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ミャンマーのビジネス・投資環境 201484日本貿易振興機構(ジェトロ) 海外調査部アジア大洋州課 水谷俊博 1

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ミャンマーのビジネス・投資環境

2014年8月4日

日本貿易振興機構(ジェトロ) 海外調査部アジア大洋州課

水谷俊博

1

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2

【国家の構成】 7地域(Regions) 7州(States) 【民族構成】 ビルマ族約69% シャン族8.5% カレン族6.2% インド・パキスタン人・バングラデシュ系4.6% ラカイン族4.5% モン族2.4% チン族2.2% 中華系0.7% 国内には135の 民族が居住

【概要】 人口: 6,112万人 (2012年) 面積: 67万8330k㎡ (日本の1.8倍) 公用語:ビルマ語 宗教: 仏教(89.4%) キリスト教(4.9%) イスラム教(3.9%) 首都:ネーピードー 為替レート:1ドル約965チャット前後(2014年6月末) 経済成長率:7.5%(2013年度ADB推定) 一人当たりGDP:869ドル(2013年度IMF推定)

地図出所) http://www.un.org/Depts/Cartographic/map/profile/myanmar.pdf から2008/10/18ダウンロード

目次

1.ミャンマーの政治・経済動向

2.日本・ミャンマーの経済関係

3.貿易投資上のメリットとリスク

3

1.ミャンマーの政治・経済動向

4

<10世紀以前> ・ピュー族(ミャンマー北部)やモン族(ミャンマー南部)による国家形成

<11世紀~13世紀> ・ビルマ族による初の統一王朝:パガン朝

<14世紀~18世紀> ・モン族、シャン族、ビルマ族による国内の覇権争い

<19世紀~1948年> ・3度に渡る英緬戦争を経てイギリスが植民地化 Copyright©2012 JETRO.All right reserved.

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パガン遺跡

<1948年~1962年> ・ウー・ヌ(初代首相)政権 →国情は不安定ながらコメ輸出等で東南アジア地域でもっとも豊かな国に

<1962年~1988年> ネーウィン(クーデターにより政権掌握)政権 →ビルマ式社会主義により極端な国有化 →中立、非同盟の立場を堅持、鎖国的政策

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7 1988年 民主化運動→軍事クーデター発生、軍政(SLORC)誕生

1990年 総選挙→軍政が体制を維持

七段階の民主化ロードマップ

2010年11月7日 総選挙実施→USDPが76.5%の議席獲得

国民和解

国連の仲介

2011年1月31日 連邦議会、地方議会の開催

2011年2月5日 テインセイン(元軍政ナンバー4)大統領選出

2011年3月30日 新政権誕生

<軍政から民政移管までの道のり>

• 1988年9月:国軍が民主化運動を弾圧、権力を掌握。 軍事政権の誕生。 • 1990年5月:(1回目の)総選挙実施。アウンサンスーチー氏らの率い

る国民民主連盟(NLD)が圧勝。 • 1992年4月:タンシュエ大将、軍政トップに就任。 • 1993年1月:憲法制定のための国民会議開催。 • 2007年9月:国民会議終了(途中14年半の長期休会)。 • 2008年5月:新憲法を国民投票で承認。2010年に総選挙実施へ。 • 2010年3月:NLD総選挙ボイコットを決定。 • 2010年11月:(2回目の)総選挙実施。 連邦団結発展党(USDP)が圧勝。 • 2011年1月:初議会招集。 • 2011年3月:民政移管。テインセイン大統領率いる「新政権」樹立。

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<軍政時代の政治体制>

・政体:ミャンマー国軍による一党独裁政治 a)1988年-1992年:ソーマウン大将を首班とする国家法秩序回復評議会 (SLORC) b)1992年-2011年:タンシュエ上級大将を首班とする国家平和発展評議会 (SPDC) ・国家元首: タンシュエSPDC議長 - No.1 マウンエー副議長 - No.2 トラウーシュエマン(元大将) - No.3 ・首相: テインセイン(元大将) - No.4 ・SPDC第一書記:ティハトゥラウーティンアウンミンウー(元大将) - No.5 <新政治体制 2011年3月~>

・政体:大統領制、共和制 ・大統領:テインセイン(元軍政No.4) ※任期5年 ・副大統領①:ティハトゥラウーティンアウンミンウー(元軍政No.5) →2012年8月に同氏辞任。ニャントゥン海軍司令官が新たに就任。 ・副大統領②:サイッマウッカン(医師)

国民代表院:計440名

一般議員

330名 軍人議員

110名

民族代表院:計224名

軍人議員

56名 一般議員

168名 両院軍人議員 合計:166名

副大統領候補 副大統領候補 副大統領候補

連邦議会議員(国民代表院+民族代表院)による投票

最多得票者が大統領に選出

<2008年憲法での連邦議会の構造と大統領の選出方法>

連邦議会(the Pyidaungsu Hluttaw)は、国民代表院(または人民代表院。the Pyithu Hluttaw, House of Representative)と民族代表院(the Amyotah Hluttaw, House of Nationalities) の2院制になっている。国民代表院は人口及び群に基づき選出され、民族代表院は州・管区から同数選出される。国民代表院の議席数は最大440人で、このうち最大110人は国軍司令官が指名する軍人議員に割り当てられるため、330人の議席が争われる(330選挙区、小選挙区制)。民族代表院の議席数は最大224人で、このうち168人は14州・管区から12人ずつ選挙で選ばれ、残り56人は各州・管区より4人ずつ国軍司令官が指名する軍人議員となる。大統領選出も含めると、次のような図となる。

出所)アジア経済研究所工藤年博氏「不透明さを増すミャンマー情勢:2010年総選挙に向けて」を主に参考として抜粋(図も、工藤氏が新憲法に基づき作成したもの)。原文では、国民代表院は人民代表院とされている。 http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Asia/Radar/Myanmar/200909.html

なお、国民代表院、民族代表院に加え、14の地域・州議会の650議席および全人口の0.1%以上の人口を持つ少数民族代表の議席も争われる(地域・州議会も4分の一の軍人議員が任命される)。

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■11月7日の総選挙では、最終的に、3,069人が立候補し、連邦議会を構成する国民代表院(下院)の軍人議員議席を除く330議席のうち325議席(投票率77.26%)、民族代表院(上院)の同じく168議席の全議席(同76.78%)、また14地域・州議会選挙(地方議会)の同じく673議席のうち661議席(同76.62%)、計1,154議席が確定した

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11

<新政権・閣僚名簿 (2014年6月25日現在)>1/2

番号 省名 第2回改造後(2013年9月9日までを反映)

大統領、副大統領、大臣 副大臣

大統領 U Thein Sein(留任)

副大統領 U Nyan Htun(留任)

副大統領 Dr. Sai Mauk Kham(留任)

1 大統領府

Office (1) U Thein Nyunt(留任) (2) U Soe Maung(留任) (3) U Soe Thein(留任) (4) U Aung Min(留任) (5) U Tin Naing Thein(留任) (6) U Hla Tun(留任)

(1) U Thant Shin(留任) (2) U Aung Thein(留任) (3) Dr Win Myint(13年7月25日) (前建設副大臣)

2 国防省 Lt-Gen Wai Lwin(留任) (1) Maj-Gen Kyaw Nyunt(留任) (2) Brig. Gen Aung Thaw(留任)

3 内務省 Lt-Gen Ko Ko(留任) (1) Maj-Gen Kyaw Zan Myint(留任) (2) Police Maj-Gen Kyaw Kyaw Tun(留任)

4 国境省 Lt-Gen Thet Naing Win(留任) Maj-Gen Maung Maung Ohn(13年7月25日) (陸軍最高司令官)

産業開発省(廃止) - -

5 外務省 U Wunna Maung Lwin(留任) (1) U Thant Kyaw(留任) (2) U Tin Oo Lwin(13年8月13日) (前・在シンガポール・ミャンマー大使)

6 情報省 U Aung Kyi(留任) (1) U Paik Htway(留任) (2) U Ye Htut(留任)

7 文化省 U Aye Myint Kyu(留任) (1) Daw Sandar Khin(留任) (2) U Than Swe(留任)

8 農業灌漑省 U Myint Hlaing(留任) (1) U Ohn Than(留任) (2) U Khin Zaw(留任)

9 環境保護・林業省 U Win Tun(留任) (1) U Aye Myint Maung(留任) (2) Dr. Daw Thet Thet Zin(留任)

10 財務省 (13年7月10日名称変更)

U Win Shein(留任) (1) Dr. Lin Aung(留任) (2) Dr. Maung Maung Thein(留任)

11 建設省 U Kyaw Lwin(留任) (1) U Soe Tint(留任) (2) Dr Win Myint

12 国家計画・経済開発省 Dr. Kan Zaw(留任) (1) Daw Le Le Thein(13年8月13日)

(前計画局長) (2) Dr. San Lwin(14年2月14日)(前教育副大臣)

13 商業省 U Win Myint(留任) Dr. Pwint San(留任)

14 通信・情報技術省 (12年11月9日名称変更)

U Myat Hein(留任) (1) U Win Than(留任) (2) U Thaung Tin(留任)

15 労働・雇用・社会保障省 (12年11月9日名称変更)

