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IP電話の１０年と

クラウド時代の新たなコミュニケーション

2012年12月21日IPTPC/OKI代表

千村保文

IPTPCセミナー２０１２講演資料

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千村保文自己紹介

＜主な対外委員会活動＞TTC スマートコミュニケーションAG／スマートカーWP主査

ｲﾝﾀｵﾍﾟﾗﾋﾞﾘﾃｨ・ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞﾘｸﾞﾙｰﾌﾟ主査CIAJマルチメディア通信委員会HATSマルチメディア通信連絡会VoIP機器WG主査総務省・情通審・ITU部会電気通信ｼｽﾃﾑ委員会委員

総務省IPネットワーク設備委員会技術検討作業班

沖電気工業株式会社（OKI）研究開発センタエグゼクティブスペシャリストIP電話普及推進センタ OKI代表以下、主な書籍、著作


ＩＰ電話の登場と標準化

ＩＰ電話サービス

音質の向上

相互接続性確保

技術者の育成

今後の展望

目次


IP電話の普及状況

２００９年（平成２０年） IP電話加入者は２，０００万人越



IP電話の歴史

１９９５年インターネットフォン

１９９７年 VoiceHUB/OKI発表

１９９８年 Internet Voice Gateway/OKI２０００年トールダイヤルサービス

２００２年インターネットアクセス型IP電話サービス

２００５年インターネット電話サービス

２００８年 NGN（次世代ネットワーク）サービス

２０１０年 SNS、ゲーム連動サービス



19961996 19971997 19981998 19991999 20002000 20012001 20022002 20032003

第1期： IP電話の基本方式の完成

プロトコル：H.323標準化団体：ITU-T主な適用範囲：企業網など閉じたIPネットワークのIP電話

第2期：大規模・高機能なキャリア向けIP電話システム

プロトコル： MGCP/megaco標準化団体： IETFとITU-Tの共同作業で標準化適用範囲：大規模なキャリアシステムにおける装置間の制御

第3期：インターネットのアプリケーションとしてのIP電話

プロトコル： SIP標準化団体： IETFで標準化、ITU-Tでも検討開始適用範囲： IP電話、次世代のパーソナルな通信手段

H.323V1(96年10月) H.323V2(98年1月)

RFC2705(MGCP、99年10月) RFC3015(megaco/H.248､00年11月)

RFC2543(99年3月) RFC3261(02年6月)

