ひとめでわかる...
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ひとめでわかる
ミニバスケットボールのルール
(公財)日本バスケットボール協会
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し ょ う が く せ い
小 学 生 の み な さ ん へ
ミニバスケットボールは,ゆうじょう
友情・ほほえみ・フェアプレイのせい し ん
精神をたいせ
つにしています。
みなさんがよ
読んで「ミニバスケットボールのルールがり か い
理解できるように」
というね が
願いをこめてか
書かれています。
わかりにくいところがあっても,なん か い
何回もよくよ
読んで,り か い
理解するようにどり ょ く
努力し
てください。
また,どうしてもわかりにくいところやむずかしいことばがあったら,せん せ い
先生
やコーチ,ほ ご し ゃ
保護者などにせっきょくてき
積極的にし つ も ん
質問をするなどして,べんきょう
勉強してください。
ミニバスケットボールは,かんたんにいうとつ ぎ
次のようなものです。
・ ゲームにか
勝つためには,あ い て
相手チームよりもたくさんとく て ん
得点することです。
・ ゲームちゅう
中は,ボールをコートのそ と
外にださないようにすることです。
また,あなたじ し ん
自身もコートのそ と
外にでないようにすることです。もちろん,
ルールでみとめられているば あ い
場合はコートのそ と
外にでることはかまいません。
・ ボールをもったまま,きめられたほ す う
歩数いじ ょ う
以上,あ る
歩いたりは し
走ったりしては
いけません。ボールをもってい ど う
移動するためには,ドリブルをします。
・ ドリブルをするときは,りょ う て
両手でドリブルをつづけてはいけません。
・ い ち ど
一度ドリブルがおわったあとに,またつづけてドリブルをしてはいけませ
ん。
・ 相手あ い て
チームのプレイヤーと,じ ぶ ん
自分やじ ぶ ん
自分のチームだけがゆ う り
有利になるような
からだのふれあいをおこしてはいけません。
もしみなさんが,ここにか
書かれていることをじゅうぶんにり か い
理解し,さらに
くわしいミニバスケットボールのルールをしりたいとお も
思ったら,「ミニバス
ケットボールき ょ う ぎ き そ く
競技規則」をよ
読んでください。
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も く じ
だ い
第1しよう
章 ゲーム
第1じよう
条 ミニバスケットボールのゲーム …………………………………… 1
第2条 ゲームのもくてき
目的 ……………………………………………………… 1
第2章 し せ つ
施設,き ぐ
器具
第3条 コートのおお
大きさ …………………………………………………… 1
第4条 コートのきようかいせん
境界線とそのほかのライン …………………………… 1
第5条 バックボード ……………………………………………………… 3
第6条 バスケット ………………………………………………………… 4
第7条 ボール ………………………………………………………………… 5
第8条 ゲームき ぐ
器具 …………………………………………………………… 5
第3章 し ん ぱ ん
審判とテーブル・オフィシャルズ
第9条 しんぱん
審判 …………………………………………………………………… 6
第10条 スコアラーとアシスタント・スコアラー ……………………… 6
第11条 タイマー …………………………………………………………… 7
第12条 30びよう
秒 オペレイター ………………………………………………… 8
第4章 チーム
第13条 こうせい
構成 ………………………………………………………………… 10
第14条 コーチ ………………………………………………………………… 10
第15条 ユニフォーム ………………………………………………………… 10
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第5章 ゲームのす す
進めか た
方
第16条 き よ う ぎ じ か ん
競技時間 ……………………………………………………………… 11
第17条 ゲームのか い し
開始 ………………………………………………………… 12
第18条 ジャンプ・ボール ………………………………………………… 13
第19条 ゴールとてんすう
点数 ………………………………………………………… 14
第20条 ゴール・テンディングとバスケット・インタフェア …………… 15
第21条 どうてん
同点とえんちよう
延長 …………………………………………………………… 17
第22条 ゲームのお
終わり …………………………………………………… 17
第6章 プレイのき て い
規定
第23条 しゆつじよう
出 場とこうたい
交代 ………………………………………………………… 18
第24条 タイム・アウト …………………………………………………… 18
第25条 ボールのあつか
扱 いかた
方 …………………………………………………… 19
第26条 ボールのほ じ
保持 ……………………………………………………… 20
第27条 プレイヤーとしんぱん
審判のい ち
位置 ………………………………………… 20
第28条 アウト・オブ・バウンズ(アウトとりやく
略 します) ………………… 20
第29条 ボールをアウトにすること ……………………………………… 21
第30条 ボールをも
持ってしんこう
進行する ………………………………………… 21
第31条 ピヴォット …………………………………………………………… 22
第32条 ドリブル ……………………………………………………………… 23
第33条 ヘルド・ボール …………………………………………………… 24
第34条 ショットのどうさちゆう
動作中のプレイヤー …………………………………… 24
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第35条 3びよう
秒 ルール …………………………………………………………… 25
第36条 せつきん
接近してディフェンスされたプレイヤー ………………………… 26
第37条 30びよう
秒 ルール ………………………………………………………… 26
第7章 き そ く い は ん
