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CSII (持続皮下インスリン注入) 療法� インスリンポンプについて� よりよい糖尿病管理QOLのために� クオリティ・オブ・ライフ�

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Page 1: CSII 療法thaw.medtronic.com/diabetes/JP/pdf/CSIItherapy.pdfQ & A はい。こまめな血糖測定は低血糖や高血糖を予防する上でとても重要です。 インスリン注入量を調整する目安にもなります。

CSII(持続皮下インスリン注入)療法�インスリンポンプについて�

よりよい糖尿病管理とQOLのために�

クオリティ・オブ・ライフ�

Page 2: CSII 療法thaw.medtronic.com/diabetes/JP/pdf/CSIItherapy.pdfQ & A はい。こまめな血糖測定は低血糖や高血糖を予防する上でとても重要です。 インスリン注入量を調整する目安にもなります。

強化インスリン療法は合併症のリスクを下げる�臨床試験Diabetes Control and Complications Trial(DCCT)で、1型糖尿病の患者さんに対する強化�インスリン療法がHbA1c値を下げる、すなわち合併症が発生する確率を低下させることが実証されています。1

CSII療法� 頻回注射療法�

1日に3-5回�

ペン型注射器+針�ポンプ+注入セット�

3日に1回の�カニューレ留置�

インスリン注入方法�

インスリンの種類�

注射の回数�

持効型+超速効型または�混合型+超速効型など�

2種類以上�

超速効型または速効型�の1種類�

CSII療法と頻回注射療法の比較�

ある報告によると、頻回注射療法からCSII療法に切り換えた患者さんでは、重症低血糖を起こす回数が6分の1に減りました。5

● 網膜症が76%に減少 1�● 腎症が56%に減少 1�● 神経障害が69%に減少 1

● 血糖値のリスクを低減 2�

● 1日の血糖値の変動を低減 3�● 糖尿病の重要な指標である�

HbA1c値を目標値に近づける 4

インスリンポンプを用いたCSII療法とは�

ポンプによるインスリン注入のイメージ�

ベーサル(基礎)注入�

ボーラス(追加)注入�

微量のインスリンを、患者さんの血糖値変化の傾向に合わせ0.05単位刻みで�プログラムした量を24時間持続的に自動投与する�

  のベーサル(基礎)注入をしながら、食事等でインスリンの追加が必要な場合に、�簡単な操作で必要なインスリン量をその都度、0.1単位刻みで投与する�

1

1

2

2

午前0 時�正午�

1.00

2.00

3.00

4.00

5.00

スクエア ウェーブ�

ノーマル�

デュアルウェーブ�

単位�

午後4時�午前8時�午前4時�午前0時� 午後8時�

血糖値傾向に合わせプログラムした�ポンプによる自動注入�

スタンダードベーサル(基礎)注入�

さらにCSII療法は頻回注射療法と比較して血糖コントロールに�対する有用性が高いことが複数の臨床試験で確認されています。�

CSII療法は、インスリン注射等、今までの方法では血糖コントロールが難しかったり、�より厳格な血糖コントロールを必要とする場合に、腹壁などの皮下に留置した細く�柔らかいカテーテル(注入セット)を通して、�

上記   ができる携帯型インスリンポンプを使用して、より生体に近いインスリン注入を可能にします。�3日に1度注入セットとリザーバーを交換するだけで、毎回の注射は必要ありません。�(通常超速効型インスリンを1種類のみ使用します)�

休日の生活に合わせプログラムした�ポンプによる自動注入�

パターンAベーサル(基礎)注入�

運動等のため30分刻みで一時的に�基礎注入量を変更�

一時ベーサル(基礎)注入�

その時点の血糖値や食事内容に応じて�3種類から選択可能�

ボーラス(追加)注入�

1

Page 3: CSII 療法thaw.medtronic.com/diabetes/JP/pdf/CSIItherapy.pdfQ & A はい。こまめな血糖測定は低血糖や高血糖を予防する上でとても重要です。 インスリン注入量を調整する目安にもなります。

