浜松市楽器博物館レクチャーコンサート 2013 · 2014-07-17 · no.147...

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No.147 悠久のペルシア、音の錦、雅なるサントゥール 2013 レクチャ コンサ No.144~147 浜松市楽器博物館 No.144 メロディック・バンジョー ~名手ビル・キースを迎えて~ ビル・キース (バンジョー) 有田純弘 (バンジョー、ギター) 渡辺三郎 (解説) 2013.4.19(金)7:00pm 楽器博物館天空ホール 一般3000円 学生1000円  チケット発売2.19(火) フォギー・マウンテン・ブレイクダウン  チュニジアの夜  キャラバン Devil's Dream Sailor's Hornpipe ほかブルーグラス、ジャズ、スコティッシュ/アイリッシュなどから名曲を。 1963年にバンジョーの革命的演奏手法であるメロディック奏法を開発し、後のギター奏法にも大きな影響を及ぼした通称 「キース・スタイル」の創始者ビル・キースを迎えます。黒人文化と白人文化の融合から生まれたバンジョー。アフリカとヨー ロッパの音が共鳴して生まれるリズムとコード。19世紀前半に始まるアメリカ大衆(ポップ)音楽。その200年の歴史を、黒人、 白人双方の文化背景や産業革命前後の楽器変遷(博物館所蔵品)を織り交ぜて、世界的バンジョー奏者ビル・キース、日本バン ジョー界の第一人者でジャズ・ルーツ系ギタリストとしても活躍の有田純弘、そして、月刊ブルーグラス・ジャーナル『ムーンシャ イナー』編集長渡辺三郎の演奏と解説でご案内します。 佐野健二 (ルネサンスリュート、アーチリュート) 平井満美子 (ソプラノ) 奥田直美 (リコーダー)  2013.4.26(金)7:00pm 楽器博物館天空ホール 一般2500円 学生1000円 チケット発売 2.26(火) シェイクスピアの音楽 柳の歌  緑の木の下で お気に召すまま 十二夜 フリードリヒ大王/フルート・ソナタ 第154番 ホ短調 C.Ph.E.バッハ/フルート・ソナタ ト長調 Wt.134 F.ベンダ/オブリガート・チェンバロとフルートの為のソナタ ト長調 作品3‐1 J.J.クヴァンツ/無伴奏フルートの為の、大王の為の練習曲集から ほか パーセルの音楽 こよなく美しい島 つかの間の音楽 嘆きの歌  ほか 16世紀から17世紀の初め、シェイクスピアの時代、音楽は貴族から庶民まで広く浸透し、語学、文学、演劇同様、教養のひとつ でした。王侯貴族はリュートを嗜む事を自慢とし、庶民は簡素なギターをかき鳴らし、日常の悲喜交々を楽の音に託していまし た。17世中頃以降、バロックの時代、大作曲家ヘンリー・パーセルが現れました。彼の音楽で特に注目すべきは劇場音楽。創造 性に富む旋律と声楽曲における英語の表現が特色で、当時、歌に最も寄り添える楽器とされていたリュートは、パーセルの声楽 曲に於いても、最もサロン的な伴奏楽器として愛好されました 有田正広 (フルート) 有田千代子 (チェンバロ) 世界にわずかしか残っていない、楽器博物館所蔵の、フリードリヒ大王ゆかりのフルート (1763年以降C.F.フライヤー1世製作のクヴァンツ・フルート)ほかを使用します。 啓蒙専制君主として知られるプロシア王国のフ リードリヒ大王(1712~1786)は、国王として政 治や軍事の才能に秀でていただけでなく、フルー トの演奏や作曲をはじめとする芸術や学問にお いてもまた優れた才能を持っていました。大王とフ ルートの師ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697~ 1773)の生涯を振り返りながら、二人の作品を味 わいます。フルートとその音楽にとって古典であり 原点である2鍵フルートの演奏と解説は、多くのフ ルート愛好家に大きな示唆を与えることでしょう。 ペルシア古典音楽は、その理論と演奏において、世 界で最も複雑で美しい音楽のひとつでしょう。古 典文学と結びついた声楽はもちろん、微分音を用 いて奏でられる器楽もまた、この上なく繊細で優 雅な旋律を奏でます。数ある楽器の中でも、小さ な木のバチで弦を打ち鳴らすサントゥールの響き は格別。40年以上日本に住み、ペルシア音楽と文 化の普及に努められてきたアナビアンさん母娘と その仲間をお招きして、数千年のペルシア文化に 触れていただきます。 コンサート 2013.5.5(日)6:30pm 楽器博物館天空ホール 一般2500円 学生1000円 チケット発売 2.28(木) 全て自由席です。 未就学児の入場はご遠慮下さい。 公演中の写真撮影、録音録画は禁止です。 チケットは楽器博物館 アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ  http://www.hcf.or.jp/shop/index.html 他にて発売。 電話予約は楽器博物館へどうぞ。当日券は残席がある場合のみ発売します。 主 催:浜松市楽器博物館 公益財団法人浜松市文化振興財団  問合せ:浜松市楽器博物館 TEL:053-451-1128  メール:wakuwaku@gakkihaku.jp  ホームページ:http://www.gakkihaku.jp レクチャー 「悠久のペルシア~素顔のイラン」 2013.5.5(日) 2:00.pm アクトシティ研修交流センター 受講料 1000円 要申込 3.5(火)より電話で楽器博物館へ。 (聴講料は当日受付にてお支払い下さい。5日夜のコンサートのチケットをお持ちの方は無料です) プーリー・アナビアン (サントゥール) 谷正人 (サントゥール) 河村真衣 (サントゥール) ダリア・アナビアン (レクチャー) ファリバー  デイラマン  ファーヌース   ほかペルシア古典曲と現代曲を演奏します。 コンサート  2013.4.28(日)2:00pm アクトシティ音楽工房ホール 一般 2500円 学生1000円 チケット発売 2.28(木) レクチャー 2013.4.27(土)2:00pm アクトシティ音楽工房ホール 聴講料 1000円 要申込 2.28(木)より電話 で楽器博物館へどうぞ。 (聴講料は当日受付にてお支払い 下さい。28日のコンサートのチケットをお持ちの方は無料です) No.145 リュートの歴史 ~シェイクスピアからパーセルへ・イギリスの劇音楽をたどる No.146 プロイセン王国・フリードリヒ大王の生涯と音楽 関連企画展 「悠久のペルシア~錦と陶の美7000年~」 4.21(日)~6.30(日)

