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Page 1: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映
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FACULTY of INTERCULTURALCOMMUNICATION

Contents01020406

0810121416

…… 学部長メッセージ/国際文化学部で学ぶこと…… 国際文化学部 科目一覧…… 1年次/2年次…… 海外留学(SAプログラム)体験記/   海外フィールドスクール体験記…… 4つのコース…… 3・4年次 ゼミ・研究…… 卒業生からのメッセージ…… 教員紹介…… インフォメーション/アクセス

 法政大学国際文化学部では1999年の創設以来、「国際社会人」の育成を学部の使命としています。「国際社会人」とは聞き慣れない表現かもしれませんが、本学部の英語名にもある「文化間のコミュニケーション」(intercultural communication)を実践できる人、と定義することができるでしょう。言い換えれば、自らの文化的背景をしっかりと認識しながら、他者の文化を共感や敬意とともに理解し、また他者の視点から自文化を見つめなおし客体化することのできる人、ということになるでしょうか。そのためには、高いレベルの外国語能力、ICT(情報コミュニケーション技術)の知識やスキルを身につけるとともに、現代

社会の諸問題を広く・深く捉え、根拠にもとづいて自分の考えを発信・表現する術を身につけることが必要となります。それを可能にしてくれるのが、少人数授業をベースとした分野融合型のカリキュラムであり、全員参加のSA(スタディ・アブロード)およびSJ(スタディ・ジャパン)なのです。 およそ100年前、法政の教壇に立っていた哲学者・和辻哲郎は「すべての芽を培(つちか)え」と若者たちに呼びかけました。国際文化学部で皆さん一人一人が自らの内なる関心を自由に芽吹かせ、成長されることをつよく願っています。

国際文化学部長衣笠 正晃

学部長メッセージMessage from the Dean

国際文化学部で学ぶことOverview

 国際文化学部では、文化をキーワードに国際的な観点から多様なテーマについて学びます。文化というと「日本文化」「中国文化」「アメリカ文化」というように、一つの国民が国家としてまとまった枠の中での文化と考えがちですが、たとえば、一つの国の中にも多くの民族が暮らしており、さまざまな文化が国境を越えて広がっています。このような文化の捉え方をするのが本学部の特徴のひとつです。 もうひとつの特徴は、文化と情報の密接な結びつきを重視している点です。文化は言語をはじめ映像やデザインなど多様な媒体を介して情報化され、発信されます。発信された情報は、たとえば同じ内容のニュース映像であっても、放送される国や地域によって解釈が異なることがあります。文化と情報伝達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。

コ ー ス 制異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要です。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされており、そのプロセスは国際社会の影響を受けざるを得ません。現代社会を生き抜くためには、メディアと国際社会についても十分な研究が必要となるでしょう。国際文化学部では、そのような要素を4つのコースを通じて学んでいきます。これら4つのコースを介して、バランスのと

本学部では、外国語の実践的な運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生に海外留学(Study Abroad=SAプログラム)を義務づけています。

SAプログラムでは、2年次秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します。一時期に経済的負担が過度に重くなることを避けるため、SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。また、2012年度より海外からの留学生が日本の文化について学ぶことのできるプログラム(Study Japan=SJプログラム)をスタートさせました。一定の条件を満たせば、留学生でなくても参加可能です。異なる文化をもつ学生たちが一つの教室やフィールドで学ぶことで、お互いの理解が深まることを期待しています。

初年次教育の一環として基礎的な学術スキルを身につけるチュートリアルに始まり、語学、演習(ゼミ)など、少人数の授業が多いことが、この学部の特徴の一つです。例えば語学の授業の学生数は習熟度に応じた適切な指導を実現するため原則24名以下に抑えられています。ほとんどの学生にとって英語以外の外国語は初めて学ぶ言語となりますが、少人数制によって短期間でSAに対応できる語学力が身につきます。また、演習(ゼミ)においても、学生数が20名程度になるよう配慮されています。学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組み、教員が丁寧にサポートすることが大切だと私たちは考えています。少人数クラスは、くつろいだ雰囲気の中で、しっかり学ぶことができると学生たちからも好評です。

れた国際社会人を育成することが国際文化学部の目的です。コース登録は2年生への進級時に行い、定員はなく希望のコースを選択できます。選択したコースにより履修要件に差はありますが、他コースの専攻科目も自由に履修できる柔軟なカリキュラムであることも特徴の一つです。学際的な学びで視野を広げながら、選択したコースの専門性を追求できます。

国際文化学部の学び

Study Abroad とStudy Japan プログラム

国際文化学部の学び

少 人 数 教 育 国際文化学部の学び

情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養います。

情報文化コースアート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学びます。

表象文化コース各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を追求します。

言語文化コース国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探ります。

国際社会コース

Faculty of Intercultural Communication 2020 01Message from the Dean

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FACULTY of INTERCULTURALCOMMUNICATION

Contents01020406

0810121416

…… 学部長メッセージ/国際文化学部で学ぶこと…… 国際文化学部 科目一覧…… 1年次/2年次…… 海外留学(SAプログラム)体験記/   海外フィールドスクール体験記…… 4つのコース…… 3・4年次 ゼミ・研究…… 卒業生からのメッセージ…… 教員紹介…… インフォメーション/アクセス

 法政大学国際文化学部では1999年の創設以来、「国際社会人」の育成を学部の使命としています。「国際社会人」とは聞き慣れない表現かもしれませんが、本学部の英語名にもある「文化間のコミュニケーション」(intercultural communication)を実践できる人、と定義することができるでしょう。言い換えれば、自らの文化的背景をしっかりと認識しながら、他者の文化を共感や敬意とともに理解し、また他者の視点から自文化を見つめなおし客体化することのできる人、ということになるでしょうか。そのためには、高いレベルの外国語能力、ICT(情報コミュニケーション技術)の知識やスキルを身につけるとともに、現代

社会の諸問題を広く・深く捉え、根拠にもとづいて自分の考えを発信・表現する術を身につけることが必要となります。それを可能にしてくれるのが、少人数授業をベースとした分野融合型のカリキュラムであり、全員参加のSA(スタディ・アブロード)およびSJ(スタディ・ジャパン)なのです。 およそ100年前、法政の教壇に立っていた哲学者・和辻哲郎は「すべての芽を培(つちか)え」と若者たちに呼びかけました。国際文化学部で皆さん一人一人が自らの内なる関心を自由に芽吹かせ、成長されることをつよく願っています。

国際文化学部長衣笠 正晃

学部長メッセージMessage from the Dean

国際文化学部で学ぶことOverview

 国際文化学部では、文化をキーワードに国際的な観点から多様なテーマについて学びます。文化というと「日本文化」「中国文化」「アメリカ文化」というように、一つの国民が国家としてまとまった枠の中での文化と考えがちですが、たとえば、一つの国の中にも多くの民族が暮らしており、さまざまな文化が国境を越えて広がっています。このような文化の捉え方をするのが本学部の特徴のひとつです。 もうひとつの特徴は、文化と情報の密接な結びつきを重視している点です。文化は言語をはじめ映像やデザインなど多様な媒体を介して情報化され、発信されます。発信された情報は、たとえば同じ内容のニュース映像であっても、放送される国や地域によって解釈が異なることがあります。文化と情報伝達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。

コ ー ス 制異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要です。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされており、そのプロセスは国際社会の影響を受けざるを得ません。現代社会を生き抜くためには、メディアと国際社会についても十分な研究が必要となるでしょう。国際文化学部では、そのような要素を4つのコースを通じて学んでいきます。これら4つのコースを介して、バランスのと

本学部では、外国語の実践的な運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生に海外留学(Study Abroad=SAプログラム)を義務づけています。

SAプログラムでは、2年次秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します。一時期に経済的負担が過度に重くなることを避けるため、SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。また、2012年度より海外からの留学生が日本の文化について学ぶことのできるプログラム(Study Japan=SJプログラム)をスタートさせました。一定の条件を満たせば、留学生でなくても参加可能です。異なる文化をもつ学生たちが一つの教室やフィールドで学ぶことで、お互いの理解が深まることを期待しています。

初年次教育の一環として基礎的な学術スキルを身につけるチュートリアルに始まり、語学、演習(ゼミ)など、少人数の授業が多いことが、この学部の特徴の一つです。例えば語学の授業の学生数は習熟度に応じた適切な指導を実現するため原則24名以下に抑えられています。ほとんどの学生にとって英語以外の外国語は初めて学ぶ言語となりますが、少人数制によって短期間でSAに対応できる語学力が身につきます。また、演習(ゼミ)においても、学生数が20名程度になるよう配慮されています。学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組み、教員が丁寧にサポートすることが大切だと私たちは考えています。少人数クラスは、くつろいだ雰囲気の中で、しっかり学ぶことができると学生たちからも好評です。

れた国際社会人を育成することが国際文化学部の目的です。コース登録は2年生への進級時に行い、定員はなく希望のコースを選択できます。選択したコースにより履修要件に差はありますが、他コースの専攻科目も自由に履修できる柔軟なカリキュラムであることも特徴の一つです。学際的な学びで視野を広げながら、選択したコースの専門性を追求できます。

国際文化学部の学び

Study Abroad とStudy Japan プログラム

国際文化学部の学び

少 人 数 教 育 国際文化学部の学び

情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養います。

情報文化コースアート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学びます。

表象文化コース各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を追求します。

言語文化コース国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探ります。

国際社会コース

Faculty of Intercultural Communication 2020 01Message from the Dean

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国際文化学部 科目一覧Curriculum Information

各授業についての詳細はこちら

https://syllabus.hosei.ac.jp※カリキュラム見直し等により、カリキュラム表および科目名は変更となる場合があります。

専門教育科目

基幹科目

情報科目

言語科目

メディアコミュニケーション科目

専攻科目

表象文化コース科目

国際社会コース科目

言語文化コース科目

情報文化コース科目

演習

卒業研究

スタディ・ジャパン科目

海外フィールドスクール

自由科目

スタディ・アブロード科目

インターンシップ科目

入門科目

基幹共通

表象文化系

言語文化系

国際社会系

情報文化系

演習(ゼミ)

専任教員が担当し、ゼミナール形式で行われます。学生が1・2 年次において(とりわけ、SA・SJプログラム参加中に)発見したテーマを発展・展開させる機会となります。

海外留学(SA)

SAプログラムを修了すると、通常「教養科目」・「専門科目」計16単位が単位認定されます。※外国人留学生は、2年生夏季期間にSJプログラムに参加します。

教養科目

専門科目

真の意味での「教養」を身につけるため、人文科学・社会科学・自然科学・情報科学・外国語・保健体育の各分野をバランスよく学ぶカリキュラムとなっています。

国際文化学部生向けに設けられたカリキュラムです。専門的な分野を探究し、社会で活躍するための実践的な能力を養成します。

1年次 2年次 3年次 4年次4年間の流れ

●ディジタル情報学概論 ●統計処理法 ●システム論 ●文化情報学概論 ●情報産業論 ●ネット文化論

●言語文化概論 ●比較文化 ●ジェンダー論 ●異文化間コミュニケーション ●Philosophy of the Public Sphere

●国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ ●国家と民族 ●国際文化協力 ●平和学 ●宗教と社会 ●異文化適応論 ●Religion and Society

●言語の理論Ⅰ・Ⅱ

●情報システム概論 ●メディア情報基礎

●ネットワーク基礎 ●メディア 表現法 ●メディア  アートの世界 ●プログラミング言語基礎 ●仮想世界研究 ●社会とデータサイエンス

●世界の言語Ⅰ・Ⅱ ●世界の英語

●情報コミュニケーションⅠ

●英語コミュニケーションⅠ(会話)●ドイツ語コミュニケーションⅠ(会話)●フランス語コミュニケーションⅠ(会話)●ロシア語コミュニケーションⅠ(会話)●中国語コミュニケーションⅠ(会話)●スペイン語コミュニケーションⅠ(会話)●朝鮮語コミュニケーションⅠ(会話)

●英語コミュニケーションⅡ(表現)●英語コミュニケーションⅢ(留学会話)●ドイツ語コミュニケーションⅡ(表現)●ドイツ語コミュニケーションⅢ(留学会話)●フランス語コミュニケーションⅡ(表現) ●フランス語コミュニケーションⅢ(留学会話)●ロシア語コミュニケーションⅡ(表現)●ロシア語コミュニケーションⅢ(留学会話)

●英語アプリケーションⅠ~X●ドイツ語アプリケーション●フランス語アプリケーション●ロシア語アプリケーション●中国語アプリケーションⅠ~Ⅳ●スペイン語アプリケーション●朝鮮語アプリケーション●情報アプリケーションⅠ・Ⅱ

●中国語コ ミュニケーションⅡ(表現)●中国語コ ミュニケーションⅢ(留学会話)●スペイン 語コミュニケーションⅡ(表現)●スペイン 語コミュニケーションⅢ(留学会話)●朝鮮語コ ミュニケーションⅡ(表現)●朝鮮語コ ミュニケーションⅢ(留学会話)●スタディ・ アブロード(言語)Ⅰ・Ⅱ

●情報コミュニケーションⅡ・Ⅲ

【方法論】 ●こころの科学 ●こころとからだの現象学  【システムと人間】 ●道具のデザイン学 ●情報セキュリティとプライバシー ●文化と生物 ●文化と環境情報 【メディア】 ●文化情報空間論 【デザイン】 ●文化情報の哲学

【表象の理論】 ●サブカルチャー論 ●道具による感覚・ 体験のデザイン 【メディア表現】 ●マルチメディア表現法 ●メディア表現ワークショップ1・3 ●五感共生論 【表象芸術】 ●空間デザイン論 ●パフォーマンスの美学 ●現代美術論

【国際社会研究の方法】 ●世界とつながる地域の歴史 と文化 ●実践社会調査法 【多文化社会】 ●宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想) ●間文化性研究翻訳論 ●多文化社会と人間 【国際関係と地域】 ●人の移動と国際関係Ⅱ(朝鮮民 族のディアスポラ) ●人の移動と国際関係Ⅲ(アジア・太平洋) ●国際関係研究Ⅴ(東南アジアの世界遺産をめぐる文化の政治学) ●地域協力・統合

●インターンシップ事前学習

●スタディ・アブロード(専攻)Ⅰ~Ⅷ

●スタディ・ジャパン(専攻)

●海外フィールドスクール

【多文化社会】 ●宗教社会論Ⅱ(キリスト教と社会運動)

●情報文化演習 ●表象文化演習 ●言語文化演習 ●国際社会演習

●卒業研究

【世界の中の日本文化】 ●世界の中の日本文学    ●世界の中の日本語 ●日英翻訳論【アジアの文化】 ●中国の文化Ⅳ(中国語の構造)・Ⅴ (中国語と日本語)・Ⅵ(古典思想・文学)・Ⅶ(近代文学)・Ⅷ(現代文学)・Ⅸ(中国俗文学)・Ⅹ(歴史) ●朝鮮語圏の文化Ⅰ(朝鮮半島の文化史)・Ⅱ(朝鮮語の構造) ●アジアの伝統芸能【ユーラシアの文化】 ●アフロ・アジアの文化 ●ロ シア・中央アジアの文化 ●ロシア・東欧の文化 【ヨーロッパの文化】 ●ドイツ語圏の文化Ⅰ・Ⅱ ●スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ【英語圏の文化】 ●英語圏の文化Ⅰ(文化史)・Ⅱ(思想 史)・Ⅲ(現代事情)・Ⅳ(文学と社会A)・Ⅴ(文学と社会B)・Ⅵ(文学と社会C) 

【映像表現】 ●映像文化論 ●写真論 【表象芸術】 ●ポピュラー音楽論 ●比較表象文化論 ●異文化と身体表現

【アジアの文化】 ●中国の文化Ⅰ(現代中国社会) ・Ⅱ(多民族社会中国) ・Ⅲ(日中文化交流史) 【ヨーロッパの文化】 ●フランス語圏の文化Ⅰ(思想) ・Ⅱ (芸術) ・Ⅲ(文学)・Ⅳ(複言語・複文化社会) ●北米文化論(ケベック講座)

【国際協力】 ●実践国際協力 ●国際関係研究Ⅰ(アクターに着目した理論の捉え方) ●途上国経済論 【多文化社会】 ●国際関係研究Ⅳ(他者  イメージ論) ●宗教社会論Ⅰ(仏教思想) 【国際関係と地域】 ●国際関係研究Ⅱ(メコン流域国の開発と環境(社会と自然)) ●人の移動と国際関係Ⅰ(華僑・華人社会) ●国際関係研究Ⅲ  (地域紛争とエスニシティ) ●持続可能な社会 ●Approaches to Transnational History ●Cultural Dimension of American Foreign Relations

【方法論】 ●ゲーム構築論 【メディア】 ●コンピュータ音楽と音声情報処理 【デザイン】 ●コネクション・デザイン ●情報の編集論 ●ソーシャル・プラクティス

【世界の中の日本文化】 ●実践翻訳技法【ヨーロッパの文化】 ●カタルーニャの文化Ⅰ(言語A)・Ⅱ(言語B)・Ⅲ(歴史・社会A)・Ⅳ(歴史・社会B)【英語圏の文化】 ●英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)・Ⅷ(英語の歴史) ●Structure of English ●History of English

●社会言語学 ●応用言語学

【メディア表現】 ●メディア表現ワークショップ2 【映像表現】 ●映像と文学 【表象芸術】 ●演劇論 ●コミックス論 

●国際文化情報学入門(必修) ●チュートリアル 

●国際文化情報学の展開

●表象文化概論 ●メディアと情報 ●社会と美術 ●メディアと社会 ●身体表象論 ●現代思想

●ESOP科目 ●ERP科目 ●グローバル・オープン科目 ●総合科目 ●他学部公開科目 ●大学院設置科目

02 Faculty of Intercultural Communication 2020 03Curriculum Information

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国際文化学部 科目一覧Curriculum Information

各授業についての詳細はこちら

https://syllabus.hosei.ac.jp※カリキュラム見直し等により、カリキュラム表および科目名は変更となる場合があります。

専門教育科目

基幹科目

情報科目

言語科目

メディアコミュニケーション科目

専攻科目

表象文化コース科目

国際社会コース科目

言語文化コース科目

情報文化コース科目

演習

卒業研究

スタディ・ジャパン科目

海外フィールドスクール

自由科目

スタディ・アブロード科目

インターンシップ科目

入門科目

基幹共通

表象文化系

言語文化系

国際社会系

情報文化系

演習(ゼミ)

専任教員が担当し、ゼミナール形式で行われます。学生が1・2 年次において(とりわけ、SA・SJプログラム参加中に)発見したテーマを発展・展開させる機会となります。

海外留学(SA)

