総合課程 電子情報専攻 科目配当表(3年生)...【目的】(上位目標)...

38
講/演/実 履修年次 必修/選択 単位数 時間数 3 2 36 3 選必…F 2 36 3 選必…G 2 36 3 選必…H 2 36 3 選必…H 2 36 3 2 36 3 選必…G 2 36 3 2 36 3 2 72 3 2 72 3 2 72 3 2 72 3 3 108 3 576 3 36 3 36 3 144 3 36 3 144 3 36 3 72 3 72 (備考)選択必修科目については、同一アルファベットの中から、いずれかの科目を選択し受講すること。 信号処理工学演習 ソフトウェア工学 電子工学に関する科目 情報工学基礎に関する科目 専門科目(実験・実習科目) 情報理論 組込みシステム構築実習 電子情報システム工学実習 計測・制御工学応用実習 情報工学に関する実験・実習科目 総合課程 電子情報専攻 科目配当表(3年生) ※科目名のリンクをクリックすることで科目のシラバスにジャンプします 工学教育科目 専門科目(講義・演習科目) 信号処理工学 電子工学に関する科目 応用電磁気学 電子素子工学 高周波工学 回路網理論 情報工学に関する科目 高度技能応用実習Ⅰ 応用制御工学 職業訓練科目 高度技能実習 通信工学に関する実験・実習科目 ネットワーク工学実習 企業実習・卒業研究(実験・実習科目) 企業実習 機械工作・組立実習 回路設計製作実習 組込みシステム設計論 組込みシステム構築課題実習 通信ネットワーク設計論 電子通信機器設計製作課題実習 機械工学概論

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Page 1: 総合課程 電子情報専攻 科目配当表(3年生)...【目的】(上位目標) 電磁気学は,電子工学の基礎理論を体系化した分野であるから,この科目を履修しないと,電子に関わる物理現象を理解するこ

講/演/実 履修年次 必修/選択 単位数 時間数

講 3 必 2 36

講 3 選必…F 2 36

講 3 選必…G 2 36

講 3 選必…H 2 36

講 3 選必…H 2 36

講 3 必 2 36

演 3 選必…G 2 36

講 3 必 2 36

実 3 必 2 72

実 3 必 2 72

実 3 必 2 72

実 3 必 2 72

実 3 必 3 108

3 必 576

講 3 必 36

講 3 必 36

実 3 必 144

講 3 必 36

実 3 必 144

講 3 必 36

実 3 必 72

実 3 必 72

(備考)選択必修科目については、同一アルファベットの中から、いずれかの科目を選択し受講すること。

信号処理工学演習

ソフトウェア工学

① 電子工学に関する科目

① 情報工学基礎に関する科目

C 専門科目(実験・実習科目)

情報理論

組込みシステム構築実習

電子情報システム工学実習

計測・制御工学応用実習

② 情報工学に関する実験・実習科目

総合課程 電子情報専攻 科目配当表(3年生)※科目名のリンクをクリックすることで科目のシラバスにジャンプします

授 業 科 目 名

Ⅰ 工学教育科目

B 専門科目(講義・演習科目)

信号処理工学

② 電子工学に関する科目

応用電磁気学

電子素子工学

高周波工学

回路網理論

③ 情報工学に関する科目

高度技能応用実習Ⅰ

応用制御工学

Ⅱ 職業訓練科目

E 高度技能実習

③ 通信工学に関する実験・実習科目

ネットワーク工学実習

④ 企業実習・卒業研究(実験・実習科目)

企業実習

機械工作・組立実習

回路設計製作実習

組込みシステム設計論

組込みシステム構築課題実習

通信ネットワーク設計論

電子通信機器設計製作課題実習

機械工学概論

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

情報理論 (Information Theory)

2単位

(36H) 山嵜 彰一郎

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 4年次に暗号と情報セキュリティ,通信機器工学実習を学習するために必須である.

【概 要】 携帯電話,地上ディジタル放送,など,身の回りの情報通信システムを支える基本技術として,情報源符号化技術,情報セキュリティ技

術を学習する.

【授業の目標】 情報源符号化,暗号化の技術で,方式の数値設定や解析をできるようになる.

到達目標

1. 情報源符号化に関して,方式の数値設定や解析をできるようになる

2. 暗号化の技術で,方式の数値設定や解析をできるようになる.

授業計画 備考

1 情報理論の役割

2 確率論の基礎

3 ベイズの定理

4 平均情報量

5 相互情報量

6 符号化と復号

7 可変長符号

8 ハフマン符号

9 拡大情報源

10 各種の情報源符号化方式

11 画像情報源の符号化

12 暗号で用いる数学

13 共通鍵暗号

14 公開鍵暗号

15 RSA暗号の応用

16 秘密分散

17 期末試験

18 全体の復讐

評価方法 期末試験で60点以上を達成することを基本として評価する.

教科書及び参考書 教科書: 自作テキスト

安全上の注意事項

主な使用機器等

受講要件※

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

応用電磁気学 (Applied Electromagnetics)

2単位

(36H)

大野 成義

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 選必

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 電磁気学は,電子工学の基礎理論を体系化した分野であるから,この科目を履修しないと,電子に関わる物理現象を理解するこ

