25...(3)長熊釣堀センターの運営状況について。...
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とになると長時間かかります。その辺は、私どものほうの説明をある程度明確に簡略化した
中でご説明をいたして、なるべく市民の方々からご意見をいただくというような方向で検討
してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(髙橋利彦) 木内欽市議員。
○18番(木内欽市) どうもありがとうございます。
その地区懇のときに配っていただいた資料ありますよね。きのう課長がお答えになった、
このまま整備したら25億円かかるとか、あれば非常によくできていますね。
あれはやっぱり職員の方が考えていただいたということですので、私は最初あれもコンサ
ルが考えたのかなと思ったんです。そうしたら、そうじゃなくて、執行のほうの方に言わせ
たら、ちょっと耳の痛いようなことも書いてあるので、よくこうやって書いたな、よくでき
ているなと思って感心していました。ひとつそういうことでよろしくお願いしたいと思いま
す。
ああいう資料も地区懇のときに大変いいと思いますので、よろしくお願いします。ありが
とうございます。
○議長(髙橋利彦) 木内欽市議員の一般質問を終わります。
一般質問は途中ですが、11時30分まで休憩いたします。
休憩 午前11時13分
再開 午前11時30分
○副議長(平野忠作) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長の都合により、議長に代わって議事の進行を務めますので、ご協力のほどよろしくお
願いします。
引き続き、一般質問を行います。
◇ 滑 川 公 英
○副議長(平野忠作) 続いて、滑川公英議員、ご登壇願います。
(17番 滑川公英 登壇)
○17番(滑川公英) 17番、滑川公英。平成26年旭市議会第4回定例会におきまして一般質
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問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
師走の慌ただしさに輪をかけた安倍総理の衆議院解散総選挙です。アベノミクスの評価を
問う選挙ですが、投票率の低さがささやかれています。これからの日本の進路を決める大事
な選挙です。ぜひ投票所にご足労をいただきたいと思います。
大きく分けて三つの質問をいたします。
何度か質問している項目もありますが、明瞭な答弁をお願いいたします。
1番目として、産業政策について。
(1)太陽光発電について。
6月議会でも質問し、太陽光発電1キロワット当たりの工事費99万円が妥当との答弁でし
た。旭市の道の駅の屋根に49.5キロワットの太陽光発電設備を導入する予定でしたが、今年
1月の千都設計の見積もり価格は100万円、そんな高い価格ではお話にならんと私は再提出
させ、その価格が60万円。これには裏がありまして、中身は3割カットされても利益が出る
ように約47万円に3割を乗せた見積もり価格でした。千都設計は太陽光発電の設計を下請に
発注しました。
この経緯については、道の駅建設準備委員会で何回も皆様に説明をいたしました。この下
請設計は京セラの子会社で、太陽光発電工事を20年以上施工しているとのことです。
皆さんもご存じのように、新聞、チラシ等はただいまでは1キロワット当たりの価格は20
万円台が普通になっております。しかるに企画課は、総務常任委員会で60万円プラス共通費
26万円で約87万円と説明。行政はこんなにいいかげんなのでしょうか。3割カットプラス共
通費上乗せの73万円ならまだつじつまが合うんですが、いかがなものでしょうか。
(2)として、食彩の宿いいおか荘の契約について。
この問題については、きのうからたくさん質問がありました。ダブることがあるかとは思
いますが、よろしくお願いいたします。
24年1月、いいおか荘自費修繕5,000万円では修理できるわけはないとグロリアを退け、
24年7月までの解体予定が凍結になり、解体予算が廃案になり、その後、復興交付金事業が
採択になり、3階屋上が避難所に。また、プロポーザルで2階、3階の営業をみやぎ蔵王高
原ホテルに無償貸与いたしました。
契約書には、きょう問題になっていた契約の内容で再開日の条項等は一切なし。3回も再
開日を議会に説明したのは課長のパフォーマンスと私は思っております。その挙げ句撤退。
もともと債務超過の企業では無理だったのではないでしょうか。これは昨年度の9月議会の
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前にも全協の説明会ではそこを注意している議員が多々おりました。
行政が試行錯誤、迷走し、約4年の空白期間を作るわけですから、飯岡地域発展のための
速やかで慎重な契約をお願いしたいと思います。選定委員会を作り、5項目で選定するそう
ですが、昔に振り返りますと、JTBコンサルの方針を丸のみした経営検討委員会、その後
5,000万円の修理費用を出す企業を排除した経営検討委員会、また債務超過企業をいい会社
と選定した昨年の検討委員会、みんな前のめりで行政のレールに乗った委員会ではなかった
のでしょうか。4度目の正直、前のめりな人選で専門家を交えたニュートラルな人選を考え
ているようには、きのうの答弁では一向に見当たりません。
(3)長熊釣堀センターの運営状況について。
昨年4月から、大阪のビルメンテナンス企業が指定管理者ということで運営しております。
その後1年と8か月が経過しましたが、年2回の釣り大会、日々の結果について説明をお願
いしたいと思います。
(4)観光協会の統合の進捗状況はどうなっているのでしょうか。
11月16日に(仮称)あさひの道の駅の起工式が行われました。来年10月オープン予定、そ
れに向け、計画どおりのスタートを切りました。食彩の郷、交流の郷として文化観光の発信
基地として観光協会に情報発信館に入館していただきたいと計画しておりますが、1市3町
の文化観光を網羅した観光協会でありたいわけですが、どこまで進捗しているのかご説明を
お願いいたします。
(5)工業団地の進出企業について。
昨年、暮れごろから、鎌数工業団地に400人の雇用規模のある企業が進出しそうだが、ま
だ公表できないということでしたが、現在工事中の企業は何だろうという問い合わせがあり、
市長の政務報告でゼンショーホールディングスが進出とのことでした。詳しい説明をお願い
いたします。
大きい2として、新庁舎建設について。
新庁舎建設については、これまで議会でもさまざまな質疑が行われました。数少ないパブ
リックコメントの中では、文化の杜公園が適地だろうとの意見が多いそうです。そもそも文
化の杜公園は、市民に都市公園を1人10平米以上拡充するため、また防災公園機能を持たせ
るため、平成23年に完成した公園ですが、それを庁舎敷地にすると国に1.5億円ほど補助金
を返還するそうですが、市民の皆様へこのような経緯について説明をしているのでしょう
か。
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また、1.5億円あれば庁舎の用地についてはほぼ旭市どこにでも買収できるでしょう。地
権者に対して公共用地買収の所得税免除5,000万円は、税務署に対し本当に説明ができるの
でしょうか。税務署との交渉に大変苦労した先輩職員の努力が水泡に帰すのではないでしょ
うか。都市公園拡充のお題目も人口減でそれはチャラなのか。四つの候補地の中で一番整合
性がないのが文化の杜公園ではないでしょうか。何とか委員会の答申というのが全てなんで