SAプログラムを修了すると、通常「教養科目」・「専門科目」計16単位が単位認定されます。※外国人留学生は、2年生夏季期間にSJプログラムに参加します。

教養科目

専門科目

真の意味での「教養」を身につけるため、人文科学・社会科学・自然科学・情報科学・外国語・保健体育の各分野をバランスよく学ぶカリキュラムとなっています。

国際文化学部生向けに設けられたカリキュラムです。専門的な分野を探究し、社会で活躍するための実践的な能力を養成します。

1年次 2年次 3年次 4年次4年間の流れ

●ディジタル情報学概論 ●統計処理法 ●システム論 ●文化情報学概論 ●情報産業論 ●ネット文化論

●言語文化概論 ●比較文化 ●ジェンダー論 ●異文化間コミュニケーション ●Philosophy of the Public Sphere

●国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ ●国家と民族 ●国際文化協力 ●平和学 ●宗教と社会 ●異文化適応論 ●Religion and Society

●言語の理論Ⅰ・Ⅱ

●情報システム概論 ●メディア情報基礎

●ネットワーク基礎 ●メディア 表現法 ●メディア  アートの世界 ●プログラミング言語基礎 ●仮想世界研究 ●社会とデータサイエンス

●世界の言語Ⅰ・Ⅱ ●世界の英語

●情報コミュニケーションⅠ

●英語コミュニケーションⅠ(会話)●ドイツ語コミュニケーションⅠ(会話)●フランス語コミュニケーションⅠ(会話)●ロシア語コミュニケーションⅠ(会話)●中国語コミュニケーションⅠ(会話)●スペイン語コミュニケーションⅠ(会話)●朝鮮語コミュニケーションⅠ(会話)

●英語コミュニケーションⅡ(表現)●英語コミュニケーションⅢ(留学会話)●ドイツ語コミュニケーションⅡ(表現)●ドイツ語コミュニケーションⅢ(留学会話)●フランス語コミュニケーションⅡ(表現) ●フランス語コミュニケーションⅢ(留学会話)●ロシア語コミュニケーションⅡ(表現)●ロシア語コミュニケーションⅢ(留学会話)

●英語アプリケーションⅠ~X●ドイツ語アプリケーション●フランス語アプリケーション●ロシア語アプリケーション●中国語アプリケーションⅠ~Ⅳ●スペイン語アプリケーション●朝鮮語アプリケーション●情報アプリケーションⅠ・Ⅱ

●中国語コ ミュニケーションⅡ(表現)●中国語コ ミュニケーションⅢ(留学会話)●スペイン 語コミュニケーションⅡ(表現)●スペイン 語コミュニケーションⅢ(留学会話)●朝鮮語コ ミュニケーションⅡ(表現)●朝鮮語コ ミュニケーションⅢ(留学会話)●スタディ・ アブロード(言語)Ⅰ・Ⅱ

●情報コミュニケーションⅡ・Ⅲ

【方法論】 ●こころの科学 ●こころとからだの現象学  【システムと人間】 ●道具のデザイン学 ●情報セキュリティとプライバシー ●文化と生物 ●文化と環境情報 【メディア】 ●文化情報空間論 【デザイン】 ●文化情報の哲学

【表象の理論】 ●サブカルチャー論 ●道具による感覚・ 体験のデザイン 【メディア表現】 ●マルチメディア表現法 ●メディア表現ワークショップ1・3 ●五感共生論 【表象芸術】 ●空間デザイン論 ●パフォーマンスの美学 ●現代美術論

【国際社会研究の方法】 ●世界とつながる地域の歴史 と文化 ●実践社会調査法 【多文化社会】 ●宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想) ●間文化性研究翻訳論 ●多文化社会と人間 【国際関係と地域】 ●人の移動と国際関係Ⅱ(朝鮮民 族のディアスポラ) ●人の移動と国際関係Ⅲ(アジア・太平洋) ●国際関係研究Ⅴ(東南アジアの世界遺産をめぐる文化の政治学) ●地域協力・統合

●インターンシップ事前学習

●スタディ・アブロード(専攻)Ⅰ~Ⅷ

●スタディ・ジャパン(専攻)

●海外フィールドスクール

【多文化社会】 ●宗教社会論Ⅱ(キリスト教と社会運動)

●情報文化演習 ●表象文化演習 ●言語文化演習 ●国際社会演習

●卒業研究

【世界の中の日本文化】 ●世界の中の日本文学    ●世界の中の日本語 ●日英翻訳論【アジアの文化】 ●中国の文化Ⅳ(中国語の構造)・Ⅴ (中国語と日本語)・Ⅵ(古典思想・文学)・Ⅶ(近代文学)・Ⅷ(現代文学)・Ⅸ(中国俗文学)・Ⅹ(歴史) ●朝鮮語圏の文化Ⅰ(朝鮮半島の文化史)・Ⅱ(朝鮮語の構造) ●アジアの伝統芸能【ユーラシアの文化】 ●アフロ・アジアの文化 ●ロ シア・中央アジアの文化 ●ロシア・東欧の文化 【ヨーロッパの文化】 ●ドイツ語圏の文化Ⅰ・Ⅱ ●スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ【英語圏の文化】 ●英語圏の文化Ⅰ(文化史)・Ⅱ(思想 史)・Ⅲ(現代事情)・Ⅳ(文学と社会A)・Ⅴ(文学と社会B)・Ⅵ(文学と社会C) 

【映像表現】 ●映像文化論 ●写真論 【表象芸術】 ●ポピュラー音楽論 ●比較表象文化論 ●異文化と身体表現

【アジアの文化】 ●中国の文化Ⅰ(現代中国社会) ・Ⅱ(多民族社会中国) ・Ⅲ(日中文化交流史) 【ヨーロッパの文化】 ●フランス語圏の文化Ⅰ(思想) ・Ⅱ (芸術) ・Ⅲ(文学)・Ⅳ(複言語・複文化社会) ●北米文化論(ケベック講座)

【国際協力】 ●実践国際協力 ●国際関係研究Ⅰ(アクターに着目した理論の捉え方) ●途上国経済論 【多文化社会】 ●国際関係研究Ⅳ(他者  イメージ論) ●宗教社会論Ⅰ(仏教思想) 【国際関係と地域】 ●国際関係研究Ⅱ(メコン流域国の開発と環境(社会と自然)) ●人の移動と国際関係Ⅰ(華僑・華人社会) ●国際関係研究Ⅲ  (地域紛争とエスニシティ) ●持続可能な社会 ●Approaches to Transnational History ●Cultural Dimension of American Foreign Relations

【方法論】 ●ゲーム構築論 【メディア】 ●コンピュータ音楽と音声情報処理 【デザイン】 ●コネクション・デザイン ●情報の編集論 ●ソーシャル・プラクティス

【世界の中の日本文化】 ●実践翻訳技法【ヨーロッパの文化】 ●カタルーニャの文化Ⅰ(言語A)・Ⅱ(言語B)・Ⅲ(歴史・社会A)・Ⅳ(歴史・社会B)【英語圏の文化】 ●英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)・Ⅷ(英語の歴史) ●Structure of English ●History of English

●社会言語学 ●応用言語学

【メディア表現】 ●メディア表現ワークショップ2 【映像表現】 ●映像と文学 【表象芸術】 ●演劇論 ●コミックス論 

●国際文化情報学入門(必修) ●チュートリアル 

●国際文化情報学の展開

●表象文化概論 ●メディアと情報 ●社会と美術 ●メディアと社会 ●身体表象論 ●現代思想

●ESOP科目 ●ERP科目 ●グローバル・オープン科目 ●総合科目 ●他学部公開科目 ●大学院設置科目

02 Faculty of Intercultural Communication 2020 03Curriculum Information

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文化多様性の渦に飛び込む

年次1 軸足を据えて現場検証へ

年次2

サイエンス・ラボA

英語2

国際文化情報学入門

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

日本文学A

英語1

フランス語1

フランス語2

国際文化情報学入門

教育原理

教育心理学

法学(日本国憲法)

英語5

スポーツ総合演習情報リテラシーⅡ

情報リテラシーⅠ

比較文化チュートリアル

私の時間割(春学期)

サブカルチャー論

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

国際関係学概論Ⅰ 国家と民族

スペイン語8

ジェンダー論

西洋史L倫理学Ⅰ

スペイン語コミュニケーションⅢ

スペイン語7 宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想)

スペイン語コミュニケーションⅡ

ネットワーク基礎社会思想

私の時間割(春学期)

教職入門

英語4

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

比較表象文化論

教育の制度・経営

サイエンス・ラボB

メディア情報基礎

フランス語4

文化人類学L

日本文学B

英語3

英語6

心理学Ⅱ

情報システム概論

倫理学LⅡ

英語コミュニケーションⅠ

フランス語3

私の時間割(秋学期)

国際文化学部の一番の特徴は、SAプログラムが必修であること。SAは単に語学力を高めることだけが目的ではなく、海外の文化を多角的に捉え、異文化交流を図ることが目的となっています。そのために、SAプログラム前までには最低限の語学力だけではなく、それぞれの文化を情報発信できるようなスキルを身に付けることが求められます。大学では自らが行動を起こさないと何も得られませんが、国際文化学部では何事にも積極的で、チャレンジ精神旺盛な学生がたくさんいます。

2年次進級時には、自分が何を中心に勉強しているのかを認識できるように、コース登録を行います(※1)。また、外国語の実践的運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生が海外留学(SAプログラム)に参加することになっています。入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します(※2)。※1 コース制については1ページを、各コースで学ぶ内容については8ページ以降をご覧ください。※2 外国人留学生は日本の歴史、社会、文化を理解できるよう2年生夏季期間に約10日間のSJプログラムに参加します。

英語1 メディア情報基礎

春学期に履修する科目です。クラスごとに担当の先生が異なりますが、私のクラスではポストコロニアリズムの学習を中心にして講義が進められ、より専門的な英語の読解力、表現方法などが身につきました。また、グループごとに行う英語でのプレゼンテーションもあり、世界の時事問題に対する興味関心を広げてくれるものになりました。先生の海外での体験談も聞くことができ、2年次のSAがさらに楽しみになりました。

メディア機器の多彩な機能やその仕組みについて学ぶ講義です。「国際文化学部でメディア情報?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、自らが世界に対して文化を発信していくためには、メディア情報に対する基礎知識が欠かせません。コンピュータの扱いに対して人一倍苦手意識をもっていた私でしたが、ポスターやCMの制作を通して「コンピュータで表現すること」の身近さと、その自由さに気づくことができました。

チュートリアル 比較文化

国際文化学部の1年生全員が、春学期に履修する科目です。大学の講義を受ける上で必須となる資料の検索方法やレポートの書き方、プレゼンテーションの方法について実践的に学びます。また、この科目の授業は少人数で行われ、学生同士や先生との距離が近いのが特徴で、大学生活を共に過ごす大切な仲間をつくることもできました。大学生としての心構えを身に着けることのできる重要な科目です。

「文化とは何か?」という大きな問いに対して考えを深めていく講義です。世界の様々な文学作品や映画を鑑賞しながら、日本人の発想と欧米人の発想を比べ、考察します。先生のお話はとても興味深く、ジョークなども交えながらわかりやすく講義を進めてくださいます。この講義を受けた後には、本当の意味での「文化」というものに対する新しい視点が身に着いていると実感しています。

Course Recommendations -印象的だった授業-

宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想) 国家と民族

隔年開講の授業で、イスラームについて学びます。参考図書を軸に授業が展開されますので、予習復習がしやすいです。情報量がとても多く圧倒されることもありましたが、高校の世界史では扱いきれないイスラームを扱ってくださるので興味深かったです。イベリア半島は長くイスラーム帝国に支配されていたので、渡航前にイスラームの価値観や思想に触れたことで現地での生活がより興味深いものになりました。

様々な民族や国家の歴史を学ぶとともに日本についても学べる授業です。授業は映像資料を多く用いて理解しやすかったほか、補填課題として遊就館に訪れる機会があった際は、展示された軍事資料を通して、日本の戦争の歴史を改めて見つめ直すことができ、自国について深く考えようという契機になりました。外国で生活するにあたり、自国についての理解を深めることは欠かせないステップであると思うので、履修してよかった授業の一つです。

スペイン語コミュニケーションⅡ・Ⅲ サブカルチャー論

ネイティブの先生によるスペイン語の授業です。文法だけでなく、細かい用例や熟語、スペイン語の言い回しを教わることができます。渡航後にも役立つ知識をたくさん得られる貴重な授業でした。スペイン人と話す機会はあまり多くないので、ニュアンスの違いなどをたくさん質問して知っておくと留学中に活きると思います。

アニメやマンガのイメージが強いサブカルチャーですが、この授業におけるサブカルチャーは「メインカルチャーに対するサブカルチャー」と定義されており、アニメやマンガに興味がない人でも興味を持ちやすい授業内容でした。ジェンダーに関する議論などもあり、国際文化学部らしい内容になっていると感じました。日本といえばサブカルチャーというイメージが強いので、予備知識を持っておくと外国人とも会話が弾むと思います。

Course Recommendations -印象的だった授業-

Students’ VOICES 留学までの準備に関するアドバイス

スペイン語学習については、渡航後はじめの授業で、周囲の外国人学生の語彙力の多さに圧倒されました。日常生活に登場する名詞を中心に語彙力を増やすと、現地でより効率の良い学習ができると思います。また、様々な機会で日本について話すことになるので、今まで気にしなかったような細かいところまで、日本を知るようにすると外国人との会話や授業での発言力が向上するはずです。自分のことや身の回りのこと、日本の政治や歴史についての外国語表現を知っておくと留学がより充実した経験になることでしょう。

原田 悠太郎さん 出身高校:福岡大学附属大濠高等学校SA先(2年次参加予定):イギリス シェフィールド大学

赤岡 毬萌さん出身高校:東京都立駒場高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

04 Faculty of Intercultural Communication 2020 05Freshman and Sophomore

Page 7: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

文化多様性の渦に飛び込む

年次1 軸足を据えて現場検証へ

年次2

サイエンス・ラボA

英語2

国際文化情報学入門

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

日本文学A

英語1

フランス語1

フランス語2

国際文化情報学入門

教育原理

教育心理学

法学(日本国憲法)

英語5

スポーツ総合演習情報リテラシーⅡ

情報リテラシーⅠ

比較文化チュートリアル

私の時間割(春学期)

サブカルチャー論

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

国際関係学概論Ⅰ 国家と民族

スペイン語8

ジェンダー論

西洋史L倫理学Ⅰ

スペイン語コミュニケーションⅢ

スペイン語7 宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想)

スペイン語コミュニケーションⅡ

ネットワーク基礎社会思想

私の時間割(春学期)

教職入門

英語4

1

2

3

4

5

月 火 水 木 金

比較表象文化論

教育の制度・経営

サイエンス・ラボB

メディア情報基礎

フランス語4

文化人類学L

日本文学B

英語3

英語6

心理学Ⅱ

情報システム概論

倫理学LⅡ

英語コミュニケーションⅠ

フランス語3

私の時間割(秋学期)

国際文化学部の一番の特徴は、SAプログラムが必修であること。SAは単に語学力を高めることだけが目的ではなく、海外の文化を多角的に捉え、異文化交流を図ることが目的となっています。そのために、SAプログラム前までには最低限の語学力だけではなく、それぞれの文化を情報発信できるようなスキルを身に付けることが求められます。大学では自らが行動を起こさないと何も得られませんが、国際文化学部では何事にも積極的で、チャレンジ精神旺盛な学生がたくさんいます。

2年次進級時には、自分が何を中心に勉強しているのかを認識できるように、コース登録を行います(※1)。また、外国語の実践的運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じて理解できるよう、すべての学生が海外留学(SAプログラム)に参加することになっています。入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します(※2)。※1 コース制については1ページを、各コースで学ぶ内容については8ページ以降をご覧ください。※2 外国人留学生は日本の歴史、社会、文化を理解できるよう2年生夏季期間に約10日間のSJプログラムに参加します。

英語1 メディア情報基礎

春学期に履修する科目です。クラスごとに担当の先生が異なりますが、私のクラスではポストコロニアリズムの学習を中心にして講義が進められ、より専門的な英語の読解力、表現方法などが身につきました。また、グループごとに行う英語でのプレゼンテーションもあり、世界の時事問題に対する興味関心を広げてくれるものになりました。先生の海外での体験談も聞くことができ、2年次のSAがさらに楽しみになりました。

メディア機器の多彩な機能やその仕組みについて学ぶ講義です。「国際文化学部でメディア情報?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、自らが世界に対して文化を発信していくためには、メディア情報に対する基礎知識が欠かせません。コンピュータの扱いに対して人一倍苦手意識をもっていた私でしたが、ポスターやCMの制作を通して「コンピュータで表現すること」の身近さと、その自由さに気づくことができました。

チュートリアル 比較文化

国際文化学部の1年生全員が、春学期に履修する科目です。大学の講義を受ける上で必須となる資料の検索方法やレポートの書き方、プレゼンテーションの方法について実践的に学びます。また、この科目の授業は少人数で行われ、学生同士や先生との距離が近いのが特徴で、大学生活を共に過ごす大切な仲間をつくることもできました。大学生としての心構えを身に着けることのできる重要な科目です。

「文化とは何か?」という大きな問いに対して考えを深めていく講義です。世界の様々な文学作品や映画を鑑賞しながら、日本人の発想と欧米人の発想を比べ、考察します。先生のお話はとても興味深く、ジョークなども交えながらわかりやすく講義を進めてくださいます。この講義を受けた後には、本当の意味での「文化」というものに対する新しい視点が身に着いていると実感しています。

Course Recommendations -印象的だった授業-

宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想) 国家と民族

隔年開講の授業で、イスラームについて学びます。参考図書を軸に授業が展開されますので、予習復習がしやすいです。情報量がとても多く圧倒されることもありましたが、高校の世界史では扱いきれないイスラームを扱ってくださるので興味深かったです。イベリア半島は長くイスラーム帝国に支配されていたので、渡航前にイスラームの価値観や思想に触れたことで現地での生活がより興味深いものになりました。

様々な民族や国家の歴史を学ぶとともに日本についても学べる授業です。授業は映像資料を多く用いて理解しやすかったほか、補填課題として遊就館に訪れる機会があった際は、展示された軍事資料を通して、日本の戦争の歴史を改めて見つめ直すことができ、自国について深く考えようという契機になりました。外国で生活するにあたり、自国についての理解を深めることは欠かせないステップであると思うので、履修してよかった授業の一つです。

スペイン語コミュニケーションⅡ・Ⅲ サブカルチャー論

ネイティブの先生によるスペイン語の授業です。文法だけでなく、細かい用例や熟語、スペイン語の言い回しを教わることができます。渡航後にも役立つ知識をたくさん得られる貴重な授業でした。スペイン人と話す機会はあまり多くないので、ニュアンスの違いなどをたくさん質問して知っておくと留学中に活きると思います。

