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COPYRIGHT © 2013 CLIMB CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. レビュー運用ガイド 第4章・レビューの進め方(1) (インスペクションレビュー) 2013年10月23日 株式会社クライム ソリューションビジネス本部

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レビュー運用Guide第4章。インスペクションレビューでのレビューの進め方について、今までの進め方とC-Review Supportでの進め方を比較しました。スライドの最後に、参考資料としてレビューの種類を記載しています。

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Page 1: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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レビュー運用ガイド 第4章・レビューの進め方(1) (インスペクションレビュー)

2013年10月23日

株式会社クライム

ソリューションビジネス本部

Page 2: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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目次

第4章 レビューの進め方(1)

・レビューの進め方(インスペクションレビュー)

事前準備

キックオフ

事前確認

インスペクションミーティング

レビュー後

・インスペクションレビューに変革を

・ご参考)レビューの種類

お問合せ先

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Page 3: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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レビューの進め方 (インスペクションレビュー) インスペクションレビューを例に、レビューの進め方について

説明していきます。

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事前準備

成果物作成者 司会進行者 対象 成果物

作成

成果物作成者であるオーナー(レビューイ)とは別に、インスペクションレビューを司会進行するモデレーターが事前にチェック項目を作成します。

モデレーターはインスペクター説明用に、人数分の資料を準備します。

CRSを利用

インスペクションレビューを司会進行するモデレーターが、CRSにレビュー計画を作成。

レビューでの評価方針やポイントを入力し、レビュー対象の成果物をセット(格納)します。

レビュー 計画作成 対象

成果物 評価方針ポイント

これまでのインスペクションレビュー

※レビューのための準備を行います。

対象 成果物

チェック 項目

インスペクション レビュー 事前準備 キックオフ 事前確認

インスペク

ション レビュー後

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オーナー モデレーター

成果物作成者 司会進行者 対象 成果物

オーナー モデレーター

Page 5: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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CRSで確認

インスペクター

紙で確認

キックオフミーティング

評価 方針

チェック 項目

対象 成果物

司会進行者 レビューア

モデレーターは事前に、インスペクター(レビューア)に対して資料の配布と期待する役割を説明。

評価 方針

チェック リスト

対象 成果物

CRSを利用

司会進行者 レビューア

対象物や、評価方針、チェック項目に基づき、インスペクターに指摘のポイント、指摘分類の入力ルールなどについて指示説明。質疑、修正、追加意見に基づき、レビューポイントの追加修正を行います。

※事前にメンバーへ説明するためのミーティングです。

インスペクション レビュー 事前準備 キックオフ 事前確認

インスペク

ション レビュー後

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これまでのインスペクションレビュー

モデレーター

モデレーター

インスペクター インスペクター インスペクター

インスペクター

インスペクター インスペクター

インスペクター

Page 6: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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指摘 指摘 指摘 指摘

紙またはメールでもらった資料を確認

インスペクションミーティングまでの事前確認

対象 成果物

対象 成果物

対象 成果物

対象 成果物

インスペクターはインスペクションミーティングまでに、個別に対象成果物を査読します。

対象 成果物

CRSを利用

※インスペクターはインスペクションミーティングまでに、BBSレビューにより、事前に対象成果物への指摘を行います。その際、事前に確認したルールに基づき指摘分類も入力。

※共有された画面で指摘入力を行うので、他のインスペクターの指摘に触発され、見落とされがちな新たな指摘も発生します。

BBSにより事前に指摘!

事前に査読の状況を確認できます

インスペクション レビュー 事前準備 キックオフ 事前確認

インスペク

ション レビュー後

査読 査読 査読 査読

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これまでのインスペクションレビュー

モデレーター

オーナー

インスペクター インスペクター インスペクター インスペクター

インスペクター インスペクター インスペクター インスペクター

Page 7: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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インスペクションミーティング ※