規則違反とば つ そ く
罰則
第38条 ヴァイオレイション ……………………………………………… 27
第39条 ファウル ……………………………………………………………… 27
第40条 スロー・インのほうほう
方法 ……………………………………………… 28
第41条 フリースローのほうほう
方法 ……………………………………………… 29
第42条 フリースローのヴァイオレイションとばつそく
罰則 …………………… 30
第8章 こ う い
行為についてのき て い
規定
第43条 テクニカル・ファウルのげんそく
原則 ………………………………… 32
第44条 パーソナル・ファウル …………………………………………… 32
第45条 ダブル・ファウル ………………………………………………… 34
第46条 アンスポーツマンライク・ファウル …………………………… 35
第47条 プレイヤーの5かい
回のファウル ……………………………………… 36
第48条 チーム・ファウル …………………………………………………… 36
し ん ぱ ん
審判のあ い ず
合図 ……………………………………………………………………… 37
スコアシートのき に ゆ う
記入 …………………………………………………………… 44
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- 1 -
だ い
第1し ょ う
章 ゲーム
だ い
第1じ ょ う
条 ミニバスケットボールのゲーム
ミニバスケットボールのゲームは,12さ い
才まで(し ょ う が く せ い
小学生をた い し ょ う
対象)のプ
レイヤーでおこないます。
だ い
第2じ ょ う
条 ゲームのも く て き
目的
ゲームは,5に ん
人ずつのプレイヤーからなる2チームでおこないます。 じ ぶ ん
自分たちがボールをいれるバスケットを「あ い て
相手チームのバスケット」
といいます。
それぞれのチームのも く て き
目的は,あ い て
相手チームのバスケットにボールをな
投
げいれてと く て ん
得点することと,あ い て
相手チームにと く て ん
得点させないことです。
だ い
第2し ょ う
章 し せ つ
施設,き ぐ
器具
だ い
第3じ ょ う
条 コートのおおきさ
コートのおおきさは,た て
縦28メー トル
m~22メー トル
m,よ こ
横15メー トル
m~12メー トル
mとし,た て
縦・よ こ
横のな が
長さのつりあいがとれたコートをし よ う
使用します。
だ い
第4じ ょ う
条 コートのき ょ う か い せ ん
境界線とそのほかのライン
コートのまわりのライン(せ ん
線)とそのほかのラインは,ず
図1のように
えがかれ,すべてのラインのは ば
幅は5センチメートル
㎝ です。
コートのたてのライン(な が
長いほうのライン)を「サイド・ライン」と
いい,よ こ
横のライン(みじか
短いほうのライン)を「エンド・ライン」といいま
す。
バックボードからフリースロー・ラインまでのき ょ り
距離は4メー トル
mです。
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- 2 -
図ず
1
-
- 3 -
だ い
第5じ ょ う
条 バックボード
バックボードのおおきさは,たて80センチメートル
㎝ ,よ こ
横120センチメートル
㎝ (ず
図2)で,
かたいき
木,またはとうめいなざ い り ょ う
材料でつくられています。
図ず
2
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- 4 -
だ い
第6じ ょ う
条 バスケット
バスケットはリングとネットからできています。リングのおおきさ
はおよそ45センチメートル
㎝ で,ネットのな が
長さはおよそ40センチメートル
㎝ です。
また,リングはバックボードのまんなかについていて,ゆ か
床からリング
までのた か
高さは260センチメートル
㎝ です。(ず
図3)
図ず
3
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- 5 -
だ い
第7じ ょ う
条 ボール
ボールは,まわりのな が
長さが69センチメートル
㎝ ~71センチメートル
㎝ ,お も
重さは470ク ゙ ラム
g~500ク ゙ ラム
g
です。このボールを「5ご う
号ボール」といいます。
ボールには,はずみすぎたり,はずみがわるかったりしないようにく う
空き
気
をいれておきます。
だ い
第8じ ょ う
条 ゲームき ぐ
器具
(1) ゲーム・クロック き ょ う ぎ じ か ん
競技時間やハーフ・タイム,クォーター・タイムなどをはかり
ます。
(2) ストップ・ウォッチ
タイム・アウトをはかります。
(3) 30びょう
秒ルールのひ ょ う じ き ぐ
表示器具 ひ ょ う じ き ぐ
表示器具がないときにはき い ろ
黄色とあ か い ろ
赤色のこ ば た
小旗をつかいます。
(4) おおきなお と
音のでるあ い ず き ぐ
合図器具
(5) スコアシート
(6) スコアボード
(7) プレイヤー・ファウルのか ず
数をしめすひ ょ う し き
標識 す う じ
数字は1から4まではし ろ じ
白地にく ろ
黒,5はし ろ じ
白地にあ か
赤とします。
(8) チーム・ファウルをしめすひ ょ う し き
標識
1から4までのす う じ
数字をか
書いた4つのひ ょ う し き
標識と,チームが4か い
回のプレ
イヤー・ファウルをこえたことをしらせるあ か
赤いひ ょ う し き
標識です。
(9) ポゼションのひ ょ う じ き ぐ
表示器具(ポゼション・アロー) せ
攻めるほ う こ う
方向をあ か い ろ
赤色のや じ る し
矢印(ず
図4)でしめし,み ぎ ほ う こ う
右方向とひ だ り ほ う こ う
左方向をこ う ご
交互
にしめせるひ ょ う し き
標識です。
図ず
4
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- 6 -
だ い
第3し ょ う
章 し ん ぱ ん
審判とテーブル・オフィシャルズ
だ い
第9じ ょ う
条 し ん ぱ ん
審判し ん ぱ ん
審判はし ゅ し ん
主審とふ く し ん
副審のふ た り
2人でおこないます。 ふ た り
2人のし ん ぱ ん
審判は,テーブル・オフィシャルズ(スコアラーやアシスタン
ト・スコアラー,タイマー,30びょう
秒オペレイター)などのて だ す