アニメやマンガのイメージが強いサブカルチャーですが、この授業におけるサブカルチャーは「メインカルチャーに対するサブカルチャー」と定義されており、アニメやマンガに興味がない人でも興味を持ちやすい授業内容でした。ジェンダーに関する議論などもあり、国際文化学部らしい内容になっていると感じました。日本といえばサブカルチャーというイメージが強いので、予備知識を持っておくと外国人とも会話が弾むと思います。

Course Recommendations -印象的だった授業-

Students’ VOICES 留学までの準備に関するアドバイス

スペイン語学習については、渡航後はじめの授業で、周囲の外国人学生の語彙力の多さに圧倒されました。日常生活に登場する名詞を中心に語彙力を増やすと、現地でより効率の良い学習ができると思います。また、様々な機会で日本について話すことになるので、今まで気にしなかったような細かいところまで、日本を知るようにすると外国人との会話や授業での発言力が向上するはずです。自分のことや身の回りのこと、日本の政治や歴史についての外国語表現を知っておくと留学がより充実した経験になることでしょう。

原田 悠太郎さん 出身高校:福岡大学附属大濠高等学校SA先(2年次参加予定):イギリス シェフィールド大学

赤岡 毬萌さん出身高校:東京都立駒場高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

04 Faculty of Intercultural Communication 2020 05Freshman and Sophomore

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海外留学(SAプログラム)体験記Study Abroad Program

SAプログラムでは、入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します。

海外フィールドスクール体験記International Field School Program

海外フィールドスクール(FS)とは、2年次に実施されるSAやSJプログラムで培われた異文化間のコミュニケーション力のみならず、それまでの本学・本学部における基礎的・専門的な学びを十全に活用し、東・東南アジアのフィールドでより専門性の高い知識、研究手法、表現方法を修得するもの

Q&A SA・FSについて

SA先大学紹介はこちら

http://www.hosei.ac.jp/kokusai/ryugaku/daigaku.html

です。日本と異なる環境で思考力や精神力を養い、多文化間での調査・実習や創作活動への取り組みを通して、サステイナブルな社会を構築できる自律的・利他的な人材育成を目指しています。なお、年度や現地の状況により開講コースは変わります。

開発と文化コースFSは、タイにおける「難民支援」、「移民教育」、「少数民族と観光」の3つをテーマに、事前学習、現地調査、帰国後の論文執筆や学会発表によって、学びを深めるプログラムです。タイでは、難民キャンプに滞在するミャンマー難民や支援団体、移民教育を行う学校に通う子どもたちや先生にお話を伺いました。インタビュー自体ましてや英語では勿論初めてだったので、はじめはとても苦労をしましたが、他の人のインタビューを参考にしたことや、毎日の反省から自身の不足している点を意識し、次の日のインタビューに臨み解決していったことは、私をより

開発と文化コース 阿部 瑛理紗さん

タイ     2018年8月5日~8月13日

一層成長させる大きな鍵になりました。「難民」は環境や政府の事情に左右されやすいイメージがありましたが、必ずしもそうではなく、難民の本国帰還に対する意思や難民キャンプ内の環境を良くしようとする主体性を尊重した支援がなされていたのは、私にとって大きな発見でした。また、少数民族の家庭にホームステイをした際に一番印象的だったのは、彼らの礼儀を重んじる姿勢でした。「食事の際は必ず来客者が食べ終わった後に家主が食べる」ことや、「来客者に片付け等をさせてはいけない」といった他を敬う気持ちが強く表れている習慣に感銘を受けたのと同時に、礼儀を大切にする日本人と少し近いものを感じました。タイで生活するにあたって大切にしたのは「郷に入れば郷に従え」の精神です。はじめはびっくりするような文化や習慣であってもそれを受け入れ、真似てみることで新たな発見があり、相手との関係が思った以上に縮まったと実感しました。異文化理解とはどういうことなのか、FSでの実体験を通じて、学びを深めることができました。

英語以外に外国語を学んだことがないのですが、諸外国語圏のSAに参加することは可能でしょうか?

Q1.

  諸外国語圏のSAに参加する学生の大半は、大学に入学してからSA先の外国語を学び始めています。SAに参加するまでに、現地で必要とされる語学力が身につくように授業が設けられていますので、心配しなくても大丈夫です。

A.

SA先はいつ決定しますか?Q2.

  諸外国語圏(英語圏以外)のSAを希望する場合には、入学した年の4月に決定します。英語圏のSAを希望する場合には、4月に英語圏に留学することが決定し、1年春学期の成績と7月もしくは8月に行うTOEIC®-IPの結果などをもとに、11月に英語圏のどの大学に留学するのかが決定します。

A.

SAのほかにもう1年留学したいのですが可能ですか?

Q3.

  派遣留学制度、認定海外留学制度を利用した留学が可能です。国際文化学部では、留学を2年間までは修業年限として認めていますので、SA後、3年次で1年間の留学をしても、必要単位を満たしていれば4年間で卒業することができます。

A.

どうすればFSには参加できますか?Q4.

  FSの参加は、SAもしくはSJプログラムに参加し単位を修得していることが条件となります。また、FSは全員が受講しなければならない必修授業ではなく選択授業です。希望する学生の中から志望理由や語学スコア、面接などを基に選抜を行い、参加者を決定します。

A.

香取 声さん

SAスペイン

バルセロナ大学 2018年9月~2019年2月

バルセロナ大学は15世紀に創立された歴史ある大学で、街の中心にある中央校舎はEdificio Histórico(歴史校舎)とも呼ばれ、どこをとっても息をのむほどの美しさがあります。 私たちは、中央校舎内にあるEstudios Hispánicos(スペイン文化研究所)が開設している外国人向けのスペイン語及びスペイン文化の授業を受講します。授業は4教科を履修し、語学は1つ、文化は10ほどの候補から3つ選択します。「カタルーニャの言語と社会」の授業では、バルセロナでスペイン語と同じくらい使われている独自の言語、カタルーニャ語を学ぶことができました。ほかにもスペイン美術や歴史、さらには映画評論に関

する授業が開講されているのが印象的でした。自由時間も多くあるため、時間の使い方次第で留学生活は大きく変わります。周りには観光地や旧市街などが有り、娯楽や美味しい料理、快適な気候と、過度に居心地がいい場所とも言えます。私は公園に行って地元の人々と会話をしたり、カタルーニャ人家族の食事に招待してもらったり、写真を撮るための取材をしたりと、有意義な時間を過ごすことができました。環境に満足せずComfortable Zoneを抜けて何かのアクションを起こさなければ、自己の成長にはつながりません。バルセロナは最も自主性が求められるSA先と言えるかもしれません。

中野 みどりさん

韓国外国語大学 2018年8月~2019年2月

留学が始まってすぐに、クラス分けテストが有り、筆記テストと韓国人の先生との1対1のインタビュー形式の面接を受けました。1クラスは、15人ほどで、中国やベトナムなどアジア圏出身の学生が多く、欧米圏出身の学生もいました。授業は、話すことが中心の構成で、積極的なクラスメイトが多かったおかげもあり、とても多くの刺激を受けました。クラスメイトとは、放課後に学生食堂やカフェで一緒に食事をしたり、休日にはショッピングや、観光名所の景福宮へ出かけたりしました。もちろん友人とは、全て韓国語で会話するので、とても良い練習にもなりました。そのほかには、カメラサークルと旅行サークルに所属

し、日本文化に興味を持っている韓国人の友人と、お互いの国の文化の違いについて話し合うことができました。また、学校外では、日韓交流会のスタッフにも参加して、そこで出会った韓国人に日本語を教えたり、逆に韓国語を教わったりして、韓国語をより実用的に使えるよう学ぶことができました。SA期間中に韓国では、チュソク(旧盆)とソルラル(旧正月)の2回の連休がありましたが、連休中は済州島と釡山を訪れ、ソウルとはまた違う文化や食べ物、方言などに触れられて、充実した余暇を過ごせました。課題や発表、テストなど大変な事も多かったですが、友人に恵まれ、充実した留学生活を送る事ができました。

吉澤 雄輝さん

SA英語圏[イギリス]

シェフィールド大学 2018年9月~2018年12月

シェフィールドは治安がいい街として知られ、海外からの移住者や留学で訪れる学生が非常に多く、様々な人種を見かけることができます。我々が通うELTC(Engl i sh Language Teaching Center)というシェフィールド大学から10分ほど歩いたところにある、大学付属の語学学校では中国、韓国、サウジアラビアなどの多くの国から来た留学生と共に、ディスカッションやプレゼンテーションを行います。宿泊形態はホームステイで、家庭により特色は異なりますが、イギリスの文化や日常生活に触れることのできるとてもいい機会です。私の家族は夕食前に家族全員でリビングに集まり、話をし

ながらみんなで料理を作るのが習慣でした。シェフィールド大学には多くのサークルやイベント活動があるのが特徴です。そこでは、ネイティブの人たちや他国からの留学生たちと一緒に、ボランティア活動やスポーツをすることができます。現地の学生は異文化交流に興味がある人が多く、自分から進んでいろいろな人に話しかければ、友達もできます。私はJapan Societyというサークルで出会った人たちとレストランで食事をしたり、ボルダリングをしました。SAで学ぶことは多く、どれも貴重なものばかりです。みなさんが後悔なく、楽しくSAを過ごせることを祈っています。

楳原 由依さん

SA英語圏[カナダ]

トレント大学 2018年9月~2018年12月

トレント大学はオンタリオ州ピーターボロという街にあり、大学の真ん中に川が流れる自然が豊かなところです。生活は寮で一人部屋なのが特徴で、同じ建物内には日本人だけではなく現地の学生も住んでいるので、現地学生とコミュニケーションをとることで、英語力を伸ばすこともできます。また、到着してすぐにオリエンテーションがあり、バーベキューをしたり、カヌーに乗ったりなど様々なイベントを通じて現地の友達をつくることも可能です。授業はESLというプログラムに参加し、テストの結果によって自分のレベルにあった授業を受けることができます。内容はアカデミックなものですが、

先生方が丁寧に教えてくださるのでとても分かりやすく、三か月で英語力が伸びたことを実感しました。トレント大学の学生はピーターボロ市内ならバスに無料で乗れるので気軽にダウンタウンに行くことができます。ダウンタウンでは映画や食事を楽しむことができ、ほとんどの日用品を買うこともできます。ほかにもバスを使って二時間ほどでトロントに行くことができショッピングや観光を楽しむことができ、充実した生活を送れると思います。留学前は不安でいっぱいでしたが、様々な人とかかわり多くのことを学べて、三か月間で楽しく濃い時間を過ごすことができました。

SA韓国

06 Faculty of Intercultural Communication 2020 07Study Abroad Program and International Field School Program

Page 9: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

海外留学(SAプログラム)体験記Study Abroad Program

SAプログラムでは、入学から2年生春学期までの1年半でSA参加の準備を整え、2年生秋学期に、世界10カ国7言語圏に広がる15大学のいずれかに留学します。

海外フィールドスクール体験記International Field School Program

海外フィールドスクール(FS)とは、2年次に実施されるSAやSJプログラムで培われた異文化間のコミュニケーション力のみならず、それまでの本学・本学部における基礎的・専門的な学びを十全に活用し、東・東南アジアのフィールドでより専門性の高い知識、研究手法、表現方法を修得するもの

Q&A SA・FSについて

SA先大学紹介はこちら

http://www.hosei.ac.jp/kokusai/ryugaku/daigaku.html

です。日本と異なる環境で思考力や精神力を養い、多文化間での調査・実習や創作活動への取り組みを通して、サステイナブルな社会を構築できる自律的・利他的な人材育成を目指しています。なお、年度や現地の状況により開講コースは変わります。

開発と文化コースFSは、タイにおける「難民支援」、「移民教育」、「少数民族と観光」の3つをテーマに、事前学習、現地調査、帰国後の論文執筆や学会発表によって、学びを深めるプログラムです。タイでは、難民キャンプに滞在するミャンマー難民や支援団体、移民教育を行う学校に通う子どもたちや先生にお話を伺いました。インタビュー自体ましてや英語では勿論初めてだったので、はじめはとても苦労をしましたが、他の人のインタビューを参考にしたことや、毎日の反省から自身の不足している点を意識し、次の日のインタビューに臨み解決していったことは、私をより

開発と文化コース 阿部 瑛理紗さん

タイ     2018年8月5日~8月13日

一層成長させる大きな鍵になりました。「難民」は環境や政府の事情に左右されやすいイメージがありましたが、必ずしもそうではなく、難民の本国帰還に対する意思や難民キャンプ内の環境を良くしようとする主体性を尊重した支援がなされていたのは、私にとって大きな発見でした。また、少数民族の家庭にホームステイをした際に一番印象的だったのは、彼らの礼儀を重んじる姿勢でした。「食事の際は必ず来客者が食べ終わった後に家主が食べる」ことや、「来客者に片付け等をさせてはいけない」といった他を敬う気持ちが強く表れている習慣に感銘を受けたのと同時に、礼儀を大切にする日本人と少し近いものを感じました。タイで生活するにあたって大切にしたのは「郷に入れば郷に従え」の精神です。はじめはびっくりするような文化や習慣であってもそれを受け入れ、真似てみることで新たな発見があり、相手との関係が思った以上に縮まったと実感しました。異文化理解とはどういうことなのか、FSでの実体験を通じて、学びを深めることができました。

英語以外に外国語を学んだことがないのですが、諸外国語圏のSAに参加することは可能でしょうか?

Q1.

  諸外国語圏のSAに参加する学生の大半は、大学に入学してからSA先の外国語を学び始めています。SAに参加するまでに、現地で必要とされる語学力が身につくように授業が設けられていますので、心配しなくても大丈夫です。

A.

SA先はいつ決定しますか?Q2.

  諸外国語圏(英語圏以外)のSAを希望する場合には、入学した年の4月に決定します。英語圏のSAを希望する場合には、4月に英語圏に留学することが決定し、1年春学期の成績と7月もしくは8月に行うTOEIC®-IPの結果などをもとに、11月に英語圏のどの大学に留学するのかが決定します。

A.

SAのほかにもう1年留学したいのですが可能ですか?

Q3.

  派遣留学制度、認定海外留学制度を利用した留学が可能です。国際文化学部では、留学を2年間までは修業年限として認めていますので、SA後、3年次で1年間の留学をしても、必要単位を満たしていれば4年間で卒業することができます。

A.

どうすればFSには参加できますか?Q4.

  FSの参加は、SAもしくはSJプログラムに参加し単位を修得していることが条件となります。また、FSは全員が受講しなければならない必修授業ではなく選択授業です。希望する学生の中から志望理由や語学スコア、面接などを基に選抜を行い、参加者を決定します。

A.

香取 声さん

SAスペイン

バルセロナ大学 2018年9月~2019年2月

バルセロナ大学は15世紀に創立された歴史ある大学で、街の中心にある中央校舎はEdificio Histórico(歴史校舎)とも呼ばれ、どこをとっても息をのむほどの美しさがあります。 私たちは、中央校舎内にあるEstudios Hispánicos(スペイン文化研究所)が開設している外国人向けのスペイン語及びスペイン文化の授業を受講します。授業は4教科を履修し、語学は1つ、文化は10ほどの候補から3つ選択します。「カタルーニャの言語と社会」の授業では、バルセロナでスペイン語と同じくらい使われている独自の言語、カタルーニャ語を学ぶことができました。ほかにもスペイン美術や歴史、さらには映画評論に関

する授業が開講されているのが印象的でした。自由時間も多くあるため、時間の使い方次第で留学生活は大きく変わります。周りには観光地や旧市街などが有り、娯楽や美味しい料理、快適な気候と、過度に居心地がいい場所とも言えます。私は公園に行って地元の人々と会話をしたり、カタルーニャ人家族の食事に招待してもらったり、写真を撮るための取材をしたりと、有意義な時間を過ごすことができました。環境に満足せずComfortable Zoneを抜けて何かのアクションを起こさなければ、自己の成長にはつながりません。バルセロナは最も自主性が求められるSA先と言えるかもしれません。

中野 みどりさん

韓国外国語大学 2018年8月~2019年2月

留学が始まってすぐに、クラス分けテストが有り、筆記テストと韓国人の先生との1対1のインタビュー形式の面接を受けました。1クラスは、15人ほどで、中国やベトナムなどアジア圏出身の学生が多く、欧米圏出身の学生もいました。授業は、話すことが中心の構成で、積極的なクラスメイトが多かったおかげもあり、とても多くの刺激を受けました。クラスメイトとは、放課後に学生食堂やカフェで一緒に食事をしたり、休日にはショッピングや、観光名所の景福宮へ出かけたりしました。もちろん友人とは、全て韓国語で会話するので、とても良い練習にもなりました。そのほかには、カメラサークルと旅行サークルに所属

し、日本文化に興味を持っている韓国人の友人と、お互いの国の文化の違いについて話し合うことができました。また、学校外では、日韓交流会のスタッフにも参加して、そこで出会った韓国人に日本語を教えたり、逆に韓国語を教わったりして、韓国語をより実用的に使えるよう学ぶことができました。SA期間中に韓国では、チュソク(旧盆)とソルラル(旧正月)の2回の連休がありましたが、連休中は済州島と釡山を訪れ、ソウルとはまた違う文化や食べ物、方言などに触れられて、充実した余暇を過ごせました。課題や発表、テストなど大変な事も多かったですが、友人に恵まれ、充実した留学生活を送る事ができました。

吉澤 雄輝さん

SA英語圏[イギリス]

シェフィールド大学 2018年9月~2018年12月

シェフィールドは治安がいい街として知られ、海外からの移住者や留学で訪れる学生が非常に多く、様々な人種を見かけることができます。我々が通うELTC(Engl i sh Language Teaching Center)というシェフィールド大学から10分ほど歩いたところにある、大学付属の語学学校では中国、韓国、サウジアラビアなどの多くの国から来た留学生と共に、ディスカッションやプレゼンテーションを行います。宿泊形態はホームステイで、家庭により特色は異なりますが、イギリスの文化や日常生活に触れることのできるとてもいい機会です。私の家族は夕食前に家族全員でリビングに集まり、話をし

ながらみんなで料理を作るのが習慣でした。シェフィールド大学には多くのサークルやイベント活動があるのが特徴です。そこでは、ネイティブの人たちや他国からの留学生たちと一緒に、ボランティア活動やスポーツをすることができます。現地の学生は異文化交流に興味がある人が多く、自分から進んでいろいろな人に話しかければ、友達もできます。私はJapan Societyというサークルで出会った人たちとレストランで食事をしたり、ボルダリングをしました。SAで学ぶことは多く、どれも貴重なものばかりです。みなさんが後悔なく、楽しくSAを過ごせることを祈っています。

