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受益者の皆さまへ 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 さて「インベスコ アジア・インフラ・ファンド」は、 約款の規定にもとづき2017年5月10日をもちまして満期 償還となりました。ここに謹んで運用の経過と償還内容 をご報告申し上げます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げ ます。 *当ファンドの仕組みは次の通りです。 類 追加型投信/海外/株式 間 2017年5月10日まで ・主として日本を除くアジア・太平洋 諸国・地域のインフラストラク チャー関連事業を営む企業が発行す る株式への分散投資を行い、投資信 託財産の積極的な成長を図ることを 目標とします。 ・長期的に市場平均を上回る利益成長 率が見込まれる企業に焦点を当て、 企業の業績などのファンダメンタル ズ、株価のバリュエーション等に関 する評価・分析により投資銘柄を選 別し、ポートフォリオを構築しま す。 ・外貨建資産への投資に当たっては、 原則として為替ヘッジを行いませ ん。 主要運用対象 日本を除くアジア・太平洋諸国・地域 の株式を主要投資対象とします。 ・株式への投資割合には制限を設けま せん。 ・外貨建資産への投資割合には制限を 設けません。 原則として年2回の毎決算時(5・11 月の各10日、該当日が休業日の場合は 翌営業日)に委託会社が、基準価額水 準、市況動向、残存信託期間等を勘案 して分配を行います。ただし、分配対 象額が少額の場合は分配を行わないこ ともあります。 <運用報告書に関するお問い合わせ先> インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 お問い合わせダイヤル 電話番号:(03)6447-3100 受付時間:毎営業日の午前9時~午後5時 インベスコ アジア・インフラ・ファンド 運用報告書(全体版) 第20期(満期償還) (信託終了日 2017年5月10日) 東京都港区六本木六丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー14階 http://www.invesco.co.jp/

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受益者の皆さまへ 平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

さて「インベスコ アジア・インフラ・ファンド」は、

約款の規定にもとづき2017年5月10日をもちまして満期

償還となりました。ここに謹んで運用の経過と償還内容

をご報告申し上げます。

今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げ

ます。

*当ファンドの仕組みは次の通りです。

商 品 分 類 追加型投信/海外/株式

信 託 期 間 2017年5月10日まで

運 用 方 針

・主として日本を除くアジア・太平洋諸国・地域のインフラストラクチャー関連事業を営む企業が発行する株式への分散投資を行い、投資信託財産の積極的な成長を図ることを目標とします。

・長期的に市場平均を上回る利益成長率が見込まれる企業に焦点を当て、企業の業績などのファンダメンタルズ、株価のバリュエーション等に関する評価・分析により投資銘柄を選別し、ポートフォリオを構築します。

・外貨建資産への投資に当たっては、原則として為替ヘッジを行いません。

主要運用対象 日本を除くアジア・太平洋諸国・地域の株式を主要投資対象とします。

組 入 制 限

・株式への投資割合には制限を設けません。

・外貨建資産への投資割合には制限を設けません。

分 配 方 針

原則として年2回の毎決算時(5・11月の各10日、該当日が休業日の場合は翌営業日)に委託会社が、基準価額水準、市況動向、残存信託期間等を勘案して分配を行います。ただし、分配対象額が少額の場合は分配を行わないこともあります。

<運用報告書に関するお問い合わせ先> インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 お問い合わせダイヤル 電話番号:(03)6447-3100 受付時間:毎営業日の午前9時~午後5時

インベスコ

アジア・インフラ・ファンド

運用報告書(全体版)

第20期(満期償還)

(信託終了日 2017年5月10日)

東京都港区六本木六丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー14階

http://www.invesco.co.jp/

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

○ 近5期の運用実績

決 算 期 基 準 価 額

MSCI ACアジア・パシフィック (除く日本)指数(円換算ベース) 株 式

組 入 比 率 純 資 産 総 額

(分配落) 税 込 み 分 配 金

期 中 騰 落 率

(参考指数) 期 中 騰 落 率

円 銭 円 % % % 百万円

16期(2015年5月11日) 9,011 0 9.4 11,345 10.4 95.6 1,363

17期(2015年11月10日) 8,126 0 △ 9.8 9,717 △14.3 94.3 1,149

18期(2016年5月10日) 6,962 0 △14.3 8,232 △15.3 96.5 930

19期(2016年11月10日) 6,990 0 0.4 8,605 4.5 98.7 865

(償還時) (償還価額)

20期(2017年5月10日) 7,747.28 - 10.8 10,503 22.1 - 837 (注)基準価額は1万口当たりです。

(注)当ファンドはベンチマークを定めていないため、参考指数としてMSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指数(円換算

ベース)を掲載しています。当該参考指数は、MSCIインクが公表する基準日前営業日のMSCI ACアジア・パシフィック

(除く日本)指数(米ドルベース)に基準日当日の米ドル為替レート(対顧客電信売買相場仲値)を乗じ、設定日を10,000として、

当社で独自に指数化したものです。MSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指数は、MSCIインクが開発した株価指数

