金融庁御中「モニタリングの実施状況等に係る ......protiviti is not licensed or...

Internal Audit, Risk, Business & Technology Consulting

金融庁御中

「モニタリングの実施状況等に係るコンサルティング業務」報告書概要

2019年3月プロティビティ合同会社

© 2019 Protiviti Inc. An Equal Opportunity Employer M/F/Disability/Veterans. Protiviti is not licensed or registered as a public accounting firm and does not issue opinions on financial statements or offer attestation services. All registered trademarks are the property of their respective owners.

本資料位置

• 本資料金融庁委託調査『モニタリングの実施状況等に係るコンサルティング業務』(平成30年12月13日公示、平成31年1月25日契約、以下「本業務」)に基づき、弊社[プロティビティ合同会社]にて受託した本業務をとりまとめた最終報告書の「概要版」です。

• 本資料概要版最終報告書言及事項網羅重要事項係参考資料位置

• 本資料金融庁態勢対金融機関評価本業務調査対象各金融機関意見総合特定金融機関置状況示

• 本資料、本業務の受託期間である平成31年1月25日同年3月19日(納入日)までの状況を調査したものです。そ後状況変化場合弊社本資料改定義務を負うものではありません。

• 本資料本業務委託者金融庁利用を意図したものであり、金融庁以外第三者利用意図して作成されたものではありません弊社本資料記載情報利用第三者対しても何らの責任を負うものではありません。

1

© 2019 Protiviti Inc. An Equal Opportunity Employer M/F/Disability/Veterans. Protiviti is not licensed or registered as a public accounting firm and does not issue opinions on financial statements or offer attestation services. All registered trademarks are the property of their respective owners.2

本資料内容

1. 調査の目的および概要 03

2. 調査結果概要 06

3. 調査結果の考察および改善策の提言 09

4. 調査結果金融機関評価 18金融庁職員問題意識 83

１. 調査の目的および概要

3


調査の目的

金融行政究極的目標企業経済持続的成長安定的資産形成等国民厚生増大」と位置づけられ、この目標の達成に検査・監督（モニタリング）が効果的に寄与していくことが求められる。また金融取巻内外環境急激変化中金融行政直面課題的確対応効果的質不断向上必要ある。

こう効果的方金融庁内部議論外部意見提言批判的確反映重要外部忌憚意見等聴取第三者を活用することが有用である。

この問題意識基日頃協力金融機関対象第三者るプロティビティ合同会社によるアンケートおよびヒアリングから構成されるモニタリング実施状況等に係る調査（以下、本件調査）を実施した。

4


調査の概要

本件調査無作為選定金融機関調査対象金融庁との接点のある役職員の方を対象にアンケートおよびヒアリングを実施金融庁実施状況関調査行。加えて金融庁職員（地域銀行担当）対およびヒアリングを実施し、モニタリングに対す問題意識把握行。本報告書概要：「4. 調査結果」

上記調査通得意見提言批判調査結果取分析改善策提言行本報告書概要：「2. 調査結果概要」

「3. 調査結果の考察および改善策の提言」

今年度調査対象業態次通

5

地域銀行

新たな形態の銀行

外資系金融機関

保険会社

２. 調査結果概要

6


調査結果概要（1/2）金融行政方針対金融機関側金融庁職員側調査対象者賛同意見大多数従来金融庁側情報発信充実している点を肯定的に評価。一方で、公表物国内大手銀行主眼置感業態規模即具体的な内容までは読み取りづらいと意見聞深度対話のための時間の確保のために金融行政方針公表早期待声多聞れた。

対話重視移行従前比格段納得感は向上深度対話基納得感金融機関肯定的評価一方国内銀行目線仮説誘導感意見担当官対話姿勢言及意見少数聞金融機関監督当局関係性双方向の率直な対話の実現の難言及意見聞かれ、今後の改善の余地を残していることを示唆している。

モニタリング手続きについては、総じてポジティブな評価目的説明進方金融機関配慮満足評価が多く聞かれた。フィードバックについては、明示的なもののみでなく、ヒアリング等の場面での質問や発言により気づきが得られているといった意見金融機関側伺一方で、事前説明や配慮などがなされなかった等、消極的評価やコメントも伺っており、実際のモニタリングの際の取扱いにバラつきが生じていることが伺われた。


調査結果概要（2/2）係人員体制金融機関評価大多数一方金融庁職員(地域銀行担当) 高問題意識持伺人員体制整備人材育成課題意見金融機関側少数聞地域銀行財務局連携含様々課題提起意見聞

金融行政全般関意見海外当局本邦他省庁連携強化技術革新化進中環境整備進欲意見複数聞特活動金融機関海外当局国際規制目線監督求声聞金融機関提供多様化取巻環境変化金融収増中高視点他省庁等連携検査監督行声聞同様持株会社形態金融化流中金融庁内業態横断的行体制必要意見聞

３. 調査結果の考察および改善策の提言

9


改善策の提言概要今回調査示課題対改善策他金融態勢更改善策以下点が挙げられる。

＜全業態共通での改善策＞

• 金融庁公表物理解促進適切公表検討

• 対話の環境整備のための信頼関係の構築

• 手続整理明確化

• 資料徴求の背景や目的を明確にするための事前の説明

＜地域銀行態勢関改善策＞

• 人員体制の整備、人材育成

• 財務局との連携の強化

• 「金融仲介機能発揮認識共有


金融庁公表物理解促進適切公表検討

11

【考察】• 金融行政方針金融機関側自身業態環境踏具体的取組留意判断までの踏み込んだ記載までは足りていないととらえられていると考察する。

• 特に外資系金融機関や保険会社金融行政方針国内大手銀行目線記載重点置感各業態対応読取意見聞。

• また、外資系金融機関からは日本語に比べて英語での公表物が非常に少ない点についても言及があった。

【提言】• 金融行政方針等の公表に加えて、公表物の説明会の実施、英語での発信文書の充実により、金融機関認識共有が進むことが期待できる。

• 金融行政方針公表改検討可能限早期各金融機関伝望。

【積極的評価・コメント】• 従前金融庁側情報発信行感 • 金融行政方針戦略的方向性理解上で参考になる

【消極的評価・コメント】• 金融行政方針別具体的形示金融庁方針明確 • 金融行政方針国内大手銀行目線記載重点置かれており、各業態それぞれで対応すべきポイントが読み取りづらいと感じる• 金融行政方針公表早回数準備時間確保密繋 • 英語での公表物はあまり提供されていないという印象がある

