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概要 株価チャートと移動平均線<週足> <月足> 53 Nomura21 Global 20217月号 7259)アイシン 当社は、1965年にトヨタ系中核自動車部品メーカーであった愛 知工業株式会社と新川工業株式会社が合併したことによりア イシン精機株式会社として設立されました。 トヨタグループの中核をなす自動車部品メーカーであり、オートマ チックトランスミッション(AT)で世界トップシェアを誇ります。ATなど のパワートレイン領域の製品を主力に、幅広い製品分野で事業 を展開しています。売上収益の約6割がトヨタグループ向けとなっ ています。 202141日には、アイシン・エィ・ダブリュ(AW)株式会社と経 営統合し、株式会社アイシンとなり、現在の経営体制となってい ます。 7259 )アイシン <自動車> <所在地別>2021.3期連結) ()セグメント間調整後。会社セグメントでは、エンジンはエンジン関連、パワートレインは ドライブ・トレイン関連、ブレーキ・シャシーはブレーキ・シャシー関連、ボディはボディ関連、 その他は情報関連他、住生活関連、その他の合計値。 (出所)会社資料より野村證券投資情報部作成 <製品別>2021.3期連結) ()決算は連結、2021614日現在の野村證券エクイティ・リサーチ部予想。実績、予想共に国際財務報告基準(IFRS)適用。 (出所)会社資料、野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成 <営業利益> <売上収益> ()2021614日現在の野村證券エクイティ・リサーチ部の予想。 (出所)会社資料より野村證券投資情報部作成 組み入れ日:2021618売上収益構成比 売上収益・営業利益(億円) 1株当たり純利益()ROE() 株価2021614日) 4,860 レーティング Buy 売買単位 100 時価総額 14,321 億円 予想1株当たり配当2022.3期) 190.0 予想配当利回り2022.3期) 3.91 1株当たり純資産2021.3期) 5,697 予想PER2022.3期) 7.4 PBR2021.3期) 0.85 予想ROE2022.3期) 11.0 自己資本比率2021.3期) 38.1 エンジン 9.8% パワートレイン 45.8% ブレーキ ・シャシー 18.2% ボディ 19.6% その他 6.6% 日本 57.7% 北米 14.4% 欧州 9.7% 中国 10.7% アジアその他 7.5% 561 1,453 2,497 2,759 2,974 37,846 35,258 40,515 41,570 42,542 2020.3 21.3 22.3 23.3 24.3 予想 89.3 392.0 653.4 734.6 788.1 1.8% 7.5% 11.0% 11.3% 11.2% 2020.3 21.3 22.3 23.3 24.3 予想 1980 1990 2000 2010 2020 0 2000 4000 6000 8000 2018 2019 2020 2021 2000 3000 4000 5000 6000 7000 5(60ヶ月)移動平均 10(120ヶ月)移動平均 (円) (円) (年) (1)株価は修正株価で、直近値は2021614日現在。(2)株価表記について、20147月以降、一部の銘柄の呼値の単位変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。 具体的には、東京証券取引所の取引で、2014722日以降の株価が5,000円以下、2015924日以降の株価が3,000円以下の値段の刻みが1円未満となった。 (出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成 (年) 13週移動平均 26週移動平均 52週移動平均 18/2 6840 21/6 5060 20/3 2251 18/12 3550 19/4 4940 19/8 2954 19/10 4575 18/2 6840 20/3 2251 08/12 1068 07/11 5020 21/6 5060 89/8 1900 92/8 700

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  • 53

    Nomura21 Global 2021年7月号

    概要

    株価チャートと移動平均線<週足> <月足>

    53

    Nomura21 Global 2021年7月号

    (7259)アイシン

    当社は、1965年にトヨタ系中核自動車部品メーカーであった愛知工業株式会社と新川工業株式会社が合併したことによりアイシン精機株式会社として設立されました。トヨタグループの中核をなす自動車部品メーカーであり、オートマチックトランスミッション(AT)で世界トップシェアを誇ります。ATなどのパワートレイン領域の製品を主力に、幅広い製品分野で事業を展開しています。売上収益の約6割がトヨタグループ向けとなっています。2021年4月1日には、アイシン・エィ・ダブリュ(AW)株式会社と経営統合し、株式会社アイシンとなり、現在の経営体制となっています。