で、同指数に関する著作権、その他知的財産権はMSCIインクに帰属しています。以下同じです。

○当期中の基準価額と市況等の推移

年 月 日 基 準 価 額

MSCI ACアジア・パシフィック (除く日本)指数(円換算ベース) 株 式

組 入 比 率 騰 落 率 ( 参 考 指 数 ) 騰 落 率

(期 首) 円 銭 % % %

2016年11月10日 6,990 - 8,605 - 98.7

11月末 7,279 4.1 9,168 6.5 99.3

12月末 7,251 3.7 9,325 8.4 97.8

2017年1月末 7,550 8.0 9,719 12.9 97.9

2月末 7,617 9.0 9,902 15.1 98.7

3月末 7,769 11.1 10,205 18.6 -

4月末 7,756 11.0 10,223 18.8 -

(償還時) (償還価額)

2017年5月10日 7,747.28 10.8 10,503 22.1 - (注)基準価額は1万口当たりです。

(注)騰落率は期首比です。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

○設定来の運用経過と投資環境

設定来の運用経過 (2007年5月11日~2017年5月10日)

当ファンドは2007年5月11日の設定以来、日本を除くアジア・太平洋諸国・地域のインフラス

トラクチャー関連企業が発行する株式に投資を行いました。 約10年間の運用の結果、基準価額は2017年5月10日の償還時には9,247円28銭(課税前分配金

1,500円込み)となり、設定時(10,000円)と比較して752円72銭の下落となりました。 設定時から償還時までの課税前分配金込み基準価額の騰落率は△7.5%、分配金再投資基準価額

騰落率は△12.5%となりました。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

【第1期(2007年5月11日~2007年11月12日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、好調なマクロ経済指標や企業業績に支え

られ堅調に推移しました。 設定時より安定的に推移していた株式市場でしたが、2007年8月中旬に米国サブプライムロー

ン(信用度の低い借り手に対する住宅融資)問題の再燃をきっかけに、投資家がリスク回避のため株式を売却したことなどを背景に下落しました。しかし①米連邦準備理事会(FRB)が公定歩合を引き下げたこと、②中国政府が中国本土の投資家に対して「香港市場への直接投資を可能にする「試験プログラム」を検討している」と発表したこと―などから、中国および香港の株式市場は反発しました。9月に入るとFRBが市場予想を上回る利下げを行ったことから株式市場は上昇しました。また、FRBの追加利下げ期待が広がりましたが、これが世界経済の成長や商品需要の維持につながるとの期待から、アジア株式市場は他地域の株式市場のパフォーマンスを上回る結果となりました。 しかし11月に入ると、中国の温家宝首相による「試験プログラム」実施の遅れを示唆する発言

をきっかけとして中国、香港の株式市場は下落に転じ、期末を迎えました。 【第2期(2007年11月13日~2008年5月12日)】 当期はサブプライムローン問題に端を発した米国の信用収縮により投資家が「質への回避」を

選好したことなどの影響を受け、アジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は変動率の高い展開となりました。2008年初より、米国の景気減速が懸念されたことなどを受け、アジア地域の株式市場は各国の個別企業の業績などにかかわらず、全体的に売られる展開となりました。特に中国とインドでは、2007年の株価上昇による利益確定の売却が顕著でした。一方、2008年3月に総統選挙を控えていた台湾では、中国との経済関係を促進させると予想されていた国民党総統候補者が当選したことから、2008年第1四半期は堅調に推移しました。 4月に入ると米国経済とクレジット市場を取り巻く環境が改善したことから、アジア地域の株

式市場は反発する展開となり、香港、中国、インド、韓国などの株式市場は大きく値を戻しました。また中国当局が証券取引印紙税の税率を0.3%から0.1%へ引き下げるなど市場活性化策を打ち出したことから、中国、香港の株式市場は反騰する展開となり期末を迎えました。 【第3期(2008年5月13日~2008年11月10日)】 当期は、米政府系住宅金融公社2社や米保険大手AIGに対する救済策の発表、米証券大手

リーマン・ブラザーズの破たんをはじめとする世界的な金融危機への懸念から、アジア太平洋 (除く日本)地域の株式市場は変動率の高い展開となりました。このような投資環境下、アジア地域を含む新興国株式市場では、投資家のリスク回避傾向が高まった影響などから、売り圧力が高まりました。そのため、株式市場では、各企業の収益やバリュエーションなどのファンダメンタルズとは関係なく、全般的に下落する展開となりました。特に中国、インド、オーストラリア、韓国、インドネシアの株式市場は大幅な下落となりました。 期中、アジア諸国の中央銀行の金融対策は、拡大する金融危機や長引く世界的な景気減速への

対策に転換しました。欧米の先進各国は、金融機関へ資本注入などの積極的な救済策を発表し、オーストラリア、韓国、中国、インドを含むアジア諸国の政府も、市場を安定させるための支援策を発表しました。また、香港、シンガポール、マレーシアなどの政府は、市場からの信頼回復のため預金保証制度を発表するなど、様々な対応が取られました。

設定来の投資環境

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

【第4期(2008年11月11日~2009年5月11日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、先進諸国発の金融危機による世界経済の

