Title 照應の理論と社會及經濟統計

Author(s) 蜷川, 虎三

Citation 經濟論叢 (1924), 18(3): 694-703

Issue Date 1924-03-01

URL https://doi.org/10.14989/128133

Right

Type Departmental Bulletin Paper

Textversion publisher

Kyoto University

骨 学 さ森 麗 筆 大 朝 硝 隙

濁 ･ ･1.i :ilL ･皇 L

況 三 亭 巻 八 十 草

払洞

叢

所得祝の輯

妹

-

弼逸最近の社食畢諭

･･

猫占的,*遅同盟に封する政策

政治現象の水質

‥

鎌倉時代の土地制度

-

･

時

払柵

自作農創定

事

業の意

義

と放果

説

苑

婚柵率に就

いて

･-

名目派の貨樽諭と貨幣の水質

客観的労賃静の史

的尊属

-

山

稚

掠

労働者負傷

の

原因調

査

･･

照鷹の理論と社食及経済統計

フィジー島の原始共産制

･･

法準博士

文学博士

法学

士

法畢士

文革博士

三 恒 小 米 細

浦 藤 昌 毘 戸

布 恭 郎 郁 雄

法学博士

河

田

嗣

郎

経済率土

岡

崎

文

規

経済率土

中

西

仁

三

経済学士

森

新

二部

法 程 法

■lミ∴ 弓 岩土 士 ｣二

河 蛤 河

上 川 田

虎 嗣

肇 三 郎

、

一

一.

一ご

照鷹の理論と肚會及

経済統計

蜷

川

虎

三

照憲の理論は、統計學上重要なる地位を占

め

現今に於

いては、此

の理論に依

って研究さるべ

き問題は極

めて多ぐ、輩に生物學の研究の範園

に恨らる

べき性質のものではない。然るに我越

}

～

に於

いては

、此

の方法

に依

る統

計研究は比較的

少く、

その利用

の

一般化

されぬが如く

に考

へら

れ

る。寡聞な

る私

の知

ろ所

では

、稻垣博士

、高

ホ

田博士、故遠藤

博士

の著書論文

に於

て此の方

法

に依

る研究

を僅一に見

るのみであ

る。此

の事

は

ユ

ー

ルが、願意

理論が軍

に生物測

定學

に於

いて利

用

さる

、のみならす

、趾會

統計乃至は経済統

計

に於

いても用

ひら

る

べき世

界

の廣

きを

説き,「此

の非常

に興味

あ

る方法

に就

いて、

一般

の人

々の

注意

を喚

起

し、佃

一層

、…進んだ研究

をなす

π

め

の暗

示たら

しめた

い」

巴吉ふ主

旨で

か

いた文献

キ

ネ

紹介の

一小論交を此所

に紹介す

る事は、或は陳

腐かも知れないが、決して無用の事εは思はれ

ないのである。而て火、

ユールが此の論文を書

いた以後に於いて、経済統計の範園

に

限

っ

て

も、照慮

の方法に俵る研.究は決して僅少ではな

いので、今後此等の問題に燗れるに就

いても、

大鑑

その獲蓮

の過様を文献的に知り置く事は便

利でめるε思

って自分の説明を加

へつ、、石の.

論文の梗概

ε、引用文献の極めて重要なるもの

価雑

録

照懸の理論

ミ肚會及経済統計

εを此

所

に紹介す

る事

ごしため

であ

る。

照慮

論

の基礎

は、最少自乗

法(巳m毎oユ

oコ

o員・1

。・峠超昆冨b。)

