ホーム / kuraray - eval™...2011/01/31 · 8 9 標準銘柄 特殊銘柄 spシリーズ...
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お問合せ先
エバール事業部 樹脂販売部 〒100-8115 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル TEL : 03-6701-1489 FAX : 03-6701-1476
ポバール・エバール事業部エバール部 東京販売グループ 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル TEL : 03-6701-2026 FAX : 03-6701-2141
大阪販売グループ 〒530-8611 大阪府大阪市北区角田町8-1 梅田阪急ビルオフィスタワー TEL : 06-7635-1772 FAX : 06-7635-1981
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「エバール�」世界の生産拠点 日 本 株式会社クラレ(岡山) 生産能力 : 10,000t / 年
米 国 Kuraray America Inc. (Pasadena, Texas, USA) 生産能力 : 35,000t / 年
欧 州 EVAL Europe N.V. (Antwerp, Belgium) 生産能力 : 24,000t / 年
Kuraray Shanghai Co.,Ltd
2011 / 01 / 2000
Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd.
Kuraray America Inc.
EVAL Europe N.V.
PC/OGAWA.2011.01
����� � ���
2 3
フレーバー非吸着性
ヒートシール性
耐溶剤性
�������� ��� �����ガスバリア性(酸素等)
溶剤バリア性
低帯電性
高透明性
寸法安定性
表面光沢性
保温性
保香性
食品包装材
生体適合性
親水性
保水性
吸湿性
透湿性
床暖房パイプ
ガソリンタンク
農薬ボトル
汚れ防止壁紙
化粧品容器
人工透析膜
ガソリンパイプ
チューブ容器 (工業用・化粧品・食品用等)
輸液バッグ バルーン 真空断熱板
清涼感繊維 (SOPHISTA�)
「エバール�」の特性 「エバール�」の用途例
離型性
紙容器 (内層)
非吸着性 シーラント
PC/OGAWA.2011.01
����� � ����
54
註)記載内容は現時点で入手できる資料・情報・データに基づき作成し、正確を期していま
すが保証するものではありません。注意事項は通常の取り扱いを対象としたもので、必ずしも
すべての状況、用途、用法に適合するものではありません。従って、使用者各位の責任にお
いて安全な管理・使用条件を設定しご使用ください。
「エバール�」について
「エバール�」樹脂の銘柄
「エバール�」樹脂の銘柄と代表的特性値
「エバール�」樹脂の熱的性質及び機械的性質
「エバール�」フィルムの銘柄と代表的特性値
「エバール�」のガスバリア性
6-1. 各種素材の相対湿度と酸素透過速度
6-2.「エバール�」層の厚みと酸素透過速度
6-3.「エバール�」樹脂の相対湿度と酸素透過速度
6-4.「エバール�」フィルムの相対湿度と酸素透過速度
6-5. その他ガスの透過速度
「エバール�」の非吸着特性
「エバール�」の透湿度
「エバール�」の耐油性と耐有機溶剤性
9-1.「エバール�」の各種有機溶剤耐性
9-2. 各種有機溶剤の透過速度
積層構造体における「エバール�」層の相対湿度
「エバール�」樹脂の成形加工
11-1. 押出成形―成形条件
11-2. 押出成形温度範囲
11-3. 開封後の取り扱いについて
「エバール�」フィルムの加工
12-1.「エバール�」フィルムの加工
12-2.「エバール�」フィルムご使用の際の注意事項
「エバール�」の用途と構成例
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
6
7
8
9
10
12
13
13
14
15
16
17
18
も く じ
「エバール�」は様々な製品のライフサイクルにおける環境負荷低減に貢献します。