とができなくなる。また,電気理論に基づいて電気・電子回路,機器,システム等を設計することが不可能になる。さらに,製品製造や

設備のトラブルに対する検討,対策もできなくなる。

【概 要】 電子情報工学専攻の学生にとって,「法則や数式を覚えて演習問題が解けようになる」というレベルでは不十分である.理論の本質を

完全に理解することを目指す。

授業は,講義,演習,演習の解説と質疑応答,小テスト,小テストの解答をミックスして授業を進める。

【授業の目標】 電磁気学の定義,法則を用いて計算を行うことができ,電子工学への応用が可能になる。

到達目標

1. 電流の作る磁界について直線電流,円形電流,長方形電流の場合の計算ができる。

2. 電磁力について簡潔に説明でき,計算ができる。

3. インダクタンスについて計算できる。コイルに生じる誘導起電力と電流の時間変化の係数であることが説明でき,計算ができる。

4. マクスウェルの方程式について電束密度のガウスの法則,磁束密度のガウスの法則,アンペール・マクスウェルの法則,電磁誘導の法則を数式

を使って説明ができる。

授業計画 備考

1 電荷と磁荷,電流と磁束

2 電流の作る磁界

3 直線電流の作る磁界

4 アンペールの法則

5 ソレノイドの作る磁界

6 電磁力

7 電流に働く力,電荷に働く力

8 磁性体

9 磁気回路

10 ファラデーの法則

11 渦電流

12 インダクタンス

13 相互インダクタンス

14 アンペール・マクスウェルの法則

15 電気工学への応用

16 マクスウェルの方程式

評価方法

教科書及び参考書 教科書: 電気磁気学〔第2版〕安達三郎,大貫繁雄 森北出版

参考書: 基礎電磁気学演習 佐藤瑞穂 培風館

期末試験で60点以上を達成することを基本として評価する。

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安全上の注意事項 なし

主な使用機器等 ノートパソコンと接続可能なプロジェクタ,スクリーン

受講要件※ 前提の授業である電磁気学で学んだ内容の60%以上を理解していること。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数)

電子情報専攻

電子素子工学 (Electronic Device Engineering)

2単位

(36H) 柿下 和彦

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

目的(上位目標) 電子回路で使われているディスクリートの受動回路素子,能動回路素子及び集積回路の仕組みや特性を説明できる。組み込み

システムの中の電子回路素子からなる簡単な電子回路を設計できる。

概要 電子回路で使われている半導体について理解し、個々のデバイス(トランジスタ・MOSトランジスタ、など)の構造と動作原理を理解す

る。それらが演算回路、IC回路中でどのように使われているかを理解する。授業は、講義の他に演習、小テストを行いながら進める。

授業の目標 電子素子工学を学ぶことにより、半導体および半導体デバイス一般の電気的特性を知ることができる。

到達目標

1 導体・半導体・絶縁体の違いを説明できる。それぞれのバンド構造を書けること。

2 半導体・磁性体・誘電体を用いた各種素子について、その種類と簡単な動作について説明できる。

3 各種集積回路の設計ができる。アナログ集積回路、ディジタル集積回路の構造を説明できる。

授業計画 備考

1 半導体の種類について

2 バンド図について

3 半導体のキャリア濃度

4 ダイオード(1)pn接合ダイオード

5 ダイオード(2)ツェナーダイオード・ショットキーダイオード

6 バイポーラトランジスタ(1)バイポーラトランジスタ

7 バイポーラトランジスタ(2)各種設地回路

8 電界効果トランジスタ(1)接合型電界効果トランジスタ

9 電界効果トランジスタ(2)MOSトランジスタ

10 電界効果トランジスタ(3)MOSトランジスタ回路

11 電力用素子

12 集積回路について

13 磁性素子について(1)

14 磁性素子について(2)

15 誘電体素子について(1)

16 誘電体素子について(2)

評価方法 定期試験60点以上を合格とする。ただし、小テストについても考慮に入れる。

教科書及び参考書 教科書:基本からわかる電気電子材料講義ノート 湯本雅恵[監修] オーム社 ISBN 4-274-21742-5

参考書:

安全上の注意事項

主な使用機器等

担当者

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受講要件※ 前提の授業であるアナログ電子回路・ディジタル電子回路、電磁気学および数学・物理学で学んだ内容の60%以上を

理解していること。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数)

電子情報専攻

高周波工学 (Microwave Engineering)

2単位

(36H) 花山 英治

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 選必

授業の目的と概要

目的(上位目標) 工事担任者,電気通信主任技術者試験の科目免除,および第一級陸上特殊無線技士,第二級海上特殊無線技士の無線従事者

免許を取得するための履修科目での一つである.

通信機器,高周波機器の製造,通信ネットワークの構築において,必要な高周波の知識を有する技術者となるために必要である.

概要 講義を主体とする.

授業の目標 無線通信技術の基本を,電子情報技術者として説明,利用することができる.

通信ネットワーク技術者,通信機器製造技術者として,高周波技術を応用することができる.

到達目標

1 高周波の基本的事項を説明できる.

2 分布定数線路上を伝搬する波動の特性を説明できる.

3 高周波回路の電気回路論的扱いを説明できる.

4 高周波回路の電磁気的扱いを説明できる.

5 マイクロ波伝送線路の特性を説明できる.

6 高周波素子の特徴を説明できる.

7 電磁波の伝搬,放射を説明できる.

8 アンテナからの電磁波放射を説明できる.

9 電磁波の電離層伝搬を説明できる.

授業計画 備考

1 高周波工学概説

2 高周波回路の特徴

3 分布定数線路1

4 分布定数線路2

5 4端子回路網とSパラメータ

6 スミスチャート

7 マクスウェルの方程式

8 真空中における電磁波の伝搬

9 電磁波の性質

10 マイクロ波伝送線路1

11 マイクロ波伝送線路2

12 高周波素子(共振回路,発振回路)

13 高周波素子(減衰器,フィルタ,結合器)

14 整合回路

15 電磁波伝搬

16 アンテナ

17 電磁波の電離層伝搬

18 試験

担当者

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評価方法 期末試験を実施する.受講状況,レポート,および試験により総合的に評価する.なお,レポート未提出者,試験を受験

しない者は0点とする.

教科書及び参考書

教科書: 教科書: 三輪進,“高周波の基礎”,東京電機大学出版局,ISBN: 4-501-10970-X.さらに,必要に応じて

資料,プリント等を配布する.

参考書:

安全上の注意事項

主な使用機器等 配布した資料を各自毎回持参すること.

受講要件※

「電気回路論」,「アナログ電子回路」,「電磁気学」,「応用電子回路」で学んだ,内容を理解していること.具体的には,

オームの法則,キルヒホッフの法則を回路解析に適用できること.受動素子のはたらきを説明できること.マクスウェル

の方程式が表す意味について説明できること.2階の微分方程式を解けること.

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

回路網理論 (Network Theory)

2単位

(36H)

山嵜 彰一郎 科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 選必

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 電気回路理論,ネットワーク理論を,それらに共通するグラフ理論などの理論的基盤を通して学習することは,回路や通信分野の

学習事項の理解を深めるために必須である.