悪化懸念や投資家のリスク回避の動きが強まったことにより、株式への売り圧力が一層増加しました。期初より、大方の予想通りに終わった米国の大統領選挙や、中国政府が発表した4兆人民元の景気刺激策が一時的な押し上げ要因となったものの、アジア市場も世界市場と同様、一段と値を下げて年末を迎えました。 2009年1月、2月も、世界経済の悪化の影響などから、株価の低迷が続きました。3月に入る

と、米国で金融機関を対象とする不良資産買い取り策が発表されたことをきっかけに世界の株式市場は反発、アジア太平洋(除く日本)地域の株価も大幅に上昇しました。また、2008年10―12月期には、11月に発表された中国の大規模な景気刺激策以外にも、アジア各国で同様の措置が打ち出されました。そのような環境下、景気は底を打ち、いくつかの経済指標は年末までに一定の回復を示すとの期待感から、アジアの株式市場は大幅に上昇して期末を迎えました。 【第5期(2009年5月12日~2009年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、2009年8月と10月は月間で下落したもの

の、期を通じて上昇しました。当期の同地域の国別では、特に香港、インド、オーストラリアなどの株式市場が大幅に上昇しましたが、台湾のみが1ケタの上昇にとどまりました。 経済面では、地域全体で景気回復が持続しました。中国では、景気刺激策を反映した堅調な固

定資産投資を背景に、2009年7―9月期国内総生産(GDP)は前年同期比+8.9%増となりました。そのような中、中国の経済成長の源泉は、次第に公共投資から消費や民間投資にも広がりを見せました。また、アジア太平洋域内のインフレも沈静化しました。さらに、中国、台湾、シンガポールの製造業購買担当者景気指数(PMI)に持続的な改善が見られました。その他、景気底入れの兆しとして、まだマイナス圏ではあるものの、輸出の着実な増加が中国、香港、インドなど各国で観測されました。 【第6期(2009年11月11日~2010年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、変動率の高い展開となりました。2009年

末から2010年1月にかけて、世界景気の回復基調を背景に株式市場は上昇しましたが、中国、オーストラリア、インドは政策金利の引き上げなどを受け、1月中旬以降大きく下落しました。2月中旬から4月は上昇に転じましたが、5月には、①ギリシャの財政危機懸念が再燃し、投資家のリスク回避の動きが強まったこと、②中国本土の不動産市場において管理強化の動きが懸念されたこと―などから、株式市場は大きく下落しました。当期の同地域の国別では、インドネシア、フィリピン、タイは大きく上昇しましたが、中国、香港、オーストラリアの株式市場は下落となりました。 【第7期(2010年5月11日~2010年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、①欧州諸国の財政悪化問題に対する懸念

が薄らいだこと、②アジア地域の経済が引き続き拡大するとの見通しが市場で織り込まれ始めたこと―などから上昇しました。特に期の後半は、米国の量的金融緩和に対する期待感の高まりからアジア太平洋地域の株式市場にも資金が流入し、株式市場は大幅に上昇しました。 国別では、中国やインドなど同地域主要国の株式市場が上昇したほか、フィリピンやインドネ

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

シアの代表的な株価指数は過去 高値を更新、タイの代表的な株価指数も約14年ぶりの高値を記録しました。業種別では、資本財や輸送関連銘柄が、特に大きく上昇しました。 【第8期(2010年11月11日~2011年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、世界経済の回復や企業業績の改善が株式

市場の上昇要因となったものの、アジア諸国の物価上昇懸念や金融引き締め、中東・アフリカにおける政情不安、日本における東日本大震災などが波乱要因となり、株式市場は下落して期末を迎えました。 当期は、景気回復を背景に、アジア太平洋(除く日本)地域の株式市場から先進国地域の株式

市場への資金流出が見られました。業種別では、素材、エネルギーの上昇率が相対的に高くなった一方、公益事業、電気通信サービス、資本財・サービスなどが市場平均に劣後しました。 【第9期(2011年5月11日~2011年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域では、多くの株式市場が大幅に下落しました。2011年8

月初旬に米国債が格下げされ、経済指標が弱含んだこともあり、世界景気の二番底に対する懸念が市場を取り巻きました。アジア諸国のファンダメンタルズの良好さはそのような不安の影に隠れ、中国経済がハードランディングする可能性にむしろ注目が集まりました。しかし10月に入り、欧州でギリシャ問題の当面の解決策が合意されたことからの安心感により、アジアの株式市場が大幅に反発しました。 業種別では、電気通信サービス、一般消費財・サービスなどが市場平均を上回りました。一方、

情報技術、素材などが市場平均を下回りました。 【第10期(2011年11月11日~2012年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、2011年末から2012年1~2月にかけて、

それまでの下落基調から反発、上昇しました。2011年11月末に主要国が市場流動性供給の協調体制を発表したことをきっかけに、投資家のリスク選好度が高まりました。しかし2012年3月に入ると、欧州債務問題への懸念が再燃し、期末まではアジア諸国の株式市場においても利益確定の動きが加速しました。 業種別では、情報技術、ヘルスケア、電気通信サービスなどが市場平均を上回り、素材、エネ