H.323V3 H.323V4

IP電話標準化の流れＩＰ電話の登場と標準化


電話電話

ユニバーサルサービスユニバーサルサービスとしてのとしてのIPIP電話電話

過去過去現在現在

新しい新しい

通信通信形態形態

音声コミュニ音声コミュニケーションケーション

IP電話普及に向けた２つの方向性

第三のインターネットアプリ第三のインターネットアプリとしてとして

新ビジネスプラットホーム化新ビジネスプラットホーム化

IPIP電話の電話の登場登場

ＩＰ電話サービス


≦ ０．１５≦ ０．１５≦ ０．１５呼損率（接続品質）

＜４００ｍｓ＜１５０ｍｓ＜１００ｍｓエンドトゥエンド遅延

＞５０＞７０＞８０総合伝送品質率（Ｒ）

クラスＣクラスＢ（携帯電話並 (注)）

クラスＡ（固定電話並 (注)）

≦ ０．１５≦ ０．１５≦ ０．１５呼損率（接続品質）

＜４００ｍｓ＜１５０ｍｓ＜１００ｍｓエンドトゥエンド遅延

＞５０＞７０＞８０総合伝送品質率（Ｒ）

クラスＣクラスＢ（携帯電話並 (注)）

クラスＡ（固定電話並 (注)）

＊ R値、遅延に関する表中の数値は95%確率で満足させるものとする。

(注) ここでの固定電話並、携帯電話並とは、それぞれ通話品質に注目した場合を表し、その他の

機能等について既存の固定電話並又は携帯電話並を求めるものではない。

「IPネットワーク技術に関する研究会」報告書

適切な適切なIPIP電話サービスを提供するための品質確保・評価基準電話サービスを提供するための品質確保・評価基準

TTC網管理専門委員会にて音声品質評価法JJ-201.01制定

IP電話の音声品質基準音質の向上


被試験機

試験機

接続仕様

||

（ａ）コンフォーマンス・テスト

被試験機

試験機

接続仕様

||

（ｂ）インターオペラビリティ・テスト

被試験機

相互接続試験とは？

標準仕様への準拠性を確認

機器間の接続性を確認

相互接続性の確保


ＩＥＴＦ（ＳＩＰ、ＲＴＰ仕様等）

ＩＴＵ－Ｔ（ＮＧＮ、ＩＰＴＶ勧告）

ＳＩＰＦｏｒｕｍ

（ＳＩＰｉｔ）

ＴＴＣ（ＪＴ－Ｑ３４０２等）

ＨＡＴＳ（ＳＩＰ／ＭＰＥＧ４、ＩＰカメラ、ＰＢＸ）

ＩＭＴＣ（Ｈ．３２３テスト）

仕様策定（標準化）

相互接続試験

ＩＰ電話の相互接続試験団体と標準化機関の関係相互接続性の確保

※ITU-T：国際電気通信連合電気通信標準化部会※IETF：Internet Engineering Task Force※TTC：情報通信技術委員会※HATS：HATS（Harmonization of Advanced Telecommunication System）推進協議会※IMTC：International Multimedia Teleconferencing Consortium


2012年度 HATSによるNGN端末間相互接続試験概要

11

目的：NGN市場拡大のために、NGNを介した機器間接続の相互接続性の向上を図る。

試験概要：NTTにNGN擬似網試験装置を借用し、試験実施要領を基に相互接続試験を行い、試験結果をフィードバックする。

対象インタフェース：UNI2（HGW収容端末） HGWは家庭用、ｵﾌｨｽ用を使用

対象プロファイル：IP電話／TV電話・TV会議、IP-FAX端末（T.38対応）、コンテンツ転送(JJ-40.20)

参加社：NTT、ネイクス、ソフトフロント、OKI、NEC、ブラザー工業、リコー、富士ゼロックス、東芝テック、コニカミノルタビジネステクノロジーズ

試験日：2012年７月1１日（水）～1２日（木）

HGW NGN擬似ｻｰﾊﾞ

UNI2 AP

A社端末(UNI2)

HGW

UNI2 UNI2UNI1UNI1

Ｂ社端末(UNI2)

HGWA 社端末(UNI2)

UNI2 UNI1

B 社端末(UNI2)

NGN擬似ｻｰﾊﾞ

試験１）NGN擬似環境トライアル接続試験の環境(外線接続他社端末間) 試験２）NGN擬似環境トライアル接続試験の環境(内線接続他社端末間)