    (7259)アイシン <自動車>

    <所在地別>(2021.3期連結)

    (注)セグメント間調整後。会社セグメントでは、エンジンはエンジン関連、パワートレインはドライブ・トレイン関連、ブレーキ・シャシーはブレーキ・シャシー関連、ボディはボディ関連、その他は情報関連他、住生活関連、その他の合計値。(出所)会社資料より野村證券投資情報部作成

    <製品別>(2021.3期連結)

    (注)決算は連結、2021年6月14日現在の野村證券エクイティ・リサーチ部予想。実績、予想共に国際財務報告基準(IFRS)適用。(出所)会社資料、野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    <営業利益>

    <売上収益>

    (注)2021年6月14日現在の野村證券エクイティ・リサーチ部の予想。(出所)会社資料より野村證券投資情報部作成

    組み入れ日:2021年6月18日

    売上収益構成比 売上収益・営業利益(億円) 1株当たり純利益(円)・ROE(%)

    ①株価(2021年6月14日) 4,860 円②レーティング Buy③売買単位 100 株④時価総額 14,321 億円⑤予想1株当たり配当(2022.3期) 190.0 円⑥予想配当利回り(2022.3期) 3.91 %⑦1株当たり純資産(2021.3期) 5,697 円⑧予想PER(2022.3期) 7.4 倍⑨PBR(2021.3期) 0.85 倍⑩予想ROE(2022.3期) 11.0 %⑪自己資本比率(2021.3期) 38.1 %

    エンジン9.8%

    パワートレイン45.8%

    ブレーキ・シャシー18.2%

    ボディ19.6%

    その他6.6%

    日本57.7%

    北米14.4%

    欧州9.7%

    中国10.7%

    アジアその他7.5%

    561 1,453

    2,497 2,759 2,974

    37,846 35,258 40,515 41,570 42,542

    2020.3 21.3 22.3 23.3 24.3

    予想

    89.3

    392.0

    653.4 734.6

    788.1

    1.8%

    7.5%

    11.0% 11.3% 11.2%

    2020.3 21.3 22.3 23.3 24.3

    予想

    1980 1990 2000 2010 2020 0

    2000

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    2018 2019 2020 2021 2000

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    70005年(60ヶ月)移動平均10年(120ヶ月)移動平均

    (円) (円)

    (年)(注1)株価は修正株価で、直近値は2021年6月14日現在。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単位変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。具体的には、東京証券取引所の取引で、2014年7月22日以降の株価が5,000円以下、2015年9月24日以降の株価が3,000円以下の値段の刻みが1円未満となった。(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

    (年)

    13週移動平均26週移動平均52週移動平均

    18/26840

    21/65060

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    18/26840

    20/32251

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    Nomura21 Global 2021年7月号

    Point

    業績要約表

    トヨタ系列の中核部品メーカーである当社は、トランスミッションやブレーキなど幅広い製品を展開しています。特に、主力製品であるATやパワースライドドアシステムでは世界トップシェアを有しています。近年は、中期的な成長を目指して電動化関連製品にも注力しています。

    足元では、新型コロナによって落ち込んだ自動車需要が、経済正常化に伴い回復している一方、多くの完成車メーカーは半導体不足などの供給面での制約を受け減産を強いられています。

    しかし、トヨタ自動車は高度なサプライチェーン管理により、着実に販売シェアを拡大させています。野村證券では、半導体不足の影響が競合他社に比べ軽微であり、日本や北米、欧州の販売が好調なことから、トヨタ自動車の2022.3期の国内生産台数は前期比+17%になると予想しています。当社売上に占めるトヨタグループ向けの比率は2021.3期で約6割を占めており、好調なトヨタ自動車の好調が業績に寄与すると予想されます。