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Page 1: 浜松市楽器博物館レクチャーコンサート 2013 · 2014-07-17 · No.147 悠久のペルシア、音の錦、雅なるサントゥール レクチャーコンサート

No.147悠久のペルシア、音の錦、雅なるサントゥール

2013レクチャーコンサート No.144~147浜松市楽器博物館No.144メロディック・バンジョー ~名手ビル・キースを迎えて~ビル・キース(バンジョー) 有田純弘(バンジョー、ギター) 渡辺三郎(解説)

■2013.4.19(金)7:00pm 楽器博物館天空ホール ■一般3000円 学生1000円  チケット発売2.19(火)

フォギー・マウンテン・ブレイクダウン  チュニジアの夜  キャラバン Devil's Dream Sailor's Hornpipeほかブルーグラス、ジャズ、スコティッシュ/アイリッシュなどから名曲を。1963年にバンジョーの革命的演奏手法であるメロディック奏法を開発し、後のギター奏法にも大きな影響を及ぼした通称「キース・スタイル」の創始者ビル・キースを迎えます。黒人文化と白人文化の融合から生まれたバンジョー。アフリカとヨーロッパの音が共鳴して生まれるリズムとコード。19世紀前半に始まるアメリカ大衆(ポップ)音楽。その200年の歴史を、黒人、白人双方の文化背景や産業革命前後の楽器変遷(博物館所蔵品)を織り交ぜて、世界的バンジョー奏者ビル・キース、日本バンジョー界の第一人者でジャズ・ルーツ系ギタリストとしても活躍の有田純弘、そして、月刊ブルーグラス・ジャーナル『ムーンシャイナー』編集長渡辺三郎の演奏と解説でご案内します。