私たちクラレグループは、独創性の高い技術で産業の新領域を開拓し、 自然環境と生活環境の向上に寄与します。
■高機能包装材料として食品の賞味期限の延長を可能にし、廃棄物の削減に貢献します。
■食品の賞味期限の延長や製品の軽量化により、輸送効率の向上に貢献します。
■非食品用途向け高機能材料として、製品の性能向上(断熱性等)やライフサイクルの延長、 VOC(揮発性有機化合物)の拡散防止に貢献します。
■材料資源の減容化に貢献します。
■リサイクルが可能な素材です。
エコフレンドリー素材「エバール�」
企業ミッション クラレグループ
PC/OGAWA.2011.01
6 7
「エバール�」はクラレが1972年以来製造販売しているエチレン―ビニルアルコール共重合体樹脂です。
「エバール�」はポリビニルアルコールの優れたガスバリア性、耐有機溶剤性とポリエチレンの特徴である
熱溶融成形性、耐水性を合わせ持つ結晶性ポリマーで次のような分子構造を持っております。
■ハイガスバリア性 酸素をはじめ、気体をほとんど通しません。
■耐油性、耐有機溶剤性 油類、有機溶剤を含む薬品の包装や、防汚染性目的の壁紙用途に適しております。
■保香性 商品の香りを保持し、いやな臭いを寄せつけません。
■非吸着性 各種フレーバー、薬効成分等を吸着しません。
■ヒートシール性 バリアシーラントとしてもお使いいただけます。
■透明性 黄変もなく、すばらしい光沢と透明度で商品の美観を引き立てます。
■印刷適正 特別な表面処理を施すことなく、良好な印刷ができます。
■成形加工性 押出成形性が優れていますので、次の用途に適しております。 ○フィルム成形 ○共押出フィルム成形 ○共押出シート成形 ○共押出ボトル成形 ○共押出チューブ成形 ○共押出コート ○共押出ラミネート
特徴 ■「エバール�」には可塑剤、内分泌攪乱物質と疑われる物質、
重金属(水銀、鉛、クロム、カドミウム)、ハロゲン系物質は
含まれておりません。
■日本、厚生省告示370号(昭和34年)の規格基準テスト
に合格しております。
■「エバール�」はポリオレフィン等衛生協議会自主基準に
適合しており、銘柄ごとに確認登録を行なっております。
「エバール�」は米国FDAのCFR177.1360に適合して
おり、食品包装材料としての使用が認められております。
またレトルト食品用途での使用も認められております。
■「エバール�」はEUの食品と接触する材料・製品に係わる
指令2002/72/EC(EC Directive)のプラスチック
材料として使用が認められております。 ※一部の銘柄で規制がある場合がありますので、詳細については別途お問合せください。
■「エバール�」Mグレードは工業用に開発された銘柄で、共重合比率が最も低く、
最も高いガスバリア性を有しております。
■「エバール�」Lグレードは食品用途では共重合比率が最も低い銘柄で、最も高
いガスバリア性を有しております。
■「エバール�」Fグレードはガスバリア性に優れており、自動車燃料タンク、ボトル、
フィルム、チューブ、パイプ等幅広い用途で使用していただいております。
■「エバール�」Hグレードはガスバリア性とロングランのバランス性に優れ、イン
フレーションフィルム用途に使用していただいております。
■「エバール�」Eグレードは共重合比率が高く、より優れた成形性、ロングラン性
を有しており、幅広い加工条件に対応できます。
■「エバール�」Gグレードは共重合比率が最も高く、ストレッチフィルム、及びシュ
リンクフィルムに使用していただいております。
食品衛生性
1. 「エバール�」について 2. 「エバール�」樹脂の銘柄
G
E
H
C
F
L
48mol%
44mol%
38mol%
35mol%
32mol%
27mol%
M 24mol%
40
30
PC/OGAWA.2011.01
����� � ��
8 9
標準銘柄
特殊銘柄
SPシリーズ
エチレン 共重合比率 (mol%)
銘柄
L171B 27 1.20 ― 4.0 191 60 0.2 0.02 ハイバリア銘柄
L104B 27 1.20 ― 8.9 191 60 0.2 0.02 Lグレードの低粘度タイプ
F171B 32 1.19 1.6 3.7 183 57 0.4 0.05 ボトル・シート・フィルム・チューブ
F101B 32 1.19 1.6 3.8 183 57 0.4 0.05 燃料タンク・ボトル・チューブ
F104B 32 1.19 4.4 10 183 57 0.4 0.05 Fグレードの低粘度タイプ