でめ

るから

,今

、照恋

論

の文献を尋

ね

る場

合

、明確

に之を数

學

の文

献

置隔別す

る事

は困難

では

あるが、誤難

の理論

に關

す

る多撒

の

研究

中、此

の問

題

に最

も關.係

の深

いのは

アー、

ブ

ラ

ベーの研究

であ

る。然

し、現

今照

照

の計算

に

用

ひら

れてるる乗積

公式(暇o号臼

・。[葺

∂§

周智)・

は古一

一八四六

年

にブ

ラベ.!に依

って、此

の簡

躍な

る形式

で論

ぜら

れたも

のでな

い事は

言

ふ迄

もな

い。實際統

計法

εして利用

された

のは、

サ

ー、

フラ

ン

シス、

ゴー

ルト

ソに依

るも

のであ

っ

て、

かの照鷹係

数は

、

↓時

は

ゴー

ルト

ソの函数

こ

いはれ

たもの

でも明

かな所

であ

る。而

て叉、

ゴー

ルト

ンは、彼

の取扱

つた材料

によ

って、頻

繁藪

の分布を論

じ、僻

、デ

そッ

ク

ソ

ンεの共

同

研究

に依っ

て、

それが誤差

の法則

に從

っておる

も

のである事を説

明した。

二

つ以

上の攣藪・に關

ま

る

す

る

一般

理論は、

エソヂウ

オー

ス及

ピアソ

ソに

依

って、頻繁敷

の正常

分布の見地

から研究

され、

第

+八巻

(第三號

一四五γ

宍九五

辮鵜螺鍛騰蟹難舞激製織,響雛齢一鶴一翻珊G,UdnyYu]e、IlheApplicationofしheNlethoaofCorrelationtoSocial

s.Igo9.PandEconomicStatistics・J・R.S.72f.

1)鼎 畿 食溜 欝 糊贈留鬼量整躍 監離 窟1膿 混1:誰1翫♂:

savantsIIse;e,Tg.p255・1845'

難

鐵

照慮の理論ピ泄會及経濱統計

而

て、

ピアツンは、乗積公式を

ば、

そ

の研究

に

於

いて、實際

に用

ひた

のであ

る。億此

所

に附け

加

へて直ぐ必要

のあ

るのは

、ゴ

ー

ルトソの照慮

係数計算

の方法

は圖

計算

に依

つπもの

であ

るξ

吉

ふ事であ

る。

誤

差の理論

から與

へら

れた頻繁激の

分布

の形

式

に於

ては、之を

一般

に経済統

計

の研究

に利用

し難

いので、此

の照態

の公式

及其性質

を演

繹す

るには頻繁数

分布

・しは關…係

なくす

る方

が便

利で

ある事は明

かな所

であるが、此

れに就

いてなし

た

ユールの貢献麗

、人

な

るも

のξ吉は

なければ

なら

な

い。而

て偏

照慮

(勺〔三型8「「」薮

o巳

の

研究

も、初

めて此

の研究

に於

いてな

されだも

の

であ

り、又照慮計算

も彼

の用

ひた特殊

の記航法

に依

って代藪及算術約

手績を可成

に簡

輩

にさ

れ

た事は特筆

してよ

い事で

ある。

無慮

係敷

の蓋然誤差

の公式は

ピアソ

ソに依

っ

て初

めて興

へら

れたも

ので

あるが、

それは少

し

く誤謬を含

んで

おり、正

し

い結果は

、

その二年

月

後

に

於

い

て

、

ピ

ア

ソ

ソ及

フ

イ

ー

ロ

ンに

依

っ

て

、

第

十八巻

〔第

三號

一四六)、

占ハ九六

獲展

され

πものであ

る。此

れに就

いて、

ユール

の説

明及注意

が詳しく述

べら

れ

てあ

るが、獲達

の概

要を述

べる本

文

ご、深

い關

係が無

いから

、

省

略

して

おく。

照慮

の理論が、最近進

歩

し且

つ愁

らく、將來

に於

いて獲達

す

一、き

ご岩

へら

れ

る方

向は

、

一次

でな

い復　趾方程

式

バ器讐留甑o昌

β舞ユoロ)

