平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度...

16
平成 25 年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成 25 年 5 月 17 日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。 実施日:平成25年5月9日(木)、10日(金) 見学地: 1日目 清水建設技術研究所 B・E・Gグループ 大林組 技術研究所 A・C・D・Fグループ 2日目 各見学コースの詳細はパンフレットを参照下さい。 懇親会:自由学園明日館(東京都豊島区西池袋 2-31-3) 宿泊先:鳳明館森川別館(東京都文京区本郷 6-23-5) 参加人数:学部生 58 人/1 名病欠 大学院 1 年生 14 人、 教職員 12 人(星先生は 2 日目のみ、称原先生は 1 日目のみ参加) 合計 84 人 ●目的 特定地域の建築および都市に関する優れた事例を見学しつつ、教員・新入生相互の親睦を深め、後学 に役立てることを目的とします。今年度は、「首都圏エリア」を訪問地域に定めました。 ●タイムスケジュール 5 月 9 日(木) 10:00 自由学園明日館集合・懇親会開始 12:00~ 各コースに分かれて出発(技研の見学) ~20:30 宿に到着 21:00~22:00 宿の大広間にて、夜のレクリエーション (関教授、北野准教授、三田村准教授、堤准教授によるミニ講義) 23:00 就寝 5 月 14 日(土) 7:30 朝食 8:00~ 各コース出発 ~20:30 各コース見学終了、前橋駅にて解散(技術員に解散の連絡を入れる)

Upload: others

Post on 01-Nov-2019

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

平成 25 年度 建築学科オリエンテーション実施報告書

平成 25 年 5 月 17 日

建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

実施日:平成25年5月9日(木)、10日(金)

見学地:

1日目

清水建設技術研究所 B・E・Gグループ

大林組 技術研究所 A・C・D・Fグループ

2日目

各見学コースの詳細はパンフレットを参照下さい。

懇親会:自由学園明日館(東京都豊島区西池袋 2-31-3)

宿泊先:鳳明館森川別館(東京都文京区本郷 6-23-5)

参加人数:学部生 58 人/1 名病欠

大学院 1年生 14 人、

教職員 12 人(星先生は 2日目のみ、称原先生は 1日目のみ参加) 合計 84 人

●目的

特定地域の建築および都市に関する優れた事例を見学しつつ、教員・新入生相互の親睦を深め、後学

に役立てることを目的とします。今年度は、「首都圏エリア」を訪問地域に定めました。

●タイムスケジュール

5 月 9 日(木) 10:00 自由学園明日館集合・懇親会開始

12:00~ 各コースに分かれて出発(技研の見学)

~20:30 宿に到着

21:00~22:00 宿の大広間にて、夜のレクリエーション

(関教授、北野准教授、三田村准教授、堤准教授によるミニ講義)

23:00 就寝

5 月 14 日(土) 7:30 朝食

8:00~ 各コース出発

~20:30 各コース見学終了、前橋駅にて解散(技術員に解散の連絡を入れる)