しょうか。
大きい3として、地方創生と国土強靱化地域計画について。
(1)として、今後の取り組みについて。
日本創成会議発表の、2040年に約半分の900自治体が消滅するとのショッキングニュース、
これに危機感を感じた政府はすぐに対応し、人口減対策、東京一極集中阻止、地方再生、
2042年に人口1億人、出生率1.8を目指すとした計画が地方創生の骨幹です。旭市では概要
が決まっているだけのまち・ひと・しごとを27年度予算からどのように肉付けしようとして
いるのか。また、6月に発表された国土強靱化法の中で、千葉県内では旭市がモデル地区と
なっております。
また、国土強靱化地域計画を作ろうとしています。国土強靱化基本計画のもとに防災基本
計画と国土形成計画があり、食料・農業・農村基本計画や社会資本整備重点計画等の三つの
計画が配備されております。政府のこの二つの重要な方針に対して、行政としてはどのよう
にこれから介していくのでしょうか。
(2)として、インフラ計画について。
地方創生法は7割くらいがソフト事業だと思います。あとの3割ぐらいは国土強靱化法と
ダブったインフラ整備だと思われますが、執行はこの2法を旭市のインフラ計画に反映させ
るのか。旭市の5か年計画の前倒しができるのか伺います。
1回目の質問を終わります。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の一般質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) それでは、私のほうから、大きい1番の(1)太陽光発電につ
いてと3番の地方創生と国土強靱化地域計画についての今後の取り組みとインフラ整備につ
いての回答を申し上げます。
先に太陽光発電につきまして、道の駅太陽光発電につきまして、整備単価が民間と比べて
高いというご指摘だと思います。この整備につきましては、去る9月議会の総務委員会にお
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きまして整備単価や、売電による収入との整備回収見込みなどについてご指摘を受けたとこ
ろであります。この道の駅建設準備委員会におきまして、この関係について検討したところ
であります。
仮に太陽光発電設備を設置する場合、公共工事となります。この公共工事につきましては、
公共工事の進出確保と促進に関する法律におきまして、良質な品質を確保することが求めら
れております。そのため設計額の積算に当たっては、国の公共建設工事、標準仕様書に基づ
いて積算することが必要であります。
また、予定価格についても適正な算出が求められ、安易に価格を下げるようなことのない
よう国が指導しております。市といたしましても、公共工事の積算においては、国が定めて
いる標準仕様や積算基準を根拠としていきたいと考えておりますが、公共工事費の縮減に努
めることは当然重要であると考えております。
次に、大きな3番です。この国土強靱化と地方創生の計画についてということのご回答を
申し上げます。
まず、地方創生と国土強靱化計画の位置付けの事業はどんなものかということで、地方創
生につきましては、10月20日に県の担当課長への説明会が開催され、まち・ひと・しごと創
生法の概要が示されたところであります。この法律は、少子高齢化の進展に的確に対応し、
人口の減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの
地域に住みよい環境を確保し、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、ま
ち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施するものであります。
国では、この法律に従って年内に長期ビジョンと総合戦略を決定する予定で、地方自治体
において今後、地方人口ビジョンや地方版総合戦略を策定することとなります。具体的な施
策につきましては、この地方版総合戦略に位置付けることとなりますが、まだ国の取り組み
が始まったばかりで、国の動向を注視しながら今後検討していきたいと考えております。
それから、インフラ整備につきましての質問ですが、国土強靱化計画につきまして、今現
在検討しております。これまでの議論の中では、脆弱性度評価を行うとともに、国土強靱化
に寄与すべき旭市の特質、いわば強みを一つといたしまして、東日本大震災の被災体験によ
るさまざまな教訓を生かした地域の強靱性の発揮、それから旭中央病院が持つ千葉県北東部
の災害拠点としての機能、それから首都圏の食料供給基地の維持を挙げております。
特に首都圏直下型地震の発生において、旭中央病院についても、けが人等を搬送する道路
が不要になってしまえば無理ですし、また旭市の一大食料基地としての機能発揮についても、
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これらを輸送する道路が使用不能になってしまえばできません。つまり国道126号線が使用
不能となってしまっては、国土強靱化において、旭市が発揮すべき特性が発揮できないとい
うことの事態になってしまうわけです。したがって、国道126号線の代替機能という面にお
いて議員ご指摘の道路網整備等についての国土強靱化施策上の上でも極めて重要だと思って
おります。
以上です。
○議長(髙橋利彦) 商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) それでは、議員のほうから産業政策につきまして質問がござい
ました。うちのほうからは、2番目のいいおか荘につきまして最初にお答えさせていただき
ます。
ご承知のように、今週の金曜日までの期日をもちまして貸し付けの募集を行っております。
期日にもし手を挙げていただける業者がおりましたらば、早急に貸付先の選定委員会、これ
を立ち上げしまして貸付先の候補者、これを年内12月末までには終了したい、そういうこと
で考えております。その後、候補者の選定が決まりましたらば、早期に議会に上程をしまし
て議会の議決をいただいた暁には契約を締結したい、そういうような形で現在は進んでおり
ます。
議員のほうからも、この選定委員会の部分につきましてご質問いただきました。今回一番
の担当課としまして危惧しているものが、資金調達の部分かと思っております。金融機関に
聞きますと、その貸し付け物件、営業する物件がお客様のものでないという、そうなります
と担保物件がないという、担保にその物件ができない、そういうふうなことで融資という部
分につきまして、我々も相当これは慎重に判断していきたい。要は、自己資金等も含めて貸
付先が適当であるかどうか、これを一つの審査の大きな項目として今回考えております。
そういうふうなことで、いいおか荘につきましては以上でございます。
あと、長熊の釣堀センターにつきましてお答えをさせていただきます。
ご承知のように、長熊の釣堀センターは市営でございます。旧干潟町の地先にあるわけで
ありますけれども、これにつきましては平成25年度から指定管理者の制度を導入してござい
ます。民間会社に管理運営を行っていただいております。期間は3年間ということで、平成
27年度までということになっております。
ご質問の現在の運営状況でございます。過去、市が経営していたときと、指定管理者にし
ていたとき、これを比較させていただきます。市が経営をしておりましたとき、24年度につ
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きましては、入場者の数が1万8,590人でございました。民間にお願いした中で、平成25年