U Aye Myint(13年7月25日) (前工業大臣)

(1) Daw Win Maw Tun(留任) (2) U Htin Aung(13年7月25日) (前エネルギー副大臣)

16 社会福祉・救済・復興省 Dr. Daw Myat Myat Ohn Khin(留任) (1) U Phone Swe(留任) (2) Daw Su Su Hlaing(留任)

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<新政権・閣僚名簿 (2014年6月25日現在)>2/2

17 鉱山省 Dr. Myint Aung(留任) U Than Tun Aung(留任)

18 畜水産・地方開発省 (13年8月9日名称変更)

U Ohn Myint(留任)

(1) U Khin Maung Aye(留任) (2) Dr. Aung Myat Oo(13年8月13日) (前陸軍獣医) (3) U Tin Ngwe(13年9月9日) (前ネピドー委員会委員)

19 協同組合省 U Kyaw Hsan(留任) U Than Tun(留任)

20 運輸省 U Nyan Tun Aung(留任) (1) U Han Sein(留任) (2) U Zin Yaw(13年8月7日) (前外務副大臣)

21 ホテル観光省 U Htay Aung(留任) (1) Dr Tin Shwe(留任) (2) Dr Sai Kyaw Ohn(13年9月9日) (国民代表院(下院)議員)

22 スポーツ省 U Tint Hsan(留任) (1) U Thaung Htaik(留任) (2) U Zaw Win(13年7月29日) (前陸軍准将)

23 工業省 U Maung Myint(13年7月25日) (前労働・雇用・社会保障大臣)

(1) U Thein Aung(留任) (2) U Myo Aung(留任)

24 鉄道省 U Than Htay(13年7月25日) (前エネルギー大臣)

(1) U Chan Maung(留任) (2) U Myint Thein(13年7月25日) (前労働・雇用・社会保障副大臣)

25 エネルギー省 U Zeyar Aung(13年7月25日) (前鉄道大臣)

(1) U Aung Htoo(留任) (2) U Myint Zaw(13年8月7日) (前電力副大臣)

26 電力省 U Khin Maung Soe(留任) U Aung Than Oo(留任)

27 教育省 Dr. Daw Khin Sann Yi(14年2月14日)(前国家計画経済開発省副大臣)

(1) Dr. Myo Myint(留任) (2) Dr Zaw Min Aung(13年7月25日) (前科学技術副大臣)

28 保健省 Dr.Pe Thet Khin(留任)

(1) Dr. Win Myint(留任) (2) Dr.Daw Thein Thein Htay(留任) (3) Dr.Than Aung(13年7月25日) (前ネピドー委員会委員)

29 宗教省 U Soe Win(14年6月25日) (1) Dr. Maung Maung Htay(留任)

30 科学技術省 Dr. Ko Ko Oo(留任)

(1) U Ba Shwe(13年7月25日) (前教育副大臣) (2) Dr. Aung Kyaw Myat(13年7月25日) (前先端科学技術局長)

31 入国管理・人口省 U Khin Yi(留任) (1) U Kyaw Kyaw Win(留任) (2) Brig. Gen Win Myint(留任)

<ミャンマーへの外国直接投資の推移(1989年度~2013年度までの累積額)>

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出所:ミャンマー中央統計局

【日本からの投資状況】 1995年以降安価な労働力を背景に増加。しかし、1997年のアジア通貨危機後の貿

易規制、外貨送金制限の強化や経済開発援助再開の見通しが立たない等の理由により投資は低調。 しかし2011年3月に発足した現政権によ

る外資開放路線により、日本からの直接投資が軽工業中心に増加中。

*英領バージン諸島、バミューダ諸島、ケイマン諸島を含む

順位 国名 件数 金額

1 中国 65 14,426

2 タイ 73 10,857

3 香港 69 6,508

6 シンガポール 107 4,342

4 韓国 91 3,624

5 英国* 66 2,350

7 マレーシア 47 1,088

9 ベトナム 7 513

8 フランス 4 476

11 日本 47 341

10 インド 14 330

12 オランダ 7 249

13 米国 15 244

14 インドネシア 12 242

15 フィリピン 2 147

16 ロシア 4 131

17 オーストラリア 15 83

18 オーストリア 2 73

19 パナマ 3 55

20 UAE 2 46

21 カナダ 15 41

22 ドイツ 2 18

23 デンマーク 1 13

24 キプロス 1 5

25 その他 13 26

684 46,226

番号 セクター 件数 金額

1 電力 8 19,284

2 石油・ガス 114 14,390

3 製造 335 3,951

4 鉱業 71 2,894

5 ホテル・観光 51 1,799

7 運輸・通信 20 1,504

6 不動産開発 23 1,497

8 畜水産 28 419

9 農業 13 203

10 工業団地 3 193

11 建設 2 38

12 その他 16 55

684 46,226

年代 件数 金額

1989 18 449

1990 22 281

1991 4 6

1992 23 104

1993 27 377

1994 36 1,352

1995 39 668

1996 78 2,814

1997 56 1,013

1998 10 54

1999 14 58

2000 28 218

2001 7 19

2002 9 87

2003 8 91

2004 15 158

2005 5 6,066

2006 11 720

2007 8 206

2008 5 985

2009 7 330

2010 24 19,999

2011 13 4,644

2012 94 1,419

2013 123 4,107

684 46,226

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<ミャンマーへの外国直接投資詳細(2013年度)> ミャンマーの業種別対内直接投資<認可ベース>

(単位: 100万ドル,%)

2012年度 2013年度

件数 金額 件数 金額 構成比 伸び率

製造業 78 401 95 1,837 44.7 358.5

輸送・通信業 - - 4 1,190 29.0 全増

不動産開発 - - 4 441 10.7 全増

ホテル・観光業 1 300 5 434 10.6 44.7

水産業 1 6 2 89 2.2 1489.6

電力 1 364 1 47 1.1 △ 87.2

鉱業 1 15 2 33 0.8 113.4

農業 2 10 4 20 0.5 110.0

石油・ガス 6 309 - - - 全減

その他 4 15 6 16 0.4 11.0

外国投資計 94 1,419 123 4,107 100.0 189.3

出所:ミャンマー中央統計局

2012年度 2013年度

件数 金額 件数 金額 構成比 伸び率

シンガポール 14 248 25 2,340 57.0 844.3

韓国 28 38 13 641 15.6 1,589.2

タイ 2 1 9 489 11.9 37,520.9

英国 5 233 10 157 3.8 △ 32.6

ベトナム 3 329 1 142 3.5 △ 56.9

香港 9 81 24 119 2.9 47.4

日本 11 54 11 61 1.5 12.6

中国 14 407 16 57 1.4 △ 86.0

マレーシア 2 4 3 56 1.4 1,204.3

インド 2 12 4 26 0.6 126.4

フランス - - 1 5 0.1 全増

ルクセンブルク - - 1 5 0.1 全増

U.A.E. - - 1 5 0.1 全増

ブルネイ 1 1 2 2 0.1 127.3

ラオス - - 1 1 0.0 全増

オーストラリア - - 1 1 0.0 全増

オランダ 2 10 - - - 全減

カナダ 1 1 - - - 全減

外国投資計 94 1,419 123 4,107 100.0 189.3

<ミャンマーへの投資関連情報①> (新)外国投資法の特徴

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新外国投資法 最低資本金 MICが投資事業や外国企業の業態等に鑑み、政府の承認を得て決定 100%独資による投資 MICが認める分野で可能 合弁による投資 ・旧法の外資が35%以上という規制は廃止。35%以下でも可能。(出資比率は個別にJV企業同士で決定)

・出資比率上限制限についても明示なし(99%まで可能と読める)。 【規制分野】 ・伝統文化や各民族の慣習に影響を与える事業 ・天然資源、環境や生物多様性に影響を与える事業 ・地上および海洋生物、植物、農作物、地下資源、河川等に影響を与える事業 ・有害もしくは有毒な物資を輸入する事業 ・国際合意に違反する有害化学物質を使用もしくは製造する事業 ・ミャンマー国民が実施可能な中小製造・サービス事業 ・試験前もしくは使用が認められていない技術・医薬品・器具の輸入事業 ・ミャンマー国民が実施可能な短期および長期の農業プランテーション事業 ・ミャンマー国民が実施可能な畜産業 ・ミャンマー国民が実施可能な海洋漁業 ・国境から10マイル以内の事業(経済特別区除く) 【外国投資家の権利】 ・外国投資家は自社株式の全てあるいは一部を、外国人、ミャンマー国民、あるいは、外国企業、ミャンマー企業に売却できる。 (外国企業、ミャンマー企業、個人が平等に株式を購入できる権利を有する。)

大型投資の連邦議会への報告 国および国民に甚大な影響を与える安全保障、経済、環境、社会分野の大型投資については、MICから連邦議会に報告する

土地利用 国有地および国民が使用権を持つ土地が利用可能 期間:当初50年+10年+10年(計70年) 【外国投資家の義務】 ・土地を利用する際には大規模な地勢上の修正を行わないこと。(山を切り崩す等を想定か) ・外国投資家は、農業、畜産業においては、ミャンマー国民とのJVにおいてのみ契約農地を利用できる。