金融機関評価


対話の環境整備のための信頼関係の構築

12

【考察】• ヒアリングの場での出席者が10名を超えることもあり、トップでの対話に終始するケースが多いとの意見 • 特に担当者レベルでは、上席者も含め大人数が出席する場では、求められたことに対発言留動機働率直意見発信至状況考察

• また、金融庁職員からもヒアリング以外場対話有用意見

【提言】• 絞階層絞等出席者限定対話場設率直意見交換現場ルでの対話の促進が期待できる。

• 率直意見交換現場対話活発行深度対話実現取組業界課題論点感度向上期待幅広金融機関側意思疎通図深度金融庁実施有用考

【積極的評価・コメント】• 現状満足今後深度対話重視姿勢継続 • 金融庁金融機関側説明聞耳持良理解結果対話十分考

【消極的評価・コメント】• 参加者多率直対話 • 現場担当者意見交換行個別対感度

金融機関評価


手続整理明確化

13

【考察】• 上記【消極的評価】で挙がっている点については、逆に「満足している」という評価も多く聞かれた。• 目的説明進方金融機関側配慮担当官や状況によって取扱いにバラつきが生じている事が伺える。

• 金融機関側見点取扱不透明感考察

【提言】• モニタリングの手続きをあらかじめ明確化し金融庁内金融機関側共有おくことで、モニタリングの品質確保や金融機関側の納得感の向上が期待できる。

【積極的評価・コメント】• 資料徴求背景事前示納得感 • 定期的実施前回変更箇所など金融機関側対応配慮があった

【消極的評価・コメント】• 急資料徴求 • コミュニケーション・ツールや英語での対応可否について、担当者によってバラつきがある• 金融機関側充実

金融機関評価


資料徴求背景目的明確事前説明

14

【積極的評価・コメント】• 資料徴求背景事前示納得感

【消極的評価・コメント】• 資料徴求背景目的明確示提出資料不足後資料追加再提出求 • 提出資料重複感 • 業態会社特性切口資料徴求場合

金融機関評価

【考察】• 含実施際目的資料徴求背景説明程度担当官状況バラつきが生じている。

• 十分説明状況金融機関側提出資料金融庁側期待金融庁徴求資料種類切口対象金融機関業態特性生場合考察

• 地域銀行担当金融庁職員収益性従来異観点実施新切口資料徴求必要状況伺

【提言】• 金融機関側事前認識合目的背景対象金融機関特性等情報共有結果金融機関側負担感軽減資料徴求追加重複回避作業量軽減が期待できる。


人員体制の整備、人材育成

15

【積極的評価・コメント】• 金融庁側人事異動際過去結果引継行

【消極的評価・コメント】• 現場担当の方に伝えたことが、主任検査官に伝わっていないように感じることがある。

• 担当官他担当官間意見食違多金融庁内印象受けた

係人員体制大多数問題意識持ており、消極的な評価・コメントが多く聞かれた。【消極的評価・コメント】• 金融庁内で明確な役割分担はされているものの、業務の実態をふまえて改善が必要ではないか

• 多くのモニタリング担当官は1 2年程度経験積めていない

• 人員体制など、リソースが将来的に足りなくなるのではないか• 現状で一人当担当行数多すぎるため、集中して分析行いない

金融機関評価金融庁職員からの評価・コメント

【考察】• 役割分担として、オンサイト実施中には、担当者がオンサイトに集中できるような業務分担求意見担当官育成面課題意識多聞

• 現状一体態勢移行過渡期組織体制含試行錯誤段階組織体制人員育成等含方針金融庁内十分確立いないことが一因と考察する。

【提言】• 役割分担再検討担当官確立金融庁内でのノウハウの継承・蓄積を目的とした、オン・オフ一体のモニタリングの確立に向けた体制の整備長期的観点体制充実金融庁内における役割分担や情報伝達状況の透明性の向上が期待できる。


財務局との連携の強化

16

財務局との連携については、積極的な評価・一定程度得られた一方で、以下の点で消極的な評価・コメントも聞かれた。【消極的評価・コメント】• 昔比財務局意見聞際財務局の方は来社されるが、あまり発言はない。

• 現状財務局窓口金融庁主導行印象

• 具体的な施策金融機関距離近財務局相談方金融庁財務局施策分析窓口分効率的

財務局連携積極的評価一定程度得られた一方で、以下の点で消極的な評価・コメントも聞かれた。【消極的評価・コメント】• 幹部含金融庁財務局間意思疎通意識共有不足

• 財務局との役割分担の明確化やその厳格な運営が必要ではないか

• 特金融仲介機能発揮対話財務局との意思疎通や依頼方法の工夫が必要ではないか


【考察】• 特金融庁職員金融庁財務局間意識温度感違役割分担明確化意見聞かれた。

• 金融庁財務局委任金融実施関係手法方針大変わっていく中で、両者の間での意思疎通がより強く求められているものと考察する。

【提言】• 各階層意志疎通場相互人材交流場充実金融庁財務局間相互理解進むことが期待できる。


「金融仲介機能発揮認識共有

17

際金融仲介機能健全性積極的な評価・コメントが大多数である一方で、取組試行錯誤段階認識以下点消極的意見挙【消極的評価・コメント】• 「金融仲介機能発揮正論概念的り具体的な成果につながりにくい行内理解進め、今後は対話の中で気付きを提供してほしい。