Page 2: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

懇親会

本年度も自由学園明日館(池袋)にて懇親会を行いました。学生には事前に星先生から明日館の歴史や

意匠についてのレクチャーをしていただいておりました。そのためか、1年生は会場入場の1時間前に

は明日館に到着し、外観の写真を撮ったりしながら明日館の見学をし、大変熱心な姿勢で文化施設を観

察していました。

また、平日昼間の開催であるにもかかわらず、非常勤講師の先生方が2名参加して下さり、1年生と

建築についての話などをして親睦を深めることができました。

1日目:懇親会にて。(称原先生の自己紹介)熱心に話を聞く 1年生。

宿泊地「鳳明館(文京区本郷)」での講義

1日目の夜間(8時半~10 時)、宿泊地である鳳明館本館の広間にて、夜のレクリエーション兼夜学座を

開きました。関先生、北野先生、三田村先生、堤先生から、各 15 分程のミニ講義をしていただきました。

関先生からは東京の地形と地盤に対して明治・昭和初期の建物がどのように対応して建てられていたか、

北野先生からは、様々な構造の種類を分かりやすく図解で説明いただきました。また、三田村先生から

は、御自宅建設時の施工の過程と自宅に設置した設備の詳細を説明して頂きました。堤先生からは、建

築の透明性をキーワードに、ビル建築などでどのようにサッシを見せずにガラスを固定しているのか、

その種類と方法をを実例をもとに解説いただきました。明日の建築見学に向けて、生徒がどのような所

に注目して建築を見たら面白く感じるか、その手引きをしていただく内容の講義で、実際に一年生も大

変興味深く話を聞いていました。

★以下は、各グループの引率生(大学院1年生)による、当日の活動報告です。

Page 3: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

オリエンテーション報告書 Aグループ

1326006 小松知寛

1326007 佐藤 匠

・1日目

明日館

10時集合に対して遅れてくる人もおらず立食パーティなども問題はなかった。

建築に対してでは写真は撮っていたがそこが一体どんな建物か理解しているのか?という

事が気になりました。明日館に対する解説か何かした方がいいのでは。

大林組

移動に関しては問題なく、スケジュールも余裕があり、電車の乗り換えも可能な限り避

けてありとても楽でした。見学についてでは、オフィス部分や免震装置(ラピュタ2D)に

ついては 1 年生のわかる内容で興味を示していましたが、そのほかに関してはちょっと理

解できていないのか食いつきが悪かったように感じました。また M1 の質問も質問内容が

わからず 1年生が理解できているのか怪しい場面が...。事前の建築概要などで先に構造や

材料などについて事前知識を持って行った方が楽しめるのではないでしょうか。帰路及び

夕食は事前に予約を取ってありグループ間での交流という意味でもよかったと思います。

ですがあまり新たに友達を作るというケースには至らず、残念なテーブルも見られました

(佐藤視点)。

鳳明館

特に問題はなかったと思います。レクリエーションが若干謎でした。構造のお話は 2 日

目で歩きながら 1 年生に質問されることなどあり、そういった内容だと助かります。あと

せっかくなので東大を見に行った方がよかったなぁと思いました。

・2日目

午前

出発ぎりぎりのアクシデントにより一人遅れてスタートという事もあり、点呼は夜より

朝の方が体調管理などの面から良いのではと感じました。しかしアクシデントに対しては

途中合流予定だった星先生との連携もあり問題なく合流できてよかったと思います。また

移動に関して、あまり大きな駅の利用は避けた方がよかったように感じました(乗る電車

がわかっていてもホームがわからない等)。

横浜コースでは見学予定場所が市の公園という事が多く、園内を自由に散策し、それに

対して院生や先生方がフォローをするという形をとることで自由度の高い見学でよかった

と思います。また歩いて移動という事もあり見学予定場所以外にも道中見える建築に対し

て興味を示し、質問や写真を撮るなどできたのはよかったと思います。特に意匠的な内容

よりもレクリエーションのおかげか構造的な質問が多かったと思います。

スケッチ

元町公園周辺には多くの洋館があったためスケッチの対象が選べたのはよかったと思い

ます。しかし逆に見学する時間とスケッチの時間の両方に時間が取られてしまい、もう少

し時間を取るべきでした(90分→120分くらい)。またスケッチの取り方がわからないとい

う意見もあり、今回のゴールデンウィークの課題のようなやり方ではなく、グループ毎で