外国送金 外為のディーラーライセンスを取得した銀行を利用すれば、送金通貨の為替レートに応じてMICの認可を得たうえで海外に送金可能

法人所得税の免税期間 5年間 雇用義務 ・会社設立後、2年以内にミャンマー人労働者数を最低25%、次の2年以内に50%、次の2年以内に75%にし

なければならない ・未熟練労働者の雇用をミャンマー人に限定 【労働者配置】 ・外国人とミャンマー国民の教育バックグラウンド、専門知識に相違がなければ、雇用差別をしてはならない。(給与支払いの差別をしない)

保証 契約期間内は国有化することはない。 ミャンマー投資委員会(MIC) NGOや専門家もメンバーとして加える

<ミャンマーへの投資関連情報②> (新)外国投資法の細則

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<外国企業には投資が認められない21分野> (1) 防衛関連の軍需品製造および関連サービスの提供 (2) 環境破壊に繋がるビジネス (3) 化学肥料法、種苗法、その他農業関連法に違反する製造業および農業 (4) 海外から輸入した廃棄物を利用したビジネスおよび工場設立 (5) オゾン層の破壊等につながるような禁止物質の生産およびビジネス (6) 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約により禁止されている有機物質の製造 (7) 海外から中古工場や中古設備を輸入し、環境保護法および細則で禁止され、周辺の環境に影響 を及ぼすような危険物質を製造するビジネス (8) 自然林の保護および管理 (9) ヒスイなどの宝石の試掘、探掘、生産 (10) 中小規模の鉱物製品の製造 (11) アスベストでできた建築資材の製造および流通販売 (12) 電気配電網の管理 (13) 電気の商業取引 (14) 電気関連の点検サービス (15) 環境や健康汚染に繋がる化学物質[(MTBE(メチル・ターシャリー・ブチルエーテル)やTEL(四 エチル鉛)など)を輸入、生産、使用するような精製事業 (16) 人体、公衆衛生に影響を与えるような汚染物質の生産・排出 (17) 川などでの金を含む鉱物資源の採掘 (18) 航空交通管制サービス (19) 航海交通管制サービス (20) 印刷業とメディア事業の一体運営 (21) ミャンマー語を含む固有の言語での雑誌などの印刷および出版

<ミャンマーへの投資関連情報③> (新)外国投資法の細則

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<外国企業がミャンマー企業との合弁によってのみ認められる42分野> (1) ハイブリッド種の製造および販売 (2) 固有種の製造および販売 (3) ビスケット、ウェハース、麺、マカロニ、その他麺類など、穀物加工食品の製造および販売 (4) あめ、ココア、チョコレートなどの菓子類の製造および販売 (5) 牛乳および乳製品以外の食品の製造、缶詰製造、販売 (6) 麦芽および麦芽アルコール飲料の製造および販売 (7) 蒸留酒、アルコール飲料、清涼飲料等の生産、精製、ボトリングなど (8) 氷の製造および販売 (9) 水の製造および販売 (10) 綿製の織物用糸の製造および販売 (11) エナメル製品、刃物類、陶器類の製造および販売 (12) プラスチック製品の生産および販売 (13) ゴムおよびプラスチック製造 (14) 包装ビジネス (15) 合成皮革以外の皮革原料で作る履物やハンドバッグなどの製造および販売 (16) 各種紙製品の製造および販売 (17) カーボン紙、ろう紙、トイレットペーパーなどを含む紙製品、段ボール製品の製造および販売 (18) 国内の天然資源を利用した化学製品の製造および販売 (19) 可燃性物質・液体・ガス・エアロゾル(アセチレン、ガソリン、プロパン、ヘアスプレー、香料、デオド ラント、殺虫剤)の製造および販売 (20) 酸化化学品(オキシジェン、ハイドロジェン)および圧縮ガス(アセトン、アルゴン、ハイドロジェン、 ニトロジェン、アセチレン)の製造および販売 (21) 腐食性化学品(硫酸、硝酸)の製造および販売

<ミャンマーへの投資関連情報④> (新)外国投資法の細則

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<外国企業がミャンマー企業との合弁によってのみ認められる42分野>続き (22) 気体・液体・固体を含む産業用ガスの製造および販売 (23) 薬品の製造および販売 (24) ハイテクを利用したワクチンの製造 (25) 産業用鉱物資源の探査および試掘 (26) 大規模鉱物開発 (27) ビル建設、橋建設に使用するコンクリート製品および組み立て式鉄骨フレームの製造 (28) 橋脚、高速道路、地下鉄網などの輸送インフラ開発 (29) 国際水準のゴルフコースおよびリクリエーション施設の開発 (30) 住宅用アパート、コンドミニアムの建設、販売、および賃貸 (31) オフィスビルの建設、および販売 (32) 工業団地に隣接した住宅地区でのアパート、コンドミニアムの建設、販売、および賃貸 (33) 一般大衆向け住宅の建設 (34) ニュータウンの開発 (35) 国内線航空サービス (36) 国際線航空サービス (37) 乗客および貨物用水上運送サービス (38) 造船所での船舶の建設および船舶の修理 (39) 倉庫・港施設の建設、および、水上ポートサービス (40) 客車および貨車エンジンの製造 (41) 民営の専門病院および伝統医療病院 (42) 旅行業

<ミャンマーへの投資関連情報⑤> (新)外国投資法の細則

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<関係省の意見書や連邦政府の承認などが求められる115分野> (1) 農業灌漑省:種の生産・販売、化学肥料工場建設・製造など7分野 (2) 畜水産省:養蜂・蜂蜜製品製造、魚網製造など5分野 (3) 環境保護・森林省:国立公園造成、木材加工産業・関連サービスなど18分野 (4) 鉱山省:鉱物の探索、試掘のためのフィジビリティー・スタディー、大規模鉱物資源開 発など5分野 (5) 工業省:野菜・動物などから採った油(液体・固形)の生産・販売など10分野 (6) 電力省:水力・石炭火力発電所による発電と売電の事業(1分野) (7) 運輸省:空港建設・乗客ラウンジ・サービス提供、航空機整備サービスなど23分野 (8) 通信・情報技術省:国内・国際郵便サービス、通信ネットワーク・サービス(2分野) (9) エネルギー省:石油および石油製品の輸入・販売など5分野 (10)保健省:私立病院・専門医院など12分野 (11)建設省:オフィス/商業ビルの建設・賃貸、建築設計など6分野 (12)ホテル観光省:国際観光、スパ、外国人対象のカジノ(3分野) (13)情報省:外国語による定期新聞、社会科学関連書籍の出版など18分野

<ミャンマーへの投資関連情報⑥> (新)外国投資法の細則 Copyright©2014 JETRO.All right reserved. 禁無断転載

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<特定の条件下でのみ参入可能な27分野> (1)水牛、牛などの家畜飼育〔GAHP(Good Animal Husbandary Practice、適正な家畜飼養の基準)およびGMPにのっとること〕 (2)羊、ヤギ、鶏、豚などの家畜飼育(同上) (3)動物飼料などの製造および販売(GMPに従い管理できること) (4)家畜の病気予防や治療薬の製造(動物ワクチン、治療薬向けGMPのASEANガイドラインにのっとること) (5)酪農業(GAHPにのっとること) (6)牛乳および酪農製品の製造(乳加工施設のASEAN認証基準にのっとること) (7)食肉処理場〔GMPに従いHACCP(Hazard Analysis Critical Control Point、衛生管理手法)にのっとること〕 (8)食肉加工(ASEAN認証基準にのっとった加工場で、密閉封鎖されたコンテナの食肉を使用すること) (9)牧畜場用設備の製造(GMPにのっとること) (10)養鶏場(商業養鶏場用のバイオセキュリティー管理マニュアルに従い、GAHPおよびGMPにのっとること) (11)肉牛生産(GAHPにのっとること) (12)淡水および海水のエビ養殖(環境を害さない手法にのっとること) (13)石炭の探査、採掘(国家とのJVの下、執り行う) (14)伝統的な家庭薬以外の薬の製造(最低限、WHO基準、GMPにのっとること) (15)ワクチン、睡眠薬、向精神薬以外の薬の製造および販売(最低限、WHO基準、GMPにのっとること) (16)法律により認められた建物の建設および修復(ASEAN相互承認枠組み協定の規範と基準にのっとること。ミャンマー国家建築基準に のっとること) (17)ホテル(三ツ星以上のホテルのみ100%外資を認める。他はJV) (18)海外から必要な原材料を輸入し農産物を生産すること、また、それらの国内での販売および輸出(高付加価値商品の生産のみ認め る。JVの場合はミャンマー企業側が最低40%の出資をすること) (19)小売り(小規模小売りの形態には参入できない。スーパーマーケット、百貨店、ショッピングセンターの形態は認められる。ただし、ミャン マー企業による既存店舗から近接した場所では開店できない。国産の商品を優先的に購入し販売すること。JVの場合はミャンマー企 業側が最低40%を出資すること) (20)自動車、オートバイを除く小売り(2015年以降のみ認める。最低300万ドル以上の投資とすること。免税措置なし) (21)フランチャイズ(外国企業はフランチャイザーとしてのみ認められる) (22)倉庫(中小規模の倉庫業は認められない。JVの場合はミャンマー企業側が最低40%を出資すること) (23)卸売り(商業省の見解に従う) (24)代行業務サービス(事務所スペースは賃貸だけでなく、自社ビルを建設できる。ミャンマー国民をスタッフとして採用すること) (25)専門店以外の小売り〔百貨店とハイパーマートは5万平方フィート(1平方フィート=約0.09平方メートル〕以上、スーパーマーケットは1万 2,000平方フィートから2万平方フィートの店舗面積を有すること〕 (26)専門店以外での食品、飲料(アルコールを含む)、ミャンマーたばこなどの小売り(店舗面積:2,000平方フィートから4,000平方フィートま で) (27)外国語の各種雑誌(JVの場合はミャンマー企業側が最低51%の出資をすること。3分の2以上の取締役、主要なスタッフはミャンマー人 でなければならない。100%外資による出資の場合は、そのオーナーは外国出版社か印刷会社を所有していなければならない)