【概 要】 行列理論,グラフ理論などを道具として,線形電気回路の解析手法,ネットワークの解析手法などを学習する.

【授業の目標】 グラフ理論の基本事項を説明できるようになり,その基本事項を通して,電気回路の行列表現・回路方程式の導出ができ,ネットワーク

の経路探索・信頼性解析ができるようになる.

到達目標

1. 回路網理論の基本事項に関して方程式を用いた回路の基本的な解析をできるようになる.

2. 回路網理論の基盤となるグラフ理論とその応用事項を説明できるようになる.

授業計画 備考

1 回路網理論の役割

2 線形回路

3 時間応答

4 回路の時間応答

5 回路網の解析

6 回路の安定性

7 グラフ理論の基礎

8 グラフ理論における行列

9 グラフ理論を用いた回路表現

10 グラフと電気回路に用いる行列の関係

11 グラフを用いた回路方程式の導出

12 カットセット

13 最大フロー探索

14 最短経路探索

15 周遊経路探索

16 網の信頼性

17 期末試験

18 全体の復習

評価方法 期末試験で60点以上を達成することを基本として評価する.

教科書及び参考書 教科書: 自作テキスト

参考書:

安全上の注意事項

主な使用機器等

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受講要件※

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

信号処理工学 (Signal Processing Engineering)

2単位

(36H) 不破 輝彦

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 信号処理とは、各種の信号に対して理論に基づく処理を施して、不要な成分を取り除いたり、必要な信号を取り出したり、あるいは

信号の性質を解析するための技術である。そのための基礎理論として、ラプラス変換、フーリエ級数、フーリエ変換について学習する。

【概 要】 本授業で対象とする信号は、時間的に値が変化する信号である。最初に、電気回路を対象にラプラス変換を用いて電圧、電流の時間

変化を計算する方法、周波数特性を求める方法、簡単なアナログフィルタ回路の設計法を学ぶ。次に、フーリエ級数、フーリエ変換を

学び、時間と周波数の世界を行き来する考え方を身に着ける。

【授業の目標】 簡単な電気回路を対象としたラプラス変換の計算、基本的な信号に対するフーリエ変換、フーリエ級数の計算をできるようになる。

到達目標

1. 簡単な電気回路に対して、ラプラス変換を用いた過渡解析の計算をできる。

2. 簡単な電気回路(アナログフィルタ)に対して、周波数伝達関数を計算して周波数特性のグラフを作成し、フィルタの特性を説明できる。

3. 基本的な信号に対して、フーリエ変換、フーリエ逆変換を計算できる。

4. アナログ信号をサンプリング(標本化)する際の基本原理を説明できる。

授業計画 備考

1 ガイダンス。アナログ信号処理、アナログからディジタルへの理論、ディジタル信号処理の概要 講義

2 微分方程式による回路解析法、ラプラス変換による微分方程式の解法(1)入門 講義

3 ラプラス変換の定義と性質 講義

4 ラプラス変換による微分方程式の解法(2)部分分数への分解と逆ラプラス変換 講義

5 ラプラス変換による過渡現象の解析(1)ステップ応答 講義

6 ラプラス変換による過渡現象の解析(2)周期関数その1 講義

7 ラプラス変換による過渡現象の解析(3)周期関数その2 講義

8 線形システムの周波数特性の解析(1) 講義

9 線形システムの周波数特性の解析(2) 講義

10 中間試験 中間試験

11 フーリエ変換の定義、フーリエ変換の性質(1) 講義

12 フーリエ変換の性質(2) 講義

13 フーリエ変換の性質(3) 講義

14 デルタ関数の定義と性質 講義、

15 周期関数のフーリエ変換 講義

16 非周期関数のフーリエ変換 講義

17 パルス列のフーリエ変換と信号の標本化 講義

18 期末試験 期末試験

評価方法 中間試験、期末試験の結果を総合的に評価し、60点以上を合格とする。

教科書及び参考書 教科書: 自作のプリントを使用する。

参考書:

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安全上の注意事項

主な使用機器等 パソコン、プロジェクタ

受講要件※ 本講義の受講前に履修を前提とする科目はない。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

信号処理工学演習 (Exercise in Signal Processing

Engineering)

2単位

(36H) 不破 輝彦

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 演習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 選必

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) マルチメディア時代を迎え、従来アナログの電子回路で行われていたオーディオ信号を始めとする各種信号の実時間信号処理

が、ディジタル信号処理方式に移行している。そこで、本授業では、ディジタル信号処理の大きな2つの柱である、ディジタルフィルタと

FFT(高速フーリエ変換)について演習を主体として学習する。本授業では1次元の時間信号に対する処理に限定する。

【概 要】 授業では、最初に関連する項目をまとめて説明してから、問題を出し、次回にはそれを学生自身に解いてもらうというやり方で行なう。

【授業の目標】 ディジタル信号処理の柱である、ディジタルフィルタとFFTに関する計算ができるようになること。またディジタル信号処理がどのようなと

ころで使われているのか具体的な例を挙げて説明できること。

到達目標

1. ディジタル信号処理がどのようなところで使われているか説明できる。

2. アナログ信号のディジタル化について、標本化と量子化の方法を説明できる。

3. 高速フーリエ変換(FFT)の原理を理解し、簡単なFFTの手計算をできる。

4. 簡単なz変換の計算をできる。

5. 簡単な差分方程式の計算をできる。

6. 簡単なディジタルフィルタの設計をできる。

授業計画 備考

1 ディジタル信号処理の概要とその応用分野 講義

2 アナログ信号をディジタル的に処理するための基礎(標本化、量子化) 講義、演習

3 標本化定理 講義、演習

4 離散フーリエ変換(DFT)の基礎 講義

5 DFTの性質 講義、演習

6 DFT、フーリエ変換、フーリエ級数の総合関係 講義

7 高速フーリエ変換(FFT)の計算法 講義、演習

8 FFTにおける窓関数 講義

9 FFTによるスペクトル解析 講義

10 簡単なディジタルフィルタ 講義、演習

11 Z変換の基礎 講義

12 Z変換の性質 講義、演習

13 差分方程式の基礎 講義

14 差分方程式と周波数応答 講義、演習

15 FIRディジタルフィルタの基礎 講義、演習

16 IIRディジタルフィルタの基礎 講義、演習

17 線形予測法によるスペクトル解析、ディジタル信号処理の生体信号への応用 講義

18 期末試験 期末試験

評価方法 演習での解答、および期末試験の成績により、60点以上を合格とする。

教科書及び参考書 教科書:

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参考書:

安全上の注意事項

主な使用機器等 パソコン、プロジェクタ

受講要件※ 原則として、「信号処理工学」(3年、前期)の履修を前提とする。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

ソフトウェア工学(Software Engineering)

2単位

(36H) 松嶋 智子

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 実用化されている各種の組込みシステムや情報システムでは、製品の高機能化や開発サイクルの短期化に対応するため、開発

全体に占めるソフトウェア開発の比重が高まっている。大規模なソフトウェアを開発するためには、要求分析・設計・テストなどの一連の

ライフサイクルや、開発の上流工程の知識・スキルを修得することが不可欠である。

【概 要】 ソフトウェア開発における要求定義・分析、設計、実装、レビュー・テストなどの工程を演習を交えて学習する。

【授業の目標】 ソフトウェア開発における要求分析、設計、実装、テスト、運用などの一連の工程を説明でき、開発課題などにおけるシステム開発へ適

用できる。

到達目標

1. ソフトウェア工学の意義について説明できる

2. ソフトウェアのライフサイクルモデルを説明できる

3. 要求分析・設計・実装・テスト・運用保守の一連の工程について説明できる

4. 各種のテスト手法について説明できる

5. プロジェクト管理の概要を説明できる

授業計画 備考

1 ソフトウェア工学の意義

2 ソフトウェアの分類

3 ソフトウェア開発の工程

4 ライフサイクルモデル1

5 ライフサイクルモデル2

6 要求分析

7 設計

8 実装

9 レビュー・テスト

10 テスト手法

11 運用保守

12 プロジェクト管理1

13 プロジェクト管理2

14 演習1

15 演習2

16 演習3

評価方法 期末試験、レポートを総合的に評価する。

教科書及び参考書 教科書: 講義レジュメ

参考書: 玉井哲雄,中谷多哉子,「ソフトウェア工学」,放送大学出版.

安全上の注意事項

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主な使用機器等

受講要件※ 「ソフトウェア基礎工学」を履修済であること。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数)

担当者

(ユニット名)

電子情報専攻

計測・制御工学応用実習 (Applied Practice on Control

Engineering)

2単位

(72H) 柿下 和彦渡邉 一弘

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

目的(上位目標) 計測・制御工学応用実習は、これまで学んできた、アナログ電子回路、制御工学、応用制御工学、センサ工学、および計測・制御

工学実習の知識・技能を基に、モータ駆動回路を題材として、その設計・製作及びモータ制御プログラミングを学習し、モータの速度制

御及び位置決め制御方法を習得する。この実習で、はじめて、ばらばらであった知識を統合して仕様決定から製作までを一貫して行う

ことができる。

概要 計測・制御工学応用実習は、モータ駆動回路を題材として、その設計・製作及びモータ制御プログラミングを学習し、モータの速度制御

及び位置決め制御方法を習得する。この実習では、要求仕様の確認・評価、プログラミングの方法の確認、プログラミングによるモータ

の速度制御回路の作製の順に課題に取り組んでいく。

キーワード:コンピュータ制御システム設計

授業の目標 モータ駆動回路をその設計・製作及びモータ制御プログラミングを学習し、モータの速度制御及び位置決め制御できるようになる。

到達目標

1 モータの種類モータの種類を知ることができる。モータの特徴を説明できるようになる。

2 モーター制御プログラムを作製できるようになる。簡単なモーターの動作をできるようになる。

3 要求仕様に基づく設計、評価項目を設定することができるようになる。仕様に基づいた回路・プログラムの設計製作できるようになる。

授業計画 備考

1 モータの種類について・モータ制御回路の設計と製作(1)

2 モータ制御回路の設計と製作(2)

3 モータ制御回路の動作確認・I/O制御プログラミング

4 モータのon/off制御モータ制御プログラミング

5 速度制御プログラミング PWM方式(1)

6 速度制御プログラミング PWM方式(2)

7 速度制御プログラミング 速度の算出(1)

8 速度制御プログラミング 速度の算出(2)

9 速度制御プログラミング 応答性速度の測定(1)

10 速度制御プログラミング 応答性速度の測定(2)

11 PID制御プログラムの作成と動作確認(1)

12 PID制御プログラムの作成と動作確認(2)

13 モータ回転速度・位置制御システム(1)

14 モータ回転速度・位置制御システム(2)

15 モータ制御システムの調整と評価(1)モータ速度制御システム

16 モータ制御システムの調整と評価(2)モータの位置制御システム

17 レポートおよび操作マニュアルの作成(1)

18 レポートおよび操作マニュアルの作成(2)

評価方法 レポート及び課題成果物により総合的に評価する。

教科書及び参考書 教科書:

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参考書:

安全上の注意事項 感電事故、短絡事故には十分注意する。工作を伴う場合は、工具の取り扱いに注意する。第1回目の授業の際に本校安

全マニュアルに則って、安全に作業を行うためのガイダンスを行う。

主な使用機器等 トランジスタ電源、発振器、オシロスコープ、パソコン、プログラム開発環境、デジタルマルチメータ、制御対象装置

受講要件※ アナログ電子回路、制御工学、応用制御工学、センサ工学、および計測・制御工学実習で学んだ内容を理解しているこ

と。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

組込みシステム構築実習 (Practice on Implementation of

Embedded Systems)

