周期の関係

実験結果 グラフ(単振り子の実験)悪い例

図2 振り子の長さと周期の関係

0

0.5

1

1.5

2

2.5

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2

振り子の長さ[m]

周期

[s]

本当に直線?

2点で十分?

有効数字に気をつけて

表や図の参照

本文で表や図を参照する. 本文で図,表を説明するときには,どの図,表の説明なのかを最

初に記述する. 例

×:.............................................................................................................................を図5に示す.

○:....を図5に示す....................

  ..............................................................................

目盛の読み方

1.54cm

38.1 Ω

有効桁数を考慮した演算

足し算(引き算) 有効桁数の少ない方に合わせる. 1.02+1.5=2.5

掛け算(割り算)1 辺がa =(1.23±0.01)cmとb =(2.12±0.02)cmからなる

長方形の面積を求める. S=a*b=2.6076 cm2

△S=1.23*0.02+2.12*0.01=0.0458cm2 0.05 cm→ 2

S=2.61 cm2

有効桁数を考慮した演算

掛け算(割り算)2 半径r=10.2cm±0.1cmの円の円周の長さを求める. 円周の長さL=2*rπ=2*10.2*3.14159265….

=64.08849006 cm △L=2*0.1*3.14159265…=0.62831853 0.6 cm→ L=64.1 cm

考察 (単振り子の実験)

実験結果からどんなことが導き出せたか.

誤差があったら誤差の原因を考察する.

まとめ(新しい節をつくっても良い)

レポートで一番大事な節

他人のレポートを写さない

感想を書かない

感想

実験を行った感想を書く

物理学実験のレポートなどでは考察の部分に感想を書かせないために感想という項目を追加している.

参考文献 (単振り子の実験)

参考文献の項目に文献名を書く [1] 木下是雄:「レポートの組み立て方」 (ちくま学芸

文庫,26ページ,1994)

引用,参考にした箇所に印を付ける. 「レポートの組み立て方」[1]では事実と意見の区別

の必要性を説明している.

推敲

各項について 執筆要項の条件を満たしてみたしているか. 誤字,脱字は無いか. 助詞の使い方は正しいか. 構文は正しいか.文の意味は伝わるか. 言いたいことは伝わるか.

その他 各ページにページ番号は書いてあるか. 目次の各項目にページ番号を書いたか.

レポート

振り子の実験を行い,実験レポートを作成する 読み手は教員(教授)

実験を如何に正確に行ったかを主張する. 実験結果からどんな事実が導き出せたかを説明する. 実験を通して何を学んだかを説明する.

実験レポートの形式に従う 各項目に適切な文章を書く. 表記方法に注意する. わかりやすい表現となるよう,工夫する.

他人のレポートを写さない 提出物 : レポート(A4 5ページ以上) 締め切り : 6月18日(月) 入門ゼミの前に提出

参考にしたWebページ

電気通信大学 基礎科学実験A レポート作成のヒント http://physics.e-one.uec.ac.jp/index.html

日本女子大学 レポート・論文の構成法と書き方 http://www2.ikuta.jwu.ac.jp/~kuto/Writing/HowToWrite.html

物理学解体新書 実験レポートの書き方

http://www.buturigaku.net/