手助けをうけ
ながら,ゲームをす す
進めます。
だ い
第10じ ょ う
条 スコアラーとアシスタント・スコアラー
スコアラーはスコアシートにき ろ く
記録します。 か
書きか た
方については「スコアシートのき
記にゅう
入」をよ
読みましょう。
スコアラーはつ ぎ
次のことをあ い ず
合図してし ん ぱ ん
審判にしらせます。
(1) プレイヤーの5か い め
回目のファウル
(2) 1チームのか く
各クォーター4か い め
回目のプレイヤー・ファウル
(3) タイム・アウト
(4) タイム・アウトのときのこ う た い
交代
アシスタント・スコアラーはスコアラーにきょうりょく
協力し,プレイヤーにファウ
ルがあったとき,な ん か い
何回め
目のファウルであるかがよくわかるようにひ ょ う し き
標識でし
らせます。
チーム・ファウルのか い す う
回数もそのときにしらせます。
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だ い
第11じ ょ う
条 タイマー
タイマーはゲームのぜ ん は ん
前半とこ う は ん
後半のか い し
開始3ぷ ん ま え
分前と1ぷ ん ま え
分前を,あ い ず き
合図器ぐ
具
をならしてし ん ぱ ん
審判とまわりのひ と
人たちにしらせます。 き ょ う ぎ
競技じ か ん
時間やクォーター・タイム,ハーフ・タイム,タイム・アウト のじ か ん
時間をはかり,それぞれのしゅう りょ う
終了をあ い ず き ぐ
合図器具をならしてし ん ぱ ん
審判とまわり のひ と
人たちにしらせます。
き ょ う ぎ
競技じ か ん
時間はつ ぎ
次のときにはかりはじめます。
(1) ジャンプ・ボールのば あ い
場合,ジャンパーがボールをタップしたとき
(2) フリースローがはいらないでゲームがつづけられるば あ い
場合,コート
のなかにいるプレイヤーがボールをさわったとき
(3) ファウル,ヴァイオレイション,タイム・アウトのあとのスロー・
インで,コートのなかにいるプレイヤーがボールをさわったとき
つ ぎ
次のときにき ょ う ぎ
競技じ か ん
時間をとめます。
(1)か く
各クォーターやえ ん ち ょ う
延長のおわり
(2)し ん ぱ ん
審判がつ ぎ
次のあ い ず
合図をしたとき
a) ファウル
b) ヴァイオレイション
c) ヘルド・ボール
d) そのほかのり ゆ う
理由でふ え
笛をならしたとき
(3) あらかじめタイム・アウトをね が
願いでているあ い て
相手チームがショット
をいれたとき
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だ い
第12じ ょ う
条 30びょう
秒オペレイター
ボールをもっているチームが,30秒びょう
にならないうちにショットをし
なかったときにはおおきな音おと
で合図あ い ず
をします。
30秒びょう
は次つぎ
のときからはかりはじめます。
(1) チームがコートのなかであらたにボールをとったとき
(2) スロー・インのときは、どちらかのチームがスロー・インされた
ボールをコートのなかでとったとき
30秒びょう
は次つぎ
のときにおわります。
(1) ボールがシューターの手て
からはなれ,バスケットにはいるか
リングにあたったとき
(2) 相手あ い て
チームがボールをとったとき
(3) ボールをもっているチームの相手あ い て
チームのファウルやアウト・
オブ・バウンズ以外い が い
のヴァイオレイション(ゴール・テンディン
グ,バスケット・インタフェアなど)があったとき
(4) ボールをもっているチームの相手あ い て
チームのプレイヤーがけがなど
をして審判しんぱん
がゲームをとめたとき
(5) 審判しんぱん
がどちらのチームにも関係かんけい
のないことでゲームをとめたとき
次つ ぎ
のことがおこり,引ひ
き続つ づ
きそれまでボールをもっていたチームのス
ロー・インになったときは,30秒びょう
ははかりなおさず,ボールがアウト
になったときの残の こ
り時間じ か ん
から,続つ づ
けてはかりはじめます。
(1) ボールがアウト・オブ・バウンズになったとき
(2) ボールをもっているチームのプレイヤーがけがなどをして審判し ん ぱ ん
がゲームをとめたとき
(3) ヘルド・ボールになったとき
(4) ダブルファウルになったとき
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黄色き い ろ
と赤色あかいろ
の小旗こ ば た
をつかって30 秒びょう
をしらせるときは,15 秒びょう
~
24秒びよう
までは黄色き い ろ
,25秒びょう
~30秒びょう
までは赤色あかいろ
でしらせます。
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だ い
第4し ょ う
章 チーム
だ い
第13じ ょ う
条 こ う せ い
構成か く
各チームはコーチひ と り
1人,プレイヤー5に ん
人,こ う
交た い よ う い ん
代要員5に ん
人~10に ん
人で, こ う た い よ う い ん
交代要員の5に ん
人はゲームにでなければなりません。
のこりのこ う た い よ う い ん
交代要員もこ う た い
交代のきまりによって,ゲームにでることがで
きます。
だ い
第14じ ょ う
条 コーチ
コーチはゲームをし き
指揮するひとです。
だ い
第15じ ょ う
条 ユニフォームお な
同じチームのプレイヤーはお な
同じい ろ
色のユニフォームをき
着て,ま え
前とせ な か
背中
にし ん ぱ ん
審判とスコアラーにわかるようにば ん ご う
番号をつけます。
ただし,1ば ん
番~3ば ん
番まではつかうことはできません。
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だ い
第5し ょ う
章 ゲームのす す
進めか た
方
だ い
第16じ ょ う
条 き ょ う ぎ じ か ん
競技時間
ゲームはハーフ・タイム5ふ ん
分をはさんだぜ ん は ん
前半・こ う は ん
後半か く
各12ふ ん
分ハーフで
す。 か く
各ハーフはクォーター・タイム1ふ ん
分をはさんだ6ぷ ん
分ずつです。 か く
各6ぷ ん
分をだ い
第1,だ い
第2,だ い
第3,だ い
第4クォーターとよびます。
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- 12 -