度は1万6,343人、2,247人の減ということになっております。
さらに、平成26年、本年の4月から10月まで、この期間でお答えを申し上げますと、市の
経営していた時期、24年度では9,986人、本年26年につきましては7,345人、2,641人の減で
ございます。
議員からも、釣りの大会の参加者ということでご質問いただきました。長熊の釣堀センタ
ーにつきましては、春と秋に釣りの大会を実施しております。合計の数で申し上げますと、
市が経営をしておりました24年、これは309人、民間に委託しました25年、これが284人、本
年、平成26年につきましては344人、これは天候等によるかと思いますけれども、以上のよ
うな数値でございます。
あと、議員のほうから、観光協会の統合の進捗状況につきましてご質問いただきました。
ご案内のように旭市は現在、旭市観光協会、飯岡観光協会の二つございます。
これにつきましては、本年6月に両観光協会の正副会長さん方との話し合いを設けまして、
来年度、平成27年度の早い時期に統合しよう、そういうふうなことでお互い協会の意思の確
認をしてございます。
それと、飯岡観光協会につきましては、既に役員会等を実施していただきまして、協会そ
のものでもう合併しようという、一つになろうという確認はしていただいてございます。旭
市観光協会につきましては、明日役員会を開催して、観光協会の一つ、統一について全ての
役員さん方のご理解をいただきたい、そういう会議を催すところで聞いております。
これにつきましては、二つの観光協会が一つになるということでなくて、旧干潟、旧海上、
そこにもいろんな観光資源がございます。それと今回併せまして物産、これも含めてPRを
したい、そういうことで(仮称)旭市観光物産協会、そういうふうなことで設立に向けまし
て現在具体的な話し合いをさせていただいております。
特に、今回市のほうでは(仮称)旭市観光物産協会設立の準備委員会、これを12月中に開
催いたしまして、それぞれ旧干潟、旧海上の方々にも観光に携わる方にも参加していただく。
併せまして、JA、漁協等にも参加をいただきたい。
併せまして、先ほど議員のほうからありました道の駅の関係、担当課の課長にも出席をい
ただきたい。そういうことで年内には第1回目の準備委員会の立ち上げを考えておりま
す。
それと、最後に工業団地の進出につきましてご質問いただきました。
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市長から政務報告でご報告がありました鎌数の工業団地、ゼンショーホールディングス、
これはご承知のように外食産業でトップクラスの企業でございます。今回用地面積としまし
ては1.75ヘクタール、これを購入していただきました。現在、第1期工事としまして、7月
より工事の建設を行っておるところでございます。現在行っている建物につきましては、第
1期工事としまして建築面積が1,645平方メートルでございます。ゼンショーさんからは、
今回はあくまでも第1期工事、順次工場の拡大をしていきたいということでは話は伺ってお
ります。
稼動日につきましては、来年4月1日を予定したいと。雇用します従業員としましては、
当初ですので20名程度、取り急ぎ募集をしたいと聞いております。
主な生産アイテムとしましては、グループ店舗、ここへの食材の生産と聞き及んでおりま
す。この会社の報告と今回遅くなりましたけれども、土地を持っております千葉県土地開発
公社、ここからの発表をちょっと控えていただきたい、そういう趣旨がございました。そう
いうことでご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
○副議長(平野忠作) 総務課長。
○総務課長(堀江通洋) では、滑川議員の新庁舎の建設について何点かございましたので、
順を追ってお答えしたいと思います。
まず市民会議で、旭文化の杜公園が一番よいということについてと、二つ目は都市公園1
人当たりの公園面積を減らしてまで建てるのかということ。三つ目として、国費、要するに
まちづくり交付金1億5,000万円と言っておりますが、試算では1億1,800万円を返すのは無
駄ではないか、ほかに用地取得できるのではないかという3点についてお答えいたします。
まず、市民会議の件なんですが、昨年、基本構想、四つの場所を決めて基本構想を作成し
ました。議員方にも合意をいただいて、その四つの候補地の中から市民会議、市内旧1市3
町からお願いした15名の委員さん方で検討いたしました。その検討の内容なんですが、一つ
として利便性、二つとして防災安全性、三つとしてまちづくりとの整合性、四つとして経済
性、五つとして法令適合性について比較検討を行ってまいりました。
その中で、旭文化の杜公園については、都市公園の位置付けや公園機能、補助金、公園の
長所・短所等含め、説明をいたしました。その議論の結果、市民会議として都市計画の変更
手続きや補助金返納等の課題はあるものの、市の中心部にあり、市民の利便性も高い点、防
災拠点として公園と一体的な活用が図られる点等を総合的に判断し、市民会議の方向性とし
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て新庁舎の位置は旭文化の杜が望ましいとの提言を市長に提出していただいております。
それと、補助金の返還は無駄ではないかというご質問に対してですが、新規に土地を求め
た場合にも用地取得が生じます。相手がいることでございますので、期間がどのくらいにな
るか予測できません。また、公園施設の一部撤去に際しましても、部材等の再利用を考慮す
るなど設計を行い、無駄のないような形で進めることになります。
仮に文化の杜公園に庁舎整備を行えば、公園と庁舎の一体的な活用が可能となり、防災上
においても、より強固な施設となるほか、市民の利便性、公園機能も相乗的に高まるものと
考えております。そういうことから補助金の返還ということでありますが、金に代えられな
い部分があろうかと思います。
ここで、一つ合併特例債について申し上げたいと思います。
市では、庁舎建設のために旭市庁舎整備基金を平成21年から積み立てております。この昨
年の25年度末には約15億円が積み立ててございます。予定であります29年度末には27億円の
積み立てを想定してございます。
それと、1市3町を合併したことにより、合併特例債というものが庁舎建設に該当いたし
ます。それを簡単に説明しますと、想定した50億円に対して合併特例債の対象となる率は、
95%が合併特例債の対象額になります。その95%のうち70%が交付税措置対応となりますの
で、後年度に交付税で見ていただきますので、95%のうちの70%が市に戻ってくる、そんな
計算になります。
そういうことで50億円の建設費を想定した場合、最終的に市の持ち出し額は18億円、残り
の32億円は交付税で措置される。新市・新庁舎積立基金、これは29年度末に27億円を、現在
は15億円ですが、27億円を見込んでございます。そういうことで、この合併特例債がきく今
行わないと、将来にわたって耐震性のない庁舎を建てる、このままでいかなければならない
のかなというふうに考えております。
それと今、建設費50億円ということで申し上げました。昨日、林七巳議員から、「コンク
リートの部分だけで50億円なら」という質問がございます。それについて誤解されているよ
うですので、ちょっと付け加えて説明したいと思います。
建設費50億円と試算した中には、建物本体、コンクリート部分ですね、そのほかに免震、
耐震、設計を組んだときにどっちにするか、そういう装置を付けます。それと電気設備、空