<ミャンマーへの投資関連情報⑦> (新)外国投資法の細則

21

<環境アセスメントが認可の条件となる34分野(環境保護・林業省所管)> (1)採鉱 (2)石油、天然ガスの採掘 (3)大規模ダムや灌漑施設の建設 (4)水力およびその他の大規模発電事業 (5)石油・天然ガスパイプラインの敷設、および、送電塔の建設 (6)大規模農園 (7)大規模橋・高架道路・高速道路・地下鉄・港湾設備・空港などの建設、および用水路・大規模乗用車や造船の製造 (8)化学品および殺虫剤の製造 (9)バッテリーの製造 (10)大規模製紙用パルプ工場 (11)大規模な綿製の織物用糸、織物、染色の製造 (12)鉄、鉄鋼、その他鉄鋼製品の製造 (13)セメント製造 (14)蒸留酒、ビールなどの製造 (15)石油、その他燃料油、化学肥料、ろう、ワニスなどを含む石油化学工場 (16)製糖工場を含む大規模な食品加工工場 (17)皮革製品、ゴム製品の製造 (18)大規模な海水・淡水魚およびエビ養殖、大規模な畜産飼育 (19)大規模木材製造 (20)大規模住宅建設 (21)大規模ホテルおよびリゾート施設の建設 (22)歴史、文化、考古学、化学、地理学に関連する記念施設の運営 (23)浅水域での事業 (24)生態系の影響を受けやすい地域での事業 (25)国立公園、自然林保護地域での事業 (26)生存危機にひんしている動植物に関する事業 (27)自然災害のリスクが高い地域での事業 (28)一般向け飲料用水に利用される川、池、貯水池から至近距離での事業 (29)レクリエーション地域、真珠養殖場から至近距離での事業 (30)広大な農地を必要とする農作物の栽培および生産 (31)大規模森林プランテーション (32)大規模木材産業 (33)大規模発電事業 (34)送電線建設

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<ミャンマー経済特区法> 新経済特区法の構成

第1章 法律名、法律の対象、用語定義

第2章 目的

第3章 中央委員会(セントラルボディ)の構成と責務

第4章 中央運営委員会(セントラルワーキングボディ)の構成と責務

第5章 管理委員会(マネジメントコミッティ)の構成と責務

第6章 経済特区の設置

第7章 フリーゾーンおよびプロモーションゾーンの関連規定

第8章 投資企業の責務と優遇措置

第9章 開発企業の責務と優遇措置

第10章 開発企業および投資企業に対する輸入関税の免税措置

第11章 係争の調停

第12章 源泉徴収税

第13章 銀行、金融、保険業

第14章 税関検査

第15章 検疫検査

第16章 労働者

第17章 土地の利用

第18章 その他

種別 フリーゾーン プロモーションゾーン 経済特区開発業者

法人税

免税 7年間 5年間 8年間

50%免税 次の5年間 次の5年間 次の5年間

再投資後利益の50%免税 次の5年間 次の5年間 次の5年間

輸入関税 建設資材・製造設備の輸入 免税 5年間。次の5年間には50%免税 免税

原材料の輸入 免税 免税措置なし 免税措置なし

商業税(付加価値税) 免税 (輸入関税の扱いと同様)

土地リース期間 最長75年(当初50年+25年)

フリーゾーン:輸出型産業

プロモーションゾーン:内販型製造業、住宅、百貨店、銀行、保険、学校、病院、娯楽産業など

ティラワ経済特区(ヤンゴン近郊)

ティラワ経済特区内と特区外の投資比較(予定) ティラワ経済特区内の投資 経済特区外の投資

根拠法令 経済特区法(2014年) 外国投資法(2012年)

インフラ ○ ×

規制業種 9個の禁止事業が定められてい

るが、それ以外の業種は基本的にオープンである。

国家計画経済開発省の通達およびミャンマー投資委員会の通達により、細かく規制されている。

外資比率規制 規制なし 合弁が求められる事業について、原則外資は80%まで。ただし、案

件により、それ以上の外資比率が認められたケースもある。

最低資本金規制 あり なし

投資手続き 投資申請書の提出から30日以内に認可するか否か判断する。

実務上、投資申請書を提出してから、認可まで4~5ヶ月かかる。さらに、投資認可から投資認可書が発行されるまで3週間から1カ月かかる。

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経済特区内の認可要件(予定)

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フリーゾーン事業 プロモーションゾーン事業

輸出比率 製品の75%以上の輸出 製品の80%以上をフリーゾーン内の輸出企業に販売 -

最低 資本金

輸出製造業: US$750,000 製造業: US$300,000

輸出型製造業のサポート事業:

US$300,000 サービス業: US$300,000

輸出関連サービス業: US$500,000 不動産開発事業: US$5,000,000

国際貿易見本市センター

US$10,000,000 教育訓練事業: US$2,000,000

その他の要件 -

区域内のホテル事業: 3スタークラス以上で 客室数150室以上

区域内の病院事業: 近代的設備を備え ベッド数100床以上

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投資申請・認可の手続き(予定)

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申請書 Form - E

One Stop Service Center (OSSC)

投資企業

Management Committee

承認書 Form - F

投資企業 Form Fの有効期限(3年間)内に操業開始すること。

o SEZ内での企業設立登記 o SEZ内の土地・建物使用許可 o 水資源利用許可 o 電力の利用許可

o 建物の建設計画の承認 o 工場の建物承認 o 環境承認 o その他の承認事項

申請者の証明書

過去3年間の監査済みB/S

+

30日以内

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<ミャンマーの貿易統計(2013年度)>

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ミャンマーの主要品目別輸出入<通関ベース>

(単位:100万米ドル,%)

2012年度 2013年度

金額 金額 構成比 伸び率 輸出総額(FOB) 8,977 11,204 100.0 24.8

天然ガス 3,666 3,299 29.4 △ 10.0

翡翠 298 1,012 9.0 239.6

豆類 962 896 8.0 △ 6.8

縫製品 695 885 7.9 27.2

チーク 359 668 6.0 85.9

コメ 544 460 4.1 △ 15.4

ごま 278 341 3.0 22.4

魚類 442 311 2.8 △ 29.7

トウモロコシ 200 286 2.6 42.8

堅木 220 232 2.1 5.4

その他 1,312 2,815 25.1 114.6

輸入総額(CIF) 9,069 13,760 100.0 51.7

一般・輸送機械 2,646 4,145 30.1 56.7

石油製品 1,592 2,300 16.7 44.5

卑金属・同製品 1,025 1,543 11.2 50.5

電気機械・器具 489 708 5.1 44.9

食用植物油 304 515 3.7 69.2

プラスチック 351 468 3.4 33.4

合繊織物 309 406 2.9 31.4

医薬品 273 253 1.8 △ 7.3

肥料 168 231 1.7 37.6

セメント 158 204 1.5 29.7

その他 1,756 2,986 21.7 70.1

〔出所〕ミャンマー中央統計局

ミャンマーの主要国・地域別輸出入<通関ベース>

(単位:100万米ドル,%)

2012年度 2013年度

金額 金額 構成比 伸び率 輸出総額(FOB) 8,977 11,204 100.0 24.8

タイ 4,001 4,306 38.4 7.6

中国 2,238 2,911 26.0 30.1

インド 1,019 1,144 10.2 12.3

シンガポール 291 694 6.2 138.2

香港 13 489 4.4 3,742.1

日本 406 513 4.6 26.3

韓国 281 353 3.1 25.7

マレーシア 98 109 1.0 11.2

インドネシア 32 60 0.5 90.4

英国 27 49 0.4 80.3

その他 572 577 5.1 0.8 輸入総額(CIF) 9,069 13,760 100.0 51.7

中国 2,719 4,105 29.8 51.0

シンガポール 2,535 2,910 21.2 14.8

タイ 697 1,377 10.0 97.6

日本 1,092 1,296 9.4 18.7

韓国 343 1,218 8.9 254.9

マレーシア 361 840 6.1 132.7

インド 302 494 3.6 63.6

インドネシア 195 439 3.2 124.8

ドイツ 145 83 0.6 △ 42.4

米国 120 80 0.6 △ 33.6

その他 560 918 6.7 63.9

<急拡大する輸入、2年連続の貿易赤字に>

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3,299

1,012

896 885

668 460 341

311

286

232

2,815

天然ガス

翡翠

豆類

縫製品

チーク

コメ

ごま

魚類

トウモロコシ

堅木

その他

4,145

2,300

1,543

708

515

468

406 253 231

204

2,986

一般・輸送機械

石油製品

卑金属・同製品

電気機械・器具

食用植物油

プラスチック

合繊織物

医薬品

肥料

セメント

その他

2013年度輸出:112億ドル 2013年度輸入:138億ドル

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<貿易の核は、タイ、中国、シンガポール>

4,306

2,911

1,144

694

489

513

353 109

60 49

577 タイ

中国

インド

シンガポール

香港

日本

韓国

マレーシア

インドネシア

英国

その他

4,105

2,910 1,377

1,296

1,218

840

494

439 83 80

918 中国

シンガポール

タイ

日本

韓国

マレーシア

インド

インドネシア

ドイツ

米国

その他

2013年度輸出:112億ドル 2013年度輸入:138億ドル

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<ミャンマーへの外国人観光客入国数> 引き続き増加するミャンマーへの来訪者数