インスリンポンプの使用にあたって�

血糖コントロールが十分できない 6

注入セットの閉塞やポンプの停止による高血糖�

適切な注入セットの選択と取扱い、対処法の習得、適切なタイミングでの血糖自己測定。�

CSIIの適応�

インスリンポンプ使用上の注意�

インスリンポンプを使用できる方 8

インスリンポンプの使用は一般的に以下の注意点が考えられます。適切な予防と対処により、この注意点は軽減できます。�

インスリンポンプさえ付ければ血糖コントロールが良くなるわけではありません。�インスリンポンプはその効果が実証されていますが、使用にあたっては下記の項目にあてはまっていることをご確認下さい。�

1

落下・破損・水没・故障�

ポンプ以外のインスリン注射手段を常備しておく。�

2

注入セットの固定用テープによる皮膚のトラブル�

体質に合うテープの選択、適切な注入部位の選択または早めの交換。�

3

注入部位の発赤・炎症�

適切な注入部位の検討と良好な血糖コントロール。�

4

暁現象 6

日常のグルコースレベルに変動がある 6

低血糖症 6

ライフスタイルに変化が多い�(シフトワークに就いている、出張が多いなど) 6

妊娠しているまたは妊娠を希望している 6

インスリン必要量が少ない(20U/日以下) 6

小児 7

調節機能によって上記のような体調や状態に応じたインスリン量を�適切に注入できます。詳しくは、担当医師にご相談下さい。�

1

重度の糖尿病合併症がない�

2

3

厳格な血糖コントロールの重要性を理解し,治療への意欲や熱意がある�

4

CSIIポンプのしくみを理解し,操作することができ、トラブルに対処できる�

5

常にポンプを装着するというストレスに耐えることができるまたは対処することができる�

6

1日4回以上の血糖自己測定ができ,その結果を血糖コントロールに反映させることができる�

7

清潔操作を行うことができる�

重度の視力障害、聴力障害がない�

医療側がCSIIに習熟し、常にサポート体制をとることができる�

8

9

家族の理解と協力が得られる�

Page 4: CSII 療法thaw.medtronic.com/diabetes/JP/pdf/CSIItherapy.pdfQ & A はい。こまめな血糖測定は低血糖や高血糖を予防する上でとても重要です。 インスリン注入量を調整する目安にもなります。

Q & A

はい。こまめな血糖測定は低血糖や高血糖を予防する上でとても重要です。�インスリン注入量を調整する目安にもなります。�また、注入セットやポンプに問題がある場合の早期発見が可能です。�

CSII療法がQOL を改善する�

Q

A

入浴時や短時間の運動時には、簡単な操作でポンプを外すことが可能です。�(適切な運動量とポンプを取り外すことが可能な時間については、医師の指示に従って下さい)�終わったらまた取り付け、インスリン注入を再開できます。�そのたびに針を刺しかえる必要はありません。�

Q

A

ポンプは携帯電話くらいの大きさですので、ポケットの中にしまったりベルトや下着等に取り付けることができます。�

Q

A

まずは落ち着いて下さい。そして血糖値を測定し、ご自身が安全であることをご確認下さい。�もしその時点で、高血糖や低血糖の傾向がみられたら速やかに対処して下さい。�必要な時は医師、看護師に連絡しましょう。�

Q

A

日本メドトロニック株式会社 ダイアビーティス事業部�〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1 コモディオ汐留�

DIB0810-1 www.medtronic.co. jp/dib/

ポンプを使用しても、1日に何回もの血糖自己測定は必要ですか?�

入浴や運動する時などはどうするのですか?�

ポンプはどこにしまうのですか?�

アラームがなったり、トラブルが発生したときは?�

インスリンポンプを試用し�その後インスリン注射に戻らない�

97%�

クオリティ・オブ・ライフ�

CSII療法がQOLを改善することは多くの研究で報告されています。7、9、10��実際に使用した患者さんからは、毎日のわずらわしい手間が少なくなった、生活が自由になった、将来に対する不安が軽減したといった報告があります。10��インスリンポンプを試した人の97%が、その後インスリン注射に戻らないという報告もあります6