• 「金融仲介機能発揮関提出資料対金融庁追及経営方針営業方針等金融庁焦点当てているポイントが分からない。

金融仲介機能置対話行評価が過半数である一方で、対話を進める上で以下のような点で消極的意見挙【消極的評価・コメント】• 金融仲介機能は、健全性がベースにあって初めて発揮されるものであり、むしろ健全性がないがしろになっているように感じる。

• 「金融仲介機能発揮対解釈担当官異金融庁幹部中意識違ではないか。

• 金融仲介機能対話場合行政官指導行判断現場やりづらさがある。


【考察】• 特金融仲介機能発揮健全性表裏一体議論意見金融仲介機能解釈共有金融機関側伝方難言及意見聞。

• 金融仲介機能発揮」に対金融庁内共通解釈明確示現場担当官各々解釈現場試行錯誤段階一因考察。

【提言】• 金融仲介機能発揮関踏込考方事例等共有等金融庁内解釈認識共有強化金融庁内確固理解認識持ことで、モニタリングの有効性の向上が期待できる。

４. 調査結果（金融機関評価）

18


総論１/２

質問1. 新たな手法によるモニタリングに対し全体的に満足している。

地域銀行

アンケート回答結果


総論２/２

質問2. 現状のモニタリングに満足している点、あるいは満足していない点について具体的にご教示ください。

地域銀行

• モニタリング全体として丁寧な対応をしていただいており、当局の意向を確認できる機会も多く、経営上からも有益なものとなっている。• 高観点助言金融仲介機能一層発揮向戦略改善 • 具体的当行資料実績確認点満足 • オン・オフを使い分けされている現在のモニタリング体制について満足している。• 明確にフォローアップ事項を提言頂ける点について満足している。• 地域金融機関厳経営環境下検査期間中議論行 • 形式過去部分実質未来全体理念考方当行管理書式提出認等満足 • 通金融庁得情報各種還元乏 • フィードバックでは、もう少し地域特性や具体性を持たせて欲しい。• オン・オフ一体の継続的なモニタリングにより、従来の検査に比べ常に受検している負担感も感じている。• 共提出資料大時間的余裕持他既存資料代用認通常業務加資料作成負担大日本銀行定例等同種報告求

• 自行分析手法基提言等新気付部分一方押付的感部分あった。

• 長短収益源泉日本金融機関最大現行金融政策金融機関収益構造見合及検査実施考

• 非常厳経営環境取得経営施策限定的地域金融健全化向金融政策全般課題整理見直個別金融機関反映現状具体策見通政策見当思



質問3.質問4.質問5.質問6.質問7.

経済自行自社取巻業界地域経済関金融庁分析正確的確自行自社特性関金融庁分析正確的確資料徴求目的依頼背景明確資料種類量納得感資料提出時期相談金融庁側柔軟対応感担当官提出資料内容事前十分把握対話活用ていると感じる。

21

正確な実態把握地域銀行

調査結果の概要• 資料提出等対応金融機関資料準備負荷相応意見非常多提出期限金融庁側柔軟対応資料徴求無理進欲資料徴求背景目的共有意見聞

• 地域経済等外部環境係金融庁分析問題認識対際批判的意見散見



質問8.質問9.

金融庁自行自社取巻業界論点設定的確自行自社対個別自行自社特性状況踏的確設定されている。

22

優先課題の重点的なモニタリング地域銀行


調査結果の概要• 事前総回答得金融庁問題意識個別受入認識された。


質問10.質問11.質問12.

質問13.

目的実施手続金融庁事前明確示モニタリングでは、個別テーマ毎に検証項目が明確化されている。検証項目個別具体的特定領域置ている。健全性確保金融仲介機能発揮置対話行ている。

23

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（検証内容の明確性）地域銀行


調査結果の概要• 手続明確性例終了時期明確意見多数受領 • 金融仲介機能発揮関各金融機関試行錯誤段階金融機関支援対話必要性が示唆された。



質問17.質問18.

金融庁指定個々対象者適切選定対話実施頻度個々対話時間適切適切（面談電話使用資料等）用いる。ヒアリング・対話は、気づきを得る上で有益である。ヒアリングの際に、その根拠となるデータや分析結果の説明は十分である。

24

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）地域銀行


調査結果の概要• 頻度有益性金融庁説明対総意見


質問19.

質問20.

質問21.

担当官金融庁意見特定仮説誘導双方向対話実現る。担当官金融機関側受入配慮等目的合致態度言動心掛財務局金融庁本庁比較場合対話姿勢違温度差一貫

25

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（対話姿勢）地域銀行


調査結果の概要• 金融機関側対話姿勢事前総回答一方担当官結論一方的仮説対話誘導決少認識少数高圧的担当官未存在意見伺

• 金融庁担当官双方向対話財務局担当官情報収集意見た。


質問22.

質問23.

質問24.

質問25.

係金融庁側人員体制（役割分担等）円滑実施上有効に組成されている。運営金融庁内連携十分図意見統一されている。人事異動等担当官変場合引継十分行積み上げた対話やフォローアップの内容が継続されている。財務局金融庁本庁間連携情報共有十分意見統一

26

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）地域銀行


調査結果の概要• 対金融庁側人員体制事前総回答得 • 金融庁内横連携総回答得場庁内縦連携課題旨意見聞かれている。

• 地域特色理解金融庁財務局連携意見。


質問26.質問27.質問28.質問29.

質問30.

手段適時適切経営過度干渉強制配慮文書化対話内容結論適切文書反映議論自社客観的状況経営業務運営上課題特定改善施策の検討・策定において有益である。後改善状況適切進方頻度実施十分内容なっている。

27

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）地域銀行


調査結果の概要• 有益性高評価結果実現経営活用地域金融機関経営資源人的資源制約考慮金融庁具体的丁寧説明求



質問34.質問35.