H171B 38 1.17 1.7 3.4 172 53 0.7 0.08 ボトル・シート・フィルム・チューブ
E105B 44 1.14 5.7 13 165 53 1.5 0.17 シート・フィルム・チューブ
E171B 44 1.14 1.7 3.3 165 52 1.5 0.17 Eグレードの高粘度タイプ
G156B 48 1.12 6.4 15 160 50 3.2 0.37 ストレッチ・シュリンクフィルム
M100B 24 1.22 ― 2.2 195 60 0.1 0.01 燃料タンク(ハイバリア銘柄)
27 1.15 ― 2.3 191 60 0.4 0.05 燃料ホース、タンク(耐衝撃銘柄) LA170B
LR171B 27 1.18 ― 9.0 220 60 0.5 0.06 レトルト銘柄(フィルム用)
FP101B 32 1.19 1.6 3.8 183 57 0.4 0.05 床暖房パイプ
FS101B 32 1.10 ― 2.6 183 57 0.7 0.08 柔軟化銘柄
C109B 35 1.17 8.5 21 177 53 0.6 0.07 共押出コート、射出成形
EP105B 44 1.14 5.5 13 165 53 1.5 0.17 床暖房パイプ
E173B 44 1.14 2.5 5.8 165 52 1.5 0.17 Eグレードの中粘度タイプ
SP292B 1.13 2.2 4.5 161 48 1.8 0.21 ストレッチ・シュリンクフィルム
SP521B 1.19 1.9 4.3 187 40 0.3 0.03 熱成形(フィルム・シート)
J171B 32 1.18 1.7 4.2 183 40 0.4 0.05 熱成形(フィルム・シート)
SP482B 1.16 2.0 4.1 181 41 0.6 0.07 熱成形(フィルム・シート)、 ストレッチ・シュリンクフィルム
密度 (g/cm3)
メルトインデックス (g/10min)
メルトインデックス (g/10min)
融点 ( C゚ )
ガラス転移点 ( C゚ )
酸素透過速度 用途 ・ 特長
(cc・20μm/m2・day・atm) (fm・20μm/Pa・s)
*1*2 *3 *4
*6
*5
融点
ビカット軟化温度
結晶化温度
ガラス転移点
破断点強度
破断点伸度
ヤング率
ロックウェル表面硬度
シャルピー衝撃強度
℃
℃
℃
℃
MPa
%
MPa
M
kJ/m2
ISO 11357
ISO 306
ISO 11357
ISO 11357
ISO 527
ISO 527
ISO 527
ISO 2039-2
ISO 179-1
183
170
158
57
34
15
2700
90
2
F171B
191
177
164
60
50
13
3000
95
2
L171B測定法 単 位 項 目
172
158
148
53
27
15
2400
85
2
H171B
165
156
145
53
29
11
2300
80
2
E105B
160
146
138
50
22
14
2300
70
1
G156B
20 C゚ 190 C゚,2160g 210 C゚,2160g dry 20℃65%RH,ISO14663-2 Annex C 230℃,2160g*1 *2 *3 *4 *5 *6
「エバール�」をより一層使い易くするために、以下の特殊助剤も上市しております。詳細については別途お問い合わせください。
○回収助剤 ○パージング剤
特殊助剤について
3. 「エバール�」樹脂の銘柄と代表的特性値 4. 「エバール�」樹脂の熱的性質及び機械的性質
銘 柄
「エバール�」フィルムについては「5.「エバール�」フィルムの銘柄別特性値」をご参照ください。
190 C゚ 210 C゚
27
32
44
PC/OGAWA.2011.01
����� � ��
10 11
5. 「エバール�」フィルムの銘柄と代表的特性値
「エバール�」フィルムは、優れたガスバリア性、保香性、耐油、耐有機溶剤性、光沢と透明性、また熱成型
が可能なことを特長とし、食品包装を中心に薬品、化粧品包装、壁紙、建材等の産業用などの幅広い用
途に使用されています。
タイプ
巻長さ(m)
巾(cm)*偶数刻み
厚み(μm)
銘 柄 EF-XL
ハイバリア
12・15
50-120
4000
二軸延伸
EF-F
ハイバリア 深絞り成形