出所:ミャンマー中央統計局(Monthly Economic Indicators 2014年3月号)

年度 空路 航路 陸路 合計

2011-2012 425,847 137,437 303,705 866,989

2012-2013 660,281 159,282 489,662 1,309,225

2013-2014 924,401 253,982 1,073,943 2,252,326

国名 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

タイ 25,861 25,387 19,964 38,189 49,511 48,830 77,888 103,215

中国 8,933 12,122 11,397 17,361 22,871 23,669 28,121 39,181

韓国 15,962 8,981 6,305 8,662 13,461 15,127 25,109 33,051

フランス 16,558 9,028 6,203 10,405 13,484 20,291 29,543 29,735

アメリカ 9,253 6,309 5,564 7,399 8,741 13,171 27,411 29,642

日本 12,998 6,820 4,934 7,838 9,247 14,075 29,082 28,008

台湾 8,123 6,038 5,224 6,769 7,352 7,292 15,139 23,219

イギリス 4,713 3,071 2,279 3,922 5,203 10,406 21,128 20,810

マレーシア 5,138 4,141 3,575 4,859 13,288 17,772 21,104 19,618

ドイツ 18,550 9,358 5,655 9,447 9,962 14,040 22,879 19,614

シンガポール 6,682 4,175 2,888 4,507 5,670 7,541 12,856 14,258

オーストラリア 3,178 2,871 2,182 3,355 4,229 5,915 13,501 12,445

イタリア 12,532 3,299 3,182 6,648 7,665 9,069 9,963 10,895

その他 43,498 30,184 21,087 34,639 46,177 63,115 87,432 105,773

総合計 191,979 131,784 100,439 164,000 216,861 270,313 421,156 489,464

ヤンゴン、マンダレー国際空港への入国者数(観光ビザベース)

2.日本・ミャンマーの経済関係

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日緬貿易(2011年~2013年:通年)

<日本からミャンマーへの輸出(ミャンマーの対日輸入)>HSコード 品目 2011 2012 2013 変化率 シェア

87  乗用車、トラックなど 219.09 1024.06 796.75 △ 22.2 75.484  建設機械など 144.61 94.23 86.39 △ 8.3 8.285  電気機器 10.62 12.29 21.50 75.0 2.054  人造繊維の長繊維・織物 21.70 20.11 20.97 4.3 2.000  特殊品目 5.71 18.54 20.58 11.0 1.972  鉄鋼 11.48 8.24 13.47 63.5 1.355  人造繊維の短繊維・織物 17.86 13.77 13.14 △ 4.6 1.290  医療機器など 5.74 4.05 12.61 211.1 1.296  雑品 7.87 7.90 7.96 0.7 0.840  ゴム製の空気タイヤなど 2.50 3.94 7.64 93.9 0.7

その他 60.38 51.23 55.37 8.1 5.2合計 507.56 1258.37 1056.39 △ 16.1 100.0

<日本のミャンマーからの輸入(ミャンマーの対日輸出)>HSコード 品目 2011 2012 2013 変化率 シェア

 62 衣類(布帛製品:スーツ、シャツなど) 342.58 392.18 457.98 16.8 60.5 64 履物 88.83 104.56 111.66 6.8 14.8 03 エビ・魚など 63.81 72.58 76.75 5.8 10.1 12 ゴマなど 29.20 31.73 27.63 △ 12.9 3.7 61 衣類(ニット製品) 6.13 16.06 19.84 23.5 2.6 07 豆など 22.31 14.12 12.84 △ 9.0 1.7 44 木材およびその製品 6.21 9.11 11.08 21.6 1.5 90 レンズ、光学用品 2.77 8.84 3.05 △ 65.5 0.4 71 真珠、貴石など 8.50 6.85 10.33 50.7 1.4 16 エビなどの調整食料品 3.50 3.21 3.77 17.7 0.5

その他 19.45 14.02 21.97 56.7 2.9合計 593.30 673.28 756.91 12.4 100.0

出所:日本税関

(単位:百万米ドル)

(単位:百万米ドル)

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日緬貿易、引き続き増加傾向の縫製品輸入、中古車出荷減で輸出は急ブレーキ

出所)日本税関

<ミャンマーからの縫製品輸入金額(単位:百万ドル)>

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ミャンマー産・衣類の主要相手国輸入額推移 (単位:100万ドル, %)

2001 2003 2004 2005 2011 2012 20132013

構成比2013

変化率

日本 7.48 32.21 44.83 52.67 348.70 408.25 477.82 44.9 17.0

韓国 3.29 4.99 6.29 7.43 232.41 278.62 390.71 36.7 40.2

中国 0.04 0.14 0.03 0.15 7.02 21.19 38.51 3.6 81.7

マレーシア 0.53 2.85 3.23 2.77 2.64 4.24 3.38 0.3 (20.3)

シンガポール 28.45 29.16 23.61 7.50 1.29 0.76 0.79 0.1 3.6

オーストラリア 3.04 0.19 0.31 0.16 1.95 1.70 1.24 0.1 (27.3)

EU (15ヵ国) 348.77 339.86 457.37 237.05 179.86 139.76 148.24 13.9 6.1

(ドイツ) 75.33 90.86 115.86 96.34 78.73 49.40 53.72 5.0 8.7

(英国) 97.31 102.60 139.02 53.81 34.82 38.94 50.35 4.7 29.3

(フランス) 70.60 52.34 62.87 26.22 0.50 0.61 1.57 0.1 158.2

カナダ 29.48 19.88 12.27 5.01 0.01 0.05 1.20 0.1 2486.5

米国 407.98 232.69 0.00 0.00 0.00 0.00 1.96 0.2 全増

合計 (23ヵ国) 829.06 661.96 547.93 312.74 773.88 854.57 1,063.85 100.0 24.5

全体に占める日本と韓国の割合 (%) 1.3 5.6 9.3 19.2 75.1 80.4 81.6 - -

全体に占める米国とEUの割合(%) 94.8 89.5 85.7 77.4 23.2 16.4 14.2 - -

変化率 (%) 11.2 -1.0 -17.2 -42.9 57.2 10.4 24.5 - -

(注1)衣類は、HSコード61番(ニット製衣類)とHSコード62番(布帛製衣類)の合計。23ヵ国合計は、EU15ヵ国データを使用(各国合計が15ヵ国のデータと一致しない可能性もある)。(注2)2013年のデータとして、EU、ドイツ、フランス、マレーシアについては1月から10月分、英国、オーストラリア、シンガポールについては1月から11月分の統計が使用されている。(出所)各国輸入相手国側の通関統計(Global Trade Atlasを利用)

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<製造業に多い委託加工形態(CMP)について>

■委託加工ビジネスのことを、ミャンマーではCMP Businessと呼ぶ(Cutting, Making and Packingの略)。 ■この形態は自ら製造しているものの、委託を受けて加工しているという形態で、対価は、委託加工賃(CMP Charge)となる。商品を製造して自ら販売して利益を得る形態とは異なる。CMP型で企業登記することで、原材料の輸入免税が受けられるという特典が大きい(原則、完成品は100%輸出)。 ■ミャンマーの縫製業者等は、CMPでいくらか(FOB価格のように原材料代

等を含まない価格)で交渉する。バイヤー側のリスクが大きいため、要交渉である。 ■縫製品以外にも、デジカメレンズ、医療用針、自動車部品などの例も出始めている(縫製品は船便での輸送が一般的だが、レンズや針などは航空便輸送を活用)。

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35

<日系縫製工場(CMP)の作業風景>

【工場名】TI Garment(伊藤忠商事100%出資子会社) 【設立】2002年 【生産品目】ワイシャツ(大手紳士服店向けなど) 【場所】ヤンゴン市内工業団地内

【工場名】Honeys Garment Industry((株)ハニーズ100%出資子会社) 【設立】2012年 【生産品目】ジャケット、シャツ、ブラウス、パンツなど 【場所】ヤンゴン市内工業団地内

