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若者旅行振興について 【資料3】

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Page 1: 若者旅行振興について - MLIT · が学生時代の旅行頻度が高く、若い時の旅行経験は、将来の旅行市場を維持・拡大する 上で重要。 出典:将来的な商品化に向けた観光資源磨きのモデル調査業務(平成26年、観光庁)

若者旅行振興について

【資料3】

Page 2: 若者旅行振興について - MLIT · が学生時代の旅行頻度が高く、若い時の旅行経験は、将来の旅行市場を維持・拡大する 上で重要。 出典:将来的な商品化に向けた観光資源磨きのモデル調査業務(平成26年、観光庁)

目次

1.観光を取り巻く状況

2.若者旅行の現状

3.観光庁の取組

4. その他の取組事例

5.海外の取組事例

1

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1.観光を取り巻く状況

2

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訪日外国人旅行者数の推移

521 614 673 733

835 835 679 861

622 836

1036

1341

1974

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1100

1200

1300

1400

1500

1600

1700

1800

1900

2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

注) 2014年以前の値は確定値、2015年1月~8月の値は暫定値、2015年9月~11月の値は推計値、%は対前年(2014年)比

ビジット・ジャパン開始

万人

出典:JNTO(日本政府観光局)

1974万人(47.1%増)

1000万人達成

東日本大震災

リーマンショック

3

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訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移

万人

○2015年上半期の訪日外国人旅行者数は、1970年以来45年ぶりに出国日本人数を上回った。

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1965上期

1965下期

1970上期

1970下期

1975上期

1975下期

1980上期

1980下期

1985上期

1985下期

1990上期

1990下期

1995上期

1995下期

2000上期

2000下期

2005上期

2005下期

2010上期

2010下期

2015上期

訪日外国人旅行者数 出国日本人数

2015年上半期訪日外国人旅行者数が45年ぶりに出国日本人数を上回った。

2011年3月東日本大震災

2008年9月リーマンショック

2003年4月SARS

4

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我が国における旅行消費額の推移

出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査」、財務省・日本銀行「国際収支統計(確報)」より

(年)

(兆円)

1.0

1.11.3

1.5 1.41.2

1.4

1.0

1.3

1.7

2.2

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26

27.2

26.0

27.2

25.1 24.8

22.9

20.8 20.1

19.8

20.6

18.9

15.0

20.0

25.0

30.0

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26

(兆円)

(年)

日本人の国内旅行による旅行消費額訪日外国人による旅行消費額等

10年間で1.2兆円の増加

10年間で8.3兆円の減少

5

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2.若者旅行の現状

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01,000,0002,000,0003,000,0004,000,0005,000,0006,000,0007,000,0008,000,0009,000,000

20代 全体

日本人出国者数の推移 (全体と20代の比較)

〇日本人出国者数

〇20代の出国者割合は、年々減少傾向にある。

(人)

<男性>

出典:出入国管理統計統計表(法務省)

0

2,000,000

4,000,000

6,000,000

8,000,000

10,000,000

12,000,000

14,000,000

16,000,000

18,000,000

20,000,000

H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

20代

全体

42%減

〇日本人出国者数(男女別)

<女性>

0

2,000,000

4,000,000

6,000,000

8,000,000

10,000,000

12,000,000

20代 全体

953万人

(人)

(人)

7

462万人269万人

1,669万人 1,690万人横ばい

173万人 103万人

909万人

737万人

166万人290万人

760万人

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外国旅行者数の海外比較 (日本は出国者数で比較)

○中国・韓国・台湾では、外国旅行者数が増加している一方、日本の出国者数は減少傾向にある。

出典:JNTO訪日旅行データハンドブック2015・出入国管理統計統計表(法務省)作成

0.0200.0400.0600.0800.0

1,000.01,200.01,400.01,600.01,800.02,000.0

H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26日本 韓国 台湾

3,000.05,000.07,000.09,000.0

11,000.013,000.0

中国

(万人)

