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2009年3月期の決算および今後の成長戦略

2009年5月19日（火）

2http://www.intage.co.jp/Copyright© 2009 INTAGE Inc. All Rights Reserved.

資料構成

本資料に記載されております計画、予測、戦略等の内、結果的事実でないものは、当社または当社グループに関する見通し及び予測であり、これらは現在入手可能な情報をもとに、当社の経営陣が判断しているものであります。従いまして、これらの見通し及び目標に全面的に依拠することは控えていただきますようお願いいたします。事業業績は経済情勢、顧客の属する業界での変化・変革等、事業を取り巻くさまざまな要因に影響され、これらの見通し及び目標とは大きく異なる結果となる場合があることを、ご承知いただきますようお願いいたします。

■ 2009年3月期決算の状況

■ 今後の成長戦略

1. 2009年度事業方針

2. 2010年3月期業績見通し


29 .3 33 .1 33 .2

0

10

20

30

40

07/3期 08/3期 09/3期

（億円）

343.4331.0308.0

0

100

200

300

400

07/3期 08/3期 09/3期

（億円）

営業利益

財務ハイライト（連結）

売上高・営業利益・経常利益で過去最高を更新

売上高

33.133 .129 .0

0

10

20

30

40

07/3期 08/3期 09/3期

（億円）

17 .217 .616 .2

0

10

20

30

40

07/3期 08/3期 09/3期

（億円）経常利益当期純利益


（単位：百万円）

2009年3月期決算PLサマリー

08/3実績 09/3予想 09/3修正 09/3実績対前期比

連

結

売上高 33,104 35,231 34,267 34,345 ＋3.7%

営業利益 3,314 3,575 3,240 3,320 ＋0.2%

経常利益 3,316 3,568 3,218 3,317 ＋0.0%

当期純利益 1,765 1,985 1,735 1,728 -2.1%

E P S 170.10円 193.79円 168.69円 ―

単

独

売上高 26,143 27,128 26,622 ＋1.8%

営業利益 2,222 2,503 2,466 ＋11.0%

経常利益 2,337 2,534 2,484 ＋6.3%

当期純利益 1,419 1,508 1,414 -0.4%

E P S 136.78円 147.19円 138.07円 ―

営業利益、経常利益は前年を上回るものの、特別損失計上により当期純利益はマイナス

注）09/3修正は、2月4日に発表した修正予想です


2009年3月期決算BS・CFサマリー



連結貸借対照表要旨 08/3 09/3 増減摘要

流動資産 12,651 12,109 △541 主に「仕掛品」「売掛金」の減少

固定資産 8,610 9,070 460 主に「リース資産」「建物及び構築物」の増加

資産合計 21,261 21,180 △81 ―

流動負債 8,965 6,742 △2,222 主に「短期借入金」「一年以内償還社債」の減少

固定負債 2,008 2,846 838 主に「長期借入金」の増加

負債合計 10,973 9,589 △1,383 ―

株主資本

評価・換算差額等

少数株主持分

10,1741598

11,492△ 7104

1,318△22

6

主に「利益剰余金」の増加

為替換算

―

純資産合計 10,288 11,590 1,302 ―

連結キャッシュフロー計算書要旨 08/3 09/3 増減摘要

営業キャッシュ・フロー 2,247 3,190 943 主に「売上債権の増加額」「たな卸資産の増加額」の減少

投資キャッシュ・フロー △1,033 △1,554 △520 主に「有形固定資産の取得による支出」の増加

財務キャッシュ・フロー △546 △1,707 △1,161 主に「短期借入れによる収入」の減少

現金及び現金同等物に係る換算差額 4 △19 △24 ―