Page 4: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

もよいので集まってスケッチ指導をした方がよかったと思いました。

午後

昼食が中華街で各自と自由度の高い計画でしたが、全員しっかり時間通りに集合でき問

題なかったと思います。午後の計画では山下公園から大さん橋、赤レンガ、海岸通り、日

本大通りと回る予定でしたが、このあたりで移動の疲れが出たのか、全体的に少ししまり

がなくなってしまいました。そのため移動ペースを落とし、見学時間を延ばし休憩時間を

作る、見学コースの変更などで対応しました。特に大さん橋頃では顕著にそれが現れ、体

力が残っているグループは積極的に見学を、疲れて動けないグループは休憩という形にな

ってしまったのが残念でした。大さん橋を見学したグループは大さん橋にだいぶ興味を持

ち、特に構造面に対して興味を持っていたそうです。赤レンガもほとんど休憩に当たって

しまい非常に残念な結果でした。最後に行った県立博物館、日本興亜馬車道ビルに対して

はたぶん一番一年生が盛り上がったところだと思います。比較対象が近くにあり、とても

わかりやすい保存・活用、また街づくりの例としてよかったと思います。帰りの電車は時

間も時間だったため、満員電車の中を帰る羽目になりできれば始発の駅へ行きゆっくり座

れるルートの方が楽だったのではと思います。帰りの解散も問題なかったと思います。

スケッチの様子 建築に関して星先生からのレクチャー

・総括

1 日目では少し一年生には難しい内容だったのか興味をあまり持てていなかったようで

した。事前知識をある程度もって臨むと楽しめるのではないでしょうか。

2日目では移動距離なめてましたすいません。後半のグダリって大さん橋、赤レンガとし

っかり見れなかったのが残念です。また見学時間も短すぎてちょっと切羽詰まったものに

なってしまいました。コース全体でいくつか時間調整場所を設けて対応しましたが、ちょ

っと大変でした。あと今回は天候に恵まれましたが、雨が降ったら終わっていました。雨

天用のプランも考えておく必要があった気がします。

一年生全体の興味としてはやはり構造>意匠という感じでした。やはりパッと見てわか

りやすい方が伝わると思います。

・その他

事前の準備段階ではLINEのグループ連絡を用いることでスムーズな連絡が取れました。

Page 5: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

1日目

東京国際フォーラム

石田先生・堤先生・三田村先生による説明を受けて引張材を用い

た透明性の高いファサードの処理、2本の柱とクジラのような骨

組みによる大空間、床面に向かって立体的にまとめられた柱によ

る荷重の処理方法などの構造と意匠の関係や、熱環境や国際フォー

ラムができるまでの背景、建築的な新しさなどの環境的、歴史的

な視点からの理解も深めることができました。

清水建設技術研究所

免震装置に関する基本的なレクチャー、ビオトープによる生態系

の多様化を目指した環境的な活動、東日本大震災時に落下した天

井の改善や津波の波に耐えうる建築をつくるための取り組みなど

の震災関連データの収集、清水建設技術研究所の免震装置の仕組

み・性能の解説、水の浮力を利用した高性能な免震装置や高層建

築の風圧力実験のための機器やその説明など、技術に関する様々

な知識を学ぶことができました。

レクチャー

各先生方の専門分野に関する導入的な説明を受け、メモをとった

り、先生方や大学院生に質問をするなどして意欲的に取り組みま

した。

B グループでは2日目に実際の建物を見て、堤先生の透明な建築を

つくるためのレクチャーに関する多くの質問が出て、SSG 構法、

DPG 構法、MPG 構法など、透明なファサードをつくるための様々

な工夫に関して理解を深めることができました。

2日目

表参道巡り

代々木国立競技場のケーブル構造、東急プラザの商業建築の原理

を利用したデザイン、ディオール表参道の現象的なファサード、

TOD’ S 表参道のケヤキをモチーフとしたデザイン、ONE 表参道や

コレツィオーネなどの特殊建築家による特徴あるデザイン、スパ

イラルビルのポストモダン建築など、建築デザインを多角的な視

点から学ぶことができました。

B グループオリエンテーション報告書

建築デザインの幅を広げるツアー

担当教員  堤 洋樹

大学院生 藤原 芳博

     矢部 直人

Page 6: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

根津美術館

印象的な長いアプローチ空間について、いかに軽く見せているか、

そのためにどのような工夫がされているかなどのディテールの説明

や、長いアプローチにより、心を切り替える効果があるなどの心理