が王

であ

る所

の場合

に就

いての研究.である。

ピァソ

ソは

全

が、て

かか

る場合を頻繁敬

の理論

から

は、

の

別個に考察したのでめる。頻繁敷の理論の立場

ロ

ァ

から研究

し把艇差

の

一般的

法則

に關す

る

エソチ

ウオ

ースの著作

ば恐らく近

年に於け

る最も

重要

な

るもの・し吉はな

ければなち

な

い。

以

上は大禮

、照悉理論

の獲達

を述

べたもので

あるが次

に、そ

の理論

に依

る方法郎3り統

計法

・し

して

の照

慮

の獲

蓬を

、順序

を追

ふて説

くこ亡

、

す

る。前

達

した様

に照悉

理論は生物畢

の研究

に

用

ひられて

お

った

も

のであ

るが

、それが、脛濟

問題

の統

計的研究

に適用

された最初

のも

のは、.

貧民

救助

ご貧民撒

・しの關

係

に就

いて、

ユー

ルが

2)3)4)5)

6)

Galtoロ,"Familylikes,i,,S仁atu1.e"Proc.Roy.Soc、Londoni896.

Edgeworth,,、OnCorrelatedAverage.'脚Phil.Ma?.London・1892,

Pear50n,``Regression、HeredityandPannsa"Phil.Trans.Roy.Soc.1896

Yule,OntheSignificance.ofI玉ravarsFofmulae.Regressioneしc,inthe

CaseofSkew⊂=orrelation.p・R・S・1897・

Yule,On亡heTheoryofCoirelrしLion.p.S.S.1897.

F

一入九五年

の十

二月及

一八九六年

の十

二月

に、

団8旨o日冒

甘口已巴

に載せた論　久であ

る。此

の

一

部は

、彼

の著

書

〉旨旨耳09亀〔託

けo夢Φ月募。q

験

しD仲註ωユ8

にも載

せてあるから、

其内容

は此

所

には説明

の勢を省

いておく。

次

に諭

せら

れπ繧

濟上

の問題

は、

ボウ

ー

レー

が彼

の統計學

原理

に於

て、

一例

こ

して擧

げ

た、

長年

に「旦るイングラ

ンド及

ウ

エ川スに於け

る婚

姻牽

ε小変

の値段

`の關係

に就

いて論じ

だもの

であ

る。、此

の研

究法

はグ

ラフの問題

ごして見

て

も照患

ε關

聯

して興味

あるも

のε言

はな

ければ

ポ

なら

な

い。然

し、か

、る場合

には、特

殊な困難な

事が起

って來

る。それは愛

藪

の各

に於け

る攣動

は二種

の相

異

つた性

質

のも

のを含

ん

でみるから

であ

る。即

ち年

々可成

の量

、或

は天

一の遍期

に

似

た性質を持

つ所

の緩慢

の動揺及

び、

その程

度

に差

は

あるが、急速

の攣動即ち

之であ

る。短期

間

の攣

動

は、或

は非

常

に相

關嚇

して

みても

、緩

慢攣

化は

、至く相

關聯

せ澱場合

があ

るし、ヌ

之

れ

ビ全く反野

の場

合

があり得

る

のであ

る。

か

、

雑

録

照慮の理論ピ肚曾遊脛濟統計

る場

合は私

が、嘗

って、日銀物債指

数

ε兌

換券

.

毎

月李

均獲行

高

ごの照悠

を計

算した場合

(本誌

]七

ノ四)

に於

ても見ら

れ

るのであ

って.その

場合

にご

つた計算

注

に於

ては

、長

年間

の璽動は

短期間

の鍵化

を蔽

ふて、之を示す

事

がな

いから

照慮係数

の値

は極

めて高

いも

の亡し

て表

され

て

み

る。從

って、短期閲

の鍵

動

の關係

を知

ら

う`

す

る場合

に於

ては、影

ε腎巴

・・Φ膏切

に施

す方法

は

聞冨ρ器コo団胃膏㎝

に施す方法

ε異

って來な

け

ればなら

な

いの

であ

る。此

の黙

に就

いて研究

し

た

のが

フソ

ヵーであ

る。-帥

ち此

の研究

方法

は、

冷期間

の卒均値

を求

め、

その爪†均億一ピ、各

項

さ

の差

を見出

し、

之を乗積

公式

に代

入

す

る

の

で

はなく、此

の牛飼値

の代り

に、短期

間

の

孕

均

(ゴ淋碧冨需。島

巽。田㈹m)