佐野健二(ルネサンスリュート、アーチリュート) 平井満美子(ソプラノ) 奥田直美(リコーダー) 

■2013.4.26(金)7:00pm 楽器博物館天空ホール ■一般2500円 学生1000円 チケット発売 2.26(火)

シェイクスピアの音楽柳の歌  緑の木の下で お気に召すまま 十二夜

フリードリヒ大王/フルート・ソナタ 第154番 ホ短調 C.Ph.E.バッハ/フルート・ソナタ ト長調 Wt.134 F.ベンダ/オブリガート・チェンバロとフルートの為のソナタ ト長調 作品3‐1 J.J.クヴァンツ/無伴奏フルートの為の、大王の為の練習曲集から ほか

パーセルの音楽こよなく美しい島 つかの間の音楽 嘆きの歌  ほか

16世紀から17世紀の初め、シェイクスピアの時代、音楽は貴族から庶民まで広く浸透し、語学、文学、演劇同様、教養のひとつでした。王侯貴族はリュートを嗜む事を自慢とし、庶民は簡素なギターをかき鳴らし、日常の悲喜交々を楽の音に託していました。17世中頃以降、バロックの時代、大作曲家ヘンリー・パーセルが現れました。彼の音楽で特に注目すべきは劇場音楽。創造性に富む旋律と声楽曲における英語の表現が特色で、当時、歌に最も寄り添える楽器とされていたリュートは、パーセルの声楽曲に於いても、最もサロン的な伴奏楽器として愛好されました

有田正広(フルート)有田千代子(チェンバロ)

世界にわずかしか残っていない、楽器博物館所蔵の、フリードリヒ大王ゆかりのフルート(1763年以降C.F.フライヤー1世製作のクヴァンツ・フルート)ほかを使用します。

啓蒙専制君主として知られるプロシア王国のフリードリヒ大王(1712~1786)は、国王として政治や軍事の才能に秀でていただけでなく、フルートの演奏や作曲をはじめとする芸術や学問においてもまた優れた才能を持っていました。大王とフルートの師ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697~1773)の生涯を振り返りながら、二人の作品を味わいます。フルートとその音楽にとって古典であり原点である2鍵フルートの演奏と解説は、多くのフルート愛好家に大きな示唆を与えることでしょう。

ペルシア古典音楽は、その理論と演奏において、世界で最も複雑で美しい音楽のひとつでしょう。古典文学と結びついた声楽はもちろん、微分音を用いて奏でられる器楽もまた、この上なく繊細で優雅な旋律を奏でます。数ある楽器の中でも、小さな木のバチで弦を打ち鳴らすサントゥールの響きは格別。40年以上日本に住み、ペルシア音楽と文化の普及に努められてきたアナビアンさん母娘とその仲間をお招きして、数千年のペルシア文化に触れていただきます。

■コンサート 2013.5.5(日)6:30pm 楽器博物館天空ホール 一般2500円 学生1000円 チケット発売 2.28(木)

■全て自由席です。■未就学児の入場はご遠慮下さい。■公演中の写真撮影、録音録画は禁止です。■チケットは楽器博物館 アクトシティチケットセンター、浜松市文化振興財団オンラインショップ  http://www.hcf.or.jp/shop/index.html 他にて発売。 電話予約は楽器博物館へどうぞ。当日券は残席がある場合のみ発売します。

主 催:浜松市楽器博物館 公益財団法人浜松市文化振興財団 問合せ:浜松市楽器博物館 TEL:053-451-1128 メール:wakuwaku@gakkihaku.jp  ホームページ:http://www.gakkihaku.jp