2単位

(72H) 堀田 忠義

秋葉 将和

科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次集中 必修

授業の目的と概要

目的(上位目標) 組込みLinux搭載のARMマイコン(Raspberry Pi、「ラズパイ」と略記)の使用方法や、そのI/Oを経由したモータなどのデバイス制御

方法等を習得する事により、組込みシステムの構築に関する開発課題実習の準備をする。

概要 2人1組で、ラズパイ搭載の改造ラジコン戦車とWiiリモコンを使用し、実習中心の授業展開をする。ラズパイのOSであるLinuxの基本事

項や、ラジコン戦車を構成する各デバイスと、それらを制御するためのLinuxデバイスドライバの記述方法などを、実習課題を通して習

得する。

キーワード:組込みLinux、C言語、Linuxデバイスドライバプログラミング、マイコンネットワーク

【授業の目標】 1.Linuxのソフトウェア開発環境を構築できる。

2.Linuxの基本操作ができる。

3.Linuxでのプログラミングができる。

4.デバイスドライバを作成することができる。

5.デバイスドライバを利用したアプリケーションプログラムが書ける。

到達目標

1. 組込みLinux OSの基本事項と、各種デバイスドライバの記述方法および利用方法について、組込みシステム構築の際に利用できる。

授業計画 備考

1 開発環境の構築

2 モータ制御回路

3 Linuxデバイスドライバの概要

4 Wiiリモコン

5 A/D変換、音楽ファイル再生

6 自由課題1

7 自由課題2

8 自由課題3

9 Moodle演習

10

評価方法 受講状況、実習成果物、実験レポートの内容で成績を決定する

教科書及び参考書 教科書: 自作テキスト

参考書:

安全上の注意事項 長時間連続画面を凝視せず,適宜休息して目を保護すること

主な使用機器等 パーソナルコンピュータ、Linux搭載ボード、自走車

受講要件※ 200行程度のCプログラミングを記述出来、かつ説明できる。

Linuxのコマンドラインを含めた基本事項を説明できる。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数)

担当者

電子情報専攻

電子情報システム工学実習 (Practice of System Design

for Electronic and Information Engineering)

2単位

(72) 大野 成義

遠藤 雅樹

各ユニットの教員

科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 3年前期までに電子情報専攻で学習した基本要素を活用し,複数のテーマの中から興味のあるものを選び,システムの設計及び

製作を通して,組込みシステム構築のための複合技術を習得する.

【概 要】 授業では,組込みシステムの構築を通じて,個別のテーマに基づいて,学生が自らで仕様をつくり,それに基づいてハードウェア/ソフトウ

ェアの設計製作を行い,調整やデバッグを行い,システムとして完成させる.

【授業の目標】 簡単であるが一つの完結した組込みシステムの企画から完成までの過程を経験する中で,プロセス・イノベータとしての資質を身に付け

る.

到達目標

1. システムの要求分析と仕様作成について,システムの要求分析を行い,仕様書作成ができかつシステムのアーキテクチャ設計ができること資

料を参照して作成できる.

2. システムのハードウェアの設計/製作について,設計が完成できる.必要な資料を参照して,誤りのないシステムを設計できる.

3. システムのハードウェアの設計/製作について,製作が完了できる.必要な資料を参照して,誤りのないシステムを製作できる.

4. システムのソフトウェアの設計について,設計に基づいて設計できる.資料を参照して,論理的に誤りのないシステムを設計できる.

5. システムのソフトウェアの製作について,完成できる.必要な資料を参照して,誤りのないシステムを製作できる.

6. ハードウェア/ソフトウェア間の調整について,調整を行い,システムを完成できる.資料を参照して,仕様に基づいて動作するシステムを作成

できる.

授業計画 備考

1 システム要求分析

2 システムアーキテクチャ設計

3 センサからマイコンへの入力インターフェース回路の設計

4 マイコンからアクチュエータへの出力インターフェース回路の設計

5 センサからマイコンへの入力インターフェース回路の製作

6 マイコンからアクチュエータへの出力インターフェース回路の製作

7 統合開発環境と開発言語の操作方法

8 プロセッサのアーキテクチャの調査

9 割り込みハンドラ

10 データ構造設計とアルゴリズム設計

11 システム全体のソフトウェアの作成

12 ソフトウェア部品の作成

13 仕様に基づくソフトウェアの設計

14 デバッガの使い方とデバッグ

15 動作の検証の実施

評価方法 実習の取り組み方と成果物により成績の評価を行う.

教科書及び参考書 教科書: 各教員により指示されるので,それに従うこと.

参考書: 各教員により指示されるので,それに従うこと.

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安全上の注意事項

工作する際は,けががないように注意するとともに,重量物を移動する際は,一度に複数の機器等を運ばずに,一つず

つ運ぶこと.また,マイコンボード等は,配線がむき出しになっている場合が多いので,導体上に置かないよう気を付ける

こと.また,測定器等は放熱に気を付けること.

主な使用機器等 PC,マイコンボード,オシロスコープ,ファンクションジェネレータ,および,各テーマに応じた工具および測定器,ホワイト

ボード

受講要件※ 基本的に,3年前期までの授業の中で,専門学科科目と専門実技科目については,すべて単位が取得されていることが

望ましい.

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

ネットワーク工学実習(Practice of Network

Engineering)

2単位

(72H) 大野 成義

秋葉 将和

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) コンピュータネットワークの仕組みを理解し、コンピュータネットワークが設計できることを確認する。

【概 要】 インターネットで重要な働きをしているDNSにおけるネームサーバを実際に構築できるようにする。また、施設内で良く使われるように

なってきた VLAN も構築できるようにする。

到達目標

1. ソコンピュータネットワークが設計できる。

2. ネームサーバを構築できる。

3. VLANが構築できる。

授業計画 備考

1 オリエンテーション

2 仮想環境の構築

3 Linux の基本

4 Linux の管理コマンド

5 シェルスクリプト

6 Linuxサービス

7 アクセス制御

8 ネームサーバの構築(1)

9 ネームサーバの構築(2)

10 サブドメインのネームサーバの構築

11 セカンダリネームサーバの構築

12 メールサーバの構築

13 L2スイッチ

14 VLANの構築(1)

15 VLANの構築(2)

16 ソケットプログラミング

17 ネットワーク工学に関する実習課題の作成(1)

18 ネットワーク工学に関する実習課題の作成(2)

評価方法 実験結果とレポート内容を総合的に判断する.

教科書及び参考書 教科書: 自作テキスト

安全上の注意事項

主な使用機器等 パソコン、ネットワーク機器

受講要件※ ネットワーク構築ができること.

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その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

企業実習 (Corporate Internship)

3単位

(108H)

3年担任

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期集中 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) これまで習得した知識および技能・技術を生産現場において総合的に活用することにより,日ごろの教育内容を再確認する.企業

が求める人材要件を確認し,必要となる能力の習得意欲を喚起する.