よb

の偏倚

を算出

す

る

のであ

る。此

の短期半

均笹

ごは

、各

年

の、前

後

、

七年、九年

、乃

至十

一年

の卒均

を指

すも

ので、

所謂移動雫均法

〔日。筈&

9

已o<ぎσq

><。歴αq。)

に倹

るもので、前掲

、稻

垣博士

、高田博⊥⊥の方

法は之

に依

るも

のである。

フッ

カーは

、此方

法

第十入巻

(第三號

「四七)

六九七

7)PC肛son&Filon,OntheP」obahleErrorsofFre,uencyconstantskc.

FranS、 ⊥くoy・Sor・1898・

::慰 麟 繍 総 瀞 鱈 灘灘4thed8.witht,瓢.。S.s.19DI

り

艦

齢

照慮の理論ε肚會及経済統計

第†八巻

(第三號

一四

八)

六九八

を用

ひて、婚

姻摩

ビ輸出入

及手形交換

高ご

の問

七三

であ

った。.ユ

ー

ル

は此れ

ごは關

係なく

、

う

の

に高

い照

鷹を、小変

の値段

εの問

に之

よわ

や

、

同じ材

料

に依

って、

一〇

・八七

の照鷹

を得

た、ユ

低

い照慮

を見

出

した

のであ

る。而

て彼

は、婚

姻

ールは此

れに就

いても前年或

は前

々年等

の照慈

率

の偏倚

をば、輩

に同年

の商

業

の量

の偏倚

に照

を求

め覇問注を施

し

て、婚

姻

率

ご出生率

ビの關

慮

せし

めたば

かりでなく、次年

、.及

び前年

のぞ

係を求

めて

みる。

れ

だ照

慰せし

めたのであ

る、斯く

して増婚

姻牽

ヒー

ロンは、

産児

力

ご　肛曾的

身分

ごの關係

を

・繕

・肇

・手形鑑

曹

の罎

鴨

・二

・・す・πめに、。山塞

(出産年讐

在・既婚

九

で、同年

ざは、

+○

。四七

、前年

εは

+○・九

婦人

に就

いて)

ε、倫敦

の異

った匠

域

に於

け

る

二.前

々年

εは

、

+Q・七六

である、

此等

の結

肚

曾階級

の状態

の種

々の測定量

ごの照礁を

ぱ相

乗

に就

いて補間

法

(一【膏

も。算

【8

)を施

して見

る

異

れ

る時期

に就

いて二回

に亘り

之を研究

した

の

の

に、極

大

の照惹は

.婚姻

牽

巴

一年四

ケ月

前

の

であ

る。

そ

の嘔

域

に於

ける肚

會状態

の測定量

に

手

形交

換高

ビの問

に存在す

る事

だな

る

の

で

あ

は、下女

の人

口

に謝

す

る割合

、自由

職業者

の割

る。年度を愛

へて照

慮

せしむ

る方法

は脛濟

統計

合、

一般

勢働者

の割合

、質屋

の割合等

の材

料が

研

究上、屡

々興味

あ

る結果

を與

へるも

ので

ある.