~~

中国

台湾

韓国

日本

8

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20代(20~29歳)のパスポート取得率

4.0%

5.0%

6.0%

7.0%

8.0%

9.0%

10.0%

H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10

H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17

H18

H19

H20

H21

H22

H23

H24

H25

H26

出典:旅券統計(外務省)、人口統計(総務省統計局)より作成

8.6%

5.9%

9

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2.9

2.5 2.4 2.4 2.5 2.52.4

2.1 2.1 2.12.3

2.1

1.5

2.0

2.5

3.0

2009 2010 2011 2012 2013 2014

20代

全体

年間宿泊数の推移(国内観光旅行)

○年間宿泊数(全体・20代)

〇年間宿泊数(20代・男女別)

〇全体として減少傾向にあるが、20代の宿泊数は堅調に推移。〇20代男女別では、男性の宿泊数が低い。

出典:旅行・観光消費動向調査(観光庁)

(泊/年)

10

(泊/年)

2.7 1.9 1.62.1 1.8 1.8

3.1 3.2 3.22.9

3.32.8

1.0

2.0

3.0

4.0

2009 2010 2011 2012 2013 2014

男性

女性

男性の方が約1日少ない

約半日減少

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0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

遊園地

ドライブ

国内観光旅行

(

避暑、避寒、温泉など)

海外旅行

温浴施設(健康ランド、

クアハウス、スーパー銭湯等)

複合ショッピングセンター

アウトレットモール

SNS、ツイッターなどの

デジタルコミュニケーション

20代の余暇活動への参加率

(%)

出典:レジャー白書(公益財団法人 日本生産性本部)より作成

【観光・行楽部門】 【その他部門】

※2013年からのデータしかないため、比較できず。

若者の趣味

※アンケート対象者・・・H27年度若旅授業受講者 1,333名(9校)

※複数回答可

※参加率…ある余暇活動を、1年間に1回以上おこなった人の割合。

若者の趣味と余暇活動

56.0%

40.5%

34.7%35.9%

32.3%

27.3%22.9%

13.1%

7.3%3.2%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

音楽鑑賞

PC

・スマホ

読書・マンガ

ショッピング

アニメ・ゲーム

スポーツ

ファッション

旅行

その他

無回答

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とても行きたい46.2%

まぁまぁ行きたい33.3%

どちらでもない14.9%

あまり行きたくない2.2%

行きたくない3.0%

無回答0.4%

【国内旅行】

【国内旅行】

回答者51名

【海外旅行】

回答者203名

「あまり行きたくない」または「いきたくない」人の理由

若者の旅に対する意欲

とても行きたい45.1%

まぁまぁ行きたい22.6%

どちらでもない16.1%

あまり行きたくない7.2%

行きたくない8.3%

無回答0.8%

【海外旅行】

※アンケート対象者・・・H27年度若旅授業受講者への受講前アンケート:1,333名(9校)

面倒だ, 29.4%

お金や時間がない, 7.8%

乗り物が嫌い(飛行機), 7.8%

外出したくない, 25.5% その他, 29.4%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%

面倒だ, 7.9%

お金・時間がない, 3.9%

飛行機が嫌い・

怖い, 10.8%怖い・治安が悪い, 35.5% 言葉が通じない, 19.7%

慣習の違い, 3.9%

その他, 18.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

・必ずしも旅行に対する興味が薄いわけでは無い。

・ただし、「海外旅行」については、「国内旅行」に比べ関心が低い傾向にある。

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〇 直近1年間で旅行に行ったことのある人と、行っていない人を比較した場合、前者の方が学生時代の旅行頻度が高く、若い時の旅行経験は、将来の旅行市場を維持・拡大する上で重要。

出典:将来的な商品化に向けた観光資源磨きのモデル調査業務(平成26年、観光庁)

56.5%43.5%

43.5%

46.2%

10.4%

23.1%

44.4%

32.5%

直近1年間で

旅行に行かなかった人

直近1年間で

旅行に行った人

学生時代よく行った

学生時代少し行った

学生時代全く行かなかった

(N=1,641人)

若い頃の旅行経験が与える影響

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3.観光庁の取組

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若者旅行振興研究会

「若者旅行振興に向けた今後の取組について」を発表 (2012年)