○多くの縫製企業がミャンマーでの生産枠を拡大中。 【抱える課題】 ・電力不足 ・労働問題(ストライキ、労働力不足、賃金上昇) ・品質の維持管理

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<最近の日本企業のMIC認可案件①(縫製以外)>

■昭工舎(本社:東京) 「Shokosha Myanmar」を2012年10月に設立。時計の文字盤製造。(CMP形式) ■日本たばこ産業(JT)(本社:東京) 現地企業との合弁で「Myanmar Japan Tabacco」を2012年11月に設立。マイルドセブンの生産および販売。 ■ロート製薬(本社:大阪) 「Rohto-Mentholatum (Myanmar)」を2012年12月に設立。ベトナム工場から輸入した原料を包装する仕上げ工場にてスキンケア商品を生産。 ■スズキ(本社:浜松市) 「Suzuki (Myanmar) Motor」を2013年1月に設立。キャリイ(トラック型軽自動車)を生産。

出所:各社のプレスリリース記事をもとにジェトロ独自まとめ

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<最近の日本企業のMIC認可案件②(縫製以外)>

■大和総研(本社:東京) ミャンマーACE Data System社との合弁で「DIR-ACE Technology」を2013年4月に

設立。将来的に、証券取引所、証券会社が円滑に業務を行うためのシステム構築を行う。 ■G-7アグリジャパン(本社:神戸市) ミャンマー小売最大手City Martとの合弁で「CM JAPAN AGRI MYANMAR」を2013年8月に設立(ミャンマー側60%:日本側40%)。農産物の栽培、販売など。 ■アスモ(本社:静岡県湖西市) 自動車用小型モータ関連部品の生産会社「ASMO Myanmar」を2013年9月に設立(アスモ社50%:アスモインドネシア社50%)。 ■日本ロジテム(本社:東京) Myanmar Belle Logistics & Services社との合弁で「Logitem Myanmar」を2013年10月に設立(ミャンマー側35%:日本側65%)。旅客自動車運送事業。 出所:各社のプレスリリース記事をもとにジェトロ独自まとめ

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<最近の日本企業のMIC認可案件③(縫製以外)>

■千代田化工建設(本社:横浜) ミャンマー建設省傘下の公共事業公社(Public Works)と千代田化工建設との合弁会社(Chiyoda & Public Works社)によるオフィス事業。ダウンタウンエリアの旧庁舎ビルをオフィスビルに新装し賃貸事業を展開。(総床面積約8,300㎡、RC4階建、賃貸開始時期:2014年7月) ■JFEエンジニアリング(本社:東京、横浜) ミャンマー建設省との合弁で「J & M Steel Solutions」を2013年11月に設立(ミャンマー建設省公共事業局40%:JFEエンジニアリング60%)。ヤンゴン近郊のタケタ地区に生産能力1万トン/年の鋼構造製作工場が完成。鋼製橋梁の設計、製作、架設の営業など。

出所:各社のプレスリリース記事をもとにジェトロ独自まとめ

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<最近の日本企業のサービス産業分野への進出例①>

【店名】LA VIE EN ROSE(ラヴィアンローズ) 【開店】2014年3月 【品目】ケーキなどのスイーツ(ケーキ2800チャット~(約280円~) 【場所】ヤンゴン市内に2店舗

【店名】DAISO(ダイソー) 【開店】2012年3月 【品目】100円ショップ商品(現地では1,800チャット(約180円)で販売) 【場所】ヤンゴン市内(5店舗)、マンダレー市内(1店舗) ○飲食店をはじめ多くの日本企業がミャンマーに進出中。

【抱える課題】 ・家賃リース代の高騰 ・電力不足による閉店リスク ・品質の維持管理

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<最近の日本企業のサービス産業分野への進出例②>

【店名】山小屋ラーメン 【日本本社】ワイエスフード(株)(福岡県) 【開店】2014年4月 【品目】博多とんこつラーメン他(山小屋ラーメン:5,500チャット~(約550円~) 【場所】ヤンゴン市内に1店舗

【店名】MARU 【開店】2013年8月 【品目】日本食全般 【場所】ヤンゴンダウンタウンエリアに2店舗(もう1店舗はWine Bar MARU)

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<ミャンマー消費市場へのアプローチ>

外資企業は貿易業が認められないため、ミャンマー国内に販売会社は設立できず、代理店を介して販売する必要がある。生活雑貨から食品、建機に至るまで既に幅広い日本商品が国内にて販売を開始している。 2012年から3年連続で開催しているジェトロ主催「Japan Festival」などの場も活用。 【Japan Festival概要】 2012年3月 ストランドホテル別館 (約50ブース出展、3日間で約1万人来場) 2013年3月 Myanmar Convention Center (約120ブース出展、3日間で約2万5千人来場) 2014年2月 Tatmadaw Hall (約200ブース出展、4日間で約4万人来場)

日本の食品はミャンマー人にも人気が高い

にぎわう会場内の様子(Tatmadaw Hall) 日本の三味線プレーヤーによるコンサート(国立劇場)

<今後のさらなる日本企業の進出に期待> Copyright©2014 JETRO. All right reserved. 禁無断転載

42 (出所)ヤンゴン日本人商工会議所。

2014年度~運輸部会新設!

年度 貿易部会 金融保険部会 工業部会 建設部会 流通サービス部会 運輸部会 総数

1996年度 17 10 13 14 7 - 61

1997年度 18 13 14 22 16 - 83

1998年度 18 13 17 23 15 - 86

1999年度 14 9 13 21 13 - 70

2000年度 13 9 12 21 12 - 67

2001年度 13 7 13 19 14 - 66

2002年度 13 7 11 19 11 - 61

2003年度 12 6 12 16 13 - 59

2004年度 12 6 14 16 16 - 64

2005年度 12 6 14 15 16 - 63

2006年度 10 6 12 12 17 - 57

2007年度 10 6 10 12 17 - 55

2008年度 9 6 11 9 15 - 50

2009年度 10 6 12 8 15 - 51

2010年度 10 6 13 8 14 - 51

2011年度 10 6 13 8 16 - 53

2012年度 14 10 20 13 28 - 85

2013年度 19 12 35 30 50 - 146

2014年度(6月時点) 21 12 39 44 37 22 175

17 18 18 14 13 13 13 12 12 12 10 10 9 10 10 10 14 19 21 10 13 13 9 9 7 7 6 6 6 6 6 6 6 6 6 10 12 12 13 14 17

13 12 13 11 12 14 14 12 10 11 12 13 13 20

35 39 14 22 23

21 21 19 19 16 16 15 12 12 9 8 8 8 13

30 44

7 16 15

13 12 14 11 13 16 16 17 17 15 15 14 16

28

50 37

0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0

0

22

運輸部会

流通サービス部会

建設部会

工業部会

金融保険部会

貿易部会

3.貿易投資上のメリットとリスク

43

44

貿易・投資上のメリットとリスク

○豊富で安価な労働力 ○国民レベルでの対日感情のよさ。仏教徒の価値観 ○豊富な天然資源。広大で肥沃な国土。豊かな農産品 ○地理的重要性、優位性 ○消費市場としての魅力(約6,000万人、ヤンゴン700万人) ○特恵関税の適用(日本向け) ○投資協定の発効

○電力供給の脆弱さ。自家発電コストの増大 ○労働争議の発生、労働賃金の高騰 ○外国企業の貿易業、事実上の禁止 ○輸出入ライセンスの存在。期間の短さ(特に輸入)→一部緩和傾向 ○対日貿易を考えた場合のロジスティック上の問題(シンガポール経由で約4週間) ○税法上の不透明さ ○ビザ、滞在許可上の非効率 ○2015年の総選挙後の体制

リスク(課題)

メリット

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Copyright©2014 JETRO.All right reserved. 禁無断転載 45 出所:ミャンマー中央統計局(2011年)

<ミャンマーの人口推移(単位:万人)>

<ミャンマーの人口構成(単位:万人)>

年別 1991 1996 2001 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 人口構成率

(1991) 人口構成率

(2011)

0歳-14歳 1,470 1,502 1,643 1,705 1,739 1,772 1,804 1,837 1,857 1,887 1,884 1,760 36.05% 29.44%

15歳-59歳 2,347 2,634 2,972 3,092 3,151 3,212 3,274 3,341 3,387 3,438 3,506 3,694 57.55% 61.79%

60歳以上 261 338 398 420 432 446 462 474 506 513 523 524 6.40% 8.77%

人口総計 4,078 4,474 5,013 5,217 5,322 5,430 5,540 5,652 5,750 5,838 5,913 5,978 100% 100%

西暦 1991 1996 2001 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

人口(万人)

4,078 4,474 5,013 5,217 5,322 5,430 5,540 5,652 5,750 5,838 5,913 5,978

人口増加率%

1.88 1.87 2.02 2.02 2.02 2.02 2.02 2.02 1.75 1.52 1.29 1.10

区分 各管区・州名

女 合

管区 タニンタリー管区 86 86 171

管区 マグウェ―管区 277 286 562

管区 バゴー管区 302 299 601

管区 ザガイン管区 322 333 654

管区 ヤンゴン管区 349 354 702

管区 エヤワディ管区 403 401 804

管区 マンダレー管区 416 426 842

7管区合計 2,155 2,185 4,339

州 カヤー州 18 18 36

州 チン州 27 28 55

州 カチン州 78 80 158

州 カレン州 90 92 182

州 モン州 156 156 314

州 ラカイン州 165 166 331

州 シャン州 284 282 566

7州合計 818 822 1,639

総合計 2,972 3,006 5,978

<ミャンマーの管区・州ごとの人口・2011年(単位:万人) >

46

<賃金状況(参考①)> (賃金支払い額(役職別) 単位:チャット)

