risk communication and pest control operation
TRANSCRIPT
リスクコミュニケーションの見地からみた PCO のあり
方
食品衛生コンサルタント
平井由美子
リスク分析の3要素
リスク評価 食品を食べることによって 人の健康に及ぼす影響に ついて科学的に評価する こと
リスクコミュニケーションリスクに関する情報及び意見の相互交換
リスク管理リスク評価結果に基づき、 人々の食生活の状況等を 考慮し、基準の設定や規 制の実施等の行政的対応 を行うこと(緊急暫定的な対応を含む)
食品安全委員会
厚労省農林水産省
Copyright(c) 2009.11.18 Yumiko HIRAI
食品のおけるリスクとは?
「食品中に危害因子 (hazard) が存在することによって、健康への悪影響が発生する確率と重篤度」( Codex 定義)
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hazard
食品
喫食
健康への悪影響が発生する確率は?その重篤度は?
リスク回避
• リスクを評価し、
• そのリスクの管理手法を明確にし、
• リスクに関する情報交換を行う
これにより、リスク回避はできるはずだが・・・
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なぜ失敗したのか?
• 成型肉を使用しているにも関わらず、厨房内で加熱調理(75℃1分以上)をしなかった。
• さらに、加熱調理をするエンドユーザーに成型肉のリスクとその回避方法を伝えなかった。
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自組織
情報 情報
INPUT OUTPUT
食品で考えられるリスクとは?
生物系
化学物質系
新食品等
食品安全委員会より
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PCO としての今の仕事は?
• 今の仕事の現在地を確認しよう。
• 何を調査し、どのような情報を提供しているか?
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顧客に与えている情報は何か?
• 不快害虫の調査
• その他衛生管理
これらと、リスクとの関連は?
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リスクコミュニケーションから見たら?
• リスクとなる不快害虫を深くおう必要はない
• その他のことにもっと注力すべき
では、その他は何?
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リスクコミュニケーションからみてすべきこと
• 化学物質ー薬剤管理
• 生物系ー微生物制御
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なぜリスクコミュニケーションに
失敗するのか• 食品はゼロリスクではないにもかかわらず、食品のリスクはゼロだと錯覚している。
• 消費者には新しいリスクしか見えておらず、実際のリスクに見合わない騒ぎになってしまう。
• 一方、専門家には本来のリスク+新しいリスクが見えている。
• このリスク認識のギャップがリスクコミュニケーションの弊害となる。Copyright(c) 2009.11.18 Yumiko HIRAI
Food Safety を実現するためには
Food DefenseFood Protection
7SSSOP
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