年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて airiel ... ·...

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Jeremy Wrenn Cory Osborne John Rungger Zeeshan Abbasi 90 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて US 西海岸はサクラメントより。Jeremy Wrenn がソロとして始まった、ポストロックのアヴァンギャルドテイストとキャッチーなサウンドが見事に融合した Airiel。 現在は 4 人となって新たなロックを継承中である。そのギターは壮麗であり、リスナーをシューゲイズさせる。 様々な要素を取り入れているその姿に、これからのロック世代の新たな風を感じる事ができるであろう。 現在は EP のリリースが主だっているが、今後はアルバム制作も考えているという。4 枚からなるユニークな EP「Winks and Kisses」はレア物となるであろう。 さらに今後の期待がかかる彼らにインタビューしてみた。 企画 取材 太田 紳/翻訳 竹内 聡 http://www.airiel.com/ 1997 年に、様々なドラムマシンを駆使した Jeremy のソロプロジェクトから始まった Airiel。 現在は Jeremy Wrenn(G,Vo)、Zeeshan Abbasi(G)、Cory Osborne(B,Vo)、John Rungger(Dr) と、4 人のフルバンドとして活動中である。 リバーブ、ディストーション & キャッチーなメロディー構成が彼らの音楽の要素であり、そこから制作されるものに、シューゲイザーというカテゴリーを進化したいという情熱が込められているようだ。 今年 5 月にリリースした「Airiel EP」は全 4 曲、どれも聴き入るものだが、特に「Cinnamon」という曲は彼らの代表作と言える名曲であろう。この EP は恐らく自身のレーベルと思われる SonicBaby Records でリリースしているようだ。 2003 年 7 月にはユニークな試みとして「Winks & Kisses」というリリースしているが、何がユニークかと言えば約 6 ヶ月に及び 4 枚の EP をリリース。その 4 枚ジャケットを合わせると 1 つの作品になるというもの。 その個々にもそれぞれタイトルがあり、「Frosted」「Dizzy」「Melted」「Crackled」となっている。この提案はリリース元であるClairecordsのDan Solstrom氏によるものらしい。 話題を呼んだことはもちろんのこと、音源もそれぞれ 4 曲入っているわけだが、とても素晴らしい作品であるということ。常にまっすぐ自分を見つめ、感じるまま奏でる。そんなスタイルを追求するからこそ良いものができる。 音楽で語ることを忘れないということが強く根底にあるようだ。

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Page 1: 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて Airiel ... · 2006-03-29 · enn ne John Rungger Zeeshan Abbasi 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて

Jeremy Wrenn Cory Osborne John Rungger Zeeshan Abbasi

90 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれてUS 西海岸はサクラメントより。Jeremy Wrenn がソロとして始まった、ポストロックのアヴァンギャルドテイストとキャッチーなサウンドが見事に融合した Airiel。

現在は 4 人となって新たなロックを継承中である。そのギターは壮麗であり、リスナーをシューゲイズさせる。様々な要素を取り入れているその姿に、これからのロック世代の新たな風を感じる事ができるであろう。

現在は EP のリリースが主だっているが、今後はアルバム制作も考えているという。4 枚からなるユニークな EP「Winks and Kisses」はレア物となるであろう。さらに今後の期待がかかる彼らにインタビューしてみた。

企画 取材 太田 紳/翻訳 竹内 聡

http://www.airiel.com/

1997 年に、様々なドラムマシンを駆使した Jeremy のソロプロジェクトから始まった Airiel。

現在は Jeremy Wrenn(G,Vo)、Zeeshan Abbasi(G)、Cory Osborne(B,Vo)、John Rungger(Dr) と、4 人のフルバンドとして活動中である。

リバーブ、ディストーション & キャッチーなメロディー構成が彼らの音楽の要素であり、そこから制作されるものに、シューゲイザーというカテゴリーを進化したいという情熱が込められているようだ。

今年 5 月にリリースした「Airiel EP」は全 4 曲、どれも聴き入るものだが、特に「Cinnamon」という曲は彼らの代表作と言える名曲であろう。この EP は恐らく自身のレーベルと思われる SonicBaby Records でリリースしているようだ。