12・15・20・30・50
50-120
2000 4000
無延伸
EF-E
深絞り成形 バリアシーラント
15・20・30・50
50-120
2000
無延伸
EF-CR
高温ボイル レトルト 深絞り成形
15・25
50-120
2000 4000
無延伸
VM-XL
アルミ蒸着 超ハイバリア
12・15
特注
4000
二軸延伸
HF-M
艶消し 壁紙用
無延伸
12
96
4000
「エバール�」フィルムの銘柄別特性値
項 目
厚み
引張破断強度 MD
引張破断伸度 MD
TD
TD
MD
TD
MD
TD
MD
TD
ヤング率
エルメンドルフ引裂強度
衝撃強度
突刺強度
透湿度
吸水率
吸湿率
加熱時寸法変化
酸素透過量
透明性(ヘイズ)
スリップ性
単 位 測定法
ISO527
ISO527
ISO527
ISO6383-2
クラレ法
JAS
JISZ0208
クラレ法
クラレ法
クラレ法
ISO14663-2
JISK7105
クラレ法
測定条件 「エバール�」フィルム その他フィルム
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
40℃ 90%RH
30℃ 24hr
23℃ 50%RH
140℃ 1hr
20℃ 0%RH
20℃ 65%RH
20℃ 85%RH
23℃ 50%RH
23℃ 50%RH
EF-XL
260
100
4.6
3.6
4.1
0.5
9.1
36.0
8.2
2.4
-3.7
0.3
12
230
130
4.1
-1.7
0.4
1.3
0.6
44
EF-F
130
260
3.5
1.8
5.2
0.1
3.6
86.0
10.9
3.0
―
0.3
12
40
130
3.2
―
0.6
2.5
1.5
27
EF-E
90
440
2.4
3.1
4.0
0.5
7.3
18.0
8.3
2.4
―
0.5
30
40
220
2.3
―
1.0
2.2
1.5
27
HF-M
40
150
1.2
1.3
4.4
―
0.9
56
7.2
1.9
―
―
12
20
20
1.1
―
―
―
73
30
CPP
50
730
0.7
6.9
4.9
0.6
2.3
7.0
0.3
0.2
―
1300
50
40
730
0.7
―
1300
1300
5.0
10
LDPE
20
340
0.1
137.3
58.8
0.4
1.5
9.0
0.3
0.2
―
2700
50
20
600
0.2
―
2700
2700
6.0
30
OPP
130
140
1.9
2.0
1.0
0.9
6.8
7.0
0.3
0.2
-13.0
2100
20
250
50
3.4
-15.0
2100
2100
2.2
31
ONY
200
90
1.7
4.9
5.9
1.0
9.5
260.0
8.0
4.0
-1.5
40
15
220
90
1.5
-0.9
50
90
3.0
44
PET
160
140
3.4
2.0
2.0
0.4
4.1
55.0
0.3
0.2
-1.6
85
12
190
60
3.9
0.3
85
85
2.5
30
μm
MPa
%
GPa
N/mm
N
J
g/m2・day
%
%
%
cc/m2・day・atm
%
度
※1
130
280
2.2
1.8
7.8
0.1
4.1
120
8.2
2.8
―
2.0
15
40
120
2.0
―
1.5
14
1.2
65
EF-CR※1
※3
※4
※5
※6
※6
VM-XL
280
110
4.3
3.2
3.3
0.6
8.5
0.7
8.5
2.4
-2.4
<0.05
12
240
130
3.8
-1.4
<0.05
<0.05
―
40
※2
レトルト時には外層フィルムの如何に関わらず、「エバール�」フィルムに水分が浸透します。レトルト後には浸透した水分を素早く放出する事により、ガスバリア性の回復を早めます。よって、外層に透湿性の高いフィルムを配するのが理想であり、ONY/エバール�/CPP構成を推奨いたします。 PET12/VM-XL12/LDPE50でPET面を高湿側にして測定 フィルムインパクトテスターにて測定
※1 ※2 透湿度 ※3 衝撃強度
フィルム片を水中に浸漬させ重量変化にて測定 23℃、50%RH雰囲気下での平衡吸湿率を重量変化にて測定 加熱前後のMDおよびTD方向フィルムサイズを測定 フィルム内面と外面を重ね、滑り出す角度を測定
