教育改善に向けた教育サロンの構想と実践報告

2013年9月4日

佐藤伸平（金沢電子出版）

佐藤正英（金沢大学）

森祥寛（金沢大学）

概要

• 【仮説】真の意味での教育改善は、現場の教員一人一人の意識・意見・意欲

• 【目標】いわゆる「ただの教員」の経験や知見、愚痴を含めた率直な意見を集積する手法の一つとして「教育サロン」が有効かも？

教育サロン立ち上げの経緯

• 「ただの教員」は（意外にも）ずいぶん教育について考えている

• 自分の意見や疑問を外に出すことは少ない（出す機会がない）

• 「ただの教員」の胸の内を覗きたい

サロンのロゴイメージ

• 教育に関して

– 他の教員と気軽に議論できる

– 悩みを打ち明けられる

– 自らの創意工夫を紹介したい

– ・・・

といった場が日常的に必要

教育サロン立ち上げの経緯

サロンの概要

• あくまでも気軽な雰囲気を提供

• 話し相手となる教員が常駐

• 常時稼働している体制

• 情報の蓄積と共有

• 勉強会の開催や研究会への参加

勉強会の開催

• 第1回– 2013/7/25

– 教育シンポジウムの報告

• 第2回– 2013/8/22

– 消費者教育推進法と金融リテラシー

• 第3回（予定）– 2013/9/18

– 気になる学生をあらためて見つめてみる

シンポジウムの開催

• キックオフシンポジウム

– 2013/8/2

– 大学教育に関して思うところ

• 大学は多すぎるか（基調講演）

• 地域社会の期待に応えうる大学教育

• 在籍当時の教育、今の教育に関して

• 共通（基礎）教育全般の問題点

• 学生としての金沢大学、教員としての金沢大学

• 金工大におけるプロジェクト型教育の現在

案内チラシ

facebook, twitterの開設

• ｅ教育サロンのfacebookページ

– https://www.facebook.com/edusalon

• ｅ教育サロンのtwitterアカウント

– @edusalon

facebookページ

サロンの室内デザイン

サロンの風景

サロンの風景

サロンの風景

研究会の室内デザイン

通常スタイル サロンスタイル

シンポジウム風景

シンポジウム風景

シンポジウム風景

シンポジウム風景

シンポジウム風景

シンポジウム風景

訪問者数

0 人

5 人

10 人

15 人

20 人

25 人

30 人

35 人

6/30 7/7 7/14 7/21 7/28 8/4 8/11 8/18 8/25

日別

訪問者数

分野別

0 人

10 人

20 人

30 人

40 人

50 人

60 人

70 人

訪問者数

男女別 年代別

1 人

18 人

17 人

9

人

27 人

65 人

0 人

〜20代

30代

40代

50代

60代

70代

80代〜

122 人

15 人

男性

女性

訪問者数

職種別 現職・退職別

57 人

7 人

73 人

現職

退職（非

常勤等）退職132 人

3 人1 人 1 人

教員

事務職員

学生

その他

サロンでの話題

• いわゆる反転授業

– 教科書，ｅラーニング等で事前に独習

– 講義時間内は質疑応答やディスカッションを中心におこなう

– 必要がないと判断すれば授業への出欠は自由

– 期末試験を厳密におこなう

サロンでの話題

• 老教授の効果的な活用– 教育にあまり経験のない若手研究者は，専門教育および研究に勤しむ

– 教育および研究の経験が豊富なベテラン教員（定年前後の教授や名誉教授など）は，初年次教育などで俯瞰的な導入教育をすることが可能

– 大学に高校までとは違う何かを期待する新入生に「大学」および自己のキャリアプランを意識させることができる

産学連携の新しい形

• 金沢大学と金沢電子出版株式会社との共同研究の一環 ⇒ 運営費を担保

• 退職教員，名誉教授，非常勤講師等をうまいこと活用