ルギーなどが市場平均に劣後しました。 【第11期(2012年5月11日~2012年11月12日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、韓国や台湾の株式市場が低迷したものの、

その他の地域では全般的に上昇しました。当期において上昇率が高くなったのは、2011年から2012年前半まで下落傾向が続いたインドでした。 当期の株式市場は、欧州の債務問題や世界経済の減速懸念がくすぶり続ける中で上昇したもの

の、投資家のリスク選好度が低い状況が続きました。欧州の債務問題に対する懸念がやや後退する中で、当期は金融の上昇率が相対的に高くなり、ヘルスケア、公益事業などのディフェンシブ・セクターも上昇しました。一方、世界経済の減速に加え、中国経済の先行きに対する不透明感が高まる中、素材、エネルギー、資本財・サービスといった景気敏感セクターは低迷しました。

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【第12期(2012年11月13日~2013年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、全市場が上昇しましたが、騰落率が市場

平均を上回ったのは、アセアン諸国とオーストラリア、ニュージーランドでした。一方、韓国の上昇率が も低くなり、続いてインド、中国は市場平均を下回りました。 期初、米国の住宅市場の強さや個人消費の堅調さが確認され、中国の景況感指数にも回復が見

られ始めたことなど受け、世界経済に対する見通しが好転し始めました。このような中、世界的に株式市場は上昇し、2012年に出遅れた中国株式市場の上昇が目立ちました。 しかし期の後半に入ると、財政危機に陥ったキプロス支援をめぐる混乱や総選挙後のイタリア

の不安定な政局を背景に、世界経済に対するこれまでの楽観的な見方が後退しました。 業種別では、エネルギーや素材といった景気への感応度が高いセクターは収益率が低くなりま

した。一方、見通しが不透明な環境下、公益事業、ヘルスケア、電気通信サービス、生活必需品などは、相対的に安全な投資先として選好される傾向が顕著になりました。 【第13期(2013年5月11日~2013年11月11日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は下落しました。2013年5月下旬に、FRB

議長が量的金融緩和の縮小を示唆したことをきっかけに、新興国の株式市場は下落しました。また、前期の株式市場の上昇率が高かったアセアン諸国は、利益確定およびリスク回避の対象となり、下落しました。しかしその後は、9月に市場で予想されていた米国の量的金融緩和の縮小開始が見送られたことをきっかけに、上昇に転じました。 業種別では、エネルギー、公益事業、電気通信サービスなどのセクターが市場平均を劣後しま

した。 【第14期(2013年11月12日~2014年5月12日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は上昇しましたが、国別では中国が下落した

一方でアセアン諸国とインドが上昇するなど、まちまちな展開となりました。特に、①経済環境の改善、②政治リスクなどの不透明感が後退したこと―などを背景に、インドとインドネシアの上昇が目立ちました。 中国では、経済成長率の減速懸念や、個人向け信託商品の債務不履行(デフォルト)懸念が高

まったことが、株式市場の主な下落要因となりました。 業種別では、情報技術、公益事業などが市場平均以上に上昇しましたが、エネルギー、素材、

電気通信サービスなどは市場平均に劣後しました。 【第15期(2014年5月13日~2014年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域株式市場は上昇しました。国別では韓国以外の全ての国

が上昇し、特にインド、中国およびタイの上昇が目立ちました。 インドでは、モディ氏率いるインド人民党(BJP)が総選挙で勝利をおさめたことで、経済

成長が加速するという期待が膨らんだことが、株式市場の主な上昇要因となりました。中国では、個人消費や不動産需要を下支えすることなどを目的とした景気刺激策や金融緩和を背景に、上昇しました。一方、韓国では①主力企業の決算が不振となったこと、②対円での通貨高により輸出競争力が低下するとの懸念―などが株価の下落要因となりました。 業種別では、ヘルスケア、電気通信サービスなどが市場平均以上に上昇しましたが、一般消費

財・サービス、素材などは市場平均に劣後しました。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

【第16期(2014年11月11日~2015年5月11日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は①多くの国で金融緩和政策が続いたこと、

②新政権による制度改革―などを背景に上昇しました。国別ではタイやインドが前期末比下落したもののその他の国では上昇し、特に中国や香港市場の上昇が目立ちました。 当期は、景気の下支えを目的に政策金利や預金準備率を複数回引き下げた中国の株式市場(H

株、レッドチップ)が も上昇しました。同国政府の掲げる「一帯一路」(シルクロード経済帯と海上シルクロードの構築)計画に対する期待感も、株式市場の上昇要因となりました。一方、原油価格の下落を受け、オーストラリアやマレーシアは下落しました。 業種別では、金融緩和政策を背景に金利敏感株や不動産が上昇しました。また、中国や台湾の

通信業者が株価上昇のけん引役となり、電気通信サービスも好調でした。一方、軟調なコモディティ価格を背景にエネルギー、素材などが多くの市場で下落しました。 【第17期(2015年5月12日~2015年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は①米国の利上げに対する警戒感、②中国の