だ い
第17じ ょ う
条 ゲームのか い し
開始
ゲームはだ い
第1クォーターだけセンター・サークルからのジャンプ・ボ
ールではじめます。 だ い
第2・だ い
第3・だ い
第4クォーターとか く え ん ち ょ う
各延長は,きめられたじゅんばん
順番にオフィシ
ャルズ・テーブルからと お
遠いほうのセンター・ラインのそ と
外から,スロー・イ
ンではじめます。 ぜ ん は ん
前半はあ い て
相手チーム・ベンチが わ
側のバスケットにボールをいれます。 こ う は ん
後半はじ ぶ ん
自分たちのチーム・ベンチが わ
側のバスケットにボールをいれます。
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だ い
第18じ ょ う
条 ジャンプ・ボール
ジャンパーのふ た り
2人はそれぞれ,センター・サークルでじ ぶ ん
自分たちのチー
ム・ベンチが わ
側のは ん え ん
半円のなかにたちます。
ジャンパーは,う え
上にあげられたボールをそれぞれ2か い
回までタップする
ことができます。
また,ボールがジャンパーい が い
以外の8に ん
人のプレイヤーかゆ か
床などにふれる
まではボールにさわってはいけません。
ジャンパーい が い
以外の8に ん
人のプレイヤーはボールがタップされるまでは,サ
ークルのなかにはいってはいけません。
つ ぎ
次のば あ い
場合は,ジャンプ・ボールとなりますが,ジャンプ・ボールはおこ
なわないで,もっともちかいコートのそ と
外から,きめられたじゅんばん
順番のチームが
スロー・インしてゲームをはじめます。
(1) どちらのチームがボールをコートのそ と
外にだしたのかがわからない
とき
(2)り ょ う
両チームのプレイヤーがボールにか た
片て
手やり ょ う て
両手をしっかりとかけた
とき(だ い
第33じ ょ う
条 ヘルド・ボール)
(3)さ い ご
最後のフリースローのとき,シューターい
以が い
外のり ょ う
両チームのプレイ
ヤーがヴァイオレイション(だ い
第42じ ょ う
条)をし,そのフリースローが
はいらなかったとき
(4) スロー・インされたボールやプレイちゅう
中のボールがバスケットのさ さ
支
えにのってしまったり,はさまってしまったりしたとき
チームがスロー・インするじゅんばん
順番
だ い
第1クォーターのジャンプ・ボールで,はじめにボールをとったチー
ムのあ い て
相手チームに,スロー・インのボールがあたえられます。
そのあと,ジャンプ・ボールのたびにチームがじゅんばん
順番にスロー・インを
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- 14 -
します。
どちらのチームにスロー・インのボールがあたえられるかは,ポゼシ
ョン・アロー(あ か
赤いや じ る し
矢印)でしらせます。 や じ る し
矢印のむきは,スロー・インされたボールにコートのなかにいるプレ
イヤーがさわったときにかわります。
だ い
第19じ ょ う
条 ゴールとて ん す う
点数
ゴールとはボールがバスケットのう え
上からはいったことをいいます。 と く て ん
得点は2て ん
点になります。しかし,フリースローは1て ん
点です。
まちがってじ ぶ ん
自分たちのバスケットにいれてしまったらあ い て
相手チームの と く て ん
得点となります。
ゴールのあとは,あ い て
相手チームがエンド・ラインのそ と
外から5びよう
秒のうちに
スロー・インをしてゲームをつづけます。
ゲームがしゅうりょう
終了したときに,と く て ん
得点のおおいチームがか
勝ちとなります。
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- 15 -
だ い
第20じ ょ う
条 ゴール・テンディングとバスケット・インタフェア
ゴール・テンディング
ゴール・テンディングとは,ショットされたボールがお
落ちはじめてか
ら,バスケットにはいらないことがはっきりしないうちにリングよりた か
高
いところでそのボールにさわることをいいます。
これは,オフェンス(せ
攻める)が わ
側のプレイヤーもディフェンス(ま も
守る)が わ
側のプレイヤーも,そのボールにさわってはいけません。
ショットされたボールがリングのう え
上にのっているときやリングから
はずんでお
落ちてきたボールは,どちらのプレイヤーもボールにだけは
さわってもよいですが,バスケット(リングとネット)やバックボード
にさわってはいけません。
バスケット・インタフェア
バスケット・インタフェアとは,ショットされたボールがく う ち ゅ う
空中にある
ときやボールがリングのう え
上にのっているときに,バックボードやリング
にさわることをいいます。
また,バスケットのな か
中にあるボールにさわったり,バスケットのな か
中か
らて
手をだしてボールにさわることもバスケット・インタフェアとなりま
す。
オフェンスが わ
側のチームがゴール・テンディングやバスケット・インタ
フェアをしたときは,ボールがバスケットにはいってもと く て ん
得点にはなりま
せん。フリースロー・ラインのところのサイド・ラインのそ と
外から,あ い て
相手チ
ームにスロー・インのボールがあたえられます。
ディフェンスが わ
側のチームがゴール・テンディングやバスケット・イン
タフェアをしたときは,ボールがバスケットにはいってもはいらなくて
も,フリースローのときならば1て ん
点が,それい が い
以外のショットのときなら
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ば2て ん
点がシューターにみとめられます。
ボールがい ち ど
一度リングからはずんだあとは,リングよりた か
高いところで
そのボールにさわってもバスケット・インタフェアにはなりません。
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だ い
第21じ ょ う
条 ど う て ん
同点とえ ん ち ょ う
延長こ う は ん
後半をおわったときりょ う
両チームのと く て ん
得点がお な
同じならばひきわけです。 え ん ち ょ う
延長をおこなうば あ い
場合は,1か い
回3ぷ ん か ん
分間のえ ん ち ょ う
延長じ
時げ ん
限をひつようなか い す う
回数だ
けおこない,か く え ん ち ょ う
各延長のま え
前に2ふ ん か ん
分間のタイム・アウトをとります。 せ