学的な説明を受けたのち内部空間を見学しました。展示空間と外部

空間の関係などにも興味を示し、学ぶことができました。

スケッチ

21_21 DESIGN SIGHT にてスケッチをしました。スケッチを始める

前に、雨樋やガラスなどに関するディテールの説明を受けたため、

より建築を細かく観察しながらスケッチできたのではないかと思い

ます。個々で技術的な差はあるものの、1時間という限られた時間

の中で熱心に取り組むことができました。

デザイン あ 展

身の回りのモノに隠れる数・大きさ・構成・現象・価値などの様々

なデザイン要素を取り上げた展示会。見るだけではなく、音や映像

による五感を刺激する展示や、体験型の展示により、楽しみながら

デザインマインドを養うことができました。

国立新美術館

湾曲したガラスファサードやエントランスの大空間に非常に興味を

示しました。また、企画展の「カリフォニア・デザイン1930-1965

」では独自の発展を遂げたカリフォルニア・デザインの時代背景や

発展の過程について学びました。特にイームズチェアには興味を持

ち、理解を深めることができました。

コース変更について

堤先生の都合により、急遽2日目のコースを変更しました。

9:00 9:30~12:30 12:30~13:30 14:00~15:00 15:00~16:00 16:00~17:00 20:00

→ → → → → →

Page 7: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

集合住宅を見に行こう!一日目報告書オリエンテーション 2013

大林組技術研究所はじめに大林組技術研究所の方から会社の方針などについてスライドで説明して頂きました。仕事内容や実績に加え、会社の方針がわかることで会社での働き方の特徴が理解しやすく、大きな会社ではあるけれど親近感を感じられたのではないかと思います。会社全体でも個人単位でも設備が完全に整えてあり、最先端の会社だということが身に染みてわかったこともあり、みんなとても驚いた様子でした。

普段みることのできないような大型の機械をたくさん見せて頂いて、とても貴重な経験になったと思います。実際に動くミニチュア模型を使っての説明もあり、みんな理解しやすかったようで、「これはどうなっているんですか」「どうやって動くんですか」と質問がたくさん飛び交い、とても丁寧に答えて頂けました。普段見ている建物でも、こんなにもたくさんの人が様々な実験をした上で建っていることがわかり、とても感動していました。

みんな立食会には慣れていないようで、少しぎくしゃくしながらのしタートでしたが、1人ずつ自己紹介をしていくうちにみんなの笑顔が増えてまわりの人としゃべりやすい環境になっていました。会場の建築物に興味をもっている人はまだ少なかったようにも見えましたが、普段見慣れている建築物とはどこか違うと感じている人達もいるようでした。

みんな疲れていて C 班のメンバーも同様に疲れていたようですが、メモを取るなどして話を聞いていました。三田村先生の我が家の設計の話はみんな楽しそうに聞いており、堤先生の話のときは、比較的大勢がメモを取っていました。透明なファサードの話の部分は、専門用語など分からない部分も多いのにも関わらず、興味を持って聞いていた学生が多かったようでした。

立食会

夜のレクリエーション

荻原林太郎 村崎友里恵TA

Page 8: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

集合住宅を見に行こう!二日目

Tokyo ApartmentTokyo Apartment では、見たことの無い形の住宅に戸惑いを感じていたようでしたが、大学4年間の間であったら住みたい、友達の家だったら毎日遊びにきたい、など、とても興味を持っていました。その一方で、分譲として購入して住むのはあまり気が進まないということを話していました。そのため、賃貸だということを説明すると、住む人がいるということに対して納得してるようでした。

前半は、道路を挟んだ位置から外観を見たり写真を取るのみでしたが、しばらくした後、オーナーである上田俊三さんと偶然出会い、お話を聞くことができました。建築自体の専門的な話よりも、上田さんという人の個性・人との関わり方や建築の運営の仕方についての話が中心でした。そのため、話としては取っ付きやすいように見えました。

12 号棟と 19 号棟を見に行きましたが、12 号棟の方では、螺旋階段によるデッドスペースを指摘などしていました。19 号棟では、共有部分である外部に家具や自転車の置き場になっているのを見て、使い方のバリエーションの豊富さに興味を示していました。また、ホワイエスペースの、普通とは違う床の仕上げに気づくなど、多くのところに目を向けることができていたように見られました。