現金及び現金同等物の増減額 673 △90 △763 ―

現金及び現金同等物の期首残高 2,721 3,394 673 ―

現金及び現金同等物の期末残高 3,394 3,303 △ 90 ―


市場調査・コンサルティングと医薬品開発支援は増収を達成

セグメント別売上高の状況

69.2 67.0 59.0

198.2 217.9 231.0

40.446.0

53.3

（パネル調査）• SRIが競合社撤退効果（上期）＋新規顧客獲得で

引き続き増収

• 店頭プロモーション調査（SPI）が伸長

（カスタムリサーチ）

• 経済環境悪化により前年並みに留まる

• CROは、データマネジメント業務が大幅伸長、モニ

タリング業務も増収を確保

• SMOは、営業力強化ならず減収

• 下期の景気減速を受け、当初計画には未達• なお2009年3月期から、一部の事業について、セグ

メントを変更

■医薬品開発支援

■システムソリューション

■市場調査・コンサルティング

08/3期 09/3期0

50

100

150

200

250

300

350（単位：億円）

計 308.0計 331.0

07/3期

計 343.4

（+15.8%）

（△11.9%）

（+6.0%）

（）は増減率【】は構成比

（+13.8%）

（+9.9%）

（△3.3%）

【16%】

【67%】

【17%】

【13%】

【64%】

【23%】

【14%】

【66%】

【20%】


市場調査・コンサルティングの売上高の内訳

118.2129.2

142.3

80.0

88.688.7

（+9.4%）

（+10.7%）

（単位：億円）

計 198.2

計 217.9

0

50

100

150

200

250

（10.1%）

（+0.0%）

計 231.0

08/3期 09/3期07/3期

【38%】

【62%】

【40%】

【60%】

【41%】

【59%】

■カスタムリサーチ・従来型調査（郵送調査、面接調査他）

・インターネット調査

■パネル調査・ SRI（全国小売店パネル調査）

・ SDI（全国薬局・薬店パネル調査）

・ SPI（全国店頭プロモーション調査）

・ SCI（全国消費世帯パネル調査）

・ SLI（全国女性消費者パネル調査）

・ personal eye（個人消費者パネル調査）他

市場調査・コンサルティング

（）は増減率【】は構成比


セグメント別営業利益の状況

パネル調査の増益、システムソリューションの黒字化により過去最高益

23.929.1 29.2

4.3 3.8

0.1-0.3

0.9

4.3


計 29.3

計 33.1 計 33.2

5

0

10

15

20

25

30

35

-5

（△12.5%）

（－%）

（+0.3%）

（）は増減率

（0.5%）

（+21.5%）

（－%）

08/3期 09/3期07/3期

（パネル調査）

SRIを始めとする既存パネルの売上拡大により

投資分を飲み込んで増益

（カスタムリサーチ）

売上が大幅に計画を下回ったことから減益

CROのモニタリング業務、SMOで計画した売上を

達成できなかったこと、海外展開に向けての投資を行ったことにより減益

徹底した経費削減と人件費の適化などにより、黒字化（計画は営業損失）

■医薬品開発支援

■システムソリューション

■市場調査・コンサルティング


第９次中計の位置づけ

次の50年（NEXT50）が展望できるビジネスモデルを構築する中計

工数積み上げ型（ＣｏｓｔＰｒｉｎｃｉｐｌｅ）ビジネスモデルから、価値提供型(ＶａｌｕｅＰｒｉｎｃｉｐｌｅ）ビジネスモデルへの転換

1.Ｖａｌｕｅ＝Ｆｕｎｃｔｉｏｎ／Ｃｏｓｔ

2.業界別プラットフォームの構築

3.業務プロセスの標準化

4.コンサル領域、上流工程への接近


2009年度の基本方針と重点課題

重

点

課

題

顧客接近力の向上によって、難局を突破しよう

“NEXT50”のための新しい事業基盤の構築

３．業界別組織編成による業界対応力の向上３．業界別組織編成による業界対応力の向上

２．新規事業開発の促進２．新規事業開発の促進