攻めるバスケットは,こ う は ん
後半とお な
同じです。
だ い
第22じ ょ う
条 ゲームのおわり
ゲームはき ょ う ぎ じ か ん
競技時間のおわりをしらせるタイマーのあ い ず
合図がなったとき
におわります。
-
- 18 -
だ い
第6し ょ う
章 プレイのき て い
規定
だ い
第23じ ょ う
条 しゅつじょう
出場とこ う た い
交代だ い
第3クォーターまでに 10に ん
人い じ ょ う
以上のプレイヤーが1クォーターい じ ょ う
以上,
2クォーターをこえないじ か ん
時間ゲームにでていなければなりません。
ケガや5か い
回ファウルなどでクォーターのと ち ゅ う
途中でこ う た い
交代があったば あ い
場合,そ
れまででていたプレイヤーもこ う た い
交代してでたプレイヤーもその1クォータ
ーにでていたことになります。 だ い
第4クォーターとえ ん ち ょ う
延長にタイム・アウトがあったときにはどちらの
チームもプレイヤーのこ う た い
交代ができます。
だ い
第24じ ょ う
条 タイム・アウトか く
各チームはぜ ん は ん
前半とこ う は ん
後半に1か い
回ずつ1ぷ ん か ん
分間のタイム・アウトをとること
ができます。 か く
各えんち ょ う
延長は,りょ う
両チームに1か い
回ずつのタイム・アウトがとれます。
タイム・アウトはファウル,ヴァイオレイション,ヘルド・ボールが
おこったときか,あ い て
相手チームのショットがはいったときにとれます。
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- 19 -
だ い
第25じ ょ う
条 ボールのあつかいか た
方
ボールはて
手であつかわなければいけません。
プレイヤーはき ょ う ぎ き そ く
競技規則にきめられたなかで,ボールをどんなほ う こ う
方向にで
もパスし,スローし,タップし,ころがし,またはドリブルすることが
できます。
ボールをもっては
走ったり,ボールをわざとけったりあ し
脚(ひざやひざよ
りもう え
上のぶ ぶ ん
部分もふくむ)でとめたり,こぶしでたたいたりしてはいけま
せん。
-
- 20 -
だ い
第26じ ょ う
条 ボールのほ じ
保持
プレイヤーがボールをほ じ
保持しているとは,プレイヤーがコートのなか
でボールをもっているかドリブルをしているば あ い
場合と,アウトでスロー・
インのボールをもっているば あ い
場合をいいます。
チームがボールをほ じ
保持しているとは,そのチームのプレイヤーがボ
ールをほ じ
保持しているか,そのチームのプレイヤーのあいだでパスをおこ
なっているば あ い
場合をいいます。
チームのボールのほ じ
保持は,つ ぎ
次のときにおわります。
(1) ボールがショットされてシューターのて
手からはなれたとき
(2) ショットしようとするプレイヤーがもっているボールをあ い て
相手にブ
ロックされてて
手からはなれたとき
(3)あ い て
相手チームがボールをほ じ
保持したとき
(4) ファウル,ヴァイオレイション,ヘルド・ボールがおこったとき
(5) そのほかし ん ぱ ん
審判がゲームをとめたとき
だ い
第27じ ょ う
条 プレイヤーとし ん ぱ ん
審判のい ち
位置
プレイヤーのい ち
位置はそのプレイヤーがいるゆ か
床によってきまります。
プレイヤーがとんでく う ち ゅ う
空中にいるときは,とぶま え
前にいたゆ か
床にいたことに
なります。
ボールがし ん ぱ ん
審判にふれたときは,そのし ん ぱ ん
審判がいるゆ か
床にふれたことになり
ます。
だ い
第28じ ょ う
条 アウト・オブ・バウンズ(アウトとり ゃ く
略します)
プレイヤーがアウトになるのはそのプレイヤーがコートのそ と
外にでたと
きやコートのまわりのラインにふれたときです。
ボールがアウトになるのはつ ぎ
次のときです。
-
- 21 -
(1) ボールがアウトのプレイヤーにふれたとき
(2) ボールがコートのまわりのライン,またはコートのそ と
外のゆ か
床やもの
にふれたとき
(3) ボールがバックボードのうら,またはうしろのさ さ
支えにふれたとき
(4) ボールがバスケットのし た
下からはいったとき
だ い
第29じ ょ う
条 ボールをアウトにすること
ボールをアウトにしたときは,あ い て
相手チームのスロー・インとなります。
ボールがアウトになったときは,アウトになるま え
前のボールにさ い ご
最後にふ
れたプレイヤーがアウトにしたことになります。
ただし,わざとあ い て
相手にボールをな
投げつけたりしてアウトにしたときに
は,あ い て
相手チームのスロー・インとなります。
だ い
第30じ ょ う
条 ボールをもってし ん こ う
進行すること
ボールをもったプレイヤーは2ほ
歩まではす す
進むことができますが,3ぽ い じ ょ う
歩以上す す
進むことはできません。 い は ん
違反すればトラヴェリングになり,あ い て
相手チームのスロー・インとなり
ます。
-
- 22 -
だ い
第31じ ょ う
条 ピヴォット
ピヴォットとは,か た ほ う
片方のあ し
足(これをピヴォット・フットといいます)
をゆ か
床からはなさずに,もうい っ ぽ う
一方のあ し
足だけをな ん ど
何度でもいろいろなほ う
方こ う
向にふ
みだすことをいいます。
プレイヤーはり ょ う あ し
両足をゆ か
床につけたままボールをうけとったとき,どちら
のあ し
足をピヴォット・フットにしてもかまいません。
プレイヤーがく う ち ゅ う
空中でボールをうけとったり,ドリブルしながらく う ち ゅ う
空中
でボールをもったりしたときは,さ き
先にゆ か
床についたあ し
足がピヴォット・フッ
トになります。
-
- 23 -
だ い
第32じ ょ う
条 ドリブル
ドリブルとは,ボールをゆ か
床にはずませたあと,そのボールにふれるこ
とをいいます。
プレイヤーがボールとともにす す
進みたいときにはドリブルをつかいます。 い ち ど
一度はずませたボールにか た て
片手でドリブルをく
繰りか え
返すことはかまいませ
んが,り ょ う て
両手をど う じ
同時にボールにさわったり,か た て
片手またはり ょ う て
両手でボールをも
ったりしたときに,そのドリブルはおわります。
ドリブルがおわったあとは,あらためてボールをもたなければドリブ
ルすることはできません。 い は ん
違反すればダブル・ドリブルになり,あ い て