スケッチでは、室内を描くことは時間の都合上できませんでしたが、各々自分の良いと思った棟・場所を選んでスケッチを行っていました。午前の大幅な予定変更から、スケッチ時間が場所設定の時間含め 15 分ほどしか取れなかったため、十分に描くことはできなかったようでした。そのため、興味のわいた箇所を中心に、写真を多く撮っていました。

報告書オリエンテーション 2013

東雲キャナルコート

Page 9: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

建築オ

《テ

現在

てい

角い

な素材

な形

定さ

るこ

1日

9:30 9:30-14:2517:3020:3021:0024:00

オリエンテー

ーマ概要》

在の都市建

る。これか

ビルがたく

材である「

で使われて

れた都市建

とを目的と

目スケジュ

-12:00 立5-16:00 大0 夕0 鳳0-22:00 レ0 消

スケッチのレク

ーション(2

建築はガラス

から建築を学

さん」「人が

「木」。大都市

いる建築を

建築のイメー

した。

ール

明日館 現地

立食パーティ

大林組技術研

夕食 しゃぶし

鳳明館 到着

レクリエーシ

消灯

クチャーを受け

2013.5.9~10

テーマ:都

スとサイディ

学ぶ1年生に

が皆急いでい

市とは相容れ

を意匠だけで

ージを払拭し

地集合 ー

研究所 見学

しゃぶ食べ放

着 ション

ける学生達

0)

D班報告書

都市におけ

ィングを纏っ

に大都市のイ

いる」等の答

れぬイメー

でなく、環境

し、建築にお

学 放題

2日

7:38:19:112:13:14:16:21:

幼稚園

石川研究

る木造建築

った高層・高

イメージを聞

答えが返っ

ジを持つこ

境面の特性も

おける様々な

日目スケジュ

0 5 5-11:30 木00-12:30 00 00-15:00 00-17:30 00

園の屋上にて

究室 竹中徹

高密度の建築

聞くと「なん

てきた。日

の素材に着

も踏まえなが

な可能性を初

ュール

朝食 鳳明館ロビー

木材会館 見

浅草文化観光

昼食 スケッチ・お

和光幼稚園

前橋駅 解散

子供イス

徹・ホータン

築で埋め尽く

んだか窮屈」

本建築の伝

着目し、木が

がら見学する

初学者に喚起

ー集合・出発

見学 光センター見

お土産購入 ・小学校 見

スの大きさを体

ソン

くされ

」「四

伝統的

が多様

る。固

起させ

見学

見学

体感する

Page 10: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

① 木材会館 江東区新木場 今までのオフィス建築のイメージは蛍光灯に照らされ

た空間であったようだ。間接照明と木に囲まれた会議室

や講堂を目の当たりにすると「なんか知っている会社と

違う」というイメージを持ったようだった。またテラス

の欄干にはボルト穴を木材で密に塞ぎ、ジョイント部を

見せないような木造特有の仕上げを見つけ「こんなとこ

までこだわりぬいているんだ」と目を輝かせていた。都

市建築に木材を普及させるパイオニアとして意図された

建築だが、普及のため市場に出回っている木材を使用し

ていることについては、説明が足りなかったのか、あま

りピンと来ていない様子だった ② 浅草文化観光センター 台東区浅草 見学自体はほぼ上層階のみの見学しかできず、ル・コ

ルビュジェ展がメインとなった。近代建築の五原則につ

いてレクチャーしたが、講義のテストに出題されること

だけで頭がいっぱいだったようだった。 ③ 和光幼稚園・小学校 世田谷区経堂 木材を意匠的に活用するだけでなく、室内環境の向上

や設備の工夫などに焦点を絞った建築の話をする為に見

学コースに入れた施設であった。地中熱を利用したエコ

な空調設備の話は、実際の装置を見ながら皆関心を持っ

て聞けたようだ。更に、園児が遊ぶための細長い通路や

入れ子状の階段などに、実際に潜り込んで空間を体感し

たことに心躍らされていて、最終見学地でありながらも

疲れを忘れ楽しめたようだ。学生一人一人が建築は設計

者の独りよがりでなく、施主の細かなニーズに応え、お

互い一丸となって形作っていくものだと理解できたよう

だった。 ④ まとめ 1つの建築物に対し1時間半という長い見学時間を取

った。1日を通して学生自身が積極的に動き回り、見た

いところを見て、疑問に思ったことをすぐに質問するよ

うな自由な時間が取れたことが、建築に対する興味関心

を育てる一つの有効な手助けになれたのではないかと考

える。以上。

石川先生のレクチャー

最上階の木造大講堂

センターのル・コルビュジェ展

園児用階段を体感する学生の様子

園長先生の園児に対する想いを聞く

Page 11: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

1351004 右井 ( ウイ )1351003 入澤 ( イリサワ )

1351027 杉山 ( スギヤマ )

1351054 山下 ( ヤマシタ )

1351018 北爪 ( キタヅメ )1351049 茂木 ( モギ )

E グループ

2013 オリエンテーション (5.9~5.10)

5.10 表参道商業建物のスケッチ (Tod’ s 、表参道ヒルズ、Prada)

Page 12: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

2013 年 5 月 17 日 1326009 服部 駿太 1326012 町田 幸紀

オリエンテーションに関する報告書

表記の件につき、下記の通り、ご報告いたします。

1. 日時 5 月 9 日,10 日 2. 見学場所 2.1 大林組技術研究所(1 日目) ダイナミックス実験棟(遠心模型実験装置) 環境工学実験棟(多目的風洞実験装置、音響実験施設) 火災工学実験施設 材料化学実験棟 本館(スリムクリートブリッジ、ラピュタ 2D) 2.2 東京スカイツリー(2 日目) 天望デッキ 天望回廊 東京ソラマチ 2.3 葛西臨海公園(2 日目) 葛西臨海水族園 葛西臨海公園展望広場 2.4 東京駅丸の内駅舎(2 日目) 2.5 KITTE(2 日目) 旧東京郵便局局長室(4 階) 屋上庭園(6 階)

Page 13: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

3. 見学の様子

明日館での様子

東京スカイツリーでは、トラスについて

学びました。ただ高いという感想だけでは

なく、高層の建築物がなぜ地震などからの

外力によって倒れないのかという感想を持

てるようになれました。また、先生や院生

の話をメモにとっている生徒も見受けられ、

学ぶことに対して貪欲な姿勢が伝わってき

ました。

大林組技術研究所での様子 1 日目の大林組技術研究所では、長いスパ

ンの渡り廊下を実際に通った時に、振動が

ほとんどしないことを体感し、なぜだろう

という疑問をそれぞれ持っているように見

受けられました。その答えを知るために技

研の職員の方の話を聞き、それぞれが答え

を出せていたと思います。

東京スカイツリーでの様子 今回の中で一番よく学べたことは、建築の

勉強というよりは、時間を守るということ

だったと思います。特に 2 日目の予定して

いた時間の電車やバスに乗れたことで、そ

の日の解散時刻が予定通りであったことは

良かったと思います。 以上

Page 14: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

建築学科 オリエンテーション 報告書 実施日 5月 9日(木)~5月 10日(金) Gグループ担当

グエン・ドゥック・トアン 川瀬 仁実 スケジュール 5月 9日(木) 自由学園 明日館ホール 懇親会

清水建設株式会社技術研究所 見学 鳳明館 本館 レクリエーション・宿泊

5月 10日(金) 明治大学 リバティタワー 見学 国立新美術館 見学 東京国際フォーラム 見学

5月 9日(木)

10時より自由学園 明日館にて現地集合、立食形式の懇親会を行った。懇親会では、教授、学部生そして大学生の順に自己紹介を行った。自己紹介の後は食事をしながら、交流を深めた。