用

ひら

れ花

のである。照

悉は

】九〇

一年

に於

い

事は注意

の僧殖

が

ある。

て全

べて高く而

て肚

會

の上履

階級

に就

いて照慮

同様

の研究方

法は

エム、

マー

シユの論文

に飛

せし

めた何

れの測定

量

も負

であ

っだ

。即ち

、

「

め

ても

之を見

る事

が出

家

る。、彼

は、諸種

の照慮關

・般

に、出

産率

は最

も下履

階級

に於

いて高

いので

係

の例示中、婚

姻牽

の攣動

ご失業

巴の關係

、婚

ある。然

し、照恋は

一八五

一年

ご

一九

〇

一年

ご

姻率

ε出生率

の關係等

の結果を

與

へてるるが、

の問

に於

いて、

一大鍵

化を示

してみる。即

ち前

それに依

れば、婚

姻牽

ご失業

ご

の照慮

は

↓

○

・

の年

に於

いては

、それら

の昭…鷹

は、井常

に小

で

12)

13)

11)

M.March,'℃ompari50nnum6rique〔lecourt⊃ 巳5$tati5tiques脚'Journaldela

Soci61壱c'eSatistiquedeParis 【305,

OntheChangesintheMarriageandBirth-rateinEnglandandYule,``"サ

,R.S,S.1go6、Walesduringthethepasthulfcentury

OrldleRelationofFerしilityinMantoSocialStatusDrapersC(》.Heron,

Re=ea・ChMemoirslgo(～ ・」

■

あ

った

のであ

る。之れ蓋

し、

下層階

級

に於け

る

妻

の若

い年齢

の者が多

く算

へ上げら

れ

泥結果

に

依

るも

のざ想像

され

る。

ご言

ふ

のは、年齢

に就

一

いて必要

な材料

は

　八五

一年

の

ヤソサ

スには鉄

け

てるた

から

である。更.に此

の研究

に依

つf

、小

された署.し

い製化

は、

】入五

一年には

、出産牽

(妻の

)ε乳児

妬心

この聞

の照慮

は偵

で

あり

、然.

かも負

を袢纏

し

て来

たので

あるにも絢らす

、

一

九〇

一年

には、照慰

は、大

に、且

つ正

こな

つ々

ε吉

ふ事

であ

る。照

慮研究

の買用

は、

か

、る熟

に於

いてその償値

を見出だ

され

るが如

くに思

は…

れる。

前述

した諸研究中

に取扱

はれた人

口動態統

計

の問

題

に就

いては、櫛比

の方

法が、特

に適用

さ

れ

る廣

い世界

のあ

るも

のε考

へら

れ

るし叉

、此

の研

究

された諸

材料

ば軍

に英国

の統計

のみ

に限

ら

る

バ、き

でな

く、叉出生、率

の減少

や、貿易

の消

長

ε婚

姻牽

の璽

化

この關係

の性質

等

に墨

し、

↓

居

の光明を與

ふ可きも

のであ

った

だ確

く信ず

る

者で

めるε

ユー

ルは述

べて

みるが、更

に此

の方

難

錐

照慮の理論ご計會玖響濟統計

法

が死」亡牽

に影響を及

ぼす諸

原因を説

明す

るに

.

田川ひら

れた唯

一のものは、

ニユー

スホル

ムの研

究

であ

って、-彼

は肺勢

の減

少

の標題

を論ず

るに

.

此

の・万法を用

ひかのであ

る。叉

工場

勢働

の婦人

.

の職業

ご乳児

の死亡率

の關係

の如

きは、此

の方

法

に依

り、充

分研究

さる14

き

…好題目

ε吉

はな

ければなら

な

い。

縄

贈統

計殊

に物償統

計

に就

いて論

じた最

初

の

ものは、

↓九〇

一年

に獲炎

され

た伯林

の農

産物

市場

ご、飽

の市場

・この關係

に就

いて研究

しセ

フ

ッカー氏

の業績

である。、氏は

ベルリ

ンの日

々の

}

穀

償ど

リ

バプー

ル及

シカゴの日

々の穀

償

の照慮

を算出

した

のであ

るが、

その結果は

、不規則

で

・且

つ不満

足

のも

のであ

ったので、債絡自膿

の代

…り

に日

々の穀償

の攣動

を照癒

せしむ

る事

が適

切

一であ

るご考

へ、

そ

の研究を試

みた

のが

一九

〇五

年

の論文

であ

る。此

の両者を比

較し

て見

るのに

後

者

に於

ては、

そ

の係数

は少

であ

ったが、結

果

はよb正

し

いも

のご盲は

なければならな

い。同

じ論文

に於

いて、氏

は

、短期澗

の照慮

のみを必

第十入谷

(錆

三號

一四九)