相手チームのスロー・インとな
ります。
-
- 24 -
だ い
第33じ ょ う
条 ヘルド・ボールり ょ う
両チームのプレイヤーがボールにか た て
片手またはり ょ う て
両手をしっかりとかけた
ときに,ヘルド・ボールとなり,きめられたじゅんばん
順番にあたるチームにスロ
ー・インのボールがあたえられます。
だ い
第34じ ょ う
条 ショットのど う さ ち ゅ う
動作中のプレイヤー
ショットのど う さ ち ゅ う
動作中であるとは,あ い て
相手のバスケットをねらって,ショッ
トしようとしたとし ん ぱ ん
審判がは ん だ ん
判断したときから,ボールがて
手からはなれるま
でのあいだをいいます。 ゆ か
床にあ し
足がついているショットは,ボールがて
手からはなれたときにおわ
ります。 く う ち ゅ う
空中にいるときは,ボールがて
手からはなれたあとそのプレイヤーのり ょ う あ し
両足
がゆ か
床につくまでをいいます。
-
- 25 -
だ い
第35じ ょ う
条 3びょう
秒ルールせ
攻めているチームは,あ い て
相手チームのせ い げ ん く い き
制限区域のなかに3びょう
秒までは,は
いっていることができます。(ず
図5)
ラインはせ い げ ん く い き
制限区域にふくまれます。
せ い げ ん く い き
制限区域のそ と
外のゆ か
床にり ょ う あ し
両足をつけなければ,せ い げ ん く い き
制限区域からでたことには
なりません。
3びょう
秒ルールのい は ん
違反は,あ い て
相手チームのスロー・インとなります。
図ず
5
-
- 26 -
だ い
第36じ ょ う
条 せ っ き ん
接近してディフェンスされたプレイヤー
ボールをもっているプレイヤーがあ い て
相手にちかづかれて,パスも,ショ
ットも,ドリブルも,ボールをころがすこともできないで5びょう
秒たったと
きは,あ い て
相手チームのスロー・インとなります。
だ い
第37じ ょ う
条 30びょう
秒ルール
コートのなかでボールをほ じ
保持したチームは,30びょう
秒のうちにショットを
しなければいけません。
30びょう
秒のうちにショットするということは,30びょう
秒のあ い ず
合図がなるま え
前に
シューターのて
手からボールがはなれ,そのボールがバスケットにはいる
か,リングにあたったことをいいます。
30びょう
秒たってもショットをしないときは,あ い
相て
手チームのスロー・イン
となります。
30びょう
秒たたないうちにあ い て
相手チームがファウルをして,またそのチーム
のボールとなったときは,30びょう
秒をはかりなおします。
-
- 27 -
だ い
第7し ょ う
章 き そ く い は ん
規則違反とば っ そ く
罰則
だ い
第38じ ょ う
条 ヴァイオレイション
ヴァイオレイションとは,からだのふれあ
合いやスポーツマンらしくな
いこ う い い が い
行為以外のき そ く い は ん
規則違反をいいます。
ヴァイオレイションがおこったら,ヴァイオレイションがおこったと
ころにもっともちかいアウトからあ い て
相手チームのスロー・インではじまり
ます。
だ い
第39じ ょ う
条 ファウル
ファウルとは,あ い て
相手とのからだのふれあ
合いやスポーツマンらしくない
おこないによるき そ く い は ん
規則違反をいいます。
おこったファウルによって,スロー・インまたはフリースローでゲー
ムをはじめます。
ダブル・ファウルがあったときは,だ い
第45じ ょ う
条にかかれてあるようにゲー
ムをはじめます。
-
- 28 -
だ い
第40じ ょ う
条 スロー・インの位置い ち
とほ う ほ う
方法
ファウル,ヴァイオレイション,ジャンプ・ボールとなったときは,し ん ぱ ん
審判
にいわれたところから,つ ぎ
次のようにスロー・インをします。
(1) ボールをもってから5びょう
秒のうちにコートのなかにいるプレイヤー
にボールをな
投げなければいけません。
(2) スロー・インするときにラインをふんでもよいですが,コートの
なかにはいってはいけません。
(3) コートのなかにいるプレイヤーは,ボールがコートのなかにな
投げ
いれられるまでは,ラインのう え
上またはそれをこえてからだのど
のぶ ぶ ん
部分もだしてはいけません。
(4) スロー・インするときは,審判しん ぱ ん
にいわれたところからラインにそ
って1mメートル
をこえて,いどうしてはいけません。
一度い ち ど
いどうしてから、はんたいの方向ほう こ う
に、いどうし直なお
すこともで
きますが、ラインにそっていどうする幅はば
が1mメートル
をこえたときは、
ヴァイオレイションとなります。
これらのきまりがまもられなかったときにはあ い て
相手チームのボールとな
ります。
-
- 29 -
だ い
第41じ ょ う
条 フリースローのほ う ほ う
方法
フリースロー・シューターは,ボールをわたされてから5びょう
秒のうちに
フリースロー・ラインのすぐうしろのい ち
位置からショットをしなければい
けません。
シューターい が い
以外のプレイヤーは,つ ぎ
次のず
図6のいずれかのば し ょ
場所にいるこ
とができます。
(1) シューターのあ い て
相手チームのプレイヤーふ た り
2人はせ い げ ん く い き
制限区域のライ
ンにそったバスケットにもっともちかいり ょ う が わ
両側のば し ょ
場所(B1,
B2)
(2) シューターが わ
側のプレイヤーふ た り
2人は(1)のば し ょ
場所につづくり ょ う が わ
両側のば し ょ
場所(A1,A2)
(3) シューターのあ い て
相手チームのプレイヤーひ と り
1人はフリースロー・シュ
ーターにもっともちかいり ょ う が わ
両側のば し ょ
場所のどちらか(B3)
プレイヤーはきめられているば し ょ
場所い が い
以外にはいることはできません。
きめられたば し ょ
場所にはいらないプレイヤーはフリースローをおこなうは ん え ん
半円
よりもうしろにいなければなりません。
-
- 30 -
図ず
6
だ い
第42じ ょ う
条 フリースローのヴァイオレイションとば っ そ く
罰則
フリースロー・シューターは,ボールがバスケットのリングにあたる
かバスケットにはいるまでせ い げ ん く い き
制限区域にはいることはできません。 せ い げ ん く い き
制限区域のラインにいるプレイヤーは,ボールがシューターのて
手から
はなれるまでせ い げ ん
制限く い き
区域にはいることはできません。