景気減速懸念、③新興国通貨の下落や輸出の低迷に対する懸念―などを背景に下落しました。 国別では、中国や香港市場の下落が顕著になりました。また、原油価格をはじめとするコモ

ディティ市場の不振を背景に、資源輸出国であるマレーシアやインドネシアが低迷しました。一方、インドや韓国の株価の下落は相対的に緩やかなものとなりました。業種別では全ての業種が下落し、エネルギーや金融の下落が目立ちました。 【第18期(2015年11月11日~2016年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は変動率の高い展開となりました。国別では

中国や香港など多くの国で下落した一方、オーストラリアとインドが上昇しました。 当期の中国株式市場は期を通じて下落し、特に同国の景気の先行きに対する懸念や中国人民元

の先行き不透明感を背景に、2016年1月から2月中旬にかけて大きく下落しました。香港株式市場は軟調な中国株式市場の流れを受け、同様に下落しました。オーストラリアでは商品市況の影響を受け、株価が上下しました。特に、2016年2月中旬に原油価格(WTI先物)が1バレル=26米ドル台まで下落した後に戻り基調となったことなどを背景に株式市場は上昇に転じ、前期末を上回る水準で期末を迎えました。 業種別では、公益事業や電気通信関連サービスなどがアジア太平洋(除く日本)地域の株式市

場平均を上回りました。 【第19期(2016年5月11日~2016年11月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は、①主要国による政策対応、②良好な企業

業績、③FRBが利上げに対して慎重な姿勢を維持したこと―などを背景に上昇しました。国別では中国・香港やインドネシアなど多くの国で株価が上昇した一方、オーストラリアが下落しました。 当期中、①深セン―香港間の市場間株式相互取引(「深港通」)への期待が高まったこと、②政

府が積極的な財政政策を実施する方針を示したこと―などから、中国・香港の株式市場が上昇しました。また、情報技術セクターなど多くの企業が良好な決算を発表したことなどから、台湾の株式市場が上昇しました。一方、世界的な長期金利の上昇を背景に、通信や不動産などの金利敏

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感株を中心にオーストラリアの株式市場が下落しました。また、政府の汚職疑惑や経済成長の低迷などが嫌気され、マレーシアの株式市場も下落しました。 業種別では、素材や情報技術などがアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場平均を上回りま

した。 【第20期(2016年11月11日~2017年5月10日)】 当期のアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場は上昇しました。①アジア主要国による政策

対応や堅調な企業業績、②トランプ米大統領による財政拡張政策や金融規制緩和に対する期待が高まったこと―などが、株式市場の支援材料となりました。国別では、世界的に金利が上昇したことで比重の高い金融セクターの収益が改善するとの期待が高まり、シンガポールの株式市場が上昇しました。また、北朝鮮をめぐる緊張など地政学リスクは残るものの、大統領の罷免や次期大統領選挙の日程が決まるなどの事態の進展や企業決算に対する楽観的な見通しを背景に、2017年4月以降は韓国の株式市場も堅調な推移となりました。 業種別では、情報技術や消費関連、金融などがアジア太平洋(除く日本)地域の株式市場平均

を上回りました。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

○当期の運用経過

期中の基準価額等の推移 (2016年11月11日~2017年5月10日)

(注)分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパ

フォーマンスを示すものです。 (注)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課税条件も異なり

ますので、お客様の損益の状況を示すものではありません。 (注)分配金再投資基準価額およびMSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指数(円換算ベース)は、期首(2016年11月10日)

の値が基準価額と同一となるように指数化しております。 (注)上記騰落率は、小数点以下第2位を四捨五入して表示しております。 (注)MSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指数(円換算ベース)は、参考指数です。

○基準価額の主な変動要因 [上昇要因] ・日本を除くアジア・太平洋諸国・地域のインフラストラクチャー関連企業が発行する株式を主要投資対象としているため、同地域の株式市場が上昇したことが基準価額の上昇要因となりました。

・長期的に市場平均を上回る利益成長率が見込まれる日本を除くアジア・太平洋諸国・地域のインフラストラクチャー関連事業を営む企業に焦点を当て、企業の業績などのファンダメンタルズ、株価のバリュエーションなどに関する評価・分析により投資銘柄を選別し、ポートフォリオを構築しました。その結果、HANSSEM(韓国、耐久消費財・アパレル)、CHINA RESOURCES CEMENT(中国、素材)、SK TELECOM(韓国、電気通信サービス)などの株価の上昇が、基準価額の上昇要因となりました。

・外貨建資産の対円での為替ヘッジを行わなかったため、為替市場で当ファンドの組入外貨建資産の全通貨が対円で上昇したことが、基準価額にプラスに寄与しました。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

[下落要因] ・WESTPORTS HOLDINGS BHD(マレーシア、運輸)、BAIDU ADR(中国、ソフトウェア・サービス)、AKR CORPORINDO TBK PT(インドネシア、資本財)などの株価の下落が、基準価額の下落要因となりました。