1.若者の旅行傾向や他分野の取組事例• 3名以上のツアー参加者が多いこと• 価格訴求力が非常に強いものの、旅行のテーマや訪問地のイメージも参加理由となっていること• 旅と直接の接点のないWEBサイトから、旅行に誘引する事例や他分野で若者の購買意欲を刺激し、効果を上げている事例 等

2.具体策の提言• 3名以上の旅行参加による特典を積極的に打ち出すこと• 若者を惹きつける明確なテーマの設定• 異業種と連携することで、新たなニーズを開拓する間口を広げる 等

若者旅行振興研究会

近年、若者の旅行離れに関する様々な指摘が行われる中、観光庁においては、将来的な旅行市場の維持はもとより、旅を通じて若者によい旅行体験をしてもらう観点からも、若者の旅行振興に向けた具体的な取り組みの検討が必要とされている。このため、産学官の関係者から構成する研究会を立ち上げ、今後の若者の旅行振興に必要な取り組みについて検討を行うこととなり2010年に発足した。

ポイント

○ 若者振興の取組促進 ⇒ 若者旅行を応援する取組表彰の実施

○ 潜在需要への働きかけ ⇒ 若旅振興に向けた教育「若旅☆授業」

観光庁の取組

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若者旅行を応援する観光庁長官賞

○ 「今しかできない旅がある」をキャッチフレーズに、若者(特に20代)の旅行振興に寄与した地方公共団体、NPO、企業、個人等の取組を募集し、観光庁長官賞を含む各賞を授与している。

【取 組概要】国内旅行市場に占める若者の割合は少なく、人口減少以上に旅行人口が減っている。その原因を「レジャーの多様化」と「きっかけの減少」と仮説を置き、年齢限定で、様々な地域アクティビティを無料化することで、旅行やレジャーへの参加きっかけを提供。スノーアクティビティ(スキー、スノーボード等)や、ゴルフ、プロスポーツ観戦、温泉入浴など、需要減少による産業や地域の疲弊が危惧される業界をとりまとめ、若者の参加を促し、産業の生涯顧客や地域のリピーターに育てる取組。

【取組のポイント】

若者は重要な顧客だが現在の売り上げに直結しないことも多いため、個別事業者がそれぞれに施策や投資を行うのは難しい。そのため、業界一体となって、地域一体となって、共通のメッセージを若

者に届けることで、需要創出・市場活性化に寄与

【マジ☆部 サービスの例】・雪マジ!19=19歳は全国180以上のスキー場でリフト券無料・Jマジ!=19歳、20歳はJリーグ(J1/J2の合計32クラブ)に無料観戦招待・ゴルマジ!20=全国442施設(ゴルフ場156施設、ゴルフ練習場286施設で、

20歳はゴルフ練習場利用料およびゴルフコースプレー料が無料など。・お湯マジ!=19歳~21歳は、全国100か所以上の日帰り温泉(天然温泉)が無料

取組名: 若者行動支援プラットフォーム 「マジ☆部」 団体名:(株)リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター

16

雪マジ!19の取組の効果

ゲレンデ数 19歳登録数 需要創出人数(※1) 平均来訪回数 のべアクション数

需要創出アクション数(※2)

1期 89 49,000 17,444 2.6 127,400 45,354

2期 136 108,000 44,496 3.2 345,600 142,387

3期 172 151,000 61,155 3.5 528,500 214,043

4期 181 156,000 69,108 3.3 514,800 228,056

※賛同ゲレンデ数・19歳登録数・需要創出人数・需要創出アクション数は着実に増加。

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ツーリズムEXPOでの表彰式 (H27.9.25実施)

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若旅★授業

<開催実績>

○平成25年2月より、「旅に出たい、出よう」という気持ちへの働き掛けを行うべく、旅に精通した方を講師として派遣し、学生に旅の意義・素晴らしさを伝える「若旅★授業」を実施。〇平成28年1月までに、計27回の授業を実施。

学校名 講師 授業日 学年 人数 学校名 講師 授業日 学年 人数

1回目 品川女子学院(東京都) 伊藤 春香さん H25.2.13 高校1年生 約200名 14回目 大妻多摩中学高等学校(東京都) 松澤 亜美さん H26.11.22 中学3年生 約160名