出所) ミャンマー民間調査会社作成資料 Copyright©2014 JETRO.All right reserved. 禁無断転載

役職 全企業 TOP10企業

最低 中間 最高 最低 中間 最高

Director 500,000 700,000 3,000,000 900,000 1,500,000 3,000,000

General Manager 400,000 600,000 2,000,000 800,000 1,000,000 2,000,000

Manager 200,000 400,000 1,500,000 400,000 700,000 1,500,000

Assistant Manager 150,000 300,000 1,000,000 300,000 450,000 1,000,000

Supervisor 120,000 250,000 650,000 180,000 350,000 650,000

Accountant 140,000 300,000 650,000 180,000 400,000 650,000

Assistant Accountant 100,000 150,000 450,000 150,000 300,000 450,000

Secretary 100,000 150,000 500,000 180,000 300,000 500,000

Receptionist 100,000 150,000 350,000 150,000 250,000 350,000

Office Staff 100,000 150,000 300,000 120,000 250,000 300,000

Sales Staff 100,000 160,000 280,000 120,000 200,000 280,000

Driver 120,000 200,000 300,000 150,000 220,000 300,000

Security Guard 90,000 120,000 180,000 100,000 150,000 180,000

General Worker 90,000 120,000 160,000 100,000 130,000 160,000

Cleaner 60,000 90,000 150,000 75,000 100,000 150,000

Unskilled / Hard Labor (Dairy wage)

3,000 5,000 8,000 4,000 6,000 8,000

役職 チャット払い USD払い

最低 中間 最高 最低 中間 最高

Director 400,000 700,000 1,000,000 700 900 1,500

General Manager 300,000 500,000 700,000 350 550 1,000

Manager 200,000 250,000 450,000 250 350 700

Assistant Manager 120,000 200,000 400,000 175 250 450

Supervisor 120,000 200,000 360,000 150 220 410

Assistant Supervisor 100,000 150,000 300,000 125 175 310

Production Worker 90,000 100,000 200,000 95 110 225

Accountant 150,000 200,000 360,000 160 220 450

Assistant Accountant 100,000 150,000 300,000 110 175 320

Secretary 100,000 150,000 260,000 120 200 300

Office Staff 100,000 120,000 220,000 110 125 250

Driver 100,000 150,000 200,000 120 172 230

Security Guard 80,000 100,000 140,000 85 110 150

Cleaner 70,000 95,000 110,000 85 110 135

(賃金支払い額(縫製業・役職別) 単位:チャット&USD)

47

<賃金状況(参考②)> (賃金支払い額(IT・役職別) 単位:チャット& USD)

出所) ミャンマー民間調査会社作成資料

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役職 チャット払い USD払い

最低 中間 最高 最低 中間 最高

Director 400,000 600,000 900,000

General Manager 300,000 400,000 700,000 400 500 1,000

Training

Training Manager 250,000 300,000 450,000 300 350 600

Assistant Training Manager 200,000 250,000 350,000 250 300 400

Senior Lecturer 150,000 200,000 300,000 200 250 350

Lecturer 150,000 250,000 300,000 190 230 310

In Charge 100,000 200,000 300,000 150 200 250

Senior Instructor 150,000 200,000 250,000 180 230 300

Tutor 150,000 150,000 200,000 170 180 230

Phone Operator and Receptionist 100,000 150,000 200,000 130 200 350

Services

Service Manager 250,000 350,000 500,000 300 400 600

Service Supervisor 200,000 300,000 400,000 230 350 500

Senior Technician 180,000 250,000 300,000 230 300 350

Technician 130,000 170,000 250,000 150 200 310

Sales

Sales Manager 250,000 350,000 450,000 270 400 600

Sales Supervisor 180,000 250,000 300,000 210 280 340

Sales Executive 150,000 200,000 250,000 170 230 300

Sales Person 130,000 170,000 200,000 150 210 400

Accountant 200,000 270,000 350,000 250 300 400

Assistant Accountant 100,000 230,000 300,000 120 250 350

Casier 120,000 150,000 200,000 150 180 245

Delivery Man 110,000 150,000 200,000 140 170 230

Driver 100,000 150,000 200,000 150 200 250

Programming

Manager 250,000 350,000 450,000 300 400 600

Supervisor 200,000 300,000 400,000 275 345 500

Senior Programmer 200,000 250,000 300,000 220 275 350

Programmer 120,000 170,000 300,000 170 210 345

通貨 100%現地資本 現地資本+外資 100%外資

チャット 91% 75% 56%

外貨(米ドル) 0% 13% 37%

外貨(米ドル)+チャット 9% 13% 7%

計 100% 100% 100%

(賃金支払い通貨)

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86 101 130 137 154 162 217 234 248 366 375 429

1,054 1,433

1,728 1,851

3,351 3,997

0 2,500 5,000

バングラデシュ(12) カンボジア(13) スリランカ(12)

ラオス(10) パキスタン(14) ベトナム(234)

インド(91) インドネシア(155)

フィリピン(69) タイ(382)

中国(477) マレーシア(168)

台湾(43) シンガポール(44)

香港(20) 韓国(59)

ニュージーランド(18) オーストラリア(31)

48

単位: 米ドル 単位: 米ドル 単位: 米ドル

単位: 米ドル 単位: 米ドル

264 315 330 344 354 389 426 430 524 627 699

1,038 1,314

2,148 2,392

2,947 4,954

6,942

0 4,000 8,000

バングラデシュ(9) カンボジア(8)

ラオス(8) ベトナム(190) スリランカ(11)

インドネシア(133) フィリピン(60)

パキスタン(13) インド(95) 中国(401) タイ(363)

マレーシア(151) 台湾(37) 香港(8)

韓国(51) シンガポール(39)

ニュージーランド(13) オーストラリア(28)

562 563 694 782 843 882 888 976 1,156 1,253 1,570 1,785 1,954

3,218 3,492

4,584 6,999

9,735

0 5,000 10,000

ラオス(8) バングラデシュ(11)

カンボジア(9) ベトナム(186) スリランカ(9)

インドネシア(141) パキスタン(13) フィリピン(56)

中国(436) インド(107)

タイ(354) マレーシア(147)

台湾(44) 韓国(63) 香港(14)

シンガポール(46) ニュージーランド(17)

オーストラリア(34)

206 265 281 311 332 418 439 448 466 498

669 808 911

1,284 2,168 2,301 2,396

3,462 4,613

0 2,500 5,000 ミャンマー(9)

スリランカ(12) パキスタン(9)

バングラデシュ(17) カンボジア(12)

ラオス(8) インドネシア(82)

ベトナム(133) フィリピン(42)

インド(140) タイ(303)

中国(288) マレーシア(53)

台湾(59) 香港(147) 韓国(87)

シンガポール(185) ニュージーランド(33)

オーストラリア(85)

584 714 867 898 1,073 1,079 1,184 1,217 1,220 1,379 1,673 1,897 1,940

2,341 3,711

4,152 4,489

5,969 8,176

0 5,000 10,000

ミャンマー(8) スリランカ(11)

バングラデシュ(16) パキスタン(10) ベトナム(114) フィリピン(39)

カンボジア(12) ラオス(6)

インドネシア(74) インド(124)

タイ(258) 中国(242)

マレーシア(52) 台湾(52) 韓国(85)

香港(129) シンガポール(167)

ニュージーランド(32) オーストラリア(83)

基本給:諸手当を除いた給与、2013年10月時点。 作業員:正規雇用の一般工職で実務経験3年程度の場合。

請負労働者および試用期間中の作業員を除く。 エンジニア:正規雇用の中堅技術者で専門学校もしくは大卒

以上、かつ実務経験5年程度の場合。 マネージャー(製造業):正規雇用の営業担当課長クラスで大

卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。 スタッフ:正規雇用の一般職で実務経験3年程度の場合。た

だし派遣社員および試用期間中の社員は除く。 マネージャー(非製造業):正規雇用の営業担当課長クラスで

大卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。 注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自国・地域

通貨建て(但し、ミャンマーは自国通貨建て、米ドル建ての選択式)。各職種の自国・地域通貨建て賃金の平均値を、2013年10月の平均為替レート(各国・地域中央銀行発表、中国は外貨管理局発表)で米ドルに換算。ミャンマーは、回答企業によって通貨が異なる(自国通貨建てまたは米ドル建て)ため、自国通貨建ての企業の回答を米ドルに換算した上で平均をとった。

製造業・作業員

非製造業・マネージャー 非製造業・スタッフ

製造業・エンジニア 製造業・マネージャー カッコ内は回答企業数

【参考値】ミャンマー(回答企業数2)製造業・作業員71米ドル、製造業・エンジニア126米ドル、製造業・マネージャー404米ドル

生産拠点として:賃金①基本給・月額 (日系企業アンケート調査:13年10~11月)

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製造業・作業員

非製造業・マネージャー 非製造業・スタッフ

製造業・エンジニア 製造業・マネージャー 単位: 米ドル 単位: 米ドル 単位: 米ドル

単位: 米ドル 単位: 米ドル

カッコ内は回答企業数

3,861 5,053 5,749 6,124 6,657 6,703 6,913 7,733 7,962

12,222 12,560

17,425 24,201

31,178 41,185

48,744 57,053

81,379

0 50,000 100,000

バングラデシュ(9) カンボジア(8) ベトナム(173) スリランカ(7) フィリピン(49)