■レクチャー 「悠久のペルシア~素顔のイラン」 2013.5.5(日) 2:00.pm アクトシティ研修交流センター 受講料 1000円 要申込 3.5(火)より電話で楽器博物館へ。 (聴講料は当日受付にてお支払い下さい。5日夜のコンサートのチケットをお持ちの方は無料です)

プーリー・アナビアン(サントゥール) 谷正人(サントゥール) 河村真衣(サントゥール)ダリア・アナビアン(レクチャー)

ファリバー  デイラマン  ファーヌース  ほかペルシア古典曲と現代曲を演奏します。

■コンサート  2013.4.28(日)2:00pm アクトシティ音楽工房ホール 一般 2500円 学生1000円 チケット発売 2.28(木)

■レクチャー 2013.4.27(土)2:00pm アクトシティ音楽工房ホール 聴講料 1000円 要申込 2.28(木)より電話 で楽器博物館へどうぞ。 (聴講料は当日受付にてお支払い 下さい。28日のコンサートのチケットをお持ちの方は無料です)

No.145リュートの歴史 ~シェイクスピアからパーセルへ・イギリスの劇音楽をたどる

No.146プロイセン王国・フリードリヒ大王の生涯と音楽

悠 関連企画展「悠久のペルシア~錦と陶の美7000年~」 4.21(日)~6.30(日)

Page 2: 浜松市楽器博物館レクチャーコンサート 2013 · 2014-07-17 · No.147 悠久のペルシア、音の錦、雅なるサントゥール レクチャーコンサート

1939年マサチューセッツ州ボストン生まれ。50年前の1963年3月、ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズで録音した“Devil's Dream”と“Sailor's Hornpipe”により、世界中に5弦バンジョーによる「メロディック奏法(キース・スタイル)」の創始者として知られる。教育者としても高い評価を持ち、1968年に発表されたブルーグラス・バンジョーのバイブルとされるアール・スクラッグス教則本『Earl Scruggs and the 5 String Banjo』の実質的な著者である。2001年、自身の音楽理論を生徒であるジム・ドビルとともにまとめた著書『The Natural Way To Music』を発表。現在、2012年10月から2013年にかけて、2006年につづいて二度目になる『Banjo Summit 2』に、ベラ・フレック、トニー・トリシュカらと米国東部の大学コンサートホールを中心にツアー中。http://www.beaconbanjo.com/

1957年大阪府生まれ。ブルーグラスを始めとするルーツ音楽からジャズ、ポップスまで、ジャンルの枠を超えて活動するアコースティック・ミュージシャン。バークリー音楽大学在学中の1985年に全米バンジョー・チャンピオンシップ(KS州ウインフィールド)で邦人初の優勝。約6年に渡る米国、欧州での演奏活動を経て、現在は都内を中心にギター、マンドリン、ドブロ、ウクレレ等マルチ弦楽器奏者として活躍のほか、バンジョー奏者としての活動も行っている。ベラ・フレック、トニー・トリシュカ、小野リサ、森山良子、古澤巌、サザンオールスターズなど多くのアーティストと共演。「ジャンゴ・ラインハルト奏法」等の教則DVD(リットーミュージック)発表。雑誌「アコースティックギターマガジン」コラムニスト。洗足学園音楽大学ジャズコースで講師も務めている。

英国・ギルドホール音楽院首席卒業。ギターを岡本一郎、H.クワイン、B.オー、J.ブリームの各氏、リュートをA.ルーリー、N.ノース、J.リンドベルイの各氏に師事。演奏活動に対し、「ジョン・クリフォード・ペティカン賞」「ロンドン芸術協会選出1978年度新人音楽家」「大阪文化祭奨励賞」「音楽クリティック・クラブ新人賞」「神戸灘ライオンズクラブ音楽賞」「大阪文化祭賞」(二回)を受ける。現在、ルネサンス、バロック期の撥弦楽器を中心に、独奏・伴奏・通奏低音奏者として演奏、録音活動を行っているが、そのレパートリーは民族音楽より現代音楽にまで及んでいる。相愛大学非常勤講師。アーリーミュージックカンパニー、EMC Lute レコード主宰。