質問36.

通長期的観点深度分析対話行感担当官自行自社業態地域特性事業十分理解人事異動等担当官変場合自行自社業態地域特性事業理解引継十分行担当官十分対話能力能力有特定分野十分専門知識担当官配置（管理証券業務、資産査定など）財務局金融庁本庁比較場合担当官能力経験面両者同等

28

高い専門性地域銀行


調査結果の概要• 金融庁専門性高評価回答結果各金融機関財務局差認識


質問37.質問38.

金融庁社外取締役社外監査役等社外有益顧客企業中小企業関係団体等金融機関外調査有益

29

幅広い対話地域銀行


調査結果の概要• 社外有益性総意見得 • 一方例企業調査結果受入難金融機関少 • 金融機関対企業調査結果納得性低場合金融庁説明不足可能性推察各金融機関注力分野必結果出点を考慮する必要がある。


質問39.

質問40.

金融庁発方針特定課題結果業界団体意見交換会金融庁提起主論点等公表文書内容十分分金融庁問題意識理解現在金融行政方針金融検査監督考方進方現在金融業界置環境に即している。

30

当局問題意識発信地域銀行


調査結果の概要• 金融庁公表物対事前対象者全員回答得 • 一方地域金融機関経営持続可能性に関する公表物反発意見聞


質問41.質問42.

現在のモニタリング手法が導入され、従来のチェックリストに基づく検査を脱却しつつあると感じる。分野対話行上原則具体的基準設方が望ましい。

31

従来手法との比較地域銀行


調査結果の概要• 従来基検査脱却事前総回答得場金融庁的検査脱却一方財務局意見聞

• 金融検査有用性言及意見、例専門性の欠如を検査マニュアルで補完したい行内取組行上行内説明容易

意見聞


総論１/２





総論２/２




• 現在手法導入以前増及対話重視姿勢色濃反映認識受立場負担感軽減及本質的論点集中観点満足

• 資料提出期日日程等金融機関側状況応柔軟対応頂満足 • 他行事例等有益情報提供満足 • 通当行方針施策等再考機会 • 以前検査行検査官個人的見解基取不要満足 • 金融行政視点形式過去部分実質未来全体視野広個々金融機関独自性発揮新取組上重要考一方個々金融機関独自性重視金融全体歪なことが無いよう、引き続き当局の監督に期待している。

• 現在のモニタリング手法が導入されてから十分に時間がたっておらず、今後の具体的運営についてはまだ手探りの部分があるように感じる。• 資料作成負担相応重点話題案件慌対応右往左往印象点満足いない。

• 過去のオンサイト等でご指摘いただいたことや強調されたことが、後任の担当官に十分に引き継がれていないと感じたことがある点、お示しいた課題一部論理飛躍感点満足

• 管理相応体力作成提出。




34

正確な実態把握１/２新たな形態の銀行



正確な実態把握２/２

調査結果の概要• 外部環境自行対金融庁分析対事前対象者全員回答 • 資料提出等対応資料準備負荷相応徴求資料内容対妥当提出期限金融庁側柔軟対応意見多聞

• 一方で、今後改善を求めるものとして、金融庁内他省庁間資料情報徴求重複減報道国会話題資料徴求無理進欲資料徴求背景目的早段階共有

意見聞



質問8.質問9.


36

優先課題の重点的なモニタリング


調査結果の概要• 事前総回答得金融庁新形態銀行各行対話意見交換場設金融庁側各行独自性理解姿勢対意見聞

• 一方銀行横並比較印象持点一部納得感欠突発的発生点言及意見聞 AML 関当局対応遅指摘意見




目的実施手続金融庁事前明確示モニタリングでは、個別テーマ毎に検証項目が明確化されている。検証項目個別具体的特定領域置ている。

37

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（検証内容の明確性）


調査結果の概要• 個別テーマ毎の検証項目の明確性やバランスについては、事前アンケートでは総じてポジティブな回答を多くいただいており、ヒアリングの場に検証項目納得感持意見

• 一方時指摘内容属人性感意見聞担当官考方差生可能性が伺えた。

• 他問題顕在化多前向対話機会損意見聞かれた。




質問16質問17.


38

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）１/２新たな形態の銀行



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）２/２

調査結果の概要• 頻度有益性金融庁説明対総意見一方現在場出席者多率直意見交換難金融庁金融機関意見交換場求意見聞

• 有益性金融庁対話質問通各銀行方針取組妥当性検証意見金融庁指摘気得意見聞

• 一方担当者使用意見管理 AMLについてはより手厚いヒアリン対話求意見聞



質問18.

質問19.

担当官金融庁意見特定仮説誘導双方向対話実現る。担当官金融機関側受入配慮等目的合致態度言動心掛

40

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（対話姿勢）


調査結果の概要• 金融機関側対話姿勢事前総回答場各銀行理解姿勢一緒考姿勢感意見聞

• 一方少数高圧的担当官新取組対懐疑的姿勢担当官意見伺 • 当局対応場金融機関側身構率直意見交換難との意見聞今後信頼関係を構築していくことの必要性が伺われた。



質問20.

質問21.

質問22.

係金融庁側人員体制（役割分担等）円滑実施上有効に組成されている。運営金融庁内連携十分図意見統一されている。人事異動等担当官変場合引継十分行積み上げた対話やフォローアップの内容が継続されている。

41

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）１/２新たな形態の銀行



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）２/２

調査結果の概要• 対金融庁側人員体制事前総回答得場一体継続的実現向金融庁側人員体制含現在流動的状況認識意見聞かれた。

• 金融庁内横連携総回答得場特課題感持意見聞一方金融庁内横連携不透明意見聞

• 担当官引継重要部分引継概業務上支障意見多聞一方従前議論引継資料情報再度提出求話伺

• 事務年度切替人事異動行金融機関側配慮対話相談行意見伺




質問27.