調設備、防火設備、エレベーター、自動ドア、上下水道設備、トイレ・洗面、それと皆様の
議論していただく議場等の整備も含んで50億円と想定をしてございます。
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それと最後、補助金を返還してまで行うのかということなんですが、文化の杜公園は平成
24年4月1日に供用された公園でありますが、補助金の返還や公園区域の変更を示した中で、
庁舎建設について最も意見が多かった場所であります。パブリックコメント、市民会議、そ
れと庁内の新庁舎建設委員会、この3点からも文化の杜が妥当であるという回答をいただい
ております。実際の公園面積が減ってしまいますが、駐車場の緑地や敷地内への植栽等を行
うことにより、現公園と一体となった仕様を考えていかなければならないと思っております。
また、防災面でも、防災機能を有した公園と一体利用することにより、より安全で安心な
利用も可能と考えております。
以上でございます。
○副議長(平野忠作) 一般質問は途中ですが、昼食のため午後1時10分まで休憩いたします。
休憩 午後 零時 9分
再開 午後 1時10分
○副議長(平野忠作) 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き滑川公英議員の一般質問を行います。
滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうもありがとうございます。
丁寧過ぎる回答をいただきまして、ありがとうございました。1番目のほうから、太陽光
発電について2回目の質問をいたします。
皆さんは、自宅の屋根にもし太陽光発電設備を導入するとしたら、今どき47万円で導入す
る気がありますか。そういう計算の弱い方はいないと思いますね。最新の変換効率で言うと、
パナソニックの23%が一番変換効率が高くて、これは価格も高いんですけれども1キロ当た
り47万円とか48万円には絶対なりません。
先ほどの質問で、共通費を乗せて60万円プラス26万円で86万円ですよね。それで補助金が
6割を超えれば実質34万円だから、事務局はそれで安いと思っているんじゃないか。なぜ私
がこの導入価格にこだわるかというのは、落札した企業1者だけが通常価格、市場価格の約
3倍以上ですよ。かけ離れたおいしい仕事にありつけるのかということなんです。これに対
して執行はどう考えているでしょうか。
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○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 価格の関係ですけれども、道の駅太陽光設備における費用対効
果も考えております。売電収入や自家消費、それから節電費用、また環境対策といった大前
提があるものの、現在想定されている工事価格と売電価格との比較、あるいは今、九州電力
で太陽光発電の導入が急増したことによって再生エネルギーの固定買取価格制度に基づく契
約の受け付けを中断したといった部分。また、今後の売電価格の上昇にもよりますが、全売
電、全自家消費、いずれにおきましても経済的な採算性は確保できず、唯一期待できる費用
対効果については環境への寄与のみとなります。これらのリスクを考慮しまして、また、道
の駅準備委員会での意見等も含めまして、道の駅の太陽光発電設備につきましては整備しな
いということにいたしました。
以上です。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 私が言いたいのはそういうことよりも、もとの市場価格になぜ反映す
る基礎価格を採用しないのかということなんですよ。それで、お隣の香取市では今年の3月
25日に、出力が2,127キロワットで1キロワット当たり工事費は30.2万円なんですよ。で、
太陽光発電所を完成したわけです。この中には共通費はゼロ円です。なぜ同じ地方自治体な
のに片方は共通費が何十万円も、少なくとも30万円とか40万円乗せる、片方はゼロ円。同じ
国土交通省ないしは経済産業省の指導を受けているわけでしょう。これについての説明お願
いします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 私どものほうの工事、これは去年行っております。その中で、
先ほども申し上げましたように、公共工事の品質確保という意味ではやはり国の建設工事、
その標準仕様に基づいて積算ということになっております。その辺を含めますと、単価的に
は香取市でやられたような金額にはいかないということの差だと思っております。
以上です。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 全然答弁になっていないんじゃないですか。私は、何回も言うように
基本的な1キロワット当たりの工事費が、何であなた方はべらぼうな2倍も3倍もするよう
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な工事費を基本にするんだと言っているんですよ。
それで、香取市が30.2万円でできるということは、我々の団体もできるということなんで
すよ。プロポーザルでやればいいだけの話じゃないですか。だったら、これからやることに
ついては全部、太陽光についてはプロポーザルでやれば市民の皆様が採用すると同じような
ことができるわけじゃないですか。やるのかやらないのか、どっちだ。それを伺いたいと思
います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の4回目の質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) この太陽光発電につきましては、プロポーザルは考えておりま
せん。
以上です。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 考えていないということですね。はい、分かりました。
では、4回やっちゃったので……。
○副議長(平野忠作) いいおか荘についてお願いします。
○17番(滑川公英) 次に移ります。
では、いいおか荘なんですけれども、契約書についてプロのアドバイスを受ける気がある
のか。例えば、これは私が今までも質問しましたけれども、匝瑳市の望洋荘について契約の
内容を調べているんですか。何にも調べていないから、去年みたいないいかげんな懸案が出
てきたわけでしょうよ。これからもそういう契約が出る可能性が多いんじゃないですか。
先ほども言いましたように、行政のやり方を大体委員会は踏襲しますからね。ほとんどが
踏襲しちゃうから、割を食ってもそっちの意見が反映するわけですよ。これプロの契約者、
先ほども、ここにもプロの大先生が何人もいるわけですよ。その方々の話ないしは意見を聞
いたことがあるんですか、職員で。だからあんないいかげんな契約ができるわけでしょうよ。
検討委員会、検討委員会と、先ほども言ったようにもうこれは決まっていることを検討して
いる委員会と同じじゃないですか。もっと財務諸表ができるような人をなぜ入れないんです
か、分かる人をなぜ入れないんですか。答えを求めます。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 今、議員のほうから契約に関しまして、プロのアドバイスを受
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けるべきではないかというご質問をいただきました。
今回につきましては、私どものほうも3回目ということで、契約につきましては万全を期