ラオス(5) インドネシア(101)

パキスタン(13) インド(81) 中国(350) タイ(307)

マレーシア(87) 台湾(29) 香港(9)

韓国(51) シンガポール(32)

ニュージーランド(13) オーストラリア(26)

1,347 1,764 2,292 2,293 2,889 3,000 3,224 3,922 4,156

6,936 7,503 7,795

19,183 23,759 24,179

33,516 41,196

58,575

0 30,000 60,000

バングラデシュ(12) カンボジア(12)

ラオス(6) スリランカ(9)

パキスタン(14) ベトナム(200)

インド(73) フィリピン(58)

インドネシア(117) タイ(321)

中国(402) マレーシア(96)

台湾(33) 香港(15)

シンガポール(37) 韓国(59)

ニュージーランド(18) オーストラリア(31)

8,171 9,876 11,092 12,869 13,326 14,620 15,304 15,714 18,295 20,737

27,325 29,853

35,815 48,243

52,841 77,865 78,744

118,604

0 60,000 120,000

バングラデシュ(11) カンボジア(8)

ラオス(5) スリランカ(7)

ベトナム(171) フィリピン(48)

インドネシア(109) パキスタン(13)

インド(90) 中国(378) タイ(299)

マレーシア(85) 台湾(34) 香港(12) 韓国(63)

シンガポール(38) ニュージーランド(17)

オーストラリア(30)

8,717 10,921 14,020 14,507 15,933 16,909 17,152 19,068 21,130 22,280 27,901 30,713 34,487 39,826

57,108 63,671

72,065 81,342

125,491

0 70,000 140,000

ミャンマー(8) スリランカ(7)

バングラデシュ(14) パキスタン(8) ベトナム(103)

カンボジア(11) ラオス(6)

フィリピン(33) インドネシア(70)

インド(117) タイ(211)

マレーシア(30) 中国(213) 台湾(44) 韓国(77)

香港(108) シンガポール(143)

ニュージーランド(35) オーストラリア(79)

3,262 4,166 4,586 4,662 5,104 6,078 7,619 7,660 7,867 8,389 11,298 14,164 14,929

22,096 32,913

36,607 37,561

42,998 66,903

0 40,000 80,000

ミャンマー(9) スリランカ(7)

パキスタン(8) カンボジア(10)

バングラデシュ(15) ラオス(6)

ベトナム(119) インドネシア(72)

インド(129) フィリピン(38)

タイ(245) マレーシア(32)

中国(241) 台湾(48)

香港(119) 韓国(81)

シンガポール(159) ニュージーランド(34)

オーストラリア(78) 年間実負担額:一人あたり社員に対する負担総額(基本給、諸手当、社会保障、残業、賞与などの年間合計。退職金は除く。2013年(度)時点)。

作業員、エンジニア、マネージャー(製造業)、スタッフ、

マネージャー(非製造業):前頁を参照。 注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自

国・地域通貨建て(但し、ミャンマーは自国通貨建て、米ドル建ての選択式)。各職種の自国・地域通貨建て年間実負担額の平均値を、2013年10月の平均為替レート(各国・地域中央銀行発表、中国は外貨管理局発表)で米ドルに換算。ミャンマーは、回答企業によって通貨が異なる(自国通貨建てまたは米ドル建て)ため、自国通貨建ての企業の回答を米ドルに換算した上で平均をとった。

【参考値】ミャンマー(回答企業数:2)製造業・作業員1,135米ドル、製造業・エンジニア1,741米ドル、製造業・マネージャー5,542米ドル

生産拠点として:賃金②年間実負担額 (日系企業アンケート調査:13年10~11月)

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1.7 2.5 3.1 3.8 4.1 4.4 4.8 5.5

7.0 8.8 9.1 9.3 10.0

11.7 12.3 12.4

14.0 28.4

0 10 20 30

ニュージーランド(20) 台湾(50)

オーストラリア(39) シンガポール(52)

香港(19) 韓国(75)

フィリピン(69) マレーシア(153)

タイ(367) カンボジア(14) スリランカ(10)

ラオス(8) 中国(445)

インド(112) バングラデシュ(13)

パキスタン(14) ベトナム(212)

インドネシア(143)

2.0 2.3 2.7

3.9 4.2 4.2

5.3 5.4 5.5

6.8 8.0 8.6 8.9 9.1 9.3

11.3 11.4 12.2

17.1

0 5 10 15 20

ニュージーランド(42) 台湾(54)

オーストラリア(93) シンガポール(189)

香港(143) 韓国(94)

フィリピン(44) マレーシア(49)

タイ(280) ラオス(5)

中国(268) バングラデシュ(13)

ベトナム(123) スリランカ(13) カンボジア(12)

インド(139) ミャンマー(9)

パキスタン(10) インドネシア(68)

50

総 数 非 製 造 業 製 造 業

1.9 2.4 2.8 3.8 4.2 4.3 5.0 5.4 6.4

8.3 9.0 9.1 9.2 10.4 11.5 12.1 12.3 12.8

24.7

0 10 20 30

ニュージーランド(62) 台湾(104)

オーストラリア(132) シンガポール(241)

香港(162) 韓国(169)

フィリピン(113) マレーシア(202)

タイ(647) ラオス(13)

カンボジア(26) スリランカ(23)

中国(713) バングラデシュ(26)

インド(251) ベトナム(335)

パキスタン(24) ミャンマー(11)

インドネシア(211)

2.1 2.3 2.7

3.7 3.9 4.3 4.6 5.0 5.2

6.9 7.7 8.6 8.9

10.8 10.9

12.3 12.8 13.0

17.0

0 5 10 15 20

ニュージーランド(61) 台湾(102)

オーストラリア(126) シンガポール(231)

香港(156) 韓国(164)

マレーシア(194) タイ(640)

フィリピン(111) ラオス(11)

カンボジア(26) 中国(677)

スリランカ(22) ベトナム(327)

インド(243) ミャンマー(11) パキスタン(23)

バングラデシュ(25) インドネシア(193)

2.0 2.4 3.0 3.6 4.1 4.3 4.4 4.9 4.9 6.0

7.8 9.0 9.1

10.9 12.3 12.8

16.2 19.2

0 5 10 15 20 25

ニュージーランド(19) 台湾(48)

オーストラリア(36) シンガポール(50)

香港(19) 韓国(72)

マレーシア(147) タイ(363)

フィリピン(67) ラオス(7)

カンボジア(14) 中国(428)

スリランカ(10) インド(106)

ベトナム(203) パキスタン(13)

バングラデシュ(12) インドネシア(129)

2.1 2.2 2.6

3.7 3.8 4.3

5.1 5.4 5.6

7.7 7.8

8.5 8.5 8.7

10.1 10.8

11.7 12.7 12.8

0 5 10 15

ニュージーランド(42) 台湾(54)

オーストラリア(90) シンガポール(181)

香港(137) 韓国(92) タイ(277)

マレーシア(47) フィリピン(44)

カンボジア(12) 中国(249)

ベトナム(124) ラオス(4)

スリランカ(12) バングラデシュ(13)

インド(137) ミャンマー(9)

インドネシア(64) パキスタン(10)

2013

年度

20

12年

2014

年度

20

13年

(%)

(%) (%)

(%)

カッコ内は

回答企業数

【参考値】ミャンマー(回答企業数2)19.0%

(%)

(%) 【参考値】ミャンマー(回答企業数2)15.0%

生産拠点として:賃金③前年比ベースアップ率 (日系企業アンケート調査:13年10~11月)

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51

<日本ミャンマー共同イニシアティブ(参考) >

【概要】 日本・ミャンマーとの貿易・投資をさらに促進するため、日本企業が抱える課題などを整理し、ミャンマー政府との対話を通じて解決していく取り組み。2013年3月キックオフ。

【日本側参加者】 在ミャンマー日本国大使館、ヤンゴン日本人商工会議所(JCCY)、JICA、JETRO

【ミャンマー側参加者】 国家計画・経済開発省を含む関係各省、ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)

【改善要望事項】 ①査証手続き関係、②輸出入政策、③投資環境の改善、④税金問題、⑤インフラの改善、⑥外国人・企業ルールの廃止、⑦適正な保険制度の整備・改善・外資開放、⑧適正な労働争議解決手段の確保、⑨その他行政手続きの改善

2013年3月の会合の様子(在ミャンマー日本国大使館HPより)

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<日本人駐在員の環境(参考) >

①日本人会あり(800名程度)。在留邦人1000名程度。

②日本人学校あり。幼稚部から中学部まで:約120名。

③サービスアパート、6件程度あり。

*例:ゴールデンヒルタワー(112㎡/2LDK/光熱費込み:5,000ドル~)

④日本食は限られる(バンコク買出しなど)。

⑤日本食レストラン増加中。80件程度。

⑥治安はほぼ問題ないが爆弾騒ぎ等あり。

⑦病院:診断程度。手術の場合は、バンコクなどで(フライト で約1時間) 。

53

ご清聴いただき、ありがとうございました。