2003 年 7 月にはユニークな試みとして「Winks & Kisses」というリリースしているが、何がユニークかと言えば約 6 ヶ月に及び 4 枚の EP をリリース。その 4 枚ジャケットを合わせると 1 つの作品になるというもの。

その個々にもそれぞれタイトルがあり、「Frosted」「Dizzy」「Melted」「Crackled」となっている。この提案はリリース元である Clairecords の Dan Solstrom 氏によるものらしい。

話題を呼んだことはもちろんのこと、音源もそれぞれ 4 曲入っているわけだが、とても素晴らしい作品であるということ。常にまっすぐ自分を見つめ、感じるまま奏でる。そんなスタイルを追求するからこそ良いものができる。

音楽で語ることを忘れないということが強く根底にあるようだ。

Page 2: 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて Airiel ... · 2006-03-29 · enn ne John Rungger Zeeshan Abbasi 年代初期のドリーミィ・ノイズ・ポップの再来と呼ばれて

■「Airiel」というバンド名はどういういきさつから付けたのですか ?Jeremy( 以下 Je): 「いい質問だね。そういえば、今までにバンド名についてちゃんと説明したことってなかったね。僕は昔からずっと空気や風のようなイメージの女性のヴォーカルに憧れてて、それでバンド名に Air( 空気 ) っていう言葉を入れることにしたんだ。」■ 90 年代のシューゲイザーに強く影響を受けているらしいけれど、my bloody valentine や slowdive など多くのバンドが話題を呼びましたね。シューゲイザーの最大の魅力って何だと思いますか ?Je: 「僕が本格的に音楽に目覚めたのは 1989 年頃で、その頃は毎週日曜日の夜には TV の前に座って MTV の「120 Minutes」っていう番組を見てたんだ。番組で流してたバンド名をメモできるように紙とペンを用意してね。衝撃的な番組で、Lush や Ride、あと My Bloody Valentine のビデオを見て、すぐに彼らのサウンドにはまったんだ。それまでもちょっとギターをやってたんだけど、一体どうやったらあんな音が出せるんだって思ったね。僕も曲を書くわけだけど、今僕が曲を書く時は特別こんな曲にしようって決めて書いてるんじゃなくて、自分の中から自然に出てくるものをそのまま曲にしているんだ。」John( 以下 Jo): 「シューゲイザーっていうジャンルはそれ程人気があるとは思わないけど、その反面、シューゲイザーっていう音楽の不思議な魅力を愛して止まない人達にとっては、深い共感を呼んでいるんだと思う。他にも色々なロックのタイプがある中でも、シューゲイザーはかなり異質だから、そのことが時として他のロックのスタイルではあり得ないような大きな反響につながったりしてるんじゃないかな。」Cory( 以下 C): 「シューゲイザーって呼ばれてる音楽が初めて世間で聞かれるようになった頃、僕はまだやっとバンドでプレイし始めたってぐらいだったんだ。ただ、僕は幸運にも生で My Bloody Valentine や Slowdive なんかを見る機会に恵まれて、そのせいもあってシューゲイザーっていう音楽からは、ミュージシャンとして成長する上でとても強い影響を受けたんだ。激しい中にも静けさが感じられたり、悲しい中にも美しさが感じられたり、シューゲイザーのそういう所が僕は大好きなんだ。最高のシューゲイザーっていうのは、聴くっていうより感じるものなんだ。」■しかし、類まれなるその美しいバンド達のほとんどは、時代の変化を待たずして解散しましたが、なぜだと思いますか ?Je: 「そのことには、グランジがいくらか関係してるのかもね。そういったイギリスのバンドは結局アメリカで大流行することはなかったんだけど、グランジは大成功を収めた。シューゲイザーは、アメリカでは MTV の「120 Minutes」やカレッジラジオで限定的に扱われるだけで、結局常にアンダーグラウンドの音楽のまま、一度も日の目を見ることはなかったんだ。」Jo:「 どんなに最高の環境の下でも、バンドを続けていくということはとても難しいことなんだ。僕はジャンル関係なしに平均的なバンドの寿命を 3 年から 5 年って考えてるんだけど、ほとんどのシューゲイザーバンドも実際それぐらいは続いていたんだよ。Catherine Wheel のようにもっと長く続いたバンドもあったね。でも、みんなも気付いてる通り、この分野の音楽に対する市場が改善されることはなかった。まあだから、彼らが早いうちに解散したのはそう悪いことではなかったのかもしれないね。」C: 「まあ、永遠に続いていくバンドなんてほとんどないしね。ただ、1990 年代初期のグランジの爆発的ブームが、そういったシューゲイザーバンドの衰退を早めたのかもしれないと僕は思ってる。( 主流のテレビやラジオにしろ、ローカルの電波にしろ、どこもこぞってアメリカ北西海岸からのグランジバラードで溢れていて、突如としてシューゲイザーの入り込む余地が無くなってしまったんだからね。僕が想像するに、きっとシューゲイザーバンドの多くは、音楽業界のサポートやラジオでの放送があっという間に離れていくのを感じたんじゃないかな。」■良く聞かれるであろう質問で申し訳ありませんが、現在注目しているミュージシャンはいますか ?Je: 「残念ながら僕は最新の音楽に関してはついていけてないんだけど、Ladytron の新しいアルバムはとっても良かったね。あとUlrich Schnaussも好きだね。僕の彼女の影響なんだけど、Supercar も大好きで、今までにライブを見たことがないのがほんと残念だよ。」C: 「もちろん色々いるよ。確かにアメリカでも海外でも、芸術性においては空っぽのくせに商売の為に作られただけのような連中が、テレビやラジオなんかを占拠してるってのが現状だよ。でも、それでもちゃんと素晴らしい音楽は生き続けてて ( ほとんどがアンダーグラウンドだけど )、Ulrich Schnauss、Isis、Paik、The Arks だとか、あと最近ロスからこっち ( シカゴ )