※4 吸水率 ※5 吸湿率 ※6 加熱寸法変化 ※7 スリップ性
PC/OGAWA.2011.01
����� � ��
12 13
6. 「エバール�」のガスバリア性
「エバール�」層の厚み(μm)
���
���
�
��
���
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(測定条件 : PE/「エバール�」F/PE 多層フィルム 35℃ 0%RH)
6-2. 「エバール�」層の厚みと 酸素透過速度
(測定条件 : 20℃)
6-1. 各種素材の相対湿度と 酸素透過速度
6-3. 「エバール�」樹脂の相対湿度と 酸素透過速度
6-4. 「エバール�」フィルムの相対湿度と 酸素透過速度
(測定条件 : 20 C゚)
(測定条件 : 0%RH 単位 : cc ・ 20μm/m2 ・ day ・ atm )
相対湿度(%RH)
���
���
��
�
� �� �� �� � ���
L171B F171B H171B E105B G156B
相対湿度(%RH)
LDPE
PVDC
PET
PP
MXD-6
EVAL F171BEVAL E105B
Nylon-6
PAN
�� �� �� � � ���
����
���
�����
����
���
��
�
6-5. その他ガスの透過速度
F101B E105B
ONY
CNY
OPET
OPP
LDPE
フィルム名
0.27 1.23
38
―
54
3,400
12,000
0.81 7.1
205
―
110
9,100
42,000
0.017 0.13
12
―
8
730
3,100
30 200
―
―
―
10,000
―
160 410
2,000
―
3,100
―
28,000
CO2 (25 C゚)
O2 (25 C゚)
N2 (25 C゚)
H2 (20 C゚)
― 1.6
―
60
―
8,100
19,000
He (25 C゚)
Kr (50 C゚)
0.4 1.8
―
68
―
23,000
74,000
Kr (35 C゚)
― ―
―
23
―
6,900
25,000
Ar (50 C゚)
0.5 7.0
―
150
―
28,000
46,000
Ar (35 C゚)
8. 「エバール�」の透湿度
7. 「エバール�」の非吸着特性
(測定条件 : ASTM E96-E 40℃ 90%RH 単位 : g ・ 30μm/m2 ・ day)
(測定法 : クラレ法)
※F171Bの数値です。
各種プラスチックフィルムの透湿度
L171B F171B H171B E105B G156B
フィルム名
PVDC OPP HDPE CPP LDPE PET PVC PAN PS PC ONY
63 45 32 27 23
透湿度
「エバール�」のフレーバー成分吸着量
液相
気相
測定状態
ppm
mg/g
単位
3 5 5 9 15 20 40 80 112 130 134
酸素透過速度(cc・20μm/m
2・day・atm)
酸素透過速度(cc/m
2・day・atm)
酸素透過速度(cc・20μm/m
2・day・atm)
(測定条件 : 20 C゚)
相対湿度(%RH)
���
���
��
�
� �� �� �� � ���
酸素透過速度(cc/m
2・day・atm)
※
EF-E#20 EF-F#15 EF-XL#15
280 80 <50 0.2 1.7
EF-E
1480 420 <50 9.6 26.0
LDPE
2040 610 <50 21 35
CPP
d-リモネン n-酢酸ブチル 酢酸エチル 1-メントール サリチル酸メチル
フレーバー成分
PC/OGAWA.2011.01
����� � ��
14 15
9. 「エバール�」の耐油性と耐有機溶剤性
(測定条件 : 膨潤法 SP値 : 「エバール�」 F=19.0 PA6=12.7 )
石油エーテル ジエチルエーテル i-アミルアセテート 四塩化炭素 キシレン エチルアセテート テトラヒドロフラン ベンゼン ベンズアルデヒド アセトン シクロヘキサン ジクロロベンゼン ピリジン シクロヘキサノール ベンジルアルコール ジメチルホルムアミド エタノール メタノール エチレングリコール α-メチルナフタリン ο-ジクロロベンゼン サラダ油 エタノール含有ガソリン(E10)
溶剤