したい。そういうことで、顧問弁護士の先生方にもご教授いただきたいなと個人的には考え
ております。
あと選定につきましては、先ほど申しましたように実は今回プロの、金融面で特に資金調
達能力を提案する事業者があるかどうか、そこも含めまして市内の金融団の代表の方、こう
いう方に就任をお願いしたいなと、そういうふうに考えております。
以上でございます。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 去年の8月の全員協議会の中でも、優秀な先生方はこれはもう、先ほ
ども言いましたけれども、債務超過だからやばいといったことをちゃんと言っているわけで
しょうよ。去年と同じようなメンバーで検討委員会をやるんだったら意味がないでしょう。
絶対そういうことではないですよね。もしこれ貸付業者が決まらないとしたらどうなるんで
すか。それと、もしこれができたとしたら、今月中に臨時議会でも開いて議決していただけ
るんでしょうか。その二つについてお答えいただきたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 最初に、スケジュールにつきましては、仮に金曜日、12日が申
し込みの期限でございます。ここまでに仮に申し込みがあった場合等につきましては、速や
かに選定委員会、年内には開催をしたい、そういうふうに担当課では考えています。速やか
に議会の議決をいただくべく、議会への上程を行っていきたいなと。ただ、これにつきまし
ては年内には無理だと思いますので、年が明けるかと思いますけれども、年内には候補者、
これはもし仮に応募があったときには年を越さずに選定したい、そういうふうに考えており
ます。
契約につきましては、あといろいろアドバイスいただきましたことを、議員からありまし
たことを胸に置きながら、選定委員会につきましては前回と若干変わった形での選定を考え
ております。よろしくお願いいたします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうもありがとうございました。
もしこれが、先ほども言いましたように適当な貸付業者がないとしたら、10月の全協の中
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でも旭市が修理費を全部持ってリースするのか、それとも指定管理者でやっていくのか。そ
の辺のこともこの議会の中で答えていただきたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の4回目の質問に対し、答弁を求めます。
明智市長。
○市長(明智忠直) 今回の貸付先公募の中で、もし貸付先が見つからなかったという場合、
やはり市で全面的に改修をして、指定管理か委託業者をお願いするか、どっちかということ
でやっていきたいと思いますけれども、今回の公募で受けてくれる人があることを本当に期
待をして今いるところでありますけれども、それがなかったら今のようなことでやっていき
たいと思いますので、よろしくお願いします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 明確な答弁、どうもありがとうございました。よろしくお願いいたし
ます。
では、3番目の長熊の釣堀センターの成績なんですけれども、皆様聞いて分かりますよう
にあまり成績はよくないですよね。ということは、24年度は市の職員が努力していたという
ことになるかとも思いますが、この業績を回復するには担当課としてはどのように考えてお
るのですか。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 先ほど、市の施設であります長熊釣堀センター、24年度までは
市において直営で実施をしていた。25年から民間に指定管理者として管理運営を任せている。
その中で、25年1年間で2,247人の減があったわけですけれども、内容を実はうちのほうで
ひもといてみますと、ほとんどが、実は市内の方の来場が減っておる。その減っている人数
がそのまま全体の入場者の減につながっている。そういう実は分析をしてございます。
そういうようなことで、今指定管理業者とは、市内の方にいかに来ていただけるか、そう
いうことを模索しようということで種々協議には入っております。そういうようなことで、
単に施設を任せただけではなくて、市のほうにつきましてもいろんな宣伝、そういうものも
含めまして一緒になって集客の努力をしていきたい、そういうように考えています。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) では、ヘラブナの投入についてなんですけれども、ヘラブナの投入に
ついては商工観光課が関与していくというような答弁をもらっていますけれども、去年、今
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年についてのヘラブナの投入についての回数とか業者数とかトン数とか、明細にお知らせ願
いたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) ヘラブナの放流につきましては各年、3年間の協定とは別に年
度協定の中でそれぞれ管理費用等も決めてあります。ヘラブナにつきましては、7トンを放
流するということで協定の中で結んでおります。この契約に際しましては、全て管理は民間
のほうにお任せをしていきます。ただ、量につきまして、それと大きさにつきましてはキロ
2.5倍、2匹半ですかね、そういうような形で大きなヘラブナを放流してほしい、そういう
要望は出してございます。
それと、年何回かに分けてありますけれども、それぞれ放流の際にうちのほうの職員が立
ち会いさせていただいている。正しい数字が入っているかどうかを含めまして、立ち会いを
させていただいている、そういう状況でございます。
(発言する人あり)
○副議長(平野忠作) 商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) ちょっと手元に業者数はあれですけれども、関西のほうの1社
から入れているということで認識しております。1社から7トンでございます。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) ということは、旧市で運営したときも1社ということで問題があって、
ヘラブナでないものも入っているとか、そういうこともあって改善するというような答弁を
いただいていたんですけれども、じゃ、そのままやっているということですね。そうですか、
分かりました。
袋公園以外の公園についての─袋公園じゃなくて長熊公園以外についての、例えば川
口沼とか袋公園についての投入実績というのはどのくらいになっているんですか。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の4回目の質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) ちょっと私の記憶では、長熊以外に市で放流しているのは袋公
園、袋のため池、ここに1トンほど放流している、そういうことで理解をしております。
(発言する人あり)
○商工観光課長(堀江隆夫) そのほかには、市としては放流はないです。
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○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうもありがとうございました。