に移ってきた Walking Bycycles なんてバンドもいいね。まあ、まだまだいっぱいいるけどね。」■とても独創的な手法で、浮遊感を表現している皆さんですが、その作品はすでにシューゲイザーというカテゴリーから逸脱してるように思います。皆さんにとって「ジャンル」とは何ですか ?C: 「ありがとう ! シューゲイザーの枠を超えた進化を僕等は強く望んできたんだ。個人的には、僕等と同じような影響を受けたバンドの多くは、固定概念に囚われているというか、過去の音楽を必要以上にお手本にし過ぎているんじゃないかと感じるね。で、結局リスナーの手に届くのは、かつての素晴らしく味わい深かった音楽を水で薄めたようなものになってしまってる。でも僕等は、そういった僕等が愛した音楽をより先へ進化させようと必死に努力してるんだ。僕等のメンバーはみんな熱心なリスナーでもあって、ことあるごとに新しいバンドなんかのCDを交換し合って聴いてるんだ。僕にとって、ジャンルという言葉が意味するのは制限とか制約みたいなものだね。もちろん、便宜上ジャンルというものを作ることの必要性は理解してるけど、決められた枠の中に身をおいてしまうと、その枠の中に創造性なんかが制限されてしまうんじゃないかと僕は感じるね。」Je: 「そうだねぇ、まあ僕等の音楽が浮遊感だとかを感じさせるってことに関してだけど、ライブに来てもらって、僕等がそういつもいつもおとなしくプレイしてるだけじゃないってことも見てもらいたいね。ぶぁっはっは。まあでも、僕はジャンルという言葉を、僕等を色々な世界に誘ってくれるある種の音楽が持つ特定の響きだったり風景だったり、そういうものを表す言葉として捉えてるよ。」Jo: 「僕に言わせれば、シューゲイザーっていう用語はキャッチフレーズみたいなもんだね。最高のシューゲイザーの核にあるのは、素晴らしいソングライティングそれだけだよ。あっ、もちろん特定の音楽の色だったり風景だったりを表すための言葉でもあると思うけどね。」■先日頂いた EP ありがとうございました ! 実に素晴らしい作品だと思いましたが、「Sonicbaby」とは自身のレーベルなのですか ?Je: 「あの EP は、フルバンドとして僕等がどうやって自分達の音楽性を発展させてきたかを示す、一番新しい作品なんだ。あの中で「World Cup」一曲だけが新曲で、残りの 3 曲は僕等のライブサウンドを再現できるように、今までにあった曲を僕等がバンドとして全員で書き直したものなんだ。」C:「 あの EP を通して僕等が何を表現しようとしたかねぇ。僕にはよく分からないよ。積極的に何かを表現してるってことはあり得ないけどね。まあ僕が感じてるのは、あの EP は僕等の音楽がどう進化しているかを表しているものだったこと。僕と John が Airiel に加わった時に、僕等は僕等の加入で Airiel の曲がどう変化していくかを示していく意味で、