六九九

New>ho】1璽 】e,A・AnInqui且.}㌃intotc(principalecause弓o「theredsl⊂tion15)

・rty)ca・ 犠lthE・pec.乱1,Luringlastf(Jthec.Bath-ratef,`hmI.}hth乳ss

referen〔:et〔 〕the】egre5skm【 ♪f.しhephL}lisi.alpatientsingeneralinsしltullo

皿s、Journalof正1>.gi巳ne.」 ゆ,

雑

録

照鷹の理論♂.胤會及経済統計

要

εす

る場

合

には長期

の緩

慢璽

化を

無観す

るに

就

いて有

益

な説

明を

加

へて

るる。此

の説

明

に用

ひた材

料は、

アイオ

ワ州

の玉蜀黍

の値段

ε北米

合衆国

全艦

の玉蜀黍

の生産

額

ごの關

係であ

った

が、此所

には之

を省略す

る。尚

理論

L⊥の黙

に就

いて

フッヵ1及

ユー

〃の短

い共

同論

文

に於け

る

説明

はそれ自身

興味

め

る事

であ

るが、

その概要

を紹介す

る機會

は之を他日

に得

た

いご思

ってみ

る

。ヂ

エー、

ビー、

ノー

ルト

ソ博士

は、

一九

〇

一

年

、紐

育

の金融

市場

に関

し、最

も興味

ある研究

をば

一小潮子

ぐ」して之を護表

した齢、此

の書中

に

於

て照惹

万法

が自由

に且

つ爺際

よく用

ひら

れて

る

るのを見

る、亜米利

加の諦

銀行

の預金準備

金

ビ、割引牽

オの照慮

を示

した衰

を掲

げ

てみるが

それら

の直接

の適用

は別

ごしても、そ

の表

に於

け

る復蹄

(HΦ㈹「o罐δ昌)が、非常…に、申置綿…的

でな

い黙

から

、成

る特殊

な興味

を起

さし

める。即ち

、.

實際

、

それは直

圓錐曲線

により緻廠

に識

かれて

るるのである。

又

ノー

ルト

ソ博士

は、或

る週期

第十八巻

(第三號

[玉O)

七〇〇

的攣

化

の問

ρ慰慮をば、短期華

壇

の方法

に依

っ

て論

じ

て

みるが然し、彼

は、短期雫

均を得

るた

め

には

フツ

ヵ1の様

に僅

の数

の牛

均を用

ふる代り

に補間

法"8施

した覇

数曲線

を用

ひてみ

る。

かく

し

て準備

金ご、同じ遡及直

ぐ次

の週

に於け

る貸

附金

の製化

ぜの照惚

に就

いて、

彼

は、

O

・四人

九、○

二八一五.

○・八七.↓、○

・九五八

、○

・九

一四

の値

を

得

π

、

貸附

金

の年

々の愛化

の最高

は、準備

金の最高の約三週

間後

に起

る事が明

か

εな

った

のであ

る。此

の他

、金融統計

に聞

し、

此所

に引

用

の閏来

る照悲

の研究は

、

エム、

ツー

シユの研究

であ

る。

その論

文

に於

いては、彼

は

準備

、割引、預金及支

彿等

に關

して、佛蘭

西

銀

行

の年報

をそ

の材料

にし

てみる。

経

濟

及就曾統計

の問題

ご密接

な關

係を持

って

みるのは、産業

に及

ぼす

その自然的

環・境

の影響

であ

る。従来、常

に問題

εな

ってみ

るのは、農

業

に及

ぼす氣候

の影響

であるが、特

殊な工業

に

於

いては氣候

は勿論

、種

々の自

然的愛

化

ε密接

な…關係が

あり、殊

に製造

工業

に於

て撚

り

であ

る。

16)Norton,エp.StatisticalS亡tidiesintheNewYorkNlone).Market1902.