和歌山県生まれ。大阪音楽大学短期大学部フルート専攻卒業。イギリス・ギルドホール音楽院大学院課程古楽科(リコーダー)を演奏家ディプロマを授与され卒業。リコーダーを中村洋彦、向江昭雅、パメラ・トービー、ピアーズ・アダムス、フラウト・トラヴェルソとバロック奏法をスティーヴン・プレストンの各氏に師事。昨年よりイギリスに拠点を移し、日本でも各地で演奏活動を行う。ソロCD『Airs Anglois エール・アングロワ』(EMCレコード)は、音楽雑誌レコード芸術の推薦盤に選ばれる。現在イギリス在住。

神戸女学院大学音楽学部声楽科卒業。卒業後、古楽の演奏に興味を移し研究を始め、E.カークビー、J.キャッシュ、C.ボットらに学ぶ。現在、ルネサンスよりバロックを中心に、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツの幅広いレパートリーを持つ、数少ない古楽の歌い手として活動している。多くのコンサートと録音を行い、その演奏は新聞、音楽誌等にて常に高く評価されている。現在までに発売された佐野健二とのデュオCD全ては雑誌「レコード芸術」「音楽現代」等の推薦盤に選ばれ、デュオリサイタルに対しては「大阪文化祭本賞」を受賞している。NHK文化センター講師。アーリーミュージックカンパニー主宰。

世界を代表するフルート奏者。1972年桐朋学園大学首席卒業。ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)を最高栄誉賞付プミエプリにて卒業。デン・ハーグ王立音楽院(オランダ)を最高栄誉賞付ソリスト・ディプロマを得て卒業。75年ブリュージュ国際古楽コンクール1位。18世紀オーケストラ(オランダ)やイングリッシュ・コンサート(イギリス)のソリストを務めるなど国内外の名手たちとの共演は多数。ルネサンスから現代までの楽器を駆使してリサイタルや室内楽で意欲的に活動。1989年東京バッハ・モーツァルト・オーケストラを結成。1990年サントリー音楽賞受賞。現在昭和音楽大学教授、同ピリオド音楽研究所長、桐朋学園大学特任教授、クラシカル・プレイヤーズ東京指揮者。

桐朋学園大学卒業。ピアノを井口秋子、チェンバロを鍋島元子、室内楽を斉藤秀雄に学ぶ。74年モンス王立音楽院(ベルギー)に留学、チェンバロをロベール・コーネン、ソロの室内楽をヴィーラント・クイケンに学ぶ。74年に栄誉賞付プルミエプリにて卒業。さらに77年には最高栄誉賞付ハイ・ディプロマを授与される。日本を代表するチェンバロ奏者としてソロやアンサンブルで活躍。CD「フランス・バロックの室内楽」(文化庁芸術祭優秀賞受賞)など数多くのレコーディングに参加。桐朋学園大学教授、国立音楽大学講師などを歴任。現在桐朋学園大学特任教授。

テヘラン生まれ。5歳からペルシャ伝統楽器サントゥール奏者として、放送やコンサートに出演。イラン国立テヘラン大学音楽学部ピアノ科卒業。1972年来日。1978年日本初のペルシャ語会話辞典「みんなのペルシャ語」出版。83年放送のNHKドラマ「壬生の恋歌」の主題歌をはじめ、みんなのうたの「イランの子守歌」やFM番組に出演。NHK文化センター公開講座「シルクロードの音楽」のレクチャーコンサートなど各地で1000回以上の演奏を行う。93年には鳥取「アジア博物館・井上靖記念館」の設立で「アナビアン館」を企画し大きく貢献した。95年に浜松市楽器博物館中東古典楽器コレクションを選定。02年春放映のNHK「ハローニッポン」では、演奏活動に留まらず日本・イラン間の幅広い文化交流を担う第一人者として紹介された。ペルシャ書道と日本書道の合同展示会や、アゼルバイジャン地方の民族舞踊、ペルシャの伝統楽器を紹介するイラン国立放送管弦楽団などイランから多くの芸術家や文化団体を日本に招いた。83~13年の30年間にわたり大阪音楽大学にてサントゥールの講師を勤め多くのサントゥール奏者を育てた。http://www.anavian.jp