「Crackled」って EP から「それまでとこれからの融合」っていうプロセスを始めたんだけど、この「融合」が今どういう段階にあるかをあの EP は表してるんだ。活動資金の援助の一環として sonicbaby を始める上でもちょうどよかったしね。( ロックをやるにもお金がかかるんだっ !)」■その EP の中で私は特に「Cinnamon」という曲が好きで、Airiel らしいと感じたのですが、あの EP を通して何か表現していることってありますか ?Je: 「sonicbaby は僕が運営してるただのウェブサイトで、自身のレーベルとして CD を宣伝したりするためのものなんだ。今回君達に送った EP も 9 月のアメリカツアー用の資金を集めるために作った作品なんだ。」C: 「Clairecords と Tonevendor の両レーベルとはすごくいい関係を続けているんだけど、僕等は実際のビジネス的側面にももう少し入り込んでみたいって思ったんだよね。僕等の場合は基本的にプロモーションが第一目的なんだけど、自分達だけのレーベルを持って作品を制作することは、すごく強みになることなんだ。今回の君達とのやり取りみたいに、僕等の作品のコピーが必要になった時なんかに、第三者を通さずに直接自分たちで動けるからね。」■作曲を先に制作してると思いますが、あの疾走感の強い曲に、美しい「歌声」のメロディーラインとの編集で大変なことはないですか ?C: 「僕はいつもそう感じてるんだけど、Jeremy と一緒にやっていてとても面白いのは、僕等 2 人ともハモリ好きってことなんだ。僕等は音楽に合わせて歌うだけじゃなくて、音楽を聴いてハーモニー (ハモリ )も同時に作っていくんだ。だから、僕等が曲を書いたりアレンジしたりする時は、2 人の息はすごくぴったりでお互いに持ってるものを自然に引き出し合えるんだ。そして、僕等のメロディーの良き理解者の John が入ることで彼の活力が加わって、躍動的でありながらも落ち着いた僕等の音楽が生まれるんだ。( 少なくともアイデアとしてはそんな感じ。)」