2回目 神田外語学院(東京都) 世古 奏芽さん H25.6.5 大学生 約190名 15回目 神田外語大学(千葉県) 宮内 亮太さん H26.12.2 大学1~4年性 約60名

3回目 文教大学(埼玉県) 水野 千尋さん H25.7.5 大学生 約70名 16回目 神戸学院大学附属高等学校(兵庫県) 川人 ゆかりさん H27.1.15 高校1年生 約20名

4回目 千葉大学教育学部附属中学校(千葉県) 谷口 朋代さん H25.10.23 中学1~3年生 55名 17回目 都立清瀬高校(東京都) 谷口 朋代さん H27.3.11 高校2年生 約270名

5回目 大妻多摩中学高等学校(東京都) 松澤 亜美さん H25.10.26 中学3年生 約160名 18回目 都立蒲田高校(東京都) 清水 直哉さん H27.6.10 高校1年生 約190名

6回目 大成女子高等学校(茨城県) 窪 咲子さん H25.11.7 高校3年生 約90名 19回目高崎商科大学短期大学部現代ビジネス学科 (群馬県)

大類 紀枝さん H27.6.24 大学1年生 約100名

7回目 早稲田大学(東京都) 新居 奈津子さん H25.11.15 大学生・一般 約30名 20回目 都立小川高校(東京都) 安藤 美冬さん H27.7.13 高校3年生 約300名

8回目 東洋大学(東京都) 石田 言行さん H26.5.7 大学生 約80名 21回目 第五商業高校(東京都) 谷口 朋代さん H27.7.16 高校2年生 約200名

9回目 名古屋市立中央高校昼間定時制 (愛知県) とまこさん H26.7.9 高校生 約20名 22回目 名古屋市立中央高等学校(愛知県) とまこさん H27.9.2 高校生 15名

10回目 都立蒲田高校(東京都)

新居 奈津子さん

H26.9.10 高校3年生 約160名

23回目 千葉大学教育学部付属中学校(千葉県) 石田 言行さん H27.9.30 中学1~3年生 約30

世古 奏芽さん 24回目 大成女子高等学校(茨城県) 大橋 菜央さん H27.11.12 高校3年生 約110名

水野 千尋さん 25回目 都立蒲田高校(東京都) 八木 彩香さん H27.11.18 高校2年生 約200名

11回目 千葉大学教育学部附属中学校(千葉県) 大橋 菜央さん H26.10.15 中学1~3年生 30名 26回目 都立上水高校(東京都) 太田 英基さん H27.11.26 高校3年生 約80名

12回目 玉川大学(東京都) 松澤 亜美さん H26.10.20 大学1~4年生 13名 27回目 大妻多摩中学高等学校(東京都) 松澤 亜美さん H27.11.14 中学3年生 約160名

13回目 大成女子高等学校(茨城県) 中島 侑子さん H26.11.20 高校3年生 約90名

全27回 3,083名 18

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若旅★授業 授業風景

第19回目:高崎商科大学短期大学部

講師には、湯西川温泉郷の旅館「平家の庄」若女将であり、若女将業を続けながらも日本全国を旅行して若女将ブログ「のりえ通信」にて旅の魅力を発信している大類紀枝さんをお招きし、大学1年生の学生さん約100名を対象に実施しました。

第23回目:千葉大学教育学部付属中学校

第20回目:都立小川高校

講師には、ソーシャルメディアでの発信を駆使した独自のノマドワーク&ライフスタイルの実践者であり、雑誌・商品企画・コラム執筆・海外取材やツアープロデュースなどを行う安藤美冬さん(株式会社スプリー代表)を招きし、高校3年生約300名を対象に実施しました。

講師には、大学時代にビジネスを通じた途上国支援、社会問題の解決への貢献を目指したNPO法人を立ち上げ、旅行会社と組んで発展途上国へのスタディーツアーを企画するなど、より多くの学生が旅にでるための活動を行う石田言行さん(株式会社trippiece代表取締役)をお招きし、中学生30名を対象に実施しました。