大阪音楽大学およびイラン国立芸術大学(サントゥール)卒業。京都市立芸術大学大学院修士課程及び大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(音楽学)。1998年第1回イラン学生音楽コンクールサントゥール独奏部門奨励賞受賞。現在、神戸学院大学人文学部芸術文化コース専任講師。著書に『イラン音楽̶声の文化と即興̶』(青土社2007年、第25回田邉尚雄賞受賞)など。

サントゥール奏者。大阪府池田市生まれ。4歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始める。2000年大阪音楽大学作曲学科作曲専攻卒業。2003年、日本音楽コンクール作曲部門、現代音楽作曲新人賞入選。04年、同大学院音楽研究科作曲専攻修了。05年、名古屋文化振興賞、日本交響楽振興財団賞受賞、08年、武生国際作曲賞受賞。大学在学中にサントゥールの神秘的な音色に魅せられ、プーリー・アナビアン氏に師事。日本人でたった一人のサントゥールバス演奏者として師とともに日本各地・イランでも演奏するなど、幅広いジャンルにおいて作曲・編曲・演奏活動を行う。

テヘラン生まれ。古美術商の両親と来日する。神戸の国際学校カナディアン・アカデミー、ニューヨークのファッション専門学校フレンチ・アカデミーを卒業。1988年に帰国後、NHKテレビ番組「シルクロードロマンの旅」のレポーター、ABCラジオ「旅のハーモニー」のレポーターなどを務める。1997年以降は、主に警察署、検察庁、裁判所、入国管理局にてペルシャ語の通訳を務める。自治体の人権講座や文化センター、大学や高校など各地でペルシャの歴史及びイランの現状について講演も行う。03年「NHKステラウィークリー」にエッセイ連載。07年ホテル日航茨木にてペルシャ伝統菓子「ダリア・オリジナル・デザート」を共同開発販売。料理教室など、多方面でペルシャ文化の紹介に務めている。

1949年兵庫県宝塚市生まれ。83年創刊の月刊ブルーグラス・ジャーナル『ムーンシャイナー』誌編集長。71年高校時代から始めたブルーグラス45のバンジョー奏者として全米ツアー、米レベル社にアルバム2枚を残して帰国後ブルーグラスとオールドタイム音楽を専門にしたレコード通販「B.O.M.サービス」を始め、同時にインディー・レーベル「レッド・クレイ・レコード」創立。トニー・ライスのデビュー作や日米ブ

ルーグラス・アーティストの紹介に努める。72年野外フェスティバル「宝塚ブルーグラス・フェス」を開始、現在ブルーグラス・フェスとしては世界で3番目に古い歴史を誇る。95年IBMA(国際ブルーグラス音楽協会)より生涯功労賞受賞。96年より5年間テネシー州ナッシュビルのIBMA理事。『ムーンシャイナー誌』の発行で1998年度IBMA最優秀ブルーグラス出版人賞を受賞。

ビル・キース 有田純弘 ありたよしひろ

渡辺三郎 わたなべさぶろう 佐野健二 さのけんじ

奥田直美 おくだなおみ 平井満美子 ひらいまみこ

有田正広 ありたまさひろ 有田千代子 ありたちよこ

プーリー・アナビアン 谷正人 たにまさと

河村真衣 かわむらまい ダリア・アナビアン