Je: 「ほとんどの曲はカウチに座って、ギターをジャカジャカやってるうちに出来上がるんだ。なんていうか自然に湧いて来るんだ。これ本当。」■当方の今回の企画は「アナログとエレクトロニクスの狭間」というタイトルです。皆さんに取って、エレクトロニクスとアナログの必要性とはそれぞれ何ですか ?Je: 「デジタルの世界は正直、僕にとって素晴らしい経験と技術を与えてくれたんだ。編集も含めて、コンピューターに録音することは色々な選択肢を増やしてくれるからね。作品を保存しておくのにも便利だしね。MP3 やファイル共有なんかもほんと便利だね。っていうのも、例えば、僕等の「Firefly」って曲はロスに住んでる女性が歌ってくれてるんだけど、僕が彼女に曲の入ったデータを送って、彼女には自分のパートだけを録音してもらってそのデータを送り返してもらうって風にしたんだけど、全く問題なく作業が進んだからね。アナログテープも今まで何度となく録音に使ってきたけど、どうして必要かって聞かれるとどう答えていいものか分かんないや。」Jo: 「残念だけど、完全なアナログ音楽っていうのは消滅してしまったね。今の時代、どの音楽もレコーディングのどこかの段階でデジタル形式に変換されてしまうから、一度この過程を踏んでしまうともうアナログ音楽とは言えなくなってしまうんだよね。まあ、ほんと正直に言ってしまうと、一千万円もするようなステレオでも使ってない限り、アナログとデジタルの差はないんだけどね。あと、デジタル音楽は音楽そのものの可能性を広げたよね。ダウンロードが出来たり、コピーできたりさ。つまり、もうレコード会社が音楽の流れをコントロールする時代は終わったってこと。大阪にいるボウズが Dusseldorf( デュッセルドルフ・ドイツ西部 ) のロックバンドの曲を録音できちゃうってんだから、これってすごいことだと思うよ。」■皆さんにとって「音楽」とはなんですか ?Je: 「この世界にほんとの意味で音楽と比べられるようなものなんてないね。音楽はいつも人と共に存在していて、それは永久に変らないよ。」C: 「音楽 = 全て。音楽なしじゃ僕は生きていけないだろうね。」■そういえば、今年日本に来てたんですね !( 知らなくてすみません ) 日本は始めてですか ?Je: 「Daijobu!( ダ イ ジ ョ ウ ブ !)Nihon-go benkyoo-chuu desu.( ニホンゴベンキョウチュウデス ) ぶぁっはっは。日本にはツアーで行ったわけじゃないんだけど、何度か行ったことがあって、その時は東京、埼玉、静岡、横浜、あと京都にも行ったよ。日本に行ける時はいつも最高の気分だね。Loveニッポン!今度は春の桜のシーズンに行ってみたいね。」C: 「そうだね、Jeremy は何度か日本に行ってるけど、Airiel として日本でツアーしたことはまだないんだよね。それにしても、日本に僕等の音楽を聴いてくれてる人がいるなんて、未だに信じられないよ ! 是非とも行ってみたい。でもさ、誰か聴きに来てくれる人いるかな ?」■この後の展開は、何か予定がありますか ?Je: 「うーん、世界制覇 ? ぶぁっはっは。ふうーっ、えっと、日本の Vinyl Junkie recordings の Hartfield とか、僕等も含めて他にも色々なバンドが参加して出した CD があって、その CDのツアーが終わったら、多分僕等はフルアルバムのための曲作りに戻ると思うよ。それが終わったら、日本ツアーに向けて動いていきたいね。」C: 「まずは、9 月のアメリカ東海岸ツアーだね。その後、僕等はスタジオに戻って初のフルアルバム制作に入ると思うよ。このアルバムでは、今までの Airiel のカバー曲なんてなし。全曲新曲でいくぜっ、baby! あっはっは。僕等の新作 EP が好きな人は僕の言うことを信じたほうがいいよ。このアルバムはすごいものになるっ !」■最後に日本のファンへのメッセージをお願いします !Je: 「日本が恋しいっ ! あっそうだ、もしこれを読んでる人で東京の高円寺付近に行くことがあったら、Linus Records は絶対チェックしてみてね。オーナーはすっごくいい人で、あそこには良い音楽が山ほどあるからさ。」C:「 いやっ、ほんと僕等のために時間をとってくれて、こんなに色々とインタビューしてくれて光栄に思うよ。日本文化のファンとしての僕のキャリアは相当なものだからね。僕が日本好きなのと同様に、日本にも僕等のことを好きな人達がいてくれるっていうのは、素晴らしいことだよ ! 日本のみんなが僕等の音楽を聴いた感想をぜひ聞かせて欲しいから、www.airiel.com ( 僕らのウェブサイト ) や www.myspace.com/airiel (Airiel オンラインコミュニティー ) の方にもぜひ来てよね。Peace!」Jo: 「僕からは一つだけ、Airiel オンラインコミュニティーに来て、「一番キュートなメンバー投票」で僕に票を入れてちょうだいっ !Airiel をサポートしてくれてありがとう !」

どうやら、Jeremy をはじめ Airiel のみんなは日本が大好きなようですね。本誌に提供していただいた写真も、実は本誌から情報提供を依頼してから数日後に控えていたイベントの時に、わざわざ撮っていただいたものです ! インタビューについても、

質問内容には大満足のようで、喜んで答えてくれています。ちょくちょく Jeremy の「ぶぁっはっは。」が入っておりますが、「あっはっは。」でもいい所を文面から伝わる彼の人柄を勝手に解釈し、敢えて「ぶぁ」から始めてみました。( 笑 ) 所々に

見せる彼らの日本好きの一面と、真剣な中にもユーモア溢れた回答を楽しんでいただければ幸いです。また、9 月に控えているツアー終了後は初のフルアルバム制作に入る予定ということで、ファンの皆様含めこちらもお楽しみにっ ! 竹内

airiel EP01.500 Deep02.Kiss Me Sadly03.World Cup04.Cinnamon

Sonicbaby Records 2005

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