43

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）１/２新たな形態の銀行



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック） 2/２

調査結果の概要• 手段対話中意見形望意見比較的多聞現状形多意見多聞銀行中金融庁意見対行内非常重銀行引続発信仕方配慮意見聞

• 後自行態勢構築際間合活用言及意見聞

• フィードバックの有益性については、総じてポジティブな回答をいただいており、特に、他行具体的事例自行対金融庁所見業界内自行立位置認識情報

提供有益意見聞投資用不動産向融資 AML/CFTに関するモニタリングのフィードバックが有益であったと意見聞




質問31.質問32.

通長期的観点深度分析対話行感担当官自行自社業態地域特性事業十分理解人事異動等担当官変場合自行自社業態地域特性事業理解引継十分行担当官十分対話能力能力有特定分野十分専門知識担当官配置（管理証券業務、資産査定など）

45

高い専門性新たな形態の銀行


調査結果の概要• 新形態銀行銀行業界中特異人事異動場合継続対話進新任担当官理解意見聞一方異動都度特色説明必要点言及意見聞かれた。

• 専門分野人員体制懸念示意見聞


質問33. 金融庁社外取締役社外監査役等社外有益

46

幅広い対話


調査結果の概要• 社外有益性総意見多聞一方今後社外取締役社外監査役自身対応負担感生可能性懸念意見聞



質問34.

質問35.


47

当局問題意識発信


調査結果の概要• 金融庁公表物対事前対象者全員回答一方具体的踏込内容発信求意見新形態銀行焦点絞形公表物求意見聞



質問36.質問37.


48

従来手法との比較


調査結果の概要• 従来のチェックリストに基づく検査からの脱却については、事前アンケートでは総じてポジティブな回答を得ており、ヒアリングの場でも、チェックリ的検査脱却同意意見多聞

• より具体的な基準が設けられている事が望ましい分野としては、管理分野財務健全性に関わる分野（資産査定を含む）ITシステム分野コンプライアンス分野金融庁報告基準

が挙げられた。• 検査監督進判断基準好事例求意見聞 • 金融検査有用性改言及意見聞



総論１/２





総論２/２



• 現在のモニタリング手法は、従来と比較してより実用的な手法であるとの印象を持っている。• 通金融庁問題意識具体的認識点満足 • 定期的行場自由意見交換行他金融庁有益情報提供場大変良感 • モニタリング担当官は熱心で優秀な方が多くいらっしゃるものの、個人差もあるように感じている。• 年間回数目途示金融機関側準備 • 資料依頼重複感（複数部署依頼類似内容切口異質問）依頼要請短期間依頼明確説明金融庁側職員行点満足

• 外資管理体系合わない国内基準報告書求製作労力及時間要収集した情報、その分析の共有が無い。

• 海外法令市場等質問頂あるが、場合によっては、海外のご当局との連携がより有効な場合もある。





51

正確な実態把握１/２





調査結果の概要• 金融庁分析的確性環境認識自社/自行分析対妥当性総回答 • 提出資料納得感事前回答過半数占場資料徴求目的適切説明金融機関側対応配慮意見聞資料提出英語受付負荷軽減意見聞

• 一方で、改善を求めるものとして、資料徴求背景共有提出資料対外資系金融機関商品資料徴求定期的実施前回変更箇所金融機関側対応配慮てほしい

等意見聞 • 以上指摘逆意見金融機関担当官対応伺る。



質問8.質問9.


53



調査結果の概要• 金融庁環境認識課題設定事前回答大半場肯定的意見多聞

• 一方意見時事的な関心事項に引きずられているように感じる日本金融業界発展観点対話行日本金融機関目線話題寄発生中定例

意見聞





54



調査結果の概要• 金融庁環境認識課題設定事前回答大半




質問16.質問17.


55

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）１/２外資系金融機関




調査結果の概要• ヒアリング対象者については、事前アンケートではポジティブな回答が大半であった。また、ヒアリングの場では、海外オフィスへ直接ヒアリングを行肯定意見金融機関側適切対象者参加内容事前共有求意見聞

• 実施頻度事前回答大半密対話場求意見際時間的制約言及意見英語求意見聞

• ヒアリング・対話の有益性および根拠の説明の十分性については、事前アンケートでは全員からポジティブな回答をいただいており、ヒアリング場対話中気得意見聞

• 一方場金融庁情報収集場金融機関側説明情報提供薄意見聞



質問18.

質問19.


57



調査結果の概要• 対話姿勢事前回答大半場対話姿勢大改善意見多く聞かれた。

• 一方一部担当官特定場面仮説押感場面意見聞



質問20.

質問21.

質問22.


58

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）


調査結果の概要• 人員体制事前回答大半場職員知識質肯定意見聞一方対象会社数仕事量考人員数不足懸念意見聞

• 金融庁内連携引継事前回答過半数回答散見 • 場改善意見連携出来感意見複数聞重要引継漏意見聞

• 役割分担金融庁内連携引継点不透明感意見聞




質問27.


59

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）１/２外資系金融機関



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）２/２

調査結果の概要• 事前回答過半数場指摘有益性評価意見聞一方フィードバックについて改善を求める声も比較的多く聞かれた。

• 意見中担当官言及担当官十分性差ことが伺われる。

• 有益と思うフィードバックとしては、外資系金融機関結果取公表海外当局とのやり取りがあった際の情報各金融機関対金融庁所見他社好事例（ガバナンス、カルチャー、フィデューシャリー・デューティーなど）

• 意見挙




質問31.質問32.


61

高い専門性外資系金融機関


調査結果の概要• 金融業界出身方起用等専門的分野対話点対意見多聞一方担当官知識経験差大点人事短育環境対懸念意見聞かれた。


質問33.質問34.