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若旅★授業の地方での広がり

○平成27年度より、「若旅☆授業」の地方出の拡大を図るため、全国10ヶ所ある各地方運輸局での実施を推進

〇平成27年1月までに、計7回(北海道2回・近畿3回・沖縄3回)を実施。

No 運輸局 氏名 所属

1 北海道 佐分 誠治 海運会社勤務

2 北海道 萬 紗奈江 保険会社勤務

3 近畿 太田 均 観光コンサルタント

4 近畿 久米 研二 ソールドアウト株式会社 代表取締役

5 近畿 長田 佳子 「関西・中国・四国じゃらん」「九州じゃらん」編集長

6 近畿 西垣 良一 シェアハウスMATSURI 代表

7 近畿 福井 良 リーガロイヤルホテル京都 販売促進担当課長

8 沖縄 東 良和 沖縄ツーリスト(株)代表取締役会長

9 沖縄 福岡 卓 (株)近畿日本ツーリスト沖縄代表取締役社長

10 沖縄 谷村 勝己 (株)ジャンボツアーズ代表取締役社長

11 沖縄 宮島 潤一 (株)JTB沖縄代表取締役社長

12 沖縄 田邊 兼一 沖縄ツーリスト(株)海外企画部アシスタントマネージャー

13 沖縄 宮部 樹海 コーポレートゲームズ(株)国内企画室チーフ

14 沖縄 生垣 美羽 沖縄ツーリスト(株)国内企画室チーフ

15 沖縄 玉城 今 沖縄ツーリスト(株)本店営業部チーフ

16 沖縄 高橋 巧 (株)南都ガンガラーの谷 部長

<各運輸局での講師登録状況>

北海道での若旅授業の様子

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とても行きたい, 49.3%

まぁまぁ行きたい, 28.6%

どちらでもない, 12.9%

あまり行きたくない, 4.6%

行きたくない, 3.6% 無回答, 1.1%

【授業後】

とても行きたい, 50.0%まぁまぁ行きたい,

35.0%

どちらでもない, 11.1%

あまり行きたくない, 1.1%

行きたくない, 1.6%無回答,

1.2%

とても行きたい46.2%

まぁまぁ行きたい33.3%

どちらでもない14.9%

あまり行きたくない2.2%

行きたくない3.0%

無回答0.4%

授業前後の若者の旅に対する意欲の変化

とても行きたい45.1%

まぁまぁ行きたい22.6%

どちらでもない16.1%

あまり行きたくない7.2%

行きたくない8.3%

無回答0.8%

※アンケート対象者・・・H27年度若旅授業受講者:約1,300名(9校)

5.2%

15.5%

国内旅行

【授業前】【授業後】

2.7%

79.5% 85%

【授業前】

67.7%77.9%

8.2%

「行きたい」5.5%増

「行きたい」10.2%増

「行きたくない」2.5%減

「行きたくない」7.3%減

海外旅行

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4.その他の取組事例

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平成26年6月に富岡製糸場及び絹産業遺産群が世界遺産登録され、また、平成27年には徳川家康公没後400年を迎えることを契機として、関東の歴史や文化の魅力を海外に発信するため、関東の学生による旅行企画コンテストを開催。

共催:関東運輸局・東京商工会議所協力:関東観光広域連携キャンペーン推進協議会

審査:(1) 予選 (書類選考)(2)事前プレゼンテーション

予選通過学生が、プレゼンテーション後、旅行会社との企画会議を経ながら企画をブラッシュアップ

(3)本選プレゼンテーション審査(10分)審査委員は産学官の有識者

参加資格:関東一都七県を中心とした大学院・大学・短期大学・専門学校・高校・高等専門学校に在籍する学生

審 査 員 :有識者約10名

テーマ :年度によって設定H26年度: 江戸(徳川)の道、

絹(絹産業ルート)の道)H27年度: 関東春旅~花の季節を巡る旅~

実施主体

募集要項

審査・表彰

※平成26年度より開催

賞:グランプリ ・ 準グランプリ ・ 特別賞 (H27年度から)※グランプリについては、関係者を対象としたモニターツアーを実施

【平成26年度 受賞校】グランプリ:清真学園高校企業で学ぶ現代ゼミ

(清真学園高等学校)須賀ゼミ(東洋大学)