楳原 由依さん

SA英語圏[カナダ]

トレント大学 2018年9月~2018年12月

トレント大学はオンタリオ州ピーターボロという街にあり、大学の真ん中に川が流れる自然が豊かなところです。生活は寮で一人部屋なのが特徴で、同じ建物内には日本人だけではなく現地の学生も住んでいるので、現地学生とコミュニケーションをとることで、英語力を伸ばすこともできます。また、到着してすぐにオリエンテーションがあり、バーベキューをしたり、カヌーに乗ったりなど様々なイベントを通じて現地の友達をつくることも可能です。授業はESLというプログラムに参加し、テストの結果によって自分のレベルにあった授業を受けることができます。内容はアカデミックなものですが、

先生方が丁寧に教えてくださるのでとても分かりやすく、三か月で英語力が伸びたことを実感しました。トレント大学の学生はピーターボロ市内ならバスに無料で乗れるので気軽にダウンタウンに行くことができます。ダウンタウンでは映画や食事を楽しむことができ、ほとんどの日用品を買うこともできます。ほかにもバスを使って二時間ほどでトロントに行くことができショッピングや観光を楽しむことができ、充実した生活を送れると思います。留学前は不安でいっぱいでしたが、様々な人とかかわり多くのことを学べて、三か月間で楽しく濃い時間を過ごすことができました。

SA韓国

06 Faculty of Intercultural Communication 2020 07Study Abroad Program and International Field School Program

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道具のデザイン学

人間の生活をより豊かにする道具とは何か、ヒューマンインターフェース=人間と外界との間を繋ぐものであり、その設計手法を学ぶ授業です。モノのデザインだけではなく、モノを購入する動機から、使ってみてまた同じモノを選ぶ…といったユーザー体験を、どうアプローチしてデザインするのかというプロセスを学びました。学期末には授業で説明されるアンケートやインタビュー方法を用いて、任意の製品を改善した企画書を提出します。入社して企画職に就いた時だけでなく、就職活動でのグループワークなどでも、授業での学びが活用できると感じました。

情報の編集論

フリーデザイナーである先生による授業です。情報とは何か、それを人に伝えるためにはどのようにする必要があるのか、という問いからこの授業は始まります。商品のパッケージやCMなど、受講生が気になったものを授業で紹介し、なぜこの商品が気になったのかというところから、対話形式で理解を深めていきます。学期末には架空の商品を一つ考え、パッケージから売り出し方、広告媒体までをプレゼンします。普段何気なく見ていたパッケージやCMに目を向けるきっかけとなりました。

ソーシャル・プラクティス

学部パンフレットの表紙や、自身が所属するサークルやゼミなどのロゴマークをデザインする授業です。Adobe Illustrator、Photoshopの使い方から、デザインの基礎まで、先生が丁寧に教えてくれるため、初心者でも問題なく制作に励むことができます。また、定期的に制作物のプレゼンも行うため、先生だけでなく他の学生からの意見やアイデアを取り入れることが可能です。人に理解してもらいやすいデザインを知ることは、授業のレポートやプレゼン資料を作る際の糧となります。ソフトウェアを用いて何かを作ってみたいという人におすすめの授業です。

比較表象文化論

この授業では、オリエンタリズムやジェンダー論について深く学ぶことができます。これらを理解するのは、少し難しいと感じるかもしれませんが、映画やオペラ、舞台などを観て分析しながら学べるので、理解しやすいです。また授業内では、グループになって意見交換をするので、自分にはなかった考え方を知ることもできます。この授業を受けた後には、自分が楽しんでいる娯楽作品についてオリエンタリズム等の理論を用いて、作品を楽しむことができるようになります。

異文化と身体表現

世界の伝統舞踊や舞台芸術について学べる授業です。西洋と東洋の舞踊の違いやアジア諸国と日本の舞台芸術の比較など、映像を通して学びます。日本の伝統芸能である能や歌舞伎、人形浄瑠璃等についても学べるのでSAや外国人との交流の際に日本と海外の芸能について比較しつつ紹介できるようになります。舞台芸術や外国の芸能に興味のある方、日本の芸能について詳しく勉強してみたい方におすすめです。

ポピュラー音楽論

普段私たちが聴いているポップソングについて、ポピュラー音楽の定義や歴史を踏まえて学ぶことのできる授業です。音楽そのものの歴史だけでなく、音楽を取り巻く環境についても学ぶことができるので、音楽と社会の間にはどんな関係があるのかを知ることができます。この授業では様々なジャンルの音楽を聴きながら勉強できるので、自分の知らなかったジャンルの音楽に出会うこともできます。授業を通して音楽の歴史はもちろん、音楽と社会が相互に与える影響について考える視点が得られます。音楽が好きな方は楽しんで学べる授業です。

ジェンダー論

私たちが、当たり前のように無意識に思い込んでいる「女らしさ」や「男らしさ」について批判的な視点で様々な側面から考えていく授業です。グローバルな文化や社会について考えていく上で、ジェンダーの視点から異文化への理解を深めるきっかけにもなりました。現代でも世界的に注目されているLGBTや幼児虐待など、ジェンダーの問題を取り上げるので、理解を深めるとともに、私たちの実生活に照らして考えていくことのできる授業です。ジェンダーについて理解を深めるだけでなく、その視点から異文化を読み取ることができるというのはとても衝撃的でした。

英語圏の文化Ⅲ(現代事情)

この授業では、第三世界という旧植民地の歴史について学びます。はじめは内容を理解するのが難しかったですが、先生がとても丁寧に時代背景から教えてくださるので、とても興味深く学ぶことができました。旧植民地の悲惨な歴史について学ぶことで、私たちが知らなければいけない現状を知り、その知識を持ってSAに臨むことができました。やはり海外に行くと楽しいことばかり思い描いてしまいますが、このような歴史的な知識を学んでおくことで、より幅広い視点から学ぶことができ、多くのことを吸収することができます。特に、英語圏への留学をする人はとっておくべき授業です。

言語文化概論

この授業では、英語の教科書を翻訳しながら、歴史的背景から言語と文化、社会との密接な関わりについて、理解を深めていくことができます。SAに向けての基礎知識にもなり、世界で起きている現代の問題について、問題意識を持つことができるようになりました。教科書は全て英語の文章かつアカデミックな単語も多く、予習復習はとても大変でしたが、SAではそれ以上の学力が必要となるので、さらなる英語力向上を目指すきっかけにもなりました。私はこの授業で言語文化コースの専攻を決めたので、コース選択で迷っている新入生にも言語文化コースが、どのようなものかを理解できるのでおすすめです。

平和学

「あなたにとって、今の世界は平和ですか」。日本で生活する私たちは、なにげなく「もちろん平和です」と答えるでしょうが、実際そうとは限りません。この授業では、平和の概念と種類の理解から出発し、歴史や思想、組織、制度などを学ぶことで平和や暴力について考え、「平和とは何か」を多角的に学習します。授業内で取り上げたテーマと実例について、近くの学生とディスカッションする時間が毎回設けられているのが特徴で、異なる意見を聞けることが非常に面白いです。平和学の視点から様々な領域を捉えることで、「平和」という言葉が新鮮に感じるほど、新たな発見を得られる授業です。

地域協力・統合

みなさんは「ヨーロッパ」についてどこまで知っていますか。私は子供の頃から西洋文化に対し大変興味を持ち、特にヨーロッパという独特な大陸から、不思議な魅力を感じ、心が惹かれています。この授業では、ヨーロッパという概念から20世紀中葉における統合の制度化までの歴史を学習し、時代背景を通して思想が政治に果たす役割を探ります。高校まで学んだヨーロッパと違い、歴史の再認識を加え、ヨーロッパに関するより深い知識を学ぶことができます。「こんなヨーロッパを初めて知りました」と心が叫ぶほど、毎回の授業で驚きを隠せませんでした。

実践国際協力

「国際協力」という言葉を見た時、頭の中で最初に浮かぶイメージは、ボランティア活動でした。しかし、実際の「国際協力」とは、より複雑な環境で行われ、その間に様々な問題が生じているものでした。この授業では毎週、国際開発協力に関連する実例を取り上げ、協力中に対面する問題を捉え、あらゆる視点から自分なりの意見を考え、グループ内で議論します。学年の異なる学生同士で議論し、様々な意見を聞きながら自分の考えを深めるとともに、コミュニケーション能力の向上にも役立つ授業です。

現代において「情報」が思考や生活の基盤になるとの立場から、人間を主体に「文化」と情報の分析・編集・構成との関係性を学びます。倫理、生物多様性、こころ、ロボット、メディアアート、デザイン、データサイエンス、セキュリティ、モノのインターネット、AI、VRなどグローバルな領域で研究、作品制作、フィールドワークに取り組みます。

情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養う

表象文化の学習は、表象された対象を知ると同時に、表象する視点を知ることを意味します。つまり様々な芸術表現に触れることで異なった地域や時代の人々の思考・価値観・感受性を追体験し、自分を豊かにしたり、未知の他者の心に訴える表現活動をしたりする道が開けるのです。

アート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学ぶ

SAプログラムの留学先である英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、朝鮮語の各言語圏の文化や、東南アジア、アフロ・アジアの文化、世界の中の日本文化についての知識を身につけます。設置科目の内容は言語学、文化史、思想史、文学、芸能、現代事情など多岐にわたり、言語そのものや、言語が生み出す文化の多様性を、広い視野で学びます。

各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を探求する

私達が生きる21世紀はグローバル化の時代と言われます。グローバル化とは何か、を知るには世界各地の人達と自分とのつながりを認識し、世界のなかの自分の位置を確認することから始まります。国際社会コースでは現代世界の特徴や問題を見極め、異文化への理解と共感をもって他者と関わり、新たな世界を創りだせる人を育てます。

国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探る

※カリキュラム見直し等により、開講科目や科目の配置コースが2020年度入学生向けのものと異なる場合があります。

情報文化コース 表象文化コース 言語文化コース 国際社会コース

矢野 珠希さん出身高校:聖和学院高等学校SA先:韓国 韓国外国語大学

須永 麻鈴さん出身高校:千葉県立木更津高等学校SA先:カナダ ヨーク大学

陳 傑さん出身高校:Lyndon Institute(アメリカ・バーモント州)SJ先:長野県飯田・下伊那地域

4つのコースFour Courses

本学部には4つのコースが設けられており、それぞれのコースに、基本的視野を身につけるための「基幹科目」と、より応用的な内容を扱う「専攻科目」が置かれています。学生は、複数コースの「基幹科目」を履修することで視野を広げながら、自身の選択したコースの「専攻科目」を重点的に履修し、専門性を探求します。

佐藤 和夏さん出身高校:東京都立文京高等学校SA先:ロシア ペテルブルク国立交通工科大学

Course Recommendations -印象的だった授業-

08 Faculty of Intercultural Communication 2020 09Four Courses

Page 11: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

道具のデザイン学

人間の生活をより豊かにする道具とは何か、ヒューマンインターフェース=人間と外界との間を繋ぐものであり、その設計手法を学ぶ授業です。モノのデザインだけではなく、モノを購入する動機から、使ってみてまた同じモノを選ぶ…といったユーザー体験を、どうアプローチしてデザインするのかというプロセスを学びました。学期末には授業で説明されるアンケートやインタビュー方法を用いて、任意の製品を改善した企画書を提出します。入社して企画職に就いた時だけでなく、就職活動でのグループワークなどでも、授業での学びが活用できると感じました。

情報の編集論

フリーデザイナーである先生による授業です。情報とは何か、それを人に伝えるためにはどのようにする必要があるのか、という問いからこの授業は始まります。商品のパッケージやCMなど、受講生が気になったものを授業で紹介し、なぜこの商品が気になったのかというところから、対話形式で理解を深めていきます。学期末には架空の商品を一つ考え、パッケージから売り出し方、広告媒体までをプレゼンします。普段何気なく見ていたパッケージやCMに目を向けるきっかけとなりました。

ソーシャル・プラクティス

学部パンフレットの表紙や、自身が所属するサークルやゼミなどのロゴマークをデザインする授業です。Adobe Illustrator、Photoshopの使い方から、デザインの基礎まで、先生が丁寧に教えてくれるため、初心者でも問題なく制作に励むことができます。また、定期的に制作物のプレゼンも行うため、先生だけでなく他の学生からの意見やアイデアを取り入れることが可能です。人に理解してもらいやすいデザインを知ることは、授業のレポートやプレゼン資料を作る際の糧となります。ソフトウェアを用いて何かを作ってみたいという人におすすめの授業です。

比較表象文化論

この授業では、オリエンタリズムやジェンダー論について深く学ぶことができます。これらを理解するのは、少し難しいと感じるかもしれませんが、映画やオペラ、舞台などを観て分析しながら学べるので、理解しやすいです。また授業内では、グループになって意見交換をするので、自分にはなかった考え方を知ることもできます。この授業を受けた後には、自分が楽しんでいる娯楽作品についてオリエンタリズム等の理論を用いて、作品を楽しむことができるようになります。

異文化と身体表現

世界の伝統舞踊や舞台芸術について学べる授業です。西洋と東洋の舞踊の違いやアジア諸国と日本の舞台芸術の比較など、映像を通して学びます。日本の伝統芸能である能や歌舞伎、人形浄瑠璃等についても学べるのでSAや外国人との交流の際に日本と海外の芸能について比較しつつ紹介できるようになります。舞台芸術や外国の芸能に興味のある方、日本の芸能について詳しく勉強してみたい方におすすめです。

ポピュラー音楽論

普段私たちが聴いているポップソングについて、ポピュラー音楽の定義や歴史を踏まえて学ぶことのできる授業です。音楽そのものの歴史だけでなく、音楽を取り巻く環境についても学ぶことができるので、音楽と社会の間にはどんな関係があるのかを知ることができます。この授業では様々なジャンルの音楽を聴きながら勉強できるので、自分の知らなかったジャンルの音楽に出会うこともできます。授業を通して音楽の歴史はもちろん、音楽と社会が相互に与える影響について考える視点が得られます。音楽が好きな方は楽しんで学べる授業です。

ジェンダー論

私たちが、当たり前のように無意識に思い込んでいる「女らしさ」や「男らしさ」について批判的な視点で様々な側面から考えていく授業です。グローバルな文化や社会について考えていく上で、ジェンダーの視点から異文化への理解を深めるきっかけにもなりました。現代でも世界的に注目されているLGBTや幼児虐待など、ジェンダーの問題を取り上げるので、理解を深めるとともに、私たちの実生活に照らして考えていくことのできる授業です。ジェンダーについて理解を深めるだけでなく、その視点から異文化を読み取ることができるというのはとても衝撃的でした。

英語圏の文化Ⅲ(現代事情)

この授業では、第三世界という旧植民地の歴史について学びます。はじめは内容を理解するのが難しかったですが、先生がとても丁寧に時代背景から教えてくださるので、とても興味深く学ぶことができました。旧植民地の悲惨な歴史について学ぶことで、私たちが知らなければいけない現状を知り、その知識を持ってSAに臨むことができました。やはり海外に行くと楽しいことばかり思い描いてしまいますが、このような歴史的な知識を学んでおくことで、より幅広い視点から学ぶことができ、多くのことを吸収することができます。特に、英語圏への留学をする人はとっておくべき授業です。

言語文化概論

この授業では、英語の教科書を翻訳しながら、歴史的背景から言語と文化、社会との密接な関わりについて、理解を深めていくことができます。SAに向けての基礎知識にもなり、世界で起きている現代の問題について、問題意識を持つことができるようになりました。教科書は全て英語の文章かつアカデミックな単語も多く、予習復習はとても大変でしたが、SAではそれ以上の学力が必要となるので、さらなる英語力向上を目指すきっかけにもなりました。私はこの授業で言語文化コースの専攻を決めたので、コース選択で迷っている新入生にも言語文化コースが、どのようなものかを理解できるのでおすすめです。

平和学

「あなたにとって、今の世界は平和ですか」。日本で生活する私たちは、なにげなく「もちろん平和です」と答えるでしょうが、実際そうとは限りません。この授業では、平和の概念と種類の理解から出発し、歴史や思想、組織、制度などを学ぶことで平和や暴力について考え、「平和とは何か」を多角的に学習します。授業内で取り上げたテーマと実例について、近くの学生とディスカッションする時間が毎回設けられているのが特徴で、異なる意見を聞けることが非常に面白いです。平和学の視点から様々な領域を捉えることで、「平和」という言葉が新鮮に感じるほど、新たな発見を得られる授業です。

地域協力・統合

みなさんは「ヨーロッパ」についてどこまで知っていますか。私は子供の頃から西洋文化に対し大変興味を持ち、特にヨーロッパという独特な大陸から、不思議な魅力を感じ、心が惹かれています。この授業では、ヨーロッパという概念から20世紀中葉における統合の制度化までの歴史を学習し、時代背景を通して思想が政治に果たす役割を探ります。高校まで学んだヨーロッパと違い、歴史の再認識を加え、ヨーロッパに関するより深い知識を学ぶことができます。「こんなヨーロッパを初めて知りました」と心が叫ぶほど、毎回の授業で驚きを隠せませんでした。

実践国際協力

「国際協力」という言葉を見た時、頭の中で最初に浮かぶイメージは、ボランティア活動でした。しかし、実際の「国際協力」とは、より複雑な環境で行われ、その間に様々な問題が生じているものでした。この授業では毎週、国際開発協力に関連する実例を取り上げ、協力中に対面する問題を捉え、あらゆる視点から自分なりの意見を考え、グループ内で議論します。学年の異なる学生同士で議論し、様々な意見を聞きながら自分の考えを深めるとともに、コミュニケーション能力の向上にも役立つ授業です。

現代において「情報」が思考や生活の基盤になるとの立場から、人間を主体に「文化」と情報の分析・編集・構成との関係性を学びます。倫理、生物多様性、こころ、ロボット、メディアアート、デザイン、データサイエンス、セキュリティ、モノのインターネット、AI、VRなどグローバルな領域で研究、作品制作、フィールドワークに取り組みます。

情報を収集・分析・編集し、新たに発信する力を養う

表象文化の学習は、表象された対象を知ると同時に、表象する視点を知ることを意味します。つまり様々な芸術表現に触れることで異なった地域や時代の人々の思考・価値観・感受性を追体験し、自分を豊かにしたり、未知の他者の心に訴える表現活動をしたりする道が開けるのです。