【概 要】 企業でのインターンシップ.

【授業の目標】 職業生活への理解を勧め,就職活動等適正な職業選択の参考とする.

到達目標

1. 職業生活への理解を勧め,就職活動等適正な職業選択の参考とする.

授業計画 備考

1 事前教育

2 企業実習

3 実習報告

評価方法 インターンシップ先からの評価と実習報告書を総合的に評価する.

教科書及び参考書 教科書:

参考書:

安全上の注意事項

主な使用機器等

受講要件※

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

応用制御工学 (Applied Control Engineering)

(36H)

櫻井 光広 科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 制御システムを設計するときに必要になる。システムを制御する場合、第一の目的は制御系の安定化である。したがって、システ

ムが安定なのかどうか調べる必要があり、それを安定判別という。本講義では、ナイキストの安定判別法について学習する。システム

の安定性が把握できたなら、つぎは、システムが不安定なら安定化し、システムが安定であれば過渡応答特性を改善する。システム

の特性改善を行うことを制御系の設計(補償)といい、本講義では、設計法(補償法)についても学習する。その際、制御系を補償すると

きに有用なシステムの周波数特性を表わすボード線図についても説明する。本講義の履修後は、制御系の特性把握(解析)と制御系

の設計(補償)により、システムの物理的構造を変えることなく、システムの特性を変えること(安定化および過渡応答改善)ができるよう

になる。

【概 要】 線形制御理論における解析法、設計法について学ぶ。理論や例題を用いながら説明し、演習問題により実際に計算、線図の描画等を

して、理解を確かめながら進めていく。

【授業の目標】 ナイキスト線図,ボード線図を用いた制御系の安定判別ができる。さらに,モデルマッチング法による制御器設計、ボード線図等を用い

て与えられた設計仕様を満たす制御器の設計(補償)ができる。

到達目標

1. ナイキストの安定判別法により制御系を安定判別できる。

2. 周波数特性の計算ができる。

3. ボード線図からゲイン余裕,位相余裕を求めることができる。

4. モデルマッチング法による制御器設計ができる。

5. 位相補償器による制御系の設計(補償)ができる。

授業計画 備考

1 複素数の表示

2 周波数伝達関数

3 ナイキスト線図の描き方

4 ナイキストの安定判別法

5 ゲイン余裕、位相余裕

6 周波数特性の計算

7 制御系の周波数特性

8 ボード線図による安定判別

9 制御系の性能

10 モデルマッチング法による制御器の設計

11 部分的モデルマッチング法

12 位相余裕が仕様の場合のゲイン補償

13 位相進み補償

14 位相遅れ補償

15 位相進み遅れ補償

16 フィードバック補償

17 まとめ

18 期末試験

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評価方法 試験の結果によって評価する。

教科書及び参考書 教科書: 「制御工学 ―古典制御からロバスト制御へ―」、佐伯正美、朝倉書店

参考書: 「フィードバック制御入門」、杉江俊治、藤田政之、コロナ社

安全上の注意事項

主な使用機器等 パソコン、制御系CAD

受講要件※ 2年時に学習する「制御工学」の内容について理解している。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

組込みシステム設計論 (System Design Theory for

Embedded System)

(36H)

秋葉 将和 科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 組込みシステムは産業向けから一般消費者向けまで適用対象が飛躍的に拡大しており、求められる要件も多様化・複雑化してい

る。組込みシステムの企画・設計においては、要件に応じた技術的選択肢を明確化することが重要であり、組込み技術者には組込みシ

ステムのハードウェア構成要素、OS、ミドルウェア、ソフトウェア開発技法に至るまで幅広い知識が求められる。

【概 要】 本授業では、組込みシステムに求められる要件、組込みシステムのハードウェア構成要素、組込みOSとリアルタイムスケジューリング

理論、組込みソフトウェア開発技法について学習する。各授業の終わりに小テストを実施する。

【授業の目標】 組込みシステムの概要、組込みハードウェアの構成、組込みソフトウェアの開発技法が説明できる。

到達目標

1. 組込みシステムの概要・現状について説明できる。

2. 組込みシステムのハードウェア構成について説明できる。

3. 組込みOSの機能、リアルタイムスケジューリング、デバイスドライバについて説明できる

4. 組込みソフトウェア開発設計技法について説明できる。

授業計画 備考

1 ガイダンス シラバスの提示と説明

2 組込みシステム開発の現状

3 組込みシステムの特性と分類

4 組込みシステム開発の流れ

5 組込みプロセッサの構成

6 CPU高速化アーキテクチャ

7 メモリの種類と階層

8 メモリ高速化アーキテクチャ

9 メモリ管理ユニット(MMU)の機能

10 仮想記憶とMMU

11 高速化・低消費電力化技術

12 マルチプロセッサ構成

13 組込みOS

14 リアルタイムスケジューリング

15 デバイスドライバ

16 組込みソフトウェア設計手法

17 期末試験

評価方法 期末試験

教科書及び参考書

教科書: ITtext 組込みシステム (著者名:阪田史郎、高田広章、オーム社、 ISBN4-274-20310-7)

自作スライド資料

参考書: 未定

安全上の注意事項

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主な使用機器等 プロジェクタ

受講要件※ 2年次授業「オペレーティングシステム」を履修すること。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数)

担当者

(ユニット名)

電子情報専攻

組込みシステム構築課題実習 (Practice on Construction of

Embedded System)

(144H) 田村 仁志 ・ 清野 政文

花山 英治 ・ 室伏 竜之介

松嶋 智子 ・ 秋葉 将和

科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) この実習はものづくりの現場で行われているシステム開発の現場を再現している。システムの設計技術を習得するだけでなく、総

