株式会社 構造計画研究所スタッフ

株式会社 構造計画研究所スタッフ

による信頼性解析

信頼性解析とは

品質を示す最も基本的な指標は、製品の交換や修復が必要になるまでにどの程度の期間持ち堪えるかという点（信頼性）です。

例えば、製品の信頼性を解析し、以下のようなことができます。

• 製品の寿命特性を知る

• 成長曲線を使用し、修復可能システム（システム全体を修復するために部品を交換する）の寿命データを分析する

• 複数の予測変数に起因する故障時間を予測する

ストーリー

ある家電メーカーでは、アイロン製品のコードをより安価な新しいコードに換えたいと考えています。新しいコードの信頼性が、現行の標準コードより高いことを証明する必要があります。

標準コードと新しいコードの故障寿命が、時間単位で記録されています。故障寿命データには、試験途中で打ち切られたデータが含まれています。

試用版 ダウンロード

データ

サンプルデータ ダウンロード

• 新コード部品に ℃のストレスを掛けた寿命

• 新打切り新コードの故障時間に関する打切り情報

• 標準コード部品に ℃のストレスを掛けた時の寿命

• 標準打切り標準コードの故障時間に関する打切り情報

操作

メニューから、統計信頼性 生存時間 分布分析 右打ち切り パラメトリック分布分析 を選択

操作

変数に、 新コードと 標準コード を入力

打 ち 切 り ボ タ ン をクリック

操作

打ち切り列を使用するの枠内に、 新打切りと 標準打切り を入力

打ち切りの値に 打切り と入力（直接タイプ入力、ダブルクォーテーションを含む）

をクリック

操作

グラフボタンをクリック

操作

生存プロット、累積故障プロット、ハザードプロットにチェック

各画面で をクリック

結果の解釈

ワイブル分布に基づく確率密度曲線

データが特定の分布にどの程度当てはまっているか（データ点が予測線にどの程度沿っているか）を評価しています。

今回の場合、ワイブル分布への当てはまりが分かります。（いわゆるワイブルプロットです。）

結果の解釈

ワイブル分布に基づく確率密度曲線

各コードごとのデータ点は、それぞれの中心線（平均的な予測線）に沿っていることから、データはワイブル分布によく当てはまっていると考えられます。

その形状パラメータは、新コードが 、標準コードが

です。

結果の解釈

ワイブル分布に基づく生存曲線

ある時点まで故障していない製品の割合を表す曲線です。

今回の場合、新コードの方が寿命が長いと予測されます。

結果の解釈

ワイブル分布に基づく累積故障曲線

ある時点までに製品が故障する割合を表す曲線です。

今回の場合、 時間経過するまでに標準コードの方が早く、多く故障すると予測されます。

結果の解釈

ワイブル分布に基づく故障率曲線

ある時点での瞬間的な故障率を表す曲線です。

今回の場合、 時間を超えたあたりから、新コードの方が故障する確率が高くなると予測されます。

まとめ

• 新コードと標準コードでは、概ね、新コードの方が信頼性が高い

• ただし、使用時間が長くなる（約 時間以上）と新コードの方が故障率が高くなる

株式会社 構造計画研究所 スタッフ

お問い合わせ

試用版ダウンロード

ホームページ