12時半頃より、B、Eグループとともに清水建設株式会社技術研究所移動。13時半よりシミズ・オープン・アカデミーに参加した。この見学会では、安全・安震というテーマで構造をメインとした講義を

受け、研究所内を見学した。講義では主に免震構造をメインとした講義で、学部生も関心をもち免震構

造の利点や欠点に関心をもち質問をしていた。研究所内見学では、免震構造のしくみの模型や、3.11 での地震による、免震構造の動きの変化のデータ、3D映像などを鑑賞、清水建設独自のパーシャルフロ

ート免震など様々な技術を学んだ。3.11 での研究所の1階と2階の揺れ幅が免震構造によってどれほど違うのか、写真とグラフのデータを同時に映像で見ることで学部生の印象に強く残っていた。

夕食をとった後、鳳明館に移動。20時半より、教授による講義を受けた。講義は関先生、北野先生、三田村先生、堤先生の4人の教授に実施いただいた。教授の講義の内容を一生懸命メモにとっている姿

が見られた。

明日館 懇親会 清水技研 見学 鳳明館 レクチャー

Page 15: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

5月 10日(金) □明治大学 リバティタワー

8 時半より鳳明館を出発。はじめに明治大学 リバティタワーの見学を行った。明治大学では、職員の方とビルメンテナンスの社員の方に案内していただいた。最初に 15階の教室にて自動開閉窓、照度を自動調節する照明などの説明を受けた。次に 18階の風穴の階にて、実際に窓を開けていただき、ぬるい温度の空気が下の階からぬけてくることを体感した。気になったことはすかさず質問していた。

17階の食堂で昼食をとった。前橋工科大学とはまた違った施設を満喫した。

15階 教室にて 自動開閉窓 18階 自然換気の説明 □国立新美術館 12時半より、国立新美術館を見学した。ここでは企画展「カリフォルニアデザイン」を鑑賞する学部生や、課題であるスケッチを行う学部生に分かれて見学をした。企画展では、作品を真剣に鑑賞し

ており、デザインに興味を持った学生や建物の内観を周り、空間を楽しむ学生もいた。 □東京国際フォーラム 14時頃より、東京国際フォーラムを見学した。ここではまず始めにガラス棟の地下と最上階の温度差を体感した。ガラスでできた大空間の空気の流れを実際に肌で感じることで、デザインだけでなく

建築の快適性などの面も学ぶことが出来た。2 本の柱について興味をもつ学生、スケッチを行う学生、ガラス棟の写真を撮る学生など様々であった。

東京国際フォーラムの見学風景

Page 16: 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 · 平成25年度 建築学科オリエンテーション実施報告書 平成25年5月17日 建築学科1年生を対象として、下記の通りオリエンテーションを実施しましたのでご報告いたします。

オリエンテーションのパネル課題

本年度も昨年と同様「建築学概論」の授業の一環として、オリエンテーションのパネルの作成課題が出

題されました。課題の内容は、昨年同様、最も興味深かった建物をスケッチ・写真・文章を用いてA2

サイズの用紙1枚にプレゼンテーションする、というものです。製作期間は10日間程度でした。提出

は 17 日(火)の 17 時までとなっており、翌週一週間かけて先生方が審査を行います。また、審査後の2

週間は、全作品が 4 号館 3 階廊下に展示されます。例年、審査・表彰後に報告書提出をしておりました

が、本年度は報告書提出時期に間に合わないため、割愛させていただきます。

総括

今年度の1年生には、新たな試みとして、オリエンテーションの1か月前から毎週水曜日に事前学習を

する時間を設けて引率の大学院一年生と一緒に建築についての勉強会を行いました。そのためか、移動

中・見学中に質問をする生徒が多かったように思います。

質問ができるということは、対象に興味を持ち、知りたいという欲求が高まっているということですの

で、1年生の建築に対する「おもしろい」という一番大切な部分を刺激できたことは大変良い結果だと

感じています。

<謝辞>

両日ともに天候に恵まれ、無事終了することができました。ご支援を頂きました後援会の方々、なら

びに大学関係者の方々には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。