アート、音楽、舞台、映画、ダンスなど様々な芸術表現について学ぶ

SAプログラムの留学先である英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、スペイン語、朝鮮語の各言語圏の文化や、東南アジア、アフロ・アジアの文化、世界の中の日本文化についての知識を身につけます。設置科目の内容は言語学、文化史、思想史、文学、芸能、現代事情など多岐にわたり、言語そのものや、言語が生み出す文化の多様性を、広い視野で学びます。

各言語圏特有の文化を掘り下げ、文化の多様性を探求する

私達が生きる21世紀はグローバル化の時代と言われます。グローバル化とは何か、を知るには世界各地の人達と自分とのつながりを認識し、世界のなかの自分の位置を確認することから始まります。国際社会コースでは現代世界の特徴や問題を見極め、異文化への理解と共感をもって他者と関わり、新たな世界を創りだせる人を育てます。

国際社会の交流と仕組み、その問題点と解決方法を探る

※カリキュラム見直し等により、開講科目や科目の配置コースが2020年度入学生向けのものと異なる場合があります。

情報文化コース 表象文化コース 言語文化コース 国際社会コース

矢野 珠希さん出身高校:聖和学院高等学校SA先:韓国 韓国外国語大学

須永 麻鈴さん出身高校:千葉県立木更津高等学校SA先:カナダ ヨーク大学

陳 傑さん出身高校:Lyndon Institute(アメリカ・バーモント州)SJ先:長野県飯田・下伊那地域

4つのコースFour Courses

本学部には4つのコースが設けられており、それぞれのコースに、基本的視野を身につけるための「基幹科目」と、より応用的な内容を扱う「専攻科目」が置かれています。学生は、複数コースの「基幹科目」を履修することで視野を広げながら、自身の選択したコースの「専攻科目」を重点的に履修し、専門性を探求します。

佐藤 和夏さん出身高校:東京都立文京高等学校SA先:ロシア ペテルブルク国立交通工科大学

Course Recommendations -印象的だった授業-

08 Faculty of Intercultural Communication 2020 09Four Courses

Page 12: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

大嶋 良明ゼミ 竹内 晶子ゼミ 大西 亮ゼミ 髙栁 俊男ゼミ

年次3・4

広大な領域にまたがるスペイン語圏の国々には、政治や経済はもちろん、スポーツ、ファッション、ダンス、映画、音楽、文学など、さまざまな分野にかかわる話題が目白押しです。それらを通して世界を眺めると、いったいどんな光景が見えてくるでしょうか。このゼミでは、スペイン語圏の文化と社会に光をあてながら、活力にあふれた人間社会の営みを浮き彫りにすることをめざします。活動の主役はあくまでも学生のみなさんです。スペイン語学習歴の有無は問いません。主体的にとりくむ意欲旺盛な学生諸君の参加を歓迎します。

私の中学高校時代、教科書には朝鮮半島について「北は工業、南は農業」とありました。軍事政権下の韓国に赴くのは男性のビジネスマンで、若い女性が行くことはきわめて稀でした。朝鮮語を習おうとしても、大学でもNHKでも機会はありませんでした。わずか数十年で状況は一変しますので、いまだけ見ていても現状がなぜそうなのか理解できません。このゼミでは、日本と朝鮮半島の間の複雑に絡まった歴史を紐解き、それを踏まえてあるべき未来を考察します。受け売りの理論ではなく、体験に裏打ちされた自分の言葉で語れるよう目指します。

当研究室は文理芸融合型、「アート×テクノロジー×文化」が交錯する分野、特に音・映像・インタラクティブが融合する先端芸術に関心があります。今が旬の重点テーマは「アートなモノ作りに没頭すること」。360度カメラや立体音響と各種センサによる作品制作、レーザー加工機による彫塑造形、Arduinoによる電子楽器やIoTなどのモノ作りに取組んでいます。運営方針は「やりたくなったらまず動く」“Be Proactive!”これに尽きます。ゼミの卒業生はWeb、サウンドデザイン、アニメ制作、映画監督、UX、情報科教員などの分野に進み、留学、大学院進学者もたくさん輩出しています。

文化を比較、というとよく「侍精神」だの「国民性」だのといった、なんとなく耳あたりがよい(けれど学術的にも歴史的にも裏付けを持たない)言葉がつかわれます。このゼミではそうした安易な概念を排して、頭と心をフルに駆使して具体的な演劇作品(映画もテレビドラマもミュージカルも含みます)をきっちりと分析し、さらに作品同士を比較していくことで、それぞれの作品を生み出した文化・時代・社会のより深い考察へと迫ります。徹底的な作品分析は、比較文化的な視野ばかりでなく、烏合の衆に陥らないための批判的精神を涵養するものでもあるのです。

情報文化コース 表象文化コース 言語文化コース 国際社会コース

畑山 武大さん出身高校:法政大学第二高等学校SA先:スイス ザンクトガレン大学

戸田 さやかさん出身高校:埼玉県立越谷北高等学校SA先:カナダ ヨーク大学

石川 友さん出身高校:静岡県立浜松北高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

吉村 果歩さん出身高校:神奈川県立平塚江南高等学校SA先:中国 上海外国語大学

ゼミ・研究Seminar Themes and Research Activities

今日、音楽にシンセサイザーは必要不可欠で、プロジェクションマッピングなどの様々なメディアアートと融合させることで、人々を感動させる作品が生み出されています。Pure Data, vvvvなどのプログラミング言語を駆使して、そういったメディアアートの製作に励んでおります。そして、構築したプログラムをArduinoやRaspberry Piなどのマイコンと組み合わせて、直感的に操作可能なデバイスを作り上げます。整然としたインターフェース、そこから生み出されるインタラクティブな製作物を、社会、教育にも昇華させるべく研究をしています。

「メディアアート製作から始まるインタラクティブなモノづくり」

研 究 テ ー マ

私自身、国際文化学部生でありながらも、外国語はあまり得意ではありません。英語以外で、世界中の人と繋がることができる共通言語は何か、SA中は日々考えておりました。数ある言語の中で、音楽や視覚芸術は単純明快、見たまま、聞いたままの情報なので、共通言語として十分な役割を果たすと価値を見出しました。中学からバンド活動をしており、作曲もしていたので、そういった経験を生かしてメディアアートという共通言語を研究しようと決心しました。特別な才能や技術がなくとも、世に溢れている様々な作品に触れ、吸収することで、誰もが自分を表現できる、素晴らしい言語だと思っています。

研 究 の 動 機

私は卒業論文で「日本の古典芸能における平知盛像の変遷」というテーマに取り組みました。鎌倉時代の軍記物語である『平家物語』で「見るべき程の事は見つ。今は自害せん」と言い遺し入水した平知盛。後の時代の能や人形浄瑠璃、歌舞伎といった芸能で、どのように知盛の描かれ方が変わったのか、という研究を行いました。典拠である『平家物語』の先行研究を調べるところから始まり、能や浄瑠璃では詞章(台本)や装束(衣装)などの観点から分析をしたので、かなり手広い研究になりましたが、先生のお力も借りつつ書き進めることができました。

「日本の古典芸能における平知盛像の変遷」

研 究 テ ー マ

研究の動機としては、3年生でゼミに入って古典芸能を学んでから能に強い興味を持つようになったこと、小学生時代から大好きだった『平家物語』を卒業論文で集中して研究してみたかったことの2つが大きいです。竹内先生はとても博識な方で、1を聞くと10返してくださるようなことが度々あり、特に能の研究をされているので卒業論文を書くにあたっては本当にお世話になりました。もともと勉強して知識を吸収するのは好きな方でしたが、卒業論文では1つのテーマととことん向き合うことになったので、苦しくもあり、同時にとても楽しい時間でした。

研 究 の 動 機

私たちはスペインや中南米の文化について、幅広く学習しています。私がこの研究テーマを選んだ理由は、スペインにおいてモータースポーツは、サッカーやテニスに並ぶ国民的スポーツであり、社会、文化を構成する重要な要素の一つだからです。その背景には、独立運動で話題のカタルーニャ地方で、産業革命期から二輪産業が盛んであることが挙げられます。日本ではモータースポーツについてあまり知られていませんが、実は日本の二輪メーカーも複数参戦しており、決して遠い異国だけの文化ではありません。

「スペインのモータースポーツ」

研 究 テ ー マ

大西ゼミでは、ゼミ生それぞれの興味・関心からスペイン語圏に関するテーマを設定し、自由に研究を進めることができます。私は元々モータースポーツ観戦が趣味だったのがきっかけで、このテーマを選びました。ほとんど先行研究がないので研究を進めにくいテーマではありますが、その魅力を多くの人に伝えたいというのも動機の一つです。今後は先生からのアドバイスや、SAで培った語学力を生かし、現地語の文献調査に挑戦したいと考えています。

研 究 の 動 機

トップ屋として活躍した梶山季之氏は、植民者二世として生まれ育った朝鮮に関連する作品を多く残しています。「李朝残影」「族譜」などはとくに有名で、韓国で映画化もされています。それらの作品を通して、梶山氏の朝鮮への想いを考え、異国となってしまった故郷を故郷と呼べない複雑な心境を読み取っていきたいです。同じ朝鮮出身の日本人作家の中にも、支配者としての贖罪意識や、反対に故郷への恋しさを表現している方もいて、様々な向き合い方があります。そういった側面から比較することで、この研究テーマの奥深さを感じています。

「「朝鮮もの」作品からみる“故郷”朝鮮への想い」

研 究 テ ー マ

SAでは中国に行きましたが、韓国語も勉強していました。留学中、韓国人の友人と交流する中で、言葉は知っていても歴史的なことについては知らないことが多すぎると感じ、日本と朝鮮半島の歴史を学ぶためにこのゼミに入りました。私が留学していた上海外国語大学のすぐ近くにある魯迅公園では第一次上海事変末期の1932年、韓国人が日本軍の式典中に爆弾を投げ込むという事件がありました。爆弾を投げ込んだ犯人は英雄となり、彼の記念館を見学しに多くの韓国人観光客がこの公園を訪れます。日本と朝鮮半島の関わりは、身近なところにも存在するのかもしれません。

研 究 の 動 機

大学生にとっての「研究」

文献を読み込む、映像作品を鑑賞する。それらの問題点や疑問点を発表し、討論する。教員のアドバイスを聞きながら、他のゼミ生と意見交換しながら、論文を書き進める、作品をつくる。ゼミでの学びは、インプットとアウトプットを繰り返して、積み上げられていきます。個々人が行う研究のほかに、グループ単位での研究を行うゼミもあります。また、多くのゼミは、長期休暇等を利用して合宿を行っています。研究テーマに関連する施設を訪問したり、学部学会での発表に向けて準備を進めたり、普段の活動に肉付けする機会となっています。

研究発表 (国際文化情報学会)

国際文化学部の学生、院生による研究発表会が毎年、11月下旬か12月上旬の土曜日に開催されます。論文、ポスター形式、映像、インスタレーションの各分野で研究の成果を競います。この学会は自分が学部で何を学んできたかを確認し、集大成とする場であり、かつ進学、就職後のキャリア形成の出発点となる場でもあります。自らが発信者となり、能動的に世界を構築してゆくことができれば、世の中はもう少しだけましになる。そう思ったら、すぐに学会発表準備に取りかかりましょう。

国際文化学部では、3・4年生を対象に、30を超える演習が開講されています。学生は各演習に参加して、興味のあるテーマについて研究を進めます。それぞれの研究成果は論文や作品を通じてまとめられます。

インスタレーション(粟飯原ゼミ)

※SA先スイスは、2019年度よりドイツ ロイファナ・リューネブルク大学に変更

10 Faculty of Intercultural Communication 2020 11Seminar Themes and Research Activities

Page 13: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

大嶋 良明ゼミ 竹内 晶子ゼミ 大西 亮ゼミ 髙栁 俊男ゼミ

年次3・4

広大な領域にまたがるスペイン語圏の国々には、政治や経済はもちろん、スポーツ、ファッション、ダンス、映画、音楽、文学など、さまざまな分野にかかわる話題が目白押しです。それらを通して世界を眺めると、いったいどんな光景が見えてくるでしょうか。このゼミでは、スペイン語圏の文化と社会に光をあてながら、活力にあふれた人間社会の営みを浮き彫りにすることをめざします。活動の主役はあくまでも学生のみなさんです。スペイン語学習歴の有無は問いません。主体的にとりくむ意欲旺盛な学生諸君の参加を歓迎します。

私の中学高校時代、教科書には朝鮮半島について「北は工業、南は農業」とありました。軍事政権下の韓国に赴くのは男性のビジネスマンで、若い女性が行くことはきわめて稀でした。朝鮮語を習おうとしても、大学でもNHKでも機会はありませんでした。わずか数十年で状況は一変しますので、いまだけ見ていても現状がなぜそうなのか理解できません。このゼミでは、日本と朝鮮半島の間の複雑に絡まった歴史を紐解き、それを踏まえてあるべき未来を考察します。受け売りの理論ではなく、体験に裏打ちされた自分の言葉で語れるよう目指します。

当研究室は文理芸融合型、「アート×テクノロジー×文化」が交錯する分野、特に音・映像・インタラクティブが融合する先端芸術に関心があります。今が旬の重点テーマは「アートなモノ作りに没頭すること」。360度カメラや立体音響と各種センサによる作品制作、レーザー加工機による彫塑造形、Arduinoによる電子楽器やIoTなどのモノ作りに取組んでいます。運営方針は「やりたくなったらまず動く」“Be Proactive!”これに尽きます。ゼミの卒業生はWeb、サウンドデザイン、アニメ制作、映画監督、UX、情報科教員などの分野に進み、留学、大学院進学者もたくさん輩出しています。

文化を比較、というとよく「侍精神」だの「国民性」だのといった、なんとなく耳あたりがよい(けれど学術的にも歴史的にも裏付けを持たない)言葉がつかわれます。このゼミではそうした安易な概念を排して、頭と心をフルに駆使して具体的な演劇作品(映画もテレビドラマもミュージカルも含みます)をきっちりと分析し、さらに作品同士を比較していくことで、それぞれの作品を生み出した文化・時代・社会のより深い考察へと迫ります。徹底的な作品分析は、比較文化的な視野ばかりでなく、烏合の衆に陥らないための批判的精神を涵養するものでもあるのです。

情報文化コース 表象文化コース 言語文化コース 国際社会コース

畑山 武大さん出身高校:法政大学第二高等学校SA先:スイス ザンクトガレン大学

戸田 さやかさん出身高校:埼玉県立越谷北高等学校SA先:カナダ ヨーク大学

石川 友さん出身高校:静岡県立浜松北高等学校SA先:スペイン バルセロナ大学

吉村 果歩さん出身高校:神奈川県立平塚江南高等学校SA先:中国 上海外国語大学

ゼミ・研究Seminar Themes and Research Activities

今日、音楽にシンセサイザーは必要不可欠で、プロジェクションマッピングなどの様々なメディアアートと融合させることで、人々を感動させる作品が生み出されています。Pure Data, vvvvなどのプログラミング言語を駆使して、そういったメディアアートの製作に励んでおります。そして、構築したプログラムをArduinoやRaspberry Piなどのマイコンと組み合わせて、直感的に操作可能なデバイスを作り上げます。整然としたインターフェース、そこから生み出されるインタラクティブな製作物を、社会、教育にも昇華させるべく研究をしています。

「メディアアート製作から始まるインタラクティブなモノづくり」

研 究 テ ー マ

私自身、国際文化学部生でありながらも、外国語はあまり得意ではありません。英語以外で、世界中の人と繋がることができる共通言語は何か、SA中は日々考えておりました。数ある言語の中で、音楽や視覚芸術は単純明快、見たまま、聞いたままの情報なので、共通言語として十分な役割を果たすと価値を見出しました。中学からバンド活動をしており、作曲もしていたので、そういった経験を生かしてメディアアートという共通言語を研究しようと決心しました。特別な才能や技術がなくとも、世に溢れている様々な作品に触れ、吸収することで、誰もが自分を表現できる、素晴らしい言語だと思っています。

研 究 の 動 機

私は卒業論文で「日本の古典芸能における平知盛像の変遷」というテーマに取り組みました。鎌倉時代の軍記物語である『平家物語』で「見るべき程の事は見つ。今は自害せん」と言い遺し入水した平知盛。後の時代の能や人形浄瑠璃、歌舞伎といった芸能で、どのように知盛の描かれ方が変わったのか、という研究を行いました。典拠である『平家物語』の先行研究を調べるところから始まり、能や浄瑠璃では詞章(台本)や装束(衣装)などの観点から分析をしたので、かなり手広い研究になりましたが、先生のお力も借りつつ書き進めることができました。

「日本の古典芸能における平知盛像の変遷」

研 究 テ ー マ

研究の動機としては、3年生でゼミに入って古典芸能を学んでから能に強い興味を持つようになったこと、小学生時代から大好きだった『平家物語』を卒業論文で集中して研究してみたかったことの2つが大きいです。竹内先生はとても博識な方で、1を聞くと10返してくださるようなことが度々あり、特に能の研究をされているので卒業論文を書くにあたっては本当にお世話になりました。もともと勉強して知識を吸収するのは好きな方でしたが、卒業論文では1つのテーマととことん向き合うことになったので、苦しくもあり、同時にとても楽しい時間でした。

研 究 の 動 機

私たちはスペインや中南米の文化について、幅広く学習しています。私がこの研究テーマを選んだ理由は、スペインにおいてモータースポーツは、サッカーやテニスに並ぶ国民的スポーツであり、社会、文化を構成する重要な要素の一つだからです。その背景には、独立運動で話題のカタルーニャ地方で、産業革命期から二輪産業が盛んであることが挙げられます。日本ではモータースポーツについてあまり知られていませんが、実は日本の二輪メーカーも複数参戦しており、決して遠い異国だけの文化ではありません。

「スペインのモータースポーツ」

研 究 テ ー マ

大西ゼミでは、ゼミ生それぞれの興味・関心からスペイン語圏に関するテーマを設定し、自由に研究を進めることができます。私は元々モータースポーツ観戦が趣味だったのがきっかけで、このテーマを選びました。ほとんど先行研究がないので研究を進めにくいテーマではありますが、その魅力を多くの人に伝えたいというのも動機の一つです。今後は先生からのアドバイスや、SAで培った語学力を生かし、現地語の文献調査に挑戦したいと考えています。

研 究 の 動 機

トップ屋として活躍した梶山季之氏は、植民者二世として生まれ育った朝鮮に関連する作品を多く残しています。「李朝残影」「族譜」などはとくに有名で、韓国で映画化もされています。それらの作品を通して、梶山氏の朝鮮への想いを考え、異国となってしまった故郷を故郷と呼べない複雑な心境を読み取っていきたいです。同じ朝鮮出身の日本人作家の中にも、支配者としての贖罪意識や、反対に故郷への恋しさを表現している方もいて、様々な向き合い方があります。そういった側面から比較することで、この研究テーマの奥深さを感じています。