    2021.3期の当社の売上収益は、新型コロナの影響により前期比-6.8%となりましたが、2022.3期はトヨタ自動車の生産台数増加などから、前期比+14.9%の増収に転じると野村證券では予想しています。

    (7259)アイシン

    好調なトヨタ自動車の恩恵を享受

    1. 好調なトヨタ自動車の恩恵を享受2. 電動化製品への注力3. グループ経営の強化による効率化

    米国、中国市場におけるトヨタ自動車の販売シェア

    (注)全産業の売上収益/営業利益/経常利益/営業利益率/ROEはRussell Nomura Large Cap(除く金融)。全産業のPER/PBRはTOPIX。予想は野村證券エクイティ・リサーチ部(2021年6月14日時点)による。野村予想が無い場合には東洋経済予想で補完。前回予想は2021年3月1日時点の予想。セクター、サブセクターはいずれもRussell Nomuraの業種分類に基づく。(出所)野村證券市場戦略リサーチ部、エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    (注)データは四半期で、直近値は米国が2021年4-6月期、中国が2021年1-3月期。米国の2021年4-6月期は5月までのデータ。(出所)Autodata、中国自動車工業協会(CAAM)より野村證券投資情報部作成

    当社製品事業別の主な製品

    (注1)全てを網羅しているわけではない。売上収益構成比は2021.3期の数値。(注2)ATは自動車やオートバイの変速機の一種で、車速やエンジンの回転速度に応じて変速比を自動的に切り替える機能を備えたトランスミッション。eAxleは、電動車に不可欠なトランスアクスル、モーター、インバーターを一体化した駆動ユニット。電動パーキングブレーキは電気モーターでパーキングブレーキをかける装置。回生協調ブレーキは、制動時に車両の運動エネルギでモーターを回転させることにより電気エネルギーとして回収する装置。(出所)会社資料より野村證券投資情報部作成

    パワートレイン(売上収益構成比45.8%)AT(オートマチックトランスミッション、自動変速機)ハイブリッドトランスミッション(ハイブリッド車用変速機)eAxle(イーアクスル、電気式変速機)

    世界トップシェア

    ブレーキ・シャシー(売上収益構成比18.2%)ディスクブレーキ電動パーキングブレーキ回生協調ブレーキ(電子制御ブレーキシステム)

    電動化製品

    電動化製品

    ボディ(売上収益構成比19.6%)パワースライドドアシステムサンルーフ

    世界トップシェア

    全産業 セクター サブセクター (7259) 全産業 セクター サブセクター (7259)

    自動車 自動車部品 アイシン 自動車 自動車部品 アイシン

    売上高 営業利益率2020年度 -7.5 -11.8 -5.5 -6.8 2020年度 (%) 5.9 5.1 5.2 4.12021年度 9.6 15.4 15.4 14.9 2021年度 (%) 8.0 6.8 8.3 6.2

    営業利益 ROE2020年度 -18.9 -16.7 48.6 158.9 2020年度 (%) 7.8 5.6 5.8 7.52021年度 48.6 53.8 85.2 71.8 2021年度 (%) 9.1 8.9 9.7 11.0

    経常利益 PER2020年度 5.6 -7.7 56.2 213.7 2020年度 (倍) 17.1 13.2 16.3 12.4 前回予想 -3.6 -14.0 45.7 117.8 2021年度 (倍) 14.8 11.4 14.2 7.42021年度 21.8 45.9 74.1 58.0 PBR 前回予想 28.2 50.5 60.0 63.8 実績ベース (倍) 1.34 1.21 1.63 0.85

    (前年度比,%)

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    2010 2012 2014 2016 2018 2020

    (%)

    (年)

    (%)

    米国(左軸)

    中国(右軸)

    https://www.silhouette-ac.com/detail.html?id=118416&ct=&n=&sw=%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88

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    Nomura21 Global 2021年7月号