４．戦略的な人財育成４．戦略的な人財育成

５．危機に対応できるグループ経営の推進５．危機に対応できるグループ経営の推進

１．カスタムリサーチ分野の構造改革１．カスタムリサーチ分野の構造改革


市場調査業界を取り巻く環境

経済環境悪化による成長性の停滞･鈍化

インターネット調査へのシフトと価格競争の激化

国内外における合従連衡、淘汰

中国をはじめとするアジア市場への期待

公的統計調査の民間開放

中長期の観点では、リサーチやデータに対するニーズは高まることがあっても、後退することはない

ただし、インターネットを基点とするパラダイムシフトが進み、その変化に対応できた企業のみが生き残ることができる

意思決定のための情報活用という観点からは、リサーチにとどまらず、周辺領域を含めた対応力の強化が成長のための必須条件

１．カスタムリサーチ分野の構造改革

市場環境の変化


カスタムリサーチ分野売上の推移

51.7

61.4

80.088.6 88.7


13.622.5

37.0 42.1 41.2

38.0

38.8

43.046.5 47.5

0

20

40

60

80

100

05/3期 06/3期 07/3期 08/3期 09/3期

インターネット調査従来型調査


インターネット調査市場と当社の課題

Automatic

Customized

Speed & Cost

ネット調査専業会社

システム技術

リサーチノウハウ

BATTLE従来の理論、システム、経験が、インターネットシフトを阻害

システム化を始めとする投資を十分活用できず

分業体制による業務プロセスの冗長化と効率の悪化

当社が抱える課題


カスタムリサーチ分野の方向性

顧客課題の理解とインサイト提供のスピードで勝負

パネル調査、カスタムリサーチ、システムを融合した価値の提供

市場環境の変化に耐えうるビジネスモデルの再構築

基本戦略

戦略モデル戦略モデルインサイト提供のスピードアップ顧客課題の理解とインサイト提供のスピードで勝負

インサイト提供のスピードアップ顧客課題の理解とインサイト提供のスピードで勝負

ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝﾓﾃﾞﾙ

ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝﾓﾃﾞﾙ

収益モデル収益モデル

自動化と共有化とDB化バックヤードはネットの特性を生かして自動化

フロントエンドは共有化とDB化によるスピードアップ

自動化と共有化とDB化バックヤードはネットの特性を生かして自動化

フロントエンドは共有化とDB化によるスピードアップ

装置型事業への転換モニターとシステムの稼働率が収益の源泉

装置型事業への転換モニターとシステムの稼働率が収益の源泉


新しいビジネスモデル構築のための課題

インターネット時代の新しい理論構築

インターネット時代の新しい理論構築

ﾃﾞｰﾀを支えるﾌｨｰﾙﾄﾞ･ｻｲｴﾝｽﾃﾞｰﾀを支えるﾌｨｰﾙﾄﾞ･ｻｲｴﾝｽ

顧客アクションに結びつくインサイト体系化されたソリューション･メニュー新しい環境に対応できるプロ人財

顧客アクションに結びつくインサイト体系化されたソリューション･メニュー新しい環境に対応できるプロ人財

BPR、システム化によるコスト構造の改善

BPR、システム化によるコスト構造の改善

顧客

インテージの提供する価値インテージの提供する価値

ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝﾓﾃﾞﾙの再構築ｵﾍﾟﾚｰｼｮﾝﾓﾃﾞﾙの再構築

※BPR＝ﾋﾞｼﾞﾈｽ･ﾌﾟﾛｾｽ･ﾘｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ


インターネットを活用した消費者パネルリニューアル(SCI･SLI･他）

消費者情報開発をベースとした領域拡張

領域拡張に向けて

サンプル数の拡大カバレッジの拡大

ﾄﾚｰﾄﾞﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞｿﾘｭｰｼｮﾝ(TMS)と連動した調査項目の拡大

