伊豆大島打ち上げ実験の 現状と今後の展望 - …打ち上げ実験場の歴史...
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伊豆大島打ち上げ実験の
現状と今後の展望
伊豆大島運営委員会
慶應義塾大学 小布施 聡
(2012年度 CORE代表)
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目次
• 伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 打ち上げ実験場の歴史
• 打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ実験の今後の展望
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目次
• 伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 打ち上げ実験場の歴史
• 打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ実験の今後の展望
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伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 伊豆大島 – 国定公園裏砂漠第1種環境保護地区
• 打ち上げ可能高度 – 1000m
• 打ち上げ可能時間 – 日の出から日の入りまで
• 打ち上げ実績 – ハイブリッドロケット、モデルロケット
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射点
伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• ハイブリッドロケット打ち上げ実験の様子
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目次
• 伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 打ち上げ実験場の歴史
• 打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ実験の今後の展望
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打ち上げ実験場の歴史
SELENE-2搭載用分光カメラの試験にて伊豆大島を使用:秋山先生
能代宇宙イベントスタート
缶サット甲子園スタート 都内の高校も参加
→都内近郊の射場設置の要望が高まる
松下政経塾にて伊豆大島の射場開拓についてプレゼン:秋山先生
→佐藤広典都議員から射場開拓の協力を申し出ていただく
環境省,東京都,大島町との調整を行う
打ち上げ実験予定も,東日本大震災により延期
4団体(CORE,和大,CREATE,ロケガ)による初めての打ち上げ実験
第4回缶サット甲子園全国大会を伊豆大島にて開催
第2回共同実験開催(CORE,ロケガYACチーム,CREATE)
第3回共同実験開催(CORE,CREATE)
第4回共同実験開催(CORE,ロケガYACチーム,CREATE,TR)
第5回共同実験開催(TR,東工大附属高校.法政第二高校)
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1999
2005
2008
2009
2010
2011.3
2011.6
2011.8
2012.3
2012.11
2013.3
2013.4
Cansatでの参加
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打ち上げ実験場の歴史
SELENE-2搭載用分光カメラの試験にて伊豆大島を使用:秋山先生
能代宇宙イベントスタート
缶サット甲子園スタート 都内の高校も参加
→都内近郊の射場設置の要望が高まる
松下政経塾にて伊豆大島の射場開拓についてプレゼン:秋山先生
→佐藤広典都議員から射場開拓の協力を申し出ていただく
環境省,東京都,大島町との調整を行う
打ち上げ実験予定も,東日本大震災により延期
4団体(CORE,和大,CREATE,ロケガ)による初めての打ち上げ実験
第4回缶サット甲子園全国大会を伊豆大島にて開催
第2回共同実験開催(CORE,ロケガYACチーム,CREATE)
第3回共同実験開催(CORE,CREATE)
第4回共同実験開催(CORE,ロケガYACチーム,CREATE,TR)
第5回共同実験開催(TR,東工大附属高校.法政第二高校)
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1999
2005
2008
2009
2010
2011.3
2011.6
2011.8
2012.3
2012.11
2013.3
2013.4
Cansatでの参加
目次
• 伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 打ち上げ実験場の歴史
• 打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ実験の今後の展望
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打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ申請書類の取りまとめ、提出 – 提出は和歌山大を通して行う
• 打ち上げスケジュールの調整 – 予備日の設定など
• 大島町との連携、射場整備 – 大島町との連絡はJAXAの長田さんを通して実施 – 射場用のテント等は大島町より無償で借りている
• 安全審査 – 能代と同じ基準で書類を書く団体ごとに作成 – 伊豆大島メーリングリストにて審査
• ボンベ、ランチャーの管理 – 旧泉津小にて管理
• 技術交流会の開催
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打ち上げ実験の運営
• 現在までの運営 –各打ち上げ実験ごとに運営団体を組織している
–大島町役場に無償で協力していただいている
–運営本部を設置せず、適宜対応している
• 現運営における問題点 –運営団体がおらず、効率が悪い
–和歌山大を通さなければ全ての書類申請が不可能
–運営本部がないため、対応が遅れることがある
–大島町へのリターンがない
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目次
• 伊豆大島打ち上げ実験場の概要
• 打ち上げ実験場の歴史
• 打ち上げ実験の運営
• 打ち上げ実験の今後の展望
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打ち上げ実験の今後の展望
• 運営体制の一新
–運営委員会を6月2日に開催
–伊豆大島の大局的な運営組織の基盤づくり
–来年度以降は、千葉工大を運営本部とする
–書類、申請、ボンベの管理などを一括管理
–運営本部の設置、運営本部長の設置
–実験責任者の設置
–申請のアウトラインの設定
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打ち上げ実験の今後の展望
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本番 45日前 14日前 30日前
大島町との連携
実験計画書の提出
上空使用申請書の提出
安全審査書の提出
7日前
見学者用保険
実験計画書の提出
大島空港への連絡
東京航空事務所への連絡
打ち上げ実験の今後の展望
• 運営本部の体制
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運営本部長
実験責任者 実験責任者 イベント担当
各団体 各団体
安全管理者
・・・・・・
打ち上げ団体ごとに実験責任者を設置
大島町役場
大島空港
大島警察
連絡
打ち上げ実験の今後の展望
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・見学にくる地元の方の人数が増加
・大島町へのリターンを考える必要性
・参加団体の増加
・東海汽船や大島町などのスポンサー
大島宇宙イベントの開催 メリット
• 大島町の観光資源となることで大島への集客につながる
• 地元住民の方との交流を深める
• 一般に公開することによって参加者の意識向上につながる
• 新規スポンサーの開拓につながる
デメリット
• 自然保護地区のため、大規模な運営は行うことができない
• 運営の煩雑化
打ち上げ実験の今後の展望
• イベントの目的
–地域の方との交流
–ロケット打ち上げの一般公開
• 具体的内容
– HP・ポスターなどでの広報活動
–モデルロケット教室などの地域の方との交流
• YAC(宇宙少年団)との連携
– CanSatなどの投下実験
• 地元の高校などとの連携
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おわりに
本年度の共同実験予定
11/23~11/24、3/21~3/23
・参加団体
・イベント化について一緒に考えていただける人
を募集しております
是非一緒に伊豆大島を盛り上げていければと思います
ご静聴ありがとうございました。
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