では、4番目の観光協会の統合については、観光物産協会にするということでありますの
で、道の駅が予定しているのが10月オープンなんですけれども、その前にはっきりした組織
を作っていただきまして、なおかつ、やはり人事が大事なものでヘッドを決めていただきた
いと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 観光協会の統合ということで、今、(仮称)旭市観光物産協会、
単なる観光だけではなくて物産も取り入れようということで進んでおります。
この新たな組織の立ち上げの時期でございます。我々、春先ということで今まで考えてお
りました。それぞれ旧二つの観光協会の会計年度、3月末等に閉めていただきまして、その
後に新たな組織の設立になるかと思います。ただ、4月の第1週に袋公園での桜まつり、こ
れが旭市観光協会等の主催になっております。そういうようなことで、この桜まつりが終わ
った後になるかと思います。
ただ、旭市の観光は夏が大きなイベント等たくさんあります。この夏前にはぜひ立ち上げ
をしていきたい、そういうふうに考えております。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) では、今商工会館にある観光協会の窓口も移動するわけですか。その
まま置いて道の駅のほうにも1個ということになるのか。その辺についてはまだ考えている
のかいないのか、お答え願いたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 現在、旭市の観光協会の事務局につきましては、現在の商工会
の事務所の中に机を一つ置きまして事務局職員が従事しております。ただ、商工会のほうか
らも、将来的には商工会も各支所の職員がそこに集まって来る可能性もある。そんなことで、
一つ以上の席の確保は難しいということも聞いております。そういうようなことで、私ども
商工観光課としましてはどこか別の場所に、できれば1人体制ではなくて、新たな事業も入
ってきますので、2人体制で常時観光あるいは物産行政に携わるようなそういう組織にした
い。それは担当課としては考えております。ただ、財政的なものもあります。今後協議させ
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ていただきたいと思っております。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうもありがとうございました。
次に移ります。
進出企業なんですけれども、ゼンショーホールディングスは売上げが4,684億円、これは
14年の3月期の決算なんですけれども、外食ナンバーワンを目指している企業で、旭市では、
皆さんご存じのように国道沿いに、はま寿司、ビッグボーイ、ココス、すき家、宝島、なか
卯と展開し、簡単に言うと旭市の飲食店業者をいじめているような企業でございます。その
ほかに、ジョリーパスタとか、それから久兵衛、華屋与兵衛、牛庵の10チェーンを日本全国
に展開している企業ですが、このチェーンに加工した食材を送るというための工場であれば、
飲食店業界には本当に逆風なんですが、食材を提供する農畜産・水産については順風になり
まして、すごいチャンスが到来したと思うんですが、中身について、旭市の食材を受け入れ
てくれる方向にあるのかないのかお尋ねしたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 今、議員のほうから、今回鎌数の工業団地に進出していただき
ます外食産業のご紹介をいただいたわけでございます。
我々も、この会社が相当大きな会社でございます。期待として旭市の農畜産物、これをぜ
ひ使っていただきたい。これは担当の方にも話をしてございます。特に卵につきましては一
部、契約云々ではありませんけれども、こういうGPセンターが近くにありますよ、それと
一つ何か向こうからもその話し合いの土俵、そういうことは設けられたみたいな話は聞いて
おります。あと、野菜等につきましても、旭市の農産物、千葉県断トツの第1位です。そう
いうことは会社にも言ってございます。
ちょっとある話ですけれども、私どもも貴味メロンをPRすべく、担当の方にぜひ貴味メ
ロンを入れていただきたい。向こうから返ってきた言葉が「課長さん、1日に2,000個絶え
ず用意できますか」ということで、いかにこの旭市で食材の提供が連携できるような、そう
いうPRができるようなこちら側の体制も必要でないかなと、そういうようなことで農水産
課とも打ち合わせをしながら旭市の農畜産物のPR、まずはそこから始めていきたい、そう
いうように考えています。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
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○17番(滑川公英) ということは、農水産・畜産物についてロットがあれば対応していた
だけると理解してよろしいですね。数、ロットというのは数ね。
先ほど従業員数が20名と言いましたけれども、昨年うわさされた400名から比べるとべら
ぼうに低い数字なんですけれども、工場の拡張計画とか人員採用計画についての知ってる限
りの説明をお願いいたします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(堀江隆夫) 最初に、この会社との取引の関係でございます。
当然、地元から入れることによってそれだけ流通コストが、あるいは鮮度が保たれる。そ
ういうことで会社としては理解しています。一つ大きなクリアはやはり値段だと思います。
そういうようなことで、その値段が会社と農家側で、あるいは携わる側で合うかどうか。そ
れと、値引き競争は絶対避けていきたい。ここと契約することによって農産物の値段が下が
っていく、そういうことではなくて採算に見合う、農家側にもメリットがあるような、そう
いうことで話し合いの中ではそこははっきり、市として、担当課としては考えております。
それと人数でございます。ちょっと400人というのがどこから出たかあれですけれども、
今回取りあえず20人、今の工場の中ではパート等を主体に入れていきたい。企業としまして
も、本当に人の確保が一番重要だということで、どういうふうに集めたらいいですかという
ことは担当から今来ております。そういうようなことで、市としてはできる中でアドバイス、
協力はいたしますと。
それと、ゼンショーさんの担当の職員から、今回の面積は1,645平米の面積でございます。
大部分まだ空いております。ゼンショーさんが購入した面積ですね。ゼンショーとしては、
あれを空かせておくつもりはないと、順次、第2期、第3期の工事に入っていく。そういう
ことで市としてはご理解くださいと、そういう話は聞いております。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 答弁、どうもありがとうございました。
では、大きい2の新庁舎建設についてなんですけれども、執行は四つの候補地を立て検討
してきました。一番解せないのは、旭市は東総地区有数の土地持ちの自治体ですよね。跡地
利用というのは中央病院でさえ再整備計画の中で最初のほうにうたっていますよ。この4か
所についてゼロ回答じゃないですか。誰も質問しなかったかもしれないですけれどもね、こ
ういうふざけた話はないわけですよ。ただ造る造るだけで。
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じゃ、この4か所というのは、簡単に言えば今の本市庁舎、干潟、海上、飯岡なんですよ。