主として、日本を除くアジア・太平洋諸国・地域のインフラストラクチャー関連事業を営む企業が発行する株式を主要投資対象とし、長期的に市場平均を上回る利益成長率が見込まれる企業に焦点を当て、企業の業績などのファンダメンタルズ、株価のバリュエーションなどに関する評価・分析により投資銘柄を選別し、ポートフォリオを構築しました。外貨建資産については、対円での為替ヘッジは行いませんでした。 ポートフォリオにおいては、インフラ・プロジェクトのサイクルに存在するあらゆるステージ

でそれぞれ活躍する企業のうち、競争優位性が高いと判断した企業を選別して投資を行いました。当期は、より収益見通しが透明でバリュエーションの観点から魅力度が高いと判断した企業を組み入れました。該当銘柄の上位には、TENCENT HOLDINGS(中国、ソフトウェア・サービス)、ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR(中国、ソフトウェア・サービス)、BAIDU ADR(中国、ソフトウェア・サービス)、TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFACTURING(台湾、半導体・半導体製造装置)などが挙げられます。一方、ビジネス環境の変化により、収益見通しへの不透明性が高まったと判断した企業(TPG TELECOM(オーストラリア、電気通信サービス)、RELIANCE WORLDWIDE(オーストラリア、資本財)、HUANENG RENEWABLES(中国、公益事業)、MANILA WATER(フィリピン、公益事業))の全売却などを行いました。 なお、2017年5月10日の償還日に向け、3月中にポートフォリオの現金化を図り、安定運用に

移行しました。また、配当金など外貨の入金があった場合には、速やかに円に転換しました。

当ファンドのポートフォリオ

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当期の基準価額騰落率は+10.8%となり、参考指数であるMSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指数(円換算ベース)の騰落率+22.1%を下回る結果となりました。 [プラス要因] ・国別では、「韓国」「中国」の銘柄選択などがプラスに寄与しました。また、「オーストラリア」「香港」の組入比率を参考指数と比較して低位としていたことなどがプラスに寄与しました。

・業種別では、「一般消費財・サービス」 「電気通信サービス」における銘柄選択などがプラスに寄与しました。また、当期中の収益率が下位となった「生活必需品」を非保有としていたことなどがプラスに寄与しました。

[マイナス要因] ・国別では、「オーストラリア」「インド」における銘柄選択などがマイナスに影響しました。また、「韓国」「台湾」の組入比率を参考指数と比較して低位としていたことなどがマイナスに影響しました。

・業種別では、「エネルギー」「資本財・サービス」「ヘルスケア」の銘柄選択などがマイナスに影響しました。また、当期中の収益率が も高かった「情報技術」の組入比率を参考指数と比較して低位としていたこと、反対に収益率が も低かった「電気通信サービス」の組入比率を参考指数と比較して高位としていたことなどがマイナスに影響しました。

○ごあいさつ

当ファンドは2017年5月10日をもって満期償還を迎えました。 これまでの受益者のみなさまのご愛顧に対しまして、心より厚く御礼申し上げますとともに、

今後とも弊社投資信託をご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

(注)参考指数は、MSCI ACアジア・パシフィック(除く日本)指

数(円換算ベース)です。

当ファンドのベンチマークとの差異

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○1万口当たりの費用明細 (2016年11月11日~2017年5月10日)

項 目 当 期

項 目 の 概 要 金 額 比 率

円 %

(a) 信 託 報 酬 65 0.857 (a)信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率

( 投 信 会 社 ) ( 30) (0.402) ファンドの運用とそれに伴う調査、受託会社への指図、法定書面等の作成、 基準価額の算出等の対価

( 販 売 会 社 ) ( 30) (0.402) 購入後の情報提供、運用報告書等各種資料の送付、口座内でのファンドの管 理および事務手続き等の対価

( 受 託 会 社 ) ( 4) (0.054) ファンドの財産の保管・管理、投信会社からの指図の実行等の対価

(b) 売 買 委 託 手 数 料 7 0.096 (b)売買委託手数料=期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数 ※売買委託手数料は、有価証券等の売買の際、売買仲介人に支払う手数料

( 株 式 ) ( 7) (0.096)

(c) 有 価 証 券 取 引 税 12 0.165 (c)有価証券取引税=期中の有価証券取引税÷期中の平均受益権口数 ※有価証券取引税は、有価証券の取引の都度発生する取引に関する税金

( 株 式 ) ( 12) (0.165)

(d) そ の 他 費 用 24 0.314 (d)その他費用=期中のその他費用÷期中の平均受益権口数

( 保 管 費 用 ) ( 20) (0.260) 保管費用は、海外における保管銀行等に支払う有価証券等の保管及び資金の 送金・資産の移転等に要する費用

( 印 刷 費 用 ) ( 4) (0.054) 印刷費用は、目論見書や運用報告書等の法定書類の作成・印刷に要する費用等

合 計 108 1.432

期中の平均基準価額は、7,537円です。

(注)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した

結果です。 (注)各金額は項目ごとに円未満は四捨五入してあります。 (注)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額(円未満の端数を含む)を期中の平均基準価額で除して100を乗じたもので、項目ごと

に小数点以下第4位を四捨五入してあります。

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○売買及び取引の状況 (2016年11月11日~2017年5月10日)