合課程で目標としている生産現場でのリーダに必要なヒューマンコンセプチュアルスキルを向上させることがねらいである。

【概 要】 データ収集機能やセキュアなネットワーク機能を実装した組込みシステムの構築を通じて、組み込みソフトウェア開発、センサ制御、負

荷装置制御等の統合的な技術を習得する。

【授業の目標】 組込みシステムの構築を通して、システム開発の手法を学び、グループで開発する。

到達目標

1. 遠隔監視システムについて、必要な技術を習得する。

配布した資料、プログラムリストを見ながら、仕組み、技術の説明ができる。

2. 遠隔監視システムについて、システム設計ができる。

システム計画書をもとに、システムを設計し、設計書を作成することができる。

3. 遠隔監視システムが実装できる。設計書に基づいて、プログラムが作成できる。

4. 設計書、発表原稿を完成できる。設計書をまとめることができる。

授業計画 備考

1 クロス開発環境

2 画像キャプチャ

3 画像変換

4 画像伝送

5 画像表示

6 要求分析

7 概要設計

8 詳細設計

9 プログラミング

10 システムテスト

11 設計書作成

12 発表会

評価方法 グループでの討論状況、設計書・システムの完成度、発表状況など総合的に評価する。

教科書及び参考書 教科書: 組込みソフトウェア開発のための構造化モデリング、SESSAME WG2、翔泳社、2006

参考書:

安全上の注意事項 なし

主な使用機器等 パソコン、ネットワーク機器、ターゲットボード、各種ソフトウェア

受講要件※ 「組込みシステム設計実習」、「組込みシステム設計論」、「組込みシステム構築実習」を履修中であることを前提とす

る。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

菊池 拓男

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

通信ネットワーク設計論 (Implementation Theory for

Communication Network)

(36H)

菊池 拓男科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 通信ネットワーク設計論は,コンピュータネットワーク、特にLANシステムの設計法部分を学習するものである。この科目を履修する

ことでルータを用いたLANの構築ができるようになる。

【概 要】 LAN設計機器、LANシステムの設計・施工、保守運用について学習する。授業は,講義,演習,演習の解説と質疑応答,小テスト,小テ

ストの解答をミックスして授業を進める。

【授業の目標】 通信ネットワークの設計法を学習し、小規模~中規模のLANの設計ができるようになる。また、実際の電気通信設備を構築する場合の

設計のポイント等を学習し、簡易的な電気通信設備設計ができるようになる。

到達目標

1. LAN機器設計についてその種類や基本的仕組みついて説明できる。授業で配布された資料,課題例を見ながら,説明ができる。

2. LANの設計施工に関するポイントについて説明ができる。

授業計画 備考

1 保守運用

2 LAN構成機器

3 LANアーキテクチャ

4 測定試験

5 LANシステム条件

6 LAN配線設計

7 LAN設計法

8 規格

9 LAN設計法

10 LANシステムの設計

11 システム要件

12 機器の収納と設置

13 各ケーブルの施工

14 無線LAN構成機器

15 LANの主要構成機器

評価方法 定期試験60点以上を合格とする。

教科書及び参考書

教科書: 教科書は特に定めない.必要に応じて資料,プリント等を配布する.

参考書: Ethernetのしくみとハードウェア設計技法―プロトコルの詳細からネットワーク対応機器の作成まで (TECHI―B

us Interface)

安全上の注意事項 なし

主な使用機器等 ノートパソコンと接続可能なプロジェクタ,スクリーン

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受講要件※ 前提の授業であるネットワーク工学で学んだ内容の60%以上を理解していること。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

電子通信機器設計製作課題実習 (Design and Implementation for

Communication System)

単位

(144H) 清野 政文

五十嵐 茂

大村 光德

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次後期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) この実習では、4年次で履修する「開発課題実習」で重要なグループワーキングによるコミュニケーション力、リーダシップ力などを

身に着ける。

【概 要】 無線通信機能を有した温度・湿度計測データロガー装置の設計・製作を通して、電子通信機器設計製作に必要な製品化技術を習得す

る。

【授業の目標】 製品の開発・設計・製作等の工程管理・実施又は施工管理・実施を通して、技能・技術の活用能力(応用力、問題解決能力、創造的能

力、管理的能力)を習得する。

課題に取り組むグループ全員が生産現場を意識して問題解決にあたる。

到達目標

1. 作業分析とタイムスケジュールが作成できる。教員から提示する課題概要、仕様を基に「データロガーブロック図」、「スケジュール表」が作成

する。

2. 性能試験ができる。グループワークの分担作業として、スケジュールに従った作業ができる。

3. 発表会で成果が発表できる。与えられた時間内で発表を行うこと。

授業計画 備考

1 技術要素の調査

2 設計

3 製作

4 日報・週報

5 マニュアル作成

6 発表

評価方法 出席状況、レポート及び試験により総合的に評価する。

教科書及び参考書 教科書: パワーポイント、ワードおよびその他のアプリケーションにより作成した資料を配布する。

参考書: 必要に応じ提示する。

安全上の注意事項 はんだ付け作業、ケースの加工作業を行うので、防護メガネの着用など安全に十分注意すること。

主な使用機器等 マイコンモジュール、通信モジュール、温度センサ、表示モジュール、開発用PC

受講要件※ この実習実施前までに履修した全授業を前提とする。

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

機械工学概論 (Introduction to Mechanical

Engineering)

(36H)

笹川 宏之 科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 講義 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必須

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 産業界で用いられている各種製品の製造方法や製造工程が把握でき,機械材料や機械要素,加工方法,油空圧制御,生産シス

テムなどの機械全般の基礎知識が身につく.

【概 要】 機械工学を専門としない学生のために,機械工学の膨大な知識の中から,必要不可欠な知識を習得してもらうため,主要な部分,重

要事項を厳選し,基本事項を学ぶ.

【授業の目標】 (1)機械材料の種類,特徴が説明できる.

(2)材料に作用する応力,ひずみの種類,特徴が説明できる.

(3)除去加工,変形加工,付加加工の特徴が説明できる.

(4)ものづくりの工程,生産システムが説明できる.

(5)機械構成する要素の種類,機能が説明できる.

(6)簡単な機械図面を読むことができる.

(7)油圧・空圧制御要素の機能が説明できる.

到達目標

1. 生産システムについて

ものづくりの工程,各種生産システムの特徴が説明できる.

2. 空気圧制御について制御要素の機能が説明でき,簡単な回路が読める.