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    Nomura21 Global 2021年7月号

    電動化製品への注力により、HV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)などの普及に対応できる体制が構築されつつあります。グローバルに環境規制が強化される中、電動車の販売台数増加が見込まれています。電動車の普及は、当社主力のATなどの市場縮小を招き、自動車1台当たりの売上が大きく減少すると懸念されていました。

    2021年4月の決算説明会で会社は、HV1台当たりの売上が、ICE(内燃機関車)に比べ約1割増加するとの見方を示しました。野村證券では、少なくとも2030年まで電動車販売はHVを中心に推移すると予想しています。HVの普及に伴い、当社が手掛けるハイブリッドトランスミッションなどの需要拡大が今後も期待されます。

    加えて同説明会では、EV1台当たり売上が、ATなどで減少する一方、eAxleや電動パーキングブレーキなどの電動化製品が増加することで、ICE1台当たりの売上と比較し、約1割の減少に留まるとの見方を示しました。当社は、パワートレインユニット 販 売台 数に 占 める 電動 化 製品 の 比率 を2021.3期の7%から2024.3期に23%、2031.3期には60%以上にまで高めるとしており、電動化への対応を進めていく方針です。

    また、米国ではバイデン政権がCAFE規制やGHG規制(注)を強化すると予想されます。こうした状況の下、燃費測定値に反映されない燃費改善のため、完成車メーカーはオフサイクルクレジットの取得を目的とした部品購入を増加させると期待されます。当社が手掛けるグリルシャッターなどの省エネ製品の拡販が期待されます。(注)CAFE規制は各企業の総販売車両の平均燃費を抑制する規制。GHG規制は温室効果ガスの排出量の目標を定める規制。

    (7259)アイシン

    電動化製品への注力

    世界の電動車の販売台数推移

    オフサイクルクレジット(イメージ)

    (注)全てを網羅しているわけではない。アクティブエアロダイナミクスは走行時空気抵抗の低減に寄与する技術・部品を指す。グリルシャッターはフロントバンパー下部に取付けられている自動開閉する装置。アクティブエンジンウォームアップは、車両の排気システムからの廃熱を使用してエンジンを暖め、摩擦などを軽減させる。アクティブトランスミッションウォームアップは、車両の排気システムからの廃熱を利用して、トランスミッションオイルを動作温度に素早く温める。(出所)会社資料、野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    (注)2020年度以前は実績。2021年度以降は野村證券の予想(2021年6月8日時点)。RNLとはラッセル野村Large Cap。(出所)野村證券市場戦略リサーチ部、エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    営業利益率 ROE(自己資本利益率)

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    2006 2011 2016 2021

    RNL除く金融 アイシン(%)

    (年度)

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    2006 2011 2016 2021

    RNL除く金融 アイシン(%)

    (年度)

    予想

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    2,000

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    5,000

    6,000

    2016 2018 2020 2022 2024 2026 2028 2030

    (万台)

    (年)

    予想

    ハイブリッド車

    電気自動車

    燃料電池車

    プラグインハイブリッド車

    EV1台当たりのアイシンの売上はICEに対して

    約0.9倍

    HV1台当たりのアイシンの売上はICEに対して

    約1.1倍

    (注)2021年以降の予想は野村證券エクイティ・リサーチ部(2021年6月14日時点)。アイシンの1台当たりの売上は会社想定。ICEは内燃機関車を指す。(出所)野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    オフサイクルクレジット燃費の計測において反映されない燃費改善技術(オフサイクル技術)について評価(クレジットを付与)する制度。

    オフサイクル技術を

    CAFE値に反映

    CAFE値(km/l)

    基準値

    オフサイクルクレジット 関連企業アクティブエアロダイナミクスグリルシャッター アイシン車高調節システム アイシン

    熱マネジメントパッシブ車室空調、アクティブ車室空調 デンソーシート空調 トヨタ紡織、TSテック

    パワートレインの予熱アクティブエンジンウォームアップ、トランスミッションウォームアップ (アイシン)