これをその後どうするんですか。もし新庁舎に譲った場合にはどうするんですか。また解体
して更地にして遊休土地にして、ただ蓄えておくだけの自治体になるんですか。最初にこう
いうことを明示するのが当然だと思いますよ。何を考えているんですか。ただ建てればいい
だけの話じゃないでしょうよ。
それで、先ほどもちょっとクレームをつけましたけれども、じゃ、防災と新庁舎はどちら
が大切なんですか。防災公園の面積がなくなるわけでしょう。それで、浜のほうの液状化に
なった所は別として、内陸部で液状化になっている土地というのはあそこしかないんですよ。
それを何であそこに持っていくような方向に進めているんですか。
もう一つ、あそこの海抜をちょっと教えていただきたいんですよ。大震災になって、もし
津波が仁玉川を遡上した場合に、一番危険な所に建てると言っていると同じじゃないですか。
もうちょっとその辺を考えるべきじゃないですか。23年3月11日に、我々の市はあれだけの
被害をこうむっているわけでしょうよ。それに近い所にまた造るなんて、事によったら津波
が仁玉川を遡上する可能性もあるわけでしょうよ。そういうことに対する執行の考えをお知
らせください。それと、さっき言った防災が大事なのか新庁舎が先なのか、よろしくご回答
をお願いいたします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
総務課長。
○総務課長(堀江通洋) 防災が先なのか庁舎が先なのかというご質問に対して、新庁舎自体
を防災センター機能が発揮できるように、今後の計画で検討していきたいと考えております。
それと、文化の杜近辺の海抜については、たしか6メートルか7メートルぐらいだと思いま
す。それと、跡地計画については、行革のほうでお答えさせていただきます。
以上です。
○副議長(平野忠作) 行政改革推進課長。
○行政改革推進課長(加瀬正彦) 跡地の利用、特に干潟、海上、飯岡等の明示がないという
ことでございました。
ちょっと前段といたしまして、平成23年8月に旭市公共施設の活用方針というのを作って
ありました。ここの中では、学校、旭中央病院を除いた個別の施設の整備方針等、活用して
いく方針等を示しておるところでございます。この時点では、まだ新庁舎の建設、これは合
併後に優先して実施してきました学校施設であるとか主要公共施設等の耐震化の整備が終了
-169-
する見通しである平成30年ごろの建設を目指すというようなことであったため、そこの中で
はまだ本庁舎プラス第2庁舎、支所等の個別施設についてはそのまま活用していくよという
ような記載がございました。
今ご質問の中では、新庁舎の建設の計画と併せて跡地利用も含めて公共施設全体の中での
明示というのがございましたけれども、新庁舎建設に伴う施設等の再整備計画を考える場合
には、全ての公共施設を考慮に入れる必要がございます。そういう中で、まず新庁舎の位置、
これが決まっていることが前提ではないかと思います。
今回四つ示されておったわけで、そこの中のどこに決まるかというのは、具体的には今文
化の杜ということで回答の中では進んでおりますけれども、現時点までは明確ではなかった
ということでございまして、この跡地については今後どういう形で進めるのか、これはこれ
からの、例えば公共施設の総合管理計画がありますので、そこの中でもさらに方針として示
していく必要があるんだと思います。ですから、今の時点でまだ示していないというのはや
むを得ないのかなというふうに思っております。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 何年か前に、神奈川県の秦野市の公共施設にあまりにも金がかかると
いうことで、もうその時点で、多分2年前だと思うんですよ。そういうことをやっているに
もかかわらず、ここではただ計画しているというけれども計画の実態が何もないじゃないで
すか。
それで、先ほどの質問でも、私の質問ではないですけれどもね、防災センターというのは
必ず行政の中に一つはなくてはしょうがないことなんですよ。きのうの質問でもそういう話
があったじゃないですか。0.9はどこにもないんですか。ほかの3町には0.9になる所がない
んですか。ないんだったら早く造るのが当たり前でしょうよ。司令塔がないということです
よ。司令塔がなくてどこで指令するんですか。全然お話にならないでしょうよ。
そういうことも考えないで、ただ新庁舎新庁舎だけじゃないでしょうということ。最初に
もっとやるべきことがあるでしょう。企画課もそうですよ、総務課もそうですよ。一番ひど
いのは行政改革でしょうよ。改革したのは何ですかというんですよ。もう何年も、5年も6
年もたってデータ、データ、データ。データだけではだめでしょうよ。お話じゃないけれど
も「ダメダメ」ですよ、本当。ちゃんとやることをやってからの話じゃないですかというこ
と。
ただ、私は反対しているわけじゃないですよ。早くやらなくちゃだめだと思うんです。や
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はり防災センターを早く造るには、立派な新庁舎を造らなくちゃしょうがない。それから、
合併特例債ができるうちに造らなくちゃしょうがないというのは思っていますよ。
ただ、その前にちゃんと市民の皆様にあからさまにすることがあるでしょうと言ってるん
ですよ。何もやらないでただ新庁舎だけで、こんないいかげんな話はないでしょうと。これ
だったらまだ中央病院のほうがずっとましでしょうよ。お願いいたします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の4回目の質問に対し、答弁を求めます。
明智市長。
○市長(明智忠直) 新庁舎の中に防災災害拠点、防災センターに合うようなことを入れると
いうのは、議員もご理解をいただいていると思います。新庁舎の中で丈夫な庁舎の中で指揮
命令系統、情報のキャッチ、そういったものは全部災害拠点本部ということで庁舎に入れる
ということで、早く造らなければと、そういうこともありましたし、今回30年を目安にとい
うことで総合計画・基本計画の中であったわけでありますので、1年前倒しにしようという
ようなことをしてきたわけであります。
市長がいろんな部分で市民の多くの皆さん方から意見を聞きながら、庁舎の位置は決めな
ければならないというようなことで、本来だったら議員間でその庁舎の位置を決めてくれる
のが一番いいのかもしれませんけれども、いろんな部分で市民に多くの意見を聞きたいとい
うことで、庁舎建設検討委員会、そういったものを立ち上げて、庁内でまず立ち上げて、そ
してまたそれを市民会議という形で、多くの市民の皆さん方に協議をしていただいたわけで
あります。半年くらい議論をしていただいたところであります。
庁内でのワーキンググループの中で、最初の4候補地を出したわけでありますけれども、
その中で庁内の建設検討委員会、また市民会議へと移って、最終的に市長へ答申をいただい
たわけであります。そういう結果で、この庁舎の位置も皆さん方に本当に理解をしていただ
くためにきょうも、9月議会後の全員協議会でも皆さん方にご理解をいただくために説明会
やら、今政策を、施政方針といいましょうか、政務報告の中で申し上げたところであります
のでご理解をいただきたいと、そのように思っているところであります。
何回か申し上げましたように、都市計画法という法律があります。法律がクリアできなけ
ればまた新たな問題で出発をしなければならないということの中で今、県と国との調整をし