対象 成果物

指摘

指摘

指摘

指摘

指摘内容を確認・認定

司会によりインスペクションミーティングが開催され、インスペクター(レビューア)が指摘した内容をオーナー(レビューイ)が認定する形で進めます。

対象 成果物

CRSを利用

指摘箇所の確認

指摘箇所の確認

指摘箇所の確認

指摘箇所の確認

指摘内容を確認・認定 修正方法の入力・確認

※レビューイは、事前に行われたBBS(掲示板)型レビュー結果からあらかじめ指摘内容を確認し、回答を準備しておくことができます。

※既出指摘の分類統計から、この時点で障害の傾向を分析できます。

※レビューで生じた新たな指摘や改善方法はその場でCRSに格納され一覧化されます。

指摘の傾向をすぐ確認

インスペクション レビュー 事前準備 キックオフ 事前確認

インスペク

ション レビュー後

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これまでのインスペクションレビュー

モデレーター オーナー

モデレーター オーナー

インスペクター インスペクター

インスペクター インスペクター

インスペクター インスペクター

インスペクター インスペクター

Page 8: 『レビュー運用ガイド』 第4章・レビューの進め方(1)インスペクションレビュー

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レビュー実施後

対象 成果物

修正

修正 成果物

確認

報告書

モデレーターはレビュー結果から指摘一覧を作成。オーナー(レビューイ)は認定した指摘内容に基づいて

成果物を修正。その後、モデレーターは成果物の修正が行われたかどうかを追跡し、記録します。

また、モデレーターは検出した不具合情報や欠陥発生率などを分析して「インスペクション実施報告書」を

作成し、改善のための“指標”をレポートします。

分析

CRSを利用

※指摘箇所の集計は既に完了、報告書も自動作成されます。モデレーターは分析業務に専念できます。

対象 成果物

修正 分析

報告書

出力するだけ!

報告書作成

指摘項目 一覧

指摘項目 一覧

集計 確認

確認

インスペクション レビュー 事前準備 キックオフ 事前確認

インスペク

ション レビュー後

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これまでのインスペクションレビュー

モデレーター オーナー モデレーター モデレーター モデレーター

モデレーター オーナー オーナー

分析に専念!

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インスペクションレビューに変革を

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インスペクションレビューに変革を

CRSを利用した新しいインスペクションレビューで、次の効果が上がります

結 論

CRS導入によるインスペクションレビューの変革ポイント

★スループット向上

・指摘内容のリアルタイム共有

・報告書の自動作成

・分析の効率化、期間短縮による、工程移行判断の早期化。

★明確化(見える化)

・他メンバーの指摘内容の見える化

・分類ごとの指摘頻度の見える化

・成果物ごとの指摘件数の見える化

・グラフによる指摘分類の見える化

★成果物の品質向上

・他メンバー指摘からの類推による新規指摘検出

・上流工程での障害発見(指摘)増加

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ご参考)レビューの種類

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ご参考)レビューの種類

ソフトウェア開発におけるピアレビューには下記のような種類があり、それぞれに

おいてメンバーやレビュー視点、進め方が異なります。

レビューの種類 内容

★インスペクション

レビュー

事前にレビューの為の資料作成やレビュー前の打合せを行い、定められた手順やチェック項目に

従って第三者がレビューを行う、最も形式的なレビュー。

結果を対象物の修正だけでなく、開発プロセスの評価・改善に使用する。

チームレビュー開発チームが組織活動の一環として実施するソフトウェアレビュー。インスペクションのような

標準的ルールは存在せず、進め方は企業やチームごとに定めることになる。

ウォークスルーレビューを希望する作成者が数人のレビューアを招集、成果物の内容を順に説明するレビュー。

レビューアは説明を通じて対象を追跡・検証し、その誤りや矛盾、抜けや漏れなどを指摘する。

★パスアラウンド

レビュー対象となる成果物を電子メールなどで複数のレビューアに配布・回覧し、フィードバッ

クを求める方法。回覧式、配布式、掲示板式がある。物理的・時間的な理由で会合が持てない場

合や簡易にコメントが欲しい場合などに用いられる。レビューアが一同に会する必要が無くコス

トがかからず、多人数からフィードバックが得られ、遠隔地でも開催ができる。反面、レビュー

アが積極的に協力してくれない場合、回答が得づらく、会議形式と違い相手の意見が見えないの

で、他レビューアの意見に触発されて新たな指摘がされるといった効果が期待しづらい。また、

同じ指摘の重複による冗長コストや矛盾する意見から一つの結論を導き出すのが大変。

ピアデスクチェックレビュー対象物の作成者とレビュー担当者の2人だけで行われるレビュー。

公式レビューとしても非公式レビューとしても運用できる。

アドホックレビュー 必要に応じて身近な同僚や手すきの仲間に成果物を見てもらう非公式レビュー。

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4. お問合せ先

本資料に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。

■お問い合わせ先

株式会社 クライム ソリューションビジネス本部

TEL 03-3517-5575(代表) FAX 03-3517-5576

E-mail:[email protected]

http://www.climb-net.co.jp

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ありがとうございました