金融庁社外取締役社外監査役等社外有益金融庁海外当局連携十分行情報提供的確

62

幅広い対話


調査結果の概要• 事前回答過半数超一方海外当局連携意見分意見海外当局監督参加評価意見聞意見海外当局問合事質問意見監督本気議論疑問呈意見等が聞かれた。



質問35.

質問36.


63



調査結果の概要• 事前アンケートではポジティブな回答が大多数であった。• 場対外的発信増評価意見方向性十分示意見聞た。

• 一方方針一歩踏込話求意見英語公表物充実意見聞関公表物具体的定義考方求意見



質問37.質問38.


64



調査結果の概要• 事前基検査脱却意見多数一部未脱却方意見聞

• 質問38に対しては、全ての回答者で「同意する」という回答が得られた。ヒアリングの場では、プリンシプルに対する解釈にバラつきが生じる点懸念示意見多聞

• より明確な基準が望ましい分野として、コンダクトリスクが挙げられた。• 金融検査運用方法問題自体有用意見聞



総論１/２


保険会社



総論２/２


保険会社

• 日々従来手法対話重視意識的転換姿勢伺複数幅広階層意見交換等全般的良好図深度対話実現点満足

• 形式過去部分実質未来全体視野広行政重視金融行政考方非常賛同

• 現在効率的運営満足 • モニタリングにおいて頂戴した当局からのご示唆等は当社でPDCA 回際契機（駆動力）１経営高度化等に向けて積極的に活用させていただいている。

• 提出資料量提出日意見交換実施日程等配慮実感いる。• 本質的な課題に正面から向き合ったモニタリングのテーマとなっており、取り組むことへの納得感のあるモニタリングだった。一方で、取り組み方法少事前意見交換良考いる。

• 資料提出依頼頂際金融庁課題意識趣旨同時伝踏効率的資料作成る。

• 例複数部署参加者想定説明会等日程調整翌日回答求場合がまれにあった。

• 当局側業界知識吸収場場合十分点満足 • 各社個社戦略議論意見交換及際担当官特定立場寄意見基議論自由闊達意見交換配慮

• ERM 管理態勢整備求分野双方向対話継続当社持続的成長大きく貢献するものと考えているので、引き続き対話の継続をお願いしたい。

• 保険会社見場合持株会社損保会社生保会社旧監督各担当官（旧検査）間の情報連携が十分になされていない印象を受けている。

• 全体的に発生事実をもとにモニタリングしていただいており、概ね納得感はあるが、対等な会話ではなく、上から目線でモニタリングされていると感じることが多い。





67

正確な実態把握１/２保険会社




調査結果の概要• 金融庁分析正確性的確性対事前大多数回答場意見多数聞一方 AML 分野保険業界自社特性理解得時間点言及意見聞

• 資料徴求納得感対徴求資料的確事前認識合作業負担軽減納得感意見聞

• 一方改善求意見追加資料徴求多事前趣旨目的共有求意見過去提出資料重複重複感現状気使重複依頼導入等管理方法改善求意見新聞記事化等金融機関事前報告求事柄報告基準明確化求意見

聞特事前趣旨目的共有金融機関対象者異意見聞実施際の取扱いが担当者や状況により様々であることが伺われる。

保険会社


質問8.質問9.


69



調査結果の概要• 金融庁論点設定個別設定対事前大多数回答者回答得ングの場でも、最近実施された個別テーマと社内でも優先順位が整合している等、テーマ設定に対する納得感については総じてポジティブ意見聞

• 一方懸念金融行政方針記載施策事務年度終盤駆込実施感 ERMヒアリングがなくなったこと

言及意見聞

保険会社


調査結果の概要• モニタリングの実施手続きの明確性および検証項目の明確性やバランスに対しては、事前アンケートでは大多数からポジティブな回答を得て場総意見多聞

• 一方改善求意見検証項目決定不透明感定期的提出資料定期的必要性見直対話の中で質問の意図が分かりかねる事があった募集資料些末点指摘受

意見聞



70



保険会社



質問16.質問17.


71

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）１/２保険会社




調査結果の概要• 事前アンケートでは、総じてポジティブな回答が大多数を占めたものの、ヒアリングの際の根拠の説明については、ネガティブな回答も比較的多くみられる結果となった。

• 場金融庁質問対話内容得示唆気意見多聞対話中金融庁意見指摘示事自身考後押材料金融機関内取組進事出来意見あった。

• 一方金融庁側情報収集目的実施感意見散見金融機関側気情報提供の面で十分でないケースがあることが伺われる。

• 金融庁側合理的使分意見多聞金融庁側担当者中特定好使用方意見散見担当者運用方法伺

• 形式対参加多率直対話意見聞参加者限定情報交換場求意見聞

• ヒアリングの際の根拠の説明については、AML 分野納得感得対話言及意見聞

保険会社


質問18.

質問19.


73



調査結果の概要• 双方向対話事前同意回答比較的多場仮説押等行／感意見多聞一方点課題意見散見

• 金融庁意見特定仮説誘導感金融庁金融機関意見食違場合説明理解特定分野場専門官方意見一方的伺場

といったものがヒアリングの中で挙がった。• 担当官対話姿勢過去比較格段向上意見大多数一方等際金融庁側参加者大人数対威圧感意見聞紳士的対応金融庁懸念指摘金融機関側気見落点懸念意見聞

保険会社


質問20.

質問21.

質問22.


74

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）１/２保険会社




調査結果の概要• 事前回答大多数若干回答 • 現在人員体制総不足感意見多国際規制対応体制不足懸念声聞今後現在体制深度対話継続点懸念意見聞

• 金融庁内連携以前比改善感意見多聞一方複数課局同様事聞庁内連携言及意見聞

• 担当官異動時引継概意見多一方仕掛案件担当官変更時新担当者１説明意見聞

• 金融庁内連携異動時引継対象金融機関意見金融庁側担当実施たモニタリングテーマによって状況にバラつきがあることが伺えた。

保険会社



質問27.