努 力 賞:村上ゼミ☆TEAMキヌロード(跡見学園女子大学)村上ゼミチーム五街道 (跡見学園女子大学)

季節の花

旅行企画コンテスト事例①

「関東学生 インバウンド広域観光周遊ルート 旅行企画コンテスト

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※以下については、主催者が負担◆フィールドワーク(8~9月)・1泊分の宿泊費(最大20名程度)・1日分の町内視察用の移動手段(貸切バス等)◆プレゼンテーション(11月又は12月)・プレゼンテータ-3名分の宿泊(1泊2食)

地域内だけでは解決できない課題を、大学・学生の持つ専門的知識やアイディアで解決し地域活性化を図る取組。立山町という生きた学びの場を提供し、学生の優れた提案を実証実験することで、提案内容の実効性を考察できる機会を創出。

主催:立山町共催:立山町観光協会

立山黒部アルペンルート広域観光圏協議会協力:近畿日本ツーリスト(株)

アイディア、企画内容、プレゼンについて審査・表彰。(1位:最優秀賞 2位:共同通信社賞 3位:優秀賞、奨励賞)

最優秀賞に限らず優れたアイディアは、翌年度に実証実験を実施。それが事業化し、利益が出た場合、初年度に限り利益の10%を当該ゼミに寄付。

賞品は、立山産コシヒカリ等の立山ブランド認定品。

黒部ダム 立山黒部アルペンルート 黒部川扇状地の散居村 表彰式後の記念写真

参加資格:全国の国公立・私立大学の大学生、大学院生及び国立高等専門学校専門課程の学生

募 集 数 :10~15チーム程度審 査 員 :立山町長、他有識者4~5名

平成25年度:官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業(観光庁)平成26年度:観光地ビジネス創出の総合支援事業(観光庁)

により実証実験を実施

実施主体

募集要項

審査・表彰

※平成24年度より毎年開催

プレゼンテーションの様子

フィールドワークの様子

最 優 秀 賞 :獨協大学共同通信社賞:近畿大学優 秀 賞 :桜美林大学

昭和女子大学跡見学園女子大学

審査員特別賞:千葉工業大学

【平成26年度 受賞校】

旅行企画コンテスト事例② 立山町インターカレッジコンペティション

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地域とアピールするための企画コンテストを実施することで、観光に対する興味・関心を持たせるとともに、全国の高校生と大学生が地域とも連携し観光プランの実現可能性を追求していくことで地域の活性化に繋げる。

主催:全国高校生観光プランコンテスト大会組織委員会協力:神戸大手大学

参加資格:全国の高校性(3年生まで)学校長の推薦があること3名以上の連名で申請

審 査 員 :有識者約12名

テーマ :①地元地域の観光プラン②地元地域の「インバウンド」観光プラン

実施主体

募集要項

審査・表彰

※平成21年度より毎年開催

【平成27年度 受賞校】

旅行企画コンテスト事例③ 全国高校生観光プランコンテスト

審査:(1) 予選 (書類選考)(2)プレゼンテーション(10校10プラン 各12分)

予選通過学生が、プレゼンテーションをし、有識者がアイディア、企画内容、プレゼンについて審査審

賞:グランプリ(文部科学大臣賞・観光庁長官賞)準グランプリ・優秀作品賞・特別賞

○グランプリ ・(文部科学大臣賞) 青森県立名久井農業高等学校・(観光庁長官賞) 京都府立桂高等学校

○準グランプリ ・高知県立須崎高等学校・福井県立奥越明成高等学校・岐阜県立増田清風高等学校

○優秀作品賞 ・宮城県立宮城県農業高等学校・東京都岩倉高等学校・島根県松江市立女子高等学校・三重県立鳥羽高等学校・和歌山県立神島高等学校

○特 別 賞 ・山形県立置賜農業高等学校・長﨑県立五島海陽高等学校・大阪府追手門学院大手前高等学校

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子ども観光大使について

○観光立国の基本理念である「住んでよし、訪れてよしの国づくり」の実現のため、観光に対する興味や理解を教育の早い段階から促し、地域の魅力を発信できる担い手を育成する取組○地域にある観光資源に焦点を当て、活動を通してその良さを理解してもらう取組※TOSSの積極的な活動により静岡、栃木、大阪等全国的な取組へと発展