買 付 売 付

株 数 金 額 株 数 金 額

百株 千米ドル 百株 千米ドル アメリカ 39 372 39 387

千オーストラリアドル 千オーストラリアドル オーストラリア - - 3,037 1,871

千ニュージーランドドル 千ニュージーランドドル ニュージーランド - - 923 565

千香港ドル 千香港ドル 香港 525 3,826 20,610 23,728

千シンガポールドル 千シンガポールドル シンガポール - - 2,051 595

千マレーシアリンギット 千マレーシアリンギット マレーシア - - 2,866 1,563

千タイバーツ 千タイバーツ タイ 521 2,884 1,530 20,522 ( 521) ( 2,884) ( 521) ( 2,884)

千フィリピンペソ 千フィリピンペソ フィリピン - - 2,550 15,882

千インドネシアルピア 千インドネシアルピア インドネシア - - 13,728 5,041,012

千韓国ウォン 千韓国ウォン 韓国 0.24 47,612 105 1,038,360

千新台湾ドル 千新台湾ドル 台湾 870 14,327 1,810 21,893

千インドルピー 千インドルピー インド 101 7,182 2,091 68,512

(注)金額は受渡代金です。

(注)単位未満は切捨てています。

(注)( )内は株式分割、株式転換、増資割当、予約権行使、合併等による増減分で、上段の数字には含まれていません。

(注)地域は発行通貨によって区分しています。以下同じです。

○株式売買比率 (2016年11月11日~2017年5月10日)

項 目 当 期

(a) 期中の株式売買金額 1,305,601千円 (b) 期中の平均組入株式時価総額 880,061千円

(c) 売買高比率(a)/(b) 1.48 (注)(b)は各月末現在の組入株式時価総額の平均です。 (注)外国株式の(a)は各月末(決算日の属する月については決算日)、(b)は各月末のわが国の対顧客電信売買相場仲値で換算した邦貨金

額の合計です。 (注)金額の単位未満は切捨てています。

株式

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○利害関係人との取引状況等 (2016年11月11日~2017年5月10日)

該当事項はございません。

利害関係人とは、投資信託及び投資法人に関する法律第11条第1項に規定される利害関係人です。

○組入資産の明細 (2017年5月10日現在)

2017年5月10日現在、有価証券等の組み入れはございません。

銘 柄

期首(前期末)

株 数

(オーストラリア) 百株

AMCOR 162

TELSTRA 613

BHP BILLITON 146

APA GROUP 167

TPG TELECOM 295

SYDNEY AIRPORT 536

RELIANCE WORLDWIDE 533

ORORA 582

小 計 株 数 3,037

銘 柄 数 8

(ニュージーランド)

RYMAN HEALTHCARE 378

INFRATIL 308

Z ENERGY 235

小 計 株 数 923

銘 柄 数 3

(香港)

JIANGSU EXPRESSWAY-H(中国) 1,560

CHINA MOBILE(中国) 290

BEIJING ENTERPRISES HOLDINGS(中国) 120

BEIJING CAPITAL INTERNATIONAL AIRPOT-H(中国) 580

PETROCHINA-H(中国) 300

ENN ENERGY HOLDINGS(中国) 575

CHINA MERCHANTS HOLDINGS INTERNATIONAL(中国) 300

CHINA GAS HOLDINGS(中国) 1,540

CHINA RESOURCES POWER HOLDINGS(中国) 300

SMARTONE TELECOMMUNICATIONS 795

GUANGDONG INVESTMENT(中国) 580

BEIJING ENTERPRISES WATER GROUP(中国) 2,400

銘 柄

期首(前期末)

株 数

(香港) 百株

ZHUZHOU CSR TIMES ELECTRIC-H(中国) 250

CHINA RESOURCES CEMENT(中国) 3,520

HUANENG RENEWABLES(中国) 2,440

KERRY LOGISTICS NETWORK 1,395

QINGDAO PORT INTERNATIONAL-H(中国) 3,140

小 計 株 数 20,085

銘 柄 数 17

(シンガポール)

COMFORTDELGRO 1,439

SINGAPORE TELECOMMUNICATIONS 612

小 計 株 数 2,051

銘 柄 数 2

(マレーシア)

MALAYSIA AIRPORTS 1,456

WESTPORTS HOLDINGS BHD 1,410

小 計 株 数 2,866

銘 柄 数 2

(タイ)

ADVANCED INFO SERVICE 559

BUMRUNGRAD HOSPITAL-FOREIGN 450

小 計 株 数 1,009

銘 柄 数 2

(フィリピン)

AYALA 81

MANILA WATER 1,888

PILIPINAS SHELL PETROLEUM 581

小 計 株 数 2,550

銘 柄 数 3

外国株式

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銘 柄

期首(前期末)

株 数

(インドネシア) 百株

AKR CORPORINDO TBK PT 2,427

PERUSAHAAN GAS NEGARA 6,988

TELEKOMUNIKASI INDONESIA PERSERO TBK 4,313

小 計 株 数 13,728

銘 柄 数 3

(韓国)

S-1 13

SK TELECOM 8

KOREA ELECTRIC POWER 36

HANSSEM 11

KEPCO PLANT SERVICE & ENGINEERING 34

小 計 株 数 104

銘 柄 数 5

銘 柄

期首(前期末)