「「朝鮮もの」作品からみる“故郷”朝鮮への想い」

研 究 テ ー マ

SAでは中国に行きましたが、韓国語も勉強していました。留学中、韓国人の友人と交流する中で、言葉は知っていても歴史的なことについては知らないことが多すぎると感じ、日本と朝鮮半島の歴史を学ぶためにこのゼミに入りました。私が留学していた上海外国語大学のすぐ近くにある魯迅公園では第一次上海事変末期の1932年、韓国人が日本軍の式典中に爆弾を投げ込むという事件がありました。爆弾を投げ込んだ犯人は英雄となり、彼の記念館を見学しに多くの韓国人観光客がこの公園を訪れます。日本と朝鮮半島の関わりは、身近なところにも存在するのかもしれません。

研 究 の 動 機

大学生にとっての「研究」

文献を読み込む、映像作品を鑑賞する。それらの問題点や疑問点を発表し、討論する。教員のアドバイスを聞きながら、他のゼミ生と意見交換しながら、論文を書き進める、作品をつくる。ゼミでの学びは、インプットとアウトプットを繰り返して、積み上げられていきます。個々人が行う研究のほかに、グループ単位での研究を行うゼミもあります。また、多くのゼミは、長期休暇等を利用して合宿を行っています。研究テーマに関連する施設を訪問したり、学部学会での発表に向けて準備を進めたり、普段の活動に肉付けする機会となっています。

研究発表 (国際文化情報学会)

国際文化学部の学生、院生による研究発表会が毎年、11月下旬か12月上旬の土曜日に開催されます。論文、ポスター形式、映像、インスタレーションの各分野で研究の成果を競います。この学会は自分が学部で何を学んできたかを確認し、集大成とする場であり、かつ進学、就職後のキャリア形成の出発点となる場でもあります。自らが発信者となり、能動的に世界を構築してゆくことができれば、世の中はもう少しだけましになる。そう思ったら、すぐに学会発表準備に取りかかりましょう。

国際文化学部では、3・4年生を対象に、30を超える演習が開講されています。学生は各演習に参加して、興味のあるテーマについて研究を進めます。それぞれの研究成果は論文や作品を通じてまとめられます。

インスタレーション(粟飯原ゼミ)

※SA先スイスは、2019年度よりドイツ ロイファナ・リューネブルク大学に変更

10 Faculty of Intercultural Communication 2020 11Seminar Themes and Research Activities

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2019年3月卒業生より 社会で活躍する卒業生より

国際文化研究科(大学院)国際文化学部 主な内定先 (2018年度)

卒業生からのメッセージMessages from our Graduates

 私は、大学卒業後、日本企業に就職し、自動車関連の営業、マーケティングを経験しました。その後、外資系企業に変わり、現在は自動運転に関わる業務をしています。自動運転は、新しい市場であり、今後の社会を支えるインフラになることから、やりがいを持って働いています。今の会社では、様々な国籍のメンバーが働いており、協力しながらプロジェクトを進め、意見を交わすために、英語は欠かせません。そして、プライベートでは、2人の子どもを育てており、仕事に、育児に忙しい毎日を過ごしています。 国際文化学部を思い返すと、一番に浮かぶのは、個性的な面白い考え方を持っている人が多かったことです。その仲間たちと色々な話をしたり、遊んだり、とても楽しく過ごしました。また、少人数の授業が多く、SAやゼミ活動など、自ら積極的に参加することが必要でした。私は、甲ゼミのHuman Interface(人と人/機械/

社会の関わり)を専攻し、認知心理学や人に優しいモノのデザイン、空間のデザインなど文系にも関わらず、理系の分野を含めた文献理解、教室を出ての実験、課外活動を行いました。特に、ある会社で試作品の使い心地に関する実験に参加したことや、駅・街を歩きながら不便さを探し、改善を考えたことは興味深かったです。正直、勉強する時間や量は多い学部ですが、色々な活動を通じて、考える力を高めることができると思います。 英語はコミュニケーションツールであり、それに加えて、「自ら行動する力」「自分の考えを伝える力」「人を巻き込む力」が社会では重要だと感じています。どの力もこの学部で、仲間と一緒に取り組み、多くの経験をし、身についていくと思います。

金子 春奈さん(2005年3月卒)

外資系自動車部品メーカー勤務

 「個性の塊」国際文化学部はそんな場所だと思います。 私は大学卒業後、日本での製薬会社勤務を経てアメリカでプロの通訳としてデビューし、現在はシンガポールで医療通訳者として働きながら大学院で学んでいます。 大学での4年間は自分への挑戦と考え、SA先は英語圏ではなく、あえてフランスを選びました。今まで勉強してきた英語がほぼ通じない異国の地で、普段とは全く違う環境下で学び、時には直面する問題に取り組むSAがあることは、この学部の特徴の一つだと思います。 国際文化学部で印象的だった学びは、国籍でした。一緒に留学する仲間の中には、日本以外のパスポートを持つ人もいますが、国籍によってビザの発行条件が異なることがあります。皆さんの多くは、パスポートがあればビザなしで、いろんな国に行くことができると思いますが、必ずしもそうではない国籍の人もいます。ビザの要否は、自分の国と相手の国との関係性によって大きく左右されるのですが、私にとって、

それを考えさせられるきっかけになったのがSAであり、それを機に外交関係や国際政治を深く学ぶようになりました。 現在、私は社会人であると同時に、皆さんと同様に学校で勉強を続ける身でもありますが、海外で学んでみると、日本の教育がいかに学生を型にはめ、個性を埋没させるものかよくわかります。しかし、国際文化学部でそのようなことを感じる瞬間はほとんどありませんでした。国際文化学部は、学生の個性を尊重し、更に良い部分を引き出してくれる場所だと今も思っています。皆さんがこれから生きる社会は、外国語の一つは出来て当然で、更には周囲の競争相手だけでなくAIにも仕事を奪われないよう努力していくことになるでしょう。私の仕事も例外ではありません。そのためには、自分にしかできない何か、AIには真似できない何かが必要になるはずで、個性はその一助になると信じています。国際文化学部でその個性を磨き、皆さんがやがて国内外で活躍する人材になることを願っています。

久保 舞さん(2009年3月卒)

医療通訳者

 私は高校で3年間、韓国語を学びました。大学では、語学に加え、文化面や国際関係も学びたいと思い、学びの制度が充実している国際文化学部を選びました。2年次のSAでは、高校の頃からの思いがあった韓国・延世大学に約4ヵ月間、留学をしました。韓国はもちろん、他の海外の方 と々も交流する機会があり、世界を俯瞰的にみることができました。4年次には、更に学びを深めたいとの思いから、グローバル教育センターの派遣留学制度を利用して、同じく延世大学に約1年間、留学をしました。現地の学生と同じ授業をとるため、語学面で劣る部分がありましたが、出発前に知識を得て授業に追いつけるようカバーしていました。また、授業がない時間帯には、一般の方々と日韓問題などについて討論するほか、記念館や資料館を巡りながら、理解を深めていきました。 国際文化学部では、ゼミに所属することで、関心のある事柄について専門的に学べるチャンスがあります。私は「日本と朝鮮半島」をテーマにする髙栁ゼミに所属し、深く探求していきました。ゼミで学ぶ上では、受け身の姿勢ではなく、自身の意見を述べる能動的な姿勢が求められます。そのため、読書や関連施設の訪問を通じて知識を得て、工夫をしながら学んでいく必要がありますが、受け身での学習と比べて倍以上得るものがあると思いますし、将来的にも必ず役に立つ経験になります。卒業後は、国際文化学部で学んできたことを業務に活かしていきたいです。 私は、4年次に派遣留学制度を利用した関係で5年間を過ごしたわけですが、卒業まで有意義に学ぶことができたと感じるのも、法政大学そして国際文化学部に学びの制度が整っていたからです。あとは皆さんの気持ち次第ですので、是非チャレンジしてみてください。

片山 義紀さん 就職先:所沢市役所

 私は現在、法政大学大学院国際文化研究科に在籍しています。大学院では修士論文の執筆と完成を目標に、通常2年間かけて勉強をします。私の研究テーマは「大江健三郎文学における英訳とその評価と受容の分析・考察」です。日本人として史上2人目となるノーベル文学賞を受賞し、様々な言語での翻訳によって、日本のみならず多くの言語圏の読者を獲得した作家・大江健三郎の代表作品『個人的な体験』と『万延元年のフットボール』の英訳の分析を通じて、異なった言語及び文化圏の人々にどのように読まれ、受け容れられたのかを考察し、日本文学と外国文学の境界を越えた「世界文学」の存在を明らかにしようと考えています。 きっかけは、学部生の時に所属したリービ英雄教授のゼミで国や言語、文化を越境する世界文学について学んだことです。作品の外国語訳、日本語訳、双方に目を通し、その作者や翻訳者を学ぶことで私は文学的素養を深めていきました。私は日本語で書かれた文学作品が、どのようにして諸外国の

人々にも受け容れられ、評価されるようになったのかを自らの手で研究してみたいと思い、より深い学究の為に大学院への進学を決意しました。 国際文化学部は、今日の多様で変化をし続ける世界の様相を捉える為に、幅広い学問の門戸を持つ学部です。情報文化、表象文化、言語文化、国際社会の四つのコースの中で、私たち学生は「国際文化学とは何か」について探求していきます。こうした学問体験を通じて、学生は自分自身の視座を確立し、激変する国際社会に相対することが出来ると私は考えるのです。 国際文化学部で共に学ぶ朋友を、私たちは心から待ち望んでいます。

【主な内定先企業】●全日本空輸株式会社●ANAエアポートサービス株式会社●株式会社JALスカイ●日本通運株式会社●JTBグループ●株式会社エイチ・アイ・エス●株式会社日本旅行●株式会社三菱UFJ銀行●株式会社千葉銀行●野村證券株式会社●株式会社ジェーシービー●オリックス株式会社●清水建設株式会社●住友林業株式会社●昭和シェル石油株式会社

●株式会社NTTドコモ●KDDI株式会社●ヤフー株式会社●LINE株式会社●株式会社ユニクロ●本田技研工業株式会社●凸版印刷株式会社●ブルームバーグ・エル・ピー●株式会社電通パブリックリレーションズ●日本アイ・ビー・エム株式会社●株式会社東芝●日本電気株式会社●サムスン電子ジャパン株式会社●株式会社キーエンス●日本ユニシス株式会社●ミネベアミツミ株式会社

国際文化学部生の就職は業界全般にわたり、大手・優良企業に幅広く内定しています。国際文化で身につけた高いコミュニケーション能力・情報処理能力と柔軟な思考能力は、広く社会から求められており、一般企業以外にも実に様々な分野で活躍しています。進学・留学する学生も多くいます。

【業種】

マスコミ 4.1%

医療・福祉 2.1%

敎育 2.6%公務 2.6%大学院等進学 2.6%

【地方公務員】●都道府県庁●市区町村●消防官●教員 【大学院進学】●東京大学大学院●慶應義塾大学大学院●東京藝術大学大学院●福井大学教職大学院

【海外大学・大学院進学】●University of Sussex●University of Birmingham●SOAS University of London●Claremont Graduate University●Monash University

授業科目一覧や教員紹介等、より詳細な情報はWebページでご確認いただけます。

法政大学大学院 国際文化研究科http://www.hosei.ac.jp/gs/kenkyuka/kokusaibunka/index.html

MESSAGE

日暮 勇太さん(2018年3月卒)

大学院生

何事も始めれば半分終わったようなものという意味の、「挑戦してみること」の重要さを説く韓国のことわざ。

시작이 반(シジャギバン)

回答数194名

サービス 19.6%

製造 13.9%

卸・小売13.4%

運輸・不動産・公益11.3%

建設4.6%

情報・通信12.9%

金融・保険10.3%

12 Faculty of Intercultural Communication 2020 13Messages from our Graduates

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2019年3月卒業生より 社会で活躍する卒業生より

国際文化研究科(大学院)国際文化学部 主な内定先 (2018年度)

卒業生からのメッセージMessages from our Graduates

 私は、大学卒業後、日本企業に就職し、自動車関連の営業、マーケティングを経験しました。その後、外資系企業に変わり、現在は自動運転に関わる業務をしています。自動運転は、新しい市場であり、今後の社会を支えるインフラになることから、やりがいを持って働いています。今の会社では、様々な国籍のメンバーが働いており、協力しながらプロジェクトを進め、意見を交わすために、英語は欠かせません。そして、プライベートでは、2人の子どもを育てており、仕事に、育児に忙しい毎日を過ごしています。 国際文化学部を思い返すと、一番に浮かぶのは、個性的な面白い考え方を持っている人が多かったことです。その仲間たちと色々な話をしたり、遊んだり、とても楽しく過ごしました。また、少人数の授業が多く、SAやゼミ活動など、自ら積極的に参加することが必要でした。私は、甲ゼミのHuman Interface(人と人/機械/

社会の関わり)を専攻し、認知心理学や人に優しいモノのデザイン、空間のデザインなど文系にも関わらず、理系の分野を含めた文献理解、教室を出ての実験、課外活動を行いました。特に、ある会社で試作品の使い心地に関する実験に参加したことや、駅・街を歩きながら不便さを探し、改善を考えたことは興味深かったです。正直、勉強する時間や量は多い学部ですが、色々な活動を通じて、考える力を高めることができると思います。 英語はコミュニケーションツールであり、それに加えて、「自ら行動する力」「自分の考えを伝える力」「人を巻き込む力」が社会では重要だと感じています。どの力もこの学部で、仲間と一緒に取り組み、多くの経験をし、身についていくと思います。

金子 春奈さん(2005年3月卒)

外資系自動車部品メーカー勤務

 「個性の塊」国際文化学部はそんな場所だと思います。 私は大学卒業後、日本での製薬会社勤務を経てアメリカでプロの通訳としてデビューし、現在はシンガポールで医療通訳者として働きながら大学院で学んでいます。 大学での4年間は自分への挑戦と考え、SA先は英語圏ではなく、あえてフランスを選びました。今まで勉強してきた英語がほぼ通じない異国の地で、普段とは全く違う環境下で学び、時には直面する問題に取り組むSAがあることは、この学部の特徴の一つだと思います。 国際文化学部で印象的だった学びは、国籍でした。一緒に留学する仲間の中には、日本以外のパスポートを持つ人もいますが、国籍によってビザの発行条件が異なることがあります。皆さんの多くは、パスポートがあればビザなしで、いろんな国に行くことができると思いますが、必ずしもそうではない国籍の人もいます。ビザの要否は、自分の国と相手の国との関係性によって大きく左右されるのですが、私にとって、

それを考えさせられるきっかけになったのがSAであり、それを機に外交関係や国際政治を深く学ぶようになりました。 現在、私は社会人であると同時に、皆さんと同様に学校で勉強を続ける身でもありますが、海外で学んでみると、日本の教育がいかに学生を型にはめ、個性を埋没させるものかよくわかります。しかし、国際文化学部でそのようなことを感じる瞬間はほとんどありませんでした。国際文化学部は、学生の個性を尊重し、更に良い部分を引き出してくれる場所だと今も思っています。皆さんがこれから生きる社会は、外国語の一つは出来て当然で、更には周囲の競争相手だけでなくAIにも仕事を奪われないよう努力していくことになるでしょう。私の仕事も例外ではありません。そのためには、自分にしかできない何か、AIには真似できない何かが必要になるはずで、個性はその一助になると信じています。国際文化学部でその個性を磨き、皆さんがやがて国内外で活躍する人材になることを願っています。

久保 舞さん(2009年3月卒)

医療通訳者

 私は高校で3年間、韓国語を学びました。大学では、語学に加え、文化面や国際関係も学びたいと思い、学びの制度が充実している国際文化学部を選びました。2年次のSAでは、高校の頃からの思いがあった韓国・延世大学に約4ヵ月間、留学をしました。韓国はもちろん、他の海外の方 と々も交流する機会があり、世界を俯瞰的にみることができました。4年次には、更に学びを深めたいとの思いから、グローバル教育センターの派遣留学制度を利用して、同じく延世大学に約1年間、留学をしました。現地の学生と同じ授業をとるため、語学面で劣る部分がありましたが、出発前に知識を得て授業に追いつけるようカバーしていました。また、授業がない時間帯には、一般の方々と日韓問題などについて討論するほか、記念館や資料館を巡りながら、理解を深めていきました。 国際文化学部では、ゼミに所属することで、関心のある事柄について専門的に学べるチャンスがあります。私は「日本と朝鮮半島」をテーマにする髙栁ゼミに所属し、深く探求していきました。ゼミで学ぶ上では、受け身の姿勢ではなく、自身の意見を述べる能動的な姿勢が求められます。そのため、読書や関連施設の訪問を通じて知識を得て、工夫をしながら学んでいく必要がありますが、受け身での学習と比べて倍以上得るものがあると思いますし、将来的にも必ず役に立つ経験になります。卒業後は、国際文化学部で学んできたことを業務に活かしていきたいです。 私は、4年次に派遣留学制度を利用した関係で5年間を過ごしたわけですが、卒業まで有意義に学ぶことができたと感じるのも、法政大学そして国際文化学部に学びの制度が整っていたからです。あとは皆さんの気持ち次第ですので、是非チャレンジしてみてください。

片山 義紀さん 就職先:所沢市役所

 私は現在、法政大学大学院国際文化研究科に在籍しています。大学院では修士論文の執筆と完成を目標に、通常2年間かけて勉強をします。私の研究テーマは「大江健三郎文学における英訳とその評価と受容の分析・考察」です。日本人として史上2人目となるノーベル文学賞を受賞し、様々な言語での翻訳によって、日本のみならず多くの言語圏の読者を獲得した作家・大江健三郎の代表作品『個人的な体験』と『万延元年のフットボール』の英訳の分析を通じて、異なった言語及び文化圏の人々にどのように読まれ、受け容れられたのかを考察し、日本文学と外国文学の境界を越えた「世界文学」の存在を明らかにしようと考えています。 きっかけは、学部生の時に所属したリービ英雄教授のゼミで国や言語、文化を越境する世界文学について学んだことです。作品の外国語訳、日本語訳、双方に目を通し、その作者や翻訳者を学ぶことで私は文学的素養を深めていきました。私は日本語で書かれた文学作品が、どのようにして諸外国の

人々にも受け容れられ、評価されるようになったのかを自らの手で研究してみたいと思い、より深い学究の為に大学院への進学を決意しました。 国際文化学部は、今日の多様で変化をし続ける世界の様相を捉える為に、幅広い学問の門戸を持つ学部です。情報文化、表象文化、言語文化、国際社会の四つのコースの中で、私たち学生は「国際文化学とは何か」について探求していきます。こうした学問体験を通じて、学生は自分自身の視座を確立し、激変する国際社会に相対することが出来ると私は考えるのです。 国際文化学部で共に学ぶ朋友を、私たちは心から待ち望んでいます。

