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SAHANA 日本語化 東日本大震災が起きるまで 水野 史土 [email protected]

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災害時の情報管理ツールSAHANA 2010年3月~2011年3月(東日本震災前)の活動報告 pootle を活用した日本語版作成

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SAHANA 日本語化東日本大震災が起きるまで

水野 史土[email protected]

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SAHANAとは

● 災害時の情報共有ツール○ 避難所の情報(避難者数、食料、物資、設備等)○ 行方不明者の情報○ 地図上に情報を表示○ (オフライン&)インターネット経由でアクセス可能

● NGO、ボランティア団体、自衛隊等が

○ 人員を派遣する○ 支援物資を配布する

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SAHANAの歴史

● スマトラ地震(2004年)○ スリランカの有志が開発○ シンハラ語(スリランカの公用語の1つ)で「救援」

● インドネシア、ハイチ、チリ等で使用される

● 世界の様々な地域

○ 現在、約20の言語に訳す作業が行われている

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http://demo.eden.sahanafoundation.org/eden/

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http://demo.eden.sahanafoundation.org/eden/gis/index

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2010年 日本で紹介される

● インドネシアNGOのケトゥさんが来日○ オープンソース・カンファレンス(OSC)2010神戸

○ 国際防災シンポジウム

● 日本語化を開始する

○ ひょうごんてっくメンバー、OSC参加者等○ オンライン上で共同作業

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http://tcc117.org/hyogontech/archives/166.html

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2010年 日本で紹介される

● インドネシアNGOのケトゥさんが来日○ オープンソース・カンファレンス(OSC)2010神戸

○ 国際防災シンポジウム

● 日本語化を開始する

○ ひょうごんてっくメンバー、OSC参加者等○ オンライン上で共同作業

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翻訳作業

● プログラム上で、翻訳対象メッセージを指定○ メッセージ部分を抽出したデータファイル○ データファイルに対訳を記述する

● オンラインで翻訳するシステム pootle

○ Sahana 財団が用意してくれている○ 他地域の翻訳チームも活用

● 日本語化にも活用することに

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http://pootle.sahanafoundation.org/pootle/ja/

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● ブラウザが動く環境なら作業できる○ 環境依存が少ない

○ 特定のOSやソフトが要求されない

● 作業を割り振る/纏める手間がかからない

○ 少しだけ作業する、という貢献がしやすい○ 作業途中にメンバーが増えても対応できる

● 操作ミスを防げる

○ 対訳部分のみ変更する

翻訳 : オンラインで共同作業の良い点

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● 類似文を別の人が作業○ 用語/文体の不一致

○ 「add ~」→「~の追加」「~を追加」「~を追加する」

● 使われている文脈(画面)が把握しにくい

○ 他の方法でも生じる課題

● 未訳は「未着手」なのか「訳しにくい」なのか

○ 作業担当が明確で無い

翻訳 : オンラインで共同作業の悪い点

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2011年2月 てっくカフェでSAHANA

● 日比野純一さんの講演○ 阪神大震災○ 世界各地のコミュニティラジオ

● SAHANAを活用する上での課題

○ 機能が多すぎる(使いこなすのが大変)○ 自治体等と連携(平時に繋がりが必要)

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2011年3月11日 震災発生

● 日本語化の進捗状況○ 対訳部分 : 7~8割○ ドキュメント : ほぼ手つかず

● Sahanaの動作検証

○ ver.0.52(2010年末リリース)で検証を行っていた○ 2011年2月にver.0.54がリリースされた○ リリース直後の最新版に対応できていなかった