ているところでありますので、今県にも国にも担当の職員は本当に一生懸命交渉をしている
ところであります。市民会議の結論、そしてまた庁舎内の検討委員会の結論、皆そうであり
ましたので、私としてもここに決定をしたいという思いでいますので、ご理解をいただきた
-171-
いと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうなんでしょうかね。よく分かりませんね。
では次に移ります。
大きい3番目ですね。地方創生と国土強靱化地域計画についてということなんですけれど
も、復興交付金事業のように五月雨的に国に申請できるものなのか、それとも一括してアン
ブレラ計画として出していくのか。その辺のことについて行政はどのように考えているのか
お伺いいたします。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 計画につきましてはまだ、ずっと説明も今までしてきましたが、
10月に地方創生については説明会が県にあったということで、具体的にどのような計画をと
いうこと、それから内容的なものがまだ示されておりませんので、その辺でご理解していた
だきたいと思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) では、この二つの国の政策というのはすごく大事なものなので、その
中に我々としてもぜひ入れていただきたい。国会議員、県会議員にお願いしてもなかなから
ちが明かないインフラ整備もありますので、その辺もぜひどっちかに入れていただけないか
なと思うんですが、いかがなものでしょうか。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 今のご質問、地方創生と国土強靱化での計画上のリンクができ
るのか。国土強靱化につきましては、全体的な骨子がまとまりました。先ほど申し上げまし
たが、今議会の中の最終日にご説明させていただくということで。あくまでも地方のいろい
ろな特性を生かした地域づくりをこれから進めるわけですから、この辺の中にインフラ整備
についても盛り込んでいく。そのインフラも国土強靱化への対応、要は、起きてはならない
という事態を招くことのないように政策展開をしていくということは考えております。
以上です。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) この計画ですけれども、今計画を立てている方々も大体が50代だと思
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うんですよ。もっと若い人の考えもぜひ、こういう大事な計画の中に入れていただかないと、
若い人が我々を援護してくれるようになるわけですね、高齢化社会になったら。ですから、
そういう若い人の声をやはり政策に届けるというためには、例えば、近くにも大学がありま
すし東金市にもあります、県にもあります。そういうような大学との連携をしてみてはいか
がなものなんでしょうか。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の4回目の質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 貴重なご意見だと思います。若い世代がこれから継いでいくわ
けですから、その辺がこの地方創生、それから国土強靱化もこれから推進計画という形にな
ります。その中で、そういうように反映できるものがあれば、ご意見をいただきながら計画
づくりに反映させていきたいと考えております。
以上です。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) どうもありがとうございました。
2番目のほうなんですけれども、道の駅の周りですね。どこでも道の駅の周りというのは
結構新しく企業が、企業というより個人企業が出てきて商売をやったりするわけですけれど
も、今年の8月から、要するに農振除外することはまず個人では不可能になりましたので、
その辺を地方創生ないしは強靱化に取り入れていただきまして、あの近辺の農地をやはり農
振除外するのがこれからの旭市の発展のためになるかと、私個人ではなくてそういう考えを
持っている方々もたくさんあるんですが、それを取り入れるということはいかがでしょうか。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再質問に対し、答弁を求めます。
企画政策課長。
○企画政策課長(伊藤 浩) 今の国土強靱化の中で地域的な、具体的な農振除外という計画
が取り入れられるかということはまだ検討しておりません。農振除外というのは非常に地域
で、例えばいろんな特性を生かした計画があって、その計画が人口減少対策であったり産業
集積であったり、新しい産業の創設ということの計画があって、その計画を遂行するために
農振が除外できるということの条件が整ってできるということもあるのかなとは思いますが、
農振除外を前提に考えた施策というのはちょっと無理があるのかなというふうに感じており
ます。
以上です。
-173-
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 道の駅の近辺に行ったことが、課長、ないんですか。たくさんあるわ
けでしょう。そこには民間の個人企業が店舗を構えているところもたくさんあるわけですよ、
ないところもありますけれどもね。だったら、旭市ではもうできないんですよ。もう18年も
個人では農振除外を解除することはできないんですよ。まして商売のためには。
発展を見越してそういうこともやっておくべきではないか、将来のためにやっておくべき
ではないかと、そう言っているんですよ。課長は先ほどからだめ、だめ、だめ、全部だめで
すね。何とかイエスと言ってくださいよ。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の再々質問に対し、答弁を求めます。
明智市長。
○市長(明智忠直) 今、地方創生と国土強靱化、そういったものが旭市にとってもこれから
のまちづくりの基本になっていくのかなと、そんなように思っているところであります。
言われましたように、道の駅ができますし、中央病院との連携、そのところに何か国の施
策が及ぶような、そんなような方向はやはり旭市としても考えていかなければならないと、
そんなように認識しているところでありまして、特に地方創生の一番のネックはやはり岩盤
規制といいましょうか、それを打ち破るということが一番大事でありまして、それでなけれ
ば地方は活性化できないという思いがありますので、国にも今、土地利用の問題あるいはい
ろんな規制緩和の問題、それを市長会としても要望していますけれども、せっかくの地方創
生と国土強靱化モデル地区に指定されたということもありますので、その中に何らかの形で
岩盤規制を打ち破るとか、規制緩和、土地利用を本当に地元自治体に任せてくださいという
ようなことをやっていきたいと、そのように思っておりますので、よろしくお願いしたいと
思います。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員。
○17番(滑川公英) 市長のお言葉、大変ありがたく思っております。
課長方は、かたい商売と言いますけれども頭がかたくてはだめですからね。市長くらいや
わらかい考えで臨んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
終わります。
○副議長(平野忠作) 滑川公英議員の一般質問を終わります。
◇ 伊 藤 房 代