【主な内定先企業】●全日本空輸株式会社●ANAエアポートサービス株式会社●株式会社JALスカイ●日本通運株式会社●JTBグループ●株式会社エイチ・アイ・エス●株式会社日本旅行●株式会社三菱UFJ銀行●株式会社千葉銀行●野村證券株式会社●株式会社ジェーシービー●オリックス株式会社●清水建設株式会社●住友林業株式会社●昭和シェル石油株式会社

●株式会社NTTドコモ●KDDI株式会社●ヤフー株式会社●LINE株式会社●株式会社ユニクロ●本田技研工業株式会社●凸版印刷株式会社●ブルームバーグ・エル・ピー●株式会社電通パブリックリレーションズ●日本アイ・ビー・エム株式会社●株式会社東芝●日本電気株式会社●サムスン電子ジャパン株式会社●株式会社キーエンス●日本ユニシス株式会社●ミネベアミツミ株式会社

国際文化学部生の就職は業界全般にわたり、大手・優良企業に幅広く内定しています。国際文化で身につけた高いコミュニケーション能力・情報処理能力と柔軟な思考能力は、広く社会から求められており、一般企業以外にも実に様々な分野で活躍しています。進学・留学する学生も多くいます。

【業種】

マスコミ 4.1%

医療・福祉 2.1%

敎育 2.6%公務 2.6%大学院等進学 2.6%

【地方公務員】●都道府県庁●市区町村●消防官●教員 【大学院進学】●東京大学大学院●慶應義塾大学大学院●東京藝術大学大学院●福井大学教職大学院

【海外大学・大学院進学】●University of Sussex●University of Birmingham●SOAS University of London●Claremont Graduate University●Monash University

授業科目一覧や教員紹介等、より詳細な情報はWebページでご確認いただけます。

法政大学大学院 国際文化研究科http://www.hosei.ac.jp/gs/kenkyuka/kokusaibunka/index.html

MESSAGE

日暮 勇太さん(2018年3月卒)

大学院生

何事も始めれば半分終わったようなものという意味の、「挑戦してみること」の重要さを説く韓国のことわざ。

시작이 반(シジャギバン)

回答数194名

サービス 19.6%

製造 13.9%

卸・小売13.4%

運輸・不動産・公益11.3%

建設4.6%

情報・通信12.9%

金融・保険10.3%

12 Faculty of Intercultural Communication 2020 13Messages from our Graduates

Page 16: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

教員紹介 2019年度

Our Professors

①英語、英語圏の文化Ⅲ、国際社会演習②アフリカ文学・文化

①フランス語科目(国文SAまたは非SA)、第三外国語としてのフランス語、フランス語の世界、フランス語圏の文化Ⅳ(隔年開講)、北米文化論(ケベック講座)、言語文化演習等

②フランコフォニー文学(特にカリブ海域文学、ハイチ系ケベック移民文学)、ポストコロニアリズム理論、メランコリー

粟飯原 文子 准教授

新しい知の世界へともに旅立ちましょう。

浅川 希洋志 教授まずは一歩進んでみる。すると次に何をすべきかが見えてきますよ。

廣松 勲 専任講師

一期一会

深谷 公宣 准教授

言葉とイメージの地図を描こう

マーク・エメリー・フィールド 教授

前川 裕 教授大学ではスマホばかりをいじるのはやめて、読書し、映画を観ましょう。

松本 悟 教授

答えより問いを大切に

森村 修 教授

ならぬことはならぬものです

渡辺 昭太 准教授

リービ 英雄 教授

古い日本語と新しい日本語

自分の知的好奇心を大切に

①中国の文化Ⅰ・Ⅱ、人の移動と国際関係Ⅰ、中国語、国際社会演習②現代中国および海外華僑・華人に関する文化人類学・民俗学的研究

曽 士才 教授タフなプログラムがあなたを待っています。

地域研究、文学、情報学、アート、国際関係学、生物学・・・、国際文化学部教員の専門は多岐にわたります。「貪欲に学ぶ4年間にしたい」と意気込むあなたを、首を長くしてお待ちしております。

①心理学Ⅰ・Ⅱ、異文化適応論、人間発達学(総合科目)

②ポジティブ心理学(フロー経験と心理的ウェルビーイング)、文化心理学

①英語、表象文化演習、身体表象論②イギリス文学、フィルム・スタディーズ

①英語圏の文化Ⅱ、英語、英語コミュニケーションI~Ⅲ、英語アプリケーションⅨ②人材資質の開発、日本経済と教育改革、英語圏の思想史

①比較文化、言語文化演習②欧米文学と日本文学の影響研究、および日米の犯罪小説の研究。創作(ミステリー小説)。

①国際文化協力、平和学、国際関係研究Ⅰ(アクターに着目した理論の捉え方)、国際関係研究Ⅱ(メコン流域国の開発と環境(社会と自然))、実践社会調査法、実践国際協力、国際社会演習

②国際協力、開発と環境、国際 NGO、メコン河流域の地域研究

①文化情報学概論、現代思想、文化情報の哲学、パフォーマンスの美学、こころとからだの現象学、情報文化演習、倫理学Ⅰ・Ⅱ、人間存在論②現象学的身体論、ケア文化論、生者と死者との共同体の構築をめぐる哲学的・倫理学的・宗教哲学的研究。

①日英翻訳論、世界の中の日本語、英語アプリケーションⅧ、世界の中の日本文学、言語文化演習

②戦後から現代までの文学の名作を読んで、時代の最先端のテーマを幅広くバイリンガルに読解する。

須藤 祐二 准教授

つながりを大切に

鈴木 正道 教授

忙しいときにこそ、自分の目標以外のことにも注意を傾けましょう。

鈴木 靖 教授

大学は知の消費者から生産者への転換の場です。あなたも知の生産者に。

①French I、フランス語1・3、フランス語4Ⅰ・Ⅱ、フランスの文化と社会Ⅰ・Ⅱ、文学Ⅰ・Ⅱ②欧米、特にフランスの文学、思想、言説分析、メディア

①中国の文化Ⅲ(日中文化交流史)、中国の文化Ⅸ(中国俗文学)、アジアの伝統芸能、言語文化演習

②伝統芸能を通じた中国庶民文芸と日中文化交流史の研究、ICTの活用による中国語教育の効率化

①英語圏の文化Ⅳ、英語②アメリカ文学

髙栁 俊男 教授一つの山でも、登り方は様々。それを多面的に考えるのが大学での学びです。

竹内 晶子 教授

自分の可能性を多いに伸ばす四年間でありますように。

①朝鮮語、大学を知ろう:〈法政学〉への招待、法政学の探究LA、人の移動と国際関係Ⅱ、世界とつながる地域の歴史と文化、国際社会演習

②日本と朝鮮半島との間の海峡を越えた人の移動の歴史、在日朝鮮人の文化活動全般、日本における朝鮮論の変遷

①比較表象文化論、演劇論、英語、表象文化演習、Japanese Theater

②欧米における能の受容、および文学・演劇理論を適用した謡曲分析

①中国語、中国語アプリケーションⅡ、資格中国語中級A・B、中国の文化Ⅳ(中国語の構造)、中国の文化Ⅴ(中国語と日本語)、中国語科教育法(1)~(4)

②中国語学、日中対照研究、中国語教育

①スペイン語、スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ②イベリア(スペイン・ポルトガル)近世史

久木 正雄 専任講師

母語と自文化も大切に

島田 雅彦 教授

寄り道、回り道が人を賢くする。

①サブカルチャー論、メディア表現ワークショップ2、表象文化演習②創作、小説論、文学史、戦後史、日欧交流史

島野 智之 教授

多様性をもつ個体が何らかの機能を有して初めて存在が認められるのが生態系

①持続可能な社会、文化と生物、文化と環境情報、情報文化演習、自然総合科目A、自然史②生物地理学、多様性生物学

ジョルディ・フィリップ 教授旺盛な好奇心を持とう!

①フランス語5・6・8(SAクラス)、フランス語アプリケーション(春・秋)、フランス語コミュニケーション(中・上級)A・B、教養ゼミⅠ-Ⅱ(フランス文化への招待)②フランス語学、大衆文化(比較研究)、日仏交流(仏教などにおける)

①道具のデザイン学、仮想世界研究、道具による感覚・体験のデザイン、こころの科学、情報文化演習

②日常生活を豊かにする人工物と情報空間のデザイン

甲 洋介 教授他者とちょうどよくつながり合うのは難しい。それを支える道具を一緒に創りだそう

熊田 泰章 教授

<インターカルチュラリティ=様々な文化間の関係性>を学んでください。

①ドイツ語圏の文化Ⅱ、翻訳と情報、ドイツ語アプリケーション、国際社会演習

②文化の表出原理を、言語と言語以外のテクストについての理論的考察を通して解明する

①ディジタル情報学概論、ゲーム構築論、情報アプリケーション、情報文化演習

②ユビキタスコンピューティング、人工知能、ユーザーインターフェース

重定 如彦 教授

コンピューターやAIにふりまわされる側ではなく、使う側になるための力を身に着けよう。

佐藤 千登勢 教授

センスを形成するような何か夢中になれるものと出会えると良いですね。

輿石 哲哉 教授

AD ASTRA PER ASPERA

佐々木 直美 准教授

「不確かなこと」を丁寧に、「問う力」を育もう。

佐々木 一惠 教授

強く・明るく・たくましく

①英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)、英語圏の文化Ⅷ(英語の歴史)、Structure of English、History of English、世界の言語Ⅰ

②英語学、音声学、言語学

①スペイン語、言語文化演習「世界遺産に学ぶ」

②文化人類学:ペルーの民衆文化、アメリカのペルー移民、ラテンアメリカの食文化

①宗教と社会、宗教社会論Ⅱ、ジェンダー論、Approaches to Transnational History、国際社会演習

②アメリカ史(文化・思想史、社会運動史、プロテスタンティズム研究)、ジェンダー研究

①ロシア語、ロシア語アプリケーション、ロシア・東欧の文化、言語文化演習、ロシアの文化と社会 ②ロシアの文学、映画、芸術理論

和泉 順子 准教授

本を読もう、体を動かそう

稲垣 立男 教授他者とのコミュニケーションから、豊かなアートが生まれる。

今泉 裕美子 教授

様々な「他者」の存在と関係を知り、自分にこそできる!を見つける4年間に

①情報システム概論、プログラミング言語基礎、ネットワーク基礎

②インターネット上の実空間情報制御、技術の社会性に関する研究

①表象文化概論、現代美術論、美術論A・B、社会と美術、メディアと社会、ソーシャルプラクティス、メディア表現ワークショップ1、情報コミュニケーションⅢ②コミュニケーションとアート

①国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ、人の移動と国際関係Ⅲ、国際社会演習

②国際関係学、日本ーミクロネシア関係史、ミクロネシア研究、沖縄研究、“植民地”(社会)と人の移動

内山 政春 教授

大学生なら本を読もう

①朝鮮語、言語学Ⅱ、朝鮮語圏の文化Ⅱ②朝鮮語学(文法論、語彙論)、朝鮮語教育、台湾の言語事情

宇治谷 義英 教授

We Will Rock You

①英語、英語圏の文化Ⅰ②イギリス文学。とくにシェイクスピアの戯曲

①言語学、異文化間コミュニケーション、宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想)、言語文化演習

②語用論

江村 裕文 教授

言語ではコミュニケーションは不可能です。どうしてかわかるでしょうか。

①English1、English3、英語1・3②アメリカ文学、アメリカ南部の文学・文化、連作短篇集

遠藤 郁子 専任講師

頑張っていると、いいことがあるものです。

①入門物理学、サイエンス・ラボ②物理学、原子核物理学(理論)

井坂 政裕 専任講師

充実した大学4年間にするためにも、今から多くのことに興味を持とう

①世界の中の日本文学、表象文化演習②日本現代文学、クィア・スタディーズ、文芸創作

岩川 ありさ 専任講師「あたりまえ」を問い、新しい見方を探すために、ぜひ一緒に学びましょう。

大嶋 良明 教授

メディア表現やアートなモノづくりが好きな仲間をお待ちしています。

大中 一彌 教授

よそを見てみましょう

大西 亮 教授

まずはいろいろなことに挑戦して自分を試すこと。「食わず嫌い」は禁物です。

岡村 民夫 教授

足元に宝は眠っている。

①メディア情報基礎、ネットワーク基礎、メディアアートの世界、メディア表現法、情報文化演習など

②コンピュータ音楽、メディアアート、映像音響作品の制作、eポートフォリオなど、我々の知的活動や芸術的表現の手段、媒体としてのコンピュータやインターネットを取り上げ、諸問題を検討します。

①地域協力・統合、フランス語圏の文化Ⅰ、国際文化情報学入門

②政治学、政治思想(フランス)

①言語文化演習、SAスペイン語、スペイン語講読、ほか

②スペイン語圏の文化と社会、スペイン語圏の現代文学

①フランス語、表象文化演習②ソシュール言語学、映画研究、宮沢賢治研究、温泉文化研究

北 文美子 教授

たくさんの古典を

衣笠 正晃 教授

SEIZE THE DAY

①英語、英語圏の文化Ⅳ②アイルランド文学

①英語、言語文化概論、言語文化演習②比較文学・比較文化、日本文学研究史

①ドイツ語、ドイツ語圏の文化Ⅱ、映像と文学、表象文化演習

②ドイツ語圏文学、文化理論・文化研究、表象文化論、日独文化交流史

林 志津江 教授

何でもやってみようよ

中和 彩子 教授

今の勉強が、大学での学習・研究の基礎になります。頑張ってください。

中島 成久 教授

自分の可能性を信じ日々研鑽に努めてください。

栩木 玲子 教授

ことばと映像は文化のかけ橋

中澤 史 教授

人生は選択の連続

①英語2・4、言語文化演習、他②現代アメリカ文学、映像文化

①スポーツ総合演習、スポーツ科学A・B、スポーツメンタルトレーニング論、スポーツ学入門②スポーツ心理学

①国家と民族、国際関係研究Ⅲ(地域紛争とエスニシティ)、国際関係研究Ⅳ(他者イメージ論)、国際関係研究Ⅴ(東南アジアの世界遺産をめぐる文化の政治学)、国際社会演習、文化人類学、文化人類学方法論

②文化人類学、インドネシア研究

①英語圏の文化Ⅵ、英語②19世紀以降のイギリスの小説と文化・社会

Don’t be afraid to make mistakes, learn from them!

①主な担当科目②研究分野氏名 職 位

受験生へのメッセージ

14 Faculty of Intercultural Communication 2020 15Our Professors

Page 17: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

教員紹介 2019年度

Our Professors

①英語、英語圏の文化Ⅲ、国際社会演習②アフリカ文学・文化

①フランス語科目(国文SAまたは非SA)、第三外国語としてのフランス語、フランス語の世界、フランス語圏の文化Ⅳ(隔年開講)、北米文化論(ケベック講座)、言語文化演習等

②フランコフォニー文学(特にカリブ海域文学、ハイチ系ケベック移民文学)、ポストコロニアリズム理論、メランコリー

粟飯原 文子 准教授

新しい知の世界へともに旅立ちましょう。

浅川 希洋志 教授まずは一歩進んでみる。すると次に何をすべきかが見えてきますよ。

廣松 勲 専任講師

一期一会

深谷 公宣 准教授

言葉とイメージの地図を描こう

マーク・エメリー・フィールド 教授

前川 裕 教授大学ではスマホばかりをいじるのはやめて、読書し、映画を観ましょう。

松本 悟 教授

答えより問いを大切に

森村 修 教授

ならぬことはならぬものです

渡辺 昭太 准教授

リービ 英雄 教授

古い日本語と新しい日本語

自分の知的好奇心を大切に

①中国の文化Ⅰ・Ⅱ、人の移動と国際関係Ⅰ、中国語、国際社会演習②現代中国および海外華僑・華人に関する文化人類学・民俗学的研究

曽 士才 教授タフなプログラムがあなたを待っています。

地域研究、文学、情報学、アート、国際関係学、生物学・・・、国際文化学部教員の専門は多岐にわたります。「貪欲に学ぶ4年間にしたい」と意気込むあなたを、首を長くしてお待ちしております。

①心理学Ⅰ・Ⅱ、異文化適応論、人間発達学(総合科目)

②ポジティブ心理学(フロー経験と心理的ウェルビーイング)、文化心理学

①英語、表象文化演習、身体表象論②イギリス文学、フィルム・スタディーズ

①英語圏の文化Ⅱ、英語、英語コミュニケーションI~Ⅲ、英語アプリケーションⅨ②人材資質の開発、日本経済と教育改革、英語圏の思想史

①比較文化、言語文化演習②欧米文学と日本文学の影響研究、および日米の犯罪小説の研究。創作(ミステリー小説)。

①国際文化協力、平和学、国際関係研究Ⅰ(アクターに着目した理論の捉え方)、国際関係研究Ⅱ(メコン流域国の開発と環境(社会と自然))、実践社会調査法、実践国際協力、国際社会演習

②国際協力、開発と環境、国際 NGO、メコン河流域の地域研究

①文化情報学概論、現代思想、文化情報の哲学、パフォーマンスの美学、こころとからだの現象学、情報文化演習、倫理学Ⅰ・Ⅱ、人間存在論②現象学的身体論、ケア文化論、生者と死者との共同体の構築をめぐる哲学的・倫理学的・宗教哲学的研究。

①日英翻訳論、世界の中の日本語、英語アプリケーションⅧ、世界の中の日本文学、言語文化演習

②戦後から現代までの文学の名作を読んで、時代の最先端のテーマを幅広くバイリンガルに読解する。

須藤 祐二 准教授

つながりを大切に

鈴木 正道 教授

忙しいときにこそ、自分の目標以外のことにも注意を傾けましょう。

鈴木 靖 教授

大学は知の消費者から生産者への転換の場です。あなたも知の生産者に。

①French I、フランス語1・3、フランス語4Ⅰ・Ⅱ、フランスの文化と社会Ⅰ・Ⅱ、文学Ⅰ・Ⅱ②欧米、特にフランスの文学、思想、言説分析、メディア

①中国の文化Ⅲ(日中文化交流史)、中国の文化Ⅸ(中国俗文学)、アジアの伝統芸能、言語文化演習

②伝統芸能を通じた中国庶民文芸と日中文化交流史の研究、ICTの活用による中国語教育の効率化

①英語圏の文化Ⅳ、英語②アメリカ文学

髙栁 俊男 教授一つの山でも、登り方は様々。それを多面的に考えるのが大学での学びです。

竹内 晶子 教授

自分の可能性を多いに伸ばす四年間でありますように。

①朝鮮語、大学を知ろう:〈法政学〉への招待、法政学の探究LA、人の移動と国際関係Ⅱ、世界とつながる地域の歴史と文化、国際社会演習

②日本と朝鮮半島との間の海峡を越えた人の移動の歴史、在日朝鮮人の文化活動全般、日本における朝鮮論の変遷

①比較表象文化論、演劇論、英語、表象文化演習、Japanese Theater

②欧米における能の受容、および文学・演劇理論を適用した謡曲分析

①中国語、中国語アプリケーションⅡ、資格中国語中級A・B、中国の文化Ⅳ(中国語の構造)、中国の文化Ⅴ(中国語と日本語)、中国語科教育法(1)~(4)

②中国語学、日中対照研究、中国語教育

①スペイン語、スペイン語圏の文化Ⅰ・Ⅱ②イベリア(スペイン・ポルトガル)近世史

久木 正雄 専任講師

母語と自文化も大切に

島田 雅彦 教授

寄り道、回り道が人を賢くする。

①サブカルチャー論、メディア表現ワークショップ2、表象文化演習②創作、小説論、文学史、戦後史、日欧交流史

島野 智之 教授

多様性をもつ個体が何らかの機能を有して初めて存在が認められるのが生態系

①持続可能な社会、文化と生物、文化と環境情報、情報文化演習、自然総合科目A、自然史②生物地理学、多様性生物学

ジョルディ・フィリップ 教授旺盛な好奇心を持とう!