そのほかのプレイヤーは,ボールがバスケットのリングにあたるかバ
スケットにはいるまでフリースローのは ん え ん
半円よりもうしろにいなければな
りません。
これらのきまりにい は ん
違反することは,ヴァイオレイションになります。
シューターは,ボールをもってから5びょう
秒のうちにショットをしなかっ
たときやフリースロー・ラインをふんでショットをしたとき,またはさ い ご
最後
のショットがリングにあたらないではいらなかったときは,シューター
のヴァイオレイションとなります。
シューターがヴァイオレイションをしたときはと く て ん
得点はみとめられませ
ん。フリースロー・ラインのところのサイド・ラインのアウトから,あ い て
相手
チームのスロー・インとなります。
-
- 31 -
シューターが わ
側のシューターい が い
以外のプレイヤーがヴァイオレイションを
したときは,フリースローがはいればと く て ん
得点となり,ヴァイオレイション
はなかったものとなります。ヴァイオレイションがあってさ い ご
最後のフリー
スローがはいらなかったときは,フリースロー・ラインのところのサイ
ド・ラインのアウトから,あ い て
相手チームのスロー・インとなります。
シューターのあ い て
相手チームのプレイヤーがヴァイオレイションをしたと
きは,フリースローがはいればと く て ん
得点となり,ヴァイオレイションはなか
ったものとなります。はいらなかったときはお な
同じシューターがフリース
ローのやりなおしをします。
さ い ご
最後のフリースローのときにシューターい が い
以外のりょ う
両チームのプレイヤーが
ヴァイオレイションをし,そのフリースローがはいらなかったときは,
ジャンプ・ボールとなり,きめられたじゅんばん
順番にあたるチームのスロー・イン
となります。
-
- 32 -
だ い
第8し ょ う
章 こ う い
行為についてのき て い
規定
だ い
第43じ ょ う
条 テクニカル・ファウルのげ ん そ く
原則
プレイヤーはいつもスポーツマンシップにもとづいてプレイをしな
ければなりません。あ い て
相手チームのプレイヤーもゲームのな か ま
仲間であること
をけっしてわすれてはいけません。 し ん ぱ ん
審判のち ゅ う い
注意をむししたり,スポーツマンらしくないふるまいをしたと
きは,テクニカル・ファウルとなり,あ い て
相手チームに2こ
個のフリースロー
と,そのあとセンター・ラインのアウトからのスロー・インがあたえら
れます。
コーチもスポーツマンらしくないふるまいをしたら,テクニカル・フ
ァウルとなり,あ い て
相手チームに2こ
個のフリースローと,そのあとセンター
・ラインのアウトからのスロー・インがあたえられます。
だ い
第44じ ょ う
条 パーソナル・ファウル
パーソナル・ファウルとは,あ い て
相手とのからだのふれあ
合いによるプレイ
ヤーのファウルをいいます。
プレイヤーは,オフェンス(せ め
攻め)やディフェンス(ま も
守り)をおこな
うときに,つ ぎ
次のことをしてあ い
相て
手のプレイをさまたげてはいけません。
(1) つかんだり,おさえたりすること
(2) おすこと
(3) たたくこと
(4) つきあたること
(5) つまずかせること
(6) からだをと く べ つ
特別にあ い て
相手のほうにまげたりして,あ い て
相手のう ご
動きをじゃ
ますること
(7) そのほから ん ぼ う
乱暴なふれあ
合いをおこすこと
-
- 33 -
からだのふれあ
合いがおこったためにあ い て
相手がふ り
不利になったば あ い
場合には,そ
のふれあ
合いにせ き に ん
責任のあるプレイヤーのファウルとなります。
ショットでないプレイヤーがファウルをされたときは,ファウルされ
たチームのスロー・インとなります。
ショットのプレイヤーがファウルをされ,そのショットがはいらなか
ったときは,2こ
個のフリースローとなります。
ショットのプレイヤーがファウルをされ,そのショットがはいったと
きはと く て ん
得点となり,さらに1こ
個のフリースローとなります。
-
- 34 -
だ い
第45じ ょ う
条 ダブル・ファウル
ダブル・ファウルとは,り ょ う
両チームのふ た り
2人のプレイヤーが,おたがいにど う じ
同時にファウルをしたば
場あ い
合をいいます。
それぞれのプレイヤーにファウルがき ろ く
記録され,フリースローはどちら
のチームにもあたえられません。
ダブル・ファウルがあったときは,ボールをもっていたチームのスロ
ー・インからゲームをはじめます。
どちらのチームもボールをもっていなかったときは,きめられたじゅんばん
順番にあたるチームのスロー・インでゲームをはじめます。
ダブル・ファウルとほとんどど う じ
同時にショットかフリースローがはいっ
たときは,と く て ん
得点となりあ い て
相手チームがエンド・ラインからスロー・インし
てゲームをはじめます。
-
- 35 -
だ い
第46じ ょ う
条 アンスポーツマンライク・ファウル
アンスポーツマンライク・ファウルとは,あ い
相て
手のプレイをさまたげるた
めに,わざとプレイヤーとふれあ
合いをおこしたファウルをいいます。
ショットでないプレイヤーがこのファウルをされたとき,またはショ
ットのプレイヤーがこのファウルをされてそのショットがはいらなかっ
たときは,ファウルをされたプレイヤーは2こ
個のフリースローをおこな
います。
ショットがはいったときはと く て ん
得点となり,さらに1こ
個のフリースローを
おこないます。
フリースローがはいってもはいらなくても,フリースローのあとはオフィ
シャルズ・テーブルからと お
遠いほうのセンター・ラインのそ と
外からシュータ
ーが わ
側のスロー・インでゲームをはじめます。
-
- 36 -
だ い
第47じ ょ う
条 プレイヤーの5か い
回のファウルひ と り
1人のプレイヤーがファウル(パーソナル・ファウルとテクニカル・フ
ァウルをあ
合わせて)を5か い
回したら,そのあとプレイヤーはそのゲームに
でることができなくなります。かわりにこ う た い よ う
交代要い ん
員がでることになります。
だ い
第48じ ょ う
条 チーム・ファウル
1チームがか く
各クォーターにプレイヤー・ファウルを4か い
回したあとは,そ
のあとにおこったチームのパーソナル・ファウルにたいして,あ い て
相手チー
ムに2こ
個のフリースローがあたえられます。 え ん ち ょ う
延長はだ い
第4クォーターのチーム・ファウルをたしてかぞえます。
-
