まとめ資料(第1回勉強会)

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第1回スキルアップ勉強会のまとめと議事録です。プレゼン資料は別ファイルを参照下さい。

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Page 1: まとめ資料(第1回勉強会)

まとめ資料(第 1回スキルアップ勉強会)H23.2.6作成

作成者:名城

【財務諸表の役割】

・ 特定期間の経営成績・財務状況を株主等へ報告する役割

・ 投資の意思決定を行う投資家に対する情報提供

【代表的な財務諸表】

・ 損益計算書(PL):一定期間の経営成績(収益・費用)を表示 → 収益性の分析に活用

・ 貸借対照表(BS):一定時点における財政状態(資産・負債・資本)を表示

           →財務安全性・流動性の分析に活用

・ CF計算書:現金・現金同等物の出入状況を表示

→貸借対照表のうち、CFに特化した分析に活用

【各財務諸表の概要】

・ PL:売上高に始まり、売上総利益(売上高-売上原価)、営業収支(通常の営業活動に

かかる収支)、経常収支(通常の営業活動+金融活動にかかる収支)、当期利益(経

常収支+臨時的・偶発的に発生した収支)の流れで表示される。

・ BS:左側に資産、右上に負債、右下に資本が表示される。

     資産および負債については、短期的(1年以内)な現金化の可否に基づき、流動

資産(負債)、固定資産(負債)に大きく区分される。

     資本については、資金の調達源泉により、資本金・資本剰余金 (出資による資

金)、利益剰余金(企業が得た利益金)に大きく区分される。

・ CF計算書:全CFを、営業活動、投資活動、財務活動の 3つに区分。

【財務諸表を活用した企業分析】

・ 各財務諸表の項目値を使用して様々な企業分析が可能(算式等はプレゼン資料参照)。

【最後に・・・ 】

  財務諸表の活用により、他企業と比較しながら様々な指標を用いて分析が可能である。

  しかし、これら数値による分析(定量分析)はあくまで企業分析の一側面である。企業は、

絶えず変化する社会情勢の中で活動するため、業種、事業の将来性、職場環境等、数値では

表せない事象が与える影響を分析すること(定性分析)も企業経営に大きく関わる。

  定量分析と定性分析をバランス良く行うことが適切な企業分析であり、分析結果を踏

まえた対策を講じることで健全な企業経営が図られる。

  

<余談>「企業分析」の「健全な企業経営」に対する関係を数学的に言えば(一般論)

・ 「企業分析の実施 → 健全な企業経営」は必ずしも成り立たない(十分条件ではない)。

・ 「健全な企業経営 → 企業分析の実施」は成立する(必要条件ではある)。

この関係からも、健全と言われる企業は、適切な企業分析を行った上で、その分析結果

を活用していることが言えるのではないでしょうか。

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まとめ資料(第 1回スキルアップ勉強会)H23.2.6作成

作成者:名城

以上