76

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）１/２保険会社



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック） 2/２

調査結果の概要• 事前アンケートでは、ポジティブな回答を大多数からいただく中で、フィードバックのタイミングや手段、およびフォローアップについては、ネガティブな回答も比較的多くみられた。

• 場対総意見多中改善求意見有無位置担当官異状況金融庁統一性求意見早欲意見経営陣担当者各層別求意見管理分野 ORSAレポート提出後のERM 継続実施求意見

が聞かれた。• また、期待するフィードバックの内容としては、

他社事例他社状況共有水平的レビューにより得られた情報他業態（生保･損保）もふまえた情報提供海外事例提供

等が挙がった。• 現状評価異方法（文書対話中等）金融機関側影響力考慮実施意見聞

保険会社



質問31.質問32.


78

高い専門性１/２保険会社



高い専門性２/２

調査結果の概要• 事前アンケートでは、ポジティブな回答が大多数を占める中、質問28（深度分析対話）質問30（人事異動際引継）回答若干

• 業界対理解専門性外部人材専門官積極的活用対肯定的意見多聞 • 一方他省庁出向者比較的短期間異動方保険業界保険会社理解深言及意見聞

保険会社


質問33. 金融庁社外取締役社外監査役等社外有益

80

幅広い対話


調査結果の概要• 社外実施少明確意見多聞有益性意見多聞一方懸念点社外取締役役割意見日程含社内調整負荷言及意見聞

保険会社


質問34.

質問35.


81



調査結果の概要• 事前アンケートでは回答者の全員からポジティブな回答が得られた。• 金融庁問題意識発信金融行政方針公表物評価加説明会等情報発信対肯定的にとらえられていることもあり、総じてポジティブな回答が多く得られた。一方で、より改善を求める点としては、

金融行政方針公表早欲金融行政方針内容銀行感保険業界対応箇所読取時間

意見聞

保険会社


質問36.質問37.


82



調査結果の概要• チェックリストに基づく検査からの脱却については、事前アンケートでは全ての回答者からポジティブな回答を得られており、また、ヒアリングの場既脱却肯定的意見大多数

• プリンシプルベースだけでなく、より具体的な基準が設けられている方が望ましい分野としては、フィデューシャリーデューティーに関する分野（客様向資料説明内容手数料開示）AMLをはじめとした、コンプライアンス分野健全性に関わる分野

などが挙げられた。• 対話進懸念点具体的行動判断状況点発生際以上厳余地残点挙手数料開示現在求透明性本当顧客本位点疑問呈意見

• 対話進各社判断材料具体的事例提供求意見使分求意見聞

保険会社

５. 調査結果（金融庁職員問題意識）

83


総論１/３

質問1. 現状のモニタリングに対し全体的に満足している。

金融庁職員(地域銀行担当)



総論２/３



• 金融仲介健全性良見重要認識現状満足 • 地銀の監督・検査の担当部局が一本化大方針意見生解消考 • 将来見据中長期視点基中心対話議論増易環境議論充実点満足感高一方一体連続的行体制面不足点満足できていない。

• 昨年12月地域銀行係組織変更際目的長官自検査官対説明非常に納得感があった。

• 地銀に対するモニタリングの深化に伴い、関連する施策や関係部署も増加している。これにより、一定の階層以上では適時に必要な情報が共有されていると考えられるものの、担当者レベルには限定された情報しか共有されていないように思われる。

• 新手法構築向過渡期地域銀行金融仲介機能発揮関十分対話行蓄積感特金融仲介何目的共有認識図られていない。

• 部署役割不明確。オンサイトに集中できるような業務分担にしてほしい。• 人員体制将来的足現状一人当担当行数多集中分析行いない。

• 現状方向性異論具体的進考名目下検査班任せになっているように感じる。

• 銀行経営陣幅広世代職員実態聞必要本部顧客直接接触営業店実態を知るべき。

• オフサイトで銀行直接的対話財務局金融庁地域活性化携関係団体訪問銀行金融仲介取組状況情報収集行銀行期待取組評価声把握銀行対話体制構築だと思う。

（次スライドに続く）



総論 3 /３

アンケート回答結果（続き）

• 主任検査官候補者必要形成見化 • 異動早少３年４年程度同銀行担当。• 先（）決定不明確方法（検証範囲目線方法指摘水準）非組織的る。



質問3.

質問4.

質問5.

質問6.質問7.

担当官自分経済対象金融機関取巻業界地域経済関金融庁分析正確的確担当官自分対象先特性関金融庁分析正確的確である。担当官自分対象先徴求資料種類量妥当である。資料提出時期相談対象先都合考慮柔軟対応対象先提出資料内容事前十分把握対話活用ている。

87

正確な実態把握１/２





調査結果の概要• 事前分析正確性的確性現状分析対不足感意見複数聞不足点担当者分析実施時間十分確保意見一方担当者金融機関評価上新観点分析必要性言及意見聞外部環境分析関金融庁内連携強化必要意見聞

• 徴求資料納得感金融機関側負担感対十分留意資料徴求行事伺一方十分に配慮はしているものの、現場においては悩ましい状況も起きているという話も聞かれた。具体的には、

徴求資料減結果後追加資料願金融庁側担当官金融機関側負担感配慮姿勢事前準備の時間がもっと欲しい

といった話が聞かれた。• 徴求資料活用資料十分読込時間足意見聞



質問8.

質問9.