- 37 -
し ん ぱ ん
審判のあ い ず
合図
し ん ぱ ん
審判のあ い ず
合図はとてもたいせつです。 し ん ぱ ん
審判は,つ ぎ
次にしめされているあ い ず
合図をつかってスコアラー,プレイヤ
ー,コーチ,か ん き ゃ く
観客には ん て い
判定をしらせます。 あ い ず
合図をせ い か く
正確にしめすことによってし ん ぱ ん
審判のは ん て い
判定がよりたしかになり,ゲ
ームがスムーズにすすみます。
-
- 38 -
-
- 39 -
-
- 40 -
-
- 41 -
-
- 42 -
-
- 43 -
-
- 44 -
スコアシートのき に ゅ う
記入
1 スコアラーは,し あ い
試合がはじめるま え
前までにつ ぎ
次のことをスコアシートに か
書きます。
(1)し あ い
試合め い
名,か い じ ょ う
会場,に ち じ
日時
(2)りょ う
両チームのチームめ い
名とユニフォームのい ろ
色をA・Bらんにか
書きます。
ホーム・チームがチームAとなりますが,ホーム・チームのな
いときはプログラムでま え
前にか
書かれているチームをチームA,あ い て
相手チームをチームBとします。
(3)り ょ う
両チームのプレイヤーとこ う た い よ う い ん
交代要員のし め い
氏名とユニフォームば ん ご う
番号
をせ ん し ゅ し め い
選手氏名のらんにか
書きます。
(4)か く
各チームわくのし た
下のコーチらんにそれぞれコーチのし め い
氏名をか
書き
ます。
2 か く
各クォーターがはじまるま え
前に,5に ん
人のプレイヤーにはし ゅ つ じ ょ う じ げ ん
出場時限
①②③④のし ゅ つ じ ょ う
出場するらんに,はっきりしたし ゃ せ ん
斜線/をひきます。
クォーターのと ち ゅ う
途中からこ う た い
交代してゲームにでたプレイヤーにはは ん た い
反対の し ゃ せ ん
斜線\をひきます。
3 プレイヤーとコーチのファウル
(1) プレイヤーのファウル
プレイヤーのファウルは,1か い
回ごとにファウルをしたプレイヤー
のらんにか
書いていきます。
-
- 45 -
A) パーソナル・ファウルはPとし,フリースローがあたえら
れるば あ い
場合はP'とか
書きます。
B) アンスポーツマンライク・ファウルはUとか
書きます。
C) テクニカル・ファウルはTとか
書きます。
(2) コーチのファウル
コーチのテクニカル・ファウルはT,ディスクォリファ
イング・ファウルはDとか
書きます。
(3) コーチにき ろ く
記録されるファウルは,チーム・ファウルにはかぞえま
せん。
(4)か く
各クォーターでおこったファウルは,P,U,T,Dのよ こ
横にちい
さく1,2,3,4のす う じ
数字でそのクォーターをか
書きます。
1クォーターのば あ い
場合:P1 P'1
2クォーターのば あ い
場合:P2 U2 T2
(1) ゲームのおわりにはのこったわくにはっきりとしたせ ん
線をよ こ
横にひき
ます。
4 チーム・ファウル
チーム・ファウルは,それぞれのチームにプレイヤー・ファウルがあ
るたびに,そのクォーターのわくに×をか
書いてす う じ
数字をけしていきます。
5 タイム・アウト
タイム・アウトのわくに×をか
書きます。
つかわなかったわくにはっきりとしたせ ん
線をよ こ
横にひきます。
-
- 46 -
-
- 47 -
6 ランニング・スコア
(1) フィールド・ゴールでと く て ん
得点があったときはと く て ん
得点したチームのラ
ンニング・スコアらんのす う
数じ
字を/でけしていき,となりのらん
にと く て ん
得点をしたプレイヤーのば ん ご う
番号をか
書きます。
(2) フリースローでと く て ん
得点があったときはす う じ
数字を●でぬり,となりわ
くにと く て ん
得点をしたプレイヤーのば ん ご う
番号をか
書きます。
(3)か く
各クォーター,か く
各え ん ち ょ う じ げ ん
延長時限のおわりにか く
各チームのさ い ご
最後のと く て ん
得点を
はっきりと○でかこみ,さ い ご
最後のと く て ん
得点とと く て ん
得点したプレイヤーのば ん ご う
番号のすぐし た
下に1ぽ ん
本のはっきりとしたよ こ せ ん
横線をひきます。
(4) ゲームがおわったときは,か く
各チームのご う け い
合計と く て ん
得点をはっきりと○
でかこみ,さ い ご
最後のと く て ん
得点とと く て ん
得点したプレイヤーのば ん ご う
番号のすぐし た
下に
2ほ ん
本のよ こ せ ん
横線をひきます。
(5) スコアーボードのと く て ん
得点とスコアシートのランニング・スコアが
いつでもあっていなければいけません。もしちがっていてスコ
アシートのほ う
方がた だ
正しいときは,すぐにスコアボードのと く て ん
得点をな
おさなければいけません。
スコアシートにおかしなところがあったり,どちらかのチームからと く て ん
得点についてきいてきたりしたときは,し ん ぱ ん
審判がふ え
笛をならしたときやゲー
ム・クロックがとめられたときに,すぐにし ん ぱ ん
審判にしらせます。
-
- 48 -
-
- 49 -
7 さ い し ゅ う て つ づ
最終手続き
スコアラーはか く
各クォーター,え ん ち ょ う じ げ ん
延長時限がおわったとき,り ょ う
両チームのそ
のクォーターのと く て ん
得点をスコアシートのと く て ん
得点らんにか
書きます。 え ん ち ょ う じ げ ん
延長時限がな ん か い
何回おこなわれても,え ん ち ょ う
延長のところにまとめてご う け い
合計をか
書き
ます。
(1) ゲームがおわったら,か く
各チームでつかわなかったそのれつの
ランニング・スコアのわくに,ひだ り う え
左上からみ ぎ し た
右下にむかってし ゃ せ ん
斜線をひき
ます。
(2)り ょ う
両チームのさ い し ゅ う
最終と く て ん
得点とチームめ い
名をゲームけ っ か
結果のらんにか
書きます。
(3) スコアシートのき ろ く
記録がすべてか
書きおわったら,まずアシスタント・
スコアラーとタイマーがサインし,つ ぎ
次に30びょう
秒オペレイターとス
コアラーがサインをします。さ い ご
最後にふ く し ん
副審とし ゅ し ん
主審のじゅん
順にスコアシー
トにサインをします。
(4)し ゅ し ん
主審がスコアシートをか く に ん
確認し,サインをしたときにゲームがおわ
ります。
-
- 50 -