①フランス語5・6・8(SAクラス)、フランス語アプリケーション(春・秋)、フランス語コミュニケーション(中・上級)A・B、教養ゼミⅠ-Ⅱ(フランス文化への招待)②フランス語学、大衆文化(比較研究)、日仏交流(仏教などにおける)

①道具のデザイン学、仮想世界研究、道具による感覚・体験のデザイン、こころの科学、情報文化演習

②日常生活を豊かにする人工物と情報空間のデザイン

甲 洋介 教授他者とちょうどよくつながり合うのは難しい。それを支える道具を一緒に創りだそう

熊田 泰章 教授

<インターカルチュラリティ=様々な文化間の関係性>を学んでください。

①ドイツ語圏の文化Ⅱ、翻訳と情報、ドイツ語アプリケーション、国際社会演習

②文化の表出原理を、言語と言語以外のテクストについての理論的考察を通して解明する

①ディジタル情報学概論、ゲーム構築論、情報アプリケーション、情報文化演習

②ユビキタスコンピューティング、人工知能、ユーザーインターフェース

重定 如彦 教授

コンピューターやAIにふりまわされる側ではなく、使う側になるための力を身に着けよう。

佐藤 千登勢 教授

センスを形成するような何か夢中になれるものと出会えると良いですね。

輿石 哲哉 教授

AD ASTRA PER ASPERA

佐々木 直美 准教授

「不確かなこと」を丁寧に、「問う力」を育もう。

佐々木 一惠 教授

強く・明るく・たくましく

①英語圏の文化Ⅶ(英語の構造)、英語圏の文化Ⅷ(英語の歴史)、Structure of English、History of English、世界の言語Ⅰ

②英語学、音声学、言語学

①スペイン語、言語文化演習「世界遺産に学ぶ」

②文化人類学:ペルーの民衆文化、アメリカのペルー移民、ラテンアメリカの食文化

①宗教と社会、宗教社会論Ⅱ、ジェンダー論、Approaches to Transnational History、国際社会演習

②アメリカ史(文化・思想史、社会運動史、プロテスタンティズム研究)、ジェンダー研究

①ロシア語、ロシア語アプリケーション、ロシア・東欧の文化、言語文化演習、ロシアの文化と社会 ②ロシアの文学、映画、芸術理論

和泉 順子 准教授

本を読もう、体を動かそう

稲垣 立男 教授他者とのコミュニケーションから、豊かなアートが生まれる。

今泉 裕美子 教授

様々な「他者」の存在と関係を知り、自分にこそできる!を見つける4年間に

①情報システム概論、プログラミング言語基礎、ネットワーク基礎

②インターネット上の実空間情報制御、技術の社会性に関する研究

①表象文化概論、現代美術論、美術論A・B、社会と美術、メディアと社会、ソーシャルプラクティス、メディア表現ワークショップ1、情報コミュニケーションⅢ②コミュニケーションとアート

①国際関係学概論Ⅰ・Ⅱ、人の移動と国際関係Ⅲ、国際社会演習

②国際関係学、日本ーミクロネシア関係史、ミクロネシア研究、沖縄研究、“植民地”(社会)と人の移動

内山 政春 教授

大学生なら本を読もう

①朝鮮語、言語学Ⅱ、朝鮮語圏の文化Ⅱ②朝鮮語学(文法論、語彙論)、朝鮮語教育、台湾の言語事情

宇治谷 義英 教授

We Will Rock You

①英語、英語圏の文化Ⅰ②イギリス文学。とくにシェイクスピアの戯曲

①言語学、異文化間コミュニケーション、宗教社会論Ⅲ(イスラーム思想)、言語文化演習

②語用論

江村 裕文 教授

言語ではコミュニケーションは不可能です。どうしてかわかるでしょうか。

①English1、English3、英語1・3②アメリカ文学、アメリカ南部の文学・文化、連作短篇集

遠藤 郁子 専任講師

頑張っていると、いいことがあるものです。

①入門物理学、サイエンス・ラボ②物理学、原子核物理学(理論)

井坂 政裕 専任講師

充実した大学4年間にするためにも、今から多くのことに興味を持とう

①世界の中の日本文学、表象文化演習②日本現代文学、クィア・スタディーズ、文芸創作

岩川 ありさ 専任講師「あたりまえ」を問い、新しい見方を探すために、ぜひ一緒に学びましょう。

大嶋 良明 教授

メディア表現やアートなモノづくりが好きな仲間をお待ちしています。

大中 一彌 教授

よそを見てみましょう

大西 亮 教授

まずはいろいろなことに挑戦して自分を試すこと。「食わず嫌い」は禁物です。

岡村 民夫 教授

足元に宝は眠っている。

①メディア情報基礎、ネットワーク基礎、メディアアートの世界、メディア表現法、情報文化演習など

②コンピュータ音楽、メディアアート、映像音響作品の制作、eポートフォリオなど、我々の知的活動や芸術的表現の手段、媒体としてのコンピュータやインターネットを取り上げ、諸問題を検討します。

①地域協力・統合、フランス語圏の文化Ⅰ、国際文化情報学入門

②政治学、政治思想(フランス)

①言語文化演習、SAスペイン語、スペイン語講読、ほか

②スペイン語圏の文化と社会、スペイン語圏の現代文学

①フランス語、表象文化演習②ソシュール言語学、映画研究、宮沢賢治研究、温泉文化研究

北 文美子 教授

たくさんの古典を

衣笠 正晃 教授

SEIZE THE DAY

①英語、英語圏の文化Ⅳ②アイルランド文学

①英語、言語文化概論、言語文化演習②比較文学・比較文化、日本文学研究史

①ドイツ語、ドイツ語圏の文化Ⅱ、映像と文学、表象文化演習

②ドイツ語圏文学、文化理論・文化研究、表象文化論、日独文化交流史

林 志津江 教授

何でもやってみようよ

中和 彩子 教授

今の勉強が、大学での学習・研究の基礎になります。頑張ってください。

中島 成久 教授

自分の可能性を信じ日々研鑽に努めてください。

栩木 玲子 教授

ことばと映像は文化のかけ橋

中澤 史 教授

人生は選択の連続

①英語2・4、言語文化演習、他②現代アメリカ文学、映像文化

①スポーツ総合演習、スポーツ科学A・B、スポーツメンタルトレーニング論、スポーツ学入門②スポーツ心理学

①国家と民族、国際関係研究Ⅲ(地域紛争とエスニシティ)、国際関係研究Ⅳ(他者イメージ論)、国際関係研究Ⅴ(東南アジアの世界遺産をめぐる文化の政治学)、国際社会演習、文化人類学、文化人類学方法論

②文化人類学、インドネシア研究

①英語圏の文化Ⅵ、英語②19世紀以降のイギリスの小説と文化・社会

Don’t be afraid to make mistakes, learn from them!

①主な担当科目②研究分野氏名 職 位

受験生へのメッセージ

14 Faculty of Intercultural Communication 2020 15Our Professors

Page 18: FACULTY of INTERCULTUR AL COMMUNICATION€¦ · 達との関わりは、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。 コース制 異文化間の真のコミュニケーションが成立するには、言語の知識やスキル、映

インフォメーションInformation

アクセスAccess

CAMPUS

市ケ谷キャンパス〒102-8160東京都千代田区富士見2-17-1  Tel. 03-3264-9345

[JR線]●総武線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分

[地下鉄]●都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分●東京メトロ有楽町線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ南北線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分

注1.授業料は2回に分けて納入することができます。 注2.この他に毎年諸費用として20,000円程度かかります。 注3.SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。学費とは 別にSA費用を納入いただきます。なお、SA費用も2回に分けて納入 することができます。

学費 2020年度入学1年次2年次3~4年次

¥240,000 ーー

¥1,063,000 ¥532,000 ¥1,063,000

¥38,000 ¥22,000 ¥38,000

¥264,000 ¥136,000 ¥264,000

¥1,605,000 ¥690,000 ¥1,365,000

学年 入学金 授業料 実験実習料 教育充実費 合計

SA各種データ (2018年度実績)注1.2019年度以降はSA先大学のプログラム変更、それ

に伴うプログラム費用の変更、為替の変動、航空運賃・保険料などの影響により、大幅に異なることがあります。

注2.SA費用合計には現地授業料、宿泊費、往復の渡航費、ビザの取得費用、海外旅行総合保険料などが含まれます。

注3.SA先大学および滞在期間等は、さまざまな事情により予告なく変更になる場合があります。

注4.ロイファナ-リューネブルク大学のコースは2019年度から実施予定です。

注5.SA先の国によっては、留学ビザ取得申請や入国審査のために、学生本人の留学中の経費支弁能力を証明する「残高証明書」を提出する必要があります。2018年度実績は、イギリス46~76万円以上(大学により異なる)、アメリカ115~220万円以上(大学により異なる)、フランス4,285ユーロ以上、スペイン60万円以上が目安となりました。

注6.※印を付した大学は、複数の寮または部屋タイプから選択できます。

シェフィールド大学

リーズ大学※

カリフォルニア大学デイヴィス校ミシガン州立大学ボストン大学

ヨーク大学

トレント大学ブロック大学モナシュ大学

ロイファナ-リューネブルク大学

西部カトリック大学ペテルブルク国立交通工科大学上海外国語大学※

バルセロナ大学※

韓国外国語大学

18

26

23185

25

131722

14713

22

13

約3カ月

約5カ月

約4カ月約4カ月約3.5カ月

約3.5カ月

約3.5カ月約3.5カ月約4カ月

約6カ月

約4.5カ月約5カ月約4カ月

約5カ月

約6カ月

ホームステイ

学生寮

ホームステイ学生寮(一部ホームステイを含む)

学生寮

学生寮/ホームステイ

学生寮ホームステイホームステイ

フラットシェア※フラットシェア:学生のシェアハウス

ホームステイ学生寮学生寮

学生寮/民間寮

学生寮

¥1,090,946     ¥1,476,645~

¥1,548,846¥1,482,384¥1,921,617¥2,254,944

¥1,186,099

¥1,173,021¥948,777¥1,387,035

¥1,624,200

¥1,251,761¥607,560¥607,079

¥1,157,657~¥1,539,507¥748,605

国名

イギリス

アメリカ

カナダ

オーストラリア

ドイツ

フランスロシア中国

スペイン

韓国

大学名 参加人数 滞在期間 宿泊形態 SA費用合計

私たち法政大学の学生一人ひとりが大きな「地球儀」をつくりあげていき、新たな国際社会を築き上げていく様子を描いています。地球儀の裏には、世界で起きている社会問題を取り上げた文章や絵などで構成され、多くの課題を新しいパズルのピースで解決していくことを意味しています。国際文化学部で学んだことが、卒業後も世の中のために役に立て、「一人の国際人として活躍できる」人間を作り上げていくことがメッセージとして入れられています。また、タイトルの「知求」は、「知を追求し続ける」永続的な意味をもつ造語になっています。

【最優秀賞】 4年 飯高 光輝【タイトル】 「知求(ちきゅう)」

イラストレーションコンテスト法政大学国際文化学部2020パンフレット表紙

【作品の趣旨】

法政大学国際文化学部Twitter

@hoseikokusai

法政大学国際文化学部Facebook

@hoseiinterculturalcommunication

法政大学国際文化学部ブログ

http://blog-fic.ws.hosei.ac.jp/wp/

奨学金 国際文化学部の奨学金制度A … SA参加者に、一律25万円を奨学金として支給します。

B … SA参加者のうち、一定条件を満たし、選抜された者に、上限60万円程度を奨学金として支給します。 (2016年度実績72名、2017年度実績65名、2018年度実績70名)

C … 経済的理由によりSAへの参加が困難な者に、上限60万円程度を奨学金として支給します。Bとの併願は不可。 (2018年度実績10名)

SA奨学金外国人留学生入試、海外高校指定校推薦入試、日本語学校指定校推薦入試、済州特別自治道教育庁からの推薦入試で入学した、国際文化学部に在籍する留学生のSJへの参加に際し、10万円を限度に研修費、宿泊費、交通費を含むSJ諸費用の全部または一部を支給します。

S J奨学金

16 Faculty of Intercultural Communication 2020 17Hosei University Charter

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インフォメーションInformation

アクセスAccess

CAMPUS

市ケ谷キャンパス〒102-8160東京都千代田区富士見2-17-1  Tel. 03-3264-9345

[JR線]●総武線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分

[地下鉄]●都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分●東京メトロ有楽町線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分●東京メトロ南北線:市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分●都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分

注1.授業料は2回に分けて納入することができます。 注2.この他に毎年諸費用として20,000円程度かかります。 注3.SA期間中の2年次秋学期の学費は徴収いたしません。学費とは 別にSA費用を納入いただきます。なお、SA費用も2回に分けて納入 することができます。

学費 2020年度入学1年次2年次3~4年次

¥240,000 ーー

¥1,063,000 ¥532,000 ¥1,063,000

¥38,000 ¥22,000 ¥38,000

¥264,000 ¥136,000 ¥264,000

¥1,605,000 ¥690,000 ¥1,365,000

学年 入学金 授業料 実験実習料 教育充実費 合計

SA各種データ (2018年度実績)注1.2019年度以降はSA先大学のプログラム変更、それ

に伴うプログラム費用の変更、為替の変動、航空運賃・保険料などの影響により、大幅に異なることがあります。

注2.SA費用合計には現地授業料、宿泊費、往復の渡航費、ビザの取得費用、海外旅行総合保険料などが含まれます。

注3.SA先大学および滞在期間等は、さまざまな事情により予告なく変更になる場合があります。

注4.ロイファナ-リューネブルク大学のコースは2019年度から実施予定です。

注5.SA先の国によっては、留学ビザ取得申請や入国審査のために、学生本人の留学中の経費支弁能力を証明する「残高証明書」を提出する必要があります。2018年度実績は、イギリス46~76万円以上(大学により異なる)、アメリカ115~220万円以上(大学により異なる)、フランス4,285ユーロ以上、スペイン60万円以上が目安となりました。

注6.※印を付した大学は、複数の寮または部屋タイプから選択できます。

シェフィールド大学

リーズ大学※

カリフォルニア大学デイヴィス校ミシガン州立大学ボストン大学

ヨーク大学

トレント大学ブロック大学モナシュ大学

ロイファナ-リューネブルク大学

西部カトリック大学ペテルブルク国立交通工科大学上海外国語大学※

バルセロナ大学※

韓国外国語大学

18

26

23185

25

131722

14713

22

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約3カ月

約5カ月

約4カ月約4カ月約3.5カ月

約3.5カ月

約3.5カ月約3.5カ月約4カ月

約6カ月

約4.5カ月約5カ月約4カ月

約5カ月

約6カ月

ホームステイ

学生寮

ホームステイ学生寮(一部ホームステイを含む)

学生寮

学生寮/ホームステイ

学生寮ホームステイホームステイ

フラットシェア※フラットシェア:学生のシェアハウス

ホームステイ学生寮学生寮

学生寮/民間寮

学生寮

¥1,090,946     ¥1,476,645~

¥1,548,846¥1,482,384¥1,921,617¥2,254,944

¥1,186,099

¥1,173,021¥948,777¥1,387,035

¥1,624,200

¥1,251,761¥607,560¥607,079

¥1,157,657~¥1,539,507¥748,605

国名

イギリス

アメリカ

カナダ

オーストラリア

ドイツ

フランスロシア中国

スペイン

韓国

大学名 参加人数 滞在期間 宿泊形態 SA費用合計

私たち法政大学の学生一人ひとりが大きな「地球儀」をつくりあげていき、新たな国際社会を築き上げていく様子を描いています。地球儀の裏には、世界で起きている社会問題を取り上げた文章や絵などで構成され、多くの課題を新しいパズルのピースで解決していくことを意味しています。国際文化学部で学んだことが、卒業後も世の中のために役に立て、「一人の国際人として活躍できる」人間を作り上げていくことがメッセージとして入れられています。また、タイトルの「知求」は、「知を追求し続ける」永続的な意味をもつ造語になっています。

【最優秀賞】 4年 飯高 光輝【タイトル】 「知求(ちきゅう)」

イラストレーションコンテスト法政大学国際文化学部2020パンフレット表紙

【作品の趣旨】

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法政大学国際文化学部Facebook

@hoseiinterculturalcommunication

法政大学国際文化学部ブログ

http://blog-fic.ws.hosei.ac.jp/wp/

奨学金 国際文化学部の奨学金制度A … SA参加者に、一律25万円を奨学金として支給します。

B … SA参加者のうち、一定条件を満たし、選抜された者に、上限60万円程度を奨学金として支給します。 (2016年度実績72名、2017年度実績65名、2018年度実績70名)

C … 経済的理由によりSAへの参加が困難な者に、上限60万円程度を奨学金として支給します。Bとの併願は不可。 (2018年度実績10名)

SA奨学金外国人留学生入試、海外高校指定校推薦入試、日本語学校指定校推薦入試、済州特別自治道教育庁からの推薦入試で入学した、国際文化学部に在籍する留学生のSJへの参加に際し、10万円を限度に研修費、宿泊費、交通費を含むSJ諸費用の全部または一部を支給します。

S J奨学金

16 Faculty of Intercultural Communication 2020 17Hosei University Charter

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