ﾊﾟｲﾛｯﾄ･ｽﾀﾃﾞｨから中期構想策定へ

次世代消費者情報開発

２．新規事業開発の促進

09年度 10年度 11年度

次期SLI

次世代消費者情報

2010.4月ﾘﾘｰｽ予定

サンプル拡大（10,175→20,000→ ）

ﾊﾟｲﾛｯﾄ･ｽﾀﾃﾞｨからスタート、その後構想策定フェーズへ


領域拡張に向けて

ﾄﾚｰﾄﾞﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞｿﾘｭｰｼｮﾝ(TMS)のサービスイン

小売業、メーカー営業部署向けのサービス、『eyeシリーズ』を順次市場投入

メーカーマーケティング部署（従来のパネル調査の顧客）以外の新しい顧客を獲得

Rep Trackは開発段階からテイクオフ期へ

競合を上回るサービスレベルを実現

グループ会社の「ティー・エムマーケティング」に販売を移管し、製薬企業向けサービスの相乗効果を図り、競合からのスイッチを促進


（参考）ＴＭＳ『eyeシリーズ』商品ラインナップ構想

メーカー

メーカー

小売業

小売業

promotioneye

shopperseye

ＭＤeye

basketeye

※ 日々販促業務を購買者（お客様）視点で評価

※ 日々販促業務を購買者（お客様）視点で評価

※ カテマネ上流をカバー※ カテマネ上流をカバー

※ 短期施策、カテマネを販売情報・販促情報により評価

※ 短期施策、カテマネを販売情報・販促情報により評価

※ 短期施策、カテマネを購買者視点で評価

※ 短期施策、カテマネを購買者視点で評価

store planningeye

店舗開発 ※ 店舗/立地情報として短期施策・ＭＤ戦略につながるコンテンツ

※ 店舗/立地情報として短期施策・ＭＤ戦略につながるコンテンツ

shelf eye

※ 店頭情報精緻化コンテンツ※ データの整備

※ 店頭情報精緻化コンテンツ※ データの整備

CategoryManagement

短期施策（販促）ＰＤＣＡ


顧客接近力の向上に向けてﾌｫｰﾒｰｼｮﾝを変更

カスタムリサーチ事業カスタムリサーチ事業

パネル事業パネル事業

ｼｽﾃﾑｿﾘｭｰｼｮﾝ事業ｼｽﾃﾑｿﾘｭｰｼｮﾝ事業

ﾍﾙｽｹｱﾍﾙｽｹｱ

分野分野DCGDCGｻｰﾋﾞｽｻｰﾋﾞｽ

分野分野消費財消費財分野分野

インテージグループ固有のソリューション・サービス

業界分野別に特化したインサイトの提供

３．業界別組織編成による業界対応力の向上

商品別組織から、業界別組織に再編成し、インテージ全体のソリューション提供へシフト


〔トピックス〕海外事業 M&A、アライアンスの積極展開

インテージ・タイ(2008.7)

英徳知(2002.3)

•上海•日系企業中心

•タイ、東南アジア•日系企業中心

日本企業のアジア展開をサポート

英徳知

インテージ・タイ

上海聨恒市場研究有限公司（ハイパーリンク・リサーチ）

：海外拠点（含予定）

しゃんはいれんこう

(2009.7予定)

•上海･北京・広州•中国内資、ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ企業中心

上海聨恒

中国国内のリサーチ需要に対応

：調査系提携先

米国

： CRO提携先

ドイツ

カナダ


〔トピックス〕コンサルティング領域ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞﾀﾞｯｼｭﾎﾞｰﾄﾞ～内部データとリサーチとシステムの融合

お客さまのビジネスデータと当社の市場データを融合

お客様のマーケティング担当のみならず、経営企画担当、経営層の意思決定を強力に支援

消費財業界向けの戦略マップを活用したダッシュボードの構築支援サービスを提供開始

消費財業界向けの戦略マップを活用したダッシュボードの構築支援サービスを提供開始

2008.12～マイクロソフト株式会社と協業

2009.5～ SAPジャパン株式会社と協業


医薬品開発支援事業のアクション ~増収増益に向けて~

売上拡大策として

国内No1の規模を誇り、引き続き好調な市販後調査領域を強化大型案件の獲得を進める

臨床開発業務において、モニタリングからデータマネジメント、統計解析までのフルサポート型の受託を拡大する

日本、台湾、韓国で取り組むアジア治験の受託＋国内のモニタリング業務を拡大する

営業利益回復策として

ＥＤＣ（Electronic Data Capture）活用により収益改善を図る

ＳＭＯ（治験施設支援機関）業務は、営業体制強化による売上拡大と固定費削減による収益改善を図る



業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。

2010年3月期見通し（連結/セグメント別）

09/3期実績 10/3期予想対前期比

■ 市場調査・コンサルティング

売上高 23,105 23,903 102.7

（パネル調査） 14,233 14,923 104.8

（カスタムリサーチ） 8,871 8,980 101.2

営業利益 2,922 2,722 93.2

■ システムソリューション売上高 5,906 5,534 93.7

営業利益 13 77 -

■ 医薬品開発支援売上高 5,333 5,841 109.5

営業利益 384 546 142.0

連結

売上高 34,345 35,279 102.7

営業利益 3,320 3,346 100.8

経常利益 3,317 3,340 100.7

当期純利益 1,728 1,783 103.2


業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。


今後３ヵ年の計数計画（連結）

10/3期（予想） 11/3期（予想） 12/3期（予想）

売上高 352.7 372.8 396.0

対前期比＋2.7 ＋5.7 ＋6.2%営業利益 33.4 37.5 41.2対前期比＋0.8% ＋12.2% ＋10.0%


利益配分に関しまして

当社は、連結業績をベースに、配当と内部留保のバランスを考慮した利益配分を行うことを基本的な考え方としております。

当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営上の最重要課題のひとつとして位置づけております。

配当につきましては、今後も連結配当性向25%を目安に努力する所存であります。

１株当たり期末配当金

配当性向（連結）

純資産配当率（連結）

円銭％％

08年 3月期 40 00 23.5 4.309年 3月期 50 00 29.6 4.710年 3月期（予想） 50 00 28.7 ─

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