全国の子ども観光大使が集まり、自分の地域の魅力を伝え、また他地域の魅力について学ぶもの。※第1回大会を平成27年7月25日、26日に開催(場所:栃木県日光東照宮)※第2回大会は平成28年7月23日、24日に開催予定(場所:岡山県岡山市後楽園)

TOSS全国の優れた教育技術を集め共有することを目的に、全国で約20,000人にのぼる小中学校教員が

参加する教育研究サークル2014年観光庁長官賞 受賞

子ども観光大使の状況

全国連合子ども観光大使大会in日光

360か所

子ども観光大使実施都道府県 32

イベント・授業開催数

7,431人

子ども観光大使実人数 2,672人

子ども観光大使イベント参加者数

子ども観光大使新聞 子ども観光大使大会の様子

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家族の時間づくりプロジェクト

10月6日(日)に実施した運動会の振替休日を、①お祭り開催日にする。その他、②休日の前後に設定することで、「大型連休化」を行うことも可能。

〈学校休業日の柔軟な設定(イメージ) 〉(ふるさと休日の場合)

10月

運動会

① ②

・「おくんち祭」は平安時代から続く、人吉球磨地方の最大の歴史ある祭り。

・毎年10月9日に行われるため、平日開催の場合、子供を中心に参加が困難。

・お祭り開催日を学校の休業日とし、子供が参加しやすい環境を整備。

・お祭りの盛り上げだけでなく、地元意識の醸成や地域の伝統維持にも貢献。

熊本県人吉市の例(ふるさと休日)

・今年は市内全ての幼稚園・小・中学校を対象に平成27年5月1日(金)を休業日に設定し、大型連休の後半の5連休を6連休とした。

・休暇取得の促進により、ワーク・ライフ・バランスや働き方の見直しを行う。

三重県亀山市の例(大型連休化)

お祭り 4連休の創出

○学校行事の振替休業日に合わせて大人の有給休暇の取得を促進する「家族の時間づくりプロジェクト」を実施しており、平成27年11月末までに、全国13地域を認定している。○大型連休の掘り起こしとともに、地域のお祭り等のイベントに合わせた休日「ふるさと休日」の創出を推進している。○平成26年度補正予算において、当該プロジェクトに賛同する自治体への支援(計画検討・策定費、関係者への周知活動費等)を講じており、平成27年度に全国13地域において実施中。

・市内の公共施設(歴史博物館等)を無料化

し、開放。家族での外出機会を創出。

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5.海外の取組事例

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韓国

○韓国(ソウル)の小学校では、学校を休み、家族で旅行をした場合、レポートを提出することにより、学校を出席したとみなす「体験学習制度」を導入。

○学業と関連する多様な経験を推奨するもので、家族旅行、修学旅行、合宿などがこれに含まれ、一年に10日まで取得可能。

<学校休暇の分散化>

2010年7月2日夏休み開始

2010年4月17日~5月3日2010年4月3日~4月19日2010年4月10日~4月26日春休み

2010年2月20日~3月8日2010年2月6日~2月22日2010年2月13日~3月1日冬休み

2009年12月19日~2010年1月4日クリスマス休み

2009年10月24日~11月5日秋休み

2009年9月2日秋学期開始2009~2010年

2010年7月2日夏休み開始

2010年4月17日~5月3日2010年4月3日~4月19日2010年4月10日~4月26日春休み

2010年2月20日~3月8日2010年2月6日~2月22日2010年2月13日~3月1日冬休み

2009年12月19日~2010年1月4日クリスマス休み

2009年10月24日~11月5日秋休み

2009年9月2日秋学期開始2009~2010年

ゾーンCゾーンBゾーンA ゾーンCゾーンBゾーンA

○年間18週程度の学校休暇のうち、冬休み(2月)と春休み(4月)は国内の3つのゾーン別に設定

○上記休暇についてはゾーン間で2週間ずつずらして設定○各ゾーンごとの休業時期は、毎年入れ替わり変動

フランス

<体験学習制度>

旅行環境改善取り組みの海外事例

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