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シミックグループ行動規範

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シミックグループ行動規範

シミックグループ行動規範

総則

目的 シミックグループ行動規範(以下「本規範」という)は、シミックグループが企業活動を展 開していくにあたって、法令を遵守し、社会倫理に従って行動するという観点から、シミッ クグループの役職員が従うべき基本的な行動の原則を定めたものである。

定義 本規範における用語の定義は、次の各号に定めるとおりとする。 (1) 「シミックグループ」および「会社」とは、シミックホールディングス株式会社、

その連結子会社、および実質的にシミックホールディングス株式会社が経営権を有する会社をいう。

(2) 「関係会社」とは、子会社のほか、会社が発行済株式の20%以上を実質的に保有し、 もしくは相当額の長期貸付、債務保証および役職員の派遣を行っている等、事実上の 提携関係または人事的に緊密な関係を有する会社のうち特に指定した会社をいう。

(3) 「上場関係会社」とは、関係会社のうち、株式を証券取引所等に上場した会社をいう。

(4) 「取締役」とは、シミックグループ各社の全ての取締役をいう。 (5) 「役職員」とは、シミックグループ各社の取締役、監査役、執行役員、理事、

従業員、 その他臨時の従業員等、業務に従事する全ての者をいう。

行動の基本

1 シミックグループの役職員は、業務を遂行するにあたり、本規範を遵守しなければな らない。 前項に拘わらず、上場関係会社および在外子会社は、本規範を尊重し、その趣旨に違 背しない範囲で独自の行動規範を制定することができるものとする。

シミックグループ行動規範

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シミックグループ行動規範

倫理・法令・社内規程の遵守

1 関係法令、社内規程およびその精神を遵守するとともに、社内外において常に高い 倫理観をもって社会的責任を果たしていく。 医薬品医療機器等法(旧薬事法)などシミックグループの事業を規制する法令等については、その遵守に特段の 意を払い、行動する。

高品質な製品・サービスの提供

1 人々の健やかな生活の維持向上を使命とし、医療をはじめヘルスケア産業における 付加価値の創出者を目指して、業務を遂行する。 EBMの確立へ最大限に貢献すべく、優れた技術に基づいた高品質な製品・サービス を提供し、顧客の満足と信頼を獲得する。 医療、医薬に関する専門知識と技術の研磨に絶えず努め、創薬シーズの育薬促進など 生命科学の進歩へ貢献する。 個人情報や顧客情報の重要性を認識し、法令および社内規程等に従って、保護・管理 を徹底する。 問い合わせ・意見・クレームには真摯に耳を傾け、誠実に対応し、常に製品・サービ スの品質向上に努める。

公正・透明・自由な競争および適正な取引

1 顧客、医療機関、競合会社、および取引先とは、公正かつ合法的な関係を維持し、全 ての事業活動を公正かつ透明に行う。 すべての取引は、市場における自由競争を尊重し、談合等競争制限的な行為は一切行 わない。 社会通念上の節度を越える接待、贈答は行わない。 医療機関や学術団体等に寄付を行うときは、その寄付が利益供与、不正支出に該当し ないことを確認の上、純粋な寄付として行い、相手方に見返りを要求しない。

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政治・行政との健全かつ正常な関係 国内外ともに、政治・行政との健全かつ正常な関係を維持するため、贈収賄に関する法令を 遵守し、贈賄等の違法行為や不正、不合理な利益供与、便宜供与およびそれに類する行為は、 名目の如何に関わらず、一切行わない。

行動規範

シミックグループ行動規範

シミックグループ行動規範

利益相反の回避と競合取引・業務の制限

1 会社の利益と個人的利害関係で相反するおそれがある取引においては、会社の利益を 優先させる。 会社との間に直接的または間接的な利害関係を有する業務は、会社からの承認なしに 行わない。 会社の立場と私的な個人としての立場を明確にし、職場内に私的な利害関係を持ち 込まず、また、職場外に会社の立場を持ち込まない。

知的財産権の保護・尊重の徹底 1 2

知的財産権の重要性を認識し、尊重し、第三者の知的財産権を侵害しない。 業務を通じて取得または知得した自社および他社の技術情報、営業秘密、機密情報 の重要性を認識するとともに、適切に管理し、正当な理由なくして決して第三者に漏洩しない。

インサイダー取引の禁止

会社および取引先の業務などに関する未公表の重要事実をその職務などに関して知った場合、 当該未公表の事実を利用した有価証券等の取引を行わない。

情報の適時・適切な開示 株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に 開示し、経営の透明化を図る。

財務報告の信頼性の確保 財務報告の信頼性を確保するために、会計帳簿や財務関係の記録を始めとする全ての会計 処理を、関係法令や会計処理基準等の社内ルールに則り、誠実に履行する。

人権と個性の尊重 1 2 3 4 5 6

国の内外を問わず人権を尊重するとともに、役職員の多様性、人格、個性を尊重する。 全ての役職員が安全で働きやすい健全な職場環境を維持する。 役職員が、それぞれの能力を研磨し、社会人としての成長発展のチャンスを与える。 セクシュアル・ハラスメント、およびパワー・ハラスメントをしない。 一人ひとりのプライバシーを最大限に尊重し、不当に侵害しない。 役職員の業績は、予め明確にされた評価基準に従い評価し、透明で公正な人事評価 を維持する。

シミックグループ行動規範

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シミックグループ行動規範

健全かつ安全な職場の維持 安全と衛生に配慮した職場環境や適正な就業環境をつくり、労働災害を防止し、役職員の 健康維持に努める。

会社資源の有効かつ適正な活用

会社の資金、物品その他の財産は、適切な管理に努めるとともに、業務目的以外に使用した り、個人や第三者のために流用しない。

反社会的勢力との対決

市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体との関係を排除するとともに、 会社をあげて断固として立ち向かう。また、これらの活動を助長するような行為はいっさい 行わない。

社会への貢献

「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動を行う。 地球環境への貢献

環境問題への取組みは、企業の存在と活動に必須の要件であることを認識し、自主的、積極的に 行動する。また、個人としても環境問題を真摯に受け止め、積極的に取り組む。

国際基準・海外法令の遵守と現地への貢献

海外における事業活動においては、国際基準、現地の法令を遵守し、その文化や慣習、 ステークホルダーの関心に配慮した経営を行って、当該国・地域の経済社会の発展に貢献する。 公正かつ透明な意思決定

取締役は、本規範の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範の上、社内およ びグループ企業にその徹底を図るとともに、取引先にも促す。また、社内外の声を常時把握 し、実効ある社内体制の整備を行なうとともに、企業倫理の徹底を図る。 行動規範違反への懲罰

本規範に反するような事態が発生したときには、取締役自らが問題解決にあたる姿勢を内外 に表明し、原因究明、再発防止に努める。また、社会への迅速かつ的確な情報の公開と説明 責任を遂行し、権限と責任を明確にした上、自らを含めて厳正な処分を行う。

2016 年 11月 01日改訂