■

我国

に於ける寒天製造の如き好個の適例・し言

はなければならな

い聾而て農業林業ご共に我国

に於けるか

、る問題`して重要なるは、水産業

に及ぼす自然

の影響、・特に漁業

・し海群輝く化の如…

を

ホき照慮研究

の適

切な

る題目

であ

るご共

に、漁業

研究

よ緊要

の事

でめ

る。兎

に角

、産業

に謝す

る氣

…

候

の影響

に就

いて、前

問題

・し引続

いて

その研究…

を紹介

す

る事は無用

の事では六ゆいが、それは

、

全

べて、農業

の問題

であり、然

かも牧穫

ご氣候

ぜの關

係

に限ら

れてみ

る。

第

一に塞

ぐ可

きは、

フッヵ1の研究

であるが、、そ

の他、

印度に於

い

て同様

の研

究

の行は

れた事を

ユールは記し

てみ

る。看

の研究

の要旨

を記せば、氏は十個

の異

っ

た作物

に就

いて調査

し、年

々の肢穫

の統計

二十…

一ケ年

に亘

るも

のを根糠

こして

みる。而

て、無

候

の要素

ごしては、降雨量

及華

氏四†二度

以上

の温

度の総

和を以

って之

に當.てた

のである。氣

候の諸要素

は、八週

間

を期間

証し

て、李均

せら

れ、牧穫は前

の牧穫

よりも以前

の特

に迄湖

って

普通

の刈入れ

に近

く或

ば寧

ろそれよ

り邊れ

た特

雑

録

照慮の理論

、こ肚會及鰹濟統計

から各、八週間

の間隔を以

って、氣候ご照臆せ

しめだのである。即ち成年の氣候は、作物の種

子

の性質に影響

し、從

って、闘接に次年の作物

の生産高に影響す

るから、

一時期の包括する範

…國は作物の播種

される飲程前に迄及ぷ必要のあ

る事が知られ陀のでめる。邸ち之を

一般的に盲

へば、更

篤その結果は、よい種子の必要な條件

ご豊作に必要な條件ごは、相樹立す

るものなる

事を示すものである。私はか、る研究を見

るに

つけて我国の漁業の豊凶を考察する場合に、そ

の漁期に於ける海洋の状況εの關係ばかりでな

く三年乃至四年前に於ける産卵期一の櫃能鯉ピの關…

　

係を調査

する

の必要

を痛

切

に威す

るものであ.る

最後

に

エ

コノ

・、・ソクヂ

ヤーナ

ルに於ける

り一

わ

り

…嬢

の小論

丈-は新境地

を開

い把も

のであ

る.事を

紹介

して

おきた

い。、リ

ー嬢

は、商務局

の調

査

に

依

って或

る勢働

組合

に於

て失業

せ諏もの

、百分

率

ε、

全部叉は主

εして、既成

品

の鹸…入額

に於

け

る年

々の増

加摩

ごル照慮

せし

め、

正照慮

O

・

、==

を得…π。失業

せ諏も

の

、増

加牽を

ば、既成

第十八巻

〔第

三號

一五

こ

七

〇

一

芸 寒 天 に 聞 す ろ 調 査 報 告(木 村 金 太 郡)第 二 十 六 頁 以 下

鞭 前 掲 遠 藤 博 士 報 告 参 照

17)Hoolくer,R.H.'theCoil'elationoftheWeatherandtheCrops∫,R.S.S.

p1.1907・芸cfM¢ek.MigrationofFishes.

「

.