0 0 0 0 0 0 0.3 0 0 0 0 0.02 0.5 0 0 0.8 1.5 5.7 0.8 0 0.02 0 7.8
0.3 0.5 0.4 4.5 0.8 0.2 ― 0.8 0.7 0.6 1.1 1.3 1.2 0.1 12.5 1.2 12.0 11.4 3.2 ― ― ― ―
0 0 0.04 3.5 0 0 膨潤 0.04 0 0 0 0.3 0.5 0 0.05 0.7 2.3 12.2 1.5 0 0.3 0.1 ―
0.2 0.2 0.4 3.0 0.7 0.3 5.1 1.0 0.6 1.2 0.3 0.3 1.2 0.2 10.8 1.8 11.4 11.5 3.2 1.5 0.3 0.2 ―
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.03 0 0 6.7 0.3 5.2 13 1.2 0.04 0.03 0.04 ―
0 0 0 2.8 0 0 ― 0 0 0 0 0.2 0.3 0 0 0.5 2.0 10.9 1.2 ― ― ― 9.8
重量増加(wt%)
20 C゚ 1ケ月
F101B PA6 F101B PA6 F101B PA6
20 C゚ 6ケ月 20 C゚ 1年
7.3 7.4 7.8 8.6 8.8 9.1 9.1 9.2 9.4 9.9 9.9 10.0 10.7 11.4 12.1 12.1 12.7 14.5 14.6 ― ― ― ―
SP値 cal/m3( )
単位 : g ・ 20μm/m2 ・ day ・ atm
9-2. 各種有機溶剤の透過速度
F101B E105B
ONY
PET
OPP
LDPE
フィルム名
0.20 0.21
16.9
390
3740
6900
クロロホルム
<0.04 <0.06
1.19
2.21
350
813
キシレン ケロシン
<0.04 <0.06
0.48
0.58
53
190
0.09 0.13
3.38
1.94
12
185
メチルエチルケトン
10. 積層構造体における「エバール�」層の相対湿度
液体品 乾燥品
外側 内側 外側 内側 外側 内側 外側 内側
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外側 内側 外側 内側 外側 内側 外側 内側 ������
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外側 内側 外側 内側 外側 内側 外側 内側 ������
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9-1. 「エバール�」の各種有機溶剤耐性
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16 17
12. 「エバール�」フィルムの加工
「エバール�」フィルムはドライラミネーション、押出ラミネーションによる加工が可能です。
また濡れ指数が高いため(50ダイン/cm)コロナ処理は施しておりません。
12-1. 「エバール�」フィルムの加工
「エバール�」フィルムを最適な状態でご使用頂くため、保管の際には高温・高湿を避け防湿包装はご使用の直前に開梱頂くよう
お願い致します。
12-2. 「エバール�」フィルムご使用の際の注意事項
※「エバール�」フィルムに関するお問合せは、クラレトレーディング株式会社へお願い致します。
11. 「エバール�」樹脂の成形加工
「エバール�」はすべての銘柄において押出成形ができます。
また一部の銘柄では射出成形も可能です。加工条件等詳細については別途お問い合わせください。
「エバール�」は結晶性ポリマーで、融点は共重合比率に依存します。「エバール�」の代表的な押出条件を表に示します。
11-1. 押出成形―成形条件
「エバール�」の代表的押出条件
「エバール�」の押出適正範囲は図に示す通りです。押出温
度が適正温度の上限を超えますと「エバール�」の分解が加
速され、成形が困難になることがあります。
11-2. 押出成形温度範囲 「エバール�」は吸湿性樹脂であるため、防湿袋に入ってお
ります。開封後すみやかに使用する場合は特に乾燥する必
要はありません。しかし開封した後、長期間放置された場合
は吸湿が進み、成形時に発泡が生じる場合がありますので
再乾燥が必要になります。乾燥条件等詳細については別途
お問い合わせください。
11-3. 開封後の取り扱いについて
押出成形温度範囲