相互接続性の確保


ＩＰＴＰＣは、クラウド時代のコアとなるＶｏＩＰをはじめＩＰ技術の普及を目的とした、業界で統一的な水準のＩＰ技術者育成をとおして、ＩＣＴ社会の実現のために設立

ＩＰＴＰＣは、クラウド時代のコアとなるＶｏＩＰをはじめＩＰ技術の普及を目的とした、業界で統一的な水準のＩＰ技術者育成をとおして、ＩＣＴ社会の実現のために設立

ＩＰ電話サービスが開始された年

IPTPC （IP電話普及推進センタ）設立（2002.4.10）

ＩＰ電話サービスが開始された年

IPTPCIPTPC （（IPIP電話普及推進センタ電話普及推進センタ））設立（2002.4.10）

システム紹介・ヒアリング

ｼｽﾃﾑ提案

ｼｽﾃﾑ設計・構築

ｼｽﾃﾑ検証・評価

ｼｽﾃﾑ保守・運用

ＩＰTPC 認定技術者資格制度運営開始（2002.11.22）

ＩＰＩＰTPC TPC 認定技術者資格制度認定技術者資格制度運営開始（2002.11.22）

業務プロセスに応じた人材（営業、SE、SI等）育成

各業種と連携し各業種と連携したたデファクトデファクト資格資格

機器ﾍﾞﾝﾀﾞ

保守・運用会社

企業ﾕｰｻﾞ

通信事業者

各種団体

SIer

ｺﾝｼｭｰﾏ

IPTPC

ディーラ（販売店）

IPTPC （IP Telephoney Promotion Center）概要技術者の育成


IPTPC（IP電話普及推進センタ）がスタートして10年

20022002

20052005

20042004

資格者数資格者数

2,0002,000名突破名突破

VoIPVoIP認定技術者認定技術者資格資格制度制度発足発足

4月

7月資格者数資格者数

6,0006,000名突破名突破

VoIPVoIPセキュリティセキュリティ開始開始

20062006

3月

8月

ITCAと資格１本化の合意

8月

5月資格者数

10,00010,000名突破名突破

ＯＫＩＯＫＩとＮＥＣ共同運営開始

OKIOKIIPTPCIPTPC 設立設立

MCPCとの連携開始

日立日立製作所製作所参加VoIPVoIPモバイルモバイル開始開始

2月

9月

6月

岩崎通信機参加

11月

富士通参加

VoIPVoIPマスタマスタ開始開始

2008200820092009

資格者数

1155,000,000名突破名突破

20112011

ＵＣ教育ＵＣ教育開始開始

2月

VoIPVoIPアドバイザアドバイザ、、VoIPVoIPデザイナデザイナ

ＶｏＩＰｺﾝｽﾄﾗｸﾀＶｏＩＰｺﾝｽﾄﾗｸﾀ開始開始

20032003

11月

10月

パナソニックシステムネットワークス

参加

ＵＣ情報発信ＵＣ情報発信開始開始

20102010

20072007

IPTPCIPTPCセミナセミナ20120111



201220124月

IPTPCIPTPC認定技術者認定技術者資格資格制度制度改定改定

技術者の育成

12月

資格者数

現在現在20,00020,000名名

サクサ参加


VOLTE時代へ

VOLTE：Voice over LTE

出典：総務省 IPネットワーク設備委員会報告より

今後の展望


ソフトフォン端末の普及

出典：総務省 IPネットワーク設備委員会報告より

今後の展望


VoIP相互接続の課題

VoIPの相互接続は、同一島群内での接続状態同一規格、同一団体内の接続は可能

NGN島間接続には、SBCなどが登場

島群間接続にが、ゲートウェイが必要

NGN島群

Skype島

Google島

ＬＩＮＥ島

インターネット電話島群

SBC

SBC

SBC

SBCSBC

ＳＢＣ：ＳｅｓｓｉｏｎＢｏａｄｅｒＣｏｎｔｒｏｌler

GW GW

今後の展望


マルチメディアサービスのクラウド化

仮想化とソフト化の進展によりＩＰ電話などＵＣもクラウド化

そのためにはネットワークの広帯域化、高度化が必須

クラウドサービス

電話スマートＴＶ／TV電話ＴＶ会議スマートフォン

ＰＢＸコールセンタ

交換機会議サーバー

今後の展望


あらゆるモノに音声サービス！

自動車のiTuneStoreモデル化

Voip2carVoip2car 2010年欧州モーターショーより

家電、デジタルサイネージや家、ビルそのものに音声サービスが入る！

Rinspeedvoip2car

出典：総務省ＩＰネットワーク設備委員会報告書より

今後の展望


IP電話の今後の展開

IPネットワーク

音声コミュニケーション




映像コミュニケーション

＋

■VoIP技術認定




映像コミュニケーション

＋


テキストコミュニケーション

＋

＋

ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ連携

IP電話の発展

■ビジュアル（映像）コミュニケーションの普及■テキストコミュニケーション（SNS等)との連携■クラウドUCサービス化

IP電話の発展

■ビジュアル（映像）コミュニケーションの普及■テキストコミュニケーション（SNS等)との連携■クラウドUCサービス化

クラウドクラウド■クラウドUCサービス

まとめ


クラウド時代、のIPTPC の新たな方向性

Fixed Network

（固定網）

Mobile Network

（移動網）FMC

IPネットワーク・インフラ

音声ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ

IMWiki

BlogTwitter

資料共有ﾎﾞｲｽﾒｰﾙ

ﾒｰﾙ

ｿﾌﾄﾌｫﾝ

携帯電話/PHS/ｽﾏｰﾄﾌｫﾝ

Web会議

IP電話TV会議ﾃﾚ

ﾌﾟﾚｾﾞﾝｽ

Webｻｰﾋﾞｽ

アプリケーション

業務ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝ

SFA ERP CRM SCM ｸﾞﾙｰﾌﾟｳｪｱ

ﾋﾞｼﾞｭｱﾙ

ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝﾃｷｽﾄｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ

携連携連

【継続】市販図書・雑誌（IP電話標準ﾃｷｽﾄ、ﾃﾚｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ）IPTPCｾﾐﾅ、BCT

【継続】VoIPｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞVoIPﾃﾞｻﾞｲﾅVoIPｺﾝｽﾄﾗｸﾀ

情報発信情報発信資格資格・教育・教育制度制度

既存の既存の IPTPCIPTPC VoIPVoIP資格資格

【新規】ﾎﾜｲﾄﾍﾟｰﾊﾟｰIPTPC Webｺﾗﾑ【継続】市販図書・雑誌IPTPCｾﾐﾅ、BCT

【新規】ﾋﾞｼﾞｭｱﾙｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝアドバイザ無線LANデザイナセキュリティデザイナ（3資格を

2012年4月より開始）

情報発信情報発信資格資格・教育・教育制度制度

IPTPCIPTPC の新たな方向性の新たな方向性

市場拡大のため、人材育成と市場啓蒙等の活動を継続！

VoIPをｺｱとした広範囲なﾕﾆﾌｧｲﾄﾞｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ技術

VoIPVoIPをｺｱとした広範囲なをｺｱとした広範囲なﾕﾆﾌｧｲﾄﾞｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ技術ﾕﾆﾌｧｲﾄﾞｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ技術

まとめ


ご清聴、ありがとうございました。

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