株 数

(台湾) 百株

FAR EASTONE TELECOMMUNICATIONS 940

小 計 株 数 940

銘 柄 数 1

(インド)

PETRONET LNG 370

ULTRATECH CEMENT 28

POWER GRID CORP OF INDIA 707

IRB INFRASTRUCTURE 180

MAX INDIA NEW SPUN OFF 428

HAVELLS INDIA 273

小 計 株 数 1,989

銘 柄 数 6

合 計 株 数 49,285

銘 柄 数 52 (注)株数の単位未満は切捨てています。

○投資信託財産の構成 (2017年5月10日現在)

項 目 償 還 時

評 価 額 比 率

千円 %

コール・ローン等、その他 847,359 100.0

投資信託財産総額 847,359 100.0 (注)評価額の単位未満は切捨てています。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

○資産、負債、元本及び償還価額の状況 (2017年5月10日現在)

項 目 償 還 時

(A) 資産 847,359,211

コール・ローン等 847,359,211

(B) 負債 10,086,605

未払解約金 2,002,699

未払信託報酬 7,606,249

未払利息 2,321

その他未払費用 475,336

(C) 純資産総額(A-B) 837,272,606

元本 1,080,730,914

償還差損金 △ 243,458,308

(D) 受益権総口数 1,080,730,914口

1万口当たり償還価額(C/D) 7,747円28銭 <注記事項>(当運用報告書作成時点では監査未了です。) (貸借対照表関係) 1.期首元本額 1,238,733,238円

期中追加設定元本額 10,202,155円 期中一部解約元本額 168,204,479円

2.元本の欠損 貸借対照表上の純資産額が元本総額を下回っており、その差額は243,458,308円です。

○損益の状況 (2016年11月11日~2017年5月10日)

項 目 当 期

(A) 配当等収益 6,425,723

受取配当金 6,490,195

受取利息 19,683

支払利息 △ 84,155

(B) 有価証券売買損益 85,085,914

売買益 104,632,466

売買損 △ 19,546,552

(C) 信託報酬等 △ 10,369,648

(D) 当期損益金(A+B+C) 81,141,989

(E) 前期繰越損益金 △325,606,804

(F) 追加信託差損益金 1,006,507

(配当等相当額) ( 24,911,224)

(売買損益相当額) (△ 23,904,717)

償還差損金(D+E+F) △243,458,308 (注)(C)信託報酬等には信託報酬に対する消費税等相当額を含め

て表示しています。 (注)(F)追加信託差損益金とあるのは、信託の追加設定の際、追

加設定をした価額から元本を差し引いた差額分をいいます。 (注)運用の指図に係る権限を委託するために要した費用は

1,320,507円です。なお当該費用は、(C)信託報酬等のうちの委託者報酬の中から支払っています。

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インベスコ アジア・インフラ・ファンド

○投資信託財産運用総括表

信 託 期 間 投資信託契約締結日 2007年5月11日 投資信託契約終了時の状況

投資信託契約終了日 2017年5月10日 資 産 総 額 847,359,211円

区 分 投資信託契約締結当初 投資信託契約終了時 差引増減または追加信託 負 債 総 額 10,086,605円

純 資 産 総 額 837,272,606円

受益権口数 1,228,477,147口 1,080,730,914口 △147,746,233口 受 益 権 口 数 1,080,730,914口

元 本 額 1,228,477,147円 1,080,730,914円 △147,746,233円 1万口当たり償還金 7,747円28銭

毎計算期末の状況

計 算 期 元 本 額 純資産総額 基準価額 1万口当たり分配金

金 額 分 配 率

第1期 4,771,589,670円 5,523,485,785円 11,576円 1,500円 15%

第2期 8,534,650,596 7,485,896,883 8,771 0 0

第3期 7,216,631,610 3,073,681,943 4,259 0 0

第4期 6,365,954,495 3,344,143,645 5,253 0 0

第5期 5,402,198,255 3,095,828,341 5,731 0 0

第6期 4,861,337,960 2,764,181,106 5,686 0 0

第7期 4,085,490,437 2,644,265,531 6,472 0 0

第8期 3,389,316,680 2,182,871,852 6,440 0 0

第9期 2,898,000,523 1,559,536,697 5,381 0 0

第10期 2,674,239,499 1,453,411,247 5,435 0 0

第11期 2,414,126,322 1,369,587,798 5,673 0 0

第12期 2,117,691,889 1,611,201,618 7,608 0 0

第13期 1,911,252,334 1,317,846,469 6,895 0 0

第14期 1,724,977,365 1,224,917,956 7,101 0 0

第15期 1,591,804,445 1,310,583,495 8,233 0 0

第16期 1,513,621,616 1,363,874,811 9,011 0 0

第17期 1,414,024,279 1,149,020,994 8,126 0 0

第18期 1,336,712,703 930,622,683 6,962 0 0

第19期 1,238,733,238 865,824,258 6,990 0 0

○償還金のお知らせ

1万口当たり償還金(税込み) 7,747円28銭