温度(℃)
最適成形温度範囲
上限温度
下限温度
融点 ���
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エチレン共重合比率(mol%)
シリンダー温度
C1
C2
C3
C4
C5
AD1
AD2
押出機(スクリュー径)
L/D
フライト
スクリューピッチ
供給部 長さ・溝深さ
圧縮部 長さ・溝深さ
計量部 長さ・溝深さ
圧縮比
モーター容量
スクリーン構成
60mmφ
26
フルフライト
60mm、一定
8D 7.5mm
9D
9D 2.5mm
3.0
22kW
50/100/50/50メッシュ
F171BL171B単位 「エバール�」銘柄
ダイ温度
スクリュー回転数
H171B E105B G156B
183191℃ 175 165 160
6060r.p.m 60 60 60
5050kg/hr 50 50 50
180190℃ 175 170 165
200205℃ 195 190 185
205210℃ 205 195 190
215215℃ 215 205 200
220220℃ 220 210 205
215215℃ 210 195 190
215215℃ 210 195 190
215215℃ 210 195 190
吐出量
「エバール�」融点
アダプター温度
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18 19
フレキシブル
13. 「エバール�」の用途と構成例
ボトル
構成例
外 内 ��� � ���� � � � ��
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用途例
スライスハム(底材)
スライスハム(底材)
バッグインボックス
土壌くん蒸用被覆フィルム
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<樹脂> <樹脂>
構成例
外 内 ���� � ���� � ����
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用途例
練香辛料
歯磨き粉
化粧品
チューブ <樹脂>
構成例
外 内 ���� � ���� � ����
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用途例
マヨネーズ
ケチャップ
サラダ油
乳飲料
シロップ漬けフルーツ
焼肉のたれ
化粧品
農薬ボトル
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コーヒー
スナック
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20 21
13. 「エバール�」の用途と構成例
構成例
外 内 ��� � ���� � ��
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用途例
かつお節
味噌
ラーメンスープ
切り餅
フルーツゼリー(蓋材)
米飯(蓋材)
練り製品(底材) �� � ���� � ��
フィルム <フィルム>
構成例
外 内 �� � ���� � ��
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用途例
カレールー
米飯(トレー)
フルーツゼリー(カップ)
コーヒー飲料
ヨーグルト
味噌(カップ)
ペットフード
カップ ・ トレー <樹脂>
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22 23
13. 「エバール�」の用途と構成例
その他
構成例
外 内 ���� � 紙 � ���� � ���� � ����
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���� � ��� � 紙
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用途例
飲料カートン(紙コート)
長寿命バルーン
加圧ボールペン(芯)
ガソリンタンク
床暖房パイプ
壁紙
真空断熱板
<樹脂・フィルム>
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