担当官自分金融庁対象先取巻業界論点設定は的確である。モニタリング担当官である自分からみて、モニタリングにおける個別テーマ（「個別テーマ」とは、ここでは継続的情報収集対話金融機関特性把握課題性質応実施個別金融機関指）対象先特性状況踏的確設定れている。

89



調査結果の概要• 業界論点設定的確性事前大多数評価得場的確論点設定行配慮意見聞一方関係者間対話中目的意識論点設定十分共有点現状金融庁設定課題論点深掘議論必要言及意見聞

• 個別テーマの的確性については、オフサイトでの分析結果に基づきオンサイトに入ることで納得感を高める方向を目指しているものの、実務連携難自体難言及意見聞



質問10.

質問11.

質問12.

質問13.

担当官自分目的実施手続対象先対金融庁から事前に明確に示されている。モニタリング担当官である自分からみて、モニタリングでは、個別テーマ毎（「個別テーマ」とは、ここでは継続的情報収集対話金融機関特性把握課題性質応実施個別金融機関指）検証項目明確化担当官自分検証項目個別具体的特定領域ウェイトが置かれておらず、バランスがとれている。担当官自分健全性確保金融仲介機能発揮置対話行

90

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（検証内容の明確性）１/２




オン・オフ一体の継続的なモニタリング（検証内容の明確性）２/２

調査結果の概要• 検証項目事前幹部了解得検証結果報告時事前了解得項目項目検証結果求められることや、追加の指示をされることがあった意見聞。

• 検証項目主任検査官現場裁量判断委部分大金融検査廃止中一定水準保点懸念意見聞

• 金融仲介機能発揮置対話現状意識対話行意見聞一方健全性小点言及意見金融仲介機能健全性切離考意見聞実際対話行上金融仲介機能実際現場形骸化意見金融仲介機能発揮対解釈共有金融機関側伝方難感意見聞



質問14. ヒアリングの際に、その根拠となるデータや分析結果を対象先へ十分に説明している。

92

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（ヒアリング）


調査結果の概要• 双方向対話実現根拠分析結果説明重要認識試行錯誤金融機関側対話行事伺意見多聞

• 一方実際金融機関側理解得難言及意見聞特専門的分析前提手法金融機関側理解得伺意見聞



質問15.

質問16.

質問17.

担当官自分対象先金融庁意見特定仮説誘導ることなく、双方向の対話がおこなわれている。モニタリング対象先が受け入れやすいコミュニケーションをとるよう配慮する等、モニタリングの目的に合致態度言動心掛担当官自分財務局金融庁本庁比較対話姿勢温度感一貫性がある。

93

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（対話姿勢）金融庁職員(地域銀行担当)


調査結果の概要• 双方向対話事前回答大多数金融庁一方的話配慮伺意見多聞一方監督側側関係性双方向対話実現難言及意見聞

• 担当官態度事前共評価多聞一方金融機関側受入実現難意見聞

• 金融庁財務局温度差事前共評価多聞金融庁体制頻繁変中財務局連携難金融庁掲方針財務局内意識体制面言及意見聞れた。


質問18.

質問19.

質問20.

質問21.

係金融庁側人員体制（役割分担等）円滑実施上有効に組成されている。運営金融庁内連携十分図意見統一されている。人事異動等担当官変場合引継十分行積み上げた対話やフォローアップの内容が継続されている。担当官自分財務局金融庁本庁間連携情報共有十分意見統一

94

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（人員体制）１/２





調査結果の概要• 金融庁人員体制金融庁内連携異動時引継財務局連携事前回答多れ、大きく課題を抱える点であることが伺われる。

• 金融庁内人員体制改善求声業務の実態をふまえた、オンサイト担当チームとオフサイト担当チームとの役割分担異動短期間新任者指導担当官不足業務量対物理的人員数不足一体進上担当経験者不足将来的顕在化場合対応不足

意見聞 • 金融庁内連携金融庁内取得情報連携不足共有仕組機能言及意見他資料対目線共有事重複分析作業実施点意見聞

• 財務局との連携については、幹部含金融庁財務局間意思疎通意識共有不足財務局との役割分担の明確化やその厳格な運営が必要ではないか特金融仲介機能発揮対話財務局意思疎通依頼方法工夫必要

意見聞



質問22.

質問23.

質問24.

質問25.

担当官自分手段適時適切ある。担当官自分対象先経営過度干渉強制ないよう配慮されている。文書化自身行対話内容結論適切文書反映れている。担当官自分後改善状況適切進方頻度実施対象先十分内容

96

オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）１/２金融庁職員(地域銀行担当)



オン・オフ一体の継続的なモニタリング（フィードバック）２/２

調査結果の概要• 事前総回答大多数場金融機関有益方法内容配慮伺意見多聞

• 一方充実時間面充実求意見検査場以外金融庁側意見発信文化意見聞

• 財務局移行際連携難言及意見聞



質問26.

質問27.

質問28.

質問29.質問30.

担当官自分長期的観点深度分析対話対象先対行る。担当官自分対象先業態地域特性事業十分理解上臨人事異動等担当官変場合対象先業態地域特性事業理解引継十分行対話十分行特定分野十分専門知識担当官配置（管理証券業務、資産査定など）

98

高い専門性１/２金融庁職員(地域銀行担当)



高い専門性２/２

調査結果の概要• 事前総回答過半数占中異動時引継意見大多数占る結果となった。

• 場異動短機会減中担当官必要引継仕組弱点言及意見多数聞将来的担当官引退場合過去培消失点懸念意見聞

• 特定分野担当官専門連携重要性言及意見他資産査定散逸懸念意見聞



質問31.

質問32.


100



調査結果の概要• 当局の公表物に対しては、事前アンケートではポジティブな回答が多く得られた。• 一方場金融行政方針対

発出固定化望意見方針実現現在人員体制不足懸念意見

が聞かれた。



質問33.質問34.


101



調査結果の概要• 基検査脱却事前共脱却意見多聞 • より具体的な基準については、AML、管理態勢資産査定有価証券運用具体的基準求意見聞財務局連携行上具体的基準方意見聞

• 一方具体的基準設場合弊害言及意見聞


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