授業計画 備考

1 ガイダンス及び機械の概要

2 機械材料(1)

3 機械材料(2)

4 機械材料(3)

5 材料力学(1)

6 材料力学(2)

7 機械加工(1)

8 機械加工(2)

9 機械加工(3)

10 機械要素とは

11 締結要素

12 伝動要素

13 機械設計と製図

14 機械設計

15 機械製図

16 油圧制御

17 空気圧制御

評価方法 授業終了時前の確認テストで得点率50%以上であること.

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教科書及び参考書 教科書: とくになし.

参考書:

安全上の注意事項 なし

主な使用機器等 ノートパソコンと接続可能なプロジェクタ,スクリーン

受講要件※ 特になし.

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

機械工作・組立実習 (Practice of Machining and

Mechanical Assemble)

2単位

(72H) 櫻井 光広

大村 光徳

科目・コース

区 分 職業訓練科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年生前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 実験や実習で使用する機器装置を製作するためには、まず製作図面を作成し、その図面を基に、各種の加工工具や加工機械を

用いて部品加工をする。そのとき、設計図面から必要な情報を読み取り、加工機を用いた適切な加工作業をする必要がある。さらに、

製作した各部品を組み立てて、調整をしなければ機器装置はうまく機能しない。本実習では、目的の機能を満たす機器装置をつくるた

めに必要な知識、作業手法等を製作物の図面作成からはじめて部品の加工作業、組立作業、調整作業をとおして習得する。

【概 要】 はじめに、機械製図に関する基本的知識、3次元の品物を2次元の図面に表わす方法(投影法)について説明し、CADを用いた図面作

成について学習する。その後、金属板の加工手順、加工方法を、実際に作業をしながら説明していき、課題製作物を製作していく。ま

た、工作機械の代表である旋盤、フライス盤の取り扱いについても実習する。

【授業の目標】 CADによるJIS規格に基づいた図面作成ができ、作成した図面を基に各種加工機械を用いて部品製作ができるとともに、製作した部品

を組立・調整して、目的の機能を満たす機器装置を完成させることができる。さらに、材料特性や加工特性、寸法精度を考慮したものづ

くりができる。

到達目標

1. 第三角法について理解でき、品物を第三角法で表わすことができる。

2. CADを用いて製作図面を描くことができる。

3. 寸法公差、幾何公差、表面性状について理解でき、図面に記入することができる。

4. 旋盤、フライス盤の取り扱いができ、切削加工ができる。

5. 基板支持台の設計製図、部品加工、組立・調整をして、製作物を完成させることができる。

授業計画 備考

1 機械製図、線の種類と用途

2 第三角法

3 CADによる図面作成について、座標、線の作成

4 図形の作成、オブジェクトスナップ

5 トリム、オフセット

6 画層の作成

7 寸法記入

8 製作図面の作成

9 寸法公差

10 幾何公差、表面性状

11 旋盤の取り扱い

12 フライス盤の取り扱い

13 スケッチ製図と部品製作図

14 部品製作手順書の作成

15 穴あけ加工

16 めねじの製作

17 組立・調整

18 まとめ

渡邉 一弘

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評価方法 課題である基板支持台の製作過程における作業の様子および製作物の仕上がり状態から評価する。

教科書及び参考書 教科書: なし

参考書:

安全上の注意事項 実習服、安全靴を着用すること。安全に十分配慮して作業すること。旋盤、フライス盤作業時は、帽子、保護メガネを着

用すること。また、ボール盤作業時も保護メガネを着用すること。

主な使用機器等 パソコン、CAD、旋盤、フライス盤、ボール盤、測定器、工具一式

受講要件※

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。

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職業能力開発総合大学校 シラバス

課程名: 総合課程

専攻/科名 授業科目名

(英文授業科目名)

単位数

(時間数) 担当者

電子情報専攻

回路設計製作実習 (Practice on Design and Implementation of Circuit)

(72H)

田村 仁志

五十嵐 茂

科目・コース

区 分 工学教育科目

授業形態 実習 必修/選択

履修年次

開講時期 3年次前期 必修

授業の目的と概要

【目的】(上位目標) 電子機器には、すべてプリント基板が使用されている。これらは、電子回路設計の後、プリント基板CADで設計を行い、エッチング

や基板加工機、基板製造メーカにて製作し、部品を実装して組立てられる。したがって、電子機器を製造する上で必須のプリント基板に

ついて、出来上がるまで一連の流れを理解した上で、回路設計、製作ができるようになること。

【概 要】 プリント基板CADにおける回路設計、回路シミュレーション、アートワーク設計、ガーバーデータ出力、基板製造データ作成、製造条件設

定、基板実装組立、動作検証等、プリント基板の設計、製造、組立、検証の流れを習得する。その後、プリント基板設計製作課題を通じ

て、一連の工程を実習により習得する。

実習は、課題の規模により、個人またはグループで行う。

【授業の目標】 プリント基板CADを使用して、電子回路のプリント基板が設計、製作できる。

到達目標

1. プリント基板CADを使用して、電子回路のプリント基板が設計、製作できる。

授業計画 備考

1 CADの概要

2 シミュレーション(DC解析)

3 シミュレーション(AC解析)

4 シミュレーション(過渡解析1)

5 シミュレーション(過渡解析2)

6 シミュレーション(オペアンプ回路 反転,非反転増幅回路)

7 シミュレーション(オペアンプ回路 ハイパス,ローパスフィルタ回路)

8 シミュレーション(オペアンプ回路 課題)

9 回路設計

10 基板設計

11 基板設計,ライブラリ登録

12 多面取り,フィルム印刷

13 ドリル加工

14 露光,現像,エッチング作業

15 外形加工,表面処理作業

16 基板実装,測定

17 測定,レポート作成

18 測定,レポート作成

評価方法 実習課題を設計、製作、組立した成果物、レポートにより評価する。

教科書及び参考書 教科書: 実習プリント

参考書: 未定

安全上の注意事項 プリント基板製造機器の取り扱い、半田付け作業に伴うやけどに注意する。

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主な使用機器等

プリント基板CADソフトのインストールされたパソコン、講義用のパソコンとプロジェクタ、プリント基板製造および関連工具

等。

学生が用意すべきもの:工具一式、データ保存用USBメモリ等。

受講要件※ 「ディジタル電子回路」,「アナログ電子回路」の基礎を80%以上理解している.

その他

※受講要件は、必要性に応じて記載する。