雑

録

照雁の理論こ醍會及雛濟統計

品

の輸入増

加率

に就

いて見

るに、

その照慮は

、

+○・四七で

ある。此

の故

に結論を

興

へて、既成

口叩の輸入は　

以上の仕妻

妨げ

鍛

忽

か、

　

それを培

ふもので

あるε、ヅ

ー嬢

は説明

したの一

であ

る。

然

し

ユールは、「此

の與

へら

れπ結果は.

圭

ごして貿

易

の軍期

間

の璽化

に俵

るもので、俄

景氣

の貿

易

の期間

に於ては、輸

入は堆

し.仕

事

は増

加す

るわけで

あ

る、右

の方

法は

、長期攣化

一

の存在

乃至は

、長期墾

化の關係

に就

いて、他

の

事項

を説

明す

る

に適

當

ビは考

へられ

な

い」

ε吉

ってみ

る

、

以上は

ユールが、

その全てを利用す

る事は出

楽な

いご断

って

ある中

を叉

私が任意

に選挿

し陀

も

のであ

るから、照慮

理論

の肚曾及

経済統

計

に

於け

る利用

に就

いて

の獲達

を充

分明

にす

る事は

出楽な

か

つセかも知

れな

い。然

かも、

それは

、

一九

〇九

年以

前

の文献

に限

られ

てそ

の後

に及

ん

でおら

な

いのであ

る。佃此

の問

に於

いて、本

問

題

εは別

に、生物畢研

究

のた

めの照懸

論の慮用

に就

いて

の文献

は極

め

て数

多

いであら

うが、此

第十八巻

(第

三號

一五

二)

七Q二

所

には

全くそれ

に燭

れて

おら

な

い。

此

の黙

に就

いては少し古

い.け

れざもヴ

エルノー

ソの

「,動植

ホ

物に於ける攣異」はそれに關する多くの研究を

載せ紹介してみるから、参考

に資す

る事が出来

る。前

にも述

べ紀様

に照鷹方法を施す計撒は乏を

頻繁敷系列の場合ε、塒.ε共

に愛する計数を扱

ふ場合

ごを匠別する事が出来るが、前者は普通

塩物學的研究に用ひ魚鱗の年輪乃至は年齢ざ、

艦長

の關係或は人勝諸器官の關係の如きを測定

する場合であb、後者は、穀償ε婚姻拳の關係

の如

き、物償ε犯罪の關係

の如

き、常

に、聴の

纏過

ご共

に計数に増減.璽化を見るもので、か、

る場合

に於てはその攣化

の歌勢は之を、長期の

傾向を.窺ふ場合

ε、.短期間の受動の關係を主眼

εす

る場合ごに依

って之を知る方法が、自然に

異

って來なければならな

い。以上述

べた照悉方

法の獲達は、後者の場合

に就

いて、軍に普通の

頻繁薮系列の場合に於ける計算法に依らな

いで

箕術平均に代

へて、移動雫均を用ひ、或は、計

1B)

黄

x管

percerΣta£ 』eof`・Onthe工}lnn,・.elirlwhi(=htheempo、ecSeeAlice,wllolyo`inしhiscointryisrelate〔ltotheiinpot.tofa,.L]しユe・、型orkmen

翻,溜 、nu4actured"Economic」ournal,vo18,,LioninAnima/sa:dlllantschlll・P'96'19D8'

二 號)r7k酋…研 弓竃言占第 百一九 落 第

Secri5t,Introdu..dotostatistialb.le且ho】 ・

●

一一

一

敷自膿に依らな

いでその差を以

って媚態計算を.

試みる方法等が考

へ出された事は之を既

に述

ゴ

た所

である。その後に至

って夏に此の方法は"と

ぜ　

ア

ソソに依

って獲展

された

のであるが、此威

に一

は

ユー

ルに從

って

一九

〇九年以前

の研究

のみ

巳

關

し淵後

の研究

は之

を他

日に譲

る次第

であ

る。.

」一

、～…

≒

一

～

一

}「i.　.

、L