  • 56

    Nomura21 Global 2021年7月号

    PER(株価収益率) PBR(株価純資産倍率)

    グループ経営の強化による収益性の改善が期待されます。当社は近年、各子会社の自主性を尊重する分社経営からグループ経営にシフトし、子会社の統合などを進めてきました。また2019年4月には、祖業であるミシン事業やベッド事業から撤退するなど、不採算事業の整理にも着手しています。

    そして2021年4月、アイシン精機とアイシンAWが経営統合し、アイシンが誕生しました。アイシン設立を見据え、2019年11月に調達部門の機能統合、2020年4月には営業機能の統合、管理部門や各部の企画機能などの集約を前倒しで実行しています。また、グループ会社間の重複業務解消に向け、国内外の連結子会社の統廃合を順次進めています。2021年4月の決算説明会では、重複機能解消や統廃合の案件51個のうち70%は目途がついたとしています。

    2021.3期は新型コロナを契機としたコスト削減に加え、上述のアイシン設立に向けた構造改革の前倒し効果などが寄与し、950億円の固定費削減を実現させました。こうした固定費削減の効果が寄与し、2021年1-3月期の営業利益は960億円と、四半期ベースで過去最高を更新しました。

    2022.3期以降は、新型コロナの影響による一過性のコスト削減効果が剥落するものの、構造改革の進展に伴う固定費削減や8速ATの増産による原価改善、北米事業の収益体質改善などが収益性向上に寄与するとみられます。野村證券では当社の営業利益率は2021.3期の4.1%から2024.3期に7.0%まで改善すると予想しています。

    当社株のPBRは1倍を下回って推移しています。

    (7259)アイシン

    グループ経営の強化による効率化

    アイシンの組織・事業再編

    (注)全てを網羅しているわけではない。(出所)会社資料より野村證券投資情報部作成

    売上収益と営業利益率の推移

    (注)PERは今期野村予想ベース。TOPIXについては、野村予想が無い場合には東洋経済予想で補完する。図中個別銘柄の値がマイナス、左縦軸の最大値を著しく超えている、野村予想が無い、などの場合、表示していない。決算期末まで3ヶ月を切る場合には、来期予想を用いている。PBRは前期実績ベース。網掛け部分は平均から±1標準偏差の範囲(統計的に約3分の2の確率で収まる範囲)を示す。PERの標準偏差の範囲は、株式益利回り(PERの逆数)で計算の後割り戻しているため、上下対称でない。データは月次で、直近の値は2021年6月8日。(出所)野村證券市場戦略リサーチ部、エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成 (農塚 壮志、大坂 隼矢)

    (注)2022.3期以降の予想は野村證券エクイティ・リサーチ部(2021年6月14日時点)。(出所)野村證券エクイティ・リサーチ部より野村證券投資情報部作成

    2019年1月 九州子会社2社の管理部門統合

    2019年4月

    デンソーなどと自動運転の統合制御ソフトの共同出資会社設立デンソーと電動化製品の開発販売で折半出資会社設立アイシンAWとアイシンAIの変速機2社を統合ミシンとベッド事業の撤退を発表

    2019年10月 「アイシン・コムクルーズ」など車載用ソフト会社2社を統合し、「アイシン・ソフトウェア」を設立

    2019年11月 アイシンAW系の中国子会社2社の統合を発表。パワートレインの技術開発と車載用ソフト設計を一体2020年4月 アイシンAW系の設備子会社2社を統合

    2020年8月国内研究開発法人3社を統合アイシン精機とアイシンAWの韓国の営業法人2社の統合を発表

    2021年4月 アイシン精機とアイシンAWが統合し、「アイシン」が誕生

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    TOPIX銘柄PER平均アイシン

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    TOPIX銘柄PBR平均アイシン

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    2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 2022.3 2023.3 2024.3

    (兆円)

    (期)

    予想

    営業利